JP2002315744A - X線透視撮像用操作パネル - Google Patents

X線透視撮像用操作パネル

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JP2002315744A
JP2002315744A JP2001126025A JP2001126025A JP2002315744A JP 2002315744 A JP2002315744 A JP 2002315744A JP 2001126025 A JP2001126025 A JP 2001126025A JP 2001126025 A JP2001126025 A JP 2001126025A JP 2002315744 A JP2002315744 A JP 2002315744A
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imaging
operation panel
ray fluoroscopic
fluoroscopic imaging
levers
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JP2001126025A
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Shogo Hoshino
昌吾 星野
Koji Yoshida
幸司 吉田
Hirotaka Isono
浩孝 磯野
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線透視撮像の操作性を高めるX線透視撮像
用操作パネルを提供することを目的とする。 【解決手段】 操作パネル7を、撮像中領域A,撮像前
後領域B,撮像前後領域Cに区分して、撮像中に関する
操作手段として、天板を上下動させる天板上下動ボタン
10,11などを撮像中領域Aにそれぞれ設置して、撮
像前または撮像後に関する操作手段として、被検体の撮
像領域を設定する撮像領域設定レバー15,16などを
撮像前後領域B,Cにそれぞれ設置する。このように操
作内容に応じてそれぞれの押しボタンやレバーを分類し
て、形状の異なる押しボタンやレバーを設置すること
で、オペレータは操作パネル7の方に視線をずらすこと
なく、X線透視撮像を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X線透視撮像に
用いられるX線透視撮像用操作パネルに係り、特に、X
線透視撮像の操作性を高める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、X線透視撮像に用いられるX線透
視撮像用操作パネル(以下、適宜「操作パネル」と略記
する)は、X線透視撮像を操作するための押しボタンや
X線透視撮像の操作内容を知らせるLEDなどを配列し
たもの、または樹脂シートにエンボス加工などを行い、
その下部に操作するスイッチを配設したシートキーパネ
ルから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような構成を備えた操作パネルの場合には、次のような
問題がある。すなわち、最適な透視撮像画像を得るため
に、X線透視撮像を操作するオペレータ(操作者)はモ
ニタにて被検体の診断像を凝視しながら、タイミング良
く操作して撮像を行う必要がある。上述した操作パネル
では、押しボタンやスイッチのボタンの形状が画一的で
あるので、それらのボタンなどを瞬時に認識することが
難しい。従って、ボタンの確認のためにオペレータは視
線をモニタから操作パネルの方に大きくずらす場合が生
じてしまう。その結果、操作または撮像のタイミングを
はずしてしまい、最適な透視撮像画像を得ることができ
ない。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、X線透視撮像の操作性を高めるX線
透視撮像用操作パネルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、X線を被検体に照射する
ことで被検体の透視撮像画像を得るX線透視撮像に用い
られるX線透視撮像用操作パネルであって、前記操作パ
ネルはX線透視撮像を操作する操作手段を複数個設けて
おり、X線透視撮像の使用頻度もしくは操作内容に応じ
て前記各操作手段を分類して、前記操作パネルに各操作
