JPWO2018029852A1 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば特許文献1には、ユーザが選択したリンク先URLのコンテンツの要約に共通するキーワードを作成し、検索文字列に当該キーワードを加えた新たな文字列により検索した結果に基づいて、検索結果を更新する検索結果更新システムが開示されている。
しかしながら、ユーザが思い出したい商品の名称等を検索する途中に、思い出したい商品とは関係の無い別の商品の検索を行うといったことは日常的によく行われている。
即ち、単に過去の検索文字列を用いて関連するキーワードを検索するだけでは検索結果にノイズが生じ、ユーザが思い出したい商品等が正確に絞りきれないおそれがある。
そこで本発明では、ユーザの検索目的が共通する検索履歴に基づいて、ユーザが失念してしまった商品の名称や気になっているが名称がわからない商品の名称等をサジェストワードとして提示することを目的とする。
まずユーザが検索に用いた直近の検索ワードと関連のある検索ワードをユーザが失念した若しくは知らない商品名称等のワードを検索するために用いた検索ワードであると推定し、検索履歴から抽出する。次に当該抽出した検索ワード群のうちで共通の特徴を有するワードをユーザが失念した若しくは知らないワードであると推定し、提示候補ワードとして抽出する。その後、ユーザの検索に関する操作情報を受信した場合、ユーザが再び失念した若しくは知らないワードを検索使用としていると推定し、当該提示候補ワードをサジェストワードとしてユーザ端末に提示させる。
直近の検索ワードを用いた検索結果と共通する検索結果が多いワードほど、直近の検索ワードと関連性が高いワードであると推定し、一番共通する検索結果(例えば商品等)を有するワードを提示候補ワードとして抽出する。
即ち、直近の検索ワードの検索から所定時間の間に検索された検索ワード又は直近の検索ワードの検索より前の所定回数に検索された検索ワードを直近の検索ワードと関連性の高いワードと推定する。
例えば直近の検索ワード「酢」に対応付けられた関連ワードが「すっぱい、ワインビネガー、ダイエット」で、検索履歴中の検索ワード「ワイン」に対応付けられた関連ワードが「アルコール、ぶどう、ワインビネガー」であるときは、共通する関連ワード「ワインビネガー」を有する検索ワード「ワイン」を他の検索ワードとして抽出する。
例えば辞書情報において、直近の検索ワード「酢」に対して検索ワード「黒酢」の関連性スコアが「5」、検索ワード「ポン酢」の関連性スコアが「4」、検索ワード「自転車」の関連性スコアが「1」であるときに、あらかじめ設定しておいた関連性スコアの値「3」以上である検索ワード「黒酢」、「ポン酢」を検索ワードとして抽出する。
例えば検索ワード「酢」の検索により取得した商品群が「黒酢、ポン酢、ワインビネガー」で、他の検索ワード「ワイン」の検索により取得した商品群が「赤ワイン、白ワイン、ワインビネガー」である場合、商品「ワインビネガー」に対応付けられた商品名称「ワインビネガー」を提示候補ワードとして抽出する。
即ち、全ての検索ワードに共通しない関連ワードはユーザが失念している若しくは知らない商品に関連する可能性が低いとして抽出しない。
提示制御部は、ユーザが検索操作を行う前に提示候補ワードをユーザ端末に提示させる。
即ち、過去に検索済みの検索ワードと表音一致する提示候補ワードはサジェストワードとして提示させない。
即ち、抽出した複数の検索候補ワードの全部をサジェストワードに提示させない。
まずユーザが検索に用いた直近の検索ワードと関連のある検索ワードをユーザが失念した若しくは気になっているがわからない商品名称等のワードを検索するために用いた検索ワードであると推定し、検索履歴から抽出する。次に当該抽出した検索ワード群のうちで共通の特徴を有するワードをユーザが失念した若しくは知らないワードであると推定し、提示候補ワードとして抽出する。その後、ユーザの検索に関する操作情報を受信した場合、ユーザが再び失念した若しくは知らないワードを検索使用としていると推定し、当該提示候補ワードをサジェストワードとしてユーザ端末に提示させる。
本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶した記憶媒体である。
これらのプログラムや記憶媒体により上記の情報処理装置を実現する。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.全体構成>
<2.サーバの機能構成及びデータベース>
[2−1.サーバの機能構成]
[2−2.データベース]
<3.ユーザ端末の提示画面の概要>
<4.ウェブサーバに関する処理>
[4−1.第1の実施の形態]
[4−2.第2の実施の形態]
[4−3.第3の実施の形態]
[4−4.第4の実施の形態]
[4−5.第5の実施の形態]
<5.まとめ>
<6.プログラム及び記憶媒体>
また本実施の形態で用いる主な語句については、以下の意味となる。
・検索文字列とは、ユーザによって検索のために検索ボックス等に対して入力される文字列や文章を指し、場合により複数の単語がスペースで区切られている。例えば「ワイン 売れている」や「売れているワイン」等をいう。尚、「ワイン」と「売れている」の間にある空白文字は、複数の語句を「アンド検索」するために用いられるものであり、この例では、「ワイン」と「売れている」の双方の語句に関係のある検索結果を得るためのものである。
