JP6540232B2 - 球体研磨装置及び球体研磨方法 - Google Patents
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Description
球体研磨装置は、基台と、中心軸線回りに回転可能に前記基台に設けられ、一方の面に前記中心軸線回りに環状に形成される第一研磨溝を有する第一研磨盤と、前記第一研磨盤の中心軸線と同軸上の中心軸線回りに回転可能に前記基台に設けられ、前記第一研磨盤の前記一方の面に対向する面に、前記中心軸線回りに環状に形成される第二研磨溝を有する第二研磨盤と、前記基台に対して前記第一研磨盤及び前記第二研磨盤の少なくとも一方を支持し、前記基台に対して前記第一研磨盤及び前記第二研磨盤の少なくとも一方の中心軸線に直交する方向への位置を調整可能、且つ、前記基台に対して前記第一研磨盤及び前記第二研磨盤の少なくとも一方の中心軸線の傾きを調整可能な調整機構と、を備える。
また、球体研磨方法は、上述した球体研磨装置を用いる球体研磨方法であって、前記調整機構により調整された後に、前記第一研磨溝と前記第二研磨溝との間に研磨対象である球体を配置し、前記第一研磨盤と前記第二研磨盤とを相対的に回転させて前記第一研磨溝及び前記第二研磨溝により前記球体を研磨する。
上述した球体研磨装置及び球体研磨方法によれば、調整機構により、第一研磨盤の中心軸線と第二研磨盤の中心軸線とを同軸上に配置することができる。従って、球体の真球度が向上する。
本実施形態の球体研磨装置1について図1を参照して説明する。球体研磨装置1は、基台11、コラム12、第一移動体13、第二移動体14、上下駆動機構15及び調整機構17を備える。基台11は、床面に設置され、中央に上下方向への貫通孔11aを備える。コラム12は、基台11の上面に固定される。コラム12の側面には、上下方向に延びるガイドレール12a,12bが設けられる。
調整機構17の詳細構成について図2−図5Bを参照して説明する。調整機構17は、支持部材61、傾動部材62、ブラケット63a,63b,63c,63d、位置調整ボルト64a,64b,64c,64d、位置固定ナット65a,65b,65c,65d、傾き調整ボルト66、傾き固定ボルト67及び固定ボルト68を備える。
球体研磨装置1は、さらに制御装置16を備える。制御装置16は、図6に示すように、モータ制御部51と、流体圧調整部52とを備える。モータ制御部51は、各モータ25,35,41を制御する。つまり、モータ制御部51が第一モータ25を回転駆動することにより、第一研磨盤23が回転する。また、モータ制御部51が第二モータ35を回転駆動することにより、第二研磨盤33が回転する。また、モータ制御部51がモータ41を回転駆動することにより、第二移動体14が上下動する。
球体研磨装置1により球体2を研磨する前に、調整機構17によって、第一研磨盤23の中心軸線L1と第二研磨盤33の中心軸線L2とを同軸上に位置するように調整しておく。そして、制御装置16の流体圧調整部52は、第一,第二静圧軸受24,34の流体圧が球体2の研磨を行うときに使用する流体圧となるように、オリフィス絞り24d,34dを設定しておく。
上述したように、球体研磨装置1は、中心軸線L1の回りに回転可能に設けられ、一方の面に中心軸線L1の回りに環状に形成される第一研磨溝23aを有する第一研磨盤23と、第一研磨盤23の中心軸線L1と同軸上の中心軸線L2の回りに回転可能に設けられ、第一研磨盤23の一方の面に対向する面に、中心軸線L2の回りに環状に形成される第二研磨溝33aを有する第二研磨盤33とを備える。このように、対向する第一,第二研磨盤23,33を回転可能にすることで、第一,第二研磨溝23a,33aに複数の球体2を配置して、複数の球体2の研磨を同時に加工となる。
調整機構17が、基台11に対して第一研磨盤23を支持し、基台11に対して第一研磨盤23の中心軸線L1に直交する方向への位置を調整可能とされる。従って、調整機構17により、第一研磨盤23の中心軸線L1と第二研磨盤33の中心軸線L2とを同軸上に配置することができるため、球体2の真球度が向上する。
Claims (4)
- 基台と、
中心軸線回りに回転可能に前記基台に設けられ、一方の面に前記中心軸線回りに環状に形成される第一研磨溝を有する第一研磨盤と、
前記第一研磨盤の中心軸線と同軸上の中心軸線回りに回転可能に前記基台に設けられ、前記第一研磨盤の前記一方の面に対向する面に、前記中心軸線回りに環状に形成される第二研磨溝を有する第二研磨盤と、
前記基台に対して前記第一研磨盤及び前記第二研磨盤の少なくとも一方を支持し、前記基台に対して前記第一研磨盤及び前記第二研磨盤の少なくとも一方の中心軸線に直交する方向への位置を調整可能、且つ、前記基台に対して前記第一研磨盤及び前記第二研磨盤の少なくとも一方の中心軸線の傾きを調整可能な調整機構と、
を備える、球体研磨装置。 - 前記調整機構は、
円環状に形成され、上面及び下面の一方の内周側には球面凹状に形成された傾き調整面が形成され、前記中心軸線に直交する方向へ摺動可能且つ固定可能な支持部材と、
円環状に形成され、下面及び上面の一方の内周側には前記支持部材の傾き調整面の球面凹状に対応する球面凹状に形成された傾き調整面が形成され、当該傾き調整面と前記支持部材の傾き調整面とを面接触させた状態で摺動可能且つ固定可能な傾動部材と、
を備え、
前記支持部材を摺動させることで、前記第一研磨盤及び前記第二研磨盤の少なくとも一方の前記基台に対する中心軸線に直交する方向への位置を調整し、前記摺動部材を摺動させることで、前記第一研磨盤及び前記第二研磨盤の少なくとも一方の前記基台に対する中心軸線の傾きを調整する、請求項1に記載の球体研磨装置。 - 前記第一研磨盤は、前記第二研磨盤の下方に対向して配置され、
前記調整機構は、前記基台に対して前記第一研磨盤を調整可能であり、
前記第二研磨盤は、前記基台に対する中心軸線に直交する方向への位置及び中心軸線の傾きを調整不能である、請求項1又は2に記載の球体研磨装置。 - 請求項1−3の何れか一項に記載の球体研磨装置を用いる球体研磨方法であって、
前記調整機構により調整された後に、前記第一研磨溝と前記第二研磨溝との間に研磨対象である球体を配置し、前記第一研磨盤と前記第二研磨盤とを相対的に回転させて前記第一研磨溝及び前記第二研磨溝により前記球体を研磨する、球体研磨方法。
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