手段をそれぞれ配置していることを特徴とするものであ
る。
【0006】〔作用・効果〕請求項1に記載の発明によ
れば、X線透視撮像の使用頻度もしくは操作内容に応じ
て各操作手段を分類して、操作パネルに各操作手段をそ
れぞれ配置しているので、X線透視撮像を操作するオペ
レータ(操作者)は操作パネルの方に視線をずらすこと
なく、使用頻度もしくは操作内容に対応した位置で各操
作手段をそれぞれ操作してX線透視撮像を行うことがで
きる。その結果、X線透視撮像の操作性を高めることが
できる。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、X線を被
検体に照射することで被検体の透視撮像画像を得るX線
透視撮像に用いられるX線透視撮像用操作パネルであっ
て、前記操作パネルはX線透視撮像を操作する操作手段
を複数個設けており、X線透視撮像の使用頻度もしくは
操作内容に応じて形状の異なる前記各操作手段をそれぞ
れ設置することを特徴とするものである。
【0008】〔作用・効果〕請求項2に記載の発明によ
れば、X線透視撮像の使用頻度もしくは操作内容に応じ
て形状の異なる各操作手段をそれぞれ設置しているの
で、X線透視撮像を操作するオペレータ(操作者)は操
作パネルの方に視線をずらすことなく、使用頻度もしく
は操作内容に応じた各操作手段の形状を感知することに
よって各操作手段をそれぞれ操作してX線透視撮像を行
うことができる。その結果、X線透視撮像の操作性を高
めることができる。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載のX線透視撮像用操作パネルにおいて、X線透視
撮像の使用頻度もしくは操作内容に応じて前記X線透視
撮像用操作パネルの面に対して高さの異なる前記各操作
手段をそれぞれ設置することを特徴とするものである。
【0010】〔作用・効果〕請求項3に記載の発明によ
れば、X線透視撮像の使用頻度もしくは操作内容に応じ
てX線透視撮像用操作パネルの面に対して高さの異なる
各操作手段をそれぞれ設置しているので、使用頻度もし
くは操作内容に応じて操作性を制御することができる。
例えば、操作手段が押しボタンであって、使用頻度が高
くなるにつれて押しボタンの高さを高くして、使用頻度
が低くなるにつれて押しボタンの高さを低くすると、使
用頻度が高い押しボタンについては押しボタンを押し易
くして、使用頻度が低い押しボタンについては押しボタ
ンを押し難くするように操作性を制御することができ
る。また、操作性が低くなる場合には、換言すると誤動
作や誤操作を防止することにもなる。従って、例えば操
作内容が誤操作または誤動作を起こし易い場合や、被検
体にとって危険性が高い操作の場合には、操作手段の高
さを変えてX線透視撮像用操作パネルを構成すること
で、操作性を低くしてもよい。逆に、高さを高くするこ
とで注意を喚起することもできる。
【0011】本明細書は次のような課題解決手段も開示
している。
【0012】(1)請求項1に記載のX線透視撮像用操
作パネルにおいて、前記操作内容はX線透視の撮像前と
撮像中と撮像後とに区分され、前記撮像前と撮像中と撮
像後とに応じて前記各操作手段を分類して、前記操作パ
ネルに各操作手段をそれぞれ配置していることを特徴と
するX線透視撮像用操作パネル。
【0013】前記(1)の発明によれば、X線透視の撮
像前と撮像中と撮像後とに応じて各操作手段を分類し
て、操作パネルに各操作手段をそれぞれ配置しているの
で、オペレータは操作パネルの方に視線をずらすことな
く、撮像前と撮像中と撮像後とに対応した位置で各操作
手段をそれぞれ操作してX線透視撮像を行うことができ
る。また一般的には、撮像中に使用される操作手段の方
が、撮像前・撮像後に使用される操作手段よりも、使用
頻度が高い。従って、特に使用頻度が高い撮像中におい
て、オペレータは操作パネルの方に視線をずらすことな
く、タイミング良く操作して、最適な透視撮像画像を得
ることができる。
【0014】(2)請求項1に記載のX線透視撮像用操
作パネルにおいて、X線透視撮像の概況または被検体の
診断像または撮像結果を出力表示する表示手段を備え、
前記表示手段と、X線透視撮像を操作するオペレータ
(操作者)の視線とのほぼ同一直線上に、使用頻度もし
くは操作内容に応じて分類された一部の操作手段が配置
されていることを特徴とするX線透視撮像用操作パネ
ル。
【0015】前記(2)に記載の発明によれば、上記表
