JP2023127947A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体の重心位置によって装置本体が別姿勢をとる方向に回転し易くなり、これにより装置本体の姿勢を保持する手段に大きな力が掛かり、姿勢が安定しない虞がある。【解決手段】画像読取装置は、装置の載置面に載置される本体支持部と、本体支持部に支持される装置本体と、原稿を読み取る読取部と対向する読み取り搬送路と、を備え、装置本体は、本体支持部に対し回転軸を中心に回転可能であって、回転することで第1姿勢と、読み取り搬送路が載置面と成す角度が第1姿勢より小さくなる第2姿勢とに切り替え可能であり、装置本体の重心位置は、回転軸の軸中心よりも鉛直上方にあり、装置奥行き方向において装置本体の重心位置は、装置本体が第1姿勢をとる際、軸中心よりも装置前方に位置し、装置本体が第2姿勢をとる際、軸中心よりも装置後方に位置する。【選択図】図4

Description

本発明は、媒体の画像を読み取る画像読取装置に関する。
画像読取装置の一例としてシートフィードタイプのスキャナーがある。特許文献1記載のスキャナーは、支持台に対して装置本体が回転可能に設けられ、装置本体の回転によって設置面に対する紙経路の傾斜を切り換え可能に構成されている。特許文献1記載のスキャナーにおいて装置本体の姿勢は、ラッチ機構によって保持される。
特表2009-527143号公報
装置本体の重心位置が回転中心から離れていると、装置本体が別姿勢をとる方向に回転し易くなり、このことによって装置本体の姿勢を保持する手段に大きな力が掛かり、姿勢が安定しなかったり、装置本体の姿勢を保持する手段が大掛かりとなって装置の大型化やコストアップを招く虞がある。
上記課題を解決する為の、本発明の画像読取装置は、装置の載置面に載置される本体支持部と、前記本体支持部に支持される装置本体と、前記装置本体において原稿を搬送する原稿搬送路であって、原稿を読み取る読取部と対向する読み取り搬送路と、を備え、前記装置本体は、前記本体支持部に対し回転軸を中心に回転可能であって、回転することで第1姿勢と、前記読み取り搬送路が前記載置面と成す角度が前記第1姿勢より小さくなる第2姿勢とに切り替え可能であり、前記装置本体の重心位置は、前記回転軸の軸中心よりも鉛直上方にあり、前記回転軸の軸方向及び鉛直方向と交差する方向である装置奥行き方向において前記装置本体の重心位置は、前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置前方に位置し、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置後方に位置することを特徴とする。
装置本体が通常読み取り姿勢にあるスキャナーの外観を前方から視た斜視図。 装置本体が通常読み取り姿勢にあるスキャナーの原稿搬送路を幅方向から視た図。 装置本体が冊子読み取り姿勢にあるスキャナーの原稿搬送路を幅方向から視た図。 装置本体が通常読み取り姿勢にあるスキャナーの外観を幅方向から視た図。 装置本体が冊子読み取り姿勢にあるスキャナーの外観を幅方向から視た図。 姿勢保持手段の斜視図であって、(A)は装置本体が通常読み取り姿勢にある状態を示す図、(B)は装置本体が冊子読み取り姿勢にある状態を示す図。 装置本体の姿勢を規定する当接部の正面図であって、(A)は装置本体が通常読み取り姿勢にある状態を示す図、(B)は装置本体が冊子読み取り姿勢にある状態を示す図。 装置本体が通常読み取り姿勢にある際の装置本体の重心位置の変化を示す図。 装置本体が冊子読み取り姿勢にある際の装置本体の重心位置の変化を示す図。 装置本体の各姿勢と各状態での重心位置を示すプロット図。 装置本体を平面視した際の装置本体の重心位置を示す図であって、(A)は装置本体が通常読み取り姿勢にある状態を示す図、(B)は装置本体が冊子読み取り姿勢にある状態を示す図。 他の実施形態に係る装置本体を示す図。 他の実施形態に係る装置本体を示す図。 他の実施形態に係る装置本体を示す図。 他の実施形態に係るスキャナーの外観を前方から視た斜視図。
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る画像読取装置は、装置の載置面に載置される本体支持部と、前記本体支持部に支持される装置本体と、前記装置本体において原稿を搬送する原稿搬送路であって、原稿を読み取る読取部と対向する読み取り搬送路と、を備え、前記装置本体は、前記本体支持部に対し回転軸を中心に回転可能であって、回転することで第1姿勢と、前記読み取り搬送路が前記載置面と成す角度が前記第1姿勢より小さくなる第2姿勢とに切り替え可能であり、前記装置本体の重心位置は、前記回転軸の軸中心よりも鉛直上方にあり、前記回転軸の軸方向及び鉛直方向と交差する方向である装置奥行き方向において前記装置本体の重心位置は、前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置前方に位置し、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置後方に位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記装置本体の重心位置が、前記回転軸の軸中心よりも鉛直上方にある構成において、前記装置奥行き方向において前記装置本体の重心位置が、前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置前方に位置することから、重力の作用によって前記装置本体の自重が前記第1姿勢を維持する方向に作用する。即ち、前記装置本体が前記第1姿勢にある際に、前記装置本体の自重が前記第2姿勢に切り換わろうとする方向に作用しない。前記装置本体が前記第2姿勢にある際も同様であり、前記装置本体が前記第2姿勢にある際に、前記装置本体の自重が前記第1姿勢に切り換わろうとする方向に作用しない。以上により前記装置本体の姿勢が安定し、ひいては前記装置本体の姿勢を保持する手段の大型化やコストアップを抑制できる。
第2の態様は、第1の態様に記載の画像読取装置において、前記装置本体は、前記装置本体に対して収納された状態と前記装置本体から展開された状態とをとり得るトレイであって、前記装置本体から展開された状態において前記軸中心よりも前記装置奥行き方向において装置後方に位置する給送トレイを備え、前記装置奥行き方向において前記装置本体の重心位置は、前記給送トレイの状態に拘わらず、前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置前方に位置し、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置後方に位置することを特徴とする。
前記装置本体に対して収納された状態と前記装置本体から展開された状態とをとり得る給送トレイを備えた構成では、前記給送トレイの状態によって前記装置本体の重心位置が変化する場合がある。しかしながら本態様によれば、前記装置奥行き方向において前記装置本体の重心位置は、前記給送トレイの状態に拘わらず、前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置前方に位置し、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置後方に位置する為、前記給送トレイの状態に拘わらず上述した第1の態様の作用効果を得ることができる。
