JP6401643B2 - 駐車設備 - Google Patents
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Description
図1,2に示すように、第1実施形態の駐車設備1は、エレベータ式駐車装置10の搬入出位置11の前部に入出庫室20が備えられている。エレベータ式駐車装置10は、パレット80に車両Vを載せて格納するように構成されており、図では入出庫階にある搬入出位置11(乗入部)にパレット80が配置された状態を示している。この搬入出位置11にパレット80を配置され、車両Vの入出庫が行われる。この搬入出位置11の前部には、搬入出扉14が設けられており、この搬入出扉14の前部には入庫案内用の表示器15や鏡などが設けられている。この実施形態ではエレベータ式駐車装置10を例にしているため、搬入出位置11にパレット80を配置しているピット16内の搬器12が、パレット80を旋回させるパレット旋回機構13を有している。パレット旋回機構13は一般的な機構であるため、詳細な説明は省略する。
図4,5は、上記図3に示すパレット80とは異なる例のパレットの断面図である。上記パレット80と同一の構成には同一符号を付して説明する。図4に示すパレット85は、上記タイヤ載置部81が幅方向に小さく形成された例である。このパレット85によれば、上記挟持搬送装置30の台車35が凹状部82を移動し、挟持アーム31,32の先端部に設けられたローラ31a,32aが、入出庫室20の床面24から、搬入出位置11に配置されたパレット85の両側部に位置するデッキ17(図1)上へと移動する。このようなパレット85を採用することで、パレット85の幅寸法を小さくできるので、例えば、エレベータ式駐車装置10の場合には駐車装置10の幅寸法を小さくでき、設置スペースを小さくできる。
図6,7は、更に異なる例のパレット87を含む図面である。図示するように、この例のパレット87は、車両Vの前タイヤFTを所定位置に保持する凹部89が設けられた例である。パレット87のタイヤ載置部88は平坦に形成されており、挟持搬送装置30の挟持アーム31の先端に設けられたローラ31aがスムーズに移動できるようになっている。そのため、パレット87に載せた車両Vが長手方向に移動しないように規制する車止め(丸棒などで、タイヤの載置面から突出する部材:図示略)を設けることが難しい。
また、上記したパレット80,85,86,87の構成は、それぞれを組み合わせてもよい。さらに、これらのパレット80,85,86,87は一例であり、パレットの幅方向中央部が平坦となったものや、他の構成でもよい。
次に、上記駐車設備1における車両Vの入出庫動作について説明する。
<入庫>
利用者による入庫操作により、入出庫室扉22が開放される。一方、駐車装置10では、所定のパレット80を搬入出位置11に移動させる動作が開始される。利用者は、入出庫室20の所定位置に車両Vを停車させ、車両Vから出て入出庫室20から退出する。そして、入出庫室扉22を閉鎖する。この入出庫室扉22の閉鎖後は、以降の格納動作が自動的に進められる。
利用者による出庫操作により、駐車装置10では対象の出庫車両Vを搭載したパレット80を搬入出位置11まで移動させる動作が開始される。そして、搬入出位置11にパレット80が配置されると、パレット80ごと車両Vが180°旋回させられ、搬入出扉14が開放される。
次に、図8(A),(B)に示す第2実施形態に係る駐車設備2を説明する。この実施形態の挟持搬送装置50は、入出庫室20に凹状部25(図2)が設けられていない例である。なお、図では主要な構成のみを示し、上記図1,2と同一の構成には同一符号を付してその説明は省略し、同様の構成には「20」を加えた符号を付して説明する。
次に、図9(A),(B)に示す第3実施形態に係る駐車設備3を説明する。この実施形態の挟持搬送装置60は、駆動装置66がピット16内の非可動部分に設けられた例である。なお、図では主要な構成のみを示し、上記図1,2と同一の構成には同一符号を付してその説明は省略し、同様の構成には「30」を加えた符号を付して説明する。
次に、図10、図11(A),(B)に基づいて、駐車設備の一例における作用効果について説明する。図10は、エレベータ式駐車装置10を備えた場合の説明図であり、通り抜け方式や、旋回動作を行わないエレベータ式の場合には、搬入出位置11である乗入面においても、搬入出位置11に隣接する部分18もパレット80の駐車空間として利用可能となり、駐車台数を増やすことができる。しかも、搬入出位置11に利用者が入ることがないため、駐車させる車両Vに対応した高さで足りるので、搬入出位置11の高さを低くすることで駐車装置10の全高を下げることもできる。
以上のように、上記駐車設備1,2,3によれば、非可動部分に備えられた挟持搬送装置30,40,50,60の台車35,45,55,65によって車両VのタイヤFT,RTを挟持して支持し、その台車35,45,55,65で入出庫室20と駐車装置10の搬入出位置11に配置されたパレット80(85,86,87)との間で車両Vを搬送するため、パレット80(85,86,87)を搬入出位置11に配置する動作と、入出庫室20の搬入出位置11に車両Vを配置する動作とを別々に並行して行うことができる。そのため、従来のように入庫作業開始時に予め搬入出位置11にパレットを停止させておく必要が無いので入出庫の円滑性が向上し、駐車設備の効率的な運転が可能となる。つまり、入出庫室20での入出庫作業中に駐車装置10内でパレット80(85,86,87)を移動させることで、様々な方式の機械式駐車装置を備えた駐車設備において入出庫の円滑性を向上させ、搬入出時間の短縮を図ることが可能となる。
