JP6313690B2 - 固定治具及び建物ユニットの輸送方法 - Google Patents

固定治具及び建物ユニットの輸送方法 Download PDF

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Description

本発明は、ユニット建物を構成する建物ユニットを工場から建築現場まで輸送する際に使用される固定治具、及びそれを使用した建物ユニットの輸送方法に関するものである。
従来、工場で製作された箱形の建物ユニットをトラックで輸送し、建築現場で荷降ろししてユニット建物に組み立てる工法が知られている(特許文献1−4参照)。
特許文献1には、建物ユニットをトラックの荷台に固定するための受け治具が開示されている。この受け治具は、トラックの荷台にあけられた截頭円錐状の嵌合孔に装着され、荷台の下面側から嵌合孔に挿入したボルトによって荷台に固定される。
また、特許文献2には、トラックの荷台の四隅に添え柱を立て、それらの添え柱に囲まれた空間に建物ユニットを収容して輸送する方法が開示されている。ここで、荷台には、添え柱の下端を挿入する凹部と、荷台の下面側から添え柱を固定するボルトを挿通させる挿通用孔部とが設けられている。
さらに、特許文献3には、柱の下端部が脚のように突出した建物ユニットを輸送するために、荷台に下端部を挿入する通孔を設けたトラックが開示されている。
一方、本出願の発明者らは、特許文献4に開示されているように荷台に特殊な加工を施す必要がないうえに、積み込みを容易におこなうことが可能な固定治具、及びそれを使用した建物ユニットの輸送方法の出願を既に行っている。
この特許文献4に開示された建物ユニットの輸送方法では、建物ユニットの柱脚部に予め固定治具を取り付けておき、その後、トラックの荷台に建物ユニットを積載する。
実用新案登録第2503497号公報 特許第3308354号公報 特開平8−68117号公報 特開2012−31718号公報
しかしながら、本出願の発明者らは、さらなる改良を施した固定治具、及びそれを使用した建物ユニットの輸送方法を発明するに至った。
そこで、本発明は、荷台に特殊な加工を施す必要がないうえに、積み込みを容易におこなうことが可能な固定治具、及びそれを使用した建物ユニットの輸送方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の固定治具は、建物ユニットをトラックの荷台に積載して輸送する際に使用される固定治具であって、前記建物ユニットの下面に配置される下敷き領域と前記建物ユニットの側方から突出される張出し領域を有するプレート部と、前記プレート部の下敷き領域に、上方に向けて突出されて前記建物ユニットの柱の下面に形成された下面穴に挿入される柱用突起と、前記プレート部の下敷き領域に、上方に向けて突出されて前記建物ユニットに引っ掛け可能となるフック部と、前記プレート部の張出し領域と前記荷台とを挟んで締結する締結手段とを備え、前記フック部は、前記プレート部の厚さ以下に収容可能となるように構成されていることを特徴とする。
ここで、前記フック部は、前記建物ユニットの側方から突出されるハンドル部の操作によって前記引っ掛けと収容の切り替えが可能であるとともに、バネ部によって前記引っ掛け方向へ前記フック部を移動させるための弾性力が付与されている構成とすることができる。
また、本発明の建物ユニットの輸送方法は、上記いずれかの固定治具を使用して建物ユニットを輸送する建物ユニットの輸送方法において、トラックの荷台の四隅に前記固定治具を取り付けるステップと、前記固定治具の柱用突起の上に前記建物ユニットの柱をそれぞれ降ろすステップとを備えたことを特徴とする。
このように構成された本発明の固定治具は、建物ユニットの下面に一部が配置されて建物ユニットと連結されるプレート部と、プレート部の張出し領域と荷台とを挟んで締結する締結手段とを備えている。
このため、この固定治具を使って建物ユニットを輸送する際には、トラックの荷台に特殊な加工を施さなくても、建物ユニットを荷台の上に固定することができる。また、挟んで締結する締結手段であれば締結箇所が限定されないため、容易に建物ユニットを荷台に積み込むことができる。
さらに、建物ユニットに引っ掛け可能となるフック部が、プレート部の厚さ以下に収容可能となるように構成されていれば、積み込み及び積み降ろし作業の支障となり得る出っ張りを減らして、迅速に作業を進めることができる。
