JP3130521B1 - 重量物搬送装置及びそれを用いた重量物搬送方法 - Google Patents
重量物搬送装置及びそれを用いた重量物搬送方法Info
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- JP3130521B1 JP3130521B1 JP11285153A JP28515399A JP3130521B1 JP 3130521 B1 JP3130521 B1 JP 3130521B1 JP 11285153 A JP11285153 A JP 11285153A JP 28515399 A JP28515399 A JP 28515399A JP 3130521 B1 JP3130521 B1 JP 3130521B1
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Abstract
【要約】
【課題】 本発明は、コンパクトで収納に場所を取らず
重量物と共に搬送でき、簡単な動作で確実にコンテナ等
の所定の箇所に重量物を搬送でき、設置作業が容易な重
量物搬送装置の提供、及び、省力化が可能で安全かつ少
ない作業工数と短い作業時間で重量物を確実に搬送でき
る重量物搬送方法の提供、を目的とする。 【解決手段】 本発明の重量物搬送装置は、重量物の搬
送方向と平行に配置された固定レールと、前記固定レー
ル上に並設され前記固定レールの長手方向に転動する複
数のコロと、複数の前記コロの一端部又は両端部を軸支
し複数の前記コロ間の間隔を保持し前記コロを重量物の
搬送方向と垂直に維持する間隔保持部材と、複数の前記
コロ上に載置されたスライド部材と、を備えた構成を有
する。
重量物と共に搬送でき、簡単な動作で確実にコンテナ等
の所定の箇所に重量物を搬送でき、設置作業が容易な重
量物搬送装置の提供、及び、省力化が可能で安全かつ少
ない作業工数と短い作業時間で重量物を確実に搬送でき
る重量物搬送方法の提供、を目的とする。 【解決手段】 本発明の重量物搬送装置は、重量物の搬
送方向と平行に配置された固定レールと、前記固定レー
ル上に並設され前記固定レールの長手方向に転動する複
数のコロと、複数の前記コロの一端部又は両端部を軸支
し複数の前記コロ間の間隔を保持し前記コロを重量物の
搬送方向と垂直に維持する間隔保持部材と、複数の前記
コロ上に載置されたスライド部材と、を備えた構成を有
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナや貨車、
貨物船、工場などに重量物を整理して搬入する際の補助
装置である重量物搬送装置及びそれを用いた重量物搬送
方法に関する。
貨物船、工場などに重量物を整理して搬入する際の補助
装置である重量物搬送装置及びそれを用いた重量物搬送
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンテナや貨車、貨物船等の貨物
収納部の奥に500kg〜十数tの重量物を搬入する
際、コンテナの開口部等の搬送口付近に重量物を置いた
あと、3m程の長さを有する角材を大型フォークリフト
のフォークに固定し、その先端で床面に引きずらせなが
ら半ば強引に押し込んでいた。また、重量物を水平方向
に運搬する装置として、ローラコンベヤが知られてい
る。
収納部の奥に500kg〜十数tの重量物を搬入する
際、コンテナの開口部等の搬送口付近に重量物を置いた
あと、3m程の長さを有する角材を大型フォークリフト
のフォークに固定し、その先端で床面に引きずらせなが
ら半ば強引に押し込んでいた。また、重量物を水平方向
に運搬する装置として、ローラコンベヤが知られてい
る。
【0003】以下に従来のローラコンベヤを用いた重量
物搬送装置について、図面を用いて説明する。図17
(a)は従来のローラコンベヤタイプの重量物搬送装置
の要部平面図であり、図17(b)は図17(a)にお
けるB−B線の矢視要部断面図である。図17におい
て、50は重量物(図示せず)を水平方向に運搬するロ
ーラコンベヤタイプの重量物搬送装置、51は長手方向
に前後に重量物が運搬され断面の形状がU字状であるフ
レーム、51aはフレーム51の両側端の立ち上がり部
である側壁、52は両端がフレーム51の側壁51aに
固定された支持軸であり、長手方向に一定間隔毎に複数
が配設されている。53は各々の支持軸52に回動自在
に支持されたローラである。ここで、支持軸52の両端
をフレーム51の側壁51aにベアリング等を用いて回
動自在に支持させ、支持軸52とローラ53を固着され
たものも用いられている。
物搬送装置について、図面を用いて説明する。図17
(a)は従来のローラコンベヤタイプの重量物搬送装置
の要部平面図であり、図17(b)は図17(a)にお
けるB−B線の矢視要部断面図である。図17におい
て、50は重量物(図示せず)を水平方向に運搬するロ
ーラコンベヤタイプの重量物搬送装置、51は長手方向
に前後に重量物が運搬され断面の形状がU字状であるフ
レーム、51aはフレーム51の両側端の立ち上がり部
である側壁、52は両端がフレーム51の側壁51aに
固定された支持軸であり、長手方向に一定間隔毎に複数
が配設されている。53は各々の支持軸52に回動自在
に支持されたローラである。ここで、支持軸52の両端
をフレーム51の側壁51aにベアリング等を用いて回
動自在に支持させ、支持軸52とローラ53を固着され
たものも用いられている。
【0004】以上のように構成されたローラコンベヤタ
イプの重量物搬送装置50について、以下その動作を説
明する。まず、ローラコンベヤ50を重量物を搬送する
現場の所定の位置へ配置する。次いで、フォークリフト
等を用いて、重量物(図示せず)をローラコンベヤ50
上に載置する。次いで、ローラコンベヤ50のローラ5
3上に載置された重量物を作業員等が搬送方向へ押し進
めることにより、ローラ53が回転し、重量物を所望の
位置まで搬送する。
イプの重量物搬送装置50について、以下その動作を説
明する。まず、ローラコンベヤ50を重量物を搬送する
現場の所定の位置へ配置する。次いで、フォークリフト
等を用いて、重量物(図示せず)をローラコンベヤ50
上に載置する。次いで、ローラコンベヤ50のローラ5
