JP6542963B1 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ネットワークシステムにおいて、1又は複数の情報処理装置で構成される管理サーバ2は、レシピの解析により補助情報を付加できる補助可能部分を抽出し、該補助可能部分に補助情報を対応付けて記憶させる補助情報管理部と、端末装置から提示要求されたレシピについて記憶されている補助情報のうちで、前記端末装置に提示させる補助情報をユーザのパーソナルデータを用いて選択する提示情報選択部と、前記提示要求されたレシピを前記端末装置においてウェブページとして提示させると共に、前記補助情報選択部が選択した補助情報を提示させるための処理を行う提示制御部と、を有する。
【選択図】図1
Description
しかしながら、ユーザが希望するレシピの情報には、ユーザが意識的に要求する情報の他にも、例えば、自分では気がつかなかったが実際に提示されるとうれしい、といった潜在的に内包する要求を反映する情報といったものがある。
また、レシピの栄養成分に関する情報等の特定の情報のみならず、食材または調理器具の詳細情報や調理における代替食材等のレシピに関する様々な情報を提供できるようになるとすると、ユーザにとっては利便である。
そこで本発明では、ユーザのパーソナルデータを用いて、各ユーザが潜在的に必要としていると考えられる情報を、レシピと併せて提供することを目的とする。
これにより、端末装置にレシピ情報を提示させる際に、ユーザのパーソナルデータを用いて選択された補助情報が共に提示される。また、あらかじめレシピ情報の補助可能部分と補助情報が対応付けられて記憶される。
これにより、端末装置には、レシピ情報に補助情報が付加されたウェブページ画面が表示される。
これにより端末装置に、通常のレシピ情報の他に、ユーザの熟練度を反映させた補助可能部分についての詳細情報が提示させる。
これにより、端末装置に、レシピの通常の実行手順の他に、ユーザの熟練度を反映させた代替手順を提示させる。
つまり、レシピにおいて使用頻度が低く、ユーザも購入していないものについては、通常のレシピ情報の他に補助情報を提示させる。ここで商材とは、商品及びサービスのことをいう。
これにより、ユーザが買ったことのない材料又はユーザが現在所持している材料などを代替材料として提示することができる。材料には、例えば食材が考えられるが、食材に限られることなく、工作部品等、レシピに用いられるものであれば様々な材料が考えられる。
これにより、ユーザが買ったことがない器具又はユーザが現在所持している器具を代替器具として提示することができる。
これにより、端末装置に、通常のレシピ情報の他にユーザの健康状態を反映させた代替食材を提示させる。
本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶した記憶媒体である。
これらのプログラムや記憶媒体により上記の情報処理装置を実現する。
以下、実施の形態におけるネットワークシステムの全体構成について説明する。
図1に実施の形態のネットワークシステムの構成例を示す。この例では、当該ネットワークシステムはネットワークを利用して、ユーザ端末に料理のレシピ情報を配信するレシピ提供サービス(以下、「本サービス」とも表記する)におけるレシピ提供システムとして機能する。図1における管理サーバが本発明請求項の情報処理装置の実施の形態に相当する。
なお、本実施の形態においては、レシピの一例として料理レシピを用いた本サービスとして説明したが、ここでのレシピは料理に限られることはなく、日曜大工等の工作における制作レシピ、電子工作におけるレシピ、インターネット上におけるブログの作成レシピ、購入商品の取扱説明書における取り扱いの説明、目標を達成するための道筋を示したレシピ等、様々なレシピが考えられる。
なお、以下では「データベース」を「DB(Database)」と表記する。
信網、衛星通信網などが想定される。
またネットワークNWの全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線などの有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも使用可能である。
