JP6544130B2 - コンソールおよびそれを備えた放射線撮影装置 - Google Patents

コンソールおよびそれを備えた放射線撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6544130B2
JP6544130B2 JP2015158952A JP2015158952A JP6544130B2 JP 6544130 B2 JP6544130 B2 JP 6544130B2 JP 2015158952 A JP2015158952 A JP 2015158952A JP 2015158952 A JP2015158952 A JP 2015158952A JP 6544130 B2 JP6544130 B2 JP 6544130B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operator
console
moving image
imaging system
control lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015158952A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017035325A (ja
Inventor
雅大 田中
雅大 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2015158952A priority Critical patent/JP6544130B2/ja
Publication of JP2017035325A publication Critical patent/JP2017035325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6544130B2 publication Critical patent/JP6544130B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

本発明は、動画撮影に用いられるコンソールおよびそれを備えた放射線撮影装置に関する。
図9は、従来構成の放射線撮影装置を示している。図9の装置は、被検体を載置する天板52と、放射線を照射する放射線源53と、放射線を検出する検出器54とを備えている。この様な放射線撮影装置は、被検体の透視をリアルタイムで行い、透視像の動画を撮影することで現在の被検体の内部構造を知ることができる撮影モードが用意されている(例えば特許文献1参照)。この様な撮影は透視撮影またはDA撮影などと呼ばれ、放射線像が動画として撮影される。このような動画撮影は、医療において様々な場面で行われる。動画撮影が行われる例としては、嚥下造影検査がある。嚥下造影検査は、被検体が食べ物を正常に飲み込めるかを調べることを目的とした検査であり、被検体がバリウム入りの疑似食品を飲みこむ様子の動画を撮影するというものである。
図10は、装置に設けられるコンソールを表している。従来のコンソールは、撮像系操作レバーと記録ボタンとを備えている。撮像系操作レバーは、術者の操作を入力するヒューマンインターフェースであり、このレバーを操作すると放射線源53と検出器54とから構成される撮像系を天板52に対して移動させることができる。撮像系の移動は、動画撮影中も可能である。
記録ボタンも術者の操作を入力するヒューマンインターフェースであり、このボタンを操作すると、動画の記録が開始される。動画は、動画ファイルとして記録され、嚥下造影検査の結果として撮影後の診断に利用される。動画撮影の一部始終を自動的に記録する構成だと、撮影準備など診断に無関係の場面も動画ファイルとして記録されてしまう。したがって、従来装置は動画撮影中に動画の記録の開始を術者が指示できるように構成されている。この記録ボタンは、動画撮影中に操作されるボタンとなっている。
特開2007−185238号公報
しかしながら、従来構成では、次のような問題点がある。
すなわち、従来構成のコンソールでは、動画の記録を開始しようとするときの操作性がよいとはいえない。
動画撮影中の術者は、動画を表示するモニタを見ている。時々刻々と変化する被検体の透視像を監視する必要があるからである。また、動画撮影中の術者の手は、撮像系操作レバーを握っている。被検体が飲み込んだバリウム入りの疑似食品が移動する様子を追跡するときに、撮像系を被検体に対して動かす必要があるからである。
図11は、動画撮影中の術者が記録の開始の必要性があると認識した場合に、術者がどのような行動をとるかをフローチャートで表している。図11を参照すると、術者の動作はかなりもたついたものであることがわかる。術者が動画記録の必要性を認識すると、まず、術者は視線をモニタからコンソールに移さなければならない。コンソール上の記録ボタンの位置を知る必要性からである。その後、術者は、手を撮像系操作レバーから離して記録ボタンまで移動させる。最後に術者は記録ボタンを押下する。
