JP2001238872A - X線装置 - Google Patents

X線装置

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JP2001238872A
JP2001238872A JP2000054731A JP2000054731A JP2001238872A JP 2001238872 A JP2001238872 A JP 2001238872A JP 2000054731 A JP2000054731 A JP 2000054731A JP 2000054731 A JP2000054731 A JP 2000054731A JP 2001238872 A JP2001238872 A JP 2001238872A
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operating device
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JP2000054731A
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English (en)
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Mariko Miyamoto
麻里子 宮本
Yoshikazu Iketa
嘉一 井桁
Atsushi Ninomiya
篤 二ノ宮
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • A61B6/548Remote control of the apparatus or devices

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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テーブルサイド操作器を操作して検査や治療
を行う際の術者の負担を軽減させることが可能なX線装
置を提供すること。 【解決手段】 被検体を載せるテーブルと、前記被検体
にX線を照射するX線管と、前記テーブルを介して前記
X線管と対向配置され前記被検体のX線像を撮像する手
段と、該撮像したX線像を表示する表示手段と、前記テ
ーブルの移動条件及び前記収集手段の収集条件並びに前
記表示手段の表示条件を制御する制御手段と、前記制御
手段に与える制御項目に応じた指示を入力する操作デバ
イスが配置された操作手段とを備えた医用装置におい
て、前記操作手段は、前記操作デバイスを備える側の面
に凹部が形成され、少なくとも背の高い操作デバイス
は、前記凹部に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線装置に関し、
特に、血管造影装置や透視撮影装置等のX線装置が備え
る操作部に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のX線装置は、被検体を搭載する寝
台(以下、「テーブル」と記す)、X線を被検体に照射
するX線管と該被検体を透過したX線を取り込むX線イ
メージインテンシファイア(以下、「X線I.I.」と
記す)とを支持する支持器、X線からのX線照射を制御
するX線発生器、及びX線I.I.で撮像されたX線像
を画像処理する画像処理装置等から構成されていた。こ
のX線装置は、被検体を搭載するテーブル及び支持器に
対向支持されるX線管とX線I.I.とは検査室に設置
され、X線発生器及び画像処理装置は検査室に隣接され
る操作室に設置されていた。
【0003】一方、インターベンショナルラジオロジー
(以下、「IVR」と記す)というカテーテルを利用し
た治療法が盛んに行われるようになってきた。これは、
例えば肝臓に癌細胞の腫瘍があり、この腫瘍の拡大を防
ぐために、腫瘍に栄養を与えている血管を塞栓するとい
った治療を行うものである。このIVRでは、一般的
に、X線透視可にて、被検体の大腿動脈からカテーテル
を挿入し、そのカテーテルをX線透視下すなわちX線透
視やX線撮影によって得られるX線画像を観察しなが
ら、目的とする血管までカテーテルを進めていた。この
とき、従来のX線装置では、被検体を搭載したテーブル
の位置、X線管とX線イメージインテンシファイア(以
下、「X線I.I.」と記す)とを支えている支持器の
位置、X線I.I.の上下位置、及びX線I.I.の視
野サイズ等の変更を、テーブルサイドに配置される操作
器(以下、「テーブルサイド操作器」と記す)から指示
しつつ、透視画像及び撮影画像を画像観察用のモニタに
