JP6540765B2 - 積層シート及びその製造方法 - Google Patents
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Description
層シートを提供することを目的とする。
1. 基材上に、樹脂層を有する積層シートであって、
(1) 前記樹脂層は、製膜後に前記基材上に積層されており、
(2) 前記積層シートには、前記基材の裏面に前記積層シートを貫通しない穴が形成され
ている、
ことを特徴とする、積層シート。
2. 前記製膜は、押出し成形又はカレンダー成形による製膜である、上記項1に記載の積
層シート。
3. 前記樹脂層を構成する樹脂が、ポリオレフィン系樹脂である、上記項1又は2に記載の積層シート。
4. 前記穴の直径が40〜300μmである、上記項1〜3のいずれかに記載の積層シート。
5. 前記穴が2〜10mmの間隔で形成されている、上記項1〜4のいずれかに記載の積層シー
ト。
6. 前記樹脂層が、発泡樹脂層である、又は発泡樹脂層を含む積層体からなる層である、上記項1〜5のいずれかに記載の積層シート。
7. 基材上に、樹脂層を有する積層シートの製造方法であって、
(i) 貫通孔が形成されている前記基材を用意する工程1、及び
(ii) 前記樹脂層を製膜した後に前記樹脂層を前記基材上に積層する工程2、
を順に有することを特徴とする、積層シートの製造方法。
8. 基材上に、樹脂層を有する積層シートの製造方法であって、
(i) 前記樹脂層を製膜した後に前記樹脂層を前記基材上に積層する工程1、及び
(ii) 前記基材の裏面から、前記樹脂層を貫通しない穴を形成する工程2、
を順に有することを特徴とする、積層シートの製造方法。
9. 基材上に、樹脂層を有する積層シートの製造方法であって、
(i) 前記樹脂層を製膜した後に前記樹脂層を前記基材上に積層する工程1、
(ii) 前記基材の裏面から、前記樹脂層を貫通する孔を形成する工程2、並びに
(iii) 前記樹脂層上に絵柄模様層及び/又は保護層を形成する工程3、
を有することを特徴とする、積層シートの製造方法。
10. 基材上に、発泡樹脂層、又は発泡樹脂層を含む積層体からなる層を有する積層シー
トの製造方法であって、
(i) 発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を製膜した後に前記発泡剤
含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を前記基材上に積層する工程1、
(ii) 前記基材の裏面から、前記発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を貫通しない穴を形成する工程2、及び
(iii) 前記発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより発泡樹脂層を形成する工程3、
を順に有することを特徴とする、積層シートの製造方法。
11. 基材上に、発泡樹脂層、又は発泡樹脂層を含む積層体からなる層を有する積層シー
トの製造方法であって、
(i) 発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を製膜した後に前記発泡剤
含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を前記基材上に積層する工程1、
(ii) 前記基材の裏面から、前記発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を貫通する孔を形成する工程2、及び
(iii) 前記発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより、前記貫通する孔が前記発泡樹脂
層又は発泡樹脂層を含む積層体を貫通しない穴となるように発泡樹脂層を形成する工程3
、
を順に有することを特徴とする、積層シートの製造方法。
本発明の積層シートは、基材上に、樹脂層を有する積層シートであって、
(1) 前記樹脂層は、製膜後に前記基材上に積層されており、
(2) 前記積層シートには、前記基材の裏面に前記積層シートを貫通しない穴が形成され
ている、
ことを特徴とする。
本発明の積層シートは、基材を有する。
本発明の積層シートは、基材上に、樹脂層を有する。当該樹脂層は、1層単層又は2層以上の複数層から構成される。
本発明における樹脂層は、発泡樹脂層を有していてもよい。
エチレン及び2)エチレンとエチレン以外の成分とをモノマーとするエチレン共重合体(
以下、「エチレン共重合体」と略記する)の少なくとも1種がより好ましい。
の中でも低密度ポリエチレンが好ましい。