ユーザ端末1は、管理サーバ2にレシピ要求を送信し、管理サーバ2から受信したレシピを自身の端末装置の表示画面に表示する。またユーザ端末1は、ユーザが作成したレシピを管理サーバ2に送信することもできる。
管理サーバ2は、ユーザ端末1に提示させるためのレシピを解析して補助候補部分を抽出する。管理サーバ2は、補助候補部分に対応する補助情報をそれぞれ取得し、当該対応関係情報をあらかじめDB3に記憶する。
ユーザ端末1に提示させるためのレシピは、例えばユーザにより投稿された、又はサービスの運営スタッフ等により作成されたものであり、当該レシピ情報はあらかじめ又は随時DB3に記憶される。
また補助情報とは、補助候補部分に付加する追加情報をいう。補助情報としては、補助候補部分についての説明が不十分と考えられる場合の詳細情報(例えば、知名度が低い食材についてのその食材の詳細情報)、補助候補部分について違うもので代用できる場合の代替情報(例えば、レシピで用いる食材が他の食材でも代替できる場合の代替食材情報や、レシピの調理手順が他の手順でも代用できる場合の代替手順情報)、補助候補部分についての関連情報(例えば、レシピに用いる調理器具についての商品情報)等、様々な情報が考えられる。
なお、管理サーバ2は、ユーザ端末1に提示させるためのレシピをDB3に記憶させる処理も行う。
CPU101、ROM102、及びRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力部106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、ネットワーク4を介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、ユーザ端末1、管理サーバ2、DB3としての必要な情報処理や通信が実行される。
なお、ユーザ端末1、管理サーバ2、DB3を構成する情報処理装置は、図2のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LANなどによりシステム化されていてもよいし、インターネットなどを使用したVPN(Virtual Private Network)などにより遠隔地に通信可能な状態で配置されたものでもよい。複数の情報処理装置には、クラウドコンピューティングサービスによって利用可能なサーバ群(クラウド)としての情報処理装置が含まれてもよい。
図1に戻り、管理サーバ2の機能構成及びDB3について説明する。
管理サーバ2は1又は複数の情報処理装置で構成される。また、管理サーバ2の各機能は、情報処理装置においてCPU101でプログラムに応じて実行される処理により実現される機能である。但し、以下説明する全部又は一部の各構成の処理をハードウェアにより実現してもよい。
また、各機能をソフトウェアで実現する場合に、各機能がそれぞれ独立したプログラムで実現される必要はない。一つのプログラムにより複数の機能の処理が実行されてもよいし、一つの機能が複数のプログラムモジュールの連携で実現されてもよい。また各機能は複数の情報処理装置に分散されていてもよい。さらに機能の一つが複数の情報処理装置によって実現されてもよい。
管理サーバ2は、補助情報管理部21、補助情報選択部22、提示制御部23を有する。
また補助情報管理部21は、ユーザ端末1に提示させるためのレシピ情報をDB3に記憶させる処理を行う。
また提示制御部23は、ユーザが調理本サービスを利用するにあたり、ユーザ端末1に提示する必要のある他のウェブページを提示させる処理も行う。
DB3は、例えば図1に示すように、ユーザDB31、レシピDB32、補助情報DB33、対応関係DB34等で構成されている。もちろんこれ以外にもDB3は、管理サーバ2として機能するために必要なDBを含んで構成されていてもよい。
ここでいうパーソナルデータは、上記したようなユーザに関する様々な情報それ自体のデータや、当該情報から推定できるデータ等のことである。
またユーザDB31に登録されるユーザは、例えば管理サーバ2が提供するレシピ提供等のサービスを受けるために登録されたユーザなどであり、ユーザIDは当該登録に応じて付与されるものとすればよい。
