JP3139684U - 荷崩れ防止用積載物固定ベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】積載物を固定するのに作業者一人で短時間に作業が完了できる固定手段の提供にある。
【解決手段】荷崩れ防止用積載物固定ベルトのコの字型固定部材の開口部を積載台に固定し、該固定部材に連なるベルトを積載物の上部を渡して、ベルト長を調節できるもう一個のコの字型固定部材を積載台の反対側に固定する。次にベルトの端部を引張しコの字型固定部材の最下部で反転させベルト締め具を使って積載物と積載台と固定することで課題を解決できる。
【選択図】図5
【解決手段】荷崩れ防止用積載物固定ベルトのコの字型固定部材の開口部を積載台に固定し、該固定部材に連なるベルトを積載物の上部を渡して、ベルト長を調節できるもう一個のコの字型固定部材を積載台の反対側に固定する。次にベルトの端部を引張しコの字型固定部材の最下部で反転させベルト締め具を使って積載物と積載台と固定することで課題を解決できる。
【選択図】図5
Description
本考案は荷物運搬時の積載物の荷崩れを防止する固定ベルトに関する。
従来、荷物運搬時の積載物の荷崩れを防止する手段としては、積載物の周囲をロープで止めたり、ストレッチフィルムを幾重にも巻いて積載物の荷崩れを防止してきた。ロープで止める方法やストレッチフィルムを幾重にも巻いて固定する方法では、その作業時間が長くかかる。また、ストレッチフィルムは一度の使い切り使用で再利用できない事とストレッチフィルムの廃棄費用がかかる欠点を持っていた。又、廃棄したストレッチフィルムを焼却処理した場合、多量の炭酸ガスを発生させるため、環境への影響も好ましい状態ではなかった。これらの欠点を改善する事と、積載物を固定するのに作業者一人で短時間に作業が完了できる手段の提供が望まれていた。
本考案は荷物運搬時の積載物を固定する手段として、ロープやストレッチフィルムに代わる固定手段の提供である。つまり、荷崩れ防止用固定ベルトで積載物を積載台に固定することを作業者一人で短時間で確実、容易にできる手段の提供にある。
上記の課題を解決すべく本考案者らは鋭意検討した結果、上記の課題は次のような手段によって解決できる事がわかった。
即ち、積載物固定ベルトのベルト端に固定したコの字型固定部材の開口部を積載台に挿入して固定部材の上部(天井部)に設置した締めボルトで積載台とコの字型固定部材を固定する。ついで、積載台に固定したコの字型固定部材に連なるベルトを積載物の上部を渡して、ベルトに接続したもう一つのコの字型固定部材の開口部を積載台の反対側に挿入し、上部の締めボルトを締めてコの字型固定部材を固定する。次に、ベルトを引張してベルト締め部材で積載物を積載台にしっかり固定する。この際、コの字型固定部材を積載台に固定する事で、積載物固定ベルトの作業開始から積載物の固定までを一人で容易で確実にでき、安全に運搬することが出来るので上記課題を解決できることがわかった。
即ち、積載物固定ベルトのベルト端に固定したコの字型固定部材の開口部を積載台に挿入して固定部材の上部(天井部)に設置した締めボルトで積載台とコの字型固定部材を固定する。ついで、積載台に固定したコの字型固定部材に連なるベルトを積載物の上部を渡して、ベルトに接続したもう一つのコの字型固定部材の開口部を積載台の反対側に挿入し、上部の締めボルトを締めてコの字型固定部材を固定する。次に、ベルトを引張してベルト締め部材で積載物を積載台にしっかり固定する。この際、コの字型固定部材を積載台に固定する事で、積載物固定ベルトの作業開始から積載物の固定までを一人で容易で確実にでき、安全に運搬することが出来るので上記課題を解決できることがわかった。
積載物固定ベルトのコの字型固定部材の開口部を積載台に挿入し、該コの字型固定部材の上部に設置したボルトで積載台に固定する。該コの字型固定部材に連なるベルトを積載物の上部を渡して、ベルトに接続したもう一つのコの字型固定部材の開口部を積載台の反対側に挿入し、コの字型固定部材の上部締めボルトを廻し込んで該コの字型固定部材と積載台を固定する。次いで、ベルトを引張、反転させベルトに接続したベルト締め部材を接続することで積載物と積載台は固定され一連の作業は完了する。本考案の荷崩れ防止固定ベルトはベルトに固定したコの字型固定部材を積載台に固定する態様にすることで、積載物の積載台への縦方向の固定を容易に開始でき、作業者一人で積載物の固定作業が可能で、安全で安心な運搬作業ができる。本考案の荷崩れ防止固定ベルトを用いる事によって、従来から行なってきたロープで止める方法、ストレッチフィルムを幾重にも巻く方法と比較して、短時間で安心して積載物の固定ができる。さらに、安全に運搬できることは勿論、運搬時間の短縮と、ストレッチフィルムの廃棄作業の改善と廃棄費用の削減及びストレッチフィルムの焼却処理による炭酸ガスの排出の削減等に結びつけることが可能となる。