しては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸共重合
体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−メチルメタクリレート
共重合体(EMMA)、エチレン−メチルアクリレート共重合体(EMA)、エチレン−エチル
アクリレート共重合体(EEA)、エチレン−αオレフィン共重合体等が挙げられる。
合、アクリル酸の共重合比率(AA量)として2〜15質量%が好ましく、5〜11質量%がより好ましい。また、エチレン−メタクリル酸共重合体の場合、メタクリル酸の共重合比率(MAA量)として2〜15質量%が好ましく、5〜11質量%がより好ましい。また、エチレン−α
オレフィン共重合体の場合、αオレフィンの共重合比率として0.5〜50質量%が好ましい
。
樹脂が軟らかすぎることにより、形成される発泡樹脂層の耐傷性が不十分となるおそれがある。
まり、前記発泡積層シートは、基材上に、発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を有する発泡積層シート中間体の前記発泡剤含有樹脂層を、発泡させることにより得られる。本明細書において、前記発泡積層シート中間体を、発泡積層シート原反という。
は7〜10倍程度であり、熱分解型発泡剤は、樹脂成分100質量部に対して、1〜20質量部程
度とすることが好ましい。
通り、発泡助剤としてカルボン酸ヒドラジド化合物を用いることが好ましい。このとき、カルボン酸ヒドラジド化合物はADCA発泡剤1質量部に対して0.2〜1質量部程度用いること
が好ましい。
度がより好ましい。
本発明における樹脂層は、非発泡樹脂層を有していてもよい。
塑性ポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられ、その中でもポリオレフィン系樹脂が好ましい。
αオレフィンの共重合体(線状低密度ポリエチレン);エチレン−アクリル酸共重合体樹脂、エチレン−メタクリル酸共重合体樹脂等のエチレン(メタ)アクリル酸系共重合体樹脂;エチレン−アクリル酸メチル共重合体樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体樹脂等のエチレン(メタ)アクリル酸エステル系共重合体樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA);エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂ケン化物;アイオノマー;などの少な
くとも1種が挙げられる。これらのポリオレフィン系樹脂の中でも、エチレン−アクリル
酸共重合体樹脂、エチレン−メタクリル酸共重合体樹脂等のエチレン(メタ)アクリル酸系共重合体樹脂が好ましい。なお、「(メタ)アクリル」は、アクリル又はメタクリルを意味し、他の類似する部分についても同様である。
度がより好ましい。
本発明の積層シートは、樹脂層上に、当該樹脂層とは別の層を形成してもよい。以下、当該層について説明する。
本発明の積層シートは、樹脂層の上面に絵柄模様層を有していてもよい。絵柄模様層は、例えば、発泡樹脂層(若しくは発泡剤含有樹脂層)上又は非発泡樹脂層A上に形成する
ことができる。
石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、皮絞模様、幾何学図形、文字、記号、抽象模様等が挙げられる。絵柄模様は、積層シートの種類に応じて選択できる。
スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アルキド系樹脂、石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、繊維素誘導体、ゴム系樹脂等が挙げられる。
本発明の積層シートは、樹脂層上に、保護層を有してもよい。保護層は、例えば、発泡樹脂層(若しくは発泡剤含有樹脂層)、非発泡樹脂層A、又は絵柄模様層の表面に形成す
ることができる。保護層は、積層シート又は前述の発泡積層シート原反表面の艶を調整したり、表面に強度や耐汚染性を付与するために形成される層である。また、積層シート又は発泡積層シート原反に絵柄模様層を設ける場合には、保護層は前記絵柄模様層を保護するために必要に応じて前記絵柄模様層の上に形成される層である。また、製品によっては、非発泡樹脂層A上に保護層を形成し、前記保護層上に絵柄模様層を形成してもよい。
