JP7321131B2 - 制御装置、制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

制御装置、制御方法、及び制御プログラム Download PDF

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Description

本開示は、制御装置、制御方法、及び制御プログラムに関する。
圧迫部材により圧迫状態とした乳房に放射線を照射させて放射線画像の撮影を行うマンモグラフィ装置が知られている。投影用画像を投影させて、撮影を行う場合に撮影を補助するための情報等を表示させる場合がある。例えば、特許文献1には、LCD(Liquid Crystal Display)に乳房のスキンラインを表示させて、その投影像を圧迫部材の投影面に表示させる技術が記載されている。
また、マンモグラフィ装置において、可視光を照射させて照射野の範囲を投影させることにより、放射線の照射野の範囲を示す技術が知られている。例えば、特許文献1には、投影光源から照射された可視光により、放射線の照射野を示す技術が記載されている。
特開2008-086389号公報
上記特許文献1に記載の技術では、投影用画像の投影も、照射野の投影もいずれも光を照射する。そのため、投影用画像及び照射野を同時に投影すると、光が重なるため、投影用画像及び照射野が視認されなくなってしまう場合がある。例えば、投影用画像を投影させている最中に照射野の範囲を投影させるための可視光が照射されてしまうと、投影用画像に応じた表示が、照射された可視光により視認できなくなってしまう場合がある。そのため、照射野を投影せずとも照射野の範囲をユーザに認識させることができる技術が望まれている。
本開示は、上記事情を考慮して成されたものであり、照射野を投影せずとも照射野の範囲をユーザに認識させることができる制御装置、制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本開示の第1の態様の制御装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の圧迫部材の投影面に投影光を照射することで投影用画像データに応じた投影用画像を投影させる画像投影部であって、可視光を照射することで可視光の照射範囲により放射線の照射野の範囲を投影させる照射野投影部と別途にマンモグラフィ装置に設けられた画像投影部に対して、放射線の照射野の範囲を示す投影用画像データに応じた投影用画像を投影させ、投影用画像により放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行う。
本開示の第2の態様の制御装置は、第1の態様の制御装置において、 ロセッサは、放射線の照射野の範囲の大きさを表す照射野情報を取得し、投影用画像により投影面に表示される表示画像の大きさと、照射野情報が表す照射野の範囲の大きさとが異なる場合、投影用画像により放射線の照射野の範囲を表示させる。
本開示の第3の態様の制御装置は、第1の態様の制御装置において、投影用画像が投影されることで表示される表示画像の大きさを、照射野の範囲と同じ大きさとして照射野の範囲を表示させる制御を行う。
本開示の第4の態様の制御装置は、第1の態様の制御装置において、プロセッサは、放射線の照射野の範囲の大きさを表す照射野情報を取得し、照射野情報が表す照射野の範囲の大きさが変化した場合、投影用画像が投影されることで表示される表示画像の大きさを照射野の大きさに応じて変化させる制御を行う。
本開示の第5の態様の制御装置は、第1の態様または第2の態様の制御装置において、プロセッサは、照射野の範囲を表す照射野情報を含む投影用画像を投影させることで照射野の範囲を表示させる制御を行う。
本開示の第6の態様の制御装置は、第1の態様または第2の態様の制御装置において、投影用画像は、圧迫状態の乳房の形状をガイドするガイド情報を含み、プロセッサは、照射野の範囲の内外でガイド情報を異ならせることで照射野の範囲を表示させる制御を行う。
本開示の第7の態様の制御装置は、第6の態様の制御装置において、プロセッサは、照射野の範囲外ではガイド情報を表示しないことでガイド情報を異ならせる。
本開示の第8の態様の制御装置は、第1の態様から第7の態様のいずれか1態様の制御装置において、投影用画像は、撮影情報を含み、プロセッサは、照射野の範囲に係わらず、撮影情報が表示される位置を同じ位置とする制御を行う。
本開示の第9の態様の制御装置は、第8の態様の制御装置において、撮影情報は、圧迫部材による乳房の圧迫圧を表す情報を少なくとも含む。
本開示の第10の態様の制御装置は、第1の態様から第9の態様のいずれか1態様の制御装置において、プロセッサは、画像投影部により投影用画像を投影させない場合、可視光を照射野の範囲内に投影することで照射野の範囲を表す照射野投影部により照射野の範囲を表示させる制御を行う。
本開示の第11の態様の制御装置は、第1の態様から第10の態様のいずれか1態様の制御装置において、プロセッサは、 投影用画像は、撮影情報を含み、プロセッサは、画像投影部による投影用画像の投影中に、可視光を照射野の範囲内に投影することで照射野の範囲を表す照射野投影部により照射野の範囲を表示させるための指示を受け付けた場合、照射野の範囲外に撮影情報を表示させるための投影用画像に切り代える制御、または照射野の範囲外に撮影情報を表示させる状態に投影用画像を投影する位置を切り替える制御を行う。
本開示の第12の態様の制御装置は、第11の態様の制御装置において、投影用画像は、圧迫状態の乳房の形状をガイドするガイド情報をさらに含み、プロセッサは、ガイド情報が表示される位置はそのままとする制御を行う。
また、上記目的を達成するために本開示の第13の態様の制御装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の圧迫部材の投影面に投影用画像を投影させる画像投影部に対して、投影用画像により放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行い、放射線の照射野の範囲の大きさを表す照射野情報を取得し、投影用画像により投影面に表示される表示画像の大きさと、照射野情報が表す照射野の範囲の大きさとが異なる場合、投影用画像により放射線の照射野の範囲を表示させる。
また、上記目的を達成するために本開示の第14の態様の制御装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の圧迫部材の投影面に、圧迫状態の乳房の形状をガイドするガイド情報を含む投影用画像を投影させる画像投影部に対して、投影用画像により放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行い、照射野の範囲の内外でガイド情報を異ならせることで照射野の範囲を表示させる制御を行う。
また、上記目的を達成するために本開示の第15の態様の制御装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の圧迫部材の投影面に、撮影情報を含む投影用画像を投影させる画像投影部に対して、投影用画像により放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行い、照射野の範囲に係わらず、撮影情報が表示される位置を同じ位置とする制御を行う。
また、上記目的を達成するために本開示の第16の態様の制御装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の圧迫部材の投影面に投影用画像を投影させる画像投影部に対して、投影用画像により放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行い、画像投影部により投影用画像を投影させない場合、可視光を照射野の範囲内に投影することで照射野の範囲を表す照射野投影部により照射野の範囲を表示させる制御を行う。
また、上記目的を達成するために本開示の第17の態様の制御装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の圧迫部材の投影面に、撮影情報を含む投影用画像を投影させる画像投影部に対して、投影用画像により放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行い、画像投影部による投影用画像の投影中に、可視光を照射野の範囲内に投影することで照射野の範囲を表す照射野投影部により照射野の範囲を表示させるための指示を受け付けた場合、照射野の範囲外に撮影情報を表示させるための投影用画像に切り代える制御、または照射野の範囲外に撮影情報を表示させる状態に投影用画像を投影する位置を切り替える制御を行う。
また、上記目的を達成するために本開示の第18の態様の制御方法は、圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の圧迫部材の投影面に投影光を照射することで投影用画像データに応じた投影用画像を投影させる画像投影部であって、可視光を照射することで可視光の照射範囲により放射線の照射野の範囲を投影させる照射野投影部と別途にマンモグラフィ装置に設けられた画像投影部に対して、放射線の照射野の範囲を示す投影用画像データに応じた投影用画像を投影させ、投影用画像により放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行う処理をコンピュータが実行するための方法である。
また、上記目的を達成するために本開示の第19の態様の制御方法は、圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の圧迫部材の投影面に投影用画像を投影させる画像投影部に対して、投影用画像により放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行い、放射線の照射野の範囲の大きさを表す照射野情報を取得し、投影用画像により投影面に表示される表示画像の大きさと、照射野情報が表す照射野の範囲の大きさとが異なる場合、投影用画像により放射線の照射野の範囲を表示させる処理をコンピュータが実行するための方法である。