第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記装置本体は、前記読み取り搬送路の下側を構成する第1ユニットと、前記読み取り搬送路の上側を構成するユニットであって、前記第1ユニットに対して開閉可能な第2ユニットと、を備え、前記装置奥行き方向において前記装置本体の重心位置は、前記第2ユニットの開閉状態に拘わらず、前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置前方に位置し、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置後方に位置することを特徴とする。
前記装置本体が、前記読み取り搬送路の下側を構成する第1ユニットと、前記読み取り搬送路の上側を構成するユニットであって、前記第1ユニットに対して開閉可能な第2ユニットとを備えた構成では、前記第2ユニットの開閉状態により、前記装置本体の重心位置が変化する場合がある。しかしながら本態様によれば、前記装置奥行き方向において前記装置本体の重心位置は、前記第2ユニットの開閉状態に拘わらず、前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置前方に位置し、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置後方に位置する為、前記第2ユニットの開閉状態に拘わらず上述した第1の態様の作用効果を得ることができる。
第4の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記装置本体は、前記読み取り搬送路の下側を構成する第1ユニットと、前記読み取り搬送路の上側を構成するユニットであって、前記第1ユニットに対して開閉可能な第2ユニットと、前記読み取り搬送路より下流の原稿搬送路を形成するユニットであって、前記第1ユニットと前記第2ユニットの双方に対して回転可能な第3ユニットと、を備え、前記装置奥行き方向において前記装置本体の重心位置は、前記第3ユニットの開閉状態に拘わらず、前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置前方に位置し、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置後方に位置することを特徴とする。
前記装置本体が、前記読み取り搬送路より下流の原稿搬送路を形成するユニットであって、前記第1ユニットと前記第2ユニットの双方に対して回転可能な第3ユニットを備える構成では、前記第3ユニットの開閉状態により、前記装置本体の重心位置が変化する場合がある。しかしながら本態様によれば、前記装置奥行き方向において前記装置本体の重心位置は、前記第3ユニットの開閉状態に拘わらず、前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置前方に位置し、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置後方に位置する為、前記第3ユニットの開閉状態に拘わらず上述した第1の態様の作用効果を得ることができる。
第5の態様は、第3のまたは第4の態様において、前記第1ユニットの重心位置は、少なくとも前記装置本体が前記第2姿勢にある際に、前記装置奥行き方向において前記軸中心よりも装置後方に位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記第1ユニットの重心位置は、少なくとも前記装置本体が前記第2姿勢にある際に、前記装置奥行き方向において前記軸中心よりも装置後方に位置することから、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際、前記装置本体の重心位置が前記軸中心よりも装置後方に位置し易い構成とすることができる。
第6の態様は、第3から第5の態様のいずれかにおいて、前記第2ユニットの重心位置は、少なくとも前記装置本体が前記第1姿勢にある際に、前記装置奥行き方向において前記軸中心よりも装置前方に位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記第2ユニットの重心位置は、少なくとも前記装置本体が前記第1姿勢にある際に、前記装置奥行き方向において前記軸中心よりも装置前方に位置することから、前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記装置本体の重心位置が前記軸中心よりも装置前方に位置し易い構成とすることができる。
第7の態様は、第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記装置本体は、前記第1姿勢をとる際に前記装置奥行き方向において前記軸中心よりも装置前方に位置する錘であって、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際に前記装置奥行き方向において前記軸中心よりも装置後方に位置する錘を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記装置本体は、前記第1姿勢をとる際に前記軸中心よりも装置前方に位置する錘であって、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際に前記軸中心よりも装置後方に位置する錘を備えることから、前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記装置本体の重心位置が前記軸中心よりも装置前方に位置し易く、且つ、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際、前記装置本体の重心位置が前記軸中心よりも装置後方に位置し易い構成とすることができる。
第8の態様は、第1から第7の態様のいずれかにおいて、前記装置奥行き方向において前記装置本体の前面に設けられる部位であって、ユーザーからの操作を受け付ける操作部を備え、前記操作部は、ユーザーにより押圧された際に前記装置本体を前記第1姿勢に向けて回転させる位置に設けられ、前記装置奥行き方向において前記装置本体が前記第2姿勢にある際の前記装置本体の重心位置と前記軸中心との距離は、前記装置本体が前記第1姿勢にある際の前記装置本体の重心位置と前記軸中心との距離より長いことを特徴とする。
