JP6594657B2 - パレット - Google Patents
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Description
特許文献2には、ストレッチフィルム等の補助梱包資材を係止するための係止部を備えたパレットが開示されている。
特許文献2に開示されたパレットでは、係止部は補助梱包資材を係止するための強度が確保されているにすぎず、コンテナの荷崩れを防止するロープを保持することはできない。
また、上記のパレットにおいて、前記下方係止部には、該下方係止部の剛性を高くする補強部を備えることが好ましい。
また、上記のパレットにおいて、前記補強部は、前記下方係止部の背面側に形成され、下方に向かって前記溝部に近づく斜面と、前記斜面の前面に形成されて、前記パレットの側面と面一となる位置まで延設される補強リブを備えることが好ましい。
また、上記のパレットにおいて、前記上方係止部及び下方係止部を、前記デッキ面の周縁部で前記コンテナを保持する保持枠の中間部に、該保持枠と一体に設けることが好ましい。
また、上記のパレットにおいて、前記保持枠で該デッキ面上に保持されるコンテナの側面と前記上方係止部との間に、前記バンドを前記挿通孔に挿通可能とした挿通溝を設けることが好ましい。
また、上記のパレットにおいて、前記上方係止部の上縁には、前記挿通孔の開口位置の上方に切欠き部を設けることが好ましい。
図1に示すパレット1は、合成樹脂で略正方形状あるいは長方形状の直方体状に形成されている。詳しくは、厚さ方向すなわち図1において上下方向に2分割して成形された上部パレット材2と下部パレット材3が熱溶着されてパレット1が形成される。
保持枠7a〜7cは、デッキ面2aのA方向両側の端縁に設けられ、当該端縁の長手方向両側に保持枠7a,7cが垂立され、長手方向中央部に保持枠7bが垂立されている。
挿通孔12の前方に位置する保持枠8a,8bは、係止部10としてデッキ面2aより上方に位置する上方係止部14と、デッキ面2aより下方に延設される下方係止部15とを備えている。そして、上方係止部14の背面はその両側の保持枠8a,8bの背面より段差を介して凹む凹面16であり、下方係止部15の背面には上方係止部14の背面に連なって斜め後方に延びる斜面17が形成されている。
図2に示すように、パレット1上にコンテナ6が積層された状態で、バンド9を使用してコンテナ6をパレット1に緊縛する場合には、パレット1のA方向両端部において、コンテナ6の上部に矢印B方向に掛け渡されたバンド9の両端部をパレット1の両側の係止部10にそれぞれ掛装する。
そして、図11に示すように、バンド9を下方係止部15の下方から上方へ引出し、バンド9の両端部を公知のバンド結束機等を使用して互いに固定する。このようにして、パレット1のA方向両側において、係止部10に掛装したバンド9の両端部を結束すると、コンテナ6がパレット1上に緊縛される。また、A方向両側の保持枠7bにバンドを掛装して、上記バンド9に直交するバンドでコンテナ6をさらに緊縛すると、コンテナ6がパレット1上にさらに安定して保持される。
(1)係止部10に掛装されるバンド9でコンテナ6をパレット1に緊縛することができる。
(2)バンド9が掛装される上方係止部14及び下方係止部15が保持枠8a,8bの中間部で保持枠8a,8bと一体に形成される。従って、上方係止部14及び下方係止部15の剛性を確保することができる。
(3)バンド9によるコンテナ6の緊縛時に、緊縛力の反作用力が最も作用する下方係止部15の剛性が補強リブ20により十分に確保されているので、係止部10の破損を未然に防止することができる。
(4)パレット1上にコンテナ6を載置した後にも、保持枠8a,8bとコンテナ6の側面との間に開口される挿通溝18にバンド9を挿通して、バンド9を係止部10に容易に掛装することができる。
(5)切欠き部13により、保持枠8a,8bに連なる係止部10の挿通溝18の位置を容易に認識することができる。
・図12に示すように、バンド9の端部にフック22を取着し、係止部10あるいは係止部21にフック22を引っ掛けるようにしてもよい。
・図9に示す係止部21は、上方係止部14に連なる保持枠7bが上方係止部14の補強部として機能するが、図13に示すように、保持枠に連続しない上方係止部14を設けてもよい。
・下方係止部15は、補強リブ20を設けることなく、下方に向かって肉厚とする形状として、剛性を確保するようにしてもよい。
Claims (4)
- 直方体状のパレットの上面に形成され、多数のコンテナを並べて積載可能としたデッキ面と、
前記パレットの周縁部に設けられ、前記デッキ面上に載置されるコンテナを前記パレットに緊縛するバンドを掛装するための係止部とを備えたパレットにおいて、
前記係止部は、
前記パレットの側面に一体に形成され、前記デッキ面から上方に突出する上方係止部と、
前記上方係止部から下方に延設される下方係止部と、
前記パレットの側面に、前記下方係止部に対向して上下方向に設けられる溝部と、
前記溝部に連通し、前記上方係止部の背面側において前記デッキ面に開口する挿通孔とを備え、
前記下方係止部には、該下方係止部の剛性を高くする補強部を備え、
前記補強部は、
前記下方係止部の背面側に形成され、下方に向かって前記溝部に近づく斜面と、
前記斜面の前面に形成されて、前記パレットの側面と面一となる位置まで延設される補強リブとを備えたことを特徴とするパレット。 - 請求項1に記載のパレットにおいて、
前記上方係止部及び下方係止部を、前記デッキ面の周縁部で前記コンテナを保持する保持枠の中間部に、該保持枠と一体に設けたことを特徴とするパレット。 - 請求項2に記載のパレットにおいて、
前記保持枠で該デッキ面上に保持されるコンテナの側面と前記上方係止部との間に、前記バンドを前記挿通孔に挿通可能とした挿通溝を設けたことを特徴とするパレット。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパレットにおいて、
前記上方係止部の上縁には、前記挿通孔の開口位置の上方に切欠き部を設けたことを特徴とするパレット。
Priority Applications (1)
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JP2015100080A JP6594657B2 (ja) | 2015-05-15 | 2015-05-15 | パレット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015100080A JP6594657B2 (ja) | 2015-05-15 | 2015-05-15 | パレット |
Publications (2)
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JP2016216059A JP2016216059A (ja) | 2016-12-22 |
JP6594657B2 true JP6594657B2 (ja) | 2019-10-23 |
Family
ID=57579513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015100080A Active JP6594657B2 (ja) | 2015-05-15 | 2015-05-15 | パレット |
Country Status (1)
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2015
- 2015-05-15 JP JP2015100080A patent/JP6594657B2/ja active Active
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