JP4212449B2 - 機械式駐車設備およびその運転方法 - Google Patents

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この発明は、機械式駐車設備およびその運転方法に関し、複数の格納階のそれぞれにパレットに載せた車両を搬送する台車を備えるとともに、各格納棚の間をパレットごと昇降するリフトを備えた機械式駐車設備で、入出庫を短時間に効率的にできるようにしたものである。
機械式駐車設備のひとつに、図4に示すように、複数の格納階1を備え、各格納階1にパレット2を載せて搬送する台車3の走行路4と、この走行路4を挟む両側にパレット2ごと車両Cを格納する少なくとも1列の格納棚5を設置するとともに、走行路4に各格納階1を突き抜けるリフトゾーン6を設けてパレット2を載せて昇降するリフト7を設置したものがある。
この機械式駐車設備では、各格納棚5にそれぞれ空パレット2を格納しておき、入庫する場合には、台車3を1つの格納棚5のところに走行させてパレット2を受け取り、これをリフトゾーン6に搬送してリフト7に受け渡し、入出庫口8に昇降させてパレット2に車両Cを入庫させる。
この後、空パレット2の搬送とは逆に、実車パレット2Aをリフト7での昇降と台車3での搬送を行って空いている格納棚5にパレット2ごと車両Cを格納する。
一方、出庫が連続する場合には、先に出庫を終えた空パレット2がその格納階1に戻されると、リフトゾーン6でリフト7から空パレット2を受け取った台車3は、空になっている格納棚5の横へその空パレット2を搬送し、台車3に備えた移送手段で台車3上の空パレット2を格納棚5へ格納する。
空パレット2を降ろした台車3は、次いで出庫すべき車両Cが格納されている格納棚5の横に走行し、台車3に備えた移送手段で格納棚5内のパレット2を車両Cが載せられた状態のまま台車3上へ移動させる。
この車両Cが載せられたパレット2(実車パレット2A)を受け取った台車3は、リフトゾーン6へ移動され、パレット2ごと車両Cをリフト7へ渡し、リフト7で実車パレット2(2A)を入出庫口8へ昇降させる。
このような機械式駐車設備では、出庫が連続する場合のように、先の出庫による空パレットがリフトで戻されると、これを台車で受け取って空パレットを空いている格納棚へ格納し、次いで出庫させる車両を載せた実車パレットを格納棚から受け取ってリフトゾーンヘ戻って来るまで、リフトはそのままリフトゾーンに待機していなければならない。
また、リフトが入出庫口で出庫作業をしている間、台車は、空パレットを戻すために待機しておく必要があり、台車が空パレットを空の格納棚へ戻し、次に出庫させる車両を載せた実車パレットを搬送して来るまでの時間は、例えば約70秒という時間を必要とする場合もある。
そこで、同一の格納階から次の車両を連続出庫させる場合などに生じる出庫のための待ち時間が相当に長くなるという問題を解消するため、特許文献1に新たな駐車設備が提案されている。
この駐車設備では、図5に示すように、リフトゾーン6の両側の格納棚5を空きスペース9とし、リフトゾーン6の一方の側の格納棚5は、そのパレット2をその格納棚5の上部空間に吊り上げることによって空きスペース9とすることで、同空きスペース9を実車パレット2A及び空パレット2の仮置き場として出庫動作を行なわせるように構成してある。
これにより、リフトゾーン6の両側の空きスペース9となっている格納棚5の一方を出庫させる車両が載った実車パレット2A、他方を出庫済みの空パレット2のための、それぞれ仮置き場として使用することで、その格納階1における台車3とリフト7との間の実車パレット2Aと空パレット2の受け渡しを速やかに行なうことができる。
そして、仮置き場である空きスペース9と他の格納棚5との間の空パレット2や実車パレット2Aの搬送は、出庫させる車両Cを載せた実車パレット2Aをリフト7が入出庫口8に搬送している間や出庫を終えた空パレット2を載せてリフト7が戻って来るまでの間に、台車7で並行して行なうことができ、時間をセーブできる。
特開2001-40896号公報
ところが、この駐車設備では、仮置き場となる空きスペース9に空パレット2や実車パレット2Aを仮置きするために、その格納棚5に格納すべき空パレット2を、この格納棚5の上部空間に吊り上げるようにしており、この場合には、空パレット2を格納する車両Cよりも高い位置まで吊り上げるようにしなければならず、このための設備が大掛かりになるとともに、昇降のために要する時間が長くなってしまうという問題がある。