樹脂ケン化物;アイオノマー;エチレン−オレフィン共重合体等のエチレン共重合体や、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂が挙げられる。これらの熱可塑性樹脂は、1種単独又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、保護層の形成にエチレン共重合体のような架橋可能な熱可塑性樹脂を使用する場合には、必要に応じて、前記熱可塑性樹脂に架橋処理を行ってもよい。
らの硬化性樹脂の中でも、好ましくは、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等が挙げられ、更に好ましくは1液反応硬化性アクリル系樹脂が挙げられる。これらの硬化性樹脂は、1種単独又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、保護層の形成に硬化性樹脂を使
用する場合、必要に応じて、硬化反応を進行させるために、架橋剤、重合開始剤、重合促進剤等を用いてもよい。
層されているものであってもよい。例えば、最表面に硬化性樹脂で形成した層が形成され、その下層に熱可塑性樹脂で形成した層が積層されている2層構造であってもよい。
工した後に、必要に応じて加熱等により前記樹脂組成物を乾燥及び硬化させることによって行われる。
表面にコロナ処理やプラズマ処理などの表面処理や、プライマー層を設けても良い。
がより好ましい。
層に含有される樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリオレフィンに無水
マレイン酸、アクリル酸等の極性基を重合した樹脂等が挙げられ、貼り合せる層によって適宜選定される。
本発明の積層シートにおける樹脂層は、製膜後に基材上に積層されることにより、基材上に形成される。具体的には、樹脂層を構成する各層の形成用樹脂組成物を用いて樹脂層を製膜し、製膜された樹脂層を基材上に積層することにより樹脂層が形成される。これにより、ゾル状の樹脂組成物を基材上に直接塗布する形成方法に比べ、樹脂層を薄膜化する際における生産安定性の改善や、樹脂層を多層化する際における生産設備の簡易化を図れる。さらに、ポリエチレンに代表されるポリオレフィン系樹脂などのように、ゾル化が困難な材料を採用することも容易となる。なお、本明細書において、「製膜(又は製膜する)」とは、カレンダー成形のように完全にフィルム状の樹脂層を形成すること、押出し成形のように半溶融状態(溶融樹脂フィルム状)の樹脂層を形成することのいずれの場合も包含するものであり、一方でゾル状の樹脂組成物を直接塗布することとは明確に異なる。
用樹脂組成物を押出し成形することによって積層する方法、(b)熱ラミネートによって積
層する方法、(c)接着剤を介して積層する方法、等が挙げられる。なお、上記(a)の方法は、樹脂層(樹脂層が発泡樹脂層である、又は発泡樹脂層を含む積層体からなる層である場合は、発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体)の製膜と積層とを同時に行っている。
本発明の積層シートには、基材の裏面に、積層シートを貫通しない穴が形成されている。この積層シートを貫通しない穴が形成されていることにより、本発明の積層シートは水分の浸透性に優れる。また、穴は積層シートを貫通していないので、意匠性を確保することができる。
及び非発泡樹脂層Aの積層体であって、さらに樹脂層の上に絵柄模様層及び/又は保護層
が形成されている場合、積層シートを貫通しない穴は、i)基材の裏面から基材の内部に至る穴、ii)基材の裏面から基材のおもて面に至る穴、iii)基材の裏面から非発泡樹脂層Bの
内部に至る穴、iv)基材の裏面から非発泡樹脂層Bのおもて面に至る穴、v)基材の裏面から発泡樹脂層の内部に至る穴、vi)基材の裏面から発泡樹脂層のおもて面に至る穴、vii)基
材の裏面から非発泡樹脂層Aの内部に至る穴、viii)基材の裏面から非発泡樹脂層Aのおも
て面に至る穴、ix)基材の裏面から絵柄模様層及び/又は保護層の内部に至る穴、のいず
れも包含する。なお、上記i)〜vii)の穴は、樹脂層を貫通しない穴ともいう。また、上記viii)及びix)の穴は、樹脂層を貫通する孔であって、かつ、積層シートを貫通しない穴である。
当該隣接する穴と穴との間隔をピッチともいう)。穴のピッチが上記範囲内であることにより、積層シートの強度を確保しつつ、さらに水分の浸透性に優れる。
発泡積層シートは、上述の通り、樹脂層が、発泡樹脂層であるか、又は発泡樹脂層を含む積層体からなる層である場合の積層シートを意味するものであり、発泡積層シート原反の発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより得られる。発泡時の加熱条件は、熱分解型発泡剤の分解により発泡樹脂層が形成される条件ならば限定されない。加熱温度は210〜240℃程度が好ましく、加熱時間は20〜80秒程度が好ましい。