示手段とオペレータの視線との同一直線上に、使用頻度
もしくは操作内容に応じて分類された一部の操作手段が
配置されているので、オペレータは表示手段と上述の操
作手段をほぼ同時に見ることができて、表示手段を凝視
しながらより確実に操作することができる。特に、使用
頻度が高い場合または操作内容が撮像中の場合には、使
用頻度が高い操作または撮像中の操作に関する操作手段
を上述のように同一直線状に設置することで、操作性を
より高めることができる。また、上記表示手段がX線透
視撮像用操作パネルに一体に配設されている場合には、
操作性をより一層高めることができる。
【0016】(3)請求項1に記載のX線透視撮像用操
作パネルにおいて、X線透視撮像を操作するオペレータ
(操作者)からもっとも近い位置に、使用頻度もしくは
操作内容に応じて分類された一部の操作手段が配置され
ていることを特徴とするX線透視撮像用操作パネル。
【0017】前記(3)に記載の発明によれば、オペレ
ータからもっとも近い位置に、使用頻度もしくは操作内
容に応じて分類された一部の操作手段が配置されている
ので、オペレータは上述の操作手段を即座に操作するこ
とができる。例えば、操作パネルの中央領域と左右両側
の領域とに区分させた場合には、通常は中央領域がオペ
レータからもっとも近い位置になるので、使用頻度が高
い操作手段を中央領域に設置すると、操作性を高めるこ
とができる。同様に、オペレータ側から見て操作パネル
を手前側と奥側とに区分させた場合には、通常は手前側
がオペレータからもっとも近い位置になるので、使用頻
度が高い操作手段を手前側に設置すると、操作性を高め
ることができる。
【0018】(4)請求項2に記載のX線透視撮像用操
作パネルにおいて、X線透視撮像の使用頻度もしくは操
作内容に応じて接触面積の異なる前記各操作手段をそれ
ぞれ設置することを特徴とするX線透視撮像用操作パネ
【0019】前記(4)に記載の発明によれば、X線透
視撮像の使用頻度もしくは操作内容に応じて接触面積の
異なる各操作手段をそれぞれ設置しているので、オペレ
ータは操作パネルの方に視線をずらすことなく、使用頻
度もしくは操作内容に応じた各操作手段の接触面積の大
きさを感知することによって各操作手段をそれぞれ操作
してX線透視撮像を行うことができる。ここで、接触面
積とは、オペレータと操作手段とが接触する面積、また
は操作手段とオペレータが操作パネルを遠隔操作する際
に介在する物とが接触する面積のことを指す。また、使
用頻度に応じて接触面積を大きくして操作性を高めるこ
ともできるし、誤動作や誤操作を起こす場合には接触面
積を小さくして操作性を低くして誤動作や誤操作を防止
することができる。例えば、操作手段が押しボタンの場
合にはボタンの大きさを大きくすることで接触面積を大
きくしたり、操作パネルの面に対して凹部を設けてその
凹部の周辺に押しボタンを設ける、あるいは押しボタン
の周囲を凸状の盛り上がり面を設けることで接触面積を
制御することができる。盛り上がり面では面の高さ押し
ボタンの高さよりを高くすると接触面積を小さくするこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
一実施例を説明する。図1は、本実施例に係るX線透視
撮像装置の要部構成を表すブロック図であり、図2は、
本実施例に係るX線透視撮像用操作パネルの概略図であ
る。
【0021】実施例のX線透視撮像装置では、図1に示
すように、天板1の上に載置された被検体Pを挟んでX
線管2とX線検出器であるイメージインデンシファイア
(I.I)3(以下、適宜「I.I」と略記する)とが
対向配置となるように配設されている。I.I3には、
被検体を撮像するためのTVカメラ4が取り付けられて
おり、このTVカメラ4によって被検体Pの撮像が行わ
れて透視撮像画像が得られる。
【0022】その他に、I.I3の検出によって得られ
た被検体Pの診断像を出力表示するモニタ5、CPU
(中央演算処理装置)などを備えてX線透視撮像を統括
制御する制御部6、X線透視撮像を操作する操作パネル
7、X線管1から被検体に照射するX線ビームを操作す
る照射操作部8、および天板1を駆動させる天板駆動部
9などが配設されている。オペレータは操作パネル7を
操作することによって、制御部6を介して、モニタ5や
照射操作部8や天板駆動部9などが制御される。モニタ
5は、本発明における表示手段に相当する。
【0023】次に、操作パネル7について図2を参照し