術者がこのようなもたついた動作をしている間に時間は経過する。したがって、従来構成のコンソールでは、術者が動画の記録を速やかに開始できず、動画における診断に必要な場面を十分に記録することができない。
本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであって、その目的は操作性がよく、動画の記録を速やかに始めることができるコンソールを提供することにある。
本発明は上述の課題を解決するために次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係るコンソールは、放射線を照射する放射線源と被検体を透過してきた放射線を検出する検出器とで構成される撮像系と、被検体の透視像をリアルタイムに動画として表示する表示手段とを備えた放射線撮影装置に備えられるコンソールにおいて、被検体に対する撮像系の移動に関する術者の指示を入力させる撮像系操作レバーを備え、術者による動画保存の指示を入力する保存指示入力手段が撮像系操作レバーに設けられていることを特徴とするものである。
[作用・効果]本発明のコンソールは、保存指示入力手段が撮像系操作レバーに設けられている。動画撮影中における術者の手は撮像系操作レバーを握っているので、術者は、撮像系操作レバーから手を離さずに保存指示入力手段を操作することができる。術者は、撮像系操作レバーに保存指示入力手段が設けられていることを予め知っているので、コンソールに視線を移すことなく表示手段を視認したまま保存指示入力手段を操作することができる。本発明のコンソールによれば、動画撮影中の術者が動画記録の開始をしたい場合、よそ見をすることなく直ちに記録を開始することができるので、動画における診断に必要な場面を確実に記録することができる。
また、上述のコンソールにおいて、保存指示入力手段が撮像系操作レバーの上部に設けられていればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明のコンソールをより具体的に示したものとなっている。保存指示入力手段が撮像系操作レバーの上部に設けられていれば、術者が撮像系操作レバーを操作中に誤って保存指示入力手段を操作してしまうことが抑制できる。
また、上述のコンソールにおいて、放射線源から照射される放射線の広がりを制限するコリメータの開度に関する術者の指示を入力させるコリメータ操作入力手段を備える構成とすることもできる。
また、上述のコンソールにおいて、被検体を載置する天板の傾きに関する術者の指示を入力させる天板操作入力手段を備える構成とすることもできる。
[作用・効果]
上述の構成は、本発明のコンソールをより具体的に示したものとなっている。本発明のコンソールは撮像系操作レバー以外の他のヒューマンインターフェースを備えることができる。
また、本発明に係るコンソールを備えた放射線撮影装置は、保存指示入力手段を通じた術者の指示があった時点からの動画を保存するようにしてもよいし、保存指示入力手段を通じた術者の指示があった時点までの動画を保存するようにしてもよい。本発明は必要に応じて態様を変化させることが可能である。
本発明のコンソールは、保存指示入力手段が撮像系操作レバーに設けられている。動画撮影中における術者の手は撮像系操作レバーを握っているので、術者は、撮像系操作レバーから手を離さずに保存指示入力手段を操作することができる。術者は、撮像系操作レバーに保存指示入力手段が設けられていることを予め知っているので、コンソールに視線を移すことなく表示手段を視認したまま保存指示入力手段を操作することができる。本発明のコンソールによれば、動画撮影中の術者が動画記録の開始をしたい場合、よそ見をすることなく直ちに記録を開始することができるので、動画における診断に必要な場面を確実に記録することができる。
実施例1に係るX線撮影装置の全体構成を説明する機能ブロック図である。 実施例1に係る撮像系の移動について説明する模式図である。 実施例1に係る天板の回転について説明する模式図である。 実施例1に係るコリメータの開閉について説明する模式図である。 実施例1に係るコンソールについて説明する模式図である。 実施例1に係るコンソールの特徴について説明する模式図である。 実施例1に係る装置を用いた検査について説明するフローチャートである。 本発明の1変形例の構成を説明するタイミングチャートである。 従来構成の放射線撮影装置について説明する模式図である。 従来構成のコンソールについて説明する模式図である。 従来構成に係る装置を用いた検査について説明するフローチャートである。