作業者一人で積載台上の積載物を固定する場合において、図1、図2の荷崩れ防止積載物固定ベルトのコの字型固定部材1の上部1aと下部1bの間に出来る背部1cの高さの空隙を図4の積載台6に挿入し、締めボルト1fを廻し込んでコの字型固定部材1と積載台6を固定する。この際、積載物固定ベルトのコの字型固定部材1が積載台に固定され、ベルト3は長方形穴1d、1eを通過し反転後、ミシン縫い止め部1hで固定されているので積載物の固定開始作業が容易である。次いで、コの字型固定部材1に連なるベルト3を積載物5の上部を渡して、コの字型固定部材2の上部2aと下部2bの間に出来る背部2cの高さの空隙を反対側の積載台6に挿入して、締めボルト2fを廻し込んで固定する。次いで、ベルト3を引張して積載物5と積載台6をしっかり締め、ベルト3上の締め部材4bを反転させて程よく締めて締め部材4aに固定する。
該作業は積載物の重量が大きいものや大きさが不揃い、不定形など様々な荷姿に応じて行なうが、作業者一人が短時間で容易に行なうことが出来る。最終的な形態は図5の積載状態となる。
該作業は積載物の重量が大きいものや大きさが不揃い、不定形など様々な荷姿に応じて行なうが、作業者一人が短時間で容易に行なうことが出来る。最終的な形態は図5の積載状態となる。
以下、本考案を図面を用いて詳細に説明する。
図1は本考案の荷崩れ防止用固定ベルトの立面図である。
図が本考案の積載物の荷崩れ防止用固定ベルトであり、1、2はコの字型固定部材で、3はベルトである。4a、4bはベルト締め具である。
図1は本考案の荷崩れ防止用固定ベルトの立面図である。
図が本考案の積載物の荷崩れ防止用固定ベルトであり、1、2はコの字型固定部材で、3はベルトである。4a、4bはベルト締め具である。
図2は本考案の荷崩れ防止用固定ベルトのコの字型固定部材1の周辺見取り図である。
コの字型固定部材1の上部(天井部)1a、下部(底部)1b、高さ(背部)1cで、上部1aの長方形穴1d、下部1bの長方形穴1eで、締めボルト用ナット穴1g、締めボルト1f、3はベルト、ミシン縫い止め部1hである。
コの字型固定部材1の上部(天井部)1a、下部(底部)1b、高さ(背部)1cで、上部1aの長方形穴1d、下部1bの長方形穴1eで、締めボルト用ナット穴1g、締めボルト1f、3はベルト、ミシン縫い止め部1hである。
図3は本考案の荷崩れ防止用固定ベルトのコの字型固定部材2の周辺見取り図である。
コの字型固定部材2の上部(天井部)2a、下部(底部)2b、高さ(背部)2cで、上部2aの長方形穴2d、下部2bの長方形穴2eで、締めボルト用ナット穴2g、締めボルト2f、ベルト3、ベルト3上に固定したベルト締め具4a、4bである。
コの字型固定部材2の上部(天井部)2a、下部(底部)2b、高さ(背部)2cで、上部2aの長方形穴2d、下部2bの長方形穴2eで、締めボルト用ナット穴2g、締めボルト2f、ベルト3、ベルト3上に固定したベルト締め具4a、4bである。
図4は本考案の荷崩れ防止用固定ベルトのコの字型固定部材2の周辺で、ベルト3上に固定したベルト締め具4a、4bで固定する時の見取り図である。
図5は本考案の荷崩れ防止用固定ベルトを使用して積載台(パレット、手押し台車など)6上の積載物5を固定した時の見取り図である。
積載台6に荷崩れ防止用固定ベルトのコの字型固定部材1の上部1aと下部1bの間に出来る背部1cの高さの空隙を挿入し、コの字型固定部材1の上部1aに設けた締めボルト用ナット穴1gに填合された締めボルト1fを廻し込んで積載台6とコの字型固定部材1を固定する。次いで、コの字型固定部材1に連なるベルト3を積載物5の上部を渡し反対側に置かれる。このベルト3は長方形穴2d、2eを通過させることで接続したコの字型固定部材2の上部2aと下部2bの間に出来る背部2cの高さの空隙を積載台6の反対側に挿入し、コの字型固定部材2の上部2aに設けた締めボルト用ナット穴2gに填合された締めボルト2fを廻し込んで積載台6とコの字型固定部材2を固定する。さらに、ベルト3のベルト締め具4b付近を引っ張り、反転させてベルト締め具4bを4aに固定することで積載物の固定ができる。又、この作業は作業者一人で短時間で容易に出来る事が大きな特徴である。