本発明の積層シートの製造方法は、特に限定されない。例えば、
(1) (i) 貫通孔が形成されている基材を用意する工程1、及び
(ii) 樹脂層を製膜した後に前記樹脂層を前記基材上に積層する工程2、
を順に有する製造方法、
(2) (i) 樹脂層を製膜した後に前記樹脂層を基材上に積層する工程1、及び
(ii) 前記基材の裏面から、前記樹脂層を貫通しない穴を形成する工程2、
を順に有する製造方法、
(3) (i) 樹脂層を製膜した後に前記樹脂層を基材上に積層する工程1、
(ii) 前記基材の裏面から、前記樹脂層を貫通する孔を形成する工程2、並びに
(iii) 前記樹脂層上に絵柄模様層及び/又は保護層を形成する工程3、
を有する製造方法、
等が挙げられる。
(4) (i) 発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を製膜した後に前記発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を基材上に積層する工程1、
(ii) 前記基材の裏面から、前記発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を貫通しない穴を形成する工程2、及び
(iii) 前記発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより発泡樹脂層を形成する工程3
、
を順に有する製造方法、
(5) (i) 発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を製膜した後に前記発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を基材上に積層する工程1、
(ii) 前記基材の裏面から、前記発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を貫通する孔を形成する工程2、及び
(iii) 前記発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより、発泡樹脂層又は発泡樹脂層を含む積層体を貫通しない穴となるように発泡樹脂層を形成する工程3、
を順に有する製造方法、
(6) (i) 貫通孔が形成された基材を用意する工程1、
(ii) 発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を製膜した後に前記発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を前記基材上に積層する工程2、
及び
(iii) 前記発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより発泡樹脂層を形成する工程3
、
を順に有する製造方法、
(7) (i) 発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を製膜した後に前記発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を基材上に積層する工程1、
(ii) 前記発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより発泡樹脂層を形成する工程2
、及び
(iii) 前記基材の裏面から、前記発泡樹脂層、又は発泡樹脂層を含む積層体からなる層を貫通しない穴を形成する工程3、
を順に有する製造方法、
(8) (i) 発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を製膜した後に前記発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を基材上に積層する工程1、
(ii) 前記発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより発泡樹脂層を形成する工程2
、
(iii) 前記基材の裏面から、前記発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体からなる層を貫通する孔を形成する工程3、並びに
(iv) 前記樹脂層上に絵柄模様層及び/又は保護層を形成する工程4、
を有する製造方法
等が挙げられる。なお、上記(1)の製造方法は上記(6)の製造方法を包含し、上記(2)の製造方法は上記(7)の製造方法を包含し、上記(3)の製造方法は上記(8)の製造方法を包含する。
(工程1)
工程1では、貫通孔が形成されている基材を用意する。当該貫通孔は、積層シートに優
