JP6535835B2 - 荷積方法、及び荷降方法 - Google Patents

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Description

本発明は、特に海上輸送用コンテナに荷物を積み込む(バンニング)、又は海上輸送用コンテナから荷物を降ろす(デバンニング)荷積方法、及び荷降方法に関する。
特許文献1には、コンテナ内にレール及び転動体を設け、荷物(重量物)を転動体に乗せ、レール上を摺動させてコンテナに積み込む搬送装置が開示されている。
また、特許文献2には、コンテナ内に設けられた摺動板と荷物(吸着層ブロック)の底部に設けられた摺動部とを摺動させることによって、荷物(吸着層ブロック)をコンテナ内に積み込む搬送方法が開示されている。
特許第3581985号公報 特開2013−119415号公報
特許文献1、特許文献2に記載の搬送装置、搬送方法では、スライド部材や摺動板と当接する少なくともコンテナの入口位置まで、フォークリフトや、台車、クレーン等の運搬機で荷物を運んで降ろす必要がある。そのため、運搬機を操作できる高度な技術を有する熟練労働力が必要であり、動力及び時間がかかる。
また、天井のあるコンテナに対しては、コンテナ天井と荷物との間に適切な作業間隔を確保する必要があるため、コンテナの貨物積載スペース効率が減殺される虞がある。
さらに、特許文献1に記載の搬送装置では、複数の転動体が全て同時に転動することが必要なため、一カ所でもゴミや破損に起因して転動が妨げられると、搬送装置全体が使用不能となる虞がある。また、一旦不具合が生じた場合、メンテナンスに高度な技術、手間及び費用を要すると共に、搬送業務の遅れに伴う物流全体が被る損失も大きい。
特許文献2に記載の搬送方法では、コンテナ側の摺動板に荷物側の摺動部を当接させ、荷物の側面を押してコンテナ内を摺動させて移動させるものであり、そのような移動方法自体は特に目新しいものではない。
この搬送方法では、コンテナ側の摺動板に滑りのよい素材から成る平板を用い、移動する荷物側の摺動部を舟形形状にしてコンテナ側の摺動板に先端が食い込んで摺動性が減殺されるのを防いでいる。また、滑りをよくするためにグリース等の潤滑剤を摺動板及び摺動部に塗布している。しかし、このような摺動性向上の工夫も目新しいものではない。
特許文献2に記載の搬送方法では、荷物又は荷物を収容する容器の底面に摺動しやすい特別な構造物を設ける必要があるため、専用の包装具又は専用の容器を用いる荷物に限定され、通常の荷物に対しては十分な摺動性が得られ難い。
また、荷物と摺動板の当接部が平面と平面の接触であるため、摺動板及び摺動部の材質、平面度、及びその他の要素で定まる摩擦係数の制約を受けて十分な摺動性が得られ難い。
本発明は上記事実を考慮し、運搬機を使用せずに荷物をコンテナ内に積み込む、又はコンテナ内から降ろすことのできる荷積方法、及び荷降方法を提供することを目的とする。
請求項に記載の荷積方法では、集積台の天面に配置された板面の長手方向に沿って複数のリブが並設された板部材の上に、荷台の底面に配置された前記板部材が重なるよう前記集積台に前記荷台を載置し、前記荷台に荷物を載置して前記荷物を結束具で固定し、前記集積台を傾斜させて前記荷台を摺動させ、床面に前記板部材が配置されたコンテナ内に前記荷台を積み込む。
上記構成によれば、集積台に荷台を載置した際、一方の板部材のリブの頂部がそれに対向する板部材のリブの間に突合され、リブの頂部にて対向する板部材に当接する。したがって、板部材同士がほぼ線状接触又は点状接触となり、板部材同士が面接触する場合に比べて摩擦力が低減するため、自重など僅かな推力が加わっただけで容易に移動できる。
このため、荷台に荷物を載置した状態で集積台を傾斜させるだけで、荷台上の荷物をコンテナ内に摺動させて積み込むことができる。なお、前記荷物に後方から推力を加えることを排除するものではない。
また、コンテナ外の広い場所で荷台上に荷物を載置して結束具で固定した後、荷台に載置した荷物をコンテナ内に積み込むため、荷台上における荷物同士の固定作業が容易であり、複数の荷物をまとめて簡単な操作でコンテナ内に積み込むことができる。
さらに、コンテナの床面にも板部材を配置することができ、板部材上に載置された荷台(荷物)との摩擦力が低減されるため、コンテナ内に積み込まれた荷台を容易に摺動させて移動させることができ、荷物をコンテナの奥へと積み込むことができる。