前記操作部が、ユーザーにより押圧された際に前記装置本体を前記第1姿勢に向けて回転させる位置に設けられた構成では、前記装置本体が前記第2姿勢にある際にユーザーが前記操作部を操作すると、その際の押圧力が前記装置本体の姿勢を変化させる方向に作用し、好ましくない。しかしながら本態様によれば、前記装置奥行き方向において前記装置本体が前記第2姿勢にある際の前記装置本体の重心位置と前記軸中心との距離は、前記装置本体が前記第1姿勢にある際の前記装置本体の重心位置と前記軸中心との距離より長い。このことにより、前記装置本体が前記第2姿勢にある際にユーザーが前記操作部を操作しても、前記装置本体が前記第2姿勢から前記第1姿勢に向けて回転し難い構成とすることができる。
第9の態様は、第1から第8の態様のいずれかにおいて、前記装置本体が前記第1姿勢にある際に前記装置本体を前記第1姿勢に保持し、且つ前記装置本体が前記第2姿勢にある際に前記装置本体を前記第2姿勢に保持する姿勢保持手段を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記装置本体が前記第1姿勢にある際に前記装置本体を前記第1姿勢に保持し、且つ前記装置本体が前記第2姿勢にある際に前記装置本体を前記第2姿勢に保持する姿勢保持手段を備えるので、より一層前記装置本体が姿勢を保持し易い構成とすることができる。
第10の態様は、第1から第9の態様のいずれかにおいて、前記装置本体が前記本体支持部から前記装置奥行き方向の後方に突出する突出量は、前記第1姿勢にある場合より前記第2姿勢にある場合が多く、前記本体支持部は、収納状態と当該収納状態よりも前記装置奥行き方向において後方に突出する展開状態とに切り換え可能な部材であって、前記展開状態において前記載置面に接する補助部材を備えることを特徴とする。
前記装置本体が前記本体支持部より前記装置奥行き方向の後方に突出する突出量が、前記第1姿勢にある場合より前記第2姿勢にある場合が多い構成では、前記装置本体が前記第2姿勢をとると、前記装置奥行き方向の後方に転倒し易くなる。
しかしながら本態様によれば、前記本体支持部は、収納状態と当該収納状態よりも前記装置奥行き方向において後方に突出する展開状態とに切り換え可能な部材であって、前記展開状態において前記載置面に接する補助部材により、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際の前記転倒を抑制できる。
第11の態様は、第10の態様において、前記装置本体の重心位置は、前記装置本体が前記第2姿勢にある際に、前記装置奥行き方向において前記本体支持部より後方であって、前記展開状態をとる前記補助部材の鉛直上方に位置することを特徴とする。
前記装置本体の重心位置が、前記装置本体が前記第2姿勢にある際に、前記装置奥行き方向において前記本体支持部より後方にある場合、前記装置本体が前記第2姿勢をとると、前記装置奥行き方向の後方により一層転倒し易くなる。しかしながら本態様では、この様な構成において前記展開状態をとる前記補助部材の鉛直上方に前記装置本体の重心位置が位置する為、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際の前記転倒を良好に抑制できる。
以下、本発明を具体的に説明する。
以下では画像読取装置の一例として、原稿の第1面とその反対の第2面のうち少なくとも一面を読み取り可能なスキャナー1を例に挙げる。スキャナー1は、後述する読取部に対して原稿を移動させつつ読み取りを行う、所謂シートフィードタイプのスキャナーである。
本明細書において原稿には、シート状の原稿のみならず、カード状の原稿や冊子状の原稿が含まれるものとする。
尚、各図において示すX-Y-Z座標系は、X軸方向が装置幅方向であり原稿幅方向でもある。Y軸方向は装置奥行き方向であり、Z軸方向は鉛直方向に沿った方向である。尚、Y軸方向は後述する本体回転軸6cの軸方向(X軸方向)及び鉛直方向と交差する方向となる。
本実施形態では、+Y方向を装置背面から前面に向かう方向とし、-Y方向を装置前面から背面に向かう方向とする。また、装置前面から見て左方向を+X方向、右方向を-X方向とする。
また、以下では原稿が搬送されていく方向を「下流」といい、これと反対の方向を「上流」と称する場合がある。
図1においてスキャナー1は、装置本体2と、装置本体2を回転可能に支持する本体支持部6とを備えている。本体支持部6は、装置の載置面Sに載置される。載置面Sは、一例として水平面に平行な面である。
装置本体2は、第1ユニット3、第2ユニット4、及び第3ユニット5を備えて構成されている。
第2ユニット4と第3ユニット5は、ユニット回転軸41b(図4、図5参照)を中心に回転可能に設けられている。ユニット回転軸41bは、X軸方向に平行な回転軸中心を成す回転軸である。
第2ユニット4と第3ユニット5は、第1ユニット3に対し、ユニット回転軸41bを中心に一体となって回転することができる(図8(A-5)、図9(B-5)参照)。図1における符号8aはロック解除部を示しており、ユーザーはロック解除部8aを-X方向にスライドさせることで、第1ユニット3に対する第2ユニット4と第3ユニット5のロックを解除できる。そして第2ユニット4と第3ユニット5を第1ユニット3に対し回転させることで、原稿搬送路の一部を露呈させることができる。特に、第2ユニット4を第1ユニット3に対し開くことで、後述する読み取り搬送路R0(図2、図3参照)を露呈させることができる。
また第3ユニット5は、第1ユニット3及び第2ユニット4に対し、ユニット回転軸41bを中心に回転することができる(図8(A-4)、図9(B-4)参照)。第3ユニット5を第2ユニット4に対し回転させることで、後述する読み取り搬送路R0から下流のUターン排出路R1(図2、図3参照)を露呈させることができる。即ちUターン排出路R1は、第3ユニット5と第2ユニット4との間に形成される。
尚、第3ユニット5は不図示のスナップフィット構造によって第2ユニット4に対して保持されており、ユーザーが第3ユニット5に外力を加えることで第2ユニット4に対する第3ユニット5の保持が解除され、第3ユニット5を開くことができる。
装置本体2は本体支持部6に対して本体回転軸6c(図2、図3参照)を中心に回転可能であり、本実施形態において装置本体2は回転することで2つの姿勢を保持可能である。装置本体2の2つの姿勢は図2、図3に示されており、以降において図2の姿勢を通常読み取り姿勢と称し、図3の姿勢を冊子読み取り姿勢と称する。通常読み取り姿勢は装置本体2の第1姿勢の一例であり、冊子読み取り姿勢は装置本体2の第2姿勢の一例である。
続いて図1において装置前面には、複数の操作ボタンで構成される操作部7が設けられている。複数の操作ボタンは、本実施形態では操作ボタン7a、7b、7cにより構成され、これらボタンによってユーザー操作を受け付ける。
続いて図2、図3を参照してスキャナー1における原稿搬送路の構成について説明する。図2、図3において太破線は、搬送される原稿が通る経路を示している。このうち第1搬送ローラー対16から第2搬送ローラー対20までの原稿搬送路が読み取り搬送路R0である。
読み取り搬送路R0は、後述する第1読取部32及び第2読取部33と対向する原稿搬送路である。第1ユニット3は、読み取り搬送路R0の下側を構成し、第2ユニット4は、読み取り搬送路R0の上側を構成する。
