JP6535996B2 - ロール体の搬送用資材 - Google Patents

ロール体の搬送用資材 Download PDF

Info

Publication number
JP6535996B2
JP6535996B2 JP2014176752A JP2014176752A JP6535996B2 JP 6535996 B2 JP6535996 B2 JP 6535996B2 JP 2014176752 A JP2014176752 A JP 2014176752A JP 2014176752 A JP2014176752 A JP 2014176752A JP 6535996 B2 JP6535996 B2 JP 6535996B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
support
support member
roll body
reinforcing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014176752A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016050020A (ja
Inventor
大野 誠治
誠治 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Co Ltd filed Critical Kyoraku Co Ltd
Priority to JP2014176752A priority Critical patent/JP6535996B2/ja
Publication of JP2016050020A publication Critical patent/JP2016050020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6535996B2 publication Critical patent/JP6535996B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Pallets (AREA)

Description

本発明は、ロール体の搬送用資材に関する。
従来、いわゆるフィルムロールなどのロール体を搬送・保管する搬送用資材が各種提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、特許文献1の第1図に示されるように、巻取りコア(28)(括弧内の数字は、特許文献1に記載される符号を示す。以下、同様)上に巻かれた完成ロール(27)を支持する端壁(1)が開示されている。この端壁(1)の中央には、凸状の挿入ペグ(2)が設けられており、この挿入ペグ(2)を巻取りコア(28)内に挿入することで、完成ロール(27)を支持する。また、端壁(1)は、完成ロール(27)側となる内側に向く前面と、外側に向く背面とを有する。特許文献1の第3図に示されるように、背面には、端壁(1)の中心から放射状に延びる複数のラジアルリブ(5)と、円形に形成される環状リブ(14)とが設けられる。
ところで、近年、この種の搬送用資材には、更なる軽量化が要望されている。しかし、搬送用資材を単に軽量化してしまうと、その分、剛性が低下してしまい、ロール体を支持するために必要な支持強度を確保することが難しい場合がある。このため、必要な支持強度を確保しつつ、搬送用資材を軽量化できる技術が求められている。
特許2639512号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、軽量性に優れ、かつ、高い支持強度が得られるロール体の搬送用資材を提供することにある。
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明は、軸芯を水平方向に向けたロール体を浮かした状態で搬送・保管するロール体の搬送用資材であって、軸芯の両端部を支持する一対の支持部材を備え、支持部材が、中空部を介して対向する内壁部及び外壁部と、内壁部及び外壁部の外周同士を連結する周壁部と、内壁部及び外壁部を貫通して設けられ軸芯の端部を支持する支持孔と、を有する合成樹脂製の中空成形体であり、中空部における支持孔の直下には、支持孔から周壁部の下端に向けて鉛直方向に延びるように配置され支持部材の下部を補強する補強材が設けられることを特徴とする。
(2)本発明では、(1)の構成において、支持部材が、周壁部の下端に設けられ補強材を挿入する開口部と、挿入された補強材と嵌合するとともに開口部を塞ぐ閉塞材と、を有することを特徴とする。
(3)本発明は、(1)又は(2)の構成において、内壁部及び外壁部のそれぞれの内面が、補強材と接触する接触面を有することを特徴とする。
(4)本発明は、(1)ないし(3)のいずれか1つの構成において、支持部材の外周形状が四角形状に形成され、中空部には、支持部材の4つの辺部を補強する4本のフレーム部材が設けられることを特徴とする。