また、建物ユニットの側方から突出されるハンドル部の操作によって引っ掛けと収容の切り替えが行えるのであれば、固定されていることを目視によって確認することができる。
さらに、バネ部によって常に引っ掛け方向への弾性力がフック部に付与されていれば、引っ掛け忘れを防ぐことができる。
また、トラックの荷台の四隅に固定治具を先に取り付け、その固定治具の上に建物ユニットを積載する建物ユニットの輸送方法であれば、固定治具を取り付けるために吊り荷の下に入る必要がなく、安全に積み込み及び積み降ろし作業を行うことができる。
本発明の実施の形態の固定治具に建物ユニットを設置した状態を拡大して説明する斜視図である。 固定治具を使って輸送される建物ユニットの構成を説明する斜視図である。 トラックの荷台の建物ユニットの四隅にあたる位置に固定治具を取り付けた状態を説明する平面図である。 固定治具の構成を説明する図であって、(a)は建物ユニットを載せる前の状態を示した斜視図、(b)はフック部を起こした状態を示した斜視図である。 締結手段の構成について説明する斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の固定治具5がトラックの荷台1に取り付けられた構成を拡大して示した説明図である。
また、図2は、この固定治具5を使用して輸送される建物ユニット2の構成を説明する斜視図である。さらに、図3は、トラックの荷台1の建物ユニット2の四隅を載せる位置に固定治具5A−5D(5)を取り付けた状態を説明する平面図である。
まず、建物ユニット2の構成について図2を参照しながら説明する。なお、以下で説明する建物ユニット2の構成は一例であり、これに限定されるものではない。
この建物ユニット2の主構造は、隅角部に配置される4本の柱21,・・・と、その柱21,・・・の上端間に架け渡される天井梁27・・・と、柱21,・・・の下端間に床梁として差し渡される短辺梁22,22及び長辺梁23,23とによってボックス形のラーメン構造体(骨組構造体)に形成される。
また、図1,2に示すように、柱21と短辺梁22(又は長辺梁23)との接合部には、断面視略コ字形の接合枠材24A(24B)が配置される。すなわち、柱21の側面に接合枠材24A(24B)の端面が当接されて溶接によって接合がおこなわれ、接合枠材24A(24B)に対して短辺梁22(長辺梁23)が溶接によって接合される。
また、四角筒状の鋼管によって形成される柱21の下面は、鋼板によって蓋211がされており、その蓋211の略中央には下面穴21aが設けられている。
この建物ユニット2は、工場で製作され、トラックによって建築現場まで輸送される。建築現場では、複数の建物ユニット2,・・・を並べて連結することによってユニット建物(図示省略)が構築される。
そして、この建物ユニット2を損傷させることなく安全に建築現場まで輸送するために固定治具5(5A−5D)が使用される。なお、固定治具5A−5Dの構成は略同一であるため、以下では固定治具5の符号を使って構成について説明する。
この固定治具5は、図1,3に示すように、鋼板などによって平面視長方形に成形される板状のプレート部51と、建物ユニット2の柱21の下端の蓋211に形成された下面穴21aに挿入される柱用突起52と、建物ユニット2に引っ掛け可能となるフック部53と、フック部53の引っ掛けと収容の切り替え操作を行うハンドル部56と、プレート部51を荷台1に固定するための締結手段としての締結金具33とを主に備えている。
このプレート部51には、建物ユニット2の下面に配置される下敷き領域51aと、建物ユニット2の側方から突出される張出し領域51bとが形成される。
この下敷き領域51aは、図1に示すように、柱21及び接合枠材24Aの下方に配置される領域である。これに対して張出し領域51bは、建物ユニット2の外側に飛び出している領域である。
そして、下敷き領域51a及び張出し領域51bは、上述したように柱用突起52が設けられる長方形板状のプレート部51と、長方形板状の長板部312と、長板部312上に設置される横架材32とによって形成される。
ここで、プレート部51及び長板部312の一部が下敷き領域51aとなる。また、長板部312の残りが下敷き領域51aに連続する張出し領域51bの板部となり、横架材32が張出し領域51bの板部上に設置される押え部となる。