また、上記目的を達成するために本開示の第20の態様の制御プログラムは、圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の圧迫部材の投影面に投影光を照射することで投影用画像データに応じた投影用画像を投影させる画像投影部であって、可視光を照射することで可視光の照射範囲により放射線の照射野の範囲を投影させる照射野投影部と別途にマンモグラフィ装置に設けられた画像投影部に対して、放射線の照射野の範囲を示す投影用画像データに応じた投影用画像を投影させ、投影用画像により放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行う処理をコンピュータに実行させるためのものである。
また、上記目的を達成するために本開示の第21の態様の制御プログラムは、圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の圧迫部材の投影面に投影用画像を投影させる画像投影部に対して、投影用画像により放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行い、放射線の照射野の範囲の大きさを表す照射野情報を取得し、投影用画像により投影面に表示される表示画像の大きさと、照射野情報が表す照射野の範囲の大きさとが異なる場合、投影用画像により放射線の照射野の範囲を表示させる処理をコンピュータに実行させるためのものである。
本開示によれば、照射野を投影せずとも照射野の範囲をユーザに認識させることができる。
実施形態の放射線画像撮影システムにおける全体の構成の一例を概略的に表した構成図である。 実施形態のマンモグラフィ装置の外観の一例を表す側面図である。 実施形態のコリメータの構成の一例を表す斜視図である。 実施形態の圧迫板の一例を表す三面図である。 実施形態のマンモグラフィ装置及びコンソールの構成の一例を表したブロック図である。 実施形態のコンソールの機能の一例を表す機能ブロック図である。 比較的大きな乳房の撮影に用いられる圧迫板において、投影面の大きさよりも小さな照射野の位置の例を示す図である。 比較的大きな乳房の撮影に用いられる圧迫板において、投影面の大きさよりも小さな照射野の位置の例を示す図である。 比較的大きな乳房の撮影に用いられる圧迫板において、投影面の大きさよりも小さな照射野の位置の例を示す図である。 比較的大きな乳房の撮影に用いられる圧迫板において、投影面と同じ大きさの照射野の位置の例を示す図である。 比較的小さな乳房の撮影に用いられる圧迫板において、投影面の大きさよりも小さな照射野の位置の例を示す図である。 照射野の大きさが投影面の大きさよりも小さな場合の照射野範囲情報に対応する照射野情報の一例である。 照射野の大きさが投影面の大きさと同じ場合の照射野範囲情報に対応する照射野情報の一例である。 実施形態の投影制御処理の流れの一例を表したフローチャートである。 図5Aに対応する照射野の表示用の投影用画像データにより投影された投影用画像に応じた表示状態の一例を示す図である。 図5Bに対応する照射野の表示用の投影用画像データにより投影された投影用画像に応じた表示状態の一例を示す図である。 図5Cに対応する照射野の表示用の投影用画像データにより投影された投影用画像に応じた表示状態の一例を示す図である。 図5Dに対応する照射野の表示用の投影用画像データにより投影された投影用画像に応じた表示状態の一例を示す図である。 投影用画像により照射野の範囲を表す照射野境界線を表示させた状態の一例を示す図である。 照射野102の範囲を切り替える場合における、投影用画像により圧迫板の投影面の表示状態の変化の一例を示す図である。 照射野が切り替わった場合に、投影用画像によって表示される照射野の範囲を表す画像のみを変化させる形態の一例を示す図である。 投影用画像の投影中に、照射野の投影前後における、投影用画像による表示状態の変化の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態は本発明を限定するものではない。
まず、本実施形態の放射線画像撮影システムにおける、全体の構成の一例について説明する。図1には、本実施形態の放射線画像撮影システム1における、全体の構成の一例を表す構成図が示されている。図1に示すように、本実施形態の放射線画像撮影システム1は、マンモグラフィ装置10及びコンソール12を備える。本実施形態のマンモグラフィ装置10が、本開示の放射線画像撮影装置の一例である。また、本実施形態のコンソール12が、本開示の制御装置の一例である。
まず、本実施形態のマンモグラフィ装置10について説明する。図2Aには、本実施形態のマンモグラフィ装置10の外観の一例を表す側面図が示されている。なお、図2Aは、被検者の右側からマンモグラフィ装置10を見た場合の外観の一例を示している。また、図3には、本実施形態のマンモグラフィ装置10及びコンソール12の構成の一例を表す機能ブロック図を示す。
本実施形態のマンモグラフィ装置10は、被検者の乳房を被写体として、乳房に放射線R(例えば、X線)を照射して乳房の放射線画像を撮影する装置である。なお、マンモグラフィ装置10は、被検者が起立している状態(立位状態)のみならず、被検者が椅子(車椅子を含む)等に座った状態(座位状態)において、被検者の乳房を撮影する装置であってもよい。
放射線検出器28は、乳房を通過した放射線Rを検出する。図2Aに示すように、放射線検出器28は、撮影台30の内部に配置されている。本実施形態のマンモグラフィ装置10では、撮影を行う場合、撮影台30の撮影面30A上には、被検者の乳房がユーザによってポジショニングされる。
放射線検出器28は、被検者の乳房及び撮影台30を透過した放射線Rを検出し、検出した放射線Rに基づいて放射線画像を生成し、生成した放射線画像を表す画像データを出力する。本実施形態の放射線検出器28の種類は、特に限定されず、例えば、放射線Rを光に変換し、変換した光を電荷に変換する間接変換方式の放射線検出器であってもよいし、放射線Rを直接電荷に変換する直接変換方式の放射線検出器であってもよい。
放射線照射部37は、放射線源37R、可視光源37V、及びコリメータ38を備えている。図2Aに示すように放射線照射部37は、撮影台30及び圧迫ユニット36と共にアーム部32に設けられている。図2Aに示すように、放射線照射部37の下方にあたるアーム部32の被検者に近い位置には、フェイスガード39が着脱可能に設けられている。フェイスガード39は、放射線源37Rから出射された放射線Rから被検者を保護するための保護部材である。
また、図2Aに示すように放射線照射部37は、さらにミラー31及びフィルタ33を備えている。放射線源37Rは、管電圧が印加されることによって放射線Rを発生し、発生した放射線Rを撮影台30に向けて出射する。フィルタ33は、モリブデン(Mo)またはロジウム(Rh)等の材料によって作製され、放射線源37Rが発生する放射線Rに含まれている複数の波長成分の内から所望の波長成分を選択的に透過させる。
可視光源37Vは、電圧が印加されることによって点灯して可視光Vを発生し、発生した可視光Vを出射する。一例として本実施形態のマンモグラフィ装置10では、可視光源37Vは、放射線Rの照射野102(図2B参照)の外側に設けられている。
ミラー31は、可視光源37Vから出射された可視光Vを、撮影台30の撮影面30Aに向けて反射することにより、可視光Vにより、放射線Rの照射領域となる照射野102を示唆する。ミラー31は、放射線源37Rから出射された放射線Rは透過させる。
コリメータ38は、放射線R及び可視光Vの照射野102を制限する機能を有する。図2Aに示すようにコリメータ38は、ミラー31と、撮影台30との間に設けられている。図2Bには、本実施形態のコリメータ38の構成の一例を表す斜視図が示されている。図4に示すように、一例として本実施形態のコリメータ38は、4枚のブレード38A、38B、38C、及び38Dを含んでいる。各ブレード38A~38Dは、鉛やタングステン等の放射線Rを遮蔽する材料が用いられた、平面視矩形状の板状部材である。コリメータ38では、ブレード38Aとブレード38Bとの一側面同士が対向し、かつブレード38Cとブレード38Dとの一側面同士が対向する。また、コリメータ38では、各ブレード38A~38Dの対向する各々の側面により、平面視矩形状の開口部100が形成される。
コリメータ38では、ブレード38A~38Dの各々は、モータ等を含む駆動部(図示省略)に応じて移動する。ブレード38A及びブレード38Bは図2Bのy方向に移動可能であるのに対し、ブレード38C及びブレード38Dは上記y方向とは交差する方向である図2Bのx方向に移動可能である。なお、本実施形態のコリメータ38では、各ブレード38A~38Dの移動可能な範囲が、対向配置されているブレード同士の先端部が接触する状態、すなわち、開口部100が全閉状態とされている状態から、開口部100が平面視矩形状を保ち、かつ最大の面積となる状態までの範囲とされている。照射野102の大きさは、開口部100の形状及び大きさ(面積)に応じた形状及び大きさ(面積)となる。このように、照射野102の範囲に可視光Vを投影することで、照射野102を示唆する。本実施形態のミラー31、可視光源37V、及びコリメータ38が、本開示の照射野投影部の一例である。なお、本実施形態のマンモグラフィ装置10では、照射野102の大きさ及び位置は、圧迫板40の種類やアーム部32の角度、及びユーザの指示等に応じて定められている。
また、図2Aに示すように本実施形態のマンモグラフィ装置10は、アーム部32と、基台34と、軸部35と、を備えている。アーム部32は、基台34によって、上下方向(Z軸方向)に移動可能に保持される。軸部35は、アーム部32を基台34に連結する。またアーム部32は、軸部35を回転軸として、基台34に対して相対的に回転可能となっている。