て説明する。操作パネル7は、図2(a)の平面図に示
すように、中央領域に位置する撮像中領域A,左側領域
に位置する撮像前後領域B,右側領域に位置する撮像前
後領域Cに分類される。各領域A〜Cには、それぞれに
形状の異なる押しボタンやレバーが設置されている。撮
像中領域Aの押しボタンやレバーは、撮像中に操作する
ためのものであり、撮像前後領域B,Cの押しボタンや
レバーは、撮像前または撮像後に操作するためのもので
ある。従って、これらの押しボタンやレバーは操作内容
に応じて操作パネルにそれぞれ設置されていることにな
る。これらの押しボタンやレバーは、本発明における操
作手段に相当する。
【0024】また、各領域A〜C内に設置されている押
しボタンやレバーに対しても、撮影前または撮影中また
は撮影後の各操作内容に応じてそれぞれ割り当ててい
る。従って、操作内容に応じて形状の異なる操作手段が
押しボタンやレバーとして割り当てられて設置されてい
ることになる。
【0025】例えば、撮像中領域Aには、押しボタンと
して、天板1を図1中の矢印RAの方向に上下動させる
方形状の天板上下動ボタン10,11などが、レバーと
して、天板1を図1中の矢印RBの方向に傾斜させる天
板傾斜レバー12などが設置されている。天板上下動ボ
タン10は天板1を上方向に駆動させるものであって、
天板上下動ボタン11は天板1を下方向に駆動させるも
のである。また、天板傾斜レバー12を右方向に動かす
と、天板1を時計回りの方向に傾斜させて、天板傾斜レ
バー12を左方向に動かすと、天板1を逆時計回りの方
向に傾斜させるように構成されている。
【0026】撮像前後領域Bには、押しボタンとして、
天板1を水平にする方形状の天板水平ボタン13、天板
1を垂直に傾斜させる方形状の天板垂直ボタン14など
が、レバーとして、水平方向に関する被検体Pの撮像領
域を設定する撮像領域設定レバー15、垂直方向に関す
る被検体Pの撮像領域を設定する撮像領域設定レバー1
6などが設置されている。撮像領域設定レバー15,1
6を奥側(図2(a)の図面に対して上方向)に動かす
と撮像領域が広く設定されて、撮像領域設定レバー1
5,16を手前側(図2(a)の図面に対して下方向)
に動かすと撮像領域が狭く設定される。
【0027】撮像前後領域Cには、押しボタンとして、
X線管2の(図示を省略する)コリメータを操作してX
線ビームの照射角を制御する円形状の照射角制御ボタン
17,18,19、被検体Pの診断像や透視撮像画像を
記憶する方形状のRECボタン20などが設置されてい
る。
【0028】その他に、撮像中領域Aの奥側(図2
(a)の図面に対して上方向)には、撮像中の天板1の
傾斜角や上下位置などの天板1やX線管2の概況を表示
するための表示モニタ21が、被検体Pの診断像を出力
表示するモニタ5とは個別に設けられている。この表示
モニタ21も、本発明における表示手段に相当する。
【0029】上述したこれらの押しボタンは、ボタンの
高さについてもそれぞれ異なるように構成されている。
例えば、図2(b)の矢視断面図に示すように、照射角
制御ボタン17,18,19の高さhに対して、REC
ボタン20の高さHを高く設定している。
【0030】上述のような操作パネル7を備えること
で、以下のような作用・効果を奏する。
【0031】すなわち、撮像前には撮像前後領域B,C
の押しボタンやレバーを操作することで、制御部6を介
して、モニタ5や照射操作部8や天板駆動部9などを制
御して、天板1の傾斜角や上下位置や被検体Pの撮像領
域、およびX線管2X線ビームの照射角などを設定す
る。例えば、被検体Pを立位状態で天板1に載置させる
場合には、被検体Pを載置させる前に撮像前後領域Bの
天板垂直ボタン14を押して天板1を垂直に傾斜させて
から、被検体Pを立位状態で天板1に載置させる。ここ
では操作内容が撮像前であるので、操作内容に対応した
位置で、すなわち撮像前後領域B,Cで各押しボタンや
レバーをそれぞれ操作することで、撮像前の設定が行わ
れる。そして、撮像前後領域B,Cが操作パネル7の左
右両側にあって、撮像前の押しボタンやレバーが、例え
ば天板水平ボタン13や天板垂直ボタン14や撮像領域
設定レバー15,16や照射角制御ボタン17,18,
19などが、撮像前後領域B,Cにそれぞれ設置されて
いるので、オペレータは操作パネル7の方に視線をずら
すことなく、操作パネル7の左右両側の位置でこれらの
