JP4589558B2 - ワーク姿勢調整装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械の加工テーブル上において、ワークの、例えば加工面の傾き誤差や加工面の面内における回転誤差を補正するためのワーク姿勢調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
工作機械において、ワークに対する加工精度を向上するためには、工作機械の加工テーブル等にワークを精度良く位置決めする必要がある。
そこで、ワークの姿勢を調整するための装置が種々提供されている。例えば特開平9−174427号公報に示される調整装置がある。
この調整装置は、工作機械の主軸に固定されている。調整装置は、主軸を貫く軸線を中心として放射状に延びる3つの楔部材を配置しており、上記中心を挟んだ各楔部材の反対位置に、それぞれ対応する板ばねを配置している。
【0003】
そして、各楔部材を上記軸線と交差する方向の前後に進退させることにより、傾斜板と基準板との間隙量を調整し、傾斜板の傾斜度を3次元に調整するものである。
しかしながら、上記のようなレイアウトでは、楔部材の長さが傾斜板の半径以下の長さに限定されてしまうため、楔の傾斜を緩やかにすることができないという問題がある。このため、微調整が困難であった。
【0004】
また、上記の調整装置は、回転する主軸に取り付けられる関係上、ワークの回転位置等を調整することは一切考慮されておらず、例えば加工テーブルに固定されるワークの回転位置等の調整には、適用できず、したがって、汎用性がない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構造にして精度の良い微調整が可能なワーク姿勢調整装置を提供することを目的とする。また、汎用性に優れたワーク姿勢調整装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ベースと、ワークを取り付ける取付体と、ベースと取付体との間に介在して取付体を支持する支持機構とを備え、支持機構はワークの姿勢を調整するべく取付体を駆動する複数の駆動機構を含み、上記複数の駆動機構は、ベースの中央部を貫く軸線に平行な方向に取付体を駆動する第1の駆動機構と、上記軸線の回りに取付体を回転駆動する第2の駆動機構とを含み、各駆動機構は、取付体の中央部と交差しない対応する所定方向に沿って移動自在にベースに設けられる楔状部材と、この楔状部材を上記対応する所定方向に沿って駆動するべくベースに設けられる駆動源とを含み、楔状部材の位置に応じて取付体の所定部とベースの所定部との間の距離が調整されるようにしてあり、上記支持機構は、取付体の中央部を上下に移動自在な支点の回りに球面支持する球面軸受手段を含む中央支持機構を含み、上記第1の駆動機構は中央支持機構から離間して一対が設けられ、高さが固定である支点と、一対の第1の駆動機構にそれぞれ含まれる高さ調整可能な支点とで取付体を上下方向に3点支持するようにしており、上記中央支持機構は、球面軸受手段を下方に付勢する弾性部材と、弾性部材に抗して球面軸受手段を上方へ付勢する流体圧シリンダとをさらに含み、流体圧シリンダの上方への付勢力により球面軸受手段を介して取付体を持ち上げた状態で、一対の第1の駆動機構による取付体の支持が解除されることを特徴とするものである。
【0006】
本発明では、各駆動源により、対応する楔状部材を取付体の中央部と交差しない対応する所定方向に駆動し、取付体の所定部とベースの所定部との間の距離を調整する。楔状部材であれば対応する所定方向への移動量に比して、取付体の所定部とベースの所定部との間の距離の変化量を小さくでき、したがって、精度良く微調整を行うことができる。
また、仮に複数の駆動機構の楔状部材を放射状に配置するとすると、各楔状部材の長さは取付体の周縁から中央部までの長さ以下となり、楔状部材をあまり長くできないので、微調整が困難である。これに対して、本願発明では、各駆動機構の楔状部材をそれぞれ取付体の中央部と交差しない対応する所定方向に移動自在にしてあるので、楔状部材を中央部と交差する方向に放射状に配置する場合に比較して、楔状部材の長さを格段に長く設定することができ、その結果、より精度の良い微調整が実現できる。