本実施形態のマンモグラフィ装置10では、放射線画像の撮影について、少なくとも2種類の撮影を行うことができる。具体的には、マンモグラフィ装置10は、乳房に対して、撮影方向が頭尾方向である、CC(Cranio-Caudal)撮影、及び撮影方向が内外斜位方向であるMLO(Medio-Lateral Oblique)撮影の2種類の撮影を少なくとも行うことができる。以下の説明では、放射線画像の撮影において、放射線源37Rから撮影台30へ放射線Rを照射する場合における放射線源37Rの位置を「撮影位置」という。
CC撮影を行う場合は、撮影面30Aがマンモグラフィ装置10の上側(被検者の頭側)を向いた状態に調整される。また、放射線源37Rの位置が、撮影台30の撮影面30Aと対向する撮影位置に調整される。これにより、被検者の頭側から足側に向かって、放射線源37Rから乳房へ放射線Rが照射されて、CC撮影が行われる。
一方、MLO撮影を行う場合は、CC撮影を行う場合に対して撮影面30Aを、例えば45度以上90度未満の範囲内の予め定められた角度まで回転された状態にアーム部32を回転させることにより撮影台30の位置が調整される。具体的には、左の乳房を撮影する場合は、撮影面30Aを右側に傾斜させた状態とし、右の乳房を撮影する場合は、撮影面30Aを左側に傾斜させた状態とする。これにより、被検者の胴体の中心側から外側へ向かって(被検者の乳房同士の間から腕側に向けて)、放射線源37Rから乳房へ放射線Rが照射されて、MLO撮影が行われる。
アーム部32に連結される圧迫ユニット36には、乳房を圧迫する圧迫板40を上下方向(Z軸方向)に移動する圧迫板駆動部(図3、圧迫板駆動部42参照)が設けられている。圧迫板40の支持部46は、圧迫板駆動部42に着脱可能に取り付けられる。圧迫板駆動部42に取り付けられた圧迫板40は、圧迫板駆動部により上下方向(Z軸方向)に移動し、撮影台30との間で被検者の乳房を圧迫する。図2Aに示すように、圧迫板40の移動方向について、乳房を圧迫する方向、換言すると、撮影面30Aに近付く方向を「圧迫方向」といい、乳房への圧迫を解除する方向、換言すると、放射線照射部37に近付く方向を「解除方向」という。
圧迫板駆動部42に取り付けられる側の圧迫板40の支持部46には、圧迫板40の種類(詳細後述)を識別するための圧迫板識別子(図示省略)が設けられている。圧迫ユニット36には圧迫板検出センサ(図3、圧迫板検出センサ44参照)が設けられている。圧迫板検出センサ44は、圧迫板40の支持部46に設けられた圧迫板識別子を読み取ることで、取り付けられている圧迫板40の種類を検出する。なお、本実施形態の圧迫板40が、本開示の圧迫部材の一例である。
本実施形態のマンモグラフィ装置10に取り付けが可能な圧迫板40には、複数の種類がある。例えば、圧迫板40は、乳房全体を圧迫するものに限らず、乳房の一部を圧迫するものであってもよい。換言すると、乳房よりも小さい圧迫板40でもよい。このような圧迫板40としては、例えば、病変が存在する領域のみの放射線画像を撮影する、いわゆるスポット撮影に用いられる圧迫板40が知られている。また、その他の種類の圧迫板40としては、例えば、乳房の大きさに応じた圧迫板、腋窩撮影用の圧迫板、及び拡大撮影用の圧迫板等が挙げられる。また、便宜上「圧迫板」と称しているが、圧迫板40は、板状の部材を用いたものに限定されず、例えば、フィルム状の部材を用いたものであってもよい。
具体例として、本実施形態のマンモグラフィ装置10に取り付けが可能な圧迫板40について、図2Cを参照して説明する。図2Cには、本実施形態の圧迫板40の一例の三面図を示す。図2Cに示した三面図には、圧迫板40を上側(放射線照射部37側)から見た平面図(上面図)、被検者側から見た側面図、及び被検者の右側から見た側面図が含まれる。図2Cに示すように、本実施形態の圧迫板40は、圧迫部41及び支持部46を含む。
圧迫部41は、底部41Aが壁部41Bに囲まれた、断面形状が凹型に形成されている。底部41Aは、被検者の乳房に接触する面の板厚が略一定であり、放射線源37R側の面は、平坦で、高さが略一様である。また、壁部41Bは、比較的高く、高さが略一様である。圧迫部41には、後述するプロジェクタ48から投影用画像Pが投影される投影面45が設けられている。一例として本実施形態では、圧迫部41の底部41Aの放射線照射部37側の面(上面)を投影面45としている。なお、圧迫板40における投影面45の位置等は、本形態に限定されない。例えば、投影面45は、圧迫部41の底部41Aの乳房に接する側の面であってもよいし、壁部41Bの面であってもよい。
圧迫板40は、ポジショニング及び圧迫状態の確認を行うために光学的に透明であることが好ましく、また、放射線Rの透過性に優れた材料によって形成される。なお、投影面45においては、プロジェクタ48から投影された投影用画像Pに応じた画像を表示するために、光が入射した場合、光の大部分(例えば90%)は透過し、一部(例えば10%)は物体表面で入射角と反射角が等しい鏡面反射をする状態とされている。例えば、圧迫板40の底部41Aにおける放射線源37R側の面等を粗面化加工することにより投影面45を形成してもよい。また例えば、圧迫板40の表面に鏡面反射シートを貼り付けることにより投影面45を形成してもよい。なお、鏡面反射シートを貼り付ける場合等のように投影面45を平滑な面とした場合、乳房等、被検者に接触する圧迫板40の面を投影面45とすることができる。
一方、支持部46は、取付部46A及び腕46Bを含む。取付部46Aは、圧迫板40をマンモグラフィ装置10、具体的には圧迫ユニット36内の圧迫板駆動部42に取り付ける機能を有し、腕46Bは、圧迫部41を支持する機能を有する。
また、放射線照射部37の下方にあたるアーム部32の被検者から離れた位置には、圧迫板40の投影面45に投影用画像Pを投影させるプロジェクタ48が設けられている。本実施形態のプロジェクタ48が、本開示の画像投影部の一例である。プロジェクタ48としては、液晶プロジェクタ、DLP(Digital Light Processing)(登録商標)プロジェクタ、及びレーザプロジェクタ等の公知のプロジェクタを適用することができる。図3に示すように、本実施形態のプロジェクタ48は、電源部48A及び投影部48Bを含む。プロジェクタ48では、後述する制御部20の指示に応じて電源部48Aのオン及びオフが制御される。また、制御部20の指示に応じて投影部48Bから投影用画像Pが圧迫板40の投影面45に向けて投影される。
また、本実施形態のマンモグラフィ装置10の撮影台30内部には、図3に示した制御部20、記憶部22、I/F(Interface)部24、操作部26、及び表示部27を備える。制御部20、記憶部22、I/F部24、操作部26、表示部27、上述した放射線検出器28、放射線照射部37、圧迫板駆動部42、圧迫板検出センサ44、及びプロジェクタ48は、システムバスやコントロールバス等のバス49を介して相互に各種情報の授受が可能に接続されている。
制御部20は、コンソール12の制御に応じて、マンモグラフィ装置10の全体の動作を制御する。制御部20は、CPU(Central Processing Unit)20A、ROM(Read Only Memory)20B、及びRAM(Random Access Memory)20Cを備える。ROM20Bには、CPU20Aで実行される、放射線画像の撮影に関する制御を行うための撮影処理プログラム21を含む各種のプログラム等が予め記憶されている。RAM20Cは、各種データを一時的に記憶する。
記憶部22には、放射線検出器28により撮影された放射線画像の画像データや、その他の各種情報等が記憶される。記憶部22の具体例としては、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が挙げられる。I/F部24は、無線通信または有線通信により、コンソール12との間で各種情報の通信を行う。マンモグラフィ装置10で放射線検出器28により撮影された放射線画像の画像データは、I/F部24を介してコンソール12に無線通信または有線通信によって送信される。
また、操作部26は、例えば、マンモグラフィ装置10の撮影台30等に複数のスイッチとして設けられている。なお、本実施形態の操作部26は、圧迫板40の圧迫方向への移動を指示する圧迫指示ボタンと、圧迫板40の解除方向への移動を指示する解除ボタンを少なくとも含む。操作部26は、タッチパネル式のスイッチとして設けられていてもよいし、医師及び技師等のユーザが足で操作するフットスイッチとして設けられていてもよい。表示部27は、被検者や撮影に関する各種情報を表示する。
一方、本実施形態のコンソール12は、無線通信LAN(Local Area Network)等を介してRIS(Radiology Information System)2等から取得した撮影オーダ及び各種情報と、操作部56等によりユーザにより行われた指示等とを用いて、マンモグラフィ装置10の制御を行う機能を有している。
本実施形態のコンソール12は、一例として、サーバーコンピュータである。図3に示すように、コンソール12は、制御部50、記憶部52、I/F部54、操作部56、及び表示部58を備えている。制御部50、記憶部52、I/F部54、操作部56、及び表示部58はシステムバスやコントロールバス等のバス59を介して相互に各種情報の授受が可能に接続されている。
本実施形態の制御部50は、コンソール12の全体の動作を制御する。制御部50は、CPU50A、ROM50B、及びRAM50Cを備える。ROM50Bには、CPU50Aで実行される、後述する投影制御プログラム51を含む各種のプログラム等が予め記憶されている。RAM50Cは、各種データを一時的に記憶する。本実施形態のCPU50Aが、本開示のプロセッサの一例である。本実施形態の投影制御プログラム51が、本開示の制御プログラムの一例である。