装置本体2の通常読み取り姿勢(図2)は、読み取り搬送路R0が、搬送路切り替え手段の一例であるフラップ35によりUターン排出路R1に接続された姿勢である。また装置本体2の冊子読み取り姿勢(図3)は、読み取り搬送路R0が、フラップ35により直線排出路R2に接続された姿勢である。
読み取り搬送路R0が装置の載置面Sと成す角度は、図3に示す第2姿勢の場合が、図2に示す第1姿勢の場合のよりも小さくなる。
通常読み取り姿勢では、スキャナー1を載置する載置面Sへの装置本体2の投影面積が最も小さくなり、即ち装置本体2のフットプリントが最も小さくなる姿勢となる。
尚、本明細書におけるフットプリントとは装置本体2を上方から見下ろした際の装置本体2のX-Y平面における占有面積である。
通常読み取り姿勢は、シート状の原稿、即ち剛性の低く撓み易い原稿の読み取りに適する。冊子読み取り姿勢は、プラスチックカードや冊子等の、剛性が高く撓み難い原稿の読み取りに適する。
以下、更に原稿搬送路について詳細に説明する。給送される原稿は、原稿支持部11と原稿サポート9とによって傾斜姿勢に支持される。原稿支持部11に複数枚の原稿が支持された場合には、最上位の原稿が給送ローラー14によって下流に送り出される。原稿支持部11は上部開閉部10に形成されている。上部開閉部10は不図示の回転軸を中心に回転可能であり、回転することで給送口を開閉する。
原稿サポート9は、上部開閉部10に収納された状態と上部開閉部10から展開された状態とをとり得る。図1は上部開閉部10を閉じた状態を示し、図2、図3は上部開閉部10を開き更に原稿サポート9を展開した状態を示している。上部開閉部10と原稿サポート9は、第1ユニット3を構成する。
原稿支持部11には、不図示の一対のエッジガイドが設けられている。この一対のエッジガイドは、原稿幅方向の中心位置を挟んで互いに離間し、或いは互いに接近する様に、不図示のラックピニオン機構によって連動する様に設けられている。即ちスキャナー1は、所謂センター給送方式を採用する。
給送ローラー14は、第2ユニット4に設けられる。給送ローラー14は、搬送モーター40から動力を得て回転する。第1ユニット3において給送ローラー14と対向する位置には、分離ローラー15が設けられる。分離ローラー15は、不図示のトルクリミッターによって回転トルクが付与されており、原稿の重送を抑制する。
尚、分離ローラー15に代えて分離パッドを設けても良い。
また本実施形態では原稿支持部11に載置された原稿に対し上側に給送ローラー14が設けられ、最も上の原稿から給送される構成であるが、原稿支持部11に載置された原稿に対し下側に給送ローラー14が設けられ、最も下の原稿から給送される構成であっても良い。
給送ローラー14と分離ローラー15の下流には、第1搬送ローラー対16が設けられている。第1搬送ローラー対16は、第1ユニット3に設けられる第1下ローラー17と、第2ユニット4に設けられる第1上ローラー18とで構成される。第1上ローラー18は、第1下ローラー17に対して進退可能に設けられているとともに、不図示の押圧部材、例えばコイルばねによって第1下ローラー17に向けて押圧されている。
第1下ローラー17と第1上ローラー18は、ともに搬送モーター40から動力を得て回転する。
第2ユニット4を第1ユニット3に対して閉じると、第1下ローラー17と第1上ローラー18は接触する。第2ユニット4を第1ユニット3に対して開くと、第1上ローラー18は第1下ローラー17から離間する。
第1搬送ローラー対16の下流には、第1読取部32と第2読取部33とが対向配置されている。第1読取部32は、第1ユニット3に設けられ、第2読取部33は、第2ユニット4に設けられる。第1読取部32は、原稿支持部11に支持された原稿の下面(第1面)を読み取り、第2読取部33は、原稿支持部11に支持された原稿の上面(第2面)を読み取る。第2読取部33は、第1読取部32に対して進退可能に設けられているとともに、不図示の押圧部材、例えばコイルばねによって第1読取部32に向けて押圧されている。
本実施形態において第1読取部32及び第2読取部33は、密着型イメージセンサーモジュール(CISM)で構成される。
第1読取部32と第2読取部33の下流には、第2搬送ローラー対20が設けられている。第2搬送ローラー対20は、第1ユニット3に設けられる第2下ローラー21と、第2ユニット4に設けられる第2上ローラー22とで構成される。第2上ローラー22は、第2下ローラー21に対して進退可能に設けられているとともに、不図示の押圧部材、例えばコイルばねによって第2下ローラー21に向けて押圧されている。
第2下ローラー21と第2上ローラー22は、ともに搬送モーター40から動力を得て回転する。
第2ユニット4を第1ユニット3に対して閉じると、第2下ローラー21と第2上ローラー22は接触する。第2ユニット4を第1ユニット3に対して開くと、第2上ローラー22は第2下ローラー21から離間する。
装置本体2が図2に示す通常読み取り姿勢にある場合、読み取り搬送路R0に対し下流には、読み取りの行われた原稿を上向きに反転させて排出するUターン排出路R1が接続される。装置本体2が図3に示す冊子読み取り姿勢にある場合、読み取り搬送路R0に対し下流には、読み取りの行われた原稿を反転させずに排出する際の直線排出路R2が接続される。
Uターン排出路R1と直線排出路R2の切り替えは、フラップ35により行われる。フラップ35は、回転することで読み取り搬送路R0にUターン排出路R1を接続し、或いは読み取り搬送路R0に直線排出路R2を接続する。
本実施形態においてフラップ35は、装置本体2の姿勢切り替えに連動して回転する様に構成されている。装置本体2の姿勢切り替えに連動してフラップ35を回転させる構成として、本実施形態では不図示の連動機構、例えばカム機構により装置本体2の姿勢に連動して機械的に回転する構成である。但しフラップ35は不図示のソレノイドにより回転する構成であっても良い。この場合各種制御を行う制御部(不図示)は、姿勢検出センサー(不図示)の検出情報に基づき、ソレノイドを駆動してフラップ35を回転させる。
Uターン搬送路R1には、第3搬送ローラー対24と第4搬送ローラー対28が設けられている。
第3搬送ローラー対24は、第3ユニット5に設けられる第3駆動ローラー25と、第2ユニット4に設けられる第3従動ローラー26とで構成される。第3従動ローラー26は、第3駆動ローラー25に対して進退可能に設けられているとともに、不図示の押圧部材、例えばコイルばねによって第3駆動ローラー25に向けて押圧されている。第3駆動ローラー25は、搬送モーター40により駆動される。第3従動ローラー26は、従動回転するローラーである。
第4搬送ローラー対28は、第3ユニット5に設けられる第4駆動ローラー29と、第2ユニット4に設けられる第4従動ローラー30とで構成される。第4従動ローラー30は、第4駆動ローラー29に対して進退可能に設けられているとともに、不図示の押圧部材、例えばコイルばねによって第4駆動ローラー29に向けて押圧されている。第4駆動ローラー29は、搬送モーター40により駆動される。第4従動ローラー30は、従動回転するローラーである。
