JP3060519B2 - ベルトシュータ式積込み装置 - Google Patents
ベルトシュータ式積込み装置Info
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- JP3060519B2 JP3060519B2 JP2278682A JP27868290A JP3060519B2 JP 3060519 B2 JP3060519 B2 JP 3060519B2 JP 2278682 A JP2278682 A JP 2278682A JP 27868290 A JP27868290 A JP 27868290A JP 3060519 B2 JP3060519 B2 JP 3060519B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、積荷をトラック等の運搬装置に積込むため
の積込み装置に係り、特に連続的に積込み作業を行うよ
うにしたものの改良に関する。
の積込み装置に係り、特に連続的に積込み作業を行うよ
うにしたものの改良に関する。
（従来の技術） 従来より、積荷をトラック等の運搬装置に積込むため
の積込み装置として、フォークリフトやカーゴテーナ，
台車等が一般的に使用されているが、いったんフォーク
リフト等に積込んだ積荷をトラック等に積み替える必要
があり、作業の連続性に欠けるために、高い作業能率を
得ることができない。
の積込み装置として、フォークリフトやカーゴテーナ，
台車等が一般的に使用されているが、いったんフォーク
リフト等に積込んだ積荷をトラック等に積み替える必要
があり、作業の連続性に欠けるために、高い作業能率を
得ることができない。
そこで、作業能率を高めるべく、長さを変更自在とす
ることによりトラックとの中まで搬送可能にした伸縮コ
ンベアやアコーディオンコンベアがあり、さらに、トラ
ック内部にチェーンコンベアを装備することにより室内
側のコンベアラインと直結させて自動積込みするように
したトラックローダ方式（例えば、吉田車輛機器社製
「コンベア特装トラック」など）や、トラックの車体と
略水平となるドックを設け、ドックから直接トラック上
に積荷を積込むようにしたドッグレベラ方式（例えば、
三鈴マシナリー社製「ドックボード」等）がある。
ることによりトラックとの中まで搬送可能にした伸縮コ
ンベアやアコーディオンコンベアがあり、さらに、トラ
ック内部にチェーンコンベアを装備することにより室内
側のコンベアラインと直結させて自動積込みするように
したトラックローダ方式（例えば、吉田車輛機器社製
「コンベア特装トラック」など）や、トラックの車体と
略水平となるドックを設け、ドックから直接トラック上
に積荷を積込むようにしたドッグレベラ方式（例えば、
三鈴マシナリー社製「ドックボード」等）がある。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来のものにおいて、伸縮コンベ
アやアコーディオンコンベアの場合、小物の積荷には適
するものの大物の積荷に対しては強度等の問題で使用が
困難となる。
アやアコーディオンコンベアの場合、小物の積荷には適
するものの大物の積荷に対しては強度等の問題で使用が
困難となる。
また、トラックローダ方式では、特殊な装置となるた
めにコストが高く付くとともに、専用のトラックが必要
になる。さらに、ドッグレベラの場合、コンベアライン
に直結できないという問題があった。
めにコストが高く付くとともに、専用のトラックが必要
になる。さらに、ドッグレベラの場合、コンベアライン
に直結できないという問題があった。
そこで、多数のフリーローラを備えたローラコンベア
をシュータに転用し、このシュータをコンベアラインに
直結して、トラック等に連続的に積荷を移送して積込む
ことが考えられるが、その場合、フリーローラによる積
込みでは、積込み速度が速くなり過ぎて、積込み時のシ
ョックにより積荷の破損等を招く虞れがある。
をシュータに転用し、このシュータをコンベアラインに
直結して、トラック等に連続的に積荷を移送して積込む
ことが考えられるが、その場合、フリーローラによる積
込みでは、積込み速度が速くなり過ぎて、積込み時のシ
ョックにより積荷の破損等を招く虞れがある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その
目的は、シュータ方式による積荷の連続的な積込みを行
いながら、積荷の積込み時のショックを緩和する手段を
講ずることにより、積込みの作業性の向上を図ることに
ある。
目的は、シュータ方式による積荷の連続的な積込みを行
いながら、積荷の積込み時のショックを緩和する手段を
講ずることにより、積込みの作業性の向上を図ることに