(5)本発明は、(1)ないし(4)のいずれか1つの構成において、一対の支持部材を支持する合成樹脂製のパレットを備え、パレットが、支持部材が載置される載置面と、載置面から下方に凹む複数の脚部と、隣り合う2つの脚部の離間部であるフォーク差し込み部と、フォーク差し込み部の上方位置において載置面に沿って延びる補強用のフレーム部材と、を有することを特徴とする。
(6)本発明は、(1)ないし(4)のいずれか1つの構成において、一対の支持部材を支持するパレットを備え、パレットが、支持部材が載置される載置面と、載置面から下方に凹む複数の脚部と、隣り合う2つの脚部を跨ぐように設けられ脚部を補強するプレートと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、軽量性に優れ、かつ、高い支持強度が得られるロール体の搬送用資材を提供することができる。
本発明の実施形態に係るロール体の搬送用資材の斜視図である。 図1に示される搬送用資材の分解斜視図である。 図2に示される支持部材を拡大して示す斜視図である。 図3のA−A線断面図である。 図3のB−B線断面図である。 (a)はプラグ及びその周辺構造を説明する断面図、(b)は(a)の変形例を示す図である。 図2に示されるパレットを拡大して示す斜視図である。 図7のC部を拡大して示す斜視図である。 図8のD矢視図である。
(実施形態)
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。また、図面は、符号の向きに見るものとする。
(ロール体の搬送用資材10の全体構成)
まず、ロール体の搬送用資材10の全体構成を図1、図2に基づいて説明する。
図1に示すように、実施形態に係るロール体の搬送用資材10(以下、単に「搬送用資材10」と称する。)は、軸芯21を水平方向に向けたロール体20を搬送・保管するための資材である。
図2に示すように、搬送用資材10は、ロール体20を軸方向の両側から挟むように支持する一対の支持部材30と、一対の支持部材30を支持するパレット60と、を備える。また、搬送用資材10は、パレット60に積まれたロール体20及び支持部材30を囲うスリーブ11と、スリーブ11の上端開口を塞ぐ蓋体12とを備えてもよい。さらに、一対の軸部材13をロール体20の軸芯21に着脱可能に嵌合し、軸部材13を支持部材30に支持させることができる。なお、支持部材30の外周(例えば、後述する側壁部37の高さ方向中央)に、切り欠き15を設け、この切り欠き15に結束部材16を嵌めてロール体20及び一対の支持部材30を結束してもよい。
ロール体20は、円筒状の軸芯21と、この軸芯21の外周にロール状に巻き付けられた長尺のシート22とからなり、例えば、合成樹脂等のフィルムを軸芯21に巻いたフィルムロールである。なお、本発明にいう「ロール体」には、フィルムロールの他、軸芯21を有する各種のロール状の物品が含まれる。
(搬送用資材10の各部の構成)
次に、搬送用資材10の各部の構成を図3〜図9に基づいて説明する。
(支持部材30の構成)
図3に示すように、支持部材30は、中空成形(例えば、ブロー成形等)により形成された合成樹脂製の中空成形体であり、パレット60(図2参照)に対してロール体20(図2参照)を浮かした状態で支持する。支持部材30の成形材料は、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂を含む各種の樹脂材料から選択可能である。
支持部材30は、外周形状が四角形状に形成される板状の部材であり、シート22の端面22a(図2参照)に対向する内壁部31と、この内壁部31に中空部32を介して対向する外壁部33と、内壁部31の上端及び外壁部33の上端を連結する上壁部35と、内壁部31の下端及び外壁部33の下端を連結する下壁部36と、内壁部31の側端及び外壁部33の側端を連結する一対の側壁部37と、によって構成される。ここで、上壁部35、下壁部36及び一対の側壁部37は、本発明にいう「内壁部及び外壁部の外周同士を連結する周壁部」を構成するものであり、本発明にいう「4つの辺部」に相当する。
また、支持部材30は、軸芯21(図2参照)を支持するための支持孔41と、上壁部35に設けられる上側位置規制部42と、下壁部36に設けられる下側位置規制部43と、鉛直方向に沿って溝状に形成される複数の溝状リブ45a,45bと、を有する。さらに、支持部材30の中空部32には、支持部材30の剛性を高めるための補強材46、複数のフレーム部材47U,47D,47Sが設けられる。
支持孔41は、ここでは、支持部材30の中心に形成される円形状の貫通穴であり、内壁部31及び外壁部33を厚み方向に貫通して設けられる。支持孔41は、円形状の他、正方形状や多角形状を含む各種の形状から選択可能である。
上側位置規制部42と下側位置規制部43は、互いに噛み合うことが可能な形状に形成されており、支持部材30の上に他の支持部材30を積み上げる際、支持部材30の上側位置規制部42と他の支持部材30の下側位置規制部43とが噛み合って嵌合する。これにより、他の支持部材30の幅方向及び厚み方向の位置が正規の積み上げ位置に規制される。なお、支持部材30の上に、2個以上の他の支持部材30を順次積み上げていくことで、ロール体20(図2参照)を3段以上に積み上げることも可能である。