第3ユニット5を第2ユニット4に対して閉じると、第3駆動ローラー25と第3従動ローラー26は接触し、第4駆動ローラー29と第4従動ローラー30も接触する。第3ユニット5を第2ユニット4に対して開くと、第3駆動ローラー25と第3従動ローラー26は離間し、第4駆動ローラー29と第4従動ローラー30も離間する。
Uターン搬送路R1から排出される原稿は、第4搬送ローラー対28によって-Y方向成分を含む斜め上方に排出され、第2ユニット4の上面4aによって傾斜姿勢に支持される。
次に、装置本体2の回転と姿勢保持に係わる構成について説明する。本体支持部6には、図6に示す様に上方に立ち上がる立壁部6aが設けられており、立壁部6aには本体回転軸6cが設けられている。本体回転軸6cは、図示は省略するが本体支持部6においてX軸方向に間隔を空けて二つ設けられている。図6にはX軸方向に間隔を空けて二つ設けられた本体支持部6のうち、+X方向に設けられた本体支持部6が示されている。
符号41は第1ユニット3を構成する第1フレームであり、第1フレーム41を本体回転軸6cが貫通することで、第1フレーム41即ち装置本体2が本体回転軸6cを中心に回転可能となっている。本体回転軸6cは、X軸方向に平行な回転軸中心を成す回転軸である。
図7は、立壁部6aを図6とは反対の側から見た図であり、立壁部6aには回転規制手段としての第1当接部6eと第2当接部6fとが形成されている。第1当接部6eと第2当接部6fとの間には、第1フレーム41に設けられたボス41cが入り込んでいる。
装置本体2が冊子読み取り姿勢から通常読み取り姿勢に向けて回転する際、ボス41cが第1当接部6eに当接することで、装置本体2の通常読み取り姿勢が規定される。また装置本体2が通常読み取り姿勢から冊子読み取り姿勢に向けて回転する際、ボス41cが第2当接部6fに当接することで、装置本体2の冊子読み取り姿勢が規定される。
図7(A)の通常読み取り姿勢では、装置本体2の自重が、装置本体2を図の反時計回り方向に回転させる様に作用する。即ち装置本体2の自重が、ボス41cを第1当接部6eに当接させる様に作用する。
また図7(B)の冊子読み取り姿勢では、装置本体2の自重が、装置本体2を図の時計回り方向に回転させる様に作用する。即ち装置本体2の自重が、ボス41cを第2当接部6fに当接させる様に作用する。
尚、本実施形態において上述した第1当接部6eと第2当接部6fは、X軸方向に間隔を空けて二つ設けられた立壁部6aの双方に設けられ、またボス41cもそれに対応して設けられている。但し第1当接部6eと第2当接部6fは、X軸方向に間隔を空けて二つ設けられた立壁部6aのうち一方のみに設けられても良い。
図6に戻り、立壁部6aには上方に延びる弾性変形部6bが設けられている。弾性変形部6bは、上端部がX軸方向に沿って変位できる様に弾性変形可能な部位である。第1フレーム41には突起41aが設けられており、突起41aと弾性変形部6bとが係わり合うことで、装置本体2の姿勢が確実に保持される。即ち弾性変形部6bと突起41aは、装置本体2が通常読み取り姿勢にある際に装置本体2を通常読み取り姿勢に保持し、且つ装置本体2が冊子読み取り姿勢にある際に装置本体2を冊子読み取り姿勢に保持する姿勢保持手段42を構成する。これにより、より一層装置本体2が姿勢を保持し易い構成とすることができる。装置本体2が姿勢変化する場合は、突起41aは弾性変形部6bを弾性変形させて押し退ける。
但し上述した様に、通常読み取り姿勢では装置本体2の自重が通常読み取り姿勢を保持する様に作用し、また冊子読み取り姿勢では装置本体2の自重が冊子読み取り姿勢を保持する様に作用することから、姿勢保持手段42は装置本体2の姿勢保持に関し補助的な役割を果たす。
尚、本実施形態において上述した弾性変形部6bは、X軸方向に間隔を空けて二つ設けられた立壁部6aのうち一方のみに設けられており、突起41aもそれに対応して一つ設けられている。即ち姿勢保持手段42は本実施形態において一つ設けられている。但しこれに限らず、弾性変形部6bがX軸方向に間隔を空けて二つ設けられた立壁部6aの双方に設けられ、突起41aもそれに対応して二つ設けられていても良い。即ち姿勢保持手段42は複数設けられていても良い。
以上により、ユーザーが装置本体2に力を加えることで装置本体2の姿勢を切り替える構成となる。
尚、ユーザー操作によって装置本体2の姿勢を切り換える構成においては、装置本体2に、ユーザーの手を掛ける手掛け部を設けることも好適である。
続いて装置本体2の重心位置について説明する。
図2~図5、図8、図9、図11において符号G0は装置本体2の重心位置を示している。例えば図4、図5は第1ユニット3に対して第2ユニット4及び第3ユニット5が閉じ、且つ上部開閉部10が閉じた状態を示している。以下ではこの様に開閉できる部位を全て閉じた状態を装置本体2の「完全閉塞状態」と称する。
図4、図5において符号C1は本体回転軸6cの軸中心を示しており、また直線Lvは軸中心C1を通る垂直線であり、また直線Lhは軸中心C1を通る水平線である。直線Lvと直線Lhの交点が軸中心C1となる。
図4、図5に示す様に、装置本体2の重心位置G0は、本体回転軸6cの軸中心C1よりも鉛直上方にある。そして図4に示す様に、装置本体2が通常読み取り姿勢をとる際、装置本体2の重心位置G0は装置奥行き方向において軸中心C1よりも装置前方に位置する。
また図5に示す様に、装置本体2が冊子読み取り姿勢をとる際、装置本体2の重心位置G0は装置奥行き方向において軸中心C1よりも装置後方に位置する。
尚、符号Lrは装置本体2の姿勢変化に伴う重心位置G0の回転軌跡を含む円弧であり、この円弧は軸中心C1を中心とする円弧である。装置本体2が通常読み取り姿勢から冊子読み取り姿勢に姿勢変化する際、重心位置G0は円弧Lrに沿って、装置前方から装置後方へと移動する。また装置本体2が冊子読み取り姿勢から通常読み取り姿勢に姿勢変化する際、重心位置G0は円弧Lrに沿って、装置後方から装置前方へと移動する。
図4、図5において符号G3は第1ユニット3の重心位置であり、符号G4は第2ユニット4の重心位置である。図4に示す様に、装置本体2が通常読み取り姿勢をとる際、第1ユニット3の重心位置G3は装置奥行き方向において軸中心C1と同じ位置にあり、第2ユニット4の重心位置G4は装置奥行き方向において軸中心C1より装置前方にある。
また図5に示す様に、装置本体2が冊子読み取り姿勢をとる際、第1ユニット3の重心位置G3は装置奥行き方向において軸中心C1より装置後方にあり、第2ユニット4の重心位置G4は装置奥行き方向において軸中心C1と同じ位置にある。
図4、図5において符号Ltは装置本体2の姿勢変化に伴う重心位置G3の回転軌跡を含む円弧であり、この円弧は軸中心C1を中心とする円弧である。装置本体2が通常読み取り姿勢から冊子読み取り姿勢に姿勢変化する際、重心位置G3は円弧Ltに沿って軸中心C1の位置から装置後方へと移動する。また装置本体2が冊子読み取り姿勢から通常読み取り姿勢に姿勢変化する際、重心位置G3は円弧Ltに沿って、装置後方から軸中心C1の位置へと移動する。