ある。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため本発明の解決手段は、フリー
ローラ間に巻回されたベルトシュータとして利用するこ
とにある。
ローラ間に巻回されたベルトシュータとして利用するこ
とにある。
具体的に請求項（１）の発明の講じた手段は、第１図
に示すように、積荷をトラック等の運搬装置に積込むた
めの積込み装置を対象とする。
に示すように、積荷をトラック等の運搬装置に積込むた
めの積込み装置を対象とする。
そして、上記運搬装置側に向かって所定の傾斜角度で
斜め下方に延びる枠状フレーム（９）と、該フレーム
（９）の基端部と先端部とに設けられ、フレーム（９）
の長手方向と直交する軸により回転自在に枢支された一
対のフリーローラ（11,12）と、該一対のフリーローラ
（11,12）間に巻回されて上面が搬送面を構成し、上記
積荷の自重によって走行するベルト（10）と、該ベルト
（10）に張力を付与するためのテンションローラ（13）
とにより、ベルトシュータ式積込み装置を構成したもの
である。
斜め下方に延びる枠状フレーム（９）と、該フレーム
（９）の基端部と先端部とに設けられ、フレーム（９）
の長手方向と直交する軸により回転自在に枢支された一
対のフリーローラ（11,12）と、該一対のフリーローラ
（11,12）間に巻回されて上面が搬送面を構成し、上記
積荷の自重によって走行するベルト（10）と、該ベルト
（10）に張力を付与するためのテンションローラ（13）
とにより、ベルトシュータ式積込み装置を構成したもの
である。
請求項（２）の発明の講じた手段は、上記請求項
（１）のベルトシュータ式積込み装置において、フレー
ム（９）を、基端部にて上下方向に回動自在に枢支する
とともに、該フレーム（９）の傾斜角度を調整する傾動
手段（50）を設けたものである。
（１）のベルトシュータ式積込み装置において、フレー
ム（９）を、基端部にて上下方向に回動自在に枢支する
とともに、該フレーム（９）の傾斜角度を調整する傾動
手段（50）を設けたものである。
請求項（３）の発明の講じた手段は、第２図に示すよ
うに、上記請求項（２）のベルトシュータ式積込み装置
において、傾動手段（50）を、フレーム（９）の長手方
向に伸縮するロックアップシリンダ（21）と、上記ロッ
クアップシリンダ（21）の伸縮作動に応じてフレーム
（21）の長手方向に往復移動する斜板カム（24），（2
4）と、上記フレーム（９）の下部に設けられ、上記斜
板カム（24），（24）の斜面（24a），（24a）と係合す
る係合部材（27），（27）とにより構成したものであ
る。
うに、上記請求項（２）のベルトシュータ式積込み装置
において、傾動手段（50）を、フレーム（９）の長手方
向に伸縮するロックアップシリンダ（21）と、上記ロッ
クアップシリンダ（21）の伸縮作動に応じてフレーム
（21）の長手方向に往復移動する斜板カム（24），（2
4）と、上記フレーム（９）の下部に設けられ、上記斜
板カム（24），（24）の斜面（24a），（24a）と係合す
る係合部材（27），（27）とにより構成したものであ
る。
（作用） 以上の構成により、請求項（１）の発明では、斜め下
方に延びた枠状フレーム（９）で支持される基端側のフ
リーローラ（11）と先端側のフリーローラ（12）との間
にベルト（10）が巻回され、さらにこのベルト（10）に
対してテンションローラ（13）により張力が付与される
ので、このベルト（10）の上に積荷を搭載すると、積荷
の自重でベルト（10）が移送方向に走行する。すなわ
ち、ベルトシュータ（１）の先端部がトラック等の運搬
装置の荷台に設置されていると、積荷が室内側のコンベ
アラインから運搬装置に連続的に積込まれる。
方に延びた枠状フレーム（９）で支持される基端側のフ
リーローラ（11）と先端側のフリーローラ（12）との間
にベルト（10）が巻回され、さらにこのベルト（10）に
対してテンションローラ（13）により張力が付与される
ので、このベルト（10）の上に積荷を搭載すると、積荷
の自重でベルト（10）が移送方向に走行する。すなわ
ち、ベルトシュータ（１）の先端部がトラック等の運搬
装置の荷台に設置されていると、積荷が室内側のコンベ
アラインから運搬装置に連続的に積込まれる。
その場合、ベルト（10）の駆動に対する抵抗力が比較
的大きく、その値がテンションローラ（13）による張力
で調節しうるので、積込み時のショックが緩和されるこ
とになる。
的大きく、その値がテンションローラ（13）による張力
で調節しうるので、積込み時のショックが緩和されるこ
とになる。
しかも、大物重量品にも適用が可能となり、各種積荷
の積込み作業能率が向上する。
の積込み作業能率が向上する。
請求項（２）の発明では、傾動手段（50）により、フ