・検索ワードとは、ウェブサーバによって実際に検索が行われる際に用いられるワードのことであり、例えば「一番売れているワイン」といった文章から抽出される「一番」、「売れている」、「ワイン」などをいう。
・検索ワード群とは、直近の検索ワード及び少なくとも一つの直前の検索ワードに基づいて抽出された過去の検索ワードを含む複数の検索ワードをいう。
・関連ワードとは、検索ワードと関連性が高いものとして、検索ワードとあらかじめ対応付けられているものである。例えば検索ワード「ワイン」については関連ワード「アルコール」、「健康」、「赤ワイン」等が対応付けられている。尚、検索ワードが複数あるときは両方に共通して対応する関連ワードを提示してもよい。例えば検索ワード「ワイン 酢」に対して共通する関連ワード「ワインビネガー」を当該検索ワードの関連ワードとすることができる。
・提示候補ワードとは、検索ワード群から以下に説明する様々な条件に基づいて抽出されるワードをいう。
・サジェストワードとは、例えば、商品検索を行う際にユーザが検索文字列として「ワイン」を入力したときに、「ワイン」と関連性の高い語句を含んだ検索の候補のことであり、本実施の形態において開示された商品検索支援システムに基づいてユーザ端末に提示される検索候補を含むものをいう。一例を挙げると、検索文字列として「ワイン」がユーザにより入力された場合、「ワイン 赤」、「ワイン 健康」、「ワイン 赤 健康」などがサジェストワードとしてウェブサーバにより提示される。
・検索操作とは、例えばユーザがユーザ端末を介して検索文字列を入力した後、検索を実行するボタンをクリックする等の操作により、検索要求情報をウェブサーバに送信することをいう。
・検索予備操作とは、検索に結びつくと想定される操作をいう。例えば検索ボックスをクリックする操作であって検索文字列の入力をまだ開始していない状態や、マウス等を用いて検索ボックスにカーソルを合わせる操作等をいう。また検索予備操作には検索のために文字を入力する操作も含めるものとする。
図1に本実施の形態のネットワークシステムの構成例を示す。このネットワークシステムは、ネットワークNを介してユーザ端末1とウェブサーバ2が通信可能とされている。
またユーザ端末1は、データベース3(以下「データベース(Database)」を「DB」と表記する)にアクセス可能とされている。
このようなシステムの具体例は各種考えられるが、本実施の形態の場合、例えば仮想的な商店街において、ユーザが購入希望商品の検索を行う際にサジェストワードを提示させる商品検索支援システムとされる。図1のウェブサーバ2が本発明の請求項の情報処理装置の実施の形態に相当する。ユーザは商品検索の際、ユーザ端末1からサジェストワードを閲覧することができる。
またネットワークNの全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線などの有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも利用可能である。
ユーザはユーザ端末1を用いて、ウェブサーバ2が提供する仮想商店街において、商品の購入や購入希望商品の検索等、各種の操作を行うことができる。
ウェブサーバ2は、ユーザ端末1の検索要求に応じて、商品の検索結果をDB3から取得し、ネットワークNを介してユーザ端末1に送信する。
CPU101、ROM102、及びRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力部106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、ネットワーク1を介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、ウェブサーバ2及びユーザ端末1としての必要な情報処理や通信が実行される。
なお、ウェブサーバ2及びユーザ端末1を構成する情報処理装置は、図2のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LANなどによりシステム化されていてもよいし、インターネットなどを使用したVPNなどにより遠隔地に通信可能な状態で配置されたものでもよい。複数の情報処理装置には、クラウドコンピューティングサービスによって利用可能なサーバ群(クラウド)としての情報処理装置が含まれてもよい。
[2−1.サーバの機能構成]
図3にウェブサーバ2の機能構成例を示す。ウェブサーバ2は1又は複数の情報処理装置で構成される。
またウェブサーバ2の各機能は、情報処理装置においてCPU101でプログラムに応じて実行される処理により実現される機能である。但し以下説明する全部又は一部の各構成の処理をハードウェアにより実現してもよい。
また各機能をソフトウェアで実現する場合に、各機能がそれぞれ独立したプログラムで実現される必要はない。一つのプログラムにより複数の機能の処理が実行されてもよいし、一つの機能が複数のプログラムモジュールの連携で実現されてもよい。また各機能は複数の情報処理装置に分散されていてもよい。さらに機能の1つが、複数の情報処理装置によって実現されてもよい。
例えばユーザがユーザ端末1を介して検索文字列を入力した後、検索を実行するボタンをクリックする等の検索操作を行うことにより、検索要求情報をウェブサーバ2に送信する。また例えば検索ボックスをクリックする操作であって検索文字列の入力をまだ開始していない状態や、マウス等を用いて検索ボックスにカーソルを合わせる操作等の検索予備操作をユーザ端末1を介して行うことで、後述するサジェストワード提示要求をウェブサーバ2に送信する。
第1抽出部24の行う処理の詳細については後述する。