以降、本発明の実施例を説明する。実施例におけるX線は、本発明の放射線に相当する。また、FPDは、フラット・パネル・ディテクタの略であり、動画は、本発明の動画に相当する。なお、本発明のコンソールの特徴を強調する目的で以下の実施例は嚥下造影検査について説明している。
<X線撮影装置の全体構成>
まず、実施例1に係るX線撮影装置1の構成について説明する。X線撮影装置1は、図1に示すように臥位の被検体Mを載置する天板2と、天板2の上側に設けられたX線を照射するX線管3と、天板2の下側に設けられるとともに被検体Mを透過してきたX線を検出するFPD4とを備えている。FPD4は、被検体Mの体軸方向Aまたは体側方向Sのいずれかに沿った4つの辺を有する矩形となっている。また、X線管3は、放射状に広がる四角錐状のX線ビームをFPD4に向けて照射する。X線管3は本発明の放射線源に相当する。
支柱5は、X線管3,コリメータ3a,およびFPD4から構成される撮像系3,3a,4を支持している。支柱5は、撮像系移動機構13に駆動され天板2に対し被検体Mの体軸方向Aに移動することができる。このように撮像系移動機構13は、天板2に対しX線管3とFPD4とを一体的に天板2の長手方向に移動させる機構である。このような移動をさせることにより被検体Mに対するX線撮影を行う位置が変更できる。撮像系移動制御部14は、撮像系移動機構13を制御する目的で設けられている。図2は、撮像系移動機構13が支柱5ごと撮像系3,3a,4を移動させる様子を示している。従って、撮像系移動機構13が駆動したとしてもX線管3,コリメータ3a,およびFPD4および支柱5の位置関係に変化はない。
天板支持体7は、検査室の床面から鉛直方向に延びた部材であり、天板2を回転自在に支持する。天板2の回転は、天板支持体7に設置された天板回転機構9により実現される。天板回転制御部10は、天板回転機構9を制御する目的で設けられている。この天板回転制御部10は、操作卓26の入力に従って天板回転機構9を制御する構成となっている。
図3は、天板回転機構9により天板2が軸cを中心に一方向に回転される様子を表している。軸cは、天板2の短手方向(被検体Mの体側方向S)に延びる軸である。天板回転機構9は、一方向に回転した天板2を逆方向に回転させることもできる。撮像系3,3a,4も天板2の相対的な位置関係を保った状態で天板2に追従して回転する。
X線管3には、X線の照射範囲を制限するコリメータ3aが設けられている。コリメータ3aは、開度の調節が可能となっている。コリメータ3aは、図4に示すように、軸Cを基準として鏡像対称に移動する1対の遮蔽羽根3bを有し、同じく軸Cを基準として鏡像対称に移動するもう1対の遮蔽羽根3bを備えている。このコリメータ3aは、遮蔽羽根3bを移動させることで、FPD4が有する検出面4aの全面にコーン状のX線Bを照射させることもできれば、たとえば、検出面4aの中心部分だけにファン状のX線Bを照射させることもできる。なお、軸Cは、X線Bの中心を示す軸となっている。また、遮蔽羽根3bの2対のうち一方は、4角錐形状となっているX線Bの体軸方向Aへの広がりを調整するものであり、もう一方の遮蔽羽根3bの対は、X線Bの体側方向Sへの広がりを調整するものである。X線管3を移動させるとコリメータ3aもX線管3に伴って移動する。一対の遮蔽羽根3bは、X線を遮断する。
この様な遮蔽羽根3bの開閉は、図4に示すようにコリメータ駆動機構11によって実現される。このコリメータ駆動機構11は、具体的にはステッピングモータなどで構成できる。このコリメータ駆動機構11は、コリメータ制御部12に制御されて動作する。
X線管制御部6は、X線管3の管電流、管電圧、曝射時間などのパラメータを制御する目的で設けられている。FPD4は、X線管3から発せられ、被検体Mを透過したX線を検出して検出信号を生成する。この検出信号は、画像生成部21に送出され、そこで被検体Mの透視像の動画が生成される。
表示部25は、X線撮影により取得された各画像を表示する目的で設けられている。操作卓26は、コリメータ3aの開度に関する術者の指示、天板2の回転に係る術者の指示、および撮像系3,3a,4の移動に関する術者の指示を入力させる目的で設けられている。また、主制御部27は、各制御部を統括的に制御する目的で設けられている。この主制御部27は、CPUによって構成され、各種のプログラムを実行することにより各制御部6,10,12,14および画像生成部21を実現している。また、上述の各部は、それらを担当する演算装置に分割されて実行されてもよい。記憶部28は、撮影に関するパラメータの一切を記憶する。表示部25は、被検体Mの透視像をリアルタイムに動画として表示する構成であり、本発明の表示手段に相当し、操作卓26は、本発明のコンソールに相当する。