補助ランクは、ユーザランクに対応した基準により、補助情報ごとにあらかじめ設定されたランクであり、例えばユーザランクと同様に「1」〜「5」の5段階の数値で設定される。
補助ランクは、補助情報を表示するのに適したユーザのランクを示している。例えば、補助情報の補助ランクが「4」の場合は、当該補助情報は、ユーザランクが「1」〜「3」のユーザにとっては難しい内容といえる。一方、ユーザランクが「5」のユーザにとっては、当該補助情報は簡単な内容といえる。
補助ランクの数値はユーザランクに基づいて設定される。補助ランクとユーザランクの比較により、補助候補部分について、ユーザの料理熟練度からみて補助情報が必要であるか否かが判定される。
これらのウェブページデータは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)やXHTML(Extensible Hyper Text Markup Language)などの構造化文書ファイルである。構造化文書ファイルには、記事などのテキストデータや記事に添付された画像などの画像データと、それらの配置や提示態様(文字色、フォント、大きさ及び装飾など)が記述されている。
また図示及び説明の便宜上、DB3として示したが、ユーザDB31、レシピDB32、補助情報DB33、対応関係DB34の各DBは、管理サーバ2がアクセス可能であれば、どのような形態で実現されていてもよい。例えば管理サーバ2と同一システム内の記憶部に各DBのすべてが形成されていてもよいし、各DBの一部又は全部が別体、遠隔地などのコンピュータシステムに設けられていてもよい。もちろん各DBが一つの装置(例えば一つのHDDなど)内に形成されている必要はない。また各DBのそれぞれが、それぞれ1つのDBとして構成される必要もない。例えば、ユーザDB31として記憶される情報が、レシピDB32により記憶管理されてもよい。実施の形態で説明する上記各DBは、実施の形態の処理に関連する情報の記憶部を、それぞれ一つのDBの形態で例示したものに過ぎない。
以下、実施の形態のユーザが本サービスを利用する場合に、ユーザ端末1に提示される画面の一例について図7乃至図9を用いて説明する。
通常レシピ画面60には、「ほうれん草のパスタ」といった料理名称、「ミンスターほうれん草、ベーコン、パスタ…」といった使用食材、「調理なべ、パスタサーバー、フライパン…」といった調理器具、「ほうれん草のパスタ」の調理手順等の情報が表示されている。
また、アレルギー等の健康状態やユーザの現在所持していない調理器具や食材によって、レシピにおいて提示されている使用食材や調理器具を必ずしもユーザが用いることができるとは限らない。そして、食材や調理器具等を所持していない場合に、所持していないものであって、購入可能な商品情報を表示することはユーザの商品検索の手間を省くことになる。
さらに、ユーザの料理の熟練度次第では、現在表示されている調理手順に一手間加えることで、よりユーザにとって満足のいくレシピを提供することも考えられる。
従ってこのような課題を解決すべく、本実施の形態では、図7のレシピ選択画面50においてユーザが閲覧を希望するレシピ枠Reを選択すると、選択したレシピ枠Reに対応するレシピ情報に補助情報を付加したものが、図9に示す補助レシピ画面70に表示される。
補助情報表示領域AR2には、表示するレシピからあらかじめ抽出された補助候補部分pn(例えば、図9に示すpn1、pn2、pn3…)に対応する補助情報ar(ar1、ar2、ar3…)が表示されている。
このとき、それぞれの補助情報arは、補助情報表示領域AR2に直接その内容を表記してもよいし、その内容が表記されているページへのリンクを表記してもよい。当該リンクはURL(Uniform Resource Locator)により表記される。ユーザは、当該リンクを選択することで、移動先のページから補助情報を閲覧することができる。
このように、本実施の形態においては、ユーザのパーソナルデータから様々な補助情報arの表示の有無を選択する。即ち、過去のパーソナルデータからユーザにとって有用であると考えられる補助情報を表示することができる。
図10を用いて本サービスにおけるレシピ提供システムの概要について説明する。図10は、ユーザ端末1及び管理サーバ2が実行する処理の流れの一例を示している。