第2抽出部25の行う処理の詳細については後述する。
また提示制御部26は、仮想商店街を構成する各種ウェブページデータの生成(HTMLデータ生成)を行う。例えばユーザが検索文字列を入力して検索操作を行う検索画面情報や商品を購入するための商品画面情報などの各種ウェブページデータの生成を行う。
提示制御部26のサジェストワードに提示候補ワードを提示させる処理の詳細については後述する。
以下これらの機能を備えたウェブサーバ2が、検索ワードや提示候補ワードの抽出、商品の検索などを行うために用いるDB3について説明する。
尚、属性情報は性別、年齢、職業に限られることなく、趣味、好きな食べ物、性格など様々な属性情報を属性条件として記憶されていてもよい。
またユーザDB31に登録されるユーザは、例えばウェブサーバ2が提供する仮想商店街等のサービスを受けるために登録されたユーザなどであり、ユーザIDは当該登録に応じて付与されるものとすればよい。
検索ワードに対応付けられた商品及び関連ワードは、検索処理の際に商品DB32から取得する。
また図示及び説明の便宜上、DB3として示したが、当該DBは、ウェブサーバ2がアクセス可能とされていればどのような形態で実現されていてもよい。例えばウェブサーバ2と同一システム内の記憶部に当該DBのすべてが形成されていてもよいし、当該DBの一部又は全部が別体、遠隔地などのコンピュータシステムに設けられていてもよい。もちろん当該DBが一つの装置(例えば一つのHDDなど)内に形成されている必要はない。また当該DBのそれぞれが、それぞれ一つのDBとして構成される必要もない。例えば当該DBとして記憶される情報が、複数のDBにより記憶管理されてもよい。実施の形態で説明する上記DBは、実施の形態の処理に関連する情報の記憶部を、一つのDBの形態で例示したものに過ぎない。
まず、一般的なサジェストワードの提示される画面の一例について図8乃至図11を参照して説明する。
ユーザ端末1には、図8Aに示すように、ユーザが検索文字列を入力する画面である商品検索画面40が提示される。
商品検索画面40には、検索文字列を入力する検索ボックス41とユーザの検索要求をウェブサーバ2に送信する検索ボタン43が表示されている。
[4−1.第1の実施の形態]
以下、仮想商店街での商品検索における、ウェブサーバ2のサジェストワードの提示制御処理の第1の実施の形態を図12乃至図15を参照して説明する。
尚、以下の説明でのウェブサーバ2の処理は、少なくとも図3に示した履歴管理部21、検索部22、履歴管理部23、第1抽出部24、第2抽出部25、提示制御部26の各機能が連携して実行されるものである。
ウェブサーバ2は、ログイン処理が完了することで処理対象となるユーザを特定する。その後検索操作情報や検索予備操作が受信された際には、ウェブサーバ2は、ログイン時のユーザID等によりユーザを認識して、以降の処理を行うことになる。
検索文字列の入力操作の有無の判定は、検索文字列の一文字の入力ごとに判定しており、例えば、ユーザが検索文字列として「ぶどう」をローマ字入力で入力する場合では、ユーザ端末1は一文字目の「b」の入力に応じて検索文字列が入力操作が行われたと判定し、検索文字列として「b」がウェブサーバ2に送信する。次に、ユーザ端末1は二文字目の「u」の入力に応じて検索文字列の入力操作が行われたと判定し、検索文字列として「ぶ」がウェブサーバ2に送信する。
このように、検索文字列が一文字入力されるごとに、検索文字列がウェブサーバ2に送信される。これらの操作が繰り返されることにより、検索文字列として「ぶどう」が入力される。
ユーザ端末1はステップS17で、ウェブサーバ2のステップS25の提示制御処理に基づいてサジェストワードを提示する。
ウェブサーバ2は、前提として図12のステップS21に示すような、ログインしたユーザのユーザIDを参照することで、処理対象となるユーザをあらかじめ特定している。
ウェブサーバ2は、ステップS101、ステップS111で、ユーザ端末1から送信されるユーザの検索操作情報や操作予備情報等を受信したか否かを判定する。
ウェブサーバ2は、抽出した検索ワードと対応する商品情報を商品DB32から取得する。
ウェブサーバ2は、関連ワードDB35から取得した関連ワード情報、検索文字列から抽出した検索ワード、商品DB32から取得した商品情報、検索情報を受信した日時情報などを検索履歴DB33に記録する。
ウェブサーバ2は、図14Aに示すようにステップS201で直近の検索ワードの検索から所定時間の間に検索された検索ワードを抽出する。具体的には、ウェブサーバ2は、検索履歴DB33から直近の検索ワードを抽出し、直近の検索ワードの検索要求を受信した日時から5分以内に検索要求を受信した検索ワードを抽出する。例えば、直近の検索ワード「ワイン」の日時情報である「2016年3月16日12時5分」より前の5分の間に検索要求を受信している検索ワード「ぶどう」、「酢」を他の検索ワードとして抽出する。
例えば5分間などの所定の時間を過ぎた検索ワードは、ユーザが失念した若しくは知らない商品名称を検索する際に用いた可能性が下がるため、それらの検索ワードを除外することでユーザが思い出したいワードをより高い精度でサジェストワードに提示することができる。
尚、直近の検索ワードとは、図5に示すように、日時情報が一番新しい検索ワードであって、履歴ID0001に対応する検索ワードをいう。また所定の時間はユーザが失念した若しくは知らない商品を検索するのにかける時間を想定するものであれば5分に限られることなく、3分でもよいし7分等でもよい。