この横架材32は、図3に示すように、荷台1の幅方向に架け渡され、左右の長板部312,312の押え部となる。このような横架材32は、荷台1の横幅と略同じ長さの角形鋼管などによって形成される。
また、横架材32に対して長板部312,312をそれぞれ溶接しておくことで、長板部312,312の間隔を決められた間隔に正確に合わせることができる。
そして、横架材32の長手方向の両側の端部には、それぞれ図5に示すような側端部32aが設けられる。この側端部32aは、対向する一対の側板321,321と、側板321,321間に架け渡されるボルトなどの当材部322と、側板321,321の下端間を塞ぐ底板323とによって主に構成される。
一方、柱用突起52は、プレート部51の下敷き領域51aに上方に向けて突出される。この柱用突起52は、柱21の下面穴21aに対向させる下敷き領域51aの位置に円柱状に成形される。この柱用突起52の直径は、下面穴21aの直径より僅かに小さく成形されている。
柱用突起52は、輸送中の建物ユニット2の水平方向への移動に対するせん断抵抗(滑り止め)となる。さらに、トラックの加速時や減速時などに、慣性力によって建物ユニット2が傾いて柱21の下面が浮き上がりそうになったときには、柱用突起52が下面穴21aの内縁に接触することで浮き上がりが阻止される。すなわち、円柱状の柱用突起52には、滑り止め機能と、浮き上がり防止機能とがある。
一方、フック部53は、図4(a)に示すように、L字状に成形される。また、図1に示すように、フック部53は、接合枠材24A及び床梁(短辺梁22)を跨ぐことが可能な高さ以上、プレート部51の上面高さより上方に突出される。そして引っ掛け状態では、フック部53の張り出した上辺が、建物ユニット2の短辺梁22の下フランジの上方に被さることで引っ掛かりとなる。
他方、収容状態では、図4(a)に示すように、フック部53は、プレート部51の厚さ以下に収容される。このフック部53は、回転自在にプレート部51を貫通する操作軸54を介して、張出し領域51b側のハンドル部56と繋がっている。
このため、ハンドル部56を倒すとフック部53も倒れた収容状態となり、ハンドル部56を起こすとフック部53も起きて引っ掛け状態となる切り替えを行うことができる。
また、ハンドル部56は、図3,5に示すように、横架材32の下方を通過して外側に突出させることができる長さに形成されている。このようにハンドル部56の先端を外部に突出させることで、ハンドル部56の操作がし易くなるうえに、引っ掛け状態にあることを目視で容易に確認することができるようになる。
このようにプレート部51を挟んで繋がったフック部53とハンドル部56とには、バネ部55によって引っ掛け方向へフック部53を移動させるための弾性力が付与されている。
具体的には、ハンドル部56に固着された鍔56aとプレート部51の張出し領域51b側の側面との間に、弦巻状のバネ部55を介在させる。図4(a)に示した収容状態では、バネ部55は縮んだ状態となっているが、フック部53がプレート部51の下敷き領域51a側の側面に当たっているため、移動は規制される。
この状態のままハンドル部56を起こすと、図4(b)に示したようにフック部53も下敷き領域51a側で起立した状態となる。この状態でハンドル部56から手を離すと、バネ部55が伸びてハンドル部56の鍔56aを押し出し、それに伴ってフック部53が引っ掛け方向に移動して、図1に示した引っ掛け状態となる。
上述したように輸送中に建物ユニット2が浮き上がりそうになったときには、短辺梁22又は接合枠材24Aの下フランジ上面がフック部53に当たることで浮き上がりが阻止される。
さらに、建物ユニット2が回転しそうになったときには、短辺梁22又は接合枠材24Aの側面がフック部53に当たることで建物ユニット2の回転が阻止される。すなわち、フック部53には、浮き上がり防止機能と、回転防止機能とがある。
このように構成されたプレート部51に接合された長板部312は、横架材32を介して締結金具33によって荷台1に固定される。この締結金具33は、図5に示すように、側面視略コ字形の上辺331bと下辺331aを有する本体部331と、本体部331の上辺331bに螺入される締結ボルト332とを有している。
この締結ボルト332には、本体部331の上辺331bより上方に上ナット332aが装着され、上辺331bの下面に固着された下ナット332bにねじ込まれる。