溝状リブ45aは、支持孔41を挟んで幅方向両側のそれぞれに複数(例えば、4本程度)配置される。また、支持孔41の上側には、複数(例えば、5本程度)の溝状リブ45bが配置され、これら上側の溝状リブ45bの延長線上でかつ支持孔41の下側にも、複数(例えば、5本程度)の溝状リブ45bが配置される。
このような複数の溝状リブ45a,45bは、鉛直方向に沿って溝状に延びる凹み48により、平行に配列されて形成される。
すなわち、図4に示すように、内壁部31又は外壁部33の少なくとも一方の壁側(この例では、外壁部33側)から他方の壁側(この例では、内壁部31側)に向けて凹む溝状の凹み48を形成し、この凹み48の先端面48aを他方の壁の裏面に溶着する。このような凹み48を形成することにより、凹み48の周囲に溝状リブ45a,45bを形成することができる。また、他方の壁側から一方の壁側に向けて凹んで円形リブ45cを形成する円形の凹み49を設け、この凹み49の先端面49aと凹み48の先端面48aとを溶着してもよい。凹み48,49は、例えば、ブロー成形において、内壁部31又は外壁部33の少なくとも一方の壁を成形する金型成形面に凸部を適宜設け、この凸部に沿って成形材料を形成するによって得ることができる。
なお、支持部材30の四隅やその近傍などには、円形リブ45c(図3参照)や、溝状リブ45a,45bよりも短い溝状リブ45d(図3参照)を適宜設けることもできる。支持部材30に設ける各種のリブの構成、本数、配置は、この例に格別に限定されるものではなく任意である。
図3に示すように、補強材46は、支持孔41の直下に設けられており、支持孔41の下端近傍から下壁部36(本発明にいう「周壁部の下端」に相当)に向けて鉛直方向に延びる。この例では、下側の2本の溝状リブ45bの間を延びるように補強材46を支持孔41の直下に設ける。
複数のフレーム部材47U,47D,47Sは、それぞれ、上壁部35、下壁部36及び一対の側壁部37に沿って設けられる。なお、以下の説明において、フレーム部材47U,47D,47Sをまとめて称する場合、「フレーム部材47」と記載する。
以上のように構成される補強材46やフレーム部材47は、内壁部31や外壁部33を形成する支持部材30の本体部分(中空成形体)よりも剛性の高い材料から選択される。例えば、補強材46やフレーム部材47の構成材料には、鉄系やアルミニウム系の金属材料を好適に用いることができるが、ガラス繊維や炭素繊維を含む繊維強化樹脂を用いてもよい。また、補強材46やフレーム部材47の形状は、パイプ形状や断面H形、断面I形などを含む各種の形状から選択可能である。
また、補強材46やフレーム部材47は、内壁部31及び外壁部33の内面に接触させることが好ましい。
例えば、図4に示すように、内壁部31及び外壁部33のそれぞれの内面に内側に突出すると凸部51を形成し、この凸部51の先端面52(本発明にいう「接触面」に相当)を補強材46やフレーム部材47と接触させる。
さらに、補強材46やフレーム部材47は、支持部材30に設けた開口部53より挿入することができる。
例えば、図5に示すように、補強材46の場合、下壁部36に開口部53を設け、この開口部53から補強材46を挿入することができる。そして、開口部53を任意の形状(この例では、断面コの字状)の閉塞材55で塞ぐ。この際、補強材46の端部と嵌合可能な嵌合部55aを閉塞材55の裏面側に設けることにより、挿入された補強材46と閉塞材55とを嵌合した状態で、開口部53を閉塞材55で塞ぐことができる。なお、4本のフレーム部材47の場合についても同様であり、支持部材30の4つの角部に開口部53を設け、この開口部53からフレーム部材47を挿入し、挿入したフレーム部材47の端部と閉塞材55とを嵌合した状態で、開口部53を閉塞材55で塞ぐことができる。
(軸部材13の構成)
図6(a)に示すように、軸部材13は、支持孔41に嵌め込まれる円筒状の基軸部13aと、この基軸部13aの外側の端部に設けられる鍔部13bとを有する。この例では、ロール体20の軸芯21がシート22の軸方向の端面22aから突出していない場合に、軸芯21の延長部品として軸部材13を端部21aに挿入する。これにより、軸部材13を介して軸芯21の端部21aを支持孔41に支持させることができる。
また、図6(b)に示すように、ロール体20の軸芯21がシート22の端面22aから突出している場合においても、軸芯21の端部21aに軸部材13を挿入し、挿入した軸部材13を介して軸芯21の端部21aを支持孔41に支持させることができる。この場合、外径寸法の異なる複数種の軸部材13を用意しておき、軸芯21の外径に合わせて適切な軸部材13を選択すれば、支持孔41の内径寸法を軸芯21に合わせて変更する必要がなくなる。これにより、複数種の軸芯21に対して支持部材30の共通化を図ることができる。
(パレット60の構成)
図7に示すように、パレット60は、平面視で四角形状(例えば、長方形状、正方形状)に形成される。パレット60は、例えば、ブロー成形などにより形成される樹脂成形体であり、支持部材30(図2参照)が載置される載置面61と、この載置面61から下方に凹むとともに平面視で格子点状に配置される複数の脚部62と、隣り合う2つの脚部62の離間部であるフォーク差し込み部63と、補強用のフレーム部材65及びプレート66とを備える。