れた水分の浸透性を付与する。
通しない穴となる。よって、当該貫通孔の直径、ピッチ及びパターンは、いずれも上述の
積層シートにおける積層シートを貫通しない穴の直径、ピッチ及びパターンと各々同様である。
工程2では、樹脂層を製膜した後に前記樹脂層を前記基材上に積層する。これにより、
基材上に樹脂層を形成する。
し機、円筒押出し機等による押出し成形が挙げられる。Tダイとしては、マルチマニホー
ルドタイプやフィードブロックタイプが挙げられる。
層が、発泡樹脂層の両面に非発泡樹脂層を有する積層体からなる層である場合には、3つ
の層に対応する溶融樹脂を同時に押出すことにより3層の同時成膜が可能なマルチマニホ
ールドタイプのTダイや、フィードブロックを有するTダイを用いることができる。
し製膜することが好ましい。即ち、発泡剤含有樹脂層を非発泡樹脂層によって挟み込んだ態様で同時押出し製膜することにより、前記目やにの発生を抑制することができる。
し成形することによって積層する方法、(b)熱ラミネートによって積層する方法、(c)接着剤を介して積層する方法、等が挙げられる。以下、樹脂層が発泡樹脂層である、又は発泡樹脂層を含む積層体からなる層である場合の各積層方法について、説明する。
樹脂層上には、上述の通り、必要に応じて、絵柄模様層及び/又は保護層を順次積層することができる。この際、印刷、塗布などのコーティング、押出し製膜等を組み合わせることにより積層することができる。印刷、塗布等のコーティングは常法に従って行なうことができる。
の電子線照射装置が使用できる。なお、この電子線照射は、絵柄模様層や保護層を形成した後でもよい。
る場合は、発泡剤含有樹脂層を発泡させる上記工程3の後)、最表面層の上からエンボス
加工が施されていてもよい。エンボス加工の手段及び模様については、上述の積層シートにおけるエンボス加工の説明で記載された手段及び模様と各々同様である。
(工程1)
工程1では、樹脂層を製膜した後に前記樹脂層を基材上に積層する。これにより、基材
上に樹脂層を形成する。
法及び積層方法の説明で記載された方法と各々同様である。
工程2では、基材の裏面から、樹脂層を貫通しない穴を形成する。当該樹脂層を貫通し
ない穴は、上述の通り、積層シートを貫通しない穴ともいえる。当該樹脂層を貫通しない穴(積層シートを貫通しない穴)は、積層シートの意匠性を確保しつつ、優れた水分の浸透性を付与する。なお、当該樹脂層を貫通しない穴は、上記i)〜vii)の穴のいずれも包含する。
樹脂層が発泡樹脂層である、又は発泡樹脂層を含む積層体からなる層である場合、工程1で発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層の積層体を製膜及び積層した後、工程2の前で(工程2に先立って)当該発泡剤含有樹脂層を発泡させることで発泡樹脂層を形成する
(上記(7)の製造方法)。発泡方法は、(1)の製造方法における発泡方法と同様である。
機(樹脂層が発泡樹脂層である、又は発泡樹脂層を含む積層体からなる層である場合は、発泡剤含有樹脂層の発泡後)に行うことができる。
(工程1)
工程1では、樹脂層を製膜した後に前記樹脂層を基材上に積層する。これにより、基材
上に樹脂層を形成する。
法及び積層方法の説明で記載された方法と各々同様である。
工程2は、工程1の後に実施される。工程2では、基材の裏面から、樹脂層を貫通する孔
(貫通孔)を形成する。この樹脂層を貫通する孔は、(3)の製造方法における工程1〜3を行った後には積層シートを貫通しない穴となる。当該積層シートを貫通しない穴は、積層シートの意匠性を確保しつつ、優れた水分の浸透性を付与する。なお、当該積層シートを貫通しない穴は、上記viii)及びix)の穴のいずれも包含する。
工程3は、工程1の後に実施される。工程3では、樹脂層上に絵柄模様層及び/又は保護
層を形成する。当該絵柄模様層及び/又は保護層は、樹脂層の貫通孔のおもて面側の開口部を塞ぐ。そのため、当該樹脂層の貫通孔が、積層シートにおける基材の裏面に積層シートを貫通しない穴となる。当該穴は積層シートを貫通していないので、意匠性を確保することができる。絵柄模様層及び/又は保護層を形成する方法としては、いずれも上述の積層シートの説明における絵柄模様層及び/又は保護層を形成する方法と各々同様である。
の後に実施することができる。工程2の前に工程3を実施する場合、工程2では、樹脂層を
貫通し、かつ、積層シートを貫通しないように(絵柄模様層及び/又は保護層に貫通孔が形成されないように)穴を形成する。一方、工程2の後に工程3を実施する場合、工程3で