3上に載置された重量物を作業員等が搬送方向へ押し進
めることにより、ローラ53が回転し、重量物を所望の
位置まで搬送する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術は以下のような課題を有していた。 (1)重量物を角材で押し込む方法は、重量物をコンテ
ナ等の床面に引きずらせながら半ば強引に押し込むため
コンテナと重量物の間に大きな摩擦が生じ、コンテナ等
の床面が損傷するので、コンテナ等の耐久性を阻害する
という課題を有していた。 (2)重量物を角材で押し込む方法は、重量物の角材が
当接する部分に力が偏るので、重量物が変形し、また、
思惑通りに移動させることができず、所望の位置に重量
物を配置できないという課題を有していた。 (3)重量物を角材で押し込むには、大型のフォークリ
フトが必要であるため、小型フォークリフトしかない場
所では重量物を角材で押し込むことができないという課
題を有していた。 (4)ローラコンベヤは、ローラコンベヤのローラ上に
載置された重量物の荷重はローラの軸にかかり、荷重の
大きさによって軸が変形・破損するので、耐荷重性に欠
けるという課題を有していた。 (5)ローラコンベヤは、装置全体が大型であるので、
現場から現場への搬送性に欠けるとともに、保管時に場
所を取り収納性に欠けるという課題を有していた。
の技術は以下のような課題を有していた。 (1)重量物を角材で押し込む方法は、重量物をコンテ
ナ等の床面に引きずらせながら半ば強引に押し込むため
コンテナと重量物の間に大きな摩擦が生じ、コンテナ等
の床面が損傷するので、コンテナ等の耐久性を阻害する
という課題を有していた。 (2)重量物を角材で押し込む方法は、重量物の角材が
当接する部分に力が偏るので、重量物が変形し、また、
思惑通りに移動させることができず、所望の位置に重量
物を配置できないという課題を有していた。 (3)重量物を角材で押し込むには、大型のフォークリ
フトが必要であるため、小型フォークリフトしかない場
所では重量物を角材で押し込むことができないという課
題を有していた。 (4)ローラコンベヤは、ローラコンベヤのローラ上に
載置された重量物の荷重はローラの軸にかかり、荷重の
大きさによって軸が変形・破損するので、耐荷重性に欠
けるという課題を有していた。 (5)ローラコンベヤは、装置全体が大型であるので、
現場から現場への搬送性に欠けるとともに、保管時に場
所を取り収納性に欠けるという課題を有していた。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決し、コンパ
クトで収納に場所を取らず重量物と共に搬送でき、簡単
な動作で確実にコンテナ等の所定の場所に重量物を搬送
でき設置作業が容易な重量物搬送装置の提供、及び、省
力化が可能で安全かつ少ない作業工数と短い作業時間で
重量物を確実に搬送できる重量物搬送方法の提供、を目
的とする。
クトで収納に場所を取らず重量物と共に搬送でき、簡単
な動作で確実にコンテナ等の所定の場所に重量物を搬送
でき設置作業が容易な重量物搬送装置の提供、及び、省
力化が可能で安全かつ少ない作業工数と短い作業時間で
重量物を確実に搬送できる重量物搬送方法の提供、を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の重量物搬送装置及びそれを用いた重量物搬
送方法は以下のような構成を有している。本発明の請求
項1に記載の重量物搬送装置は、重量物の搬送方向と平
行に配置される固定レールと、前記固定レール上に並設
され前記固定レールの長手方向に転動し少なくとも一端
面に同軸に形成された軸部を有する複数のコロと、複数
の前記コロの前記軸部を軸支し複数の前記コロ間の間隔
を保持する間隔保持部材と、複数の前記コロ上に載置さ
れるスライド部材と、を備え、前記コロが、一端部又は
両端部の前記軸部に前記固定レールにガイドされるガイ
ド部を備えている構成を有している。
に、本発明の重量物搬送装置及びそれを用いた重量物搬
送方法は以下のような構成を有している。本発明の請求
項1に記載の重量物搬送装置は、重量物の搬送方向と平
行に配置される固定レールと、前記固定レール上に並設
され前記固定レールの長手方向に転動し少なくとも一端
面に同軸に形成された軸部を有する複数のコロと、複数
の前記コロの前記軸部を軸支し複数の前記コロ間の間隔
を保持する間隔保持部材と、複数の前記コロ上に載置さ
れるスライド部材と、を備え、前記コロが、一端部又は
両端部の前記軸部に前記固定レールにガイドされるガイ
ド部を備えている構成を有している。
【0008】この構成により、以下の作用が得られる。 (1)固定レールとスライド部材との間にコロが配設さ
れているので、重量物をスライド部材上に載置し、重量
物を搬送する方向に押圧することにより、コロが固定レ
ール上を移動するとともにスライド部材がコロ上を移動
するので、所望の位置へスライド部材上の重量物を容易
に移動させることができ、作業性に優れる。 (2)重量物搬送装置を設置する床面又は地表面に凹凸
部が存在しても、コロは固定レール上を移動するので、
該凹凸部の影響を受けることなく重量物を容易に搬送す
ることができ、作業性に優れる。 (3)重量物の荷重はコロにかかっているので、コロの
強度が耐えうる荷重の重量物であれば搬送することがで
き、耐久性に優れる。 (4)間隔保持部材のコロを保持する間隔を調節するこ
とにより、コロの本数を増加させることが容易であり、
コロの本数を増加させることにより、重量物の各コロに
かかる荷重がさらに分散され、より荷重の大きい重量物
を搬送することができ、汎用性に優れる。 (5)各コロの間隔は間隔保持部材により常に一定に保
持されているので、重量物の荷重は重量物の下方に位置
する各コロに均一にかかり、耐久性に優れる。 (6)各コロは間隔保持部材により保持されているの
で、重量物の荷重によりコロが固定レールとスライド部
材とに弾かれて飛び出す等の事故がなく、安全性に優れ
る。 (7)間隔保持部材に各コロを保持させてから、固定レ
ール上に各コロを載置することにより一度に複数のコロ
を固定レール上に所定の間隔で載置することができるの
で、コロを一つ一つ固定レール上に載置する手間を省く