横架材32の側端部32aを荷台1に固定するには、図5に示すように、締結金具33の本体部331の下辺331aを荷台1の下面に当て、側端部32aの当材部322の上方を覆わせた上辺331bから、当材部322に向けて締結ボルト332をねじ込ませる。そして、締結ボルト332の先端で当材部322を押し付ける力によって、横架材32が荷台1に締結される。
次に、本実施の形態の固定治具5(5A−5D)を使用した建物ユニット2の輸送方法について説明するとともに、本実施の形態の固定治具5及びそれを使用した建物ユニット2の輸送方法の作用について説明する。
この建物ユニット2を積み込むトラックの荷台1は、図3に示すように、建物ユニット2の平面形状と略同じ又はそれよりも大きな長方形の平面形状をしている。ここで、荷台1の前方側の縁部を前縁11、右側の縁部を右縁12、後方側の縁部を後縁13、左側の縁部を左縁14とする。
まず、トラックの荷台1の建物ユニット2の四隅の柱21,・・・が設置される予定の位置に、固定治具5A−5Dをそれぞれ取り付ける。荷台1の後方に取り付けられる固定治具5A,5Bは、後縁13に平行に差し渡される横架材32によって長板部312,312の後端が押さえられ、締結金具33,33によって両方の側端部32a,32aが荷台1に締結される。
このように締結金具33の挟持による締結であれば、トラックの荷台1に特殊な加工を施さなくても、固定治具5A,5Bを荷台1の上に固定することができる。
さらに、締結ボルト332によって締め付ける構成の締結金具33であれば、締結ボルト332のトルク又は張力を管理することによって、所定の荷締め強度が確保されていることを容易に確認することができる。荷締めロープによって固定する従来の方法では、素材の伸縮が大きく荷締め強度を一定にするのが困難であるが、締結ボルト332によって締め付ける構成であれば、荷締め強度を安定させることができる。
一方、荷台1の前方に取り付けられる固定治具5C,5Dは、前縁11に平行に差し渡される横架材32によって長板部312,312の前端が押さえられ、締結金具33,33によって両方の側端部32a,32aが荷台1に締結される。
ここで、建物ユニット2の柱21,21の間隔に合わせて、横架材32に長板部312,312を予め溶接などで接合しておくことで、荷台1の幅方向の位置合わせを迅速に行うことができるようになる。
このようにして荷台1に固定された固定治具5(5A−5D)は、図4(a)に示すように、ハンドル部56が水平方向を向いてフック部53は収容状態となっている。
そして、輸送する建物ユニット2の下方にフォークリフト(図示省略)の刃を差し込み、建物ユニット2を水平に持ち上げる。なお、建物ユニット2をクレーンで吊り上げる場合もある。
また、フォークリフトによってトラック近傍まで建物ユニット2を運んだ後に、建物ユニット2を荷台1よりも高い位置まで持ち上げ、荷台1の上方に建物ユニット2を水平状態のまま移動させる。
続いて、建物ユニット2を荷台1に向けて下げると、四隅の柱21,・・・のそれぞれにおいて、下面穴21aの中心と柱用突起52の中心とが一致するため、下面穴21aが柱用突起52を通過して、柱21がプレート部51の上に設置される。
続いて、横架材32の外側に突出されたハンドル部56の先端を、図4(b)に示すように90度まわすことで起こす操作をして、フック部53が起き上がった状態にする。この状態でハンドル部56から手を離すと、バネ部55の弾性力によってフック部53が移動して接合枠材24A及び短辺梁22に引っ掛かった状態になる。
このように固定治具5を使う場合は、建物ユニット2に引っ掛け可能となるフック部53が、プレート部51の厚さ以下に収容可能となるように構成されているので、積み込み及び積み降ろし作業の支障となり得る余分な上方への出っ張りを無くすことができ、迅速に作業を進めることができる。
また、建物ユニット2の側方から突出されるハンドル部56の操作によって引っ掛けと収容の切り替えを行えるので、ハンドル部56の向きを目視することで、建物ユニット2に隠れて外部からは視認することができないフック部53による固定がされていることを、簡単に確認することができる。
さらに、バネ部55によって常に引っ掛け方向への弾性力がフック部53に付与されているので、作業者がフック部を引き寄せる作業を行わなければならない場合と比べて引っ掛け忘れを防ぐことができる。
