JP7326653B2 - 荷積装置 - Google Patents

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Description

本発明は、荷積装置に関する。
従来、例えば海上輸送用コンテナ(以下、単に「コンテナ」とも称する。)の内側に外側から荷物を積み込む荷役作業(バンニング)が知られている。バンニングの際に使用される荷積装置として、例えば、特許文献1には、重量物の荷物を積み込む重量物搬送装置が開示されている。
特許文献1の重量物搬送装置では、コンテナの内側に、コロ等の転動体が内側に取り付けられたレールが配置されると共に、転動体の上にはスライド部材が配置される。そして、スライド部材の上側に載置された重量物を、レールを用いて摺動させることによって、コンテナの内側に外側から重量物の荷物が積み込まれる。
特許第3581985号公報
しかし、特許文献1の場合、コンテナの内側では、転動体が取り付けられたレールを用いて荷物を円滑に搬送することは可能であるが、コンテナの外側では、荷物を円滑に搬送する技術については何ら開示されていない。すなわち、荷積み作業の際、コンテナの入口までは、フォークリフト、台車、クレーン等の、構造が比較的複雑な運搬機を用いて荷物をコンテナまで搬送する必要が生じる。このため、運搬機の導入コストや維持コストが嵩むという問題がある。また、運搬機を操作できる高度な技術を有する熟練労働力も必要となるため、人件費も嵩む。結果、作業コスト全体が大きくなる。
荷積作業に係るコストを低減するため、運搬機を用いることなく、簡易な構造を有し、操作が容易な牽引装置を荷積装置として使用する方法が考えられる。例えば、土台となるベース部の上に、表面に複数の凸部が形成された板部材を設け、ベース部の長手方向の一端の下側に、シャフトを回転可能に配置する。板部材の複数の凸部は、荷物が上側を摺動する際に生じる摩擦力を小さくする。また、ベース部のシャフトと反対側に棒状の当て部材を、シャフトと平行に延びるように設け、シャフトと当て部材とを2本の牽引部材で連結する。
そして、ベース部上で2本の牽引部材とシャフトと当て部材との間で囲まれた領域内で、設定された搬送開始位置に荷台を配置し、荷台の上に荷物を載置する。そして、シャフトを回転させて牽引部材を巻き取ることによって当て部材を引き、シャフトに向かって搬送終了位置まで移動させれば、板部材の上で荷物を荷台ごと摺動させて搬送することができる。
しかし、牽引部材を用いて荷物の搬送を繰り返し行う場合、ある搬送作業が終了した後、シャフト側に巻き取られた牽引部材の当て部材側の先端を、次の搬送作業のために、再度、搬送開始位置まで引き出す必要が生じ、作業が煩雑である。
本発明は上記した問題に着目して為されたものであって、低コストで、荷物を円滑に荷積みできる荷積装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の荷積装置は、コンテナへ荷積みする荷役ヤードに設置されると共に、パレットが載置される上面に複数の凸部が形成されたスライダー部材と、スライダー部材のパレットの搬送方向の下流側に設けられた巻取り装置と、パレットの搬送方向と直交する方向の両側へ配置され、巻取り装置で巻き取られる牽引部材と、パレットの側面に押し当てられる当て部材と、当て部材の両端部分に設けられ牽引部材を着脱可能に連結する連結部材と、を有する。
上記構成によれば、荷役ヤードには、スライダー部材が設置されており、パレットをスライドさせてコンテナへ荷積みできる。荷物が積まれたパレットをスライドさせるときは、当て部材をパレットの側面に押し当て、連結部材によって牽引部材を当て部材の両端部分に連結する。
ここで、スライダー部材のパレットの搬送方向の外側に設けられた巻取り装置を駆動して、牽引部材を巻き取ることで、パレットが当て部材に押されて、コンテナに積み込まれる。コンテナへの荷積みが終わった後、連結部材を操作して当て部材を牽引部材から取り外す。そして、当て部材だけを、次の荷物が積まれたパレットの側面に押し当てることができるので、牽引部材が邪魔にならず、作業の効率が上がる。