図5は、本発明の操作卓26を図示した構成となっている。操作卓26には、術者による撮像系3,3a,4の移動の指示を入力させる撮像系操作レバー26aを備えている。術者は撮像系操作レバー26aを傾けることができる。撮像系操作レバー26aの傾ける方向と傾ける角度が撮像系3,3a,4の移動の方向と移動の速さの指示を意味している。撮像系移動制御部14は、撮像系操作レバー26aを通じた術者の入力に従い撮像系移動機構13を制御する。本発明の撮像系操作レバー26aは、被検体Mに対する撮像系3,3a,4の移動に関する術者の指示を入力させる構成である。
また、操作卓26には、術者による天板2の回転の指示を入力させる天板操作レバー26cを備えている。術者は天板操作レバー26cを傾けることができる。天板操作レバー26cの傾ける方向と傾ける角度が天板2の回転方向と回転の速さの指示を意味している。天板回転制御部10は、天板操作レバー26cを通じた術者の入力に従い天板操作レバー26c天板回転機構9を制御する。天板操作レバー26cは、被検体Mを載置する天板2の傾きに関する術者の指示を入力させる構成であり、本発明の天板操作入力手段に相当する。
そして、操作卓26には、術者によるコリメータ3aの開度変更の指示を入力させる開度変更レバー26dを備えている。術者は開度変更レバー26dをスライドさせることができる。開度変更レバー26dの位置がコリメータ3aの開度を意味している。コリメータ制御部12は、開度変更レバー26dを通じた術者の入力に従いコリメータ駆動機構11を制御する。コリメータ3aには、2対の遮蔽羽根3bを有している。したがって、操作卓26には、一対の遮蔽羽根3bの開閉を制御する開度変更レバー26dは別にもう一対の遮蔽羽根3bの開閉を制御する開度変更レバー26dを有している。開度変更レバー26dは、X線管3から照射されるX線の広がりを制限するコリメータ3aの開度に関する術者の指示を入力させる構成であり、本発明のコリメータ操作入力手段に相当する。
このように、術者は思い通りに撮像系3,3a,4の移動、天板2の回転、およびコリメータ3aの開度を調整できるようになっている。
図5の記録ボタン26bは、術者に動画記録開始の指示を入力させる構成である。動画撮影中に術者が記録ボタン26bを押下すると、その時点からの動画が動画ファイルとして記憶部28に記録され始める。この状態で術者が記録ボタン26bをもう一度押下すると、動画の記録が終了し、動画ファイルが完成する。記録ボタン26bは本発明の保存指示入力手段に相当する。
操作卓26には、動画を表示する表示部(モニタ)25が置かれている。動画撮影中の術者は、この表示部25を視認しながら操作卓26を操作することになる。
操作卓26には、図示しないフットスイッチが設けられている。このフットスイッチは、動画撮影開始の指示を術者に入力させるヒューマンインターフェースである。術者がフットスイッチを足で踏むと、動画撮影が開始される。術者がフットスイッチを踏み続けている間、動画撮影が継続される。術者がフットスイッチから足を離すと動画撮影が中止される。
<本発明の最も特徴的な構成>
続いて、本発明の最も特徴的な構成について説明する。すなわち、本発明の撮像系操作レバー26aと記録ボタン26bとが一体化しているのである。より具体的には、記録ボタン26bは、撮像系操作レバー26aにおける術者が握る部材に設けられており、より具体的には、記録ボタン26bは握る部材の上部(より正確には頂上部)に設けられている。動画の記録開始に関する術者の指示を入力する記録ボタン26bは、撮像系操作レバー26aに設けられている。記録ボタン26bが撮像系操作レバー26aの上部に設けられている。なお、記録ボタン26bは、撮像系操作レバー26aにおける術者が握る部材の側面に設けられていてもよい。
この様な構成とすることで、術者は撮像系操作レバー26aを握ったままの状態で記録ボタン26bを押下することができる。図6左側は、動画撮影中の術者が撮像系操作レバー26aを握っている様子を示している。動画撮影中、被検体Mが嚥下した疑似食品は、食道を通過して胃まで達する。動画撮影はこの動きを追跡しながら行われる。また、動画撮影中に被検体Mが動いてしまい、疑似食品が撮影視野から外れてしまう事態も起こりえる。このように動画撮影中には疑似食品が撮影視野の中央に来るように撮像系3,3a,4を移動させなければならないことがよくある。したがって、動画撮影中の術者は撮像系3,3a,4をいつでも動かせるように撮像系操作レバー26aを握り続けて構えておく必要がある。
図6右側は、術者が記録ボタン26bを押下している様子を示している。記録ボタン26bは、撮像系操作レバー26aを握ったままでも押下できる位置に配置されているので、術者は撮像系操作レバー26aから手を離さずに記録ボタン26bを押下することができる。