記憶部52には、投影用画像データ53A及び詳細を後述する照射野情報53Bが記憶される。圧迫板40の種類に応じて、圧迫部41の大きさが異なり、投影面45の大きさが異なる場合がある。そのため、本実施形態では、圧迫板40の種類に応じた投影用画像Pをプロジェクタ48から投影させる。一例として本実施形態では、圧迫板40の種類に応じた投影用画像Pを表す投影用画像データが圧迫板識別子に対応付けられて、投影用画像データ53Aとして記憶部52に複数、記憶されている。また、記憶部52には、マンモグラフィ装置10で撮影された放射線画像の画像データや、その他の各種情報等が記憶される。記憶部52の具体例としては、HDDやSSD等が挙げられる。
操作部56は、放射線Rの照射指示を含む放射線画像の撮影等に関する指示や各種情報等をユーザが入力するために用いられる。操作部56は特に限定されるものではなく、例えば、各種スイッチ、タッチパネル、タッチペン、及びマウス等が挙げられる。表示部58は、各種情報を表示する。なお、操作部56と表示部58とを一体化してタッチパネルディスプレイとしてもよい。
I/F部54は、無線通信または有線通信により、マンモグラフィ装置10及びRIS2との間で各種情報の通信を行う。本実施形態の放射線画像撮影システム1では、マンモグラフィ装置10で撮影された放射線画像の画像データは、コンソール12が、I/F部54を介して無線通信または有線通信によりマンモグラフィ装置10から受信する。
さらに、図4には、本実施形態のコンソール12の構成の一例の機能ブロック図を示す。図4に示すようにコンソール12は、第1受付部60、第2受付部62、取得部64、及び制御部66を備える。一例として本実施形態のコンソール12は、制御部50のCPU50AがROM50Bに記憶されている投影制御プログラム51を実行することにより、CPU50Aが第1受付部60、第2受付部62、取得部64、及び制御部66として機能する。
第1受付部60は、投影用画像Pの投影面45への投影を開始させるための投影用画像Pの投影開始指示を受け付ける機能を有する。一例として本実施形態では、ユーザは、投影用画像Pの投影面45への投影を開始させたい場合、マンモグラフィ装置10の操作部26により投影の開始を指示する。マンモグラフィ装置10からは、I/F部24を介して投影用画像投影開始指示信号が出力される。第1受付部60は、コンソール12に投影用画像投影開始指示信号が入力された場合、投影用画像Pの投影を開始させるための投影用画像Pの投影開始指示を受け付ける。第1受付部60は、投影用画像Pの投影開始指示を受け付けたことを表す投影用画像Pの投影開始情報を制御部66に出力する。
また、第1受付部60は、投影用画像Pの投影面45への投影を終了させるための投影用画像Pの投影終了指示を受け付ける機能を有する。一例として本実施形態では、ユーザは、投影用画像Pの投影面45への投影を終了させたい場合、マンモグラフィ装置10の操作部26により投影の終了を指示する。マンモグラフィ装置10からは、I/F部24を介して投影用画像Pの投影終了指示信号が出力される。第1受付部60は、コンソール12に投影用画像Pの投影終了指示信号が入力された場合、投影用画像Pの投影を終了させるための投影用画像Pの投影終了指示を受け付ける。第1受付部60は、投影用画像Pの投影終了指示を受け付けたことを表す投影用画像Pの投影終了情報を制御部66に出力する。
また、第1受付部60は、照射野102の範囲の投影を開始させるための照射野102の範囲の投影開始指示を受け付ける機能を有する。一例として本実施形態では、ユーザは、照射野102の範囲の投影を開始させたい場合、マンモグラフィ装置10の操作部26により投影の開始を指示する。マンモグラフィ装置10からは、I/F部24を介して照射野投影開始指示信号が出力される。第1受付部60は、コンソール12に照射野投影開始指示信号が入力された場合、照射野102の範囲の投影を開始させるための照射野102の範囲の投影開始指示を受け付ける。第1受付部60は、照射野102の範囲の投影開始指示を受け付けたことを表す照射野102の投影開始情報を制御部66に出力する。
また、第1受付部60は、照射野102の範囲の投影を終了させるための照射野102の範囲の投影終了指示を受け付ける機能を有する。一例として本実施形態では、ユーザは、照射野102の範囲の投影を終了させたい場合、マンモグラフィ装置10の操作部26により投影の終了を指示する。マンモグラフィ装置10からは、I/F部24を介して照射野102の投影終了指示信号が出力される。第1受付部60は、コンソール12に照射野102の投影終了指示信号が入力された場合、照射野102の範囲の投影を開始させるための照射野102の範囲の投影終了指示を受け付ける。第1受付部60は、照射野102の範囲の投影終了指示を受け付けたことを表す照射野102の投影終了情報を制御部66に出力する。なお、以下では、照射野102の投範囲について、単に照射野102の投影という場合がある。
第2受付部62は、照射野102の大きさを切り替えるための照射野切替指示を受け付ける機能を有する。一例として本実施形態のマンモグラフィ装置10は、照射野102の大きさについて、圧迫板40の投影面45の大きさよりも照射野102の大きさが小さい状態と、投影面45の大きさと照射野102の大きさとが同じ状態との切替が可能とされている。この照射野102の大きさの状態の切り替えは、ユーザにより、操作部26を操作することにより可能とされている。第2受付部62は、ユーザによる照射野102の大きさの状態の切り替え指示をI/F部54を介してマンモグラフィ装置10から受け付ける。なお、以下では、照射野102の大きさの切り替えについて、単に「照射野102の切り替え」という場合がある。第2受付部62は、照射野102の切り替え指示を受け付けたことを表す切替指示情報を制御部66に出力する。
ここで、圧迫板40の投影面45と、照射野102との関係について詳細に説明する。上述したように、本実施形態のマンモグラフィ装置10では、照射野102の大きさ及び位置は、圧迫板40の種類、アーム部32の角度及び、ユーザの指示等に応じて定められている。
図5A~図5Cには、比較的大きな乳房の撮影に用いられる圧迫板40Aにおいて、投影面45の大きさよりも小さな照射野102の位置の例が示されている。図5Aは、アーム部32の角度が+36°~+146°の範囲内の場合、すなわちMLO撮影を行う場合における、圧迫板40Aの投影面45に対する照射野102の位置を示している。また、図5Bは、アーム部32の角度が±36°以上、または±146°の場合、すなわちCC撮影、またはMLO撮影以上にアーム部32を傾けた場合における、圧迫板40Aの投影面45に対する照射野102の位置を示している。また、図5Cは、アーム部32の角度が-36°~-146°の範囲内の場合、すなわちMLO撮影を行う場合における、圧迫板40Aの投影面45に対する照射野102の位置を示している。このように、圧迫板40の投影面45の大きさよりも照射野102の大きさが小さい場合、アーム部32の角度に応じた3通りの照射野102の位置が存在する。
また、図5Dには、圧迫板40Aにおいて、投影面45の大きさと大きさが同じ照射野102の位置の一例が示されている。図5Dに示すように、この場合、投影面45全体が照射野102となる。上述したように、図5A~図5Cに示した状態と、図5Dに示した状態とは、ユーザの指示により切替が可能である。
さらに、図5Eには、比較的大きな乳房の撮影に用いられる圧迫板40Bにおいて、投影面45の大きさよりも小さな照射野102の位置の一例が示されている。圧迫板40Bの投影面45の大きさは、圧迫板40Aの投影面45の大きさよりも小さい。また、図5Eに示した照射野102の大きさは、図5A~図5Cに示した照射野102の大きさよりも小さい。このように、本実施形態では、圧迫板40の種類、特に投影面45の大きさにより、照射野102の大きさが異なっている。
取得部64は、マンモグラフィ装置10から、圧迫板検出センサ44が読み取った圧迫板40の圧迫板識別子を取得する機能を有する。具体的には、取得部64は、圧迫板検出センサ44が読み取った圧迫板識別子を、マンモグラフィ装置10のI/F部24及びコンソール12のI/F部54を介して取得することで、マンモグラフィ装置10の圧迫ユニット36に取り付けられている圧迫板40の圧迫板識別子を取得する。取得部64は、取得した圧迫板識別子を制御部66に出力する。
また、取得部64は、照射野102の位置及び大きさを表す照射野範囲情報を取得する機能を有する。本実施形態のコンソール12の記憶部52には、圧迫板識別子と、アーム部32の角度を表す角度情報と、照射野範囲情報との対応関係を表す照射野情報53Bが記憶されている。一例として本実施形態の投影用画像データ53は、上記図5A~図5C、及び図5Eに示したように照射野102の大きさが投影面45の大きさよりも小さな場合の照射野範囲情報に対応する照射野情報53B(図6A参照)と、上記図5Dに示したように照射野102の大きさが投影面45の大きさと同じ場合の照射野範囲情報に対応する照射野情報53B(図6B参照)とが含まれている。
取得部64は、照射野情報53Bまたは照射野情報53Bを参照し、撮影メニューからアーム部32の角度を特定し、特定したアーム部32の角度を表す角度情報と、取得した圧迫識別子に対応する照射野範囲情報を取得する。本実施形態では、図6A及び図6Bに示すように照射野範囲情報の一例として、照射野102の座標を適用している。また、本実施形態の照射野102は、図2Bに示したように範囲の形状が矩形状であるため、対角線上にある向かい合う2つの頂点の座標により、投影する照射野102の大きさ及び位置を特定している。なお、照射野範囲情報は本形態に限定されず、例えば、照射野102の大きさと、照射野102の1点の座標とであってもよい。取得部64は、取得した照射野範囲情報を制御部66に出力する。
制御部66は、マンモグラフィ装置10に対して、投影用画像Pにより放射線Rの照射野102の範囲を表示させる制御を行う機能を有している。
上述したように、本実施形態のマンモグラフィ装置10では、照射野102が切り替わる場合がある。また、圧迫板40の種類等によっても照射野102の大きさや位置が異なる場合がある。そのため、照射野102の範囲をユーザが認識できることが望まれている。