上記したレシピ提供システムの動作を実現するために管理サーバ2が実行する処理について図11乃至図19を用いて説明する。
ここで、本サービスの利用を求めるユーザは、管理サーバ2に対して上述したログイン処理を適正に完了しているものとする。
管理サーバ2は、例えばユーザにより投稿されたレシピ情報をユーザ端末1から受信すると、当該レシピ情報をレシピDB32に記憶する。このとき、管理サーバ2は、当該レシピ情報について補助情報記憶処理を実行する。
なお、管理サーバ2は、定期的に所定期間に記憶したレシピ情報をレシピDB32から取得し、補助情報記憶処理を実行してもよい。
管理サーバ2は、取得したレシピのページデータからテキストデータを抽出し、テキストデータに出現するワードを解析する。当該ワードには「ほうれん草」、「フライパン」等の名称や、調理手順といった文章など、様々なワードが考えられる。
また、管理サーバ2は、レシピ情報が画像データである場合、OCR(Optical Character Recognition)処理で認識することによりテキストデータを抽出し、ワードの文字情報を取得することが考えられる。また画像解析処理を行うことで画像データを抽出することも可能である。
こうして管理サーバ2は、取得したレシピから補助候補部分を抽出する。ここでいう補助候補部分には、食材及び調理器具の名称や調理手順等のレシピ提供システムで用いられる全ての補助候補部分が含まれる。
また、ステップS107において第n補助候補部分に対応する補助情報がない場合、管理サーバ2は、対応関係DB34に記憶する補助情報が存在しないため、ステップS107からステップS109に処理を進める。
以上により、レシピから抽出された各補助候補部分について対応する補助情報が、補助情報DB33に記憶されることになる。
なお、管理サーバ2は、ステップS107において対応する補助情報がない場合、対応関係DB34以外のDBから補助情報を取得してきてもよいし、レシピ情報等から補助情報を取得することとしてもよい。
管理サーバ2は、ステップS204の処理の後、図12の処理を終了する。このとき、全ての提示フラグをOFFとする。そして管理サーバ2は、図10のステップS24において、ユーザ端末1に補助レシピ画面を提示制御する処理を行う。
ここでいう補助候補部分は、一例として食材又は調理器具の名称等である。また補助情報は、一例として補助候補部分の詳細情報であるものとする。補助候補部分の詳細情報としては、例えば食材「ミンスターほうれん草(補助候補部分pn1)」の詳細情報(補助情報ar1)や調理器具「パスタサーバー(補助候補部分pn3)」の詳細情報(補助情報ar3)等が考えられる。
そして管理サーバ2は、ステップS302において、図11の補助情報記憶処理によりあらかじめ記憶された、レシピの補助候補部分に対応する補助情報を対応関係DB34から取得する。管理サーバ2は、例えば補助候補部分「ミンスターほうれん草」に対応する詳細情報等を取得する。
ここで補助ランクの値がユーザランクの値よりも大きい場合、管理サーバ2は、第n補助情報に対応する補助候補部分がユーザの熟練度からみて難しい内容であって、第n補助情報によるガイドが必要であると推定し、ステップS308において第n補助情報の提示フラグをONにする。第n補助情報ごとの提示フラグ情報は、図2のRAM103等に一時的に記憶される。ステップS308の後、管理サーバ2はステップS309に処理を進める。
また補助ランクの値がユーザランクの値よりも小さい場合、第n補助情報に対応する補助候補部分はこのユーザにとって理解可能であって、第n補助情報によるガイドは必要ないと判定し、第n補助情報の提示フラグをONにすることなく、ステップS309に処理を進める。
このとき管理サーバ2は、ステップS307で当該代替手順の補助ランクの値がユーザランクの値よりも小さい場合にステップS308で提示フラグをONとする。これにより、ユーザの熟練度で対応可能な代替手順が例えば図9の補助情報ar5のように提示される。
従って、通常のレシピで表示される調理手順の他に、ユーザは自身の熟練度に合った調理手順を代替手順として閲覧することができる。