図8に示すように、フレーム部材65は、フォーク差し込み部63の上方位置において載置面61に沿って延びるように設けられる。この例では、複数(例えば、2本)のフレーム部材65をフォーク差し込み部63の上方位置に平行に配置する。フレーム部材65を載置面61に固定する手段は、ねじ止め、接着、係合などの任意の手段から選択可能である。
このように構成されるフレーム部材65は、載置面61を形成するパレット60の本体部分(樹脂成形体)よりも剛性の高い材料から選択される。例えば、フレーム部材65の構成材料には、鉄系やアルミニウム系の金属材料を好適に用いることができるが、ガラス繊維や炭素繊維を含む繊維強化樹脂を用いてもよい。また、フレーム部材65の形状は、パイプ形状や断面H形、断面I形などを含む各種の形状から選択可能である。
図9に示すように、プレート66は、隣り合う2つの脚部62を跨ぐように設けられる。この例では、2本のフレーム部材65の上面に載置される水平部66aと、この水平部66aの幅方向両端から脚部62の側面に沿って脚部62の底部に延びる支持片部66bとによって、プレート66を構成する。さらに、水平部66aには、支持部材30の下側位置規制部43が差し込み可能な差し込み穴67を形成することもできる。プレート66をフレーム部材65に固定する手段は、ねじ止め、接着、係合などの任意の手段から選択可能である。
このように構成されるプレート66は、脚部62を含むパレット60の本体部分(樹脂成形体)よりも剛性の高い材料から選択される。例えば、プレート66の構成材料には、鉄系やアルミニウム系の金属材料を好適に用いることができるが、ガラス繊維や炭素繊維を含む繊維強化樹脂を用いてもよい。
(実施形態の作用・効果)
以上、説明した実施形態の作用・効果について述べる。
本実施形態によれば、中空部32を介して対向する内壁部31及び外壁部33を有する中空成形体で支持部材30を形成したので、搬送用資材10の軽量化を図ることができる。
そして、本実施形態では、支持孔41の直下に補強材46を設け、支持部材30の下部を補強した。
これに対し、補強材を設けない場合、ロール体20の質量によっては、支持孔41が受ける荷重で支持部材30の中央下部(中空部32、内壁部31、外壁部33のそれぞれの中央下部)が変形してしまい、必要な支持強度が得られないおそれがある。
この点、本実施形態では、支持孔41の直下に補強材46を設け、支持部材30の下部を補強したので、支持孔41に大きな荷重が加わっても、補強材46によって支持部材30の中央下部の変形を防止し、支持部材30の中央下部の剛性を高めることができる。したがって、軽量性に優れ、かつ、高い支持強度が得られる搬送用資材10を提供することができる。
また、開口部53を塞ぐ閉塞材55を設けたので、閉塞材55によって中空部32への水や埃等の異物の侵入を防止できる。これと同時に、挿入された補強材46と閉塞材55が嵌合するので、閉塞材55によって補強材46を適切な位置に保持・位置決めすることができる。
また、内壁部31及び外壁部33のそれぞれの内面に、補強材46と接触する接触面(先端面52)を設けることにより、中空部32において補強材46を安定的に保持することができる。
また、4本のフレーム部材47を中空部32に設けたので、支持部材30の強度向上及び支持部材30の形態安定化を図ることができる。これにより、例えば、2個以上の支持部材30を上下に積んで2本以上のロール体20を段積みする場合であっても、下段の支持部材30の変形を抑制でき、2本以上のロール体20を安定的に搬送・保管することができる。
さらに、合成樹脂製のパレット60において、フォーク差し込み部63の上方位置に設けたフレーム部材65により、パレット60の剛性を高めることができる。これにより、例えば、フォークリフトの荷役に際してパレット60の端部に荷重が加わっても、パレット60の変形を抑制することができる。
加えて、隣り合う2つの脚部62を跨ぐように設けたプレート66によって、脚部62の剛性を高めることができる。これにより、例えば、ロール体20の保管に際し、脚部62の変形を抑制することができる。同時に、支持部材30の下壁部36をプレート66の広い上面でしっかりと受けることができる。そして、支持孔41で受けた荷重を、支持孔41と地面(脚部62の下面)との間において、剛性の高い補強材46、フレーム部材47,65及びプレート66で受けることができる。これにより、支持部材30の樹脂部分及びパレット60の樹脂部分に加わる力をより低減でき、支持部材30及びパレット60の変形を一層防止することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 搬送用資材
20 ロール体
21 軸芯
21a 端部
22 シート
30 支持部材
31 内壁部
32 中空部
33 外壁部
35 上壁部
36 下壁部(周壁部の下端)
37 側壁部
41 支持孔
46 補強材
47U フレーム部材
47D フレーム部材
47S フレーム部材
51 凸部
52 先端面(接触面)
53 開口部
55 閉塞材
60 パレット
61 載置面
62 脚部
63 フォーク差し込み部
65 フレーム部材
66 プレート