尚、所定の回数はユーザが失念した若しくは知らない商品を検索するのにかける検索回数を想定するものであれば2回に限られることなく、1回でもよいし3回以上であってもよい。また、所定の時間内に数多くの検索履歴があったときは、例えば直近の検索ワードの検索要求を受信した日時から5分以内かつ直近の検索ワードの履歴から5回前までに受信した検索ワードを他の検索ワードとして抽出してもよい。これにより、処理負担を軽減しつつユーザの失念した若しくは知らない商品名称等をサジェストワードとして提示させることができる。
またステップS203の処理の完了後、ウェブサーバ2は、以下同様にステップS202の処理を行う。
以上により、ウェブサーバ2は検索ワード群抽出処理を完了する。
ウェブサーバ2は、検索ワード群のそれぞれを用いた検索ごとに取得した商品のうち共通する商品を共通商品として特定し、共通商品に対応付けられたワードを提示候補ワードとして抽出する。
尚、共通商品は必ずしも検索ワード群全てに共通している商品とする必要はなく、少なくとも二つの検索ワードに共通する商品があれば、それを共通商品としてもよい。また共通商品は一つである必要はなく条件を満たすのであれば複数抽出してもよい。
尚、提示候補ワードとして商品DB32から抽出する情報は、商品名称だけに限られず、例えば共通商品に対応する関連ワードであってもよい。
以上により、ウェブサーバ2は、提示候補ワード抽出処理を完了する。
ステップS111で検索予備操作情報を受信していない場合、ウェブサーバ2は再びステップS101、ステップS111の監視ループに戻る。
ステップS112で提示候補ワードがない場合、ウェブサーバ2はステップS114に処理を進め、通常のサジェストワードを取得する。
具体的には、ウェブサーバ2は、例えば、ユーザ端末1上で検索文字列として「ぶどう」が入力された場合、ユーザ端末1から検索文字列の情報として「ぶどう」を受け取ると共に、検索文字列の表音情報として「budou」を受け取る。次に、ウェブサーバ2は、「budou」で始まる検索ワードを有したサジェストワードをサジェストワードDB36から検索する。この検索では、前方一致によって検索条件に合致するか否かが判定され、例えば、「ぶどうグミ」という検索ワードは「budougumi」のように「budou」で始まるため条件に合致すると判定されるが、「干しぶどう」という検索ワードは「budou」で始まらないため条件に合致しないと判定される。
尚、ウェブサーバ2はステップS105で抽出した提示候補ワードが複数ある場合は、例えば、サジェストワードの一部として提示候補ワードを提示させる際に、ウェブサーバ2は、全部のサジェストワードに対して一定の個数の提示候補ワードを提示させてもよい。ここで、一定の個数とは、例えば図に示すように、提示候補ワードに「ワインビネガー」、「バルサミコ酢」の2つをサジェストワード提示欄42に提示させ、残りに通常のサジェストワードを提示させる等、あらかじめ設定した2個等の個数を限るものでもよいし、全てのサジェストワードに対して20パーセント等の全体のサジェストワードの割合に応じて提示させる提示候補ワードの個数を定めてもよい。これにより、抽出した複数の検索候補ワードの全部をサジェストワードに提示させないことで、通常のサジェストワードを提示するスペースを確保することができる。
また、全体のサジェストワードに対して提示する提示候補ワードの割合や個数はユーザがあらかじめ任意に設定しておいてもよい。これにより、それぞれのユーザにとって快適なサジェストワードの提示を実現できる。
サジェストワード提示制御処理の際に、ウェブサーバ2は、ユーザの操作により入力された文字の情報を取得した際に、提示候補ワードが検索ワード群のいずれかと表音一致する場合は、ウェブサーバ2は提示候補ワードをサジェストワードとして提示させないこととしてもよい。これにより、当該提示候補ワードをサジェストワードとして提示させないことで、ユーザに再検索させる手間を省くことができ、その分他のサジェストワードを提示させるスペースを確保することができる。
また、ウェブサーバ2は、ユーザの操作により入力された文字の情報を取得した際に、提示候補ワードが検索ワード群のいずれかと表音一致する場合は、ウェブサーバ2は提示候補ワードをサジェストワードとして提示することとしてもよい。これにより、ユーザが以前検索したワードの中にユーザが失念していた若しくは気になっているがわからない商品名称等が含まれていたことを気付かせることが可能になる。
またウェブサーバ2は、提示候補ワードを提示させる際に、検索ボックス41に入力された検索文字列と表音一致する提示候補ワードを優先的に表示することとしてもよい。これにより、ユーザが商品の名称の頭文字しかわからない等の場合に、より高い精度でユーザが思い出したい商品名をサジェストワード提示欄42に出現させることができる。
ステップS115の処理の完了後、ウェブサーバ2は再びステップS101、ステップS111の監視ループに戻る。
これにより、ユーザが現在探そうとしている商品名称と関連性が低いワードがサジェストワードとして提示されることを防止することができる。
第2の実施の形態でウェブサーバ2が実行する処理を図16を参照して説明する。尚、図12以降のフローチャートにおいて、既に説明した同一の処理については同一の符号を付し、適宜説明を省略するものとする。他の実施の形態においても同様である。