【0008】
また、上記複数の駆動機構は、ベースの中央部を貫く軸線に平行な方向に駆動する第1の駆動機構と、上記軸線の回りに取付体を回転駆動する第2の駆動機構を含む。したがって、例えば相交差する第1及び第2の面を有するワークを対象として、第1の駆動機構によって第1の面の傾きを調整でき、第2の駆動機構によって第2の面の傾きを調整することができる。したがって、汎用性に優れる。
【0009】
また、上記支持機構は、取付体の中央部を上下に移動自在な支点の回りに球面支持する球面軸受手段を含む中央支持機構を含み、上記第1の駆動機構は中央支持機構から離間して一対が設けられ、高さが固定である支点と、一対の第1の駆動機構にそれぞれ含まれる高さ調整可能な支点とで取付体を上下方向に3点支持するようにしている。したがって、3点支持の支点の一つの高さを固定してあるので、高さ調整用の支点を有する第1の駆動機構としては、一対で良く、構造を簡素化することができる。
【0010】
また、上記中央支持機構は、球面軸受手段を下方に付勢する弾性部材と、弾性部材に抗して球面軸受手段を上方へ付勢する流体圧シリンダとをさらに含み、流体圧シリンダの上方への付勢力により球面軸受手段を介して取付体を持ち上げた状態で、一対の第1の駆動機構による取付体の支持が解除される。したがって、流体圧シリンダへの圧力流体の給排により、一対の第1の駆動機構によって取付体を支持したり支持を解除したりできるので、調整作業が行ない易い。特に第1の駆動機構による取付体の支持を解除した状態で、第1の駆動機構に不要な負荷をかけずに駆動できるので、特に調整が容易である。
請求項2記載の発明は、ベースと、ワークを取り付ける取付体と、ベースと取付体との間に介在して取付体を支持する支持機構とを備え、支持機構はワークの姿勢を調整するべく取付体を駆動する複数の駆動機構を含み、上記複数の駆動機構は、ベースの中央部を貫く軸線に平行な方向に取付体を駆動する第1の駆動機構と、上記軸線の回りに取付体を回転駆動する第2の駆動機構とを含み、各駆動機構は、取付体の中央部と交差しない対応する所定方向に沿って移動自在にベースに設けられる楔状部材と、この楔状部材を上記対応する所定方向に沿って駆動するべくベースに設けられる駆動源とを含み、楔状部材の位置に応じて取付体の所定部とベースの所定部との間の距離が調整されるようにしてあり、上記支持機構は、取付体の中央部を上下に移動自在な支点の回りに球面支持する球面軸受手段を含む中央支持機構を含み、上記第1の駆動機構は中央支持機構から離間して一対が設けられ、上記球面軸受手段は、上下駆動可能なロッドの上端に設けられた球面形成体と、取付体に固定され、上記球面形成体の球面部を受ける球面部を有する受け部材とを含み、上記ロッドを上方へ付勢することによって上記球面形成体を介して取付体を持ち上げた状態で、一対の第1の駆動機構による取付体の支持を解除することにより、一対の第1の駆動機構にそれぞれ含まれる支点の高さを調整可能とし、上記ロッドを下方へ付勢することによって球面軸受手段を介して取付体の中央部を下方へ付勢することにより、高さが固定である支点と、一対の第1の駆動機構にそれぞれ含まれる高さ調整可能な支点とで取付体を上下方向に3点支持するようにしていることを特徴とすることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2において、各駆動機構の駆動源はそれぞれ上記対応する所定方向に沿って配置される直動形モータを含むことを特徴とするものである。この場合、直動形のモータと楔状部材が上記所定方向に沿って並ぶように配置されるが、上記所定方向が取付体の中央部と交差しないので、他の楔部材との干渉を回避しつつ楔状部材として充分な長さを確保することができ、その結果、より細やかな微調整が可能となるうえ、直動形のモータを同軸上に連結して用いることも可能となる。