なお、管理サーバ2は、ステップS307で当該代替手順の補助ランクの値がユーザランクの値よりも大きい場合にステップS308で提示フラグをONとすることとしてもよい。これにより、ユーザは、自身の料理の熟練度を超えた調理手順にも挑戦することができるようになる。このとき、代替手順は補助情報表示領域AR2に表示されるため、ユーザがレシピ表示領域AR1に表示される通常のレシピを閲覧することを妨げない。
なお、以下において、一度説明したものと同様の処理については同一符号を付し、説明を省略するものとする。
管理サーバ2は、ステップS320において、レシピDB32から各レシピの使用食材情報を取得する。そして管理サーバ2は、ステップS321において、第n補助情報に対応する使用食材(補助候補部分)のレシピ全体における使用頻度を算出する。例えば管理サーバ2は、全体のレシピ数に対する補助候補部分を使用食材として含むレシピ数の占める割合を使用頻度の値として算出する。
当該使用食材の購入履歴がない場合、管理サーバ2はステップS308に処理を進め、補助情報の提示フラグをONにする処理を行う。その後、管理サーバ2はステップS309に処理を進め、以下図13と同様の処理を行う。
ステップS322の処理で、ユーザが知らない可能性の高いと判定された食材であっても、ユーザ自身がその食材を購入しているのであれば、その食材の詳細を知っている可能性が高いものと考えられ、このような場合には、その食材の詳細情報を表示する必要性は高くないためである。
また、本例の補助候補部分はレシピでの使用食材に限られることはなく、レシピで用いる調理器具、調理手順等にも適用できる。この場合、調理器具や調理手順の詳細情報が補助情報として表示される。
その後、管理サーバ2はステップS309に処理を進め、以下図13と同様の処理を行う。
ここで、管理サーバ2は、例えば第n補助情報に係る食材が一定期間以内に継続して購入されていることをもって、定期的に購入されていると判定する。当該一定期間は、1日、1週間、1月等、様々な期間が考えられる。
その後、管理サーバ2はステップS309に処理を進め、以下図13と同様の処理を行う。
また管理サーバ2は、ユーザの購入履歴情報において、これまでに購入したことのない代替食材(補助情報)について、提示フラグをONとしてもよい。これにより、代替食材としてユーザが今まで使ったことのない食材の情報を提示することができる。
また本例では、補助候補部分を使用器具の名称等とし、補助情報を当該使用器具の代替器具としてもよい。またこの場合、使用器具としてキッチンペーパー等の使い捨てされるものが好適である。
管理サーバ2は、ユーザDB31からユーザの商品の購入履歴情報を取得し、当該情報からユーザの健康状態を推定する。例えば、風邪薬や栄養ドリンクの購入履歴から、ユーザが風邪気味であったり、疲れている状態であることが推定できる。また、薬の購入履歴情報からユーザのアレルギー等の疾患を推定したり、健康商品の購入履歴から健康に関する関心度の高さを推定する。また、ダイエット商品の購入履歴から痩せようとしているといった傾向や、筋肉トレーニング商品の購入履歴から鍛えようとしているといった傾向を推定することができる。
またアンケート等による健康状態の自己申告の情報によってもユーザの健康状態を推定できる。
例えば、ユーザの健康状態の推定処理において、管理サーバ2によりユーザはアレルギー体質であると推定された場合において、代替食材がアレルギー物質を有しないものであるときは、当該代替食材は補助情報として表示するのに適していると判定する。一方で、代替食材がアレルギー物質を含む場合は、当該代替食材は表示するのに適していないと判定する。また、風邪気味と推定されるユーザに対しては、消化がよい代替食材や、栄養が豊富な代替食材について、表示するのに適していると判定する。また、ダイエット傾向のあるユーザに対して、糖質を控えた代替食材は表示するのに適していると判定する。
このように、ユーザの健康状態に応じて、表示するのに適した代替食材(補助情報)を判定する。
また、ステップS341において第n補助情報がユーザの健康状態に適合した内容であると判定すると、管理サーバ2は、提示フラグをONとすることなく管理サーバ2はステップS309に処理を進め、以下図13と同様の処理を行う。
また、ユーザのみならずユーザの家族の健康状態も推定することとしてもよい。この場合、ユーザの家族会員等の登録状況からユーザの家族を判定する。これにより、一緒に食事をすると考えられる家族の健康状態も反映させたレシピを提示することができる。