また図4、図5において符号Lsは装置本体2の姿勢変化に伴う重心位置G4の回転軌跡を含む円弧であり、この円弧は軸中心C1を中心とする円弧である。装置本体2が通常読み取り姿勢から冊子読み取り姿勢に姿勢変化する際、重心位置G4は円弧Lsに沿って装置前方から軸中心C1の位置へと移動する。また装置本体2が冊子読み取り姿勢から通常読み取り姿勢に姿勢変化する際、重心位置G4は円弧Lsに沿って、軸中心C1の位置から装置前方へと移動する。
尚、本実施形態において装置本体2が通常読み取り姿勢にある場合、第1ユニット3の重心位置G3は装置奥行き方向において軸中心C1の位置にあるが、軸中心C1の位置に対して或る程度前方或いは後方にあっても良い。例えば、装置本体2が通常読み取り姿勢にある場合、第1ユニット3の重心位置G3は、立壁部6aの装置奥行き方向における範囲Ya内にあれば良い。
また同様に本実施形態において装置本体2が冊子読み取り姿勢にある場合、第2ユニット4の重心位置G4は装置奥行き方向において軸中心C1の位置にあるが、軸中心C1の位置に対して或る程度前方或いは後方にあっても良い。例えば、装置本体2が冊子読み取り姿勢にある場合、第2ユニット4の重心位置G4は、立壁部6aの装置奥行き方向における範囲Ya内にあれば良い。
続いて図8は、装置本体2が通常読み取り姿勢にある際に、装置本体2の状態が変化した場合の重心位置G0の変化を示している。また図9は、装置本体2が冊子読み取り姿勢にある際に、装置本体2の状態が変化した場合の重心位置G0の変化を示している。
図8(A-1)と図9(B-1)は、装置本体2の完全閉塞状態から上部開閉部10を開き、更に原稿サポート9を展開した状態を示している。
図8(A-2)と図9(B-2)は、装置本体2の完全閉塞状態から上部開閉部10を開いた状態を示している。
図8(A-3)と図9(B-3)は、装置本体2の完全閉塞状態を示している。
図8(A-4)と図9(B-4)は、装置本体2の完全閉塞状態から第3ユニット5を開いた状態を示している。
図8(A-5)と図9(B-5)は、装置本体2の完全閉塞状態から第2ユニット4と第3ユニット5を開いた状態を示している。
尚、図11(A-1)は図8(A-1)に対応する図であって原稿P1が載置された状態の図であり、図11(B-1)は図9(B-1)に対応する図であって原稿P2が載置された状態の図である。
尚、図8(A-4)、図8(A-5)、図9(B-4)、図9(B-5)のこれらの状態は、原稿搬送路内で詰まった原稿を取り除く場合の状態であって、原稿読み取りを行う際の状態ではない。また図8(A-3)と図9(B-3)に示す完全閉塞状態も、原稿読み取りを行う際の状態ではない。
図8の各状態に示す様に、装置本体2の重心位置G0は、装置本体2の状態に拘わらず、装置奥行き方向において軸中心C1より装置前方にある。
図9の各状態に示す様に、装置本体2の重心位置G0は、(B-5)で示す状態を除き、装置奥行き方向において軸中心C1より装置後方にある。
図11(A-1)と図12(B-1)に示す様に、平面視において装置本体2の重心位置G0は、本体回転軸6cの軸中心線である線Lxと、原稿の幅方向における中心位置を通る線であってY軸方向に平行な線Lyとの交差位置近傍に位置する。
尚、図8(A-1)において、符号P1は支持される原稿であり、一例として普通紙が最大積載枚数支持された状態である。図8(A-1)において、符号G0-1は、原稿P1が無い場合の装置本体2の重心位置であり、符号G0-2は、原稿P1が有る場合の装置本体2の重心位置である。通常読み取り姿勢において重心位置G0-1、G0-2はいずれも、装置奥行き方向において軸中心C1より装置前方にある。
また図9(B-1)において、符号P2は支持される原稿であり、一例として冊子が支持された状態を示しており、冊子は例えばパスポートである。符号G0-1は、原稿P2が無い場合の装置本体2の重心位置であり、符号G0-2は、原稿P2が有る場合の装置本体2の重心位置である。冊子読み取り姿勢において重心位置G0-1、G0-2はいずれも、装置奥行き方向において軸中心C1より装置後方にある。
装置本体2が通常読み取り姿勢にある場合の装置本体2の各状態の重心位置G0と、装置本体2が冊子読み取り姿勢にある場合の装置本体2の各状態の重心位置G0は、図10に全て示されている。図10において縦軸は鉛直方向(Z軸方向)の重心位置G0の位置であり、横軸は装置奥行き方向(Y軸方向)の重心位置G0の位置である。図10において(A-1)等の各符号は、図8、図9に示した各符号に対応する。
以上の様に装置本体2の重心位置G0は、本体回転軸6cの軸中心C1よりも鉛直上方にあり、本体回転軸6cの軸方向(X軸方向)及び鉛直方向(Z軸方向)と交差する方向である装置奥行き方向(Y軸方向)において装置本体2の重心位置G0は、装置本体2が通常読み取り姿勢をとる際、軸中心C1よりも装置前方に位置し、装置本体2が冊子読み取り姿勢をとる際、軸中心C1よりも装置後方に位置する。
これにより装置本体2が通常読み取り姿勢にある際、重力の作用によって装置本体2の自重が通常読み取り姿勢を維持する方向に作用する。即ち、装置本体2が通常読み取り姿勢にある際に、装置本体2の自重が冊子読み取り姿勢に切り換わろうとする方向に作用しない。装置本体2が冊子読み取り姿勢にある際も同様であり、装置本体2が冊子読み取り姿勢にある際に、装置本体2の自重が通常読み取り姿勢に切り換わろうとする方向に作用しない。以上により装置本体2の姿勢が安定し、ひいては装置本体2の姿勢を保持する姿勢保持手段42の大型化やコストアップを抑制できる。以下、この作用効果を第1の作用効果とする。
また上部開閉部10は、装置本体2に対して収納された状態(図8(A-3)、図9(B-3)と装置本体2から展開された状態(図8(A-1)、図8(A-2)、図9(B-1)、図9(B-2))とをとり得るトレイであって、装置本体2から展開された状態において軸中心C1よりも装置奥行き方向において装置後方に位置する給送トレイの一例である。そして図8及び図9に示す様に装置奥行き方向において装置本体2の重心位置G0は、上部開閉部10の開閉状態に拘わらず、装置本体2が通常読み取り姿勢をとる際、軸中心C1よりも装置前方に位置し、装置本体2が冊子読み取り姿勢をとる際、軸中心C1よりも装置後方に位置する。これにより上部開閉部10の開閉状態に拘わらず、上述した第1の作用効果を得ることができる。
尚、上部開閉部10(原稿支持部11)と原稿サポート9とを一体として給送トレイと捉えても良い。本実施形態では原稿サポート9は軽量であり、装置本体2の重心位置G0に殆ど寄与しない。従って原稿サポート9の収納状態と展開状態とに拘わらず、装置本体2が通常読み取り姿勢をとる際、軸中心C1よりも装置前方に位置し、装置本体2が冊子読み取り姿勢をとる際、軸中心C1よりも装置後方に位置する。
また図8及び図9に示す様に、装置奥行き方向において装置本体2の重心位置G0は、第3ユニット5の開閉状態に拘わらず、装置本体2が通常読み取り姿勢をとる際、軸中心C1よりも装置前方に位置し、装置本体2が冊子読み取り姿勢をとる際、軸中心C1よりも装置後方に位置する。これにより第3ユニット5の開閉状態に拘わらず上述した第1の作用効果を得ることができる。