て確認しながら、目的とする血管までカテーテルを進め
ていた。
【0004】このために、従来のテーブルサイド操作に
は、テーブルの移動を指示する操作デバイス、支持器の
移動を指示する操作デバイス、X線I.I.のを上下動
を指示する操作デバイス、及びX線I.I.の視野サイ
ズを指示する操作デバイスやX線絞りやX線フィルタの
移動や切り替えを指示する操作デバイスなどが搭載され
ていた。支持器の角度調整や、X線絞りの調整などは4
方向に動かすことが可能で、且つ術者が操作感覚に合わ
せて簡単に操作できるように、操作デバイスにはスティ
ックなど操作器上面から高さがあるものすなわち背の高
いものが採用されていた。このような入力デバイスを採
用した操作器は、例えば「血管撮影技術」;日本放射線
技術学会出版;26ページに記載のように、操作器の上
面部分に操作デバイスが配置されるものであった。この
テーブルサイド操作器をテーブルサイドに配置した場
合、スティックのように操作器上面から突出された操作
デバイスと、単にON/OFFを制御するスイッチのよ
うに操作器上面からほとんど突出しない操作デバイスと
が混載して、テーブルサイド操作器の上面に配置される
こととなっていた。このとき、従来のテーブルサイド操
作器では、操作デバイスがそれぞれの機構毎に分類され
配置される構成となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。従来
のX線装置を用いて血管造影検査等でカテーテル手技を
進める場合、前述したように、術者が画像観察用のモニ
タに映像されたX線透視画像やX線撮影画像を見るとき
は、目的とする詳細部分を注視することが一般的であっ
た。このために、術者はテーブルの側面部分に設置され
たテーブルサイド操作器を越えて、自身の体を被検体に
近付け、モニタの方に体を乗り出して見ることがよくあ
った。このとき、従来のX線装置では、テーブルサイド
操作器に配置された支持器の操作デバイスであるスティ
ックがテーブルの高さより高い状態となっていた。この
ために、従来では、術者はスティックなどの突出する操
作デバイスに体等が接触することが無いように、配慮を
しながらIVR等の作業を行わなければならず、大きな
負担となっていた。
【0006】一方、検査時には、術者は手を清潔に保っ
た状態でテーブルサイド操作器に配置された操作デバイ
スを操作しなければならないことから、滅菌したビニー
ルなどの覆布をかけた上から各操作デバイスを操作する
ことが一般的であった。しかしながら、前述するよう
に、従来のX線装置のテーブルサイド操作器では、操作
デバイスの高さの凸凹、即ちスティックの高さとこのス
ティックの奥に配置される押しボタンスイッチ高さとの
差、又はスティックの高さとこのスティックの手前に配
置される押しボタンスイッチの高さとの差が大きい場合
には、術者がこれらの押しボタンスイッチを操作したと
きに、スティックが覆布に引っ張られて倒れて動作しま
う場合があるので、配慮をしながら検査作業を行わなけ
ればならず、大きな負担となっていた。
【0007】本発明の目的は、テーブルサイド操作器を
操作して検査や治療を行う際の術者の負担を軽減させる
ことが可能なX線装置を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0010】(1)被検体を載せるテーブルと、前記被
検体にX線を照射するX線管と、前記テーブルを介して
前記X線管と対向配置され前記被検体のX線像を撮像す
る手段と、該撮像したX線像を表示する表示手段と、前
記テーブルの移動条件及び前記収集手段の収集条件並び
に前記表示手段の表示条件を制御する制御手段と、前記
制御手段に与える制御項目に応じた指示を入力する操作
デバイスが配置された操作手段とを備えた医用装置にお
いて、前記操作手段は、前記操作デバイスを備える側の
面に凹部が形成され、少なくとも背の高い操作デバイス
は、前記凹部に配置される。
【0011】(2)前述した(1)に記載のX線装置に
おいて、前記操作手段は前記凹部が当該操作手段の一端
から対向する他端にかけて形成された。
【0012】(3)前述した(1)もしくは(2)に記
載のX線装置において、前記操作手段は前記凹部が当該
操作手段の中段部分に形成される。
【0013】(4)前述した(1)に記載のX線装置に
おいて、一部の背の低い操作デバイスよりも前記凹部に
配置された操作デバイスの頂部が低くなるように、前記
凹部が形成される。
【0014】(5)前述した(1)乃至(4)の内の何
れかに記載のX線装置において、前記操作手段は、前記
被検体を載せるテーブルの側面に配置される。