請求項記載の発明は、請求項1,2又は3において、上記取付体を上記軸線回りの第1の回転方向に付勢する付勢部材をさらに備え、上記第2の駆動機構は、付勢部材に抗して取付体を上記軸線回りの第2の回転方向に変位させるものからなり、取付体の回転位置を解除可能にロックするロック手段をさらに備えることを特徴とするものである。
本発明では、ロックを解除した状態で第2の駆動機構を用いて取付体の回転位置を調整し、調整後の取付体の回転位置をロックする。取付体の中央部を球面支持しているので、第2の駆動機構としては単一で良く、構造を簡素化することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態のワーク姿勢調整装置の模式的平面図である。図1を参照して、本ワーク姿勢調整ユニット1は、工作機械の例えば加工テーブル等に固定される矩形板状のベース2と、上面3aにワークを取り付ける円形をなす取付体3と、ベース2と取付体3との間に介在して取付体3を支持する支持機構4とを備えている。取付体3は同心の少し大きな円形のシート状カバーをなすシール部材18により覆われている。
【0013】
支持機構4は、取付体3の中央部を昇降自在であって水平方向(左右方向。XY方向)への移動が規制された支点Cの回りに球面支持する中央部支持機構5と、ワークの姿勢を調整するために、取付体3の上面の傾きを調整する一対の第1の駆動機構6,7と、支点Cを通過する鉛直な軸線の回りに取付体3の回転位置を調整する第2の駆動機構8とを備えている。
一対の第1の駆動機構6,7は中央支持機構5から離間した位置に互いに離間して設けられており、それぞれ支点A,Bにて取付体3を支持する。一方、高さ固定の支点Dにても取付体3を支持するようにしており、支点A,B及びDにより取付体3を上下方向に、いわゆる3点支持するようにしている。これらの支点A,B及びDは、支点Cを貫く鉛直線を中心とする円周の等配(120°間隔)の位置に配置されている。
【0014】
各第1の駆動機構6,7は、それぞれ、ベース2の長手方向に平行に延びる楔状部材9と、この楔状部材9をベース2の長手方向に平行に駆動するそれぞれ駆動源としての直動形のモータ10とを備えている。
取付体3は例えば引っ張りコイルばねからなる付勢部材11によって、図1において、上記軸線Cを中心とする時計回り方向に付勢されている。第2の駆動機構8は、ベース2の長手方向に平行に延びる楔状部材12と、この楔状部材12をベース2の長手方向に平行に駆動するそれぞれ駆動源としての直動形のモータ13とを備えている。第2の駆動機構8は楔状部材12を図1において左方へ移動させることにより、付勢部材11に抗して取付体3を軸線Cを中心とする反時計回り方向に回転変位させる。
【0015】
14は、第2の駆動機構8により回転位置が微調整された取付体3の当該回転位置を固定するためのロック機構である。ロック機構14は、ベース2の長手方向に平行に延び、一対の挟持ローラ15,15間に押し込まれる楔状部材16と、この楔状部材16をベース2の長手方向に進退駆動する、例えばエアシリンダ等の流体圧シリンダ17とを備えている。
一対の第1の駆動機構6,7及び第2の駆動機構8は取付体3の中央部と交差しない方向として、矩形状をなすベース2の長手方向に平行に延びており、その結果、充分な長さを確保して、各楔状部材9,12による精度の良い微調整を可能としている。
【0016】
図1において、19はロック機構14の流体圧シリンダ17や、中央部支持機構5の後述する流体圧シリンダ44(図5参照)へエア等の流体を供給するために、例えばベース2の側面に取り付けられるの配管継手である。20は各駆動機構6,7,8のモータ10,13への電源線や信号線を導出するための配線引き出用の継手である。
図2を参照して、ベース2は、矩形板状をなす下板21と、下板21の四則を取り囲む周側壁22と、取付板3を隙間Sを設けて嵌め入れる円形孔23を有する上板24とを備える。周側壁22は下板21に一体に形成されている。上板24は周側壁22上に載せられ、図1に示すように、上板24の四隅部は、ねじ25によって周側壁22(図1では図示せず)の上面に固定されている。