10 エレベータ式駐車装置
11 搬入出位置
12 搬器
14 搬入出扉
15 表示器
16 ピット
17 デッキ
20 入出庫室
21 壁
22 入出庫室扉
24 床面
25 凹状部
30 挟持搬送装置
31,32 挟持アーム
33 第1台車本体
34 第2台車本体
35 台車
36 駆動装置
40 挟持搬送装置
41,42 挟持アーム
45 台車
50 挟持搬送装置
51,52 挟持アーム
53 第1台車本体
54 第2台車本体
55 台車
56 駆動装置
60 挟持搬送装置
61,62 挟持アーム
63 第1台車本体
64 第2台車本体
65 台車
66 駆動装置
80 パレット
81 タイヤ載置部
82 凹状部
85,86,87 パレット
88 タイヤ載置部
89 凹部
V 車両
FT,RT タイヤ
Claims (5)
- 車両を載せて格納する複数のパレットを有し、前記パレットを搬入出位置に配置して前記車両の入出庫を行う機械式駐車装置を備えた駐車設備であって、
前記搬入出位置の前部に入出庫室を備え、
前記車両のタイヤを前後方向から挟持して支持し、軌道に沿って搬入出させる挟持搬送装置を備え、
前記挟持搬送装置は、前記入出庫室と前記搬入出位置に配置された前記パレットとの間で往復して前記車両の入出庫を行うように構成されている、
ことを特徴とする駐車設備。 - 車両を載せて格納する複数のパレットを有し、前記パレットを搬入出位置に配置して前記車両の入出庫を行う機械式駐車装置を備えた駐車設備であって、
前記搬入出位置の前部に入出庫室を備え、
前記車両のタイヤを前後方向から挟持して支持し、搬出入させる挟持搬送装置を備え、
前記挟持搬送装置は、入庫させる前記車両を前記入出庫室の所定位置に停止させる前に駐車設備の非可動部分に待機している、
ことを特徴とする駐車設備。 - 前記パレットは、少なくとも前記車両の前後タイヤを載置する長手方向範囲における幅方向断面が、タイヤ載置部から幅方向外側に向けて平坦に形成されている、
請求項1又は2に記載の駐車設備。 - 前記挟持搬送装置は、前記車両のタイヤ間の幅方向内側スペースで前記車両の長手方向に移動して該車両を搬入出させる台車を備え、
前記パレットは、タイヤ載置部より幅方向内側に、前記台車が移動する長手方向範囲に前記タイヤ載置部よりも低く形成された凹状部を有している、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の駐車設備。 - 前記入出庫室は、少なくとも車両停止部分における前記車両のタイヤ間に、該入出庫室のタイヤ走行面よりも低く形成された凹状部を有し、該凹状部に挟持搬送装置の一部が配置されている、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の駐車設備。
Priority Applications (1)
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JP2015063767A JP6401643B2 (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | 駐車設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015063767A JP6401643B2 (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | 駐車設備 |
Publications (2)
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JP2016183476A JP2016183476A (ja) | 2016-10-20 |
JP6401643B2 true JP6401643B2 (ja) | 2018-10-10 |
Family
ID=57241644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015063767A Active JP6401643B2 (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | 駐車設備 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6401643B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
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-
2015
- 2015-03-26 JP JP2015063767A patent/JP6401643B2/ja active Active
Also Published As
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