この発明は、かかる従来技術の有する課題に鑑みてなされたもので、仮置き場を確保するための空パレットの移動を短時間に行うことができるとともに、そのための機構も簡素化できる機械式駐車設備およびその運転方法を提供しようとするものである。
上記従来技術が有する課題を解決するため、この発明の請求項1記載の機械式駐車設備は、複数の格納階のそれぞれに、台車の走行路を挟んで両側に少なくとも一列の格納棚を備えるとともに、前記走行路にリフトゾーンを設け、前記走行路を走行する台車とリフトゾーンを昇降するリフトでパレットを搬送して入出庫を行う機械式駐車設備であって、前記各格納階のリフトゾーンの走行路の両側の格納棚に空パレットを格納可能な間隔を空けて上下2段の昇降可能なパレット格納棚を設け、この上下2段のパレット格納棚に、リニアガイドで構成する昇降ガイド機構およびリンク機構およびピストンシリンダ機構で構成する昇降駆動機構を設けて昇降可能とする一方、前記上下2段の昇降可能なパレット格納棚のうち下段のパレット格納棚を空パレットの仮格納棚として上段のパレット格納棚を空きスペースとするとともに、この空きスペースを、空パレットの仮格納棚、実車パレットの仮格納棚または実車パレットの通常格納棚のいずれかとしたことを特徴とするものである。
この機械式駐車設備によれば、各格納階のリフトゾーンの走行路の両側の格納棚に空パレットを格納可能な間隔を空けて上下2段の昇降可能なパレット格納棚を設け、この上下2段のパレット格納棚に、リニアガイドで構成する昇降ガイド機構およびリンク機構およびピストンシリンダ機構で構成する昇降駆動機構を設けて昇降可能とする一方、前記上下2段の昇降可能なパレット格納棚のうち下段のパレット格納棚を空パレットの仮格納棚として上段のパレット格納棚を空きスペースとするとともに、この空きスペースを、空パレットの仮格納棚、実車パレットの仮格納棚または実車パレットの通常格納棚のいずれかとして構成してあり、空パレットを格納可能な間隔の上下2段のパレット格納棚を昇降して空パレットを格納することで仮格納棚(空きスペース)を確保でき、空パレットの高さに相当する昇降ですみ、機構を簡素化して短時間に入出庫ができるようになる。
また、空パレットを下段のパレット格納棚に格納することで上段を仮格納棚または実車の格納棚とすることができ、リフトと台車を並行して運転することができ、短時間に効率的に入出庫することができるようになる。
さらに、上下2段のパレット格納棚は、昇降ガイド機構および昇降駆動機構で昇降駆動できるようになり、昇降ガイド機構をリニアガイドで構成する一方、昇降駆動機構をリンク機構およびピストンシリンダ機構で構成することで、構造を簡素化して確実に昇降できるようになる。
さらに、この発明の請求項記載の機械式駐車設備の運転方法は、複数の格納階のそれぞれに、台車の走行路を挟んで両側に少なくとも一列の格納棚を備えるとともに、前記走行路にリフトゾーンを備える一方、前記各格納階のリフトゾーンの走行路の両側の格納棚に上下2段の昇降可能なパレット格納棚を設け、前記走行路を走行する台車と前記リフトゾーンを昇降するリフトでパレットを搬送して入出庫を行う機械式駐車設備を運転するに際し、前記上下2段の昇降可能なパレット格納棚のうち下段のパレット格納棚を空パレットの仮格納棚として上段のパレット格納棚を空きスペースとし、出庫を終えて前記リフトで搬送される空パレットを出庫階に昇降して一方側のパレット格納棚に仮格納し、他方側の空きスペースに予め台車で搬送して仮格納してある実車パレットをリフトで昇降して出庫するようにしたことを特徴とするものである。
この機械式駐車設備の運転方法によれば、前記上下2段の昇降可能なパレット格納棚のうち下段のパレット格納棚を空パレットの仮格納棚として上段のパレット格納棚を空きスペースとし、出庫を終えて前記リフトで搬送される空パレットを出庫階に昇降して一方側のパレット格納棚に仮格納し、他方側の空きスペースに予め台車で搬送して仮格納してある実車パレットをリフトで昇降して出庫するようにしており、空パレットを下段のパレット格納棚に格納することで上段を仮格納棚または実車の格納棚とすることができ、リフトへの受け渡しを空きスペースを介して行えば良く、短時間に受け渡しができるとともに、リフトと台車を並行して運転することができ、短時間に効率的に入出庫することができるようになる。