【0017】
ベース2の下板21、周側壁22及び上板24と、円形孔23に嵌め入れられた取付体3とで、中央支持機構5及び各駆動機構6,7,8を含む支持機構4を収容するための収容空間26が区画されている。収容空間26にはロック機構14も収容されている。収容空間26は、上述したシール部材18及び後述するシール部材27により密封され、該収容空間26内に外部から潤滑液や冷却液等が浸入できないようになっている。
【0018】
具体的には、周側壁22の上面と上板24との間はOリング等の環状のシール部材27により密封されている。一方、円形孔23の内周縁と取付板3の外周縁との間に形成される隙間Sが収容空間26の外部に露出しないように、取付体3及び上板24の上面に跨がって上述した環状のシール部材18が取り付けられている。シール部材18は、例えばゴムや合成樹脂等の弾性部材からなる可撓性のシートカバーにより構成されている。
【0019】
シール部材18の内周縁は環状の押さえ板28と取付板3の上面との間に挟持され、押さえ板28及びシール部材18を貫通して取付体3にねじ込まれる複数のボルト29により、取付体3に固定されている。同様に、シール部材18の外周縁は環状の押さえ板30と上板24の上面との間に挟持され、押さえ板30及びシール部材18を貫通して上板24にねじ込まれる複数のボルト31により、上板24に固定されている。
【0020】
次いで、図3を参照して、第1の駆動機構6について説明する。第1の駆動機構6の楔状部材9を長手方向に貫通するねじ軸32の先端部が、継手33を介して直動形モータ10のスライド軸34に連結されており、これにより、楔状部材9とスライド軸34とが一体に移動できるようになっている。35はモータ10の端部をベース2に固定するための断面逆T字形形状をなす固定具である。
楔状部材9は上面9a及び下面9bを備えており、例えば上面9aが傾斜面をなし、下面9bは下板21の上面21aに平行である。
【0021】
取付体3の下面3bに形成される凹部3cに、ライナ36を介してボールホルダ37が固定されており、ボールホルダ37に形成された保持孔38に、楔状部材9の傾斜面からなる上面9aに転動する単一のボール39が回転自在に保持されている。ボール39と楔状部材9の上面9aとの接触点が上述の一つの支点Aである。
一方、ベース2の下板21の上面21aに形成される凹部21bに、ライナ40を介してボールホルダ41が固定されており、ボールホルダ41に形成された複数の(例えば3つの)保持孔42に、楔状部材9の下面9bに転動するボール43がそれぞれ回転自在に保持されている。図4を参照して、楔状部材9の下面9bを受ける3つのボール43は、支点Aを取り囲む円周の等配位置に配置されている。
【0022】
図3において、楔状部材9が左方X1に駆動されると、支点Aの高さ位置が下降し、楔状部材9が右方X2に駆動されると、支点Aの高さ位置が上昇する。これに伴って、支点Aに関する取付体3の高さ位置が調整されるわけである。もう一方の第1の駆動機構7も、第1の駆動機構6と同様の構成をしており、支点Bの高さ位置の調整を通じて、支点Bに関する取付体3の高さ位置を調整する。
次いで、図5を参照して、中央部支持機構5について説明する。中央部支持機構5は、ベース2に固定される例えばエアシリンダ等の流体圧シリンダ44と、この流体圧シリンダ44の上方へ突出するロッド45の上端に固定される球面形成体46と、取付体3に固定され、球面形成体46の球面部46aを受ける球面部47aを有する受け部材47とを備えている。球面形成体46と受け部材47とで、支点Cの回り取付体3を球面支持する球面軸受機構48を構成している。
【0023】
この球面支持機構48の高さ位置は、上述した支点A,B及びDの3点にて取付体3の高さ位置が規定されると、これに適合した高さ位置になるようになっている。