請求項に記載の荷積方法では、前記集積台に設けられた角度調節機構によって前記集積台の傾斜角度を調整し、その後、前記集積台に設けられた押出機構によって、前記荷台を前記コンテナ内へと押し出す。
上記構成によれば、集積台を水平にした状態で荷物を荷台に載置することができ、また、角度調節機構で集積台を傾斜させて押出機構で荷物をコンテナ内へと押し出すことができる。このため、荷物を荷台へ載置する作業、及びコンテナ内へ積み込む作業を安定して行うことができる。
請求項に記載の荷降方法では、コンテナを傾斜させることにより、前記コンテナの床面に配置された板面の長手方向に沿って複数のリブが並設された板部材の上を、荷物が載置されて底面に前記板部材が配置された荷台を摺動させ、前記コンテナ内から天面に前記板部材が配置された集積台の上へと前記荷台を降ろす。
上記構成によれば、コンテナ内において、一方の板部材のリブの頂部がそれに対向する板部材のリブの間に突合され、リブの頂部にて対向する板部材に当接する。したがって、板部材同士がほぼ線状接触又は点状接触となり、板部材同士が面接触する場合に比べて摩擦力が低減する。このため、コンテナを傾斜させるだけで、コンテナ内の荷台に載置された荷物をコンテナ外に摺動させて降ろすことができる。
本発明によれば、運搬機を使用せずに荷物をコンテナ内に積み込む、又はコンテナ内から降ろすことのできる荷積方法、及び荷降方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る荷積装置及びコンテナを示す全体側面図である。 本発明の第1実施形態に係る荷積装置及びコンテナ内部を示す斜視図である。 (A)は第1実施形態に係る板部材を示す斜視図であり、(B)はその側面図である。 (A)は第2実施形態に係る荷台を示す分解斜視図であり、(B)はその断面図である。 (A)〜(E)は荷物の積み降ろし方法を示す概略工程図である。 (A)は第3実施形態に係る荷積装置及びコンテナを示す全体平面図であり、(B)はその側面図である。 (A)、(B)はそれぞれ第2実施形態の荷台に複数のパレットを載置した状態を示す平面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る荷積荷降装置について、図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の荷積荷降装置10は、傾斜角度が調節可能な集積台12と、集積台12の天面に配置された第1板部材(板部材)24と、第1板部材24上を摺動する第2板部材(板部材)28と、第2板部材28が底面に配置された荷台14と、を備える。
集積台12は、後述するコンテナ40の床面の面積とほぼ同等の面積の天面を有しており、集積台12には、支持部材16と、1組の油圧シリンダ(角度調節機構)18と、支柱20と、押出板(押出機構)22とが設けられている。
支持部材16は基台15の上に立設されており、集積台12の中央部分を支持し、集積台12を傾斜可能としている。
また、油圧シリンダ18は集積台12の両端部に設けられており、シリンダ18Aが基台15に回転可能に連結され、ロッド18Bが集積台12の底面に回転可能に連結されている。この構成により、油圧によってロッド18Bを伸縮させることで集積台12の傾斜角度を調節する。
支柱20は、集積台12の天面の一端に立設され、天面に載置された荷台14が集積台12の一端から滑り落ちないよう荷台14を起立した状態で保持する保持機構である。また、支柱20は集積台12から着脱可能であり、荷台14を集積台12上から摺動させる際には集積台12から取り外され、荷台14の摺動の妨げにならないようになっている。
押出板22は、集積台12の天面に設けられた図示しないレールにガイドされ、支柱20側へ軽い力で摺動可能とされている。
第1板部材24は、図3に示すように、板面の長手方向に沿って複数のリブ24Aが並設されたポリアセタール等から成るプラスチック板であり、複数枚のプラスチック板を集積台12の長手方向に繋げることによって、1本の長い第1板部材24が形成されている。
リブ24Aは、第1板部材24の全長に亘って形成されており、頂部は丸められて円弧状断面とされている。集積台12の天面には、4本の第1板部材24が間隔を空けて並設されており、集積台12の天面に接着剤等で貼り付けられている。