ことができ、作業性に優れる。 (8)固定レールの長さとコロの個数を調節することに
より、重量物を搬送する距離を調節することができるの
で、汎用性に優れる。 (9)固定レールとして鋼材を用いる場合は、固定レー
ルの厚みは薄くてもよく、重量物搬送装置の全高を低く
することができるので、重量物をスライド部材上に載置
する際に高く持ち上げる必要がなく、作業性に優れる。 (10)間隔保持部材が、重量物の固定レールの長手方
向に対し各々のコロを垂直に支持するので、コロは固定
レール上を円滑に転動し直進性に優れる。(11)ガイド部を備えたことにより、コロが固定レー
ルにガイドされるので、コロは直進性に優れ、延いて
は、コロ上に載置されているスライド部材も直進性に優
れる。 (12)間隔保持部材をガイド部に係止させることによ
り、間隔保持部材がコロから抜脱することがないので、
作業性に優れる。
れているので、重量物をスライド部材上に載置し、重量
物を搬送する方向に押圧することにより、コロが固定レ
ール上を移動するとともにスライド部材がコロ上を移動
するので、所望の位置へスライド部材上の重量物を容易
に移動させることができ、作業性に優れる。 (2)重量物搬送装置を設置する床面又は地表面に凹凸
部が存在しても、コロは固定レール上を移動するので、
該凹凸部の影響を受けることなく重量物を容易に搬送す
ることができ、作業性に優れる。 (3)重量物の荷重はコロにかかっているので、コロの
強度が耐えうる荷重の重量物であれば搬送することがで
き、耐久性に優れる。 (4)間隔保持部材のコロを保持する間隔を調節するこ
とにより、コロの本数を増加させることが容易であり、
コロの本数を増加させることにより、重量物の各コロに
かかる荷重がさらに分散され、より荷重の大きい重量物
を搬送することができ、汎用性に優れる。 (5)各コロの間隔は間隔保持部材により常に一定に保
持されているので、重量物の荷重は重量物の下方に位置
する各コロに均一にかかり、耐久性に優れる。 (6)各コロは間隔保持部材により保持されているの
で、重量物の荷重によりコロが固定レールとスライド部
材とに弾かれて飛び出す等の事故がなく、安全性に優れ
る。 (7)間隔保持部材に各コロを保持させてから、固定レ
ール上に各コロを載置することにより一度に複数のコロ
を固定レール上に所定の間隔で載置することができるの
で、コロを一つ一つ固定レール上に載置する手間を省く
ことができ、作業性に優れる。 (8)固定レールの長さとコロの個数を調節することに
より、重量物を搬送する距離を調節することができるの
で、汎用性に優れる。 (9)固定レールとして鋼材を用いる場合は、固定レー
ルの厚みは薄くてもよく、重量物搬送装置の全高を低く
することができるので、重量物をスライド部材上に載置
する際に高く持ち上げる必要がなく、作業性に優れる。 (10)間隔保持部材が、重量物の固定レールの長手方
向に対し各々のコロを垂直に支持するので、コロは固定
レール上を円滑に転動し直進性に優れる。(11)ガイド部を備えたことにより、コロが固定レー
ルにガイドされるので、コロは直進性に優れ、延いて
は、コロ上に載置されているスライド部材も直進性に優
れる。 (12)間隔保持部材をガイド部に係止させることによ
り、間隔保持部材がコロから抜脱することがないので、
作業性に優れる。
【0009】ここで、コロとしては、コッタボルト等の
圧縮力に対して耐久性のあるものが好適に用いられる。
重量物の荷重がコロにかかるためである。また、棒状体
の両端にプッシュナット(商品名)を外嵌したもの、棒
状体に該棒状体の外径と略同一の内径の筒状体を外嵌し
たもの等が用いられる。固定レールとしては、コロが載
置され転動する面は平滑に加工されたものが好適に用い
られる。コロをスムーズに転動させるためである。間隔
保持部材としては、固定レールの両側部に当接し、上下
の幅は上端部がスライド部材の上面より数mm下に位置
し下端部が床面又は地表面から数mm浮いた状態になる
ような幅に形成され少なくとも両端部にコロを保持する
コロ軸孔を備えたもの等が用いられる。具体的には、前
述の幅に形成された細長の鋼板の両端部にコロの端部を
保持させるコロ軸孔が穿設されたものが用いられる。使
用にあたっては、隣接する間隔保持部材の端部のコロ軸
孔を重ね該コロ軸孔にコロを保持させ複数の間隔保持部
材を連結させて用いる。コロ軸孔に挿着されたコロを介
して連結するので間隔保持部材の数を調節することによ
り、被搬送物の大小等に合わせて連結された間隔保持部
材の長さを調節できる。また、重量物搬送装置の設置時
に固定レール上のコロが傾いても、間隔保持部材の下端
部が床面又は地表面に当接することにより、コロの落下
を防止できる。また、搬送時は間隔保持部材が固定レー
ルの側面に当接することによって、コロがガイドされ、
コロの直進性を高めることができる。複数の固定レール
を平行に配置させて用いる場合は、各々の固定レール間
に複数の固定レールを平行に保持する平行保持部材を配
設するのが好ましい。平行保持部材を用いることによっ
て、固定レールを迅速、かつ正確に平行に配置すること
ができる。平行保持部材としては、鋼材や角材、両端が
平行に配置される固定レールの両端部付近の底面に固定
された同一長さのフィルム状の部材等が用いられる。複
数のスライド部材間に渡って板状又は角柱状の部材を載
置してもよい。これにより重量物をさらに安定して載置
し固定することができる。ガイド部としては、コロの一
端部又は両端部の軸部に螺合部を形成し該螺合部にワッ
シャを配設しナットで固定したもの等が用いられる。
圧縮力に対して耐久性のあるものが好適に用いられる。
重量物の荷重がコロにかかるためである。また、棒状体
の両端にプッシュナット(商品名)を外嵌したもの、棒
状体に該棒状体の外径と略同一の内径の筒状体を外嵌し
たもの等が用いられる。固定レールとしては、コロが載
置され転動する面は平滑に加工されたものが好適に用い
られる。コロをスムーズに転動させるためである。間隔
保持部材としては、固定レールの両側部に当接し、上下
の幅は上端部がスライド部材の上面より数mm下に位置
し下端部が床面又は地表面から数mm浮いた状態になる
ような幅に形成され少なくとも両端部にコロを保持する
コロ軸孔を備えたもの等が用いられる。具体的には、前