レーム（９）の傾き角度が調節されるので、メーカー，
種類等が異なる運搬装置に対しても、その荷台の高さに
応じてベルトシュータ（１）の先端位置が適度に調節さ
れて、連続的な積荷作業が行われることになる。
レーム（９）の傾き角度が調節されるので、メーカー，
種類等が異なる運搬装置に対しても、その荷台の高さに
応じてベルトシュータ（１）の先端位置が適度に調節さ
れて、連続的な積荷作業が行われることになる。
請求項（３）の発明では、傾動手段（50）がロックア
ップシリンダ（21）、斜板カム（24），（24）及び該斜
板カム（24），（24）の斜面（24a），（24a）と係合す
る係合部材（27），（27）で構成されているので、比較
的簡素な構成でしかも微細にフレーム（９）の傾斜角度
が調節され、コストの増大が抑制されることになる。
ップシリンダ（21）、斜板カム（24），（24）及び該斜
板カム（24），（24）の斜面（24a），（24a）と係合す
る係合部材（27），（27）で構成されているので、比較
的簡素な構成でしかも微細にフレーム（９）の傾斜角度
が調節され、コストの増大が抑制されることになる。
（実施例） 以下、本発明の実施例について、図面に基づき説明す
る。
る。
第１図〜第４図は本発明の実施例に係る積込み装置
（Ｓ）の構造を示し、（１）はベルトシュータ、
（２），（２）は該ベルトシュータ（１）の両側に所定
の空間部（Ｖ）を隔てて配設されたローラシュータであ
って、上記各コンベア（１），（２），（２）は積荷の
移送方向に向かって所定の傾斜角で斜め下方に延びる枠
状フレーム（９）内に一体的に設けられている。
（Ｓ）の構造を示し、（１）はベルトシュータ、
（２），（２）は該ベルトシュータ（１）の両側に所定
の空間部（Ｖ）を隔てて配設されたローラシュータであ
って、上記各コンベア（１），（２），（２）は積荷の
移送方向に向かって所定の傾斜角で斜め下方に延びる枠
状フレーム（９）内に一体的に設けられている。
そして、上記各シュータ（１），（２），（２）は、
基端部で各々水平方向に延びる接続用コンベア（３），
（４），（４）（フリーローラコンベア）を介して、荷
揃えコンベア（Ｌ）に接続されている。
基端部で各々水平方向に延びる接続用コンベア（３），
（４），（４）（フリーローラコンベア）を介して、荷
揃えコンベア（Ｌ）に接続されている。
また、上記ベルトシュータ（１）の先端部には、トラ
ック（Ｔ）の荷台に載置されるフリーローラコンベア
（５）が設けられ、上記ローラシュータ（２），（２）
の先端には、トラック（Ｔ）の荷台に載置され、積込み
作業時に足場となる金網部材（６）が設けられている。
ック（Ｔ）の荷台に載置されるフリーローラコンベア
（５）が設けられ、上記ローラシュータ（２），（２）
の先端には、トラック（Ｔ）の荷台に載置され、積込み
作業時に足場となる金網部材（６）が設けられている。
ここで、上記フレーム（９）は、上記ベルトシュータ
（１）の長手方向の両サイド一対の厚板状縦枠（9a），
（9a）と、各ローラシュータ（２），（２）の長手方向
の両サイド一対の厚板状縦枠（9b）〜（9b）と、フレー
ム（９）の基端部で長手方向に直交する方向に延び、上
記各縦枠（9a）〜（9b）間を連結する軸部材（9c）と、
フレーム（９）の先端部で長手方向に直交する方向に延
び、上記各縦枠（9a）〜（9b）の先端面を連結する板状
の横枠（9d）と、フレーム（９）の長手方向に直交する
方向に延び、上記各縦枠（9a）〜（9b）間を連結する３
本の溝形支持部材（9e）〜（9e）とにより構成されてい
る。
（１）の長手方向の両サイド一対の厚板状縦枠（9a），
（9a）と、各ローラシュータ（２），（２）の長手方向
の両サイド一対の厚板状縦枠（9b）〜（9b）と、フレー
ム（９）の基端部で長手方向に直交する方向に延び、上
記各縦枠（9a）〜（9b）間を連結する軸部材（9c）と、
フレーム（９）の先端部で長手方向に直交する方向に延
び、上記各縦枠（9a）〜（9b）の先端面を連結する板状
の横枠（9d）と、フレーム（９）の長手方向に直交する
方向に延び、上記各縦枠（9a）〜（9b）間を連結する３
本の溝形支持部材（9e）〜（9e）とにより構成されてい
る。
そして、上記ベルトシュータ（１）において、（11）
はベルトシュータ（１）の基端部で上記軸部材（9c）に
より回転自在に枢支される基端ローラ、（12）はベルト
シュータ（１）の先端部に設けられ、フレーム（９）の
長手方向に直交する軸により回転自在に枢支される先端
ローラであって、該基端ローラ（11）及び先端ローラ
（12）の間には、平ベルト（10）が巻回されている。該
平ベルト（10）の上面に積荷が載置されると、各ローラ
（11），（12）の図中反時計回りの回転を伴なって平ベ