押しボタンやレバーをそれぞれ操作することができる。
【0032】撮像中には撮像中領域Aの押しボタンやレ
バーを操作することで、制御部6を介して、モニタ5や
照射操作部8や天板駆動部9などを制御して、天板1の
傾斜角や上下位置やX線管2の管電圧や管電流などの撮
像条件を設定する。例えば、被検体Pを立位状態で天板
1に載置させた状態から天板1を逆時計回りの方向に傾
斜させる場合には、撮像中領域Aの天板傾斜レバー12
を左方向に動かしてから、被検体Pを載置させた状態で
天板1を傾斜させる。ここでは操作内容が撮像中である
ので、操作内容に対応した位置で、すなわち撮像中領域
Aで各押しボタンやレバーをそれぞれ操作することで、
撮像中の設定およびX線透視撮像が行われる。そして、
撮像中領域Aが操作パネルの中央にあって、撮像中の押
しボタンやレバーが、例えば天板上下動ボタン10,1
1や天板傾斜レバー12などが、撮像中領域Aにそれぞ
れ設置されているので、オペレータは操作パネル7の方
に視線をずらすことなく、操作パネル7の中央領域の位
置でこれらの押しボタンやレバーをそれぞれ操作するこ
とができる。
【0033】撮像後についても、撮像前と同様に撮像前
後領域B,Cの各押しボタンやレバーを操作する。例え
ば、モニタ5に表示された被検体Pの診断像から撮像を
決定する場合には、撮像前後領域CのRECボタン20
を押してTVカメラ4を操作することで、被検体Pの撮
像を行って透視撮像画像を得る。そして得られた透視撮
像画像を記憶する。操作パネル7のその他の作用・効果
については、撮像前や撮像中と同様であるので、その説
明を省略する。
【0034】以上より、上述した各押しボタンやレバー
は、撮像前・撮像後や撮像中といった操作内容に応じて
分類されて、操作パネル7にそれぞれ設置されているの
で、オペレータは操作パネル7の方に視線をずらすこと
なく、操作内容に対応した位置で、つまり撮像中には撮
像中領域Aで、撮像前または撮像後には撮像前後領域
B,Cで各押しボタンやレバーをそれぞれ操作してX線
透視撮像を行うことができる。その結果、X線透視撮像
の操作性を高めることができる。また、オペレータは操
作パネル7の方に視線をずらすことなくX線透視撮像を
行うことができるので、モニタ5を凝視しながらこれら
の押しボタンやレバーなどをタイミング良く操作して、
最適な透視撮像画像を得ることができる。
【0035】さらに、図2(a)に示すように、操作内
容に応じて形状の異なる操作手段が押しボタンやレバー
として設置されていて、RECボタン20には方形状の
押しボタンを、照射角制御ボタン17,18,19には
円形状の押しボタンを、操作内容に応じてそれぞれ割り
当てている。また、図2(b)に示すように、照射角制
御ボタン17,18,19の高さhに対して、RECボ
タン20の高さHを高く設定するなど押しボタンの高さ
も操作内容に応じてそれぞれ異なるように構成してい
る。このように、操作内容に応じて形状の異なる操作手
段を操作パネル7に設置することで、オペレータは操作
パネルの方に視線をずらすことなく、オペレータはそれ
ぞれの操作手段の形状を感知することによって各操作手
段である押しボタンやレバーをそれぞれ操作してX線透
視撮像を行うこともできる。その結果、X線透視撮像の
操作性をより高めることができる。
【0036】特に、各操作手段が近傍に集中して設置さ
れている場合には、それらの各操作手段の形状を、押し
ボタンやレバーとして分けて変えたり、方形や円形状に
変えたり、ボタンの高さを変えたりすることで、誤操作
を防止することができる。
【0037】本発明は、上記実施形態に限られることは
なく、下記のように変形実施することができる。
【0038】(1)上述した本実施例では、撮像前・撮
像後と撮像中との操作内容に応じて、領域を上述した各
領域A〜Cに分類して、それぞれの押しボタンやレバー
を設置していたが、撮像中に使用される押しボタンやレ
バー、すなわち撮像中領域A内に設置されている押しボ
タンやレバー(例えば天板上下動ボタン10,11や天
板傾斜レバー12など)の方が、撮像前・撮像後に使用
される押しボタンやレバー、すなわち撮像前後領域B,
C内に設置されている押しボタンやレバー(例えば撮像
領域設定レバー15,16や照射角制御ボタン17,1
8,19など)と比べて、使用頻度が一般的に高い。従
って、使用頻度に応じて各操作手段である押しボタンや
レバーをそれぞれ分類して設置したり、または使用頻度