述の幅に形成された細長の鋼板の両端部にコロの端部を
保持させるコロ軸孔が穿設されたものが用いられる。使
用にあたっては、隣接する間隔保持部材の端部のコロ軸
孔を重ね該コロ軸孔にコロを保持させ複数の間隔保持部
材を連結させて用いる。コロ軸孔に挿着されたコロを介
して連結するので間隔保持部材の数を調節することによ
り、被搬送物の大小等に合わせて連結された間隔保持部
材の長さを調節できる。また、重量物搬送装置の設置時
に固定レール上のコロが傾いても、間隔保持部材の下端
部が床面又は地表面に当接することにより、コロの落下
を防止できる。また、搬送時は間隔保持部材が固定レー
ルの側面に当接することによって、コロがガイドされ、
コロの直進性を高めることができる。複数の固定レール
を平行に配置させて用いる場合は、各々の固定レール間
に複数の固定レールを平行に保持する平行保持部材を配
設するのが好ましい。平行保持部材を用いることによっ
て、固定レールを迅速、かつ正確に平行に配置すること
ができる。平行保持部材としては、鋼材や角材、両端が
平行に配置される固定レールの両端部付近の底面に固定
された同一長さのフィルム状の部材等が用いられる。複
数のスライド部材間に渡って板状又は角柱状の部材を載
置してもよい。これにより重量物をさらに安定して載置
し固定することができる。ガイド部としては、コロの一
端部又は両端部の軸部に螺合部を形成し該螺合部にワッ
シャを配設しナットで固定したもの等が用いられる。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の重量物搬送装置であって、前記間隔保持部材
が、可撓性材料からなる構成を有している。
1に記載の重量物搬送装置であって、前記間隔保持部材
が、可撓性材料からなる構成を有している。
【0011】この構成により、請求項1の作用に加え、
以下の作用が得られる。 (1)床面又は地表面に凹凸部が存在し固定レールに撓
みが生じた場合、又は、固定レール上に異物が存在して
いる場合にコロは上下動しながら転動する。この際、コ
ロの上下動に合わせて、間隔保持部材が撓むので、コロ
の間隔保持部材への食い込み等を防止し間隔保持部材の
破損を防ぐことができるので、重量物の搬送作業が妨げ
られることを防止することができ、作業性に優れる。こ
こで、可撓性材料としては、PE等のPO,PS,P
C,PET等の合成樹脂製のシート、厚紙、針金等の線
条部材が好適に用いられる。間隔保持部材として線条部
材を用いる場合は、重量物搬送装置を設置する現場にお
いて、まず、両端部に軸部を有するコロの軸部に線条部
材の所定間隔毎にコロを巻き付けて保持させ、所定の数
のコロを保持させた線条部材とともにコロを固定レール
上に載置するだけで使用できるので、現場で被搬送物の
大小に合わせて作成でき、利便性に優れる。
以下の作用が得られる。 (1)床面又は地表面に凹凸部が存在し固定レールに撓
みが生じた場合、又は、固定レール上に異物が存在して
いる場合にコロは上下動しながら転動する。この際、コ
ロの上下動に合わせて、間隔保持部材が撓むので、コロ
の間隔保持部材への食い込み等を防止し間隔保持部材の
破損を防ぐことができるので、重量物の搬送作業が妨げ
られることを防止することができ、作業性に優れる。こ
こで、可撓性材料としては、PE等のPO,PS,P
C,PET等の合成樹脂製のシート、厚紙、針金等の線
条部材が好適に用いられる。間隔保持部材として線条部
材を用いる場合は、重量物搬送装置を設置する現場にお
いて、まず、両端部に軸部を有するコロの軸部に線条部
材の所定間隔毎にコロを巻き付けて保持させ、所定の数
のコロを保持させた線条部材とともにコロを固定レール
上に載置するだけで使用できるので、現場で被搬送物の
大小に合わせて作成でき、利便性に優れる。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の重量物搬送装置であって、前記コロが、転動
部と、前記転動部の少なくとも一端部の前記軸部に形成
された螺合部と、を備え、又は前記転動部が同軸で外接
する円筒状の外套部を備えている構成を有している。
1に記載の重量物搬送装置であって、前記コロが、転動
部と、前記転動部の少なくとも一端部の前記軸部に形成
された螺合部と、を備え、又は前記転動部が同軸で外接
する円筒状の外套部を備えている構成を有している。
【0013】この構成により、請求項1の作用に加え、
以下の作用が得られる。 (1)平滑な側面を有するコッタボルト等の既存のボル
トを転用することができるので、利便性に優れる。 (2)コロがボルトで形成されている場合は、螺合部に
ナットを螺合させることにより、ボルトの頭部とナット
部が固定レールをガイドするので、コロは直進性に優
れ、延いては、コロ上に載置されたスライド部材も直進
性に優れる。 (3)外套部を備えた場合は、コロの固定レール及びス
ライド部材との当接面が平滑になるので、スムーズにコ
ロは転動し作業性に優れる。ここで、コロとしては、コ
ッタボルト等が用いられる。この場合は、螺合部が形成
されていない平滑な側面を転動部として用いる。また、
螺合部に螺合されたナットとボルト頭部とが固定レール
にガイドされることにより、コロの直進性を高めること
ができる。
以下の作用が得られる。 (1)平滑な側面を有するコッタボルト等の既存のボル
トを転用することができるので、利便性に優れる。 (2)コロがボルトで形成されている場合は、螺合部に
ナットを螺合させることにより、ボルトの頭部とナット
部が固定レールをガイドするので、コロは直進性に優
れ、延いては、コロ上に載置されたスライド部材も直進
性に優れる。 (3)外套部を備えた場合は、コロの固定レール及びス
ライド部材との当接面が平滑になるので、スムーズにコ
ロは転動し作業性に優れる。ここで、コロとしては、コ
ッタボルト等が用いられる。この場合は、螺合部が形成
されていない平滑な側面を転動部として用いる。また、
螺合部に螺合されたナットとボルト頭部とが固定レール
にガイドされることにより、コロの直進性を高めること
ができる。
【0014】本発明の請求項4に記載の重量物搬送装置
は、重量物の搬送方向と平行に配置される溝型鋼からな
る固定レールと、前記固定レールの溝部に並設され前記