なお、リブ24Aは、第1板部材24の長手方向の一端から他端まで線状に連続する形状、鎖線状に離散的に配置された形状、点線状に配置された形状、又は鎖線状と点線状を組合せた形状等、どのような形状であってもよい。さらに、リブの頂部の断面形状も、エッジ状又は楔状に尖った形状等であってもよく、耐荷重や摺動性を考慮して適宜選択することができる。
第2板部材28は、板面の長手方向に沿って複数のリブ28Aが並設された第1板部材24と同一形状のプラスチック板であり、複数枚のプラスチック板を繋げることによって1本の長い第2板部材28が形成されている。
4本の第2板部材28が、荷台14の底面の長手方向に沿って間隔を空けて並設されており、集積台12上に荷台14が載置される際に、各第1板部材24の位置と各第2板部材28の位置とがそれぞれ対応する。
第2板部材28を第1板部材24上に載置した際、第1板部材24のリブ24Aの頂部が第2板部材28のリブ28Aとリブ28Aとの間に当接し、第2板部材28のリブ28Aの頂部が第1板部材24のリブ24Aとリブ24Aとの間に当接する。
なお、第2板部材28のリブ28Aの高さを、全部分又は一部分だけ第1板部材24のリブ24Aの高さより短くし、リブ28Aが第1板部材24に当接しないようにしてもよい。そうすることで、第1板部材24と第2板部材28との接触領域を減少させ、摺動性を向上させることができる。この場合、リブ28Aは、第2板部材28の摺動方向を定めるガイド用リブとしての効用を有する。
リブ24A、28Aの頂部は、対向する第1板部材24又は第2板部材28の表面に突合されるため、リブ24A、28Aを有しない板部材同士を全面に亘って当接させる場合と比較して、当接面積が狭くなり、摩擦力が低減する。
つまり、第1板部材24と第2板部材28とは、互いに摺動しやすくなっている。さらに、リブ24A、28Aは第1板部材24と第2板部材28の長手方向に並列されているため、リブ24A、28A同士が互いにガイドとして働き、第1板部材24と第2板部材28が互いに短手方向にずれることがない。
荷台14は、複数枚の簀の子状のプラスチック製パレットから構成されている。荷台14の天面にはコンテナ40内に積み込まれる荷物30が載置されるため、荷台14は荷物30の荷重に耐えうる厚さを有している。複数の荷物30はそれぞれ荷台14上でコンテナ40に収容可能な大きさにまとめられ、荷台14上に載置された複数の荷物30が互いに結束具32によって固定される。
荷台14の側面にはフォークリフトの爪が入る長穴14Aが形成されている。また、荷台14には、図示しないフックが設けられており、このフックに結束具32を引掛けて荷台14に荷物30を固定する。
また、図1に示すように、荷積荷降装置10の近傍には、踏み台42が設置されている。踏み台42は、コンテナ40を積載したトラック44の後輪を踏み台42上に載置した際に、トラック44後方側のコンテナ40の側面が荷積荷降装置10の一端と近接する高さに設定されている。
コンテナ40は特に海上輸送用に用いられるものであり、図2に示すように、コンテナ40の床面には、第3板部材(板部材)46が配置されている。第3板部材46は、コンテナ40の床面の長手方向に沿って複数のリブ46Aが並設された第1板部材24及び第2板部材28と同一形状のプラスチック板であり、複数枚のプラスチック板を繋げることによって1本の長い第3板部材46が形成されている。
4本の第3板部材46が、コンテナ40の床面の長手方向に沿って間隔を空けて並設されており、コンテナ40の床面に接着剤等で貼り付けられている。コンテナ40内に荷台14が積み込まれる際に、各第2板部材28の位置と各第3板部材46の位置とがそれぞれ対応する。なお、各第3板部材46の間は、コンテナ40内で人が作業をする際の通路となっている。
上述した第1板部材24と第2板部材28とを当接させる場合と同様に、リブ24A、46Aの頂部が対向する第2板部材28又は第3板部材46の表面に突合されるため、当接面積が狭くなり、摩擦力が低減する。
つまり、第2板部材28と第3板部材46とは、互いに摺動しやすくなっている。また、リブ28A、46Aは第2板部材28と第3板部材46の長手方向に並列されているため、リブ28A、46A同士が互いにガイドとして働き、第2板部材28と第3板部材46が互いに短手方向にずれることがない。