は、貫通孔を有する樹脂層上に、当該貫通孔のおもて面側の開口部を塞ぐように絵柄模様層及び/又は保護層を形成する。絵柄模様層で前記開口部を塞ぐ場合は、当該絵柄模様層を形成する印刷インキの粘性は高いことが好ましい。保護層で前記開口部を塞ぐ場合は、意匠性を確保する観点から、保護層に着色剤を含有するか、又は、樹脂層が発泡樹脂層である、若しくは発泡樹脂層を含む積層体からなる層であることが好ましい。
樹脂層が発泡樹脂層である、又は発泡樹脂層を含む積層体からなる層である場合、工程1で発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層の積層体を製膜及び積層した後、工程2の前で(工程2に先立って)、当該発泡剤含有樹脂層を発泡させることで発泡樹脂層を形成す
る(上記(8)の製造方法)。発泡方法は、(1)の製造方法における発泡方法と同様である。なお、工程3は、当該発泡剤含有樹脂層を発泡させる工程に対して任意の時点で行
われる。即ち、工程3は、発泡工程の前又は発泡工程の後に実施することができる。
発泡樹脂層を含む積層体からなる層である場合は発泡剤含有樹脂層の発泡後)に行うことができる。
(工程1)
工程1では、発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を製膜した後に、
前記発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を基材上に積層する。これにより、基材上に、発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を形成する。
と各々同様である。
工程2では、基材の裏面から、発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体
を貫通しない穴を形成する。工程1で非発泡樹脂層B、発泡剤含有樹脂層及び非発泡樹脂層Aの積層体を形成する場合、当該貫通しない穴は、I)基材の裏面から基材の内部に至る穴
、II)基材の裏面から基材のおもて面に至る穴、III)基材の裏面から非発泡樹脂層Bの内部に至る穴、IV)基材の裏面から非発泡樹脂層Bのおもて面に至る穴、V)基材の裏面から発泡剤含有樹脂層の内部に至る穴、VI)基材の裏面から発泡剤含有樹脂層のおもて面に至る穴
、VII)基材の裏面から非発泡樹脂層Aの内部に至る穴、のいずれも包含する。
工程3では、発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより発泡樹脂層を形成する。具体的
には、(1)の製造方法と同様、発泡剤含有樹脂層を加熱することにより発泡樹脂層を形成することができる。工程3の過程で、前述の工程2で得られた貫通しない穴の一部が発泡樹脂層の発泡体によって埋められることがあるが、少なくとも基材の裏面に形成されている穴(開口部)は保持されている。工程3の発泡工程によって形成される樹脂層を貫通し
ない穴(積層シートを貫通しない穴)は、積層シートの意匠性を確保しつつ、優れた水分の浸透性を付与する。
(工程1)
工程1では、発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を製膜した後に、
前記発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を基材上に積層する。これにより、基材上に、発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体を形成する。
と各々同様である。
工程2では、基材の裏面から、発泡剤含有樹脂層、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体
を貫通する孔を形成する。
工程3では、発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより、前記貫通孔が発泡樹脂層又は
発泡樹脂層を含む積層体を貫通しない穴となるように発泡樹脂層を形成する。具体的には、(1)の製造方法と同様、発泡剤含有樹脂層を加熱することにより、貫通孔の一部が発泡樹脂層の発泡体によって埋められて、工程3前(発泡前)における貫通孔が、工程3後には発泡樹脂層又は発泡樹脂層を含む積層体を貫通しない穴となる。ここで、工程3の過程
で前記貫通孔が前記貫通しない穴に変形しても、少なくとも基材の裏面に形成されている
穴(開口部)は保持されている。この工程3により、積層シートを貫通しない穴を有する
発泡樹脂層を形成することができる。工程3の発泡工程によって形成される樹脂層を貫通
しない穴(積層シートを貫通しない穴)は、積層シートの意匠性を確保しつつ、優れた水分の浸透性を付与する。
通常の針エンボスを使用することにより、裏打紙(WK-665、KJ特殊紙株式会社製、坪量:65g/m2)に貫通孔(直径80μm、ピッチ2mm)を形成した。