ルト（10）の上面が基端ローラ（11）から先端ローラ
（12）に移動することにより、積荷をトラック（Ｔ）ま
で移送するようになされており、平ベルト（10）の上面
が積荷の移送面とされている。そして、上記先端ローラ
（12）の斜め下方に設けられたテンションローラ（13）
により、平ベルト（10）の戻り側となる下面を下方に付
勢して、張力を調節するようになされている。なお、
（14）〜（14）は平ベルト（10）の戻り側に設けられた
リターンローラである。
はベルトシュータ（１）の基端部で上記軸部材（9c）に
より回転自在に枢支される基端ローラ、（12）はベルト
シュータ（１）の先端部に設けられ、フレーム（９）の
長手方向に直交する軸により回転自在に枢支される先端
ローラであって、該基端ローラ（11）及び先端ローラ
（12）の間には、平ベルト（10）が巻回されている。該
平ベルト（10）の上面に積荷が載置されると、各ローラ
（11），（12）の図中反時計回りの回転を伴なって平ベ
ルト（10）の上面が基端ローラ（11）から先端ローラ
（12）に移動することにより、積荷をトラック（Ｔ）ま
で移送するようになされており、平ベルト（10）の上面
が積荷の移送面とされている。そして、上記先端ローラ
（12）の斜め下方に設けられたテンションローラ（13）
により、平ベルト（10）の戻り側となる下面を下方に付
勢して、張力を調節するようになされている。なお、
（14）〜（14）は平ベルト（10）の戻り側に設けられた
リターンローラである。
一方、上記各ローラシュータ（２），（２）は左右対
象の同一構成をしており、各々フレーム（９）の縦枠
（9b），（9b）間で長手方向に直交する軸により回転自
在に枢支される多数のフリーローラ（16），…を備えて
いる。該各フリーローラ（16），…は、ベルトシュータ
（１）の平ベルト（10）の移送面と略同一高さの移送面
を形成するように設定されていて、該各ローラシュータ
（２），（２）により、ベルトシュータ（１）による積
荷の移送時に積荷の両端部分を支持するようになされて
いる。
象の同一構成をしており、各々フレーム（９）の縦枠
（9b），（9b）間で長手方向に直交する軸により回転自
在に枢支される多数のフリーローラ（16），…を備えて
いる。該各フリーローラ（16），…は、ベルトシュータ
（１）の平ベルト（10）の移送面と略同一高さの移送面
を形成するように設定されていて、該各ローラシュータ
（２），（２）により、ベルトシュータ（１）による積
荷の移送時に積荷の両端部分を支持するようになされて
いる。
なお、図では省略したが、上記ベルトシュータ（１）
と各ローラシュータ（２），（２）との間の空間部
（Ｖ）の上部は、通常、板部材により塞がれている。
と各ローラシュータ（２），（２）との間の空間部
（Ｖ）の上部は、通常、板部材により塞がれている。
そして、上記フレーム（９）の基端部の両端と各縦枠
（9a），（9b）間の２つの空間部（Ｖ），（Ｖ）とにお
いて、上記軸部材（9c）は、この空間部に設けられた４
個の軸受部材（18）〜（18）によりか回動自在に枢支さ
れており、フレーム（９）全体が軸部材（9c）回りに傾
動可能になされている。なお、（19）は、ベース（Ｂ）
上に固定されたベースフレームである。
（9a），（9b）間の２つの空間部（Ｖ），（Ｖ）とにお
いて、上記軸部材（9c）は、この空間部に設けられた４
個の軸受部材（18）〜（18）によりか回動自在に枢支さ
れており、フレーム（９）全体が軸部材（9c）回りに傾
動可能になされている。なお、（19）は、ベース（Ｂ）
上に固定されたベースフレームである。
さらに、フレーム（９）の中央部下方には、移送方向
に延び、フレーム（９）全体を傾動させるためのロック
シリンダ（21）が設けられていて、該ロックシリンダ
（21）のシリンダ部（21a）の基部が上記軸受部材（1
8）〜（18）のベースフレーム（19）に水平軸回りに回
動自在に取付けられているとともに、ロックシリンダ
（21）のピストン部（21b）先端は、フレーム（９）の
長手方向に直交して延びる断面矩形状の角柱部材（22）
に連結されている。そして、該角柱部材（22）のフレー
ム（９）の長手方向に直交する方向の両端面には、溝形
鋼からなる摺動部材（23），（23）が、溝の開口側を内
方に、つまり底壁を外側方に向けるようにして取付けら
れており、該各摺動部材（23），（23）の外側面には、
フレーム（９）の長手方向に平行に立設され、かつ移送
方向に向かって所定の下り勾配を有するように形成され
た斜面（24a），（24a）を有する斜板カム（24），（2
4）と、該斜板カムの下方に各々一対（合計４個）の移
動用ホイール（30）〜（30）とが取付けられている。一
方、ローラシュータ（２），（２）の下方において、ベ