請求項2に記載の荷積装置では、牽引部材は、ベルトであり、連結部材は、ベルトの他端の下面を受ける受け面を有する上側板状金具と、ベルトの他端を間において上側板状金具と重ね合わせられ牽引部材の他端の上面を押える押え面を有する下側板状金具と、上側板状金具と下側板状金具とを着脱自在に連結する第1のネジ結合部と、を備える。上記構成によれば、連結部材は、上側板状金具、下側板状金具及び第1のネジ結合部の3つの部材によって構成されるので、部材数を抑えて荷積装置を簡易に作製できる。
請求項3に記載の荷積装置では、平面視で、上側板状金具の幅及び下側板状金具の幅は、ベルトの幅より広い。上記構成によれば、連結部材の上側板状金具の幅及び下側板状金具の幅は、牽引部材の幅より広いので、牽引部材を安定して挟み込める。このため、搬送時に牽引部材と連結部材との分離が防止され、搬送時の円滑性が向上する。
請求項4に記載の荷積装置では、連結部材は、当て部材側の端部の外周面に雄ネジ部が形成された連結棒を備え、当て部材には、連結棒の雄ネジ部と第2のネジ結合部を形成する穴部が設けられている。上記構成によれば、連結部材の第1のネジ結合部に加え、雄ネジ部と穴部とからなる第2のネジ結合部によって、牽引部材の長さが調節される。このため、牽引部材の長さをより高精度に調節できる。
請求項5に記載の荷積装置では、巻取り装置は、荷役ヤードに固定された軸受と、軸受に回転可能に支持されたシャフトと、シャフトを回転させる駆動装置と、シャフトに取り付けられ牽引部材を巻き取る筒状の巻胴と、シャフトに巻胴を着脱自在に固定する固定具と、を備える。
上記構成によれば、固定具によってシャフトに巻胴を固定すれば、シャフトの回転に従って牽引部材を巻き取ることができる。また、シャフトに対する巻胴の固定を解除すれば、駆動装置を停止させた状態でも巻胴から牽引部材を巻き出すことができる。
本発明に係る荷積装置によれば、低コストで、荷物を円滑に荷積みできる荷積装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る荷積装置の構成を説明する斜視図である。 本実施形態に係る荷積装置の巻取り装置を、一部を切断して説明する平面図である。 本実施形態に係る荷積装置の連結部材を分解した状態を説明する組立斜視図である。 本実施形態に係る荷積装置の連結部材を説明する断面図である。 本実施形態に係る荷積装置を用いた荷積方法を説明する斜視図である(その1)。 本実施形態に係る荷積装置を用いた荷積方法を、一部を破断して説明する側面図である(その2)。 第1変形例に係る荷積装置を説明する側面図である。 第2変形例に係る荷積装置を説明する正面図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一の部分及び類似の部分には、同一の符号又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各装置や各部材の厚みの比率等は現実のものとは異なる。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判定すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
<荷積装置の構造>
本実施形態に係る荷積装置10は、図1に示すように、スライダー部材14と、巻取り装置16と、牽引部材18と、当て部材40と、連結部材20と、を有する。荷積装置10は、例えば、コンテナCへ、パレットPを用いて荷物Bを荷積みする荷役ヤードYにおいて使用される(図5参照)。本実施形態では、荷役ヤードYは、敷地面Gと比べて床面Fが高い高床式(プラットホーム型)倉庫である。
ベース部12は、図1に示すように、荷役ヤードYの床面F上に配置され、長手方向が荷物Bの搬送方向Mに沿って延びている。ベース部12は、平面視で矩形状の枠体と、枠体の内側を埋めるように配置されたパネル材(不図示)とを備えている。枠体は、例えば一対のH型鋼の縦材と一対のH型鋼の横材とを、ボルト及びナット等の締結部材を用いて、分解可能に組み立てることができる。