レールの長手方向に転動する複数のコロと、前記固定レ
ール上に載置され前記コロが遊嵌される収嵌部を複数有
する枠状体と、複数の前記コロ上に載置されるスライド
部材と、前記枠状体の前記収嵌部の前後に配設された脱
輪防止部と、を備えた構成を有している。
は、重量物の搬送方向と平行に配置される溝型鋼からな
る固定レールと、前記固定レールの溝部に並設され前記
レールの長手方向に転動する複数のコロと、前記固定レ
ール上に載置され前記コロが遊嵌される収嵌部を複数有
する枠状体と、複数の前記コロ上に載置されるスライド
部材と、前記枠状体の前記収嵌部の前後に配設された脱
輪防止部と、を備えた構成を有している。
【0015】この構成により、以下の作用が得られる。 (1)固定レールが溝型鋼で形成されているので、強度
に優れ、耐荷重性に優れる。 (2)固定レールは、既存のH型鋼やI型鋼等の溝型鋼
を所定の長さに切断したものを用いることができるの
で、低原価で量産性に優れる。 (3)どのような場所にでも設置できるので、利便性や
設置作業性に優れる。 (4)遊嵌するコロの数を調節するだけで、重量物搬送
装置の耐荷重を調節することができるので、熟練性を要
さず作業性に優れる。 (5)コロが固定レールの溝部を転動することにより、
コロ上に遊嵌されているスライド部材を移動させること
ができ、延いてはスライド部材上の重量物も移動するの
で、抵抗が少なくスムーズに作業ができ、作業性に優れ
る。 (6)枠状体の枠内にコロを遊嵌させることにより、コ
ロの位置決めができるので、コロを等間隔に配置するこ
とが容易にできる。よって、重量物の荷重は偏荷重にな
らず各々のコロに均等にかかるので、スライド部材はス
ムーズに移動し、作業性に優れるとともに安全性に優れ
る。(7)重量物搬送中に、枠状体がコロに乗り上げるのを
防止でき、搬送作業が中断することがないので作業性に
優れるとともに安全性に優れる。 ここで、スライド部材
としては、鋼板や溝型鋼等が用いられる。鋼板の場合
は、コロの外径を固定レールの溝の深さよりも小さく形
成し、かつ鋼板の上面は固定レールの溝の両側壁よりも
上に出るように設計される。これにより、該鋼板の両側
部の少なくとも下端部が固定レールの内側壁面にガイド
され、該鋼板がコロ上から脱落するのを防止することが
でき、また、固定レールの側壁に重量物の下端部が当接
するのを防止できる。溝型鋼の場合は、コロとしては、
両端面が平坦で中実円柱状乃至は円筒状のものが用いら
れるが、円筒状のものが重量を軽減でき、かつ、現場等
への搬送時に複数のコロの中空部にロープやワイヤ等の
紐状体を通すことにより複数のコロを一度に運搬するこ
とができる。コロの縁部はテーパ状に形成され面取りさ
れる。縁部をテーパ状に形成することにより、固定レー
ルの内側壁面の下端部に形成された曲面が妨げにならず
コロの幅を広くすることができるので、コロが安定して
転動することができる。コロの周面の中央部に凹部を周
設し、固定レールの底面に固定レールと平行に該凹部に
嵌合する棒状の部材を配設してもよい。この場合、該凹
部が該棒状の部材にガイドされながら、コロが転動する
ので、コロの直進性を高めることができる。枠状体とし
ては、棒状の鋼材を梯子状に組んだもの、金型を用いて
一体成形されたPE,PP,PC,ポリアミド,ポリエ
ステル等の合成樹脂製のものや固定レールの端部の底板
に嵌合手段を設けた物等が用いられる。固定レールとし
ては、前述のH型鋼やI型鋼が用いられる。固定レール
どうしを連結する場合は、一の固定レールの側面にフッ
ク部を設け他の固定レールの側面に該フック部が係止さ
れる係止部が配設されたもの等が用いられる。脱輪防止
部としては、枠状体のコロを収嵌する収嵌部の前後の桟
部の下面に棒状体又は板状体を配設したものが用いられ
る。
に優れ、耐荷重性に優れる。 (2)固定レールは、既存のH型鋼やI型鋼等の溝型鋼
を所定の長さに切断したものを用いることができるの
で、低原価で量産性に優れる。 (3)どのような場所にでも設置できるので、利便性や
設置作業性に優れる。 (4)遊嵌するコロの数を調節するだけで、重量物搬送
装置の耐荷重を調節することができるので、熟練性を要
さず作業性に優れる。 (5)コロが固定レールの溝部を転動することにより、
コロ上に遊嵌されているスライド部材を移動させること
ができ、延いてはスライド部材上の重量物も移動するの
で、抵抗が少なくスムーズに作業ができ、作業性に優れ
る。 (6)枠状体の枠内にコロを遊嵌させることにより、コ
ロの位置決めができるので、コロを等間隔に配置するこ
とが容易にできる。よって、重量物の荷重は偏荷重にな
らず各々のコロに均等にかかるので、スライド部材はス
ムーズに移動し、作業性に優れるとともに安全性に優れ
る。(7)重量物搬送中に、枠状体がコロに乗り上げるのを
防止でき、搬送作業が中断することがないので作業性に
優れるとともに安全性に優れる。 ここで、スライド部材
としては、鋼板や溝型鋼等が用いられる。鋼板の場合
は、コロの外径を固定レールの溝の深さよりも小さく形
成し、かつ鋼板の上面は固定レールの溝の両側壁よりも
上に出るように設計される。これにより、該鋼板の両側
部の少なくとも下端部が固定レールの内側壁面にガイド
され、該鋼板がコロ上から脱落するのを防止することが
でき、また、固定レールの側壁に重量物の下端部が当接
するのを防止できる。溝型鋼の場合は、コロとしては、
両端面が平坦で中実円柱状乃至は円筒状のものが用いら
れるが、円筒状のものが重量を軽減でき、かつ、現場等
への搬送時に複数のコロの中空部にロープやワイヤ等の
紐状体を通すことにより複数のコロを一度に運搬するこ
とができる。コロの縁部はテーパ状に形成され面取りさ
れる。縁部をテーパ状に形成することにより、固定レー
ルの内側壁面の下端部に形成された曲面が妨げにならず
コロの幅を広くすることができるので、コロが安定して
転動することができる。コロの周面の中央部に凹部を周
設し、固定レールの底面に固定レールと平行に該凹部に
嵌合する棒状の部材を配設してもよい。この場合、該凹
部が該棒状の部材にガイドされながら、コロが転動する
ので、コロの直進性を高めることができる。枠状体とし
ては、棒状の鋼材を梯子状に組んだもの、金型を用いて