この発明の請求項1記載の機械式駐車設備によれば、各格納階のリフトゾーンの走行路の両側の格納棚に空パレットを格納可能な間隔を空けて上下2段の昇降可能なパレット格納棚を設け、この上下2段のパレット格納棚に、リニアガイドで構成する昇降ガイド機構およびリンク機構およびピストンシリンダ機構で構成する昇降駆動機構を設けて昇降可能とする一方、前記上下2段の昇降可能なパレット格納棚のうち下段のパレット格納棚を空パレットの仮格納棚として上段のパレット格納棚を空きスペースとするとともに、この空きスペースを、空パレットの仮格納棚、実車パレットの仮格納棚または実車パレットの通常格納棚のいずれかとして構成したので、各格納階のリフトゾーンの台車の走行路の両側の格納棚に空パレットを格納可能な間隔を空けて上下2段の昇降可能なパレット格納棚を設けて構成したので、空パレットを格納可能な間隔の上下2段のパレット格納棚を昇降して空パレットを格納することで仮格納棚(空きスペース)を確保でき、この空きスペースの確保のために空パレットをその高さに相当する昇降だけを行えば良く、機構を簡素化して短時間に入出庫することができる。
また、空パレットを下段のパレット格納棚に格納することで上段を仮格納棚または実車の格納棚とすることができ、リフトと台車を並行して運転することができ、短時間に効率的に入出庫することができる。
さらに、上下2段のパレット格納棚は昇降ガイド機構および昇降駆動機構で昇降駆動することができ、昇降ガイド機構をリニアガイドで構成する一方、昇降駆動機構をリンク機構およびピストンシリンダ機構で構成することで、構造を簡素化して確実に昇降することができる。
さらに、この発明の請求項記載の機械式駐車設備の運転方法によれば、前記上下2段の昇降可能なパレット格納棚のうち下段のパレット格納棚を空パレットの仮格納棚として上段のパレット格納棚を空きスペースとし、出庫を終えて前記リフトで搬送される空パレットを出庫階に昇降して一方側のパレット格納棚に仮格納し、他方側の空きスペースに予め台車で搬送して仮格納してある実車パレットをリフトで昇降して出庫するようにしたので、空パレットを下段のパレット格納棚に格納することで上段を仮格納棚または実車の格納棚とすることができ、リフトへの受け渡しを空きスペースを介して行えば良く、短時間に受け渡しができるとともに、リフトと台車を並行して運転することができ、短時間に効率的に入出庫することができる。
以下、この発明の機械式駐車設備およびその運転方法の一実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図3はこの発明の機械式駐車設備の一実施の形態にかかり、図1は部分横断面図、部分縦断面図および概略平面図、図2は昇降ガイド機構および昇降駆動機構の概略斜視図、図3は昇降状態の概略説明図である。
この発明の機械式駐車設備20は、既に図4で説明した機械式駐車設備と基本的な構成は同一であり、図4に示したように、複数の格納階1を備え、各格納階1にパレット2を載せて搬送する台車3の走行路4と、この走行路4を挟む両側にパレット2ごと車両Cを格納する少なくとも1列の格納棚5を設置するとともに、走行路4に各格納階1を突き抜けるリフトゾーン6を設けてパレット2を載せて昇降するリフト7が設置してある。
この機械式駐車設備20では、図1に示すように、各格納階1のリフトゾーン6の両側の格納棚5にそれぞれ上下2段の格納棚21、22が設けてあり、上下2段の格納棚21、22の間隔が空パレット2を格納可能な間隔としてある。
すなわち、この格納棚5に本来格納すべき空パレット2または他の空パレット2を下段の格納棚22に仮格納することで、上段の格納棚21を空きスペース23として使用することができるようにしてあり、この上段の格納棚21は、他の空パレット2の仮格納、実車パレット2Aの通常の格納、他の実車パレット2Aの仮格納のいずれにも使用できるようにしてある。
このような空パレット2の高さよりわずかに広い間隔で上下2段に設けられる格納棚21、22は、走行路4の台車3の高さやリフトゾーン6のリフト7の高さに合せてパレット2(2A)の受け渡しができるように昇降可能とされ、このための機構として昇降ガイド機構30と昇降駆動機構40が備えてある。