なお、図5で説明したように、操作卓26には、撮像系操作レバー26a以外にも天板操作レバー26cや開度変更レバー26dが設けられている。本発明の構成において、記録ボタン26bがこれらレバー26c,26dではなく撮像系操作レバー26aに設けられている理由について説明する。天板2の傾斜、およびコリメータ3aの開度は、嚥下造影検査に変更されることはない。従って、術者がレバー26c,26dを動画撮影中に握っているとは限らない。これに比べて、撮像系操作レバー26aは、撮像系3,3a,4を移動させる必要性から術者は必ず握っている。動画撮影中に術者が必ず握っている撮像系操作レバー26aに記録ボタン26bを設けるようにすれば、術者は、手をわずかに動かすだけで確実に記録ボタン26bを押下することができる。
<動画撮影の実際>
図7は、本発明に係るX線撮影装置1を用いた嚥下造影検査の手法を説明するフローチャートである。本発明に係るX線撮影装置1で嚥下造影検査を行うには、まず被検体Mが天板2に載置される(被検体載置ステップS1)。
術者が操作卓26に付属のフットスイッチを足で踏み動画撮影開始の指示を与えると、X線管制御部6は、X線管3にX線の照射を開始するように制御し、FPD4は、被検体Mを透過してきたX線の検出を開始する(動画撮影開始ステップS2)。動画は、被検体Mの現時点における透視像を示す動画であり、表示部25に表示される。表示部25には、被検体Mの透視像の現在の様子が表示される。
その後、術者は表示部25に表示される動画を視認しながら撮像系操作レバー26aを操作する(撮像系操作ステップS3)。これに伴い撮像系3,3a,4が天板2に対して移動され、表示部25に写り込む被検体Mの透視像がスクロールするように移動していく。術者は、この操作を行うことで、被検体Mが嚥下した疑似食品を追いながら動画の撮影を続けることができる。
動画を視認していた術者は、動画の記録の必要性を認識すると、握っている撮像系操作レバー26aに付属の記録ボタン26bを押下する。この記録ボタン26bは、撮像系操作レバー26aの頂上部に付設されていることは、術者は予め認識しているので、術者は表示部25から目を離さずに記録ボタン26bを押下することができる。記録ボタン26bを押下すると、動画が動画ファイルとして記憶部28に記録される(記録開始ステップS4)。この動画ファイルは、記録ボタン26bが押下された時点からの被検体像の変化を表した未来方向についての動画となっている。
動画を視認していた術者は、動画の記録の必要性がなくなったと判断すると、握っている撮像系操作レバー26aに付属の記録ボタン26bをもう一度押下する。このときも術者は表示部25から目を離さずに記録ボタン26bを押下することができる。記録ボタン26bを押下すると、動画の記録が終了し記憶部28において動画ファイルが完成する(記録終了ステップS5)。なお、術者は記録ボタン26bを押下する代わりに操作卓26に付属のフットスイッチから足を離しても動画の記録を終了させ動画ファイルを完成させることができる。
以上のように、本発明の操作卓26は、記録ボタン26bが撮像系操作レバー26aに設けられている。動画撮影中における術者の手は撮像系操作レバー26aを握っているので、術者は、撮像系操作レバー26aから手を離さずに記録ボタン26bを操作することができる。術者は、撮像系操作レバー26aに記録ボタン26bが設けられていることを予め知っているので、操作卓26に視線を移すことなく表示部25を視認したまま記録ボタン26bを操作することができる。本発明の操作卓26によれば、動画撮影中の術者が動画記録の開始をしたい場合、よそ見をすることなく直ちに記録を開始することができるので、動画における診断に必要な場面を確実に記録することができる。
また、上述のように記録ボタン26bが撮像系操作レバー26aの上部に設けられていれば、術者が撮像系操作レバー26aを操作中に誤って記録ボタン26bを操作してしまうことが抑制できる。
本発明は、上述の構成に限られず下記のように変形実施することが可能である。
(1)実施例では、嚥下造影検査について説明していたが、本発明は、当該検査専用の装置以外の汎用の装置についても適用することができる。
(2)本発明は、実施例に記載のX線撮影装置とは構成が異なる他の装置についても適用することができる。
(3)実施例において記録される動画ファイルは、記録ボタン26bが押下された時点が始端となっている動画であったが、本発明はこの構成に限られない。記録ボタン26bが押下された時点が動画の終端となっている動画ファイルを記録するようにしてもよい。すなわち、本変形例の動画ファイルは、記録ボタン26bが押下された時点までの被検体像の変化を表した過去方向のもの動画となっている。