なお、ベース部12の素材としては、H型鋼に限定されない。また、縦材及び横材を用いることも必須ではない。また、ベース部12は必須ではなく、床面Fの上に、スライダー部材14が直接設置されてもよい。
(スライダー部材)
スライダー部材14は、板状部材であり、ベース部12の上に、複数枚設置されている。スライダー部材14のパレットPが載置される上面には、複数の凸部14Aが形成され、凸部14Aによって、荷物Bとの接触抵抗が低減される。本実施形態では、4枚のスライダー部材14が例示されているが、これに限定されず、枚数は適宜変更できる。スライダー部材14としては、例えば、特開2017-140168号に開示されている樹脂製のスライダーボードを採用できるが、これに限定されず、荷物Bとの接触抵抗が低減される部材であれば、適宜採用できる。
(巻取り装置)
巻取り装置16は、スライダー部材14のパレットPの搬送方向Mの下流側(図1中の左上側)に設けられている。図2に示すように、巻取り装置16は、荷役ヤードYに固定された軸受16Aと、軸受16Aに回転可能に支持されたシャフト16Bと、シャフト16Bを回転させる駆動装置16Cと、を備える。また、巻取り装置16は、シャフト16Bに取り付けられ牽引部材18を巻き取る巻胴16Dと、シャフト16Bに巻胴16Dを着脱自在に固定する固定具16Eと、を備える。
シャフト16Bは、例えば金属製である。巻胴16Dは、例えば金属製であり、筒状部16D1と、筒状部16D1の径より大径のフランジ部16D2とを有する。本実施形態では、1個の巻胴16Dにつき2個のフランジ部16D2が、間隔を空けて設けられている。また、駆動装置16Cは、例えば電動モータである、なお、駆動装置としてはこれに限定されず、例えば手動で回転させる手段も採用できる。また、駆動装置の個数は、1個に限定されず、2個以上設けられてもよい。
固定具16Eは、例えばボルト又はピンである。シャフト16B及び筒状部16D1には、同軸で貫通孔(符号省略)が設けられ、シャフト16Bの貫通孔と筒状部16D1の貫通孔に、固定具16Eは差し込まれている。
固定具16Eがボルトの場合、ボルトの頭部と反対側の先端部には、ナット(符号省略)がネジ止めされる。固定具16Eのネジ止めによって、シャフト16B及び巻胴16Dが一体化され、シャフト16Bの回転に従って牽引部材18を巻き取ることができる。また、ネジを緩めて固定具16Eを取り外すことによって、シャフト16B及び巻胴16Dの一体化が解除され、巻胴16Dは、シャフト16Bの回転とは関係なく自在に回転(空回り)できる。
(牽引部材)
牽引部材18は、ベルトであり、パレットPの搬送方向Mと直交する方向(図2中の上下方向)の両側へ配置され、巻取り装置16によって、2個のフランジ部16D2に挟まれた筒状部16D1の外周面上に巻き取られる。なお、本実施形態では、牽引部材18としてベルトを用いたが、牽引部材は、ベルト状の帯状部材に限定されず、例えば、ワイヤーロープ等、紐状の部材であってもよい。牽引部材18の一端は、シャフト16Bの外周面に固定されている。牽引部材18の他端側は、連結部材20を介して当て部材40に連結されている。
(当て部材)
当て部材40は、例えばチャンネル材等の長尺の鋼材であり、図1に示したように、パレットPの側面に押し当てられる。なお、当て部材の素材及び形状は、これに限定されず、適宜変更できる。当て部材40の長手方向の両端には、連結部材20の連結棒32の雄ネジ部32Aと第2のネジ結合部を形成する、貫通孔としての穴部40Aが設けられている(図4参照)。
(連結部材)
連結部材20は、図3に示すように、上側板状金具22と、下側板状金具24と、第1のネジ結合部と、を備え、当て部材40の両端部分に設けられている(図1参照)。また、図1及び図3に示すように、連結部材20は、当て部材40側の端部の外周面に雄ネジ部32Aが形成された連結棒32を備える。