流体圧シリンダ44は、ベース2の下面2bの凹部2cに嵌め入れられる下端面板49と、ベース2の上面2aから凹部2cに貫通する支持孔2dに嵌め入れられ、ねじ50により下端面板49に締結されるシリンダボディ51とを有している。シリンダボディ51は下端面板49に対向する上端面板52を一体に形成しており、上記ロッド45を一体に形成するピストン53がシリンダボディ51に摺動自在に収容されている。
【0024】
ピストン53はシリンダボディ51内に上下の流体室101,57を仕切っている。シリンダボディ51は円筒部51aの内周は、下端面板49に一体に形成されるボス54の外周に嵌め合わされており、両者の間がOリング等の封止部材55により密封されている。一方、ピストン53の外周とシリンダボディ51の内周との間は、ピストン53の外周溝に収容されるOリング等の封止部材56により密封されている。上端面板52とピストン53との間に流体室101が区画され、ピストン53とボス54との間に流体室57が区画される。
【0025】
ピストン53は、該ピストン53と上端面板52との間に介在して流体室101内に収容される例えば圧縮コイルばねからなる弾性部材58によって、下方に弾性的に付勢されている。
流体室101からエア等の流体を排出すると共に流体室57に圧力流体を供給することにより、ピストン53に働く差圧による上方への付勢力が弾性部材58に抗してピストン53及びロッド45を上昇させ、球面軸受機構48を介して取付体3を上昇させる。
【0026】
一方、流体室101に圧力流体を供給すると共に流体室57から流体を排出することにより、ピストン53に働く差圧による下方への付勢力と、弾性部材58による下方への付勢力によって、ピストン53及び球面軸受機構48を介して取付体3のC点が下方へ付勢され、C点は、上述した支点A,B及びDの3点にて規定される取付体3の高さ姿勢に適合した高さ位置になる。
シリンダボディ51の上端面板52はロッド45を摺動自在に挿通させる挿通孔59を有しており、挿通孔59とロッド45との間はOリング等の封止部材60により密封されている。
【0027】
上端面板52の上面には、取付体3の下面3bに対向する覆い板61がねじ62により固定されている。
また、上端面板52の上面に形成されるボス63が、覆い板61の下面に形成されるボス64を嵌め入れている。一方、取付体3の下面3bに形成される環状の凹部65にリング66がねじ67により固定されている。リング66の内径はボス63の外径よりも若干大径とされ、両者の間に、多数の鋼球68が環状に並べられて挟持されている。これらの鋼球68は、取付体3を水平方向(XY方向)に支持するためのものである。69は異形断面をなして上記多数の鋼球68を受ける環状の受け部材である。覆い板61の外周縁はボス64よりも径方向外方へ延びており、この覆い板61の外周縁と上端面板52の上面との間で、上記鋼球68及び受け部材69が一体的に挟持されている。
【0028】
また、円筒部51aの外周と支持孔2dの内周との間はOリング等の封止部材70により密封されている。
取付体3は上方から大小2段をなす第1及び第2の環状凹部71,72を有する挿通孔73を形成している。第1の環状凹部71は第2の環状凹部72よりも大径であり、第1の環状凹部71には蓋板74が嵌め入れられ、第2の環状凹部72以下の挿通孔73が封止されている。75は蓋板74の外周下縁のテーパ部と第1の環状凹部71の底縁部との間に介在するOリング等の封止部材である。
【0029】
受け部材47は内周に上記球面部47aを形成する環状板からなり、第2の環状凹部72により受けられている。一方、球面形成体46は外周が下細り状をなして上記の球面部46aを形成するリングからなり、段付きボルト76によりロッド45の上端に固定されている。
上述した配管継手19から下板21内の流路77(図6参照)及び配管継手78を介して連なる配管79を通過する経路Kは、図示しない配管継手を介してシリンダボディ51の円筒部51aに形成される流路80に接続され、この流路80から下端面板49に形成される流路81を介して流体室57に圧力流体が給排されるようになっている。流体室101に関しても図示していない流路を介して圧力流体が給排されるようになっている。