また、図2に示すように、コンテナ40内の奥には緩衝部材48が設けられている。緩衝部材48は、積み込まれた荷物30に当接することで荷物30の摺動を停止させて、荷物30がコンテナ40の側面に衝突することを防止するためのものである。
次に、本発明の第1実施形態に係る荷積方法、荷降方法について、図5を参照して説明する。
まず、図5(A)に示すように、集積台12を水平状態に保ち、支柱20を集積台12の天面から立設させておく。また、踏み台42上にコンテナ40を積載したトラック44の後輪を乗り上げさせ、トラック44後方側のコンテナ40の扉を、荷物30が積み込み可能となるよう開放しておく。
その後、集積台12天面の第1板部材24上に荷台14の底面の第2板部材28が重なるよう位置を調節しながら、集積台12上に荷台14を載置する。このとき、図5(A)における集積台12の左右端部では、支柱20及び押出板22によって、荷台14及び荷物30が集積台12の端部から滑り落ちることを防いでいる。
次に、図5(B)に示すように、荷台14(集積台12)上で載置された荷物30を結束具32で1つにまとめて固定する。このとき、荷台14も荷物30とともに結束される。
荷台14と荷物30とを合わせた全体の体積は、コンテナ40の内積とほぼ同等となっており、コンテナ40内に収容可能な量の荷物30を、一度に積み込めるようになっている。コンテナ40外で荷物30の結束作業を行うため、コンテナ40内で結束作業を行うのと比較して作業が容易となる。
次に、支柱20を集積台12から取り外した後、図5(C)に示すように、油圧シリンダ18によって集積台12をコンテナ40側へ傾斜させて、傾斜させた状態で集積台12を保持する。集積台12の傾斜角度は、荷物30の重さによって適宜設定する。
その後、図5(D)に示すように、押出板22をコンテナ40方向(図5(D)における左方向)へ移動させ、荷台14及び荷物30をコンテナ40方向へ押し出す。ここで、荷台14は、第1板部材24と第2板部材28とを介して集積台12上に載置されており、第1板部材24と第2板部材28は互いに摺動しやすくなっている。
また、集積台12はコンテナ40側へ傾斜されているため、押し出された荷台14及び荷物30は、そのまま集積台12上を摺動してコンテナ40内へ移動する。
図2に示すように、コンテナ40の床面には第2板部材28の位置と対応する位置に第3板部材46が配置されているため、集積台12上を摺動してコンテナ40内へ移動した荷台14及び荷物30は、そのまま第3板部材46上を摺動してコンテナ40の奥(図5(D)における左方向)へ移動し、コンテナ40内の側面に配置された緩衝部材48に当接して移動を停止する。
その後、コンテナ内に設けられた図示しないフックで荷台14をコンテナ40内に固定し、荷物30の荷積作業は完了する。
なお、荷物30の送り先で荷物30をコンテナ40内から降ろす場合には、図5(E)に示すように、トラック44の前輪を踏み台34に乗り上げさせ、コンテナ40を傾斜させることで、荷台14が第3板部材46上を摺動し、荷物30をコンテナ40外に取り出すことができる。
本発明の第1実施形態に係る荷積装置及び荷積方法では、荷台14に荷物30を載置した状態で集積台12を傾斜させるという簡易な方法で、集積台12上及びコンテナ40内で荷台14を摺動させ荷物30をコンテナ40内に積み込むことができる。このため、コンテナ40内に荷物30を積み込む際に、フォークリフト、台車、クレーン等の運搬機が不要となる。
また、コンテナ40外で、荷物30を結束具32で1つにまとめて固定するため、コンテナ40内で固定する場合と比較して作業スペースが確保でき、容易かつ確実に固定作業を行うことができる。
また、複数の荷物30及び荷台14を一度にまとめてコンテナ40内に積み込むことができるため、作業時間が短縮できる。さらに、荷物30を荷台14に載置する際には、集積台12は水平状態であるため、荷物30の載置作業を安定して行うことができる。
また、第1板部材24、第2板部材28、第3板部材46を複数のプラスチック板で構成しているため、第1板部材24、第2板部材28、第3板部材46を射出成型により簡単に成形することができる。したがって、金属製の転動体やレールを用いる場合と比較して摩擦力が低減されることに加え、軽量化でき、取り扱いが容易である。
さらに、第1板部材24、第2板部材28、第3板部材46が摩耗した際には、摩耗した部分のプラスチック板のみを交換すればよいので、交換が容易でコストを削減することができる。