【0015】前述した(1)〜(5)の手段によれば、
テーブル、X線管、撮像手段、及び表示手段の制御を入
力する操作デバイスが配置される操作器に凹部が形成さ
れている。そして、この凹部に操作器に配置される操作
デバイスの内で、比較的に背が高い操作デバイスが配置
される構成となっているので、操作手段の輪郭を考えた
場合、背が高い操作デバイスの背の高さを低くすること
なくすなわち背の高い操作デバイス自身の背の高さを変
更することなく、操作デバイスの突出量を小さくするこ
とが可能となるので、操作デバイスの操作性を低減させ
ることなく、入力手段の突出に伴う術者の負担を低減さ
せることが可能となる。従って、術者は手技に集中する
ことが可能となるので、手技に要する時間を短縮するこ
とができ、診断効率を向上させることができる。また、
手技に要する時間を短縮することができることによっ
て、被検体にかかる負担を低減させることが可能とな
る。
【0016】このとき、凹部を操作手段の一端から対向
する他端にかけて形成することによって、背の高い操作
デバイスを一列に配置することが可能となるので、他の
操作デバイスの視認性を向上できる。また、凹部を操作
手段の中央部分あるいは中央の段に形成することによっ
て、手技時における覆布の引っかかりを防止できるの
で、操作デバイスの操作性を向上できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、発明の実
施の形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明
する。なお、発明の実施の形態を説明するための全図に
おいて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。
【0018】図1は本発明の一実施の形態のX線装置で
あるCアーム型X線装置の概略構成を説明するための図
であり、1は被検体、2は寝台(テーブル)、3はX線
管、4はX線I.I.(撮像手段)、5は支持器、6は
モニタ(表示手段)、8は覆布、9は術者、10はテー
ブルサイド操作器を示す。なお、テーブルサイド操作器
10を除く他の機構は、周知の機構を用いる。
【0019】図1から明らかなように、本実施の形態の
Cアーム型X線装置では、被検体1を計測位置に設定す
る寝台であるテーブル2、X線管3とX線I.I.4と
を対向する位置に保持する円弧状のC字型アームとこの
C字型アームをその形状に沿って移動可能に支持する天
吊りアームとこの天吊りアームの一端を天井部分に回転
可能に支持する回転支持装置とからなる支持器5、X線
透視画像やX線撮影画像等を表示するための画像監視用
モニタ6、及びテーブル2の側面部分や近傍に配置され
るテーブルサイド操作器10は、例えば、X線遮蔽機能
を備える検査室に配置される構成となっている。テーブ
ル2は、被検体1を搭載する図示しない天板部分を前後
左右あるいはその組み合わせた方向に移動させる水平移
動機構と、天板を上下方向に移動させる垂直移動機構
と、水平移動機構及び垂直移動機構の駆動を制御する寝
台コントローラとを備える。回転支持装置は、天吊りア
ームを回転駆動する回転駆動機構と、テーブルサイド操
作器10からの回転を制御する制御信号に基づいて回転
駆動機構の回転駆動を制御する回転コントローラとを備
える。天吊りアームによるX字型アームの支持位置に
は、C字型アームをその形状に沿ってスライド移動させ
るスライド駆動機構と、テーブルサイド操作器10から
のスライドを制御する制御信号に基づいてスライド駆動
機構のスライド駆動を制御するスライドコントローラと
を備える。X線I.I.4には、光学像に変換されたX
線像を電気信号に変換する例えばテレビカメラ等も配置
されており、さらには、X線I.I.4及びテレビカメ
ラを制御する撮影コントローラも配置される。
【0020】また、本実施の形態のCアーム型X線装置
は、X線I.I.4で収集されたX線像に対して周知の
画像処理を施しX線透視画像として画像監視用のモニタ
6等に出力する図示しない画像処理装置、及びX線管3
に駆動電力(X線照射電力)を供給する図示しないX線
発生器を備えており、これらの機構は一般的には検査室
に隣接配置される操作室に配置される構成となる。X線
発生器は、X線管3に供給する電力を生成する発生器
と、テーブルサイド操作器10からの指示に基づいた電
圧及び電流値の電力を発生器に発生される発生器コント
ローラとを備える。ただし、以下の説明では、一例とし
て、テーブルサイド操作器10が、テーブル2の図示し
ない周知のレールに取りつけられている場合について、
説明する。
【0021】また、本実施の形態のCアーム型X線装置