ところで、プロジェクタ48により投影光を照射することで投影用画像Pが投影される。また、可視光源37Vにより可視光を照射することで照射野102が投影される。このように、プロジェクタ48による投影用画像Pの投影も、可視光源37Vによる照射野102の投影もいずれも光を圧迫板40(撮影台30)に向けて照射する。そのため、投影用画像P及び照射野102を同時に投影すると、例えば、照射野102を投影する可視光Vにより投影用画像Pが表示されなくなってしまう場合がある。そのため、本実施形態のマンモグラフィ装置10では、投影用画像Pの投影中は、照射野102の投影を行わない。具体的には、制御部66は、プロジェクタ48が投影用画像Pを投影している最中は、可視光源37Vから可視光Vを照射させない制御を行う。
しかしながら、投影用画像Pの投影中に照射野102を投影しないとすると、上述したように、照射野102を切り替えた場合、ユーザは、切り替え後の照射野102の位置や大きさを認識し難くなる。そこで本実施形態の制御部66は、投影用画像Pにより放射線Rの照射野102の範囲を表示させる制御を行うことで、照射野102を投影せずとも照射野102の範囲をユーザに認識させる。
具体的には、本実施形態の制御部66は、投影用画像Pが投影されることにより投影面45に表示される表示画像の大きさを投影面45における照射野102の範囲の大きさと同じにした照射野範囲表示用の投影用画像データを生成する。より具体的には、制御部66は、取得部64が取得した圧迫板識別子に応じた投影用画像Pを表す投影用画像データ53を記憶部52から取得する。また、投影用画像データ53が表す投影用画像Pを、取得部64が取得した照射野範囲情報に応じてトリミングすることにより、照射野範囲表示用の投影用画像データを生成する。
なお、本実施形態の投影用画像Pには、乳房のポジショニングをガイドするためのガイド情報である投影用画像を適用している。具体的には、圧迫板40により圧迫状態とされる乳房の形状及び位置の少なくとも一方をガイドするための画像を圧迫板40の投影面45に表示させるためにプロジェクタ48から投影させるための投影用画像を投影用画像Pとして適用している。一例として本実施形態では、乳房の形状及び位置の少なくとも一方をガイドするための画像として、圧迫板40の種類等に応じた標準的な乳房を理想的な状態に圧迫した場合の乳房のスキンライン及びニップルの位置を表す画像を適用している。本実施形態のスキンライン及びニップルの位置を表す画像が、本開示のガイド情報の一例である。なお、ガイド情報は、圧迫状態の乳房の形状をユーザに対してガイドすることが可能な情報であればよく、本形態に限定されない。例えば、ガイド情報は、乳房のスキンライン及びニップルの位置のいずれか一方であってもよい。また例えば、ガイド情報は過去に乳房を撮影した放射線画像そのものであってもよい。
次に、本実施形態のマンモグラフィ装置10による投影用画像Pの投影におけるコンソール12の作用について図面を参照して説明する。コンソール12は、予め用意された複数種の撮影メニューを、択一的に選択可能な形態で表示部58に表示する。ユーザは、操作部56を介して、撮影オーダの内容と一致する1つの撮影メニューを選択する。コンソール12は、ユーザによる撮影メニューの選択を受け付ける。一例として本実施形態では、コンソール12が撮影メニューの選択を受け付けた場合に、図7に示した投影制御処理を実行する。本実施形態のコンソール12は、一例として、制御部50のCPU50Aが、ROM50Bに記憶されている投影制御プログラム51を実行することにより、図7に一例を示した投影制御処理を実行する。図7には、本実施形態のコンソール12において実行される投影制御処理の流れの一例を表したフローチャートが示されている。
図7のステップS100で制御部66は、第1受付部60が投影用画像Pの投影開始指示または照射野102の投影開始指示を受け付けたか否かを判定する。上述したように、ユーザが投影用画像Pの投影面45への投影を開始させたい場合、第1受付部60が投影用画像Pの投影開始指示を受け付ける。また、照射野102の投影を開始させたい場合、第1受付部60が照射野102の投影開始指示を受け付ける。そのため、本ステップでは、投影用画像Pの投影の開始または照射野102の投影の開始をユーザが指示したか否かを判定する。第1受付部60が投影用画像Pの投影開始指示、及び照射野102の投影開始指示のいずれかを受け付けるまで、ステップS100の判定が否定判定となる。一方、第1受付部60が投影用画像Pの投影開始指示または照射野102の投影開始指示を受け付けた場合、ステップS100の判定が肯定判定となり、ステップS102へ移行する。
ステップS102で制御部66は、第1受付部60が受け付けた投影開始指示が、投影用画像Pの投影開始指示であるか否かを判定する。第1受付部60が受け付けた投影開始指示が投影用画像Pの投影開始指示ではない場合、換言すると第1受付部60が照射野102の投影開始指示を受け付けた場合、ステップS102の判定が否定判定となり、ステップS104へ移行する。
ステップS104で取得部64は、上述したように、記憶部52の照射野情報53Bを参照し、照射野情報を取得する。
次のステップS106で制御部66は、照射野102の投影を開始させる。具体的には、制御部66は、上記ステップS104で取得した照射野範囲情報をI/F部54を介してマンモグラフィ装置10に出力する。マンモグラフィ装置10の制御部20は、マンモグラフィ装置10のコリメータ38の開口部100の大きさを、照射野範囲情報に応じた大きさとし、可視光源37Vから可視光Vを照射させる。
次のステップS108で制御部66は、照射野102の切り替えが指示されたか否かを判定する。第2受付部62が切替指示を受け付けた場合、ステップS108の判定が肯定判定となり、ステップS104に戻り、切り替え後の照射野102に応じて上記ステップS104及びS106の処理を繰り返す。一方、第2受付部62が切替指示を受け付けていない場合、ステップS108の判定が否定判定となり、ステップS110へ移行する。
ステップS110で制御部66は、照射野102の投影を終了するか否かを判定する。
上述したように、第1受付部60が照射野102の投影終了指示を受け付けていない場合。ステップS110の判定が否定判定となり、ステップS108に戻る。一方、第1受付部60が照射野102の投影終了指示を受け付けた場合、ステップS110の判定が肯定判定となり、ステップS126へ移行する。
一方、第1受付部60が受け付けた投影開始指示が、照射野102の投影開始指示である場合、上記ステップS102の判定が肯定判定となり、ステップS112へ移行する。ステップS112で取得部64は、上述したように圧迫板識別子をマンモグラフィ装置10から取得する。
次のステップS114で制御部66は、上述したように、上記ステップS112で取得した圧迫板識別子に対応する投影用画像データ53Aを、記憶部52から取得する。
次のステップS116で取得部64は、上述したように記憶部52に記憶されている照射野情報53Bのうち、切替の設定に応じた照射野情報53Bまたは照射野情報53Bを参照して、上記ステップS112で取得した圧迫板識別子及びアーム部32の角度に対応する照射野範囲情報を取得する。
次のステップS118で制御部66は、上述したように、上記ステップS114で取得した投影用画像データに応じた投影用画像Pを、上記ステップS116で取得した照射野範囲情報に基づいてトリミングすることで、照射野範囲表示用の投影用画像データを生成する。
次のステップS120で制御部66は、投影用画像Pの投影を開始させる。具体的には、制御部66は、上記ステップS118で生成した照射野表示用の投影用画像データをI/F部54を介してマンモグラフィ装置10に出力する。マンモグラフィ装置10では、照射野表示用の投影用画像データが入力されると、制御部20が、プロジェクタ48の投影部48Bにより照射野表示用の投影用画像データに応じた投影用画像Pを投影させる制御を行う。本制御により、マンモグラフィ装置10の圧迫ユニット36に取り付けられた圧迫板40の投影面45における照射野102の範囲に、投影用画像Pに応じて乳房のスキンライン及びニップルの位置を表す画像が表示される。
図8A~図8Dの各々には、図5A~図5Dの各々に対応する照射野102の表示用の投影用画像データにより投影された投影用画像Pに応じて圧迫板40の投影面45に表示されたスキンライン70及びニップルの位置72の一例を示す。図8A~図8Dに示した例では、スキンライン70が、照射野102の範囲内に表示され、照射野102の排外には表示されない。そのため、ユーザは、スキンライン70の表示の有無により、照射野102の範囲を認識することができる。ユーザは、表示されたスキンライン70及びニップルの位置72を参考にしてポジショニングした被検者の乳房を、圧迫板40により圧迫状態にさせる。
次のステップS122で制御部66は、照射野102を切り替えるか否かを判定する。本実施形態では、アーム部32の角度が変化した場合、または第2受付部62が、照射野102の照射野切替指示を受け付けた場合、照射野102を切り替える。そのため、制御部66は、アーム部32の角度、及び第2受付部62における照射野切替指示の受け付けの有無に応じて、照射野102を切り替えるか否かを判定する。照射野102を切り替える場合、ステップS122の判定が肯定判定となり、ステップS116に戻り、上記ステップS116~S120の処理を繰り返す。
すなわち、照射野切替指示に応じて、照射野102の大きさについて、圧迫板40の投影面45の大きさより大きいか、小さいかを切り替えた場合、切り替え後に応じた照射野情報53Bまたは照射野情報53Bを参照して、上記ステップS112で取得した圧迫板識別子及びアーム部32の角度に対応する照射野範囲情報を取得する。そして、取得した照射野範囲情報に基づいて上記ステップS114で取得した投影用画像データに応じた投影用画像Pをトリミングすることで、照射野範囲表示用の投影用画像データを生成し、生成した投影用画像データに応じた投影用画像Pの投影を開始させる。