この機械式駐車設備20の昇降ガイド機構30は、図2に示すように、空パレット2の高さよりわずかに広い間隔で上下2段に設けられる格納棚21、22のパレット支持フレーム21a、22aが両端部の支柱31(図2では、片方は省略してある。)に取り付けられて一体とされ、支柱31の背面と対向して設置したリニアガイドレール32に支柱31の上下2箇所に取り付けたリニアガイド33がガイドされて昇降するようになっており、パレット支持フレーム21a、22aの上面には、それぞれパレット支持ロール34が取り付けてある。
このような上下2段のパレット支持フレーム21a、22aを一体として上下に駆動する昇降駆動機構40は、図2に示すように、リンク機構41およびピストンシリンダ機構47を備えて構成されている。
そして、リンク機構41は、上段のパレット支持フレーム21aにブラケット42を介して第1リンク43が回動可能に連結され、この第1リンク43に第2リンク44が連結されるとともに、第2リンク44の端部が下段のパレット支持フレーム22a近傍の固定部45に回動可能に連結してあり、さらに、第1リンク43と第2リンク44との連結部に第3リンク46が連結されて構成されている。
また、ピストンシリンダ機構47は、第3リンク46の端部にパワーシリンダ48のピストンロッド49が連結され、パワーシリンダ48自体が回動可能に固定部に支持されている。このピストンシリンダ機構47としては、例えばブレーキ付きモータと、減速機と、ネジシャフトおよびスライドナットとでピストンロッド49を伸縮するように構成されたものが使用される。
このように構成した昇降駆動機構40では、図3(a)に示すように、パワーシリンダ機構47のパワーシリンダ48によってピストンロッド49を伸張することで第3リンク46を介して第1リンク43と第2リンク44とがほぼ直線状になって上下2段のパレット支持フレーム21a、22aが上昇され、下段のパレット支持フレーム22aが台車3やリフト7とのパレット2の受け渡し高さになる。
一方、このように構成した昇降駆動機構40では、図3(b)に示すように、パワーシリンダ機構47のパワーシリンダ48によってピストンロッド49を短縮することで第3リンク46を介して第1リンク43と第2リンク44とを中央部から折り曲げた状態にすることで、上下2段のパレット支持フレーム21a、22aが下降され、上段のパレット支持フレーム21aが台車3やリフト7とのパレット2の受け渡し高さになる。
したがって、下段のパレット支持フレーム22aを上昇させて空パレット2を格納することで、上段のパレット支持フレーム21aを空いた状態にすることができ、空きスペース23を形成することができる。
このとき、空きスペース23を形成するためには、上下2段の格納棚21、22を空パレット2の間隔に相当する高さを昇降すれば良く、従来のような車両Cの高さよりも高い位置まで昇降する必要がなく、昇降機構を簡素化することができるとともに、昇降に要する時間を極力短縮することができる。
次ぎに、このような機械式駐車設備20の動作とともに、その運転方法について説明する。
この機械式駐車設備20では、リフトゾーン6の両側の格納棚5、5のそれぞれに上下2段の格納棚21,22を設けて下段の格納棚22に本来格納すべき空パレット2を仮格納することで、図1(c)に示すように、上段の格納棚21をそれぞれ空きスペース23としておく。
そして、例えばこの格納階1の格納棚5の1つから車両Cを出庫させる場合には、台車3によって空きスペース23となっている一方の格納棚5(図1(c)中の上側の空きスペース23)のところに車両Cが格納された実車パレット2Aを搬送して、この格納棚5を仮置き場として実車パレット2Aを置いておく。
これと並行して、出庫を終えた空パレット2がリフト7によってリフトゾーン6へ搬送されて来ると、もう一方の空きスペース(図1(c)中の下側の空きスペース23)23となっている格納棚5にその空パレット2が移行されて仮置きされる。
次いで、空となったリフト7には、空きスペース23に置かれた出庫車両を載せた実車パレット2Aが移行され、その実車パレット2Aはリフト7により入出庫口8へと搬送される。
このようなリフト7による実車パレット2Aの搬送、入出庫口8での入出庫動作中、実車パレット2Aを送り出した格納階1では、空きスペース23に仮置きされた空パレット2の空いている格納棚5への戻し作業と、次に出庫させる格納棚5の車両Cの載った実車パレット2Aの空きスペース23への搬送と仮置き作業が台車3によって行なわれる。