では、X線管3の前面側すなわちX線ビームの照射面側
には、図示しないX線絞り機構とX線フィルタ機構とが
配置されている。X線絞り機構は、たとえば、X線ビー
ムの中心軸と直交するX軸及びY軸で規定されるXY平
面内におけるX線ビームの広がり、すなわちX線照射面
内におけるX軸方向のX線ビームの広がりを規制する図
示しない2枚の遮蔽板と、Y軸方向のX線ビームの広が
りを規制する図示しない2枚の遮蔽板とを備えている。
また、X線絞り機構は、4枚の遮蔽板を移動し挿入位置
を調整する図示しない周知の遮蔽板移動機構を備えてお
り、図示しない周知の遮蔽板コントローラからの駆動出
力に基づいて、4枚の遮蔽板を所望の挿入位置に移動さ
せる構成となっている。一方、X線フィルタ機構は、X
線管3から放射されるX線のエネルギー分布を変化する
図示しない周知のX線フィルタと、このX線フィルタを
移動してX線ビーム領域内への挿入及びX線ビーム領域
内からの退避を行う図示しない周知のフィルタ移動機構
とを備えている。このX線フィルタ機構は、図示しない
周知のフィルタコントローラからの駆動出力に基づい
て、フィルタ移動機構がX線ビーム領域内へのX線フィ
ルタの挿入及び退避を制御する構成となっている。
【0022】なお、本実施の形態のCアーム型X線装置
では、テーブルサイド操作器10の構成が異なるのみ
で、テーブルサイド操作器10に配置される操作デバイ
スからの指示に基づく、X線透視及びX線撮影での動作
は従来と同様となるので、その詳細な説明は省略する。
【0023】図2は本実施の形態のテーブルサイド操作
器の概略構成を説明するための鳥瞰図であり、図3は本
発明のテーブルサイド操作器の概略構成を説明するため
の側面図である。
【0024】図2及び図3において、21はスティッ
ク、22は2方向つまみ、23はX線I.I.移動用の
押しボタンスイッチ、24はX線I.I.視野サイズ用
の押しボタンスイッチ、25はテーブルサイド操作器の
上段部(上段領域)、26はテーブルサイド操作器の中
段部(中段領域)、27はテーブルサイド操作器の下段
部(下段領域)を示す。
【0025】図2及び図3から明らかなように、本実施
の形態のテーブルサイド操作器10では、操作デバイス
となるスティック21、2方向つまみ22、X線I.
I.移動用の押しボタンスイッチ23、X線I.I.視
野サイズ用の押しボタンスイッチ24等が配置される上
面部分が、上段部25、中段部26、及び下段部27の
3段構造となっている。点線で示す上段部25には、X
線I.I.4を上下動させる押しボタンスイッチ23な
どの背の高さが低い操作デバイスが配置され、点線で示
す中段部26には、支持器5を操作するスティック21
やテーブル2を上下動させる2方向つまみ22などの背
の高さが高い操作デバイスが配置され、点線で示す下段
部27には、X線I.I.4の視野サイズを切り替える
ための押しボタンスイッチ24などの背の高さが低い操
作デバイスが配置されている。
【0026】一方、図3から明らかなように、本実施の
形態のテーブルサイド操作器10では、テーブル2にテ
ーブルサイド操作器10を配置したときにテーブル2に
近い側すなわち術者9からは最も遠くなる側である図面
の左側から、テーブルサイド操作器10の上面部分が最
も高くなるように形成された領域(上段部25)、テー
ブルサイド操作器10の上面部分が最も低くなように形
成された領域(中段部26)、及びテーブルサイド操作
器10の上面部分が上段部25と中段部26との中間の
高さとなるように形成された領域(下段部27)とから
構成されている。すなわち、本実施の形態のテーブルサ
イド操作器10では、上段部25と下段部27との間に
凹部となる中段部26が形成された構成となっている。
【0027】また、本実施の形態のテーブルサイド操作
器10では、図2に示すように、上段部25、中段部2
6及び下段部27の高さは、それぞれの領域がテーブル
2の側面と平行となるように形成されており、図2では
左斜め下方向から右斜め上方向への長方形となるように
上段部25、中段部26、及び下段部27が形成されて
いる。
【0028】操作デバイスの内で、支持器5の操作用で
あるスティック21やテーブル2の上下動操作用である
2方向つまみ22等のように、他の操作デバイスに比較
して背の高い操作デバイスは凹部形状となる中段部26
の延在方向に順番に配置された構成となっている。ま
た、X線I.I.4を上下動させる押しボタンスイッチ
23などのように背の低い操作デバイスは、上段部25
の延在方向に順番に配置された構成となっている。上段
部25と同様に、X線I.I.4の視野サイズを切り替