図8は、本変形例の構成を説明するタイミングチャートである。本発明に係るX線撮影装置には、揮発性メモリーが設けられており、撮影された動画は、現在の30秒前を始端とし現在を終端とする動画ファイルとして一時的に保存されている。この一時的な動画ファイルは、撮影が続行されると常に更新される。つまり、揮発性メモリーに保存されていた現在の30秒前より過去のデータは、最新のデータが上書きされることで古い順に消去されてしまっている。
本変形例において術者が記録ボタン26bを押下すると、揮発性メモリーに一時的に記憶されている30秒間の動画が不揮発性メモリーである記憶部28にコピーされる。このとき記憶部28に生成された動画ファイルは、記録ボタン26bが押下される時点(押下時点)の30秒前から押下時点まで間の被検体像の変化を示す動画となっている。この間にも揮発性メモリーにおいては、データの更新が続けられる。
したがって、押下時点においては、揮発性メモリー上の一時ファイルと記憶部28上の動画ファイルは同じファイルである。押下時点から時間が経過していくうちに揮発メモリー上の一時ファイルの更新が進み、30秒後には、一時ファイルの全内容が更新される。一方、記憶部28上にコピーされた動画ファイルは、このまま残存するので、術者は、撮影の終了後に動画ファイルに係る動画を視認することが可能である。
2 天板
3 X線管(放射線源)
3,3a,4 撮像系
3a コリメータ
25 表示部(表示手段)
26 操作卓(コンソール)
26a 撮像系操作レバー
26b 記録ボタン(保存指示入力手段)
26c 天板操作レバー(天板操作入力手段)
26d 開度変更レバー(コリメータ操作入力手段)

Claims (7)

  1. 放射線を照射する放射線源と被検体を透過してきた放射線を検出する検出器とで構成される撮像系と、被検体の透視像をリアルタイムに動画として表示する表示手段とを備えた放射線撮影装置に備えられるコンソールにおいて、
    被検体に対する前記撮像系の移動に関する術者の指示を入力させる撮像系操作レバーを備え、
    術者による動画の保存の指示を入力する保存指示入力手段が前記撮像系操作レバーに設けられていることを特徴とするコンソール。
  2. 請求項1に記載のコンソールにおいて、
    前記保存指示入力手段が前記撮像系操作レバーの上部に設けられていることを特徴とするコンソール。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコンソールにおいて、
    前記放射線源から照射される放射線の広がりを制限するコリメータの開度に関する術者の指示を入力させるコリメータ操作入力手段を備えることを特徴とするコンソール。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコンソールにおいて、
    被検体を載置する天板の傾きに関する術者の指示を入力させる天板操作入力手段を備えることを特徴とするコンソール。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコンソールを備えることを特徴とする放射線撮影装置。
  6. 請求項5に記載の放射線撮影装置において、
    前記保存指示入力手段を通じた術者の指示があった時点からの動画を保存することを特徴とする放射線撮影装置。
  7. 請求項5に記載の放射線撮影装置において、
    前記保存指示入力手段を通じた術者の指示があった時点までの動画を保存することを特徴とする放射線撮影装置。

JP2015158952A 2015-08-11 2015-08-11 コンソールおよびそれを備えた放射線撮影装置 Active JP6544130B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015158952A JP6544130B2 (ja) 2015-08-11 2015-08-11 コンソールおよびそれを備えた放射線撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015158952A JP6544130B2 (ja) 2015-08-11 2015-08-11 コンソールおよびそれを備えた放射線撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017035325A JP2017035325A (ja) 2017-02-16