第2の実施の形態の図13の提示候補ワード抽出処理(ステップS105)において、ウェブサーバ2は、検索ワード群のそれぞれに対応付けられた関連ワードであって、全ての検索ワードに共通する関連ワードを提示候補ワードとして抽出する。全ての検索ワードに共通する関連ワードはユーザの失念した若しくは知らない商品に関連するものである可能性が高い。従って、ユーザに対してより検索意図に合致する可能性が高い検索提示ワードを抽出することができる。
尚、共通ワードは必ずしも検索ワード群全てに共通している関連ワードとする必要はなく、少なくとも二つの検索ワードに共通する関連ワードがあれば、それを共通ワードとしてもよい。また共通ワードは一つである必要はなく条件を満たすのであれば複数抽出してもよい。
以上により、ウェブサーバ2は、提示候補ワード抽出処理を完了する。
第3の実施の形態でウェブサーバ2が実行する処理を図17を参照して説明する。
第3の実施の形態の図13に示す検索ワード群抽出処理(ステップS104)において、ウェブサーバ2は、直近の検索ワードを用いた検索結果として提示された商品と共通する商品を含む検索結果を提示させる検索ワードを他の検索ワードとして抽出する。
従って、同じ商品が検索結果として提示されるワードは関連性が高いと考えられるため、提示候補ワードを抽出する前の検索ワード群を抽出する段階で、よりユーザの検索意図を反映させた絞り込みが可能となる。
尚、直近の検索ワードに対応する商品と共通する商品を最も多く有する検索ワードを他の検索ワードとして抽出してもよい。共通する検索結果を最も多く有する検索ワードのみを抽出することで、その後の提示候補ワード抽出する際の処理負担を軽減した上で、より精度の高い提示候補ワードの抽出が可能となる。また、検索結果は商品に限られることはなく、検索結果に提示されたキーワードなど検索結果により提示される情報であればどのようなものでもよい。
以上により、ウェブサーバ2は検索ワード群抽出処理を完了する。
第4の実施の形態でウェブサーバ2が実行する処理を図18を参照して説明する。
第4の実施の形態は、図13の検索ワード群抽出処理(ステップS104)で、ウェブサーバ2が、直近の検索ワードに対応付けられた関連ワードと共通する関連ワードが対応付けられている検索ワードを他の検索ワードとして抽出する。
本実施の形態は、共通する検索結果(例えば商品群に共通する商品)に基づく場合と異なり、同じジャンルを示すID等を関連ワードとして記録しておくことができる(例えば検索ワード「ワイン」と「酢」の関連ワードとして共通のIDを記録しておく)。これにより、言葉だけで括ることのできない概念的に関連のある検索ワードをも抽出することができる。
尚、共通する関連ワードは必ずしも検索ワード群全てに共通している関連ワードとする必要はなく、少なくとも二つの検索ワードに共通する関連ワードがあれば、それを共通する関連ワードとしてもよい。また当該ワードは一つである必要はなく条件を満たすのであれば複数抽出してもよい。
以上により、ウェブサーバ2は検索ワード群抽出処理を完了する。
第5の実施の形態でウェブサーバ2が実行する処理を図19を参照して説明する。
第5の実施の形態は、図13の検索ワード群抽出処理(ステップS104)で、ウェブサーバ2が、辞書情報を参照し、前記辞書情報において直近の検索ワードに対して関連性スコアが所定値以上とされている検索ワードを前記他の検索ワードとして抽出する。
本実施の形態は、関連性スコアの基準をサーバ側が設定することができるため、提示させたい関連性の度合いに応じて検索ワードを抽出することができる。即ち、ユーザの検索意図だけで無くサーバ側の提示意図も反映した提示候補ワードを抽出することが可能となる。
以上により、ウェブサーバ2は検索ワード群抽出処理を完了する。
上記した第1乃至第5の実施の形態等で説明したウェブサーバ2は、処理対象のユーザとして特定したユーザの検索に関する操作情報(検索操作情報又は検索予備情報)を取得する操作情報取得部21と、ユーザの検索で用いられた直近の検索ワードと、ユーザの過去の検索で用いられた検索ワードのうちで、直近の検索ワード及び直近の検索ワードと共通の検索目的であると推定した1又は複数の他の検索ワードを検索ワード群として抽出する(図13,ステップS104)第1抽出部24と、第1抽出部24により抽出した検索ワード群に基づいて1又は複数の提示候補ワードを抽出する(ステップS105)第2抽出部25と、操作情報取得部21が受信した操作情報に応じて第2抽出部25が抽出した提示候補ワードの少なくとも一部をサジェストワードの全部又は一部として提示させる(図11B)提示制御部26と、を備えている。
まずユーザが検索に用いた直近の検索ワードと関連のある検索ワードをユーザが失念した若しくは知らない商品名称等のワードを検索するために用いた検索ワードであると推定し、検索履歴から抽出する。次に当該抽出した検索ワード群のうちで共通の特徴を有するワードをユーザが失念した若しくは知らないワードであると推定し、提示候補ワードとして抽出する。その後、ユーザの検索に関する操作情報を受信した場合、ユーザが再び失念した若しくは知らないワードを検索使用としていると推定し、当該提示候補ワードをサジェストワードとしてユーザ端末に提示させる。
失念した若しくはわからない商品名称等を検索する際、ユーザは常にその商品名称について検索し続けるわけではなく、例えば失念してしまった若しくは知らない商品名称を検索する合間に以前から購入を考えていた自転車について検索するなど、検索途中で全く関係のない名称について検索することも日常生活においてはよく見受けられることである。
そこで、ユーザが思い出したい商品名称を検索するために入力したと思われる検索ワードを推定して抽出し、抽出した検索ワードに基づいて提示候補ワードを抽出し、思い出したい商品名称等に関係の無いワードを抽出対象から排除することで、ユーザが思い出したい商品名称を高い精度で提示させることができる。