なお、荷物30自体が硬質底面を有するなど比較的摺動性が良好である場合には、集積台12上の移動だけに荷台14を用い、コンテナ40入口で荷台14から荷物30を分離して、荷物30のみをコンテナ40内に押し出して積み込んでもよい。その場合、コンテナ40内での荷物30の回転や横方向への移動が可能となり、荷物30の配置位置の自在な調整も可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る荷積装置の荷台50について、図4を参照して説明する。なお、荷台50以外の構成は上記第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図4に示すように、荷台50は、枠材54と、枠材54の内側に取り付けられたボード52と、第2板部材56と、を備える。ボード52は樹脂製の板であり、天面に荷物が載置される。ボード52の厚さは、第1実施形態の荷台14の厚さより薄く形成されている。なお、ボード52の厚さは取り扱う荷物30の形状、重量などを勘案して適宜選択できる。
枠材54は鉄製であり、ボード52の周囲を囲うことでボード52を補強している。また、枠材54の一辺にはヒンジ部58が形成されており、ヒンジ部58によって枠材54同士が折り畳み可能に連結されている。
なお、枠材54の他辺には図示しないジョイントが設けられており、図4(A)に仮想線で示すように、ヒンジ部58で連結された一対の枠材54を、ジョイントによってさらに複数連結することができる。
第2板部材56は、第1実施形態の第2板部材28と同様の、板面の長手方向に沿って複数のリブ56Aが並設されたプラスチック板である。第2実施形態では、複数枚のプラスチック板を繋げて枠材54と同じ大きさの1枚の大きな第2板部材56を形成している。第2板部材56は、枠材54の底面に接着剤等によって貼り付けられている。
第2実施形態では、薄い樹脂製のボード52と、ヒンジ部58を有する鉄製の枠材54とで荷台50を形成しているため、荷台50を折り畳んで持ち運ぶことが可能となる。また、枠材54の強度を適切に選ぶことにより、荷物が載置される荷台50としての必要な強度を備えることができる。
さらに、ヒンジ部58や図示しないジョイントで複数の枠材54を連結することで、コンテナの収容面積に合わせて荷台50の面積を調節することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る荷積装置について、図6を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態の集積台62は、コンテナ40の床面の面積のほぼ半分の面積の天面を有しており、集積台62には、4個の軸受71と、支持部材78と、油圧シリンダ(角度調節機構)80と、が設けられている。
軸受71は、図6(B)に示すように、集積台62の底面から床73方向に突出して設けられており、軸受71にはローラ72が回転可能に支持されている。また、ローラ72は、床73に設けられたレール70に係合されており、レール70上を転動可能とされている。
レール70は、床73上に突出しないよう床73に埋め込まれて形成されており、図6(A)に示すように、床73に直線状に配置されている。また、レール70上には複数の荷積装置60が載置されている。
支持部材78及び油圧シリンダ80は、荷物30を荷積装置60からコンテナ40へ積み込む荷積位置Aに設けられている。支持部材78は、床73上に立設されており、集積台62のコンテナ40側の一端部を支持している。なお、支持部材78は床73下に収納可能とされている。
油圧シリンダ80は、床73上に立設されており、集積台62の支持部材78が設けられている一端部に対向する他端部に設けられている。油圧シリンダ80は、油圧によってロッド80Aを伸長させることで集積台62の他端部を持ち上げ、支持部材78を軸に集積台62を傾斜可能としている。
コンテナ40内に荷物を積み込む場合には、まず、載置位置C、Dにて荷台14(集積台62)上に荷物30を載置し、荷物30を結束具32で1つにまとめて固定する。レール70は床73に埋め込まれているため、荷物30の載置作業時にレール70が邪魔となる虞はない。
その後、ローラ72をレール70上で転動させることにより荷積装置60を荷積位置Aまで移動させる。荷積位置Aにおいて、油圧シリンダ80によって集積台62をコンテナ40側へ傾斜させ、押出板22で荷物30を押し出して摺動させることにより、コンテナ40内へ荷物30を積み込む。