ース（Ｂ）上には、フレーム（９）の長手方向と平行に
かつ水平に延びる断面矩形状の案内部材（25），（25）
がそれぞれ断面Ｌ字状の支持部材（26），（26）を介し
て取付けられている。
に延び、フレーム（９）全体を傾動させるためのロック
シリンダ（21）が設けられていて、該ロックシリンダ
（21）のシリンダ部（21a）の基部が上記軸受部材（1
8）〜（18）のベースフレーム（19）に水平軸回りに回
動自在に取付けられているとともに、ロックシリンダ
（21）のピストン部（21b）先端は、フレーム（９）の
長手方向に直交して延びる断面矩形状の角柱部材（22）
に連結されている。そして、該角柱部材（22）のフレー
ム（９）の長手方向に直交する方向の両端面には、溝形
鋼からなる摺動部材（23），（23）が、溝の開口側を内
方に、つまり底壁を外側方に向けるようにして取付けら
れており、該各摺動部材（23），（23）の外側面には、
フレーム（９）の長手方向に平行に立設され、かつ移送
方向に向かって所定の下り勾配を有するように形成され
た斜面（24a），（24a）を有する斜板カム（24），（2
4）と、該斜板カムの下方に各々一対（合計４個）の移
動用ホイール（30）〜（30）とが取付けられている。一
方、ローラシュータ（２），（２）の下方において、ベ
ース（Ｂ）上には、フレーム（９）の長手方向と平行に
かつ水平に延びる断面矩形状の案内部材（25），（25）
がそれぞれ断面Ｌ字状の支持部材（26），（26）を介し
て取付けられている。
ここで、上記移動用ホイール（30）〜（30）は上記各
案内部材（25），（25）の上面に転がり移動可能に載置
される一方、上記各摺動部材（23），（23）の底壁外面
は、各案内部材（25），（25）の内側面と接触するよう
になされており、上記ロックアップシリンダ（21）の伸
縮に伴ない、移動用ホイール（30），（30）及び摺動部
材（23），（23）が案内部材（25），（25）に沿ってフ
レーム（９）の長手方向に往復動し、斜板カム（24），
（24）を往復移動させるようになされている（第２図の
実線位置から一点鎖線位置まで）。
案内部材（25），（25）の上面に転がり移動可能に載置
される一方、上記各摺動部材（23），（23）の底壁外面
は、各案内部材（25），（25）の内側面と接触するよう
になされており、上記ロックアップシリンダ（21）の伸
縮に伴ない、移動用ホイール（30），（30）及び摺動部
材（23），（23）が案内部材（25），（25）に沿ってフ
レーム（９）の長手方向に往復動し、斜板カム（24），
（24）を往復移動させるようになされている（第２図の
実線位置から一点鎖線位置まで）。
また、上記３本の溝形横枠（9d）〜（9d）のうち中間
の溝形横枠（9d）には、上記各斜板カム（24），（24）
の斜面（24a），（24a）と係合する係合部材である回転
自在な係合ホイール（27），（27）が保持部材（28），
（28）を介して取付けられている。上記斜板カム（2
4），（24）の上端面は断面が凸側の円弧状に形成され
る一方、上記係合ホイール（27），（27）の外周面は凹
側の円弧状に形成されていて、各斜板カム（24），（2
4）の斜面（24a），（24a）を含む上端面を沿って常に
係合するようになされている。
の溝形横枠（9d）には、上記各斜板カム（24），（24）
の斜面（24a），（24a）と係合する係合部材である回転
自在な係合ホイール（27），（27）が保持部材（28），
（28）を介して取付けられている。上記斜板カム（2
4），（24）の上端面は断面が凸側の円弧状に形成され
る一方、上記係合ホイール（27），（27）の外周面は凹
側の円弧状に形成されていて、各斜板カム（24），（2
4）の斜面（24a），（24a）を含む上端面を沿って常に
係合するようになされている。
すなわち、上記ロックアップシリンダ（21）の伸縮に
伴ない斜板カム（24），（24）が往復動すると、係合ホ
イール（27），（27）が斜板カム（24），（24）の上端
面を転動し、斜板カム（24），（24）の斜面（24a），
（24a）との係合により、上下動して、フレーム（９）
全体を軸部材（9c）の回りに傾動させて、トラック
（Ｔ）の荷台にベルトシュータ（１）先端を載置させる
ようになされている（第２図の一点鎖線位置）。つま
り、上記ロックアップシリンダ（21）、斜板カム（2
4），（24）及び係合ホイール（27），（27）により、
フレーム（９）の傾斜角度を調節する傾動手段（50）が
構成されている。
伴ない斜板カム（24），（24）が往復動すると、係合ホ
イール（27），（27）が斜板カム（24），（24）の上端
面を転動し、斜板カム（24），（24）の斜面（24a），
（24a）との係合により、上下動して、フレーム（９）