また、ユーザの失念してしまった若しくは知らない商品名称をサジェストワードとして提示するため、ユーザがより少ない検索数で当該商品名称にたどり着く可能性を高めることができる。またその結果、ユーザに対する商品の検索結果の提示回数を減らすことが可能となり、情報処理装置の処理負担を軽減することができ、ハードウェア資源の有効活用を図ることができる。
直近の検索ワードと少なくとも一部が共通する検索結果を提示させる検索ワードは、直近の検索ワードと関連性が高いワードと推定し、当該ワードを他の検索ワードとして抽出する。
共通する検索結果(例えば商品群のうちで共通する商品)を提示させる検索ワードは互いに関連性を有するものと推定できる。従って、関連性が高いワードを検索ワード群とし、当該検索ワード群に基づいて提示候補ワードを抽出することでよりユーザの検索意図を反映させたサジェストワードの提示が可能となる。
直近の検索ワードを用いた検索結果と共通する検索結果が多いワードほど、直近の検索ワードと関連性が高いワードであると推定し、一番共通する検索結果(例えば商品等)を有するワードを他の検索ワードとして抽出する。
従って、より互いの関連性が高い検索ワード群に基づいて他の検索ワードを抽出することで、より一層ユーザの検索意図を反映させたサジェストワードの提示が可能となる。
また共通する検索結果を最も多く有する検索ワードのみを抽出することで、その後の提示候補ワード抽出する際の処理負担を軽減した上で、より精度の高い提示候補ワードの抽出が可能となる。
即ち、直近の検索ワードの検索から所定時間の間に検索された検索ワード又は直近の検索ワードの検索より前の所定回数に検索された検索ワードを直近の検索ワードと関連性の高いワードと推定する。
ユーザが失念した若しくは知らない商品名称を検索する際、ユーザは関連する検索文字列を入力して連続して複数回検索する可能性が高いと考えられる。また所定時間に間に検索された検索ワードや所定回数前の検索ワードを抽出することは、本実施の形態における他の第1抽出処理よりも処理負担が少なくてすむ。従って、上記構成により少ない処理負担でユーザの検索意図に沿った提示候補ワードを抽出することが可能となる。
例えば直近の検索ワード「酢」に対応付けられた関連ワードが「すっぱい、ワインビネガー、ダイエット」で、検索履歴中の検索ワード「ワイン」に対応付けられた関連ワードが「アルコール、ぶどう、ワインビネガー」であるときは、共通する関連ワード「ワインビネガー」を有する検索ワード「ワイン」を他の検索ワードとして抽出する。
共通する関連ワードが対応付けられている検索ワードは互いに関連性が高いものと推定できる。従って、より互いの関連性が高い検索ワード群に基づいて提示候補ワードを抽出することで、より一層ユーザの検索意図を反映させたサジェストワードの提示が可能となる。
また共通する検索結果(例えば商品群に共通する商品)に基づく場合と異なり、同じジャンルを示す整理番号等を関連ワードとして記録しておくことができる(例えば検索ワード「ワインビネガー」と「バルサミコ酢」に関連ワードとして共通のIDを記録しておく)。これにより、言葉だけで括ることのできない概念的に関連のある検索ワードをも抽出することができる。
例えば辞書情報において、直近の検索ワード「酢」に対して検索ワード「黒酢」の関連性スコアが「5」、検索ワード「ポン酢」の関連性スコアが「4」、検索ワード「自転車」の関連性スコアが「1」であるときに、あらかじめ設定しておいた関連性スコアの値「3」以上である検索ワード「黒酢」、「ポン酢」を検索ワードとして抽出する。
関連性スコアの基準をサーバ側が設定することができるため、提示させたい関連性の度合いに応じて検索ワードを抽出することができる。即ち、ユーザの検索意図だけで無くサーバ側の提示意図も反映した提示候補ワードを抽出することが可能となる。
例えば検索ワード「酢」の検索により取得した商品群が「黒酢、ポン酢、ワインビネガー」で、他の検索ワード「ワイン」の検索により取得した商品群が「赤ワイン、白ワイン、ワインビネガー」である場合、商品「ワインビネガー」に対応付けられた商品名称「ワインビネガー」を提示候補ワードとして抽出する。
従って、共通する商品に基づいて提示候補ワードを抽出するため、商品名を失念した若しくは知らないユーザには、例えば商品名称でサジェストされた方が正解にたどり着きやすい。即ち、ユーザが失念した若しくは知らないワードに対して直接的に正解を提示することが可能となる。
即ち、全ての検索ワードに共通しない関連ワードはユーザが失念している若しくは知らない商品に関連する可能性が低いとして抽出しない。
従って、全ての検索ワードに共通する関連ワードはユーザの失念した若しくは知らない商品に関連するものである可能性が高い。従って、ユーザに対してより検索意図に合致する可能性が高い検索提示ワードを抽出することができる。
提示制御部は、ユーザが検索操作を行う前に提示候補ワードをユーザ端末に提示させる。
従って、ユーザは検索文字列を入力する前に、提示されたサジェストワードから失念していた若しくはわからなかった商品名称を思い出すことができる。またユーザは思い出すためのワードを入力することなく、目的の商品名称を入力できるため、効率よく検索操作を行うことができる。
即ち、過去に検索済みの検索ワードと表音一致する提示候補ワードはサジェストワードとして提示させない。