JP6544130B2 true JP6544130B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=58048222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015158952A Active JP6544130B2 (ja) 2015-08-11 2015-08-11 コンソールおよびそれを備えた放射線撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6544130B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7224203B2 (ja) * 2019-02-22 2023-02-17 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医用画像診断装置、及び医用寝台装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08275936A (ja) * 1995-04-04 1996-10-22 Hitachi Medical Corp X線撮影装置
JPH11285491A (ja) * 1998-04-03 1999-10-19 Hitachi Medical Corp X線透視撮影装置
JP2002315744A (ja) * 2001-04-24 2002-10-29 Shimadzu Corp X線透視撮像用操作パネル
JP4599226B2 (ja) * 2005-05-26 2010-12-15 株式会社東芝 画像診断装置
JP2007185238A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Shimadzu Corp X線撮影装置
JP5751863B2 (ja) * 2011-03-02 2015-07-22 株式会社東芝 X線診断装置及びフットスイッチ
JP6128745B2 (ja) * 2012-04-05 2017-05-17 キヤノン株式会社 放射線撮影制御装置、放射線撮影装置、cアーム撮影装置及び放射線撮影の制御方法
KR20140046629A (ko) * 2012-10-09 2014-04-21 대한민국(국립재활원장) 뇌손상 장애인의 운전능력을 판단하기 위한 인지 지각 능력 평가시스템
JP6139118B2 (ja) * 2012-12-06 2017-05-31 東芝メディカルシステムズ株式会社 X線診断装置及び制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017035325A (ja) 2017-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3971428B2 (ja) X線診断装置
JP4901159B2 (ja) X線ct装置及びx線撮影方法
JP6662390B2 (ja) X線撮影装置
KR20110135820A (ko) 엑스레이 영상 시스템 및 그 방법
JP2007007255A (ja) X線ct装置
JP6791404B2 (ja) 放射線位相差撮影装置
JP4724760B2 (ja) X線撮影装置
JP2020156620A (ja) X線撮影装置
JP6544130B2 (ja) コンソールおよびそれを備えた放射線撮影装置
JP2001104295A (ja) 医用画像撮影システム
JPH09276259A (ja) X線診断装置
JP6540399B2 (ja) 放射線透視撮影装置
US10506997B2 (en) X-ray diagnostic apparatus
JP2011072404A (ja) 放射線撮影システム
JP2011104115A (ja) 画像表示装置、及びそのプログラム
JP2004350767A (ja) 画像撮影装置及び画像撮影方法
JP6878455B2 (ja) 医用画像の方向付け
JP6540827B2 (ja) 放射線撮影装置
JP5523722B2 (ja) X線画像診断装置
JP6771875B2 (ja) 乳房x線撮影装置及び乳房x線撮影方法
JP6687036B2 (ja) X線撮影装置
JP3432270B2 (ja) ディジタルx線撮影装置
JP6529719B2 (ja) 歯科用デジタルパノラマx線撮影装置
JP2011062433A (ja) X線診断装置
US20190246997A1 (en) Console and x-ray imaging apparatus having the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190603

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6544130

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151