全体を軸部材（9c）の回りに傾動させて、トラック
（Ｔ）の荷台にベルトシュータ（１）先端を載置させる
ようになされている（第２図の一点鎖線位置）。つま
り、上記ロックアップシリンダ（21）、斜板カム（2
4），（24）及び係合ホイール（27），（27）により、
フレーム（９）の傾斜角度を調節する傾動手段（50）が
構成されている。
したがって、上記実施例では、ベルトシュータ（１）
において、枠状フレーム（９）が移送方向に対して斜め
下方に延び、枠状フレーム（９）で支持される基端ロー
ラ（11）と先端ローラ（12）との間に平ベルト（10）が
巻回され、さらにこの平ベルト（10）の張力がテンショ
ンローラ（13）により調節されるので、この平ベルト
（10）の上に積荷を搭載すると、積荷の自重又は作業者
の押込み力で平ベルト（10）が移送方向に移動する。す
なわち、ベルトシュータ（１）の先端部がトラック
（Ｔ）の荷台に載置されていると、積荷が室内側のコン
ベアライン（上記実施例では、荷揃えコンベア（Ｌ））
からトラック（Ｔ）に連続的に積込まれる。
において、枠状フレーム（９）が移送方向に対して斜め
下方に延び、枠状フレーム（９）で支持される基端ロー
ラ（11）と先端ローラ（12）との間に平ベルト（10）が
巻回され、さらにこの平ベルト（10）の張力がテンショ
ンローラ（13）により調節されるので、この平ベルト
（10）の上に積荷を搭載すると、積荷の自重又は作業者
の押込み力で平ベルト（10）が移送方向に移動する。す
なわち、ベルトシュータ（１）の先端部がトラック
（Ｔ）の荷台に載置されていると、積荷が室内側のコン
ベアライン（上記実施例では、荷揃えコンベア（Ｌ））
からトラック（Ｔ）に連続的に積込まれる。
その場合、フリーローラからなるローラコンベアをシ
ュータとして利用すると、積荷の移動に対する抵抗力が
小さいので、積荷が急速にトラック（Ｔ）に搭載され、
積込み時のショックが大きくなる虞れがあるが、本発明
では平ベルト（10）の駆動に対する抵抗力がテンション
ローラ（13）による張力で調節しうるので、積込み時の
ショックが緩和されることになる。
ュータとして利用すると、積荷の移動に対する抵抗力が
小さいので、積荷が急速にトラック（Ｔ）に搭載され、
積込み時のショックが大きくなる虞れがあるが、本発明
では平ベルト（10）の駆動に対する抵抗力がテンション
ローラ（13）による張力で調節しうるので、積込み時の
ショックが緩和されることになる。
しかも、大物重量品にも適用することができ、よっ
て、各種積荷を連続的に積込むことができ、積込み作業
能率の向上を図ることができる。
て、各種積荷を連続的に積込むことができ、積込み作業
能率の向上を図ることができる。
また、傾動手段（50）により、フレーム（９）の傾き
角度を調節しうるようにした場合、メーカー，種類等が
異なるトラック（Ｔ）や他の機種の運搬装置に対して
も、その荷台の高さに応じてベルトシュータ（１）の先
端位置を適度に調節して連続的な積荷作業を行うことが
でき、汎用性を持たせることができる利点がある。
角度を調節しうるようにした場合、メーカー，種類等が
異なるトラック（Ｔ）や他の機種の運搬装置に対して
も、その荷台の高さに応じてベルトシュータ（１）の先
端位置を適度に調節して連続的な積荷作業を行うことが
でき、汎用性を持たせることができる利点がある。
さらに、斜動手段（50）として、上記実施例のような
ロックアップシリンダ（21）、斜板カム（24），（24）
及び該斜板カム（24），（24）の斜面（24a），（24a）
と係合する係合部材（上記実施例では係合ホイール（2
7），（27））で構成した場合、比較的簡素な構成でし
かも微細にフレーム（９）の傾斜角度を調節することが
でき、よって、コストの増大を抑制することができる利
点がある。
ロックアップシリンダ（21）、斜板カム（24），（24）
及び該斜板カム（24），（24）の斜面（24a），（24a）
と係合する係合部材（上記実施例では係合ホイール（2
7），（27））で構成した場合、比較的簡素な構成でし
かも微細にフレーム（９）の傾斜角度を調節することが
でき、よって、コストの増大を抑制することができる利
点がある。
なお、上記実施例では、ベルトシュータ（１）の両側
にフリーローラ（16），…からなるローラシュータ
（２），（２）を配置したが、ローラシュータ（２），
（２）は必ずしも必要ではなく、ベルトシュータ（１）
自体を広幅として単独で使用してもよい。或いは、平ベ
ルトでなく、例えば複数のＶベルトを並設してもよい。
にフリーローラ（16），…からなるローラシュータ
（２），（２）を配置したが、ローラシュータ（２），
（２）は必ずしも必要ではなく、ベルトシュータ（１）
自体を広幅として単独で使用してもよい。或いは、平ベ