属性情報としては、ユーザの性別、年齢、職業、国籍、家族構成、嗜好等様々な情報が考えられる。また、嗜好情報は、アンケート等の入力情報から取得してもよいし、例えば商品の購入履歴や各種サイトの検索履歴等から推定されるものでもよい。
以上の他にも、ユーザの属性情報を用いて様々な基準で補助情報を判定することができる。
また、ステップS361において第n補助情報がユーザの健康状態に適合した内容であると判定すると、管理サーバ2は、提示フラグをONとすることなく管理サーバ2はステップS309に処理を進め、以下図13と同様の処理を行う。
その後、管理サーバ2は、ステップS305に処理を進め、第n番目の補助情報を処理対象として選択する。本例において第n補助情報は、補助候補部分に関連する商品情報である。
管理サーバ2はステップS308に処理を進め、提示フラグをONとする。その後、管理サーバ2はステップS309に処理を進め、以下図13と同様の処理を行う。
また、ステップS353において、検索の結果、第n補助情報に係る商品が既に購入されている場合、管理サーバ2は、ユーザが購入を希望する商品でないと推定して、提示フラグをONとすることなしにステップS309に処理を進め、以下図13と同様の処理を行う。
上記した実施の形態等で説明した管理サーバ2は、レシピ情報の解析により補助情報を付加できる補助可能部分(補助候補部分)を抽出し、該補助可能部分(補助候補部分)に補助情報を対応付けて記憶させる補助情報管理部21と(図11)、端末装置(ユーザ端末1)から提示要求されたレシピ情報について記憶されている補助情報のうちで、端末装置(ユーザ端末1)に提示させる補助情報をユーザのパーソナルデータを用いて選択する補助情報選択部22と、提示要求されたレシピ情報を端末装置(ユーザ端末1)においてウェブページとして提示させると共に、補助情報選択部22が選択した補助情報を提示させるための処理を行う提示制御部23と、を備えるものである(図12)。
従って、レシピ情報を多様なユーザごとのレベルに合わせた補助情報を付加したうえで提供することができる。これにより、ユーザにとってレシピに関連する情報を検索する手間を省くことができ、通信量の削減を図ることができる。
また、ユーザに必要ないと考えられる補助情報を選択しないことで、情報が過多に提供されることを回避し、通信量を削減しつつ、ユーザにとって快適なレシピの閲覧を実現する。
また、管理サーバ2は、補助情報選択処理を行う前に、あらかじめレシピ情報の補助候補部分と補助情報を対応付け、対応関係DB34に記憶しておく。あらかじめ補助候補部分を抽出しておき、補助情報を対応付けて記憶しておくことで、処理付加を軽減させ、提示速度の遅延を回避することができる。
これにより、ユーザ端末1は、レシピ情報及び補助情報を含むウェブページデータあらかじめ生成することなく、管理サーバ2が生成したウェブページを受信して提示することができる。
これにより、ユーザ端末1に、通常のレシピ情報の他にユーザの熟練度を反映させた補助可能部分についての詳細情報を提示させることができる。
料理の初心者にとっては、食材や調理器具、調理手順の詳細情報が表示されることは便利であるが、料理の上級者(熟練者)にとっては、知っている情報のほうが多く、却って煩雑になってしまうことがある。本実施の形態では、ユーザのレベルに応じた補助情報の表示を行うことができるため、様々なレベルのユーザにとって快適なレシピ情報を提供することが可能となる。
これにより、ユーザ端末1に、レシピの通常の実行手順の他に、ユーザの熟練度を反映させた代替手順を提示させることができる。
ユーザの熟練度によっては、同じ料理を調理する場合であっても、食材の切り方や使用する器具等、いろいろな工夫を行うことができる。そのため、料理の上級者にとっては、レシピとして表示された手順を物足りなく感じたり、初心者にとっては難しく感じたりすることがある。よって、それぞれのユーザに適した代替手順を表示することで、様々なレベルのユーザに適した調理手順を表示することができる。
つまり、レシピにおいて使用頻度が低く、ユーザも購入していないものについては、通常のレシピ情報の他に補助情報を提示させることができる。