、非発泡樹脂層A/発泡剤含有樹脂層/非発泡樹脂層Bが順に積層された3層からなる積層
体を得た。なお、前記各層の組成を、以下の表1に示す。
電圧200kV、照射線量30kGy)を行った。次いで、前記非発泡樹脂層A上にグラビア印刷機
により水性インキ(ALTOP、アクリル系1液硬化型樹脂エマルジョン、大日精化工業(株)製
)を塗工することにより、保護層を形成した。その後、加熱発泡炉を用いて220℃で35秒
間加熱して、発泡剤含有樹脂層を発泡樹脂層とした。これにより、積層シート(発泡積層シート)を得た。なお、発泡倍率は約6〜7倍であった。
裏打紙(WK665、KJ特殊紙株式会社製、坪量:65g/m2)に貫通孔を形成しない以外は、
実施例1と同様にして、発泡積層シート原反を得た。
ッチ2mm)を形成した。その後、加熱発泡炉を用いて220℃で35秒間加熱することにより、発泡剤含有樹脂層を発泡樹脂層とした。これにより、積層シート(発泡積層シート)を得た。なお、発泡倍率は約6〜7倍であった。また、発泡剤含有樹脂層が加熱によって発泡樹脂層となる過程で、貫通孔の一部が発泡樹脂層の発泡体によって埋められていた。つまり、加熱前における前記貫通孔が、加熱による発泡によって貫通しない穴となった。
裏打紙(WK665、KJ特殊紙株式会社製、坪量:65g/m2)に貫通孔を形成しない以外は、
実施例1と同様にして、発泡積層シート原反を得た。
により、発泡積層シートを得た。
裏打紙(WK665、KJ特殊紙株式会社製、坪量:65g/m2)に貫通孔を形成しない以外は、
実施例1と同様にして、発泡積層シート原反を得た。
り、発泡積層シートを得た。その後、前記発泡積層シートの裏打紙の裏面から、通常の針エンボスを使用することにより、前記裏打紙の裏面から保護層に至る貫通孔(直径80μm
、ピッチ2mm)を形成した。これにより、前記貫通孔が形成された発泡積層シートを得た
。
上記実施例1及び2並びに比較例1で得られた各発泡積層シートを10cm×10cmサイズに切
り取り、当該各発泡積層シートの質量(MS (単位:g))を測定した。次に、澱粉糊(施工糊
、ルーアマイルド、ヤヨイ化学工業株式会社)と水との割合が澱粉糊:水=10:7(質量
比)となるように澱粉糊を水で希釈することにより、水系糊を得た。その後、前記水系糊を、上記切り取られた各発泡積層シートの裏打紙面に塗布した。なお、前記水系糊の塗布量は、130g/m2とした。次いで、前記水系糊が塗布された裏打紙面が互いに接するように
各発泡積層シートを折り畳み、この状態で防湿性のある養生袋の中で上記各発泡積層シートを60分間放置した。その後、上記各発泡積層シートの質量(MS+G (単位:g))を測定した
。
次に、上記各発泡積層シートを石膏ボード(タイガーボード、吉野石膏株式会社製)に貼り付けた後、当該各発泡積層シートを剥がした。その後、上記剥がされた各発泡積層シートの質量(MS+G’ (単位:g))を測定した。
最後に、以下の式:
上記実施例1及び2並びに比較例1で得られた各発泡積層シートの意匠性を評価した。具
体的には、各発泡積層シートを石膏ボード(タイガーボード、吉野石膏株式会社製)に貼り付けた後、一定の距離(30cm)を離れ、正面から見た際に、穴(又は貫通孔)が目立つかどうかを評価した。評価基準は以下の通りである。
○:発泡積層シートの穴が目立たない。
×:発泡積層シートの穴又は貫通孔が目立つ。
Claims (6)
- 基材上に、樹脂層を有する積層シートであって、
(1) 前記樹脂層は、発泡樹脂層、又は発泡樹脂層を含む積層体からなる層であって、製膜後に前記基材上に積層されており、
(2) 前記積層シートには、前記基材の裏面から前記基材のおもて面に至る穴が形成されており、且つ前記樹脂層には穴が開いておらず、
(3) 前記穴が2〜10mmの間隔で形成されている、
ことを特徴とする、積層シート。 - 前記製膜は、押出し成形又はカレンダー成形による製膜である、請求項1に記載の積層シート。
- 前記樹脂層を構成する樹脂が、ポリオレフィン系樹脂である、請求項1又は2に記載の積層シート。
- 前記穴の直径が40〜300μmである、請求項1〜3のいずれかに記載の積層シート。
- 前記基材は、繊維質基材である、請求項1〜4のいずれかに記載の積層シート。
- 基材上に、樹脂層を有する積層シートの製造方法であって、
前記樹脂層は、発泡樹脂層、又は発泡樹脂層を含む積層体からなる層であり、
(i) 貫通孔が形成されている前記基材を用意する工程1、及び
(ii) 前記樹脂層を製膜した後に前記樹脂層を前記基材上に積層する工程2、
を順に有することを特徴とする、積層シートの製造方法。
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