尚、本実施形態では図9に示す様に、冊子読み取り姿勢における装置本体2の重心位置G0は、(B-5)で示す状態を除き、装置奥行き方向において軸中心C1より装置後方にある。しかしながら、例えば第2ユニット4と第3ユニット5の最大開き角を本実施形態よりも小さくすれば、(B-5)で示す状態においても重心位置G0を軸中心C1より装置後方に配置することができる。
この様に装置奥行き方向において装置本体2の重心位置G0が、第2ユニット4の開閉状態に拘わらず、装置本体2が通常読み取り姿勢をとる際、軸中心C1よりも装置前方に位置し、装置本体2が冊子読み取り姿勢をとる際、軸中心C1よりも装置後方に位置する構成によれば、第2ユニット4の開閉状態に拘わらず上述した第1の作用効果を得ることができる。
また本実施形態において図5に示す様に第1ユニット3の重心位置G3は、少なくとも装置本体2が冊子読み取り姿勢にある際に、装置奥行き方向において軸中心C1よりも装置後方に位置する。このことにより装置本体2が冊子読み取り姿勢をとる際、装置本体2の重心位置G0が軸中心C1よりも装置後方に位置し易い構成とすることができる。
また本実施形態において図4に示す様に第2ユニット4の重心位置G4は、少なくとも装置本体2が通常読み取り姿勢にある際に、装置奥行き方向において軸中心C1よりも装置前方に位置する。このことにより装置本体2が通常読み取り姿勢をとる際、装置本体2の重心位置G0が軸中心C1よりも装置前方に位置し易い構成とすることができる。
また本実施形態において操作部7は、ユーザーにより押圧された際に装置本体2を通常読み取り姿勢に向けて回転させる位置に設けられている。図4、図5において符号Ftは、ユーザーが操作部7を押圧した際に装置本体2に付与する押圧力であり、この押圧力Ftは、装置本体2を図4、図5の時計回り方向に回転させる様に作用する。即ち押圧力Ftは、装置本体2が通常読み取り姿勢に向かう方向に作用する。従って装置本体2が冊子読み取り姿勢にある際にユーザーが操作部7を操作すると、その際の押圧力Ftが装置本体2の姿勢を変化させる方向に作用し、好ましくない。
ここで、装置奥行き方向において装置本体2が冊子読み取り姿勢にある際の装置本体2の重心位置G0と軸中心C1との距離Y2(図5)は、装置本体2が通常読み取り姿勢にある際の装置本体2の重心位置G0と軸中心C1との距離Y1(図4)より長い。このことにより、装置本体2が冊子読み取り姿勢にある際にユーザーが操作部7を操作しても、装置本体2が冊子読み取り姿勢から通常読み取り姿勢に向けて回転し難い構成とすることができる。
尚、装置本体2が通常読み取り姿勢をとる際に軸中心C1よりも装置前方に位置する錘であって、装置本体2が冊子読み取り姿勢をとる際に軸中心C1よりも装置後方に位置する錘を設けることも好適である。図12はその様な他の実施形態に係る装置本体2Aを示すものであり、符号43は錘であって、本実施形態では第2ユニット4に錘43が設けられている。
図12(A)において直線L1は第2ユニット4の重心位置G4と軸中心C1とを通る直線である。また図12(B)において直線L2は第1ユニット3の重心位置G3と軸中心C1とを通る直線である。錘43は、通常読み取り姿勢にある場合には垂直線Lvと直線L1との間の領域α1にあり、冊子読み取り姿勢にある場合には垂直線Lvと直線L1との間の領域α2にあることが好適である。
この様な錘43により、装置本体2が通常読み取り姿勢をとる際、装置本体2の重心位置G0が軸中心C1よりも装置前方に位置し易く、且つ、装置本体2が冊子読み取り姿勢をとる際、装置本体2の重心位置G0が軸中心C1よりも装置後方に位置し易い構成とすることができる。
尚、錘43は単独で設ける場合の他、既存の部品、例えばフレーム等の一部に重量増加の為の部位を設け、この部位を錘としても良い。また、モーター等のスキャナー1における重量物を錘としても良い。
次に、図13は他の実施形態に係る装置本体2Bを示している。装置本体2Bは、本体支持部6から装置奥行き方向の後方に突出する突出量が、通常読み取り姿勢にある場合より冊子読み取り姿勢にある場合が多い構成である。この為、冊子読み取り姿勢において装置本体2Bが装置後方に倒れ易いが、本実施形態では本体支持部6は、収納状態と当該収納状態よりも装置奥行き方向において後方に突出する展開状態とに切り換え可能な部材であって、展開状態において載置面Sに接する補助部材45を備える。図13(A)は補助部材45の収納状態を示し、図13(B)は補助部材45の展開状態を示している。
この様な補助部材45により、装置本体2が冊子読み取り姿勢をとる際の転倒を抑制できる。
尚、補助部材45はY軸方向に沿ってスライドすることで収納状態と展開状態とを切り替えるが、Z軸方向に沿った回転軸を中心に回転することで収納状態と展開状態とを切り替えるものであっても良い。
また、補助部材45と装置本体2Bとが連動する連動機構を設け、装置本体2Bが通常読み取り姿勢から冊子読み取り姿勢に切り替わる場合に、補助部材45が収納状態から展開状態に切り換わる様に構成しても良い。またこの場合更に、装置本体2Bが冊子読み取り姿勢から通常読み取り姿勢に切り替わる場合に、補助部材45が展開状態から収納状態に切り替わる様に構成しても良い。この様な連動機構は例えばカム機構等の機械的手段であっても良いしモーターやソレノイド等のアクチュエーターで構成しても良い。
また装置本体2Bの重心位置G0は、装置本体2Bが冊子読み取り姿勢にある際に、装置奥行き方向において本体支持部6より後方であって、展開状態をとる補助部材45の鉛直上方に位置する。図13(B)において直線L3は、装置本体2Bの重心位置G0を通る垂直線であり、垂直線L3は展開状態をとる補助部材45を横切る。この様な構成では、装置本体2Bが冊子読み取り姿勢をとると、装置本体2Bが装置奥行き方向の後方により一層転倒し易くなるが、展開状態にある補助部材45の鉛直上方に装置本体2の重心位置G0が位置する為、装置本体2が冊子読み取り姿勢をとる際の転倒を良好に抑制できる。
次に、図14、図15を参照して他の実施形態に係るスキャナー1A及び装置本体2Cについて説明する。本実施形態では、図15に示す様に、第3ユニット5に設けられた操作部7Aが、表示部7dを備える点で上述した実施形態と異なる。
本実施形態では、第3ユニット5が表示部7dを備えることで上述した実施形態よりも装置本体2Cの重心位置G0が装置奥行き方向においてやや前方寄りとなる。しかしながら図14(A)、(B)に示す様に本実施形態においても、装置本体2Cの重心位置G0は、装置本体2Cが通常読み取り姿勢をとる際、軸中心C1よりも装置前方に位置し、装置本体2Cが冊子読み取り姿勢をとる際、軸中心C1よりも装置後方に位置する。