このような機械式駐車設備20によれば、空パレット2を搬送して来たリフト7は、出庫させる車両Cの載った実車パレット2Aを受け取るまでの待ち時間としては、その空パレット2を側方の空きスペース23へ移行させて仮置きしたのち反対側の空きスペース23に仮置きされている出庫車両の実車パレット2Aをリフト7上へ移行させるまでであり、待機時間を大幅に短縮することができる。
これにより、入出庫作業を効率的に行なうことができる。
また、空きスペース23を作り出すため上下2段の格納棚21、22を設けるようにしたが、これら2段の格納棚の間隔を空きパレット2を格納することができる間隔とし、この間隔に対応するわずかな範囲で昇降するように昇降ガイド機構30と昇降駆動機構40を設置してあり、従来の駐車設備で必要とする車両の高さ以上に昇降する場合に比べ、機構を簡素化することができるとともに、昇降に要する時間を短縮することができる。
なお、上記実施の形態では、台車の走行路の両側にそれぞれ1列ずつ格納棚5を設ける場合を例に説明したが、これに限らず、片側に複数列設けるようにしても良い。
この発明の機械式駐車設備の一実施の形態にかかる部分横断面図、部分縦断面図および概略平面図である。 この発明の機械式駐車設備の一実施の形態にかかる昇降ガイド機構および昇降駆動機構の概略斜視図である。 この発明の機械式駐車設備の一実施の形態にかかる昇降状態の概略説明図である。 この発明が適用される機械式駐車設備の一例にかかる縦断面図および横断面図である。 従来の駐車設備の部分横断面図、部分縦断面図および概略平面図である。
符号の説明
1 格納階
2 パレット
2A 実車パレット
3 台車
4 走行路
5 格納棚
6 リフトゾーン
7 リフト
8 入出庫口
20 機械式駐車設備
21 上段の格納棚
21a パレット支持フレーム
22 下段の格納棚
22a パレット支持フレーム
23 空きスペース
30 昇降ガイド機構
31 支柱
32 リニアガイドレール
33 リニアガイド
34 パレット支持ロール
40 昇降駆動機構
41 リンク機構
42 ブラケット
43 第1リンク
44 第2リンク
45 固定部
46 第3リンク
47 ピストンシリンダ機構
48 パワーシリンダ
49 ピストンロッド

Claims (2)

  1. 複数の格納階のそれぞれに、台車の走行路を挟んで両側に少なくとも一列の格納棚を備えるとともに、前記走行路にリフトゾーンを設け、前記走行路を走行する台車とリフトゾーンを昇降するリフトでパレットを搬送して入出庫を行う機械式駐車設備であって、
    前記各格納階のリフトゾーンの走行路の両側の格納棚に空パレットを格納可能な間隔を空けて上下2段の昇降可能なパレット格納棚を設け
    この上下2段のパレット格納棚に、リニアガイドで構成する昇降ガイド機構およびリンク機構およびピストンシリンダ機構で構成する昇降駆動機構を設けて昇降可能とする一方、
    前記上下2段の昇降可能なパレット格納棚のうち下段のパレット格納棚を空パレットの仮格納棚として上段のパレット格納棚を空きスペースとするとともに、この空きスペースを、空パレットの仮格納棚、実車パレットの仮格納棚または実車パレットの通常格納棚のいずれかとしたことを特徴とする機械式駐車設備。
  2. 複数の格納階のそれぞれに、台車の走行路を挟んで両側に少なくとも一列の格納棚を備えるとともに、前記走行路にリフトゾーンを備える一方、前記各格納階のリフトゾーンの走行路の両側の格納棚に上下2段の昇降可能なパレット格納棚を設け、前記走行路を走行する台車と前記リフトゾーンを昇降するリフトでパレットを搬送して入出庫を行う機械式駐車設備を運転するに際し、前記上下2段の昇降可能なパレット格納棚のうち下段のパレット格納棚を空パレットの仮格納棚として上段のパレット格納棚を空きスペースとし、出庫を終えて前記リフトで搬送される空パレットを出庫階に昇降して一方側のパレット格納棚に仮格納し、他方側の空きスペースに予め台車で搬送して仮格納してある実車パレットをリフトで昇降して出庫するようにしたことを特徴とする機械式駐車設備の運転方法。
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