その食材がレシピの使用食材として使用される頻度が低いものである場合は、ユーザがその食材を知らない可能性が高い。一方で、ユーザが知らない可能性の高いと判定された食材であっても、ユーザ自身がその食材を購入しているのであれば、その食材の詳細を知っている可能性が高いものと考えられる。これにより、ユーザが知らないと考えられる食材を認定する精度を向上させることができる。
これにより、ユーザが買ったことがない器具又はユーザが現在所持している器具を代替器具として提示することができる。
ユーザによっては、レシピに表示されている使用器具を所持していない場合も考えられる。このような場合に、ユーザが持っていると推定される、代用可能な調理器具を表示することで、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
従って、ユーザ端末1に、通常のレシピ情報の他にユーザの健康状態を反映させた代替食材を提示させることができる。これにより、ユーザは、自身が健康状態を申告することなしに、現在の体調等が反映されたレシピを閲覧することができる。
これにより、各ユーザの商材の購入傾向を反映させた商材情報を提示することができる。即ち、補助候補部分に関連する商材情報であって、ユーザが未だ購入していない商材が補助情報として表示される。従って、ユーザが所持していない調理機器等の商材情報が補助情報として表示され、ユーザは効率よく調理に必要な器具を購入することが可能になる。
ここで、ユーザが購入済みの商材情報までも図9の補助レシピ画面70に表示することとする、レシピを閲覧するユーザにとっては煩雑となるおそれがある。そこで、ユーザが以前購入したことのある商材情報について表示しないことで、ユーザにとって快適なレシピの閲覧環境を提供することができる。
例えば、第1例において、補助候補部分についての詳細情報に係る補助情報を選択する処理を行った後に、第6例において、ユーザの商品の購入履歴に基づいて、補助候補部分に関連する商品情報に係る補助情報を選択する処理を行うこともできる。
具体的には、管理サーバ2は、図13の処理が完了した後、図18のステップS302に処理を進めて処理を実行する。これにより、補助候補部分に付加する詳細情報に加えて補助候補部分に関連する商材情報を図9の補助レシピ画面70に表示させることができる。
なお、実施の形態の組み合わせとしては、上記した例の他にも様々な態様が考えられる。
以上、本実施の形態の情報処理装置の実施の形態としての管理サーバ2を説明してきたが、実施の形態のプログラムは、管理サーバ2における各処理を情報処理装置(CPUなど)に実行させるプログラムである。
即ちこのプログラムは、管理サーバ2に対して図11乃至図18で説明した各ステップの処理を実行させるプログラムである。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置などの機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROMなどに予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的或いは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータなどにインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークによりダウンロードすることもできる。
Claims (12)
- レシピの解析により補助情報を付加できる補助可能部分を抽出し、該補助可能部分に補助情報を対応付けて記憶させる補助情報管理部と、
端末装置から提示要求されたレシピについて記憶されている補助情報のうちで、前記端末装置に提示させる補助情報をユーザのパーソナルデータを用いて選択する補助情報選択部と、
前記提示要求されたレシピを前記端末装置においてウェブページとして提示させると共に、前記補助情報選択部が選択した補助情報を提示させるための処理を行う提示制御部と、