積載台6に荷崩れ防止用固定ベルトのコの字型固定部材1の上部1aと下部1bの間に出来る背部1cの高さの空隙を挿入し、コの字型固定部材1の上部1aに設けた締めボルト用ナット穴1gに填合された締めボルト1fを廻し込んで積載台6とコの字型固定部材1を固定する。次いで、コの字型固定部材1に連なるベルト3を積載物5の上部を渡し反対側に置かれる。このベルト3は長方形穴2d、2eを通過させることで接続したコの字型固定部材2の上部2aと下部2bの間に出来る背部2cの高さの空隙を積載台6の反対側に挿入し、コの字型固定部材2の上部2aに設けた締めボルト用ナット穴2gに填合された締めボルト2fを廻し込んで積載台6とコの字型固定部材2を固定する。さらに、ベルト3のベルト締め具4b付近を引っ張り、反転させてベルト締め具4bを4aに固定することで積載物の固定ができる。又、この作業は作業者一人で短時間で容易に出来る事が大きな特徴である。
図1から図5の本考案の荷崩れ防止用積載物固定ベルトの材質と寸法について以下に説明する。荷崩れ防止用積載物固定ベルトのベルト部3の材質はポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、綿、アクリル繊維等で厚さ0.5〜4mm、幅30〜110mmの寸法が好ましく、荷崩れ防止用固定ベルトの長さはパレット、台車や積載物の大きさによって変わるが、1,000mm〜4,000mmが好ましい。コの字型固定部材1と2の材質はFRP、アルミニュウム、ステンレス、ポリエステル、ポリプロピレン等で、大きさは上部と下部が50mm〜100mm×70mm〜120mmで、高さ30mm〜70mmが好ましい。締めボルト1f、2fの材質は鉄、ステンレス、ナイロン、ポリエステル等が好ましく、コの字型固定部材1と2が積載台にしっかり固定され、コの字型固定部材上部に出ている締めボルトの頭が作業に支障のない大きさが好ましい。4a、4bのベルト締め具はマジックテープや差し込み式止め具などが好ましい態様である。
パレットや台車に荷物を積載し運搬する運搬作業者及び輸送業界で、パレットや台車への荷物、例えば円筒形状や大きさの異なる箱や不定型な物等を数段に重ねて積載し運搬する際、該積載物を作業者一人で固定する場合において、従来利用していたロープやストレッチフィルムに代わって本考案の積載物の荷崩れ防止ベルトが利用できる。
1、2 :コの字型固定部材
1a、2a :上部(天井部)
1b、2b :下部(底部)
1c、2c :高さ(背部)
1d、2d :上部長方形穴
1e、2e :下部長方形穴
1f、2f :締めボルト
1g、2g :締めボルト用ナット穴
1h :ミシン縫い止め部
3 :ベルト
4a、4b :ベルト締め具
5 :積載物
6 :パレット
1a、2a :上部(天井部)
1b、2b :下部(底部)
1c、2c :高さ(背部)
1d、2d :上部長方形穴
1e、2e :下部長方形穴
1f、2f :締めボルト
1g、2g :締めボルト用ナット穴
1h :ミシン縫い止め部
3 :ベルト
4a、4b :ベルト締め具
5 :積載物
6 :パレット
Claims (4)
- 断面がコの字型の開口部を積載台へ挿入して固定する部材二個中の一個をベルト端に固定し、他の一個はベルトの長さを調節して積載台へ固定できるようにベルトに接続した荷崩れ防止用積載物固定ベルト。
- 前記、請求項1記載の荷崩れ防止用積載物固定ベルトで、コの字型固定部材は開口部の高さ30mm〜70mmで上部(天井部)と下部(底部)は50mm〜100mm×70mm〜120mmで、積載台に固定する構造になっていることを特徴とする荷崩れ防止用積載物固定ベルト
- 前記、請求項1及び2記載の荷崩れ防止用積載物固定ベルトで、コの字型固定部材の上部(天井部)にネジ穴を有し、該ネジ穴にボルトを通じ締め力を調節して積載台に固定する構造になっている事を特徴とする荷崩れ防止用積載物固定ベルト。
- 前記、請求項1、2、3記載の荷崩れ防止用積載物固定ベルトで、コの字型固定部材に二個の長方形穴を有し、該穴にベルトを通す事でコの字型固定部材とベルトを固定、あるいはコの字型固定部材がベルト長の望ましい所で固定できる事を特徴とする荷崩れ防止用積載物固定ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007009668U JP3139684U (ja) | 2007-11-20 | 2007-11-20 | 荷崩れ防止用積載物固定ベルト |
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KR20190129806A (ko) * | 2018-02-26 | 2019-11-20 | 아신유니텍 (주) | 환봉 소재 이송을 위한 고정 밴딩기 |
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2007
- 2007-11-20 JP JP2007009668U patent/JP3139684U/ja not_active Expired - Fee Related
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