に応じて形状の異なる操作手段として押しボタンやレバ
ーをそれぞれ設置してもよい。
【0039】例えば、使用頻度が高い押しボタンやレバ
ーを操作パネル7の中央領域に分類して設置して、使用
頻度が低い押しボタンやレバーを操作パネル7の左右両
側領域に分類して設置する。または、使用頻度が高い押
しボタンの高さを使用頻度が低い押しボタンの高さより
も高く設定してこれらの押しボタンを設置したり、使用
頻度が高い押しボタンの大きさを使用頻度が低い押しボ
タンの大きさよりも大きく設定してもよい。レバーの場
合も同様である。
【0040】(2)上述した本実施例では、被検体Pの
診断像を出力表示するモニタ5と操作パネル7に設けら
れた表示モニタ21とを個別に設けたが、上記モニタ5
が操作パネル7に一体に配設されていてもよい。この場
合、モニタ5が操作パネル7の中央に配置されるので、
使用頻度が高い押しボタンやレバー、または撮像中に関
する押しボタンやレバーを操作パネル7の中央に設置す
ることで、モニタ5とオペレータの視線とのほぼ同一直
線上にこれらの押しボタンやレバーが設置される。従っ
て、使用頻度が高い場合または撮像中には、オペレータ
は、モニタ5とこれらの押しボタンやレバーをほぼ同時
に見ることができて、モニタ5を凝視しながらより確実
に操作することができる。
【0041】もちろん、上記モニタ5が操作パネル7に
設置される位置に応じて、使用頻度が高い押しボタンや
レバー、または撮像中に関する押しボタンやレバーを設
置してもよい。例えば、モニタが操作パネル7の右端に
設置されていれば、図2(a)に示すような操作パネル
7では、上述の押しボタンやレバーは、モニタ5とオペ
レータの視線とのほぼ同一直線上にある、中央領域と右
端との間の右寄りの領域に設置される。
【0042】(3)上述した本実施例では、操作内容を
撮像前・撮像後と撮像中とに分類したが、操作内容を誤
操作または誤動作を起こし易い場合と起こし難い場合と
に分類したり、被検体Pにとって危険性が高い操作と危
険性が低い操作とに分類してもよい。例えば、X線の照
射する操作に関しては、誤操作をする、または誤動作を
起こすと被検体Pにとって危険性が高い。このような操
作に対しては、モニタ5とオペレータの視線との同一直
線上にある位置に、例えば操作パネル7の中央領域(撮
像中領域A)にX線の照射に関する押しボタンやレバー
を設置したり、図3(a)の断面図に示すように、X線
の照射に関する押しボタン22の周囲に盛り上がり部分
23を設けてもよい。または、図2(b)に示すよう
に、危険性が高い操作に関する押しボタンの高さを、他
の操作に関するボタンの高さよりも高くして注意を喚起
してもよいし、逆に危険性が高い操作に関する押しボタ
ンや誤動作や誤操作などを起こし易い押しボタンの高さ
を、他の操作に関するボタンの高さよりも低くして押し
ボタンを操作し難くしてもよい。
【0043】特に、図3(a)に示すような盛り上がり
部分23を設けたボタン22を設置する場合には、盛り
上がり部分23の高さTを、ボタン22の高さtよりも
高くする方が好ましい。上述のように構成することで、
従来の盛り上がり部分23がないときと比べると、ボタ
ン22の接触面積を小さくすることができる。接触面積
が大きいと、操作パネル7を移動させた場合にボタン2
2の両端にオペレータの手などが触れただけで、誤動作
を起こしたりする場合などがあるが、盛り上がり部分2
3をボタン22の周囲に配設することで、接触面積を小
さくしてオペレータの手などが触れても誤動作や誤操作
などを防止することができるとともに、被検体Pにとっ
て危険性が高い操作に関しても誤動作や誤操作などを防
止することができる。
【0044】(4)上述した本実施例では、ボタンは操
作パネルの面に対して凸状に構成されていたが、図3
(b)の断面図に示すように、操作パネルの面に対して
凹部24を設けて、その凹部24にボタン25を設けて
もよい。そして、使用頻度や操作内容に応じて、凹部2
4の高さXを変えてボタン25を設置してもよい。例え
ば、使用頻度が高いボタン25については凹部24の高
さXを低くしてボタン25を押し易くしたり、被検体P
にとって危険性が高い操作に関するボタン25について
は凹部24の高さXを高くしてボタン25を押し難くし
てもよい。
【0045】(5)本実施例のように押しボタンやレバ
ーとして分けて変えたり、方形や円形状に変えたり、ボ
タンの高さを変えたり、または変形例のように図3