ルトでなく、例えば複数のＶベルトを並設してもよい。
なお、上記実施例では、平ベルト（10）が巻回される
各ローラ（11）〜（13）はいずれもフリーローラであ
る。
各ローラ（11）〜（13）はいずれもフリーローラであ
る。
傾動手段（50）の構成は上記実施例のような構成に限
定されるものではなく、例えば大容量のロックアップシ
リンダを使用して、全体の重量を支えながらフレーム
（９）を直接傾動させるような構成とすることも可能で
ある。
定されるものではなく、例えば大容量のロックアップシ
リンダを使用して、全体の重量を支えながらフレーム
（９）を直接傾動させるような構成とすることも可能で
ある。
（発明の効果） 以上説明したように、請求項（１）の発明によれば、
積荷をトラック等の運搬装置に積込むための積込み装置
として、運搬装置に向かって所定の傾き角で斜め下方に
延びる枠状フレームを設け、枠状フレームの基端部と先
端部に一対のフリーローラを設けて、該各フリーローラ
間にベルトを巻回するとともに、テンションローラでベ
ルトに張力を付与することにより、ベルトシュータを構
成するようにしたので、大物重量品等の各種積荷を大き
なショックを生じることなく、かつ連続的に運搬装置に
積込むことができ、よって、積荷作業能率の向上を図る
ことができる。
積荷をトラック等の運搬装置に積込むための積込み装置
として、運搬装置に向かって所定の傾き角で斜め下方に
延びる枠状フレームを設け、枠状フレームの基端部と先
端部に一対のフリーローラを設けて、該各フリーローラ
間にベルトを巻回するとともに、テンションローラでベ
ルトに張力を付与することにより、ベルトシュータを構
成するようにしたので、大物重量品等の各種積荷を大き
なショックを生じることなく、かつ連続的に運搬装置に
積込むことができ、よって、積荷作業能率の向上を図る
ことができる。
請求項（２）の発明によれば、上記請求項（１）の発
明において、フレームを回動自在とし、フレームの傾き
角を調整するようにしたので、運搬装置の種類により異
なる荷台の高さに応じてベルトシュータの先端位置を調
節することができ、汎用性を発揮することができる。
明において、フレームを回動自在とし、フレームの傾き
角を調整するようにしたので、運搬装置の種類により異
なる荷台の高さに応じてベルトシュータの先端位置を調
節することができ、汎用性を発揮することができる。
請求項（３）の発明によれば、上記請求項（２）の発
明において、ロックアップシリンダ、斜板カム及び該斜
板カムの斜面に係合する係合部材により、フレームの傾
き角を調整するようにしたので、比較的簡素な構成で、
汎用性を持たせることができ、よって、コストの増大を
抑制することができる。
明において、ロックアップシリンダ、斜板カム及び該斜
板カムの斜面に係合する係合部材により、フレームの傾
き角を調整するようにしたので、比較的簡素な構成で、
汎用性を持たせることができ、よって、コストの増大を
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示し、第１図は積込み装置の平
面図、第２図は積込み装置の側断面構造を示す第１図の
II−II線断面図、第３図は第１図のIII−III線矢視図、
第４図は第１図のIV−IV線断面図である。 Ｓ……積込み装置 １……ベルトシュータ ９……フレーム 10……平ベルト 11……基端ローラ 12……先端ローラ 13……テンションローラ 21……ロックアップシリンダ 24……斜板カム 24a……斜面 27……係合ホイール（係合部材） 50……傾動手段
面図、第２図は積込み装置の側断面構造を示す第１図の
II−II線断面図、第３図は第１図のIII−III線矢視図、
第４図は第１図のIV−IV線断面図である。 Ｓ……積込み装置 １……ベルトシュータ ９……フレーム 10……平ベルト 11……基端ローラ 12……先端ローラ 13……テンションローラ 21……ロックアップシリンダ 24……斜板カム 24a……斜面 27……係合ホイール（係合部材） 50……傾動手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−28130（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−257801（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−35463（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−92630（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65G 67/00 - 67/56 B65G 11/20 B65G 23/44 B65G 69/24