上側板状金具22は、牽引部材18の他端の下面を受ける受け面(上面)を有し、受け面は、牽引部材18の幅方向(図3中の左右方向)における中央の部分が両端より上側に突出するように湾曲している。上側板状金具22には、上下方向に貫通するナット孔22Aが、牽引部材18の幅方向の両端に3個ずつ形成されている。
下側板状金具24は、牽引部材18の他端の上面を押える押え面(下面)を有する。押え面は、牽引部材18の幅方向における中央の部分が両端より上側に窪むように湾曲している。下側板状金具24には、上下方向に貫通するナット孔24Aが、牽引部材18の幅方向の両端に3個ずつ形成されている。
図1及び図3から分かるように、平面視で、上側板状金具22の幅及び下側板状金具24の幅は、牽引部材18の幅より広い。また、上側板状金具22の受け面の湾曲形状と、下側板状金具24の押え面の湾曲形状とは、互いに嵌合するように対応している。また、上側板状金具22のナット孔22Aと、下側板状金具24のナット孔24Aとは、ほぼ同軸である。
上側板状金具22及び下側板状金具24が牽引部材18の他端を間において重ね合わせられ、上側板状金具22のナット孔22A及び下側板状金具24のナット孔24Aにボルト26が差し込まれてネジ止めされる。ネジ止めによって、牽引部材18が堅固に挟持される。特に、上側板状金具22の受け面と、下側板状金具24の押え面とが、互いに嵌合するように対応した湾曲形状であるため、挟持力が高められる。
本実施形態では、上側板状金具22のナット孔22A、下側板状金具24のナット孔24A及びボルト26が、第1のネジ結合部を構成する。第1のネジ結合部は、上側板状金具22と下側板状金具24とを着脱自在に連結する。なお、第1のネジ結合部としては、これに限定されず、例えば、上側板状金具22及び下側板状金具24をクランプ等の挟持工具によって固定する等、他の構造を適宜採用できる。
連結棒32は、図4に示すように、L字状であり、左端部は上側板状金具22の上面に溶接等によって接合されている。連結棒32の右端部の雄ネジ部32Aは、当て部材40の穴部40Aに差し込まれ、所定の位置でナット34によってネジ止めされることによって、当て部材40に固定されている。雄ネジ部32A及びナット34のネジ結合によって、連結部材20は、牽引部材18を着脱可能に連結する。
<荷積装置の使用方法>
次に、本実施形態に係る荷積装置10の使用方法を、図5及び図6に示すように、敷地面Gに乗り入れたトラックTのコンテナC内に荷物Bを積み込む場合を例として説明する。まず、荷積み開始前の段階では、牽引部材18及び当て部材40は、連結されていない状態であるとする。
また、図5に示すように、荷役ヤードYの床面F上には、ベース部12の上にスライダー部材14が設置されている。また、トラックTのコンテナCの内側の床面上にも、ベース部12の上のスライダー部材14と上面の高さをほぼ同じ高さに揃えて、スライダー部材14が配置されている。
また、荷積装置10の2本の牽引部材18の間には複数のパレットPが配置され、複数のパレットPのうち、当て部材40に接する2個のパレットP以外の10個のパレットPの上には、荷物Bが2個ずつ載置されている。
なお、本実施形態では、当て部材40に接する2個のパレットPは、スペーサ部材として利用されているが、これに限定されず、すべてのパレットPの上に荷物Bが載置されてもよい。また、1個のパレットPの上に載置される荷物Bの個数も2個に限定されず、適宜変更できる。
次に、当て部材40をパレットPの側面に押し当て、連結部材20の連結棒32の雄ネジ部32Aを当て部材40の両端部分に差し込み、ナット34でネジ止めする。ネジ止めによって、牽引部材18が当て部材40の両端部分に連結される。また、牽引部材18が適切な張力を有するように、上側板状金具22及び下側板状金具24が牽引部材18を挟持する位置を設定し、長さを調節する。また、連結棒32の雄ネジ部32Aの当て部材40における固定位置を設定することによっても、牽引部材18の長さを調節する。