一体成形されたPE,PP,PC,ポリアミド,ポリエ
ステル等の合成樹脂製のものや固定レールの端部の底板
に嵌合手段を設けた物等が用いられる。固定レールとし
ては、前述のH型鋼やI型鋼が用いられる。固定レール
どうしを連結する場合は、一の固定レールの側面にフッ
ク部を設け他の固定レールの側面に該フック部が係止さ
れる係止部が配設されたもの等が用いられる。脱輪防止
部としては、枠状体のコロを収嵌する収嵌部の前後の桟
部の下面に棒状体又は板状体を配設したものが用いられ
る。
【0016】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
4に記載の重量物搬送装置であって、前記枠状体の一端
部又は両端部に配設された一の前記枠状体と他の前記枠
状体を連結させる連結部を備えた構成を有している。
4に記載の重量物搬送装置であって、前記枠状体の一端
部又は両端部に配設された一の前記枠状体と他の前記枠
状体を連結させる連結部を備えた構成を有している。
【0017】この構成により、請求項4の作用に加え、
以下の作用が得られる。 (1)一の枠状体と他の枠状体を連結させることによ
り、重量搬送物の長短や大小に応じて必要な数だけ連結
して用いることができるので、重量物の大きさや荷重性
に容易に対応でき汎用性に優れる。 (2)枠状体は隣接する枠状体との連結部を中心に上下
動することができる。これにより、固定レールの溝部に
凹凸が存在しコロが転動する際に上下動しても、枠状体
もコロの上下動に合わせ柔軟に上下動できるので、コロ
をスムーズに転動させることができ、重量物の運搬性に
優れるとともに少人数で簡単に重量物を移動でき作業性
に優れる。ここで、連結部の形状としては、一端にフッ
クを配設し他端に該フックが係止する係止部が配設され
た形状、及び、一端に凹部を形成し他端に該凹部が嵌合
する凸部を形成した形状等が用いられる。
以下の作用が得られる。 (1)一の枠状体と他の枠状体を連結させることによ
り、重量搬送物の長短や大小に応じて必要な数だけ連結
して用いることができるので、重量物の大きさや荷重性
に容易に対応でき汎用性に優れる。 (2)枠状体は隣接する枠状体との連結部を中心に上下
動することができる。これにより、固定レールの溝部に
凹凸が存在しコロが転動する際に上下動しても、枠状体
もコロの上下動に合わせ柔軟に上下動できるので、コロ
をスムーズに転動させることができ、重量物の運搬性に
優れるとともに少人数で簡単に重量物を移動でき作業性
に優れる。ここで、連結部の形状としては、一端にフッ
クを配設し他端に該フックが係止する係止部が配設され
た形状、及び、一端に凹部を形成し他端に該凹部が嵌合
する凸部を形成した形状等が用いられる。
【0018】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1又は4に記載の重量物搬送装置であって、前記スライ
ド部材が、溝型鋼からなる構成を有する。
1又は4に記載の重量物搬送装置であって、前記スライ
ド部材が、溝型鋼からなる構成を有する。
【0019】この構成により、請求項1又は4の作用に
加え、以下の作用が得られる。 (1)溝型鋼からなるスライド部材の内側壁面開口側が
コロ又は固定レールの外側壁面にガイドされるので、ス
ライド部材の直進性に優れ、また、スライド部材がコロ
上から脱落することを防止できるので、安全性に優れ
る。 (2)溝型鋼は両側壁を備えているので機械的強度に優
れているので、耐荷重性に優れる。また、機械的強度に
優れる分、溝型鋼を薄くでき軽量化をはかることができ
る。
加え、以下の作用が得られる。 (1)溝型鋼からなるスライド部材の内側壁面開口側が
コロ又は固定レールの外側壁面にガイドされるので、ス
ライド部材の直進性に優れ、また、スライド部材がコロ
上から脱落することを防止できるので、安全性に優れ
る。 (2)溝型鋼は両側壁を備えているので機械的強度に優
れているので、耐荷重性に優れる。また、機械的強度に
優れる分、溝型鋼を薄くでき軽量化をはかることができ
る。
【0020】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6に記載の重量物搬送装置であって、前記スライド部材
の一端部又は両端部に前記固定レールにガイドされるガ
イド部が配設された構成を有する。
6に記載の重量物搬送装置であって、前記スライド部材
の一端部又は両端部に前記固定レールにガイドされるガ
イド部が配設された構成を有する。
【0021】この構成により、請求項6の作用に加え、
以下の作用が得られる。 (1)ガイド部を備えているので、固定レールの外壁面
とスライド部材の内壁面との間隔が狭まる。これによ
り、スライド部材の直進性が増し、作業性に優れる。こ
こで、ガイド部は、スライド部材の一端部又は両端部の
内側壁に溶接された薄板状の鋼板等が用いられる。
以下の作用が得られる。 (1)ガイド部を備えているので、固定レールの外壁面
とスライド部材の内壁面との間隔が狭まる。これによ
り、スライド部材の直進性が増し、作業性に優れる。こ
こで、ガイド部は、スライド部材の一端部又は両端部の
内側壁に溶接された薄板状の鋼板等が用いられる。
【0022】本発明の請求項8に記載の発明は請求項1
乃至7の内何れか一項に記載の重量物搬送装置であっ
て、前記固定レールが上面に前記固定レールの長手方向
と平行に突設又は凹設された1乃至複数のレールガイド
部を有し、前記コロが転動部に周設された前記レールガ
イド部に遊嵌されるガイド凹部又はガイド凸部と、前記
スライド部材に配設され複数の前記コロ上に載置され前
記コロの前記ガイド凹部や前記ガイド凸部に遊嵌される
凸条や凹溝で形成されたスライドガイド部と、を備えた
構成を有する。
乃至7の内何れか一項に記載の重量物搬送装置であっ
て、前記固定レールが上面に前記固定レールの長手方向
と平行に突設又は凹設された1乃至複数のレールガイド
部を有し、前記コロが転動部に周設された前記レールガ
イド部に遊嵌されるガイド凹部又はガイド凸部と、前記
スライド部材に配設され複数の前記コロ上に載置され前
記コロの前記ガイド凹部や前記ガイド凸部に遊嵌される
凸条や凹溝で形成されたスライドガイド部と、を備えた
構成を有する。