えるための押しボタンスイッチ24などの背の高さが低
い操作デバイスは、下段部27の延在方向に順番に配置
された構成となっている。
【0029】このように、本実施の形態のテーブルサイ
ド操作器10では、当該テーブルサイド操作器10の操
作デバイスの配置面に凹部となる中段部26を形成し、
この中段部26に他の操作デバイスに比較して背が高い
操作デバイスを配置とすることによって、図3に示すよ
うに、各操作デバイスの頂部の突出量を減少させること
が可能となる。
【0030】図4は本実施の形態のテーブルサイド操作
器の手技時における状態を説明するための図であり、図
1に示すように被検体1の足部側にテーブルサイド操作
器10を設置した場合における被検体1の頭部方向から
テーブルサイド操作器10を見た図である。
【0031】図4において、12はテーブルの被検体搭
載面の高さ、13はテーブルサイド操作器から突出され
る操作デバイスの高さを示しており、この図4から明ら
かなように、例えばIVR時における被検体1、テーブ
ル2、及びテーブルサイド操作器10には、術者9が清
潔状態を保持できるように、被検体1及びテーブルサイ
ド操作器10の上面には覆布8がかけられている。この
とき、術者9はその覆布8の上から被検体1やテーブル
2、及びテーブルサイド操作器10に触ることとなる
が、テーブルサイド操作器10に覆布8をかけると、図
4から明らかなように本実施の形態のテーブルサイド操
作器10では、操作デバイスによる凹凸が大きくならな
くなる。すなわち、本実施の形態のテーブルサイド操作
器10では、テーブル2の被検体搭載面の高さ12が、
テーブルサイド操作器10から突出される操作デバイス
の高さ13であるX線I.I.移動用の押しボタンスイ
ッチ23の突出位置よりも高い位置となるので、覆布8
がすべての入力デバイスの上部に均一に当たるようにな
る。従って、覆布8をかけた状態でも操作デバイスの凹
凸がなくなるので、スティック21のように背が高い操
作デバイスをよりもテーブル側に配置されたX線I.
I.4を上下動させる押しボタンスイッチ23を術者9
が操作した場合であっても、スティック21が覆布に引
っ張られて倒れてしまうことを防止でき、術者9の負担
を低減することができる。
【0032】次に、図1〜図4に基づいて、本実施の形
態のCアーム型X線装置を用いたIVR手順及びテーブ
ルサイド操作器10の動作を説明する。なお、以下の説
明では、被検体1の頭部の治療をIVRによって行う場
合について説明する。
【0033】まず、手技を容易とするために、術者9
は、テーブル2の高さをテーブル上下動操作2方向つま
み22にて位置決めする。次に、術者9は、被検体1の
大腿動脈からカテーテルを挿入し、X線透視下で画像観
察用のモニタ6を見ながら被検体1が載ったテーブル2
の位置、支持器5の位置、X線I.I.4の上下位置、
及びX線I.I.4の視野サイズなどをテーブルサイド
操作器10に搭載している操作デバイスで操作しなが
ら、目的の血管までカテーテルを進める。操作デバイス
の操作としては、例えば、支持器5の角度を変える時に
は、術者9が支持器操作用のスティック21を操作し、
X線I.I.4の上下位置を変えるときには、術者9は
X線I.I.上下動押しボタンスイッチ23を操作し、
X線I.I.4の視野サイズを切り替えるときには、術
者9はX線I.I.視野サイズ切替押しボタンスイッチ
24を操作することによって、各操作デバイスから各機
構のコントローラに操作信号が出力され、コントローラ
が該当する機構の駆動部を制御することによって、各機
構が操作デバイスで指示された動作を行う。
【0034】このとき、画像観察用のモニタ6は、被検
体1が載ったテーブル2の奥側に設置される場合が多
く、術者9がこのモニタ6に映しだされたX線透視画像
やX線撮影画像を見るときは、目的とする詳細部分を注
視するために、テーブル2の左側にある操作器7を越え
て、自身の体を被検体1に近付けて画像を観察しようと
するが、このような場合であっても本実施の形態のテー
ブルサイド操作器10では、高さがある操作デバイス即
ち支持器操作用スティック21やテーブル上下動操作用
2方向つまみ22などを、中段部26の窪んだ部分に搭
載したので、本体からの各操作デバイスの突出量が小さ
くできる。従って、術者9が操作デバイスに接触するこ
とが無くすことが可能となる。その結果、術者9はIV
R等の作業中にこのような配慮をする必要がなくなるの
で、手技にかかる負担を低減できる。なお、テーブルサ
イド操作器10を窪ませる部分は、ここで説明した中段
部26だけでなく上段部25でも、同様の効果が得られ
る。
【0035】一方、機器の操作においては、X線I.