検索ワード群のいずれかと表音一致する提示候補ワードは、ユーザが既に検索済みのワードである。従って、当該提示候補ワードをサジェストワードとして提示させないことで、ユーザに再検索させる手間を省くことができ、その分他のサジェストワードを提示させるスペースを確保することができる。
即ち、抽出した複数の検索候補ワードの全部をサジェストワードに提示させない。
従って、提示候補ワード以外のサジェストワードを提示するスペースを確保することができる。
この場合、文字入力前からサジェストワードが提示されるため、文字入力に先立って目的に合致する検索ワードを発見できることがある。ユーザにとって便利で効率的な検索が実現できる。
また、マウスオーバーを検索予備操作と解釈してこのような処理を行うこととすれば商品の検索をあきらめたときにも、ふとしたきっかけでカーソルが検索ボックス41に合ったとき、検索をあきらめていた商品名称が提示されることがあり、ユーザの検索の手助けとなる。
例えばレシピサイトにおけるレシピ検索、店舗紹介サイトにおける店舗検索、SNS(Social Networking Service)における友達検索など、検索システムを有するコンテンツであれば、本発明は好適に適用できる。
以上、本発明の情報処理装置の実施の形態としてのユーザ端末1を説明してきたが、実施の形態のプログラムは、ユーザ端末1における各処理を情報処理装置(CPUなど)に実行させるプログラムである。
即ちこのプログラムは、ウェブサーバ2に対して図12乃至図19で説明した処理を実行させるプログラムである。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置などの機器に内蔵されている記録媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROMなどに予め記録しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記録媒体に、一時的或いは永続的に格納(記録)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータなどにインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
また、上記のプログラムは以上のPCやスマートフォン等に提供されるアプリケーションソフトウェアとしても実現可能である。
まずユーザが検索に用いた直近の検索ワードと関連のある検索ワードをユーザが失念した若しくは知らない商品名称等のワードを検索するために用いた検索ワードであると推定し、検索履歴から抽出する。次に当該抽出した検索ワード群のうちで共通の特徴を有するワードをユーザが失念した若しくは知らないワードであると推定し、提示候補ワードとして抽出する。その後、ユーザの検索に関する操作情報を受信した場合、ユーザが再び失念した若しくは知らないワードを検索使用としていると推定し、当該提示候補ワードをサジェストワードとしてユーザ端末に提示させる。また、過去に検索済みの検索ワードと表音一致する提示候補ワードはサジェストワードとして提示させない。
直近の検索ワードを用いた検索結果と共通する検索結果が多いワードほど、直近の検索ワードと関連性が高いワードであると推定し、一番共通する検索結果(例えば商品等)を有するワードを提示候補ワードとして抽出する。
即ち、直近の検索ワードの検索から所定時間の間に検索された検索ワード又は直近の検索ワードの検索より前の所定回数に検索された検索ワードを直近の検索ワードと関連性の高いワードと推定する。
例えば直近の検索ワード「酢」に対応付けられた関連ワードが「すっぱい、ワインビネガー、ダイエット」で、検索履歴中の検索ワード「ワイン」に対応付けられた関連ワードが「アルコール、ぶどう、ワインビネガー」であるときは、共通する関連ワード「ワインビネガー」を有する検索ワード「ワイン」を他の検索ワードとして抽出する。
例えば辞書情報において、直近の検索ワード「酢」に対して検索ワード「黒酢」の関連性スコアが「5」、検索ワード「ポン酢」の関連性スコアが「4」、検索ワード「自転車」の関連性スコアが「1」であるときに、あらかじめ設定しておいた関連性スコアの値「3」以上である検索ワード「黒酢」、「ポン酢」を検索ワードとして抽出する。
即ち、全ての検索ワードに共通しない関連ワードはユーザが失念している若しくは知らない商品に関連する可能性が低いとして抽出しない。
まずユーザが検索に用いた直近の検索ワードと関連のある検索ワードをユーザが失念した若しくは気になっているがわからない商品名称等のワードを検索するために用いた検索ワードであると推定し、検索履歴から抽出する。次に当該抽出した検索ワード群のうちで共通の特徴を有するワードをユーザが失念した若しくは知らないワードであると推定し、提示候補ワードとして抽出する。その後、ユーザの検索に関する操作情報を受信した場合、ユーザが再び失念した若しくは知らないワードを検索使用としていると推定し、当該提示候補ワードをサジェストワードとしてユーザ端末に提示させる。
Claims (14)
- 処理対象のユーザとして特定したユーザの検索に関する操作情報を取得する操作情報取得部と、
前記ユーザの検索で用いられた直近の検索ワードと、前記ユーザの過去の検索で用いられた検索ワードのうちで、前記直近の検索ワード及び前記直近の検索ワードと共通の検索目的であると推定した1又は複数の他の検索ワードを検索ワード群として抽出する第1抽出部と、
前記第1抽出部により抽出した前記検索ワード群に基づいて1又は複数の提示候補ワードを抽出する第2抽出部と、