このように、本実施形態では、照射野切替指示に応じて、照射野102の範囲の大きさが変化した場合、変化した大きさに応じて投影用画像Pにより表示される表示画像の大きさを変化させる。
例えば、アーム部32が回転することにより、照射野102の範囲が図5Aに示した状態から図5Bに示した状態に切り替わる場合、投影用画像Pにより圧迫板40の投影面45に表示されるスキンライン70及びニップルの位置72の表示は、図8Aに示した状態から図8Bに示した状態に切り替わる。また例えば、ユーザが照射野102の切替指示を行ったことにより、照射野102の範囲が図5Bに示した状態から図5Dに示した状態に切り替わる場合、投影用画像Pにより投影面45に表示される表示画像の大きさと照射野102の大きさとが異なることになる。そのため、投影用画像Pにより圧迫板40の投影面45に表示されるスキンライン70及びニップルの位置72の表示は、図8Bに示した状態から図8Dに示した状態に切り替わる。
一方、照射野102を切替ない場合、ステップS122の判定が否定判定となり、ステップS124へ移行する。ステップS124で制御部66は、投影用画像Pの投影を終了するか否かを判定する。上述したように、第1受付部60が投影用画像Pの投影終了指示を受け付けていない場合。ステップS124の判定が否定判定となり、ステップS122に戻る。一方、第1受付部60が投影用画像Pの投影終了指示を受け付けた場合、ステップS124の判定が肯定判定となり、ステップS126へ移行する。
ステップS126で制御部66は投影を終了させる。具体的には、投影用画像Pの投影を行っていた場合、制御部66は、投影用画像Pの投影を終了させるための投影用画像Pの投影終了信号をI/F部54を介してマンモグラフィ装置10に出力する。マンモグラフィ装置10では、投影用画像Pの投影終了信号が入力されると、制御部20が、プロジェクタ48の投影部48Bよる投影用画像Pの投影を終了させる。具体的には、投影用画像Pを投影させるための投影光の出射を停止させる。なお、投影用画像Pの投影を終了する場合、電源部48Aの電源を遮断し、電源部48Aをオフ状態にさせてもよい。
また、照射野102の投影を行っていた場合、制御部66は、照射野102の投影を終了させるための照射野102の投影終了信号をI/F部54を介してマンモグラフィ装置10に出力する。マンモグラフィ装置10では、照射野102の投影終了信号が入力されると、制御部20が、可視光源37Vをオフ状態にして、可視光Vの照射を中止させることで照射野102の投影を終了させる。
このようにしてステップS126の処理が終了すると、図7に示した投影制御処理が終了する。
このように本実施形態のコンソール12は、投影用画像Pが表示される大きさを、放射線Rの照射野102の範囲と同等にする。そのため、本実施形態のコンソール12によれば、照射野102の範囲内には、スキンライン70及びニップルの位置72が表示され、照射野102の範囲外には、スキンライン70及びニップルの位置72が表示されない。従って、本実施形態のコンソール12によれば、照射野102の投影を行わずとも、スキンライン70及びニップルの位置72の画像により、照射野102の範囲をユーザが認識することができる。
なお、上記形態では、投影用画像Pによりスキンライン70及びニップルの位置72を表す画像を表示させる形態について説明したが、投影用画像Pにより表示させる画像は、これらに限定されない。例えば、図9Aに示すように、投影用画像Pにより照射野102の範囲を表す照射野境界線74を表示させる形態としてもよい。この場合、照射野境界線74により、ユーザは、より明確に照射野102の範囲を認識することができる。なお、照射野境界線74は、照射野102の境界線全てを線で示す形態に限定されず、境界線の一部を線で示す形態や、矩形状の照射野102の四隅の各々をマークで示す形態等であってもよい。
なお、上記形態では、投影用画像Pが表示される大きさを、放射線Rの照射野102の範囲と同等にする形態について説明したが、投影用画像Pが表示される大きさは、照射野102の範囲に係わらず一定、としてもよい。この場合、投影用画像Pに含まれるスキンライン70及びニップルの位置72の画像に対してのみ、照射野102の範囲に応じてトリミングすればよい。
また例えば、投影用画像Pにより表示される画像について、照射野102の範囲内となる領域と、範囲外となる領域とで、明度、彩度、及び輝度の少なくとも一つを異ならせた画像を適用してもよい。この場合、表示される画像の明度、彩度、及び輝度の違いにより、ユーザは照射野102の範囲を認識することができる。
また、上記形態では、照射野102の範囲外では、スキンライン70及びニップルの位置72の画像が表示されない形態、換言すると、照射野102の範囲外では、ガイド情報を表示しないことで照射野102の範囲内と範囲外とでガイド情報を異ならせる形態について説明したが、本形態に限定されない。例えば、表示される線の色や種類(実線または点線等)等を照射野102の範囲内及び範囲外で異ならせる形態としてもよい。換言すると、情報の表示の仕方を照射野102の範囲内と範囲外とで異ならせることで、照射野102の範囲内と排外とでガイド情報を異ならせる形態としてもよい。この場合、表示される線の色や種類等であの情報の表示の仕方の違いにより、ユーザは、照射野102の範囲を認識することができる。
また、投影用画像Pは、乳房の形状及び位置の少なくとも一方をガイドするための画像を圧迫板40の投影面45に表示させるための投影用画像Pに限定されず、撮影情報についても表示させるための投影用画像Pであってもよい。撮影情報としては、撮影日時や撮影者等の現在の撮影に関する情報、過去の撮影における圧迫圧等の過去の撮影に関する情報、及び被検者の氏名等の被検者に関する情報等が挙げられる。また、撮影情報を表示する画像とは、文字や数字を表す画像であってもよい。
このように投影用画像Pにより撮影情報を表示させる場合、照射野102の範囲が切り替わるのに応じて、撮影情報が表示される位置も替わってしまうと、ユーザにとって見難かったり、戸惑ったりしてしまう場合がある。そのため、上記形態のように照射野102の範囲が切り替わることにより投影用画像Pにより表示されるスキンライン70が表示される範囲が変化しても、撮影情報が表示される位置を変化させない形態としてもよい。この場合の例を図10に示す。図10に示した例では、照射野102の範囲を図5Aに示した状態と、図5Bに示した状態とで切り替える場合に、投影用画像Pにより圧迫板40の投影面45に表示されたスキンライン70、ニップルの位置72、及び撮影情報76が表示された状態を示している。なお、撮影情報76の一例として、圧迫圧を表す文字を適用している。なお「圧迫圧」としては、現在、圧迫板40により乳房を圧迫している圧迫圧、及び過去の撮影において圧迫が完了した際の圧迫圧の少なくとも一方等が挙げられる。図10に示した例では、照射野102の範囲の切り替えに応じて、スキンライン70が表示される範囲が変化しても、撮影情報76が表示される位置は変化しない。撮影情報76が照射野102の位置によらず、投影面45に対して同じ位置となるため、ユーザは、撮影情報76を見易くなる。特に、撮影情報76が文字や数字である場合、表示される位置を一定とすることにより、見易くすることができる。
また、照射野102が切り替わっても、スキンライン70、ニップルの位置72、及び撮影情報76等については表示状態が変化せず、照射野102の範囲を表す画像のみを照射野102の切り替えに応じて変化させる形態としてもよい。この形態の例を図11に示す。図11に示した例では、照射野102の範囲を図5Aに示した状態と、図5Bに示した状態とで切り替える場合に、投影用画像Pにより圧迫板40の投影面45に表示されたスキンライン70、ニップルの位置72、及び照射野境界線74が表示された状態を示している。図11に示した例では、照射野102の範囲の切り替えに応じて、照射野境界線74のみが変化し、スキンライン70及びニップルの位置72の表示状態については変化しない。このようにスキンライン70及びニップルの位置72の表示状態については変化しないことにより、乳房全体のスキンライン70が表示されたままとなるため、ユーザは、圧迫状態をより適切な状態とし易くなる。なお、この場合、例えば、圧迫板識別子及び照射野範囲情報に対応付けられた複数の投影用画像データ53を記憶部52に記憶させておき、取得部64が取得した圧迫板識別情報及び照射野範囲情報に対応する投影用画像データ53を制御部66が記憶部52から取得する形態とすることができる。
なお、上記形態では、投影用画像Pの投影中は、第1受付部60が照射野102の投影開始指示が行われない形態について説明したが、投影用画像Pの投影中に第1受付部60が照射野102の投影開始指示を受け付ける形態としてもよい。この場合、照射野102の投影を行う他面に可視光Vが照射された領域では、投影用画像Pが視認しにく、または視認できなくなる。そのため、投影用画像Pの投影中に、さらに照射野102を投影させる場合、制御部66が、照射野102内となる領域外に、情報を表示させるための投影用画像Pを投影させる形態としてもよい。例えば、制御部66は、投影用画像Pの投影中に照射野102を投影させる場合、図12に示すように撮影情報76が表示される位置を照射野102の範囲外としてもよい。図12は、投影用画像Pの投影中に、照射野102を投影する前と照射野102を投影した後とにおける、スキンライン70、ニップルの位置72、及び撮影情報76の表示状態の変化の一例が示されている。なお、図12では、便宜上、照射野102の範囲を点線で図示しているが、照射野102を示す点線は、実際には表示されない。図12に示した例では、スキンライン70及びニップルの位置72については、照射野102の投影の有無に係わらず表示状態が変化しない。一方、撮影情報76については、上述したように照射野102が投影されると、照射野102の領域外に表示位置が変更される。このように、照射野102を投影した場合、可視光Vが照射される領域外に撮影情報76を表示させることにより、可視光Vによらず、撮影情報76を視認することができる。