本発明は上記において説明した実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1、1A…スキャナー、2、2A、2B、2C…装置本体、3…第1ユニット、4…第2ユニット、4a…上面、5…第3ユニット、6…本体支持部、6a…立壁部、6b…弾性変形部、6c…本体回転軸、6e…第1当接部、6f…第2当接部、7、7A…操作部、7a、7b、7c…操作ボタン、7d…表示部、8a…ロック解除部、9…原稿サポート、10…上部開閉部、11…原稿支持部、13…給送口、14…給送ローラー、15…分離ローラー、16…第1搬送ローラー対、17…第1下ローラー、18…第1上ローラー、20…第2搬送ローラー対、21…第2下ローラー、22…第2上ローラー、24…第3搬送ローラー対、25…第3駆動ローラー、26…第3従動ローラー、28…第4搬送ローラー対、29…第4駆動ローラー、30…第4従動ローラー、32…第1読取部、33…第2読取部、35…フラップ、40…搬送モーター、41…第1フレーム、41a…突起、41b…ユニット回転軸、41c…ボス、42…姿勢保持手段、43…錘、R0…読み取り搬送路、R1…Uターン排出路、R2…直線排出路

Claims (11)

  1. 装置の載置面に載置される本体支持部と、
    前記本体支持部に支持される装置本体と、
    前記装置本体において原稿を搬送する原稿搬送路であって、原稿を読み取る読取部と対向する読み取り搬送路と、を備え、
    前記装置本体は、前記本体支持部に対し回転軸を中心に回転可能であって、回転することで第1姿勢と、前記読み取り搬送路が前記載置面と成す角度が前記第1姿勢より小さくなる第2姿勢とに切り替え可能であり、
    前記装置本体の重心位置は、前記回転軸の軸中心よりも鉛直上方にあり、
    前記回転軸の軸方向及び鉛直方向と交差する方向である装置奥行き方向において前記装置本体の重心位置は、
    前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置前方に位置し、
    前記装置本体が前記第2姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置後方に位置する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、前記装置本体は、前記装置本体に対して収納された状態と前記装置本体から展開された状態とをとり得るトレイであって、前記装置本体から展開された状態において前記軸中心よりも前記装置奥行き方向において装置後方に位置する給送トレイを備え、
    前記装置奥行き方向において前記装置本体の重心位置は、前記給送トレイの状態に拘わらず、
    前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置前方に位置し、
    前記装置本体が前記第2姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置後方に位置する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像読取装置において、前記装置本体は、前記読み取り搬送路の下側を構成する第1ユニットと、
    前記読み取り搬送路の上側を構成するユニットであって、前記第1ユニットに対して開閉可能な第2ユニットと、を備え、
    前記装置奥行き方向において前記装置本体の重心位置は、前記第2ユニットの開閉状態に拘わらず、
    前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置前方に位置し、
    前記装置本体が前記第2姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置後方に位置する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の画像読取装置において、前記装置本体は、前記読み取り搬送路の下側を構成する第1ユニットと、
    前記読み取り搬送路の上側を構成するユニットであって、前記第1ユニットに対して開閉可能な第2ユニットと、
    前記読み取り搬送路より下流の原稿搬送路を形成するユニットであって、前記第1ユニットと前記第2ユニットの双方に対して回転可能な第3ユニットと、を備え、
    前記装置奥行き方向において前記装置本体の重心位置は、前記第3ユニットの開閉状態に拘わらず、
    前記装置本体が前記第1姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置前方に位置し、
    前記装置本体が前記第2姿勢をとる際、前記軸中心よりも装置後方に位置する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の画像読取装置において、前記第1ユニットの重心位置は、少なくとも前記装置本体が前記第2姿勢にある際に、前記装置奥行き方向において前記軸中心よりも装置後方に位置する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記第2ユニットの重心位置は、少なくとも前記装置本体が前記第1姿勢にある際に、前記装置奥行き方向において前記軸中心よりも装置前方に位置する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記装置本体は、前記第1姿勢をとる際に前記装置奥行き方向において前記軸中心よりも装置前方に位置する錘であって、前記装置本体が前記第2姿勢をとる際に前記装置奥行き方向において前記軸中心よりも装置後方に位置する錘を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記装置奥行き方向において前記装置本体の前面に設けられる部位であって、ユーザーからの操作を受け付ける操作部を備え、
    前記操作部は、ユーザーにより押圧された際に前記装置本体を前記第1姿勢に向けて回転させる位置に設けられ、
    前記装置奥行き方向において前記装置本体が前記第2姿勢にある際の前記装置本体の重心位置と前記軸中心との距離は、前記装置本体が前記第1姿勢にある際の前記装置本体の重心位置と前記軸中心との距離より長い、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記装置本体が前記第1姿勢にある際に前記装置本体を前記第1姿勢に保持し、且つ前記装置本体が前記第2姿勢にある際に前記装置本体を前記第2姿勢に保持する姿勢保持手段を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記装置本体が前記本体支持部から前記装置奥行き方向の後方に突出する突出量は、前記第1姿勢にある場合より前記第2姿勢にある場合が多く、
    前記本体支持部は、収納状態と当該収納状態よりも前記装置奥行き方向において後方に突出する展開状態とに切り換え可能な部材であって、前記展開状態において前記載置面に接する補助部材を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項10に記載の画像読取装置において、前記装置本体の重心位置は、前記装置本体が前記第2姿勢にある際に、前記装置奥行き方向において前記本体支持部より後方であって、前記展開状態をとる前記補助部材の鉛直上方に位置する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
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