(a)に示すような盛り上がり部分23を設けてボタン
の形状を変えたり、図3(b)に示すような凹部24の
高さXを変えたり、操作手段の形状を変えて形状の異な
る操作手段を設置することについては特に限定されな
い。例えば、使用頻度や操作内容に応じて押しボタンや
レバーの大きさを変えてこれらの押しボタンやレバーを
設置してもよい。また、操作手段は、上述の押しボタン
やレバーなどに限定されない。押しボタンは上述の方形
や円形状以外に、三角状のボタンにしてもよいし、長方
形状のボタンなどでもよい。
【0046】(6)本実施例では、操作パネルの中央領
域と左右両側の領域とに区分させて、各操作手段をそれ
ぞれ分類して設置したが、例えば操作パネルの手前側と
奥側とに区分させて、使用頻度が高い操作手段に対して
手前側に設置するなど、分類する位置についても特に限
定されない。特に、オペレータからもっとも近い位置に
操作手段を設置すると、オペレータは即座に操作するこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、X線透視撮像の使用頻度もしくは操作内容に
応じて各操作手段を分類して、操作パネルに各操作手段
をそれぞれ配置している(請求項1に記載の発明)か、
またはX線透視撮像の使用頻度もしくは操作内容に応じ
て形状の異なる各操作手段をそれぞれ設置している(請
求項2に記載の発明)ので、オペレータは操作パネルの
方に視線をずらすことなく、前者(請求項1)の場合に
は使用頻度もしくは操作内容に対応した位置で、後者
(請求項2)の場合には使用頻度もしくは操作内容に応
じた各操作手段の形状を感知することによって、各操作
手段をそれぞれ操作してX線透視撮像を行うことができ
る。その結果、X線透視撮像の操作性を高めることがで
きる。さらに、請求項3に記載の発明のようにX線透視
撮像用操作パネルの面に対して高さの異なる各操作手段
をそれぞれ設置することで、高さに応じて操作性を制御
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るX線透視撮像装置の要部構成を
表すブロック図である。
【図2】本実施例に係るX線透視撮像用操作パネル(操
作パネル)の概略図であって、(a)はその平面図、
(b)は(a)のa−aから見た矢視断面図である。
【図3】(a),(b)は変形例に係る操作パネルのボ
タンの断面図である。
【符号の説明】
1 … 天板 2 … X線管 5 … モニタ 7 … 操作パネル P … 被検体 A … 撮像中領域 B,C … 撮像前後領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯野 浩孝 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所内 Fターム(参考) 4C093 AA01 CA16 EE02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を被検体に照射することで被検体の
    透視撮像画像を得るX線透視撮像に用いられるX線透視
    撮像用操作パネルであって、前記操作パネルはX線透視
    撮像を操作する操作手段を複数個設けており、X線透視
    撮像の使用頻度もしくは操作内容に応じて前記各操作手
    段を分類して、前記操作パネルに各操作手段をそれぞれ
    配置していることを特徴とするX線透視撮像用操作パネ
    ル。
  2. 【請求項2】 X線を被検体に照射することで被検体の
    透視撮像画像を得るX線透視撮像に用いられるX線透視
    撮像用操作パネルであって、前記操作パネルはX線透視
    撮像を操作する操作手段を複数個設けており、X線透視
    撮像の使用頻度もしくは操作内容に応じて形状の異なる
    前記各操作手段をそれぞれ設置することを特徴とするX
    線透視撮像用操作パネル。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のX線透視撮像用操作パ
    ネルにおいて、X線透視撮像の使用頻度もしくは操作内
    容に応じて前記X線透視撮像用操作パネルの面に対して
    高さの異なる前記各操作手段をそれぞれ設置することを
    特徴とするX線透視撮像用操作パネル。
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