なお、照射野102の領域外に撮影情報76を表示させる具体的な方法は限定されない。例えば、照射野102の範囲外に情報を表示させるための投影用画像Pを表す投影用画像データ53を記憶部52に記憶させておく形態としてもよい。この場合、取得部64が取得した照射野範囲情報で表される照射野102の範囲外に情報を表示させるための投影用画像データ53を制御部66が記憶部52から取得し、表示させる投影用画像Pの投影用画像データ53を切り替える形態とすればよい。また例えば、投影する投影用画像Pを切り替えるのに変えて、プロジェクタ48が投影光を照射する向きや位置を調整することにより、投影用画像Pによる情報を照射野102外に表示させる形態としてもよい。こ
また、照射野102の領域外となる位置については、特に限定されず、投影面45内の位置でなくてもよい。例えば、圧迫板40の壁部41Bを照射野102の領域外の位置として適用してもよい。
以上説明したように、上記各形態のコンソール12は、少なくとも1つのプロセッサとしてCPU50Aを備える。CPU50Aは、圧迫板40により圧迫された状態の乳房に対して放射線Rを照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置10の圧迫板40の投影面45に投影用画像Pを投影させるプロジェクタ48に対して、投影用画像Pにより放射線Rの照射野102の範囲を表示させる制御を行う。
このように、上記各形態のコンソール12によれば、投影用画像Pを投影することによって照射野102の範囲が表示される。従って、本実施形態のコンソール12によれば、照射野102を投影せずとも照射野102の範囲をユーザに認識させることができる。
なお、上記各形態では、投影用画像Pの大きさ及び照射野102の大きさとも、投影面45の大きさ以下とした形態について説明したが、投影用画像Pの大きさ及び照射野102の大きさは、圧迫板40の投影面45の大きさ以上であってもよい。すなわち、投影用画像P及び照射野102の少なくとも一方が、撮影台30の撮影面30Aにまで投影される形態であってもよい。
また、上記各形態では、ユーザの指示により、投影用画像P及び照射野102各々の投影を開始する形態について説明したが、投影用画像P及び照射野102各々の投影を開始するタイミングは、本形態に限定されない。例えば、圧迫板40が圧迫方向に移動した場合、投影用画像Pについては、自動的に投影を開始するとした形態であってもよい。
また、上記各形態では、ユーザから投影の終了を指示された場合に、投影用画像P及び照射野102各々の投影を終了する形態について説明したが、投影用画像P及び照射野102各々の投影を終了するタイミングは本形態に限定されない。例えば、放射線源37Rによる放射線Rの照射を終了したタイミングであってもよい。
また、上記各形態では、投影用画像Pとして、標準的な乳房を理想的な状態に圧迫した場合の乳房のスキンライン及びニップルの位置を表す画像を適用しているが、投影用画像Pは本形態に限定されない。例えば、同一の被検者の乳房について過去に撮影された放射線画像そのものや、過去に撮影された放射線画像から生成されたスキンラインを表す画像等であってもよい。なお、スキンラインを表す画像の生成方法は特に限定されず、公知の技術を適用することができる。例えば、特開2008-086389号公報には、放射線画像の濃度を調べ、濃度の段差が所定値以上の位置を検出し、この濃度の段差が所定値以上の画素の集合をスキンラインとする方法が例示されている。また例えば、特開2010-051456号公報には、乳房を撮影した放射線画像の画素ごとの濃度に基づいて、放射線画像を乳房領域と素抜け領域に分割し、乳房領域と素抜け領域の境界点となる画素をつなぐことで生成する方法が例示されている。
なお、過去に撮影された放射線画像からスキンラインを表す画像を生成して投影面45に投影させる場合、過去に撮影された放射線画像から生成されたスキンライン画像を投影用画像Pとしてそのまま投影させたのでは投影面45の大きさと異なる場合がある。
過去に撮影された放射線画像が投影面45よりも大きい場合、制御部66は、放射線画像のうちの投影面45の大きさに応じた一部の領域が示す乳房の形状に基づくスキンラインを表す画像を生成してもよい。換言すると、制御部66は、過去に撮影された放射線画像のうちの投影面45の大きさに応じた一部の領域を切り取り、切り取った画像に基づいて、スキンラインを表す画像を生成してもよい。なお、マンモグラフィ撮影10においては、胸壁側を含む撮影を行う場合が多いため、切り取る領域は、胸壁側の一部の領域であることが好ましい。また、切り取る領域は、放射線画像に含まれる乳房の形状の、左右方向の中心を含む一部の領域であることが好ましい。
また、過去に撮影された放射線画像が投影面45よりも小さい場合、制御部66は、放射線画像が示す乳房の形状に基づいて、放射線画像外の乳房の形状が補完されたスキンラインを表す画像を生成してもよい。補完の手法としては、公知の画像補完手法を適用することができる。例えば、制御部66は、過去に撮影された放射線画像に基づいて生成した部分のスキンラインの曲率にしたがって延長線を補完してもよい。また例えば、制御部66は、放射線画像に基づいて生成した部分のスキンラインの接線を延長線として補完してもよい。
また、過去に撮影された放射線画像の大きさと投影面45の大きさが一致しない場合、制御部66は、投影面45の大きさに応じて、過去に撮影された放射線画像を拡大又は縮小した画像が示す乳房の形状に基づくスキンライン表す画像を生成してもよい。拡大及び縮小の割合は、例えば、放射線画像の大きさと投影面45の大きさとの組合せごと予め定められていてもよい。
また、上記各形態で説明したマンモグラフィ装置10において投影用画像Pを投影するための構成は限定されず、プロジェクタ48を用いた形態に限定されない。また、プロジェクタ48を適用する場合、プロジェクタ48の構成も限定されるものではない。例えば、上記各形態では、プロジェクタ48から投影された投影用画像Pを、投影面45に直接投影させる形態について説明したが、ミラー等を介して投影用画像Pを反射させて投影面45に投影させる形態であってもよい。この場合、ミラー等により投影用画像Pを投影させる向きを調整することができる。また例えば、プロジェクタ48の投影部48Bの前に投影光を遮るシャッタ等を設けた形態としてもよい。この場合、シャッタの開閉により投影用画像Pの投影面45への投影を制御する形態とすることができる。具体的には、投影用画像Pの投影を開始する場合、シャッタを開けて投影光を透過させる制御を行う。一方、投影用画像Pの投影を終了する場合、シャッタを閉じて投影光を遮断させる制御を行う。また、このように投影光を遮るシャッタを設ける場合、シャッタの開口部をマンモグラフィ装置10のコリメータ38の開口部100と同様とすることにより、投影用画像Pが表示される大きさを照射野102の大きさと同等としてもよい。
また、上記各形態では、コンソール12が本開示の制御装置の一例である形態について説明したが、コンソール12以外の装置が本開示の制御装置の機能を備えていてもよい。換言すると、第1受付部60、第2受付部62、取得部64、及び制御部66の機能の一部または全部をコンソール12以外の、例えばマンモグラフィ装置10や、外部の装置等が備えていてもよい。
また、上記各形態において、例えば、第1受付部60、第2受付部62、取得部64、及び制御部66といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、前述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
また、上記各形態では、投影制御プログラム51がROM50Bに予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。投影制御プログラム51は、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、投影制御プログラム51は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
1 放射線画像撮影システム
2 RIS
10 マンモグラフィ装置
12 コンソール
20、50 制御部、20A、50A CPU、20B、50B ROM、20C、50C RAM
21 撮影処理プログラム
22、52 記憶部
24、54 I/F部
26、56 操作部
27、58 表示部
28 放射線検出器
30 撮影台、30A 撮影面
31 ミラー
32 アーム部
33 フィルタ
34 基台
35 軸部
36 圧迫ユニット
37 放射線照射部、37R 放射線源、37V 可視光源
38 コリメータ、38A~38D ブレード
39 フェイスガード
40、40A、40B 圧迫板
41 圧迫部、41A 底部、41B 壁部
42 圧迫板駆動部
44 圧迫板検出センサ
45 投影面
46 支持部、46A 取付部、46B 腕
48 プロジェクタ、48A 電源部、48B 投影部
49、59 バス
51 投影制御プログラム
53A 投影用画像データ、53B、53B、53B 照射野情報
60 第1受付部
62 第2受付部
64 取得部
66 制御部
70 スキンライン
72 ニップルの位置
74 照射野境界線
76 撮影情報
100 開口部
102 照射野
P 投影用画像
R 放射線
V 可視光

Claims (21)

  1. 少なくとも1つのプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の前記圧迫部材の投影面に投影光を照射することで投影用画像データに応じた投影用画像を投影させる画像投影部であって、可視光を照射することで前記可視光の照射範囲により前記放射線の照射野の範囲を投影させる照射野投影部と別途に前記マンモグラフィ装置に設けられた画像投影部に対して、放射線の照射野の範囲を示す投影用画像データに応じた投影用画像を投影させ、前記投影用画像により前記放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行う
    制御装置。
  2. 前記プロセッサは、