また、先にトラックの荷台1に固定治具5(5A−5D)を取り付け、その上に建物ユニット2を積載する方法であれば、固定治具を取り付けるために吊られた状態の建物ユニット2の下に入る必要がなく、安全に積み込み及び積み降ろし作業を行うことができる。
さらに、固定治具5によって建物ユニット2を下端で固定する方法であれば、荷締めロープを建物ユニット2に架け渡す場合のように、押し当てられるロープの締め付け力によって建物ユニット2が変形したり、損傷したりすることがない。
また、固定治具5の締結金具33は、荷台1の高さで締結がおこなえるため、荷締めロープを建物ユニット2に架け渡す場合のように高所作業をおこなう必要がない。
さらに、建物ユニット2と荷台1との間にはプレート部51及び長板部312が介在するだけなので、角材を敷く従来の方法に比べて、養生の手間が省けるだけでなく、貨物の高さを低く設定することができ、輸送経路の選択肢を増やすことができる。
また、荷締めロープを建物ユニット2に架け渡す場合のようにロープが当たる箇所を緩衝材などで養生する必要がないため、その分の高さも低くすることができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、ボックスラーメン構造の建物ユニット2を輸送する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、壁構造の建物ユニットや鉄骨構造の建物ユニットを輸送する場合にも本発明を適用できる。
また、前記実施の形態では、締結手段として締結ボルト332を使用する締結金具33について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば開閉式のレバーを操作して圧接させる構成の締結手段などであってもよい。
さらに、前記実施の形態では、横架材32をプレート部51に接合される長板部312の押え部として、横架材32を締結金具33によって荷台1に締結する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、プレート部51を直接、締結金具33によって荷台1に締結する構成であってもよい。
また、前記実施の形態では、締結ボルト332を荷台1の上面側に配置して横架材32の側端部32aの当材部322に押し当てる構成について説明したが、これに限定されるものではなく、荷台1の下面側に配置された締結ボルトの先端を荷台1の下面側に押し当てる構成であってもよい。
さらに、前記実施の形態では、円柱状の柱用突起52について説明したが、これに限定されるものではなく、円錐状、截頭円錐状などに柱用突起を成形することもできる。
1 荷台
12 右縁(縁部)
14 左縁(縁部)
2,2A 建物ユニット
21 柱
21a 下面穴
32 横架材(張出し領域)
33 締結金具(締結手段)
5 固定治具
51 プレート部
51a 下敷き領域
51b 張出し領域
52 柱用突起
53 フック部
55 バネ部
56 ハンドル部

Claims (3)

  1. 建物ユニットをトラックの荷台に積載して輸送する際に使用される固定治具であって、
    前記建物ユニットの下面に配置される下敷き領域と前記建物ユニットの側方から突出される張出し領域を有するプレート部と、
    前記プレート部の下敷き領域に、上方に向けて突出されて前記建物ユニットの柱の下面に形成された下面穴に挿入される柱用突起と、
    前記プレート部の下敷き領域に、上方に向けて突出されて前記建物ユニットに引っ掛け可能となるフック部と、
    前記プレート部の張出し領域と前記荷台とを挟んで締結する締結手段とを備え、
    前記フック部は、前記プレート部の厚さ以下に収容可能となるように構成されていることを特徴とする固定治具。
  2. 前記フック部は、前記建物ユニットの側方から突出されるハンドル部の操作によって前記引っ掛けと収容の切り替えが可能であるとともに、バネ部によって前記引っ掛け方向へ前記フック部を移動させるための弾性力が付与されていることを特徴とする請求項1に記載の固定治具。
  3. 請求項1又は2に記載の固定治具を使用して建物ユニットを輸送する建物ユニットの輸送方法において、
    トラックの荷台の四隅に前記固定治具を取り付けるステップと、
    前記固定治具の柱用突起の上に前記建物ユニットの柱をそれぞれ降ろすステップとを備えたことを特徴とする建物ユニットの輸送方法。
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