Claims (5)

  1. 軸芯を水平方向に向けたロール体を浮かした状態で搬送・保管するロール体の搬送用資材であって、
    前記軸芯の両端部を支持する一対の支持部材を備え、
    前記支持部材が、中空部を介して対向する内壁部及び外壁部と、前記内壁部及び前記外壁部の外周同士を連結する周壁部と、前記内壁部及び前記外壁部を貫通して設けられ前記軸芯の端部を支持する支持孔と、を有する合成樹脂製の中空成形体であり、
    前記中空部における前記支持孔の直下には、前記支持孔から前記周壁部の下端に向けて鉛直方向に延びるように配置され前記支持部材の下部を補強する補強材が設けられ、
    前記補強材は、前記支持孔の、軸線方向及び前記鉛直方向と直交する幅方向における領域内に収まるように設けられ
    前記内壁部及び前記外壁部のそれぞれの内面に、内側に突出し、前記補強材と接触する接触面を有する凸部が形成され、
    前記支持孔の、前記軸線方向及び前記鉛直方向と直交する前記幅方向における前記領域内において、前記補強材の両側に、前記内壁部に形成された前記外壁部に向けて凹む凹みと、前記外壁部に形成された前記内壁部に向けて凹む凹みと、が設けられており、
    前記内壁部の凹みの先端面と前記外壁部の凹みの先端面とが溶着されていることを特徴とするロール体の搬送用資材。
  2. 前記支持部材が、前記周壁部の下端に設けられ前記補強材を挿入する開口部と、挿入された前記補強材と嵌合するとともに前記開口部を塞ぐ閉塞材と、を有することを特徴とする請求項1に記載のロール体の搬送用資材。
  3. 前記支持部材の外周形状が四角形状に形成され、
    前記中空部には、前記支持部材の4つの辺部を補強する4本のフレーム部材が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のロール体の搬送用資材。
  4. 前記一対の支持部材を支持する合成樹脂製のパレットを備え、
    前記パレットが、前記支持部材が載置される載置面と、前記載置面から下方に凹む複数の脚部と、隣り合う2つの前記脚部の離間部であるフォーク差し込み部と、前記フォーク差し込み部の上方位置において前記載置面に沿って延びる補強用のフレーム部材と、を有することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のロール体の搬送用資材。
  5. 前記一対の支持部材を支持するパレットを備え、
    前記パレットが、前記支持部材が載置される載置面と、前記載置面から下方に凹む複数の脚部と、隣り合う2つの前記脚部を跨ぐように設けられ前記脚部を補強するプレートと、を有することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のロール体の搬送用資材。
JP2014176752A 2014-09-01 2014-09-01 ロール体の搬送用資材 Active JP6535996B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176752A JP6535996B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 ロール体の搬送用資材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176752A JP6535996B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 ロール体の搬送用資材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016050020A JP2016050020A (ja) 2016-04-11
JP6535996B2 true JP6535996B2 (ja) 2019-07-03