【0023】この構成により、以下の作用が得られる。 (1)レールガイド部がガイド凹部又はガイド凸部にガ
イドされながらコロは固定レール上を転動するので、コ
ロの直進性に優れる。 (2)スライドガイド部がレールガイド部にガイドされ
ながらスライド部材はコロ上を移動するので、スライド
部材の直進性に優れる。
イドされながらコロは固定レール上を転動するので、コ
ロの直進性に優れる。 (2)スライドガイド部がレールガイド部にガイドされ
ながらスライド部材はコロ上を移動するので、スライド
部材の直進性に優れる。
【0024】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
8に記載の重量物搬送装置であって、前記コロが軸方向
と平行に貫設された軸挿入孔部と、穿設されたコロ軸孔
を1以上備えた平板状や丸形状、多角形状の間隔保持部
材と、複数の前記コロの両側部に配設された前記間隔保
持部の一側面から前記コロの前記軸挿入孔部を経て他側
面に配設された少なくとも一端部に螺合部を有する間隔
保持用軸部と、前記間隔保持用軸部を固定する固定部
と、を有する構成を有する。
8に記載の重量物搬送装置であって、前記コロが軸方向
と平行に貫設された軸挿入孔部と、穿設されたコロ軸孔
を1以上備えた平板状や丸形状、多角形状の間隔保持部
材と、複数の前記コロの両側部に配設された前記間隔保
持部の一側面から前記コロの前記軸挿入孔部を経て他側
面に配設された少なくとも一端部に螺合部を有する間隔
保持用軸部と、前記間隔保持用軸部を固定する固定部
と、を有する構成を有する。
【0025】この構成により、請求項8の作用に加え、
以下の作用が得られる。 (1)間隔保持用軸部にコロを保持させることにより、
コロの位置決めができるので、コロを等間隔に配置する
ことが容易にできる。よって、重量物の荷重は偏荷重に
ならず各々のコロに均等にかかるので、スライド部材は
スムーズに移動し、作業性に優れるとともに安全性に優
れる。また、固定レールに対して直角を保ちながら転動
するので、コロの直進性に優れる。
以下の作用が得られる。 (1)間隔保持用軸部にコロを保持させることにより、
コロの位置決めができるので、コロを等間隔に配置する
ことが容易にできる。よって、重量物の荷重は偏荷重に
ならず各々のコロに均等にかかるので、スライド部材は
スムーズに移動し、作業性に優れるとともに安全性に優
れる。また、固定レールに対して直角を保ちながら転動
するので、コロの直進性に優れる。
【0026】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項1,2,8,9の内何れか一項に記載の重量物搬送装
置であって、前記間隔保持部材の一端部又は両端部に形
成され一の前記間隔保持部材と他の前記間隔保持部材を
連結させる連結部を備えた構成を有する。
項1,2,8,9の内何れか一項に記載の重量物搬送装
置であって、前記間隔保持部材の一端部又は両端部に形
成され一の前記間隔保持部材と他の前記間隔保持部材を
連結させる連結部を備えた構成を有する。
【0027】この構成により、請求項1,2,8,9の
内何れか一項の作用に加え、以下の作用が得られる。 (1)一の間隔保持部材と他の間隔保持部材を連結させ
ることにより、重量搬送物の長短や大小に応じて必要な
数だけ連結して用いることができるので、重量物の大き
さや荷重性に容易に対応でき汎用性に優れる。 (2)間隔保持部材は隣接する間隔保持部材との連結部
を中心に上下動することができる。これにより、固定レ
ールの溝部に凹凸が存在しコロが転動する際に上下動し
ても、間隔保持部材もコロの上下動に合わせ柔軟に上下
動できるので、コロをスムーズに転動させることがで
き、重量物の運搬性に優れるとともに少人数で簡単に重
量物を移動でき作業性に優れる。ここで、連結部の形状
としては、一端にフックを配設し他端に該フックが係止
する係止部が配設された形状、及び、一端に凹部を形成
し他端に該凹部が嵌合する凸部を形成した形状等が用い
られる。
内何れか一項の作用に加え、以下の作用が得られる。 (1)一の間隔保持部材と他の間隔保持部材を連結させ
ることにより、重量搬送物の長短や大小に応じて必要な
数だけ連結して用いることができるので、重量物の大き
さや荷重性に容易に対応でき汎用性に優れる。 (2)間隔保持部材は隣接する間隔保持部材との連結部
を中心に上下動することができる。これにより、固定レ
ールの溝部に凹凸が存在しコロが転動する際に上下動し
ても、間隔保持部材もコロの上下動に合わせ柔軟に上下
動できるので、コロをスムーズに転動させることがで
き、重量物の運搬性に優れるとともに少人数で簡単に重
量物を移動でき作業性に優れる。ここで、連結部の形状
としては、一端にフックを配設し他端に該フックが係止
する係止部が配設された形状、及び、一端に凹部を形成
し他端に該凹部が嵌合する凸部を形成した形状等が用い
られる。
【0028】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項1乃至10の内何れか一項に記載の重量物搬送装置で
あって、前記固定レールが、重量物の搬送方向に連設さ
れる分割レールからなる構成を有する。
項1乃至10の内何れか一項に記載の重量物搬送装置で
あって、前記固定レールが、重量物の搬送方向に連設さ
れる分割レールからなる構成を有する。
【0029】この構成により、請求項1乃至10の内何
れか一項の作用に加え、以下の作用が得られる。 (1)重量物搬送装置を運搬する際に、固定レールを分
割して運搬することができるので搬送性に優れる。 (2)重量物搬送装置を倉庫等に保管する際に、固定レ
ールを分割して収納することができるので場所を取らず
収納性に優れる。 (3)重量物搬送装置の複数の分割レールを連設するこ
とにより、固定レールの長さの調節が可能であるので、
重量物を搬送する距離に応じて自由に対応でき、汎用性
に優れる。 (4)コンテナ内に重量物を積み込む場合は、コンテナ
内に配置する分割レールの長さをコンテナの奥行き長さ
より短く分割することで、該分割レールをコンテナ内に
常設することができ、重量物の積み込み・積み卸し作業
をする際は、コンテナ内に常設された該分割レールに他
の分割レールを連設して用いることができる。 (5)コロの直径が大きい場合(例えば、直径65m