【0030】
上述した中央部支持機構5は、流体圧シリンダ44の上方への付勢力により球面軸受機構48を介して取付体3を持ち上げた状態で、一対の第1の駆動機構6,7による取付体3の支持を解除する。一方、流体圧シリンダ44の下方への付勢力により弾性部材58と共働して、取付体3の中央部を下方へ付勢し、一対の第1の駆動機構6,7の支点A,B及び上記した支点Dによって3点支持されるようにする。
【0031】
図示していないが、流体室57,101に流体を供給するための経路Kは途中部で排出経路に分岐している。排出経路は、所要時に流体室57,101の流体を外部へ排出するためのものであり、この排出経路には、排出される流体の速度を制御する速度制御弁(いわゆるスピコン)が設けられていることが好ましい。というのは、取付板3を流体圧シリンダ44や弾性部材58の付勢力で昇降させるときに、衝撃が発生しないようにするためである。
【0032】
次いで、図7及び図8を参照して、第2の駆動機構8について説明する。図7を参照して、第2の駆動機構8の楔状部材12を長手方向に駆動するべく、直動形モータ13のスライド軸82が継手83を介して楔状部材12に連結されている。これにより楔状部材12はスライド軸82と一体に移動できるようになっている。
楔状部材12の第1の側面12aは、スライド軸82の移動方向に対して傾斜する傾斜面をなし、第2の側面12bはスライド軸82の移動方向に平行である。
【0033】
図7及び図8を参照して、傾斜面をなす第1の側面12aには、取付板3にボールホルダ84及び取付部材85を介して保持される単一のボール86が転動可能に当接している。第1の傾斜面12bには、ベース2にボールホルダ87及び取付部材88を介して保持される上下複数段のボール89が転動可能に当接している。また、楔状部材12の下面12cは複数のボール90を介してベース2により支持されおり、また、楔状部材12の上面12dは、付勢部材91により下方に付勢されるボール92が転動自在に当接している。付勢部材91及びボール92は取付部材88に固定されるボールホルダ93により保持されている。楔状部材12は四面をボール86,89,90,92により支持されるので、スムーズに移動できる。
【0034】
図7において、スライド軸82が短縮されて左方へ移動すると、これに伴って楔状部材12が左方へ移動し、傾斜面からなる第1の側面12aがボール86を介して、取付板3を図1において付勢部材11に抗して支点Cを中心として反時計回りに回転変位させる。これにより、取付体3の回転位置が微調整される。
次いで、図9(a)及び(b)を参照して、ロック機構14について説明する。ロック機構14の流体圧シリンダ14は図示していないがベース2に固定されている。流体圧シリンダ17のロッド94は連結部95を介して楔状部材16を同軸上に連結しており、ロッド94と楔状部材16が一体移動する。楔状部材16は先細り状をなし、その先端部に円柱部96を一体に形成している。この円柱部96はベース2にねじ97により固定される案内部材98の案内孔99にスライド自在に挿通されている。
【0035】
一方、一対のローラ15は、図示していないが取付板3の下面3bに支軸100を介して回動自在に支持されており、互いの間に楔状部材16が挿通している。流体圧シリンダ17が図9(a)に示すようにロッド94を短縮した状態では、楔状部材16の円錐状テーパ面16aと各ローラ15との間に隙間があり、ロックが解除されて、取付体3の回転変位が許容される。
一方、流体圧シリンダ17が図9(b)に示すようにロッド94を伸長した状態では、楔状部材16の円錐状テーパ面16aが各ローラ15とにより挟持され、取付体3の回転位置のロックが達成される。
【0036】