次に、図6に示すように、巻取り装置16の駆動装置16Cを駆動させてシャフト16Bを回転させ、牽引部材18を巻胴16Dに巻き取る。巻き取られた牽引部材18が当て部材40をコンテナC側(図6中の左側)へ移動させるため、当て部材40に押されてすべてのパレットPも連動してコンテナC側へ移動する。このため、パレットPがスライダー部材14の上で搬送方向Mに沿ってスライドし、荷物BごとパレットPがコンテナCへ荷積みされる。
荷積みが終わった後、連結部材20を操作して当て部材40を牽引部材18から取り外す。そして、当て部材40を、次の荷物Bが積まれたパレットPの側面に押し当てる。そして、シャフト16B及び筒状部16D1から固定具16Eを取り外して、シャフト16Bと筒状部16D1との固定を解除する。そして、巻き取られた牽引部材40を巻胴16Dから巻き出し、再度、連結部材20を介して、他端を当て部材40に連結し、図5及び図6を用いて説明した場合と同様に、次の荷積み作業を行えばよい。
(作用効果)
本実施形態に係る荷積装置10によれば、コンテナCへの荷積みが終わった後、当て部材40を牽引部材18から取り外し、当て部材40だけを、次の荷物Bが積まれたパレットPの側面に押し当てることができる。このため、牽引部材18が邪魔にならず、作業の効率が上がる。
また、本実施形態に係る荷積装置10によれば、連結部材20は、上側板状金具22、下側板状金具24及び第1のネジ結合部の3つの部材によって構成されるので、部材数を抑えて荷積装置10を簡易に作製できる。
また、本実施形態に係る荷積装置10によれば、連結部材20の上側板状金具22の幅及び下側板状金具24の幅は、牽引部材18のベルトの幅より広いので、牽引部材18を安定して挟み込める。このため、搬送時に牽引部材18と連結部材20との分離が防止され、搬送時の円滑性が向上する。
また、本実施形態に係る荷積装置10によれば、連結部材20の第1のネジ結合部に加え、雄ネジ部32Aと穴部40Aとからなる第2のネジ結合部によって、牽引部材18の長さが調節される。このため、牽引部材18の長さをより高精度に調節できる。
また、本実施形態に係る荷積装置10によれば、固定具16Eによってシャフト16Bに巻胴16Dを固定すれば、シャフト16Bの回転に従って牽引部材18を巻き取ることができる。また、シャフト16Bへの巻胴16Dの固定を解除すれば、駆動装置16Cを停止させた状態でも、巻胴16Dから牽引部材18を巻き出すことができる。
<第1変形例>
図7中に例示した第1変形例に係る荷積装置10Aのように、荷役ヤードYの床面F上に滑車50を配置すると共に、床面Fより低い敷地面G上に、巻取り装置16が配置されてもよい。第1変形例では、滑車50を経由して、牽引部材18が巻き取られる。第1変形例に係る荷積装置10Aの他の構成については、図1~図6に示した荷積装置10における同名の部材と等価であるため、重複説明を省略する。
第1変形例では、巻取り装置16が敷地面G上に配置され、床面F上に配置される必要がない。このため、比較的嵩張り易い駆動装置16Cと、ベース部12やスライダー部材14等との干渉を回避できる。換言すると、敷地面G上の空きスペースを有効に活用して、駆動装置16Cの高出力化に伴うサイズアップが容易になる。第1変形例に係る荷積装置10Aの他の効果については、図1~図6に示した荷積装置10の場合と同様である。
<第2変形例>
図8中に例示した第2変形例に係る荷積装置10Bでは、ベース部12の外側に、H形鋼等のレール部材42が設けられると共に、当て部材40の下側に、レール部材42の内側面に接触して回転する転動輪52が設けられてもよい。レール部材42は、搬送方向M(図1参照)に沿って延びるように設置されている。
転動輪52は、当て部材40に設けられた車軸54によって、水平面内で回転可能に支持されている。また、当て部材40の下側で転動輪52の外側には、走行輪56が回転可能に取り付けられ、走行輪56は、レール部材42の上面に接触して回転する。第2変形例では、牽引部材40が巻き取られて当て部材40が移動する際、転動輪52及び走行輪56もレール部材42に接触しつつ回転する。第2変形例に係る荷積装置10Bの他の構成については、図1~図7に示した荷積装置10,10Aにおける同名の部材と等価であるため、重複説明を省略する。