Claims (3)
- 【請求項１】積荷をトラック等の運搬装置に積込むため
の積込み装置であって、 上記運搬装置側に向かって所定の傾斜角度で斜め下方に
延びる枠状フレーム（９）と、 該フレーム（９）の基端部と先端部とに設けられ、フレ
ーム（９）の長手方向と直交する軸により回転自在に枢
支された一対のフリーローラ（11,12）と、 該一対のフリーローラ（11,12）間に巻回されて上面が
搬送面を構成し、上記積荷の自重によって走行するベル
ト（10）と、 該ベルト（10）に張力を付与するためのテンションロー
ラ（13）と を備えたことを特徴とするベルトシュータ式積込み装
置。 - 【請求項２】請求項（１）記載のベルトシュータ式積込
み装置において、 フレーム（９）は、基端部にて上下方向に回転自在に枢
支されているとともに、該フレーム（９）の傾斜角度を
調整する傾動手段（50）が設けられていることを特徴と
するベルトシュータ式積込み装置。 - 【請求項３】請求項（２）記載のベルトシュータ式積込
み装置において、 傾動手段（50）は、フレーム（９）の長手方向に伸縮す
るロックアップシリンダ（21）と、上記ロックアップシ
リンダ（21）の伸縮作動に応じてフレーム（９）の長手
方向に往復移動する斜板カム（24,24）と、上記フレー
ム（９）の下部に設けられ、上記斜板カム（24,24）の
斜面（24a,24a）と係合する係合部材（27,27）とを備え
たことを特徴とするベルトシュータ式積込み装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2278682A JP3060519B2 (ja) | 1990-10-16 | 1990-10-16 | ベルトシュータ式積込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2278682A JP3060519B2 (ja) | 1990-10-16 | 1990-10-16 | ベルトシュータ式積込み装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04153125A JPH04153125A (ja) | 1992-05-26 |
| JP3060519B2 true JP3060519B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=17600705
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2278682A Expired - Lifetime JP3060519B2 (ja) | 1990-10-16 | 1990-10-16 | ベルトシュータ式積込み装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3060519B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2321180A4 (en) * | 2008-08-19 | 2017-06-21 | TLD (Canada) Inc. | Cargo loader for an aircraft with adjusting mechanism |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020078964A (ko) * | 2001-04-12 | 2002-10-19 | 현대자동차주식회사 | 리프팅 장치 |
| KR100748664B1 (ko) * | 2006-05-03 | 2007-08-10 | 현대자동차주식회사 | 리프트 장치 |
| JP6535835B2 (ja) * | 2014-11-04 | 2019-07-03 | 株式会社 ダイサン | 荷積方法、及び荷降方法 |
-
1990
- 1990-10-16 JP JP2278682A patent/JP3060519B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2321180A4 (en) * | 2008-08-19 | 2017-06-21 | TLD (Canada) Inc. | Cargo loader for an aircraft with adjusting mechanism |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04153125A (ja) | 1992-05-26 |
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