I.4の上下位置を変えるためには、術者9等がテーブ
ルサイド操作器10の上段部に配置されたX線I.I.
上下動操作用押しボタンスイッチ23を操作するが必要
があるが、従来のテーブルサイド操作器10では、術者
から見て手前にある支持器操作用の操作デバイスの高さ
が高いために、X線I.I.上下動操作用押しボタンス
イッチ23が見づらかったが、本実施の形態のテーブル
サイド操作器10では、高さのある操作デバイス、即ち
支持器操作用スティック31やテーブル上下動操作用2
方向つまみ22などは、中段部26の窪んだ部分に配置
されるので、上段部25に搭載したX線I.I.上下動
操作用押しボタンスイッチ23などとの高さの差がなく
なり、スティック21などの高さのある操作デバイスの
奥に配置しているスイッチでも一目で確認ができるとい
う効果を得ることもできる。その結果、術者9は速やか
に該当する操作デバイスの操作を行うことができるの
で、診断効率を向上することができるという効果を得る
こともできる。
【0036】また、上段部25に配置したX線I.I.
上下動操作用押しボタンスイッチ23や、下段部に搭載
したX線I.I.視野サイズ切替押しボタンスイッチ2
4を覆布8を被せた状態で操作する場合であっても、本
実施の形態のテーブルサイド操作器10では、図4に示
すように、覆布8が上段部25に配置した操作デバイス
のトップ、中段部26に配置した操作デバイスのトッ
プ、及び下段部27に配置した操作デバイスのトップ、
即ちテーブルサイド操作器10に配置した操作デバイス
全てのトップに均一に当たることとなる。その結果、上
段部25に配置した操作デバイス及び下段部27に配置
した操作デバイスを操作する場合であっても、覆布8を
引っ張られることがなくなり、覆布8が他の操作デバイ
スを移動させてしまうことも防止できる。
【0037】以上に説明した機器の操作を繰り返しなが
ら、術者9はカテーテル手技を進めて、治療を行い、手
術を終了する。
【0038】また、手術が終了し、被検体1をそれまで
載せていたテーブル2から、図示しない移動用のベッド
等に移し替えるときは、移動用のベッドをテーブル2の
側面にできる限り近付けてから被検体1を移動させるの
が一般的である。このとき、従来のX線装置では、ステ
ィック21のように背が高い操作デバイスでは被検体1
操作デバイスに接触してしまう等が考えられるが、本実
施の形態のテーブルサイド操作器10では突出する操作
デバイスの突出量が小さいので、被検体1を容易に移動
用ベットに移動させることが可能となるので、被検体1
にかかる負担を低減できるという効果を得ることも可能
である。
【0039】以上説明したように、本実施の形態のCア
ーム型X線装置のテーブルサイド操作器は、テーブル
2、X線管3、X線I.I.4、及びモニタ6等の動作
指示(制御指示)を入力する操作デバイスが配置される
テーブルサイド操作器10の中段部26が凹部として形
成されている。そして、この凹部となる中段部26にテ
ーブルサイド操作器10に配置される操作デバイスの内
で、比較的に背が高いスティック21やテーブル2の上
下動操作用2方向つまみ22等が配置される構成となっ
ているので、テーブルサイド操作器10の輪郭を考えた
場合、背が高い操作デバイスの背の高さを低くすること
なくすなわち背の高い操作デバイスの高さを変更するこ
となく、操作デバイスの突出量を小さくすることが可能
となるので、テーブルサイド操作器10の操作性を低減
させることなく、テーブルサイド操作器10の突出に伴
う術者9の負担を低減させることが可能となる。従っ
て、術者9は手技に集中することが可能となるので、手
技に要する時間を短縮することができ、診断効率を向上
させることができる。また、手技に要する時間を短縮す
ることができることによって、被検体1にかかる負担を
低減させることが可能となる。
【0040】ただし、必要となる凹部の縦方向の大きさ
は、操作スイッチと凹部の表面との間に術者の指先が入
る以上の間隔が必要であることはいうまでもない。
【0041】なお、本実施の形態のテーブルサイド操作
器では、上段部25よりも下段部27を低くする構成と
したが、中段部26を上段部25と下段部27とよりも
低く形成すればよく、例えば、上段部25よりも下段部
27を高くする構成としてもよいことはいうまでもな
い。すなわち、本願発明では、スティック21やテーブ
ル上下動操作用2方向つまみ22等のように背が高くて
テーブルサイド操作器10の上面から大きく突出する操
作デバイスを配置した領域を、スティック21やテーブ
ル上下動操作用2方向つまみ22等の背の高い操作デバ