    前記放射線の照射野の範囲の大きさを表す照射野情報を取得し、
    前記投影用画像により投影面に表示される表示画像の大きさと、前記照射野情報が表す前記照射野の範囲の大きさとが異なる場合、前記投影用画像により前記放射線の照射野の範囲を表示させる
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記投影用画像が投影されることで表示される表示画像の大きさを、前記照射野の範囲と同じ大きさとして前記照射野の範囲を表示させる制御を行う
    請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記放射線の照射野の範囲の大きさを表す照射野情報を取得し、
    前記照射野情報が表す前記照射野の範囲の大きさが変化した場合、前記投影用画像が投影されることで表示される表示画像の大きさを前記照射野の大きさに応じて変化させる制御を行う
    請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記照射野の範囲を表す照射野情報を含む投影用画像を投影させることで前記照射野の範囲を表示させる制御を行う
    請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  6. 前記投影用画像は、圧迫状態の乳房の形状をガイドするガイド情報を含み、
    前記プロセッサは、
    前記照射野の範囲の内外で前記ガイド情報を異ならせることで前記照射野の範囲を表示させる制御を行う
    請求項1または請求項2 に記載の制御装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記照射野の範囲外では前記ガイド情報を表示しないことで前記ガイド情報を異ならせる
    請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記投影用画像は、撮影情報を含み、
    前記プロセッサは、前記照射野の範囲に係わらず、前記撮影情報が表示される位置を同じ位置とする制御を行う
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 前記撮影情報は、前記圧迫部材による前記乳房の圧迫圧を表す情報を少なくとも含む
    請求項8に記載の制御装置。
  10. 前記プロセッサは、
    前記画像投影部により前記投影用画像を投影させない場合、可視光を照射野の範囲内に投影することで前記照射野の範囲を表す照射野投影部により前記照射野の範囲を表示させる制御を行う
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記投影用画像は、撮影情報を含み、
    前記プロセッサは、
    前記画像投影部による前記投影用画像の投影中に、可視光を照射野の範囲内に投影することで前記照射野の範囲を表す照射野投影部により前記照射野の範囲を表示させるための指示を受け付けた場合、
    前記照射野の範囲外に前記撮影情報を表示させるための投影用画像に切り代える制御、または前記照射野の範囲外に前記撮影情報を表示させる状態に投影用画像を投影する位置を切り替える制御を行う
    請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の制御装置。
  12. 前記投影用画像は、圧迫状態の乳房の形状をガイドするガイド情報をさらに含み、
    前記プロセッサは、
    前記ガイド情報が表示される位置はそのままとする制御を行う
    請求項11に記載の制御装置。
  13. 少なくとも1つのプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の前記圧迫部材の投影面に投影用画像を投影させる画像投影部に対して、前記投影用画像により前記放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行い、
    前記放射線の照射野の範囲の大きさを表す照射野情報を取得し、
    前記投影用画像により投影面に表示される表示画像の大きさと、前記照射野情報が表す前記照射野の範囲の大きさとが異なる場合、前記投影用画像により前記放射線の照射野の範囲を表示させる
    制御装置。
  14. 少なくとも1つのプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の前記圧迫部材の投影面に、圧迫状態の乳房の形状をガイドするガイド情報を含む投影用画像を投影させる画像投影部に対して、前記投影用画像により前記放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行い、
    前記照射野の範囲の内外で前記ガイド情報を異ならせることで前記照射野の範囲を表示させる制御を行う
    制御装置。
  15. 少なくとも1つのプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の前記圧迫部材の投影面に、撮影情報を含む投影用画像を投影させる画像投影部に対して、前記投影用画像により前記放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行い、
    前記照射野の範囲に係わらず、前記撮影情報が表示される位置を同じ位置とする制御を行う
    制御装置。
  16. 少なくとも1つのプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の前記圧迫部材の投影面に投影用画像を投影させる画像投影部に対して、前記投影用画像により前記放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行い、
    前記画像投影部により前記投影用画像を投影させない場合、可視光を照射野の範囲内に投影することで前記照射野の範囲を表す照射野投影部により前記照射野の範囲を表示させる制御を行う
    制御装置。
  17. 少なくとも1つのプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の前記圧迫部材の投影面に、撮影情報を含む投影用画像を投影させる画像投影部に対して、前記投影用画像により前記放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行い、
    前記画像投影部による前記投影用画像の投影中に、可視光を照射野の範囲内に投影することで前記照射野の範囲を表す照射野投影部により前記照射野の範囲を表示させるための指示を受け付けた場合、
    前記照射野の範囲外に前記撮影情報を表示させるための投影用画像に切り代える制御、または前記照射野の範囲外に前記撮影情報を表示させる状態に投影用画像を投影する位置を切り替える制御を行う
    制御装置。
  18. 圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の前記圧迫部材の投影面に投影光を照射することで投影用画像データに応じた投影用画像を投影させる画像投影部であって、可視光を照射することで前記可視光の照射範囲により前記放射線の照射野の範囲を投影させる照射野投影部と別途に前記マンモグラフィ装置に設けられた画像投影部に対して、放射線の照射野の範囲を示す投影用画像データに応じた投影用画像を投影させ、前記投影用画像により前記放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行う
    処理をコンピュータが実行する制御方法。
  19. 圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の前記圧迫部材の投影面に投影用画像を投影させる画像投影部に対して、前記投影用画像により前記放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行い、
    前記放射線の照射野の範囲の大きさを表す照射野情報を取得し、
    前記投影用画像により投影面に表示される表示画像の大きさと、前記照射野情報が表す前記照射野の範囲の大きさとが異なる場合、前記投影用画像により前記放射線の照射野の範囲を表示させる
    処理をコンピュータが実行する制御方法。
  20. 圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の前記圧迫部材の投影面に投影光を照射することで投影用画像データに応じた投影用画像を投影させる画像投影部であって、可視光を照射することで前記可視光の照射範囲により前記放射線の照射野の範囲を投影させる照射野投影部と別途に前記マンモグラフィ装置に設けられた画像投影部に対して、放射線の照射野の範囲を示す投影用画像データに応じた投影用画像を投影させ、前記投影用画像により前記放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行う
    処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  21. 圧迫部材により圧迫された状態の乳房に対して放射線を照射させて放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置の前記圧迫部材の投影面に投影用画像を投影させる画像投影部に対して、前記投影用画像により前記放射線の照射野の範囲を表示させる制御を行い、
    前記放射線の照射野の範囲の大きさを表す照射野情報を取得し、
    前記投影用画像により投影面に表示される表示画像の大きさと、前記照射野情報が表す前記照射野の範囲の大きさとが異なる場合、前記投影用画像により前記放射線の照射野の範囲を表示させる
    処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
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