次いで、本ワーク姿勢調整ユニット1を用いて調整する手順について説明する。まず、中央部支持機構5の流体圧シリンダ44の上方への付勢力により取付体3を持ち上げて、一対の第1の駆動機構6の楔状部材9の上面9aからボール39が離れるようにし、取付体3の自重や弾性部材58の付勢力が楔状部材9に負荷されないようにする。これにより、楔状部材9に不要な負荷をかけことなくスムーズに駆動することができ、支点A,Bの高さ位置の微調整を容易に実施できる。
【0037】
次いで、中央部支持機構5の流体圧シリンダ44及び弾性部材58の下方への付勢力によって、取付体3を支点Cと共に下方へ付勢し、取付体3が支点A,B,Dにて3点支持されるようにし、取付体3の上面3aの水平面に対する傾きを調整する。
次いで、第2の駆動機構8を働かせて取付体3の支点C回りの(支点C及びベース2の中央部を貫く軸線の回りの)回転位置を微調整した後、ロック機構14を働かせて、微調整後の取付体3の回転位置をロックし、微調整が完了する。
【0038】
上記の微調整は、取付体3に取り付けられたワーク(図示せず)の所定の面(例えば加工面)の傾き誤差等を測定し、誤差に見合った分の補正量を加味して、微調整される。例えば、相交差する第1及び第2の面を有するワークを対象として、第1の駆動機構6,7によって第1の面の傾きを調整でき、第2の駆動機構8によって第2の面の傾きを調整することができる。
本実施の形態によれば、第1及び第2の駆動機構6,7,8がそれぞれ駆動源としてのモータ10,13により、対応する楔状部材9,12を取付体3の中央部と交差しない対応する所定方向に駆動し、ベース2に対する取付体3の高さ位置や回転位置を微調整する。中央部と交差しない方向に延びるように楔状部材9,12を配置するので、楔状部材を中央部と交差する方向に放射状に配置する従来の場合と比較して、楔状部材9,12の長さを格段に長く確保することができ、その結果、楔状部材9,12の楔の傾斜を緩やかにすることができる。これにより、精度良く微調整を行うことが可能となる。
【0039】
特に、直動形のモータ10,13と対応する楔状部材9,12がそれぞれ一直線上に並ぶように配置されるが、この並ぶ方向が取付体3の中央部と交差しないので、他の楔部材9,12との干渉を回避しつつ楔状部材9,12として充分な長さを確保することができる。
また、取付体3の中央部をXY方向に支持しており、上下方向に3点支持する支点の一つである支点Dの高さ位置を固定してあるので、3点支持の他の2支点A,Bを提供する第1の駆動機構6,7としては、一対で良く、構造を簡素化することができ、また、取付体3の中央部を支点Cの回りに球面支持してあるので、第2の駆動機構8としては単一で良く、構造を簡素化することができる。
【0040】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のワーク姿勢調整装置の模式的平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】第1の駆動機構のボールホルダと上下のボールの関係を示す概略平面図である。
【図5】ベース、取付体及び中央部支持機構の断面図である。
【図6】図1のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】第2の駆動機構の一部破断平面図である。
【図8】ベース、取付体及び第2の駆動機構の縦断面図である。
【図9】(a)及び(b)はロック解除状態及びロック状態のロック機構をそれぞれ示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 ワーク姿勢調整装置
2 ベース
3 取付体
4 支持機構
5 中央部支持機構
6,7 第1の駆動機構
8 第2の駆動機構
9 楔状部材
10 モータ(駆動源)
11 付勢部材
12 楔状部材
13 モータ(駆動源)
14 ロック機構
15 ローラ
16 楔状部材
17 流体圧シリンダ
18 シール部材
21 下板
22 周側壁
23 円形孔
24 上板
26 収容空間
27 シール部材
44 流体圧シリンダ
45 ロッド
46 球面形成体
47 受け部材
46a,47a 球面部