イスに比較して背の低い操作デバイスを配置した領域よ
りも低く形成すればよいことはいうまでもない。
【0042】また、本実施の形態では、天吊り型のCア
ーム型X線装置に本願発明を適用した場合について説明
したが、これに限定されることはなく、例えば、床面据
え置き型C字型アームを備えたX線装置、透視撮影台と
称されるX線装置、ガントリ内に対向配置されたX線源
とX線検出器とを被検体の周囲に回転させるX線CT装
置、ガントリの外部に対向配置されたX線源とX線検出
器とを被検体の周囲に回転させることが可能なX線装置
等の他のX線装置にも適用可能なことはいうまでもな
い。
【0043】さらには、本実施の形態では、本願発明を
操作器の一例であるテーブルサイド操作器10に適用し
た場合について、その構成及び動作について説明した
が、操作室に配置される操作卓(遠隔操作器)や、複数
人で術技を行う場合に使用される近隣操作卓と称される
操作器に適用した場合においても、前述した効果を得る
ことが可能なことはいうまでもない。
【0044】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記発明の実施の形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0046】(1)操作デバイスの操作性を低減させる
ことなく、操作デバイスの突出に伴う術者の負担を低減
させることができる。 (2)術者が手技に集中することができる。 (3)術者の手技に要する時間を短縮することができ、
診断効率を向上させることができる。 (4)被検体にかかる負担を低減させることができる。 (5)手技時における覆布の引っかかりを防止できるの
で、操作デバイスの操作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のX線装置であるCアー
ム型X線装置の概略構成を説明するための図である。
【図2】本実施の形態のテーブルサイド操作器の概略構
成を説明するための鳥瞰図である。
【図3】本発明のテーブルサイド操作器の概略構成を説
明するための側面図である。
【図4】本実施の形態のテーブルサイド操作器の手技時
における状態を説明するための図である。
【符号の説明】
1 被検体、2 寝台(テーブル)、3 X線管、4
X線I.I.(撮像手段)、5 支持器、6 モニタ
(表示手段)、8 覆布、9 術者、10 テーブルサ
イド操作器、12 テーブルの被検体搭載面の高さ、1
3 テーブルサイド操作器から突出される操作デバイス
の高さ、21 スティック、22 2方向つまみ、23
X線I.I.移動用の押しボタンスイッチ、24 X
線I.I.視野サイズ用の押しボタンスイッチ、25
テーブルサイド操作器の上段部、26 テーブルサイド
操作器の中段部、27 テーブルサイド操作器の下段部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体を載せるテーブルと、前記被検体
    にX線を照射するX線管と、前記テーブルを介して前記
    X線管と対向配置され前記被検体のX線像を撮像する手
    段と、該撮像したX線像を表示する表示手段と、前記テ
    ーブルの移動条件及び前記収集手段の収集条件並びに前
    記表示手段の表示条件を制御する制御手段と、前記制御
    手段に与える制御項目に応じた指示を入力する操作デバ
    イスが配置された操作手段とを備えた医用装置におい
    て、 前記操作手段は、前記操作デバイスを備える側の面に凹
    部が形成され、少なくとも背の高い操作デバイスは、前
    記凹部に配置されることを特徴とするX線装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002315744A (ja) * 2001-04-24 2002-10-29 Shimadzu Corp X線透視撮像用操作パネル
JP2004141385A (ja) * 2002-10-24 2004-05-20 Hitachi Medical Corp X線透視撮影装置
JP2008036007A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Toshiba Corp X線診断装置用操作パネル
CN106821619A (zh) * 2016-12-29 2017-06-13 郑亚 一种医用抢险车载x射线手术平台

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