Family

ID=55657829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014176752A Active JP6535996B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 ロール体の搬送用資材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6535996B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT202100000305U1 (it) * 2021-01-25 2022-07-25 Lucy Plast S P A Elemento di supporto per una bobina

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5319577Y2 (ja) * 1973-06-06 1978-05-24
JPS5547138Y2 (ja) * 1975-05-15 1980-11-05
JP3384467B2 (ja) * 1994-06-09 2003-03-10 大日本インキ化学工業株式会社 ボックスパレット
JPH0872876A (ja) * 1994-09-02 1996-03-19 Honshu Paper Co Ltd 紙製パレット
JPH09188325A (ja) * 1996-01-05 1997-07-22 Sekisui Plastics Co Ltd 合成樹脂発泡体製パレット
JP2002284281A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 巻き軸付きロール状巻回物の収納装置
JP2005067669A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Myoko Kikai Kogyo Kk パレット
JP2005067689A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Kyocera Mita Corp パレット及びパレット付梱包ケース
JP2010163198A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Panasonic Corp 合成樹脂製パレット
JP5634854B2 (ja) * 2010-12-24 2014-12-03 昭和電工パッケージング株式会社 芯付きロール状物の搬送用段ボール製ケース
JP5616260B2 (ja) * 2011-03-15 2014-10-29 三甲株式会社 ボックスパレット
JP6146065B2 (ja) * 2012-03-27 2017-06-14 キョーラク株式会社 ロール体用コンテナ
US20130292284A1 (en) * 2012-05-03 2013-11-07 Todd M. Burke Shipping container end panels
JPWO2014069475A1 (ja) * 2012-10-31 2016-09-08 キョーラク株式会社 ロール体用支持部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016050020A (ja) 2016-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6507517B2 (ja) タイヤホイール用搬送材
US9272812B2 (en) Octagonal container and pallet therefor
JP6146065B2 (ja) ロール体用コンテナ
JP5334099B2 (ja) 芯材キャップ及びロール保護具
US10518932B2 (en) Device for orienting a stack of containers
US20060070905A1 (en) Adjustable shipping container for spindled contents
US10538360B2 (en) Nestable pallet with runners
JP6535996B2 (ja) ロール体の搬送用資材
US9957078B2 (en) Shipping container
CA2735168A1 (en) Pallet for containing and transporting objects
JP6594657B2 (ja) パレット
KR102484003B1 (ko) 조립식 운송용 포장박스
KR101218731B1 (ko) 롤 운반박스용 판넬 지지프레임 및 이를 이용한 롤 운반용기
KR101680773B1 (ko) 조립식 팔레트
JP5769240B2 (ja) パレット
JP2010241444A (ja) 合成樹脂製パレット
JP5403667B2 (ja) ロール製品用プロテクター
JP2008308200A (ja) プラスチック製コンテナーの蓋
JP6594654B2 (ja) パレット
JP2005096944A (ja) ロール体用コンテナ
JP6290051B2 (ja) パレット
JP5504185B2 (ja) 梱包材、これにより梱包された梱包体
JP6040586B2 (ja) パレット
JP6835349B2 (ja) パレット
JP6889352B2 (ja) 簡易パレット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180724

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6535996

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250