なお、集積台62の天面はコンテナ40の床面の面積のほぼ半分の面積とされているため、一度の荷積作業によってコンテナ40内に収容可能な量の半分の量の荷物30を積み込むことができる。
その後、待機位置Bに置かれている荷積装置60を荷積位置Aまで移動させ、荷積位置Aにおいて、再びコンテナ40内へ荷物30を摺動させることにより、残りの半分の量の荷物30を積み込むことができる。
本発明の第3実施形態に係る荷積装置では、荷積装置60がレール70上を転動可能とされているため、載置位置C、Dで荷物30を荷台14上に載置した後、荷積装置60を移動させて荷積位置Aでコンテナ40内に荷物30を積み込むことができる。つまり、荷物30の載置作業と荷積作業とを別の場所で同時に行うことができるため、作業効率を向上させることができる。
なお、レール70は床73に直線状に配置されていたが、円環状とされていてもよい。また、2本のレール70が並設されていてもよく、一方のレール70上の荷積装置60の荷物30をコンテナ40内へ積み込んだ後、他方のレール70上の荷積装置60の荷物30をコンテナ40内へ積み込めるようにされていてもよい。
(他の実施形態)
なお、本発明について実施形態の数例を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
上述した実施形態では、荷台14、50上に直接荷物30を載置したが、パレット上に載置した荷物30をパレットごと荷台14、50に載置してもよい。例として、図7に第2実施形態の荷台50上にパレット90、92を載置した状態を示す。
パレット90、92の規格サイズとしては、主に図7(A)に示す1200×1000mmの長方形のパレット90と、図7(B)に示す1100×1100mmの正方形のパレット92とが国際間の海上輸送で数多く存在する。
図7に示すように、2個の荷台50を連結することにより、長方形のパレット90及び正方形のパレット92のどちらのパレット90、92であっても4枚ずつ荷台50上に載置することができる。つまり、第2実施形態の荷台50を組み合わせることにより、両方の規格のパレット90、92に対応することができる。
なお、上述した実施形態では、第1板部材24、第2板部材28、56、第3板部材46を、接着剤によって天面や底面、床面に貼り付けていたが、両面テープやネジによって天面や底面、床面に固定してもよい。両面テープやネジを用いることで、固定位置を変更したり交換する場合に簡単に固定し直すことができる。
また、上述した実施形態では、集積台12を傾斜させることにより荷物30をコンテナ40内に摺動させて積み込んでいたが、集積台12を傾斜させることなく荷物30を押し出すことにより荷物30をコンテナ40内に積み込んでもよい。
10、60 荷積装置
12、62 集積台
14、50 荷台
18、80 油圧シリンダ(角度調節機構)
20 支柱
22 押出板(押出機構)
24 第1板部材(板部材)
24A、28A、46A、56A リブ
28、56 第2板部材(板部材)
30 荷物
32 結束具
40 コンテナ
46 第3板部材(板部材)
52 ボード
54 枠材

Claims (3)

  1. 集積台の天面に配置された板面の長手方向に沿って複数のリブが並設された板部材の上に、荷台の底面に配置された前記板部材が重なるよう前記集積台に前記荷台を載置し、
    前記荷台に荷物を載置して前記荷物を結束具で固定し、
    前記集積台を傾斜させて前記荷台を摺動させ、床面に前記板部材が配置されたコンテナ内に前記荷台を積み込む、荷積方法。
  2. 前記集積台に設けられた角度調節機構によって前記集積台の傾斜角度を調整し、
    その後、前記集積台に設けられた押出機構によって、前記荷台を前記コンテナ内へと押し出す、請求項に記載の荷積方法。
  3. コンテナを傾斜させることにより、前記コンテナの床面に配置された板面の長手方向に沿って複数のリブが並設された板部材の上を、荷物が載置されて底面に前記板部材が配置された荷台を摺動させ、
    前記コンテナ内から天面に前記板部材が配置された集積台の上へと前記荷台を降ろす、荷降方法。
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