前記操作情報取得部が受信した前記操作情報に応じて前記第2抽出部が抽出した前記提示候補ワードの少なくとも一部をサジェストワードの全部又は一部として提示させる提示制御部と、を備えた
情報処理装置。 - 前記第1抽出部は、前記直近の検索ワードを用いた検索結果と少なくとも一部が共通する検索結果を提示させる検索ワードを前記他の検索ワードとして抽出する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第1抽出部は、前記直近の検索ワードを用いた検索結果と前記共通する検索結果を最も多く有する検索ワードを前記他の検索ワードとして抽出する
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記第1抽出部は、前記直近の検索ワードの検索前の所定時間の間に検索された検索ワード又は前記直近の検索ワードの検索より前の所定回数に検索された検索ワードを前記他の検索ワードとして抽出する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第1抽出部は、前記ユーザの過去の検索で用いられた検索ワードのうちで、前記直近の検索ワードに対応付けられた関連ワードと共通する関連ワードが対応付けられている検索ワードを前記他の検索ワードとして抽出する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第1抽出部は、辞書情報を参照し、前記ユーザの過去の検索で用いられた検索ワードのうちで、前記辞書情報において前記直近の検索ワードに対して関連性スコアが所定値以上とされている検索ワードを前記他の検索ワードとして抽出する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第2抽出部は、前記検索ワード群のそれぞれを用いた検索ごとに取得した商品のうち共通する商品を共通商品として特定し、前記共通商品に対応付けられたワードを前記提示候補ワードとして抽出する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第2抽出部は、前記検索ワード群のそれぞれに対応付けられた関連ワードであって、全ての検索ワードに共通する関連ワードを前記提示候補ワードとして抽出する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記操作情報取得部が、検索準備操作情報を受信した場合、前記提示制御部は前記提示候補ワードをサジェストワードの全部又は一部として提示させる
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記操作情報取得部が前記ユーザの操作により入力された文字の情報を取得した際に、前記提示制御部は、前記提示候補ワードが前記検索ワード群のいずれかと表音一致する場合は、前記提示候補ワードをサジェストワードとして提示させない
請求項1に記載の情報処理装置。 - サジェストワードの一部として前記提示候補ワードを提示させる場合、前記提示制御部は、一定数の提示候補ワードをサジェストワードに含めて提示させる
請求項1に記載の情報処理装置。 - 処理対象のユーザとして特定したユーザの検索に関する操作情報を取得する操作情報取得ステップと、
前記ユーザの検索で用いられた直近の検索ワードと、前記ユーザの過去の検索で用いられた検索ワードのうちで、前記直近の検索ワード及び前記直近の検索ワードと共通の検索目的であると推定した1又は複数の他の検索ワードを検索ワード群として抽出する第1抽出ステップと、
前記第1抽出ステップで抽出した前記検索ワード群に基づいて1又は複数の提示候補ワードを抽出する第2抽出ステップと、
前記操作情報取得部が受信した前記操作情報に応じて前記第2抽出ステップで抽出した前記提示候補ワードの少なくとも一部をサジェストワードの全部又は一部として提示させる提示制御ステップと、
を情報処理装置が実行する情報処理方法。 - 処理対象のユーザとして特定したユーザの検索に関する操作情報を取得する操作情報取得手順と、
前記ユーザの検索で用いられた直近の検索ワードと、前記ユーザの過去の検索で用いられた検索ワードのうちで、前記直近の検索ワード及び前記直近の検索ワードと共通の検索目的であると推定した1又は複数の他の検索ワードを検索ワード群として抽出する第1抽出手順と、
前記第1抽出手順で抽出した前記検索ワード群に基づいて1又は複数の提示候補ワードを抽出する第2抽出手順と、
前記操作情報取得部が受信した前記操作情報に応じて前記第2抽出手順で抽出した前記提示候補ワードの少なくとも一部をサジェストワードの全部又は一部として提示させる提示制御手順と、
を情報処理装置に実行させるプログラム。 - 処理対象のユーザとして特定したユーザの検索に関する操作情報を取得する操作情報取得手順と、
前記ユーザの検索で用いられた直近の検索ワードと、前記ユーザの過去の検索で用いられた検索ワードのうちで、前記直近の検索ワード及び前記直近の検索ワードと共通の検索目的であると推定した1又は複数の他の検索ワードを検索ワード群として抽出する第1抽出手順と、
前記第1抽出手順で抽出した前記検索ワード群に基づいて1又は複数の提示候補ワードを抽出する第2抽出手順と、
前記操作情報取得部が受信した前記操作情報に応じて前記第2抽出手順で抽出した前記提示候補ワードの少なくとも一部をサジェストワードの全部又は一部として提示させる提示制御手順と、
を情報処理装置に実行させるプログラムを記録した記憶媒体。
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