を備える情報処理装置。 - 前記提示制御部は、前記選択した補助情報を提示させるための処理として レシピ情報及び前記選択した補助情報を含むウェブページデータを生成し、該生成したウェブページデータを前記端末装置に送信する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 補助情報は前記補助可能部分についての詳細情報を含み、前記補助情報選択部は前記端末装置のユーザについてのパーソナルデータから判定した熟練度に基づいて補助情報を選択する
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記補助可能部分はレシピの実行手順を含み、補助情報は該実行手順の代替手順であって、前記補助情報選択部は前記端末装置のユーザについてのパーソナルデータから判定した熟練度に基づいて補助情報を選択する
請求項1乃至請求項3の何れかに記載の情報処理装置。 - 補助情報は前記補助可能部分についての詳細情報を含み、前記補助情報選択部はレシピにおける前記補助可能部分の使用頻度の値が閾値以下であり、かつ前記補助可能部分に係る商材が前記端末装置のユーザにより購入されていない補助情報を選択する
請求項1乃至請求項4の何れかに記載の情報処理装置。 - 前記補助可能部分はレシピで用いられる材料情報を含み、補助情報は該材料情報の代替材料であって、前記補助情報選択部は前記端末装置のユーザのパーソナルデータに含まれる購入履歴に基づいて補助情報を選択する
請求項1乃至請求項5の何れかに記載の情報処理装置。 - 前記補助可能部分はレシピで用いられる器具情報を含み、補助情報は該器具情報の代替器具であって、前記補助情報選択部は前記端末装置のユーザのパーソナルデータに含まれる購入履歴に基づいて補助情報を選択する
請求項1乃至請求項6の何れかに記載の情報処理装置。 - 前記補助可能部分はレシピで用いられる食材情報を含み、補助情報は該食材情報の代替食材であって、前記補助情報選択部は前記端末装置のユーザのパーソナルデータに含まれる健康情報に基づいて補助情報を選択する
請求項1乃至請求項7の何れかに記載の情報処理装置。 - 補助情報は前記補助可能部分に関する商材情報を含み、
前記補助情報選択部は前記端末装置のユーザのパーソナルデータに含まれる商材の購入履歴に基づいて、該ユーザが購入していない商材情報を補助情報として選択する
請求項1乃至請求項8の何れかに記載の情報処理装置。 - レシピの解析により補助情報を付加できる補助可能部分を抽出し、該補助可能部分に補助情報を対応付けて記憶させる補助情報管理ステップと、
端末装置から提示要求されたレシピについて記憶されている補助情報のうちで、前記端末装置に提示させる補助情報をユーザのパーソナルデータを用いて選択する補助情報選択ステップと、
前記提示要求されたレシピを前記端末装置においてウェブページとして提示させると共に、前記補助情報選択ステップで選択した補助情報を提示させるための処理を行う提示制御ステップと、
を情報処理装置が実行する情報処理方法。 - レシピの解析により補助情報を付加できる補助可能部分を抽出し、該補助可能部分に補助情報を対応付けて記憶させる補助情報管理機能と、
端末装置から提示要求されたレシピについて記憶されている補助情報のうちで、前記端末装置に提示させる補助情報をユーザのパーソナルデータを用いて選択する補助情報選択機能と、
前記提示要求されたレシピを前記端末装置においてウェブページとして提示させると共に、前記補助情報選択機能により選択した補助情報を提示させるための処理を行う提示制御機能と、
を情報処理装置に実行させるプログラム。 - レシピの解析により補助情報を付加できる補助可能部分を抽出し、該補助可能部分に補助情報を対応付けて記憶させる補助情報管理機能と、
端末装置から提示要求されたレシピについて記憶されている補助情報のうちで、前記端末装置に提示させる補助情報をユーザのパーソナルデータを用いて選択する補助情報選択機能と、
前記提示要求されたレシピを前記端末装置においてウェブページとして提示させると共に、前記補助情報選択機能により選択した補助情報を提示させるための処理を行う提示制御機能と、
を情報処理装置に実行させるプログラムを記録するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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