第2変形例によれば、当て部材40が移動する際、転動輪52がレール部材42に内側から接触するため、当て部材40がレール部材42から離れることなく安定的に移動できる。第2変形例に係る荷積装置10Bの他の効果については、図1~図7に示した荷積装置10,10Aの場合と同様である。
<その他の実施形態>
本発明は上記の開示した実施の形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。例えば、平面視でU字状に折り曲げられると共に、U字の底部の領域に、当て部材40の穴部40Aと等価な穴部が設けられた鋼板部材を用意する。そして、連結棒32に対向する当て部材40の側面に、鋼板部材の端面を溶接等により接合して、穴部に連結棒32をネジ止めすれば、連結棒32の連結に伴う当て部材40の強度低下を補うことができる。
また、図1~図8中に示したそれぞれの荷積装置10,10A,10Bに含まれる構成を、部分的に組み合わせて本発明を構成してもよい。本発明は、上記に記載していない様々な実施の形態等を含むと共に、本発明の技術的範囲は、上記の説明から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ定められるものである。
10,10A,10B 搬送装置
14 スライダー部材
14A 凸部
16 巻取り装置
16A 軸受
16B シャフト
16C 駆動装置
16D 巻胴
16E 固定具
18 牽引部材
20 連結部材
22 上側板状金具
22A ナット孔
24 下側板状金具
24A ナット孔
26 ボルト
32 連結棒
32A 雄ネジ部
34 ナット
40 当て部材
40A 穴部
C コンテナ
M 搬送方向
P パレット
Y 荷役ヤード

Claims (5)

  1. コンテナへ荷積みする荷役ヤードに設置されると共に、パレットが載置される上面に複数の凸部が形成されたスライダー部材と、
    前記スライダー部材の前記パレットの搬送方向の下流側に設けられた巻取り装置と、
    前記パレットの搬送方向と直交する方向の両側へ配置され、前記巻取り装置で巻き取られる牽引部材と、
    前記パレットの側面に押し当てられる当て部材と、
    前記当て部材の両端部分に設けられ前記牽引部材を着脱可能に連結する連結部材と、
    を有する荷積装置。
  2. 前記牽引部材は、ベルトであり、
    前記連結部材は、
    前記ベルトの他端の下面を受ける受け面を有する上側板状金具と、
    前記ベルトの他端を間において前記上側板状金具と重ね合わせられ前記牽引部材の他端の上面を押える押え面を有する下側板状金具と、
    前記上側板状金具と前記下側板状金具とを着脱自在に連結する第1のネジ結合部と、を備える、
    請求項1に記載の荷積装置。
  3. 平面視で、前記上側板状金具の幅及び前記下側板状金具の幅は、前記ベルトの幅より広い、
    請求項2に記載の荷積装置。
  4. 前記連結部材は、前記当て部材側の端部の外周面に雄ネジ部が形成された連結棒を備え、
    前記当て部材には、前記連結棒の雄ネジ部と第2のネジ結合部を形成する穴部が設けられている、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の荷積装置。
  5. 前記巻取り装置は、
    前記荷役ヤードに固定された軸受と、
    前記軸受に回転可能に支持されたシャフトと、
    前記シャフトを回転させる駆動装置と、
    前記シャフトの両端部に取り付けられ前記牽引部材を巻き取る筒状の巻胴と、
    前記シャフトに前記巻胴を着脱自在に固定する固定具と、を備える
    請求項1~4のいずれか一項に記載の荷積装置。
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