48 球面軸受機構
49 下端面板
53 ピストン
57,101 流体室
A,B,C,D 支点

Claims (4)

  1. ベースと、ワークを取り付ける取付体と、ベースと取付体との間に介在して取付体を支持する支持機構とを備え、
    支持機構はワークの姿勢を調整するべく取付体を駆動する複数の駆動機構を含み、
    上記複数の駆動機構は、ベースの中央部を貫く軸線に平行な方向に取付体を駆動する第1の駆動機構と、上記軸線の回りに取付体を回転駆動する第2の駆動機構とを含み、
    各駆動機構は、取付体の中央部と交差しない対応する所定方向に沿って移動自在にベースに設けられる楔状部材と、この楔状部材を上記対応する所定方向に沿って駆動するべくベースに設けられる駆動源とを含み、
    楔状部材の位置に応じて取付体の所定部とベースの所定部との間の距離が調整されるようにしてあり、
    上記支持機構は、取付体の中央部を上下に移動自在な支点の回りに球面支持する球面軸受手段を含む中央支持機構を含み、
    上記第1の駆動機構は中央支持機構から離間して一対が設けられ、
    高さが固定である支点と、一対の第1の駆動機構にそれぞれ含まれる高さ調整可能な支点とで取付体を上下方向に3点支持するようにしており、
    上記中央支持機構は、球面軸受手段を下方に付勢する弾性部材と、弾性部材に抗して球面軸受手段を上方へ付勢する流体圧シリンダとをさらに含み、
    流体圧シリンダの上方への付勢力により球面軸受手段を介して取付体を持ち上げた状態で、一対の第1の駆動機構による取付体の支持が解除されることを特徴とするワーク姿勢調整装置。
  2. ベースと、ワークを取り付ける取付体と、ベースと取付体との間に介在して取付体を支持する支持機構とを備え、
    支持機構はワークの姿勢を調整するべく取付体を駆動する複数の駆動機構を含み、
    上記複数の駆動機構は、ベースの中央部を貫く軸線に平行な方向に取付体を駆動する第1の駆動機構と、上記軸線の回りに取付体を回転駆動する第2の駆動機構とを含み、
    各駆動機構は、取付体の中央部と交差しない対応する所定方向に沿って移動自在にベースに設けられる楔状部材と、この楔状部材を上記対応する所定方向に沿って駆動するべくベースに設けられる駆動源とを含み、
    楔状部材の位置に応じて取付体の所定部とベースの所定部との間の距離が調整されるようにしてあり、
    上記支持機構は、取付体の中央部を上下に移動自在な支点の回りに球面支持する球面軸受手段を含む中央支持機構を含み、
    上記第1の駆動機構は中央支持機構から離間して一対が設けられ、
    上記球面軸受手段は、上下駆動可能なロッドの上端に設けられた球面形成体と、取付体に固定され、上記球面形成体の球面部を受ける球面部を有する受け部材とを含み、
    上記ロッドを上方へ付勢することによって上記球面形成体を介して取付体を持ち上げた状態で、一対の第1の駆動機構による取付体の支持を解除することにより、一対の第1の駆動機構にそれぞれ含まれる支点の高さを調整可能とし、
    上記ロッドを下方へ付勢することによって球面軸受手段を介して取付体の中央部を下方へ付勢することにより、高さが固定である支点と、一対の第1の駆動機構にそれぞれ含まれる高さ調整可能な支点とで取付体を上下方向に3点支持するようにしていることを特徴とするワーク姿勢調整装置。
  3. 請求項1又は2において、各駆動機構の駆動源はそれぞれ上記対応する所定方向に沿って配置される直動形モータを含むことを特徴とするワーク姿勢調整装置。
  4. 請求項1,2又は3において、上記取付体を上記軸線回りの第1の回転方向に付勢する付勢部材をさらに備え、上記第2の駆動機構は、付勢部材に抗して取付体を上記軸線回りの第2の回転方向に変位させるものからなり、取付体の回転位置を解除可能にロックするロック手段をさらに備えることを特徴とするワーク姿勢調整装置。
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