m)、分割レールどうしをつなぐつなぎ部材を必要とせ
ずに、わずかな段差があっても乗り越えながら転動して
いくことができ作業性に優れる。
れか一項の作用に加え、以下の作用が得られる。 (1)重量物搬送装置を運搬する際に、固定レールを分
割して運搬することができるので搬送性に優れる。 (2)重量物搬送装置を倉庫等に保管する際に、固定レ
ールを分割して収納することができるので場所を取らず
収納性に優れる。 (3)重量物搬送装置の複数の分割レールを連設するこ
とにより、固定レールの長さの調節が可能であるので、
重量物を搬送する距離に応じて自由に対応でき、汎用性
に優れる。 (4)コンテナ内に重量物を積み込む場合は、コンテナ
内に配置する分割レールの長さをコンテナの奥行き長さ
より短く分割することで、該分割レールをコンテナ内に
常設することができ、重量物の積み込み・積み卸し作業
をする際は、コンテナ内に常設された該分割レールに他
の分割レールを連設して用いることができる。 (5)コロの直径が大きい場合(例えば、直径65m
m)、分割レールどうしをつなぐつなぎ部材を必要とせ
ずに、わずかな段差があっても乗り越えながら転動して
いくことができ作業性に優れる。
【0030】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項1乃至11の内何れか一項に記載の重量物搬送装置で
あって、平行に並設された同一長さの前記スライド部材
2乃至複数基と、各前記スライド部材の上面に架設固定
された底板と、前記底板の2以上の角に立設される支柱
と、を有する構成を有する。
項1乃至11の内何れか一項に記載の重量物搬送装置で
あって、平行に並設された同一長さの前記スライド部材
2乃至複数基と、各前記スライド部材の上面に架設固定
された底板と、前記底板の2以上の角に立設される支柱
と、を有する構成を有する。
【0031】この構成により、請求項1乃至11の内何
れか一項の作用に加え、以下の作用が得られる。 (1)底板上に重量物を積載することができるので、重
量物の大小によらず安定して載置することができ作業性
に優れる。 (2)スライド部材と底板をパレットとして用いること
ができるので、重量物を底板に載置したままフォークリ
フト等で運搬することができ作業性に優れる。 (3)スライド部材をコンテナの1/2〜1/5にする
ことにより、数組のスライド部材及び底板をコンテナ内
に収納させることができるので、会社別又は配送先別若
しくは荷物の種類別に仕分けして1つのコンテナに積載
することができ、コンテナに荷物が積載されてない無駄
な空間ができにくく、作業性に優れる。 (4)複数の会社で1つのコンテナを使用することがで
きるので、荷物の運送費を削減できる。 (5)予め、重量物を目的地別に仕分けした状態で底板
上に載置しておくことによって、コンテナ内に荷物を一
つ一つ積載する必要がなく、作業性に優れる。ここで、
スライド部材の並設される基数としては、2乃至複数基
用いられる。好適には2乃至10基用いられる。これに
より、底板を補強でき底板を薄くできる。底板の肉厚が
厚いときは2乃至4基でも良い。底板としては、波板や
エキスパンドメタル等が用いたれる。また、底板とスラ
イド部材の間にI型鋼等を介設して底板を補強するのが
好ましい。底板の耐荷重性を高めるためである。支柱は
脱着自在であることが好ましい。重量物を底板上に積載
する際、支柱を取り外しておけるので、積載作業がスム
ーズに行えるためである。
れか一項の作用に加え、以下の作用が得られる。 (1)底板上に重量物を積載することができるので、重
量物の大小によらず安定して載置することができ作業性
に優れる。 (2)スライド部材と底板をパレットとして用いること
ができるので、重量物を底板に載置したままフォークリ
フト等で運搬することができ作業性に優れる。 (3)スライド部材をコンテナの1/2〜1/5にする
ことにより、数組のスライド部材及び底板をコンテナ内
に収納させることができるので、会社別又は配送先別若
しくは荷物の種類別に仕分けして1つのコンテナに積載
することができ、コンテナに荷物が積載されてない無駄
な空間ができにくく、作業性に優れる。 (4)複数の会社で1つのコンテナを使用することがで
きるので、荷物の運送費を削減できる。 (5)予め、重量物を目的地別に仕分けした状態で底板
上に載置しておくことによって、コンテナ内に荷物を一
つ一つ積載する必要がなく、作業性に優れる。ここで、
スライド部材の並設される基数としては、2乃至複数基
用いられる。好適には2乃至10基用いられる。これに
より、底板を補強でき底板を薄くできる。底板の肉厚が
厚いときは2乃至4基でも良い。底板としては、波板や
エキスパンドメタル等が用いたれる。また、底板とスラ
イド部材の間にI型鋼等を介設して底板を補強するのが
好ましい。底板の耐荷重性を高めるためである。支柱は
脱着自在であることが好ましい。重量物を底板上に積載
する際、支柱を取り外しておけるので、積載作業がスム
ーズに行えるためである。
【0032】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項12に記載の重量物搬送装置であって、前記支柱間に
配設された側柵又は側壁を有する構成を有する。
項12に記載の重量物搬送装置であって、前記支柱間に
配設された側柵又は側壁を有する構成を有する。
【0033】この構成により、請求項12の作用に加
え、以下の作用が得られる。 (1)重量物が底板上から落下するのを防止できるの
で、安全性に優れる。 (2)重量物を仕分けした場合、他の重量物が混入する
ことがなく、作業性に優れる。ここで、側柵又は側壁と
しては、鉄筋等の線条鋼材を梯子状に形成したもの、鉄
筋の側部に溝部を形成し両端を該溝部に嵌合させた鋼板
等が用いられる。側柵又は側壁は、脱着自在であること
が好ましい。重量物を底板上に積載する際、側柵又は側
壁を取り外しておけるので、積載作業がスムーズに行え
るためである。
え、以下の作用が得られる。 (1)重量物が底板上から落下するのを防止できるの
で、安全性に優れる。 (2)重量物を仕分けした場合、他の重量物が混入する
ことがなく、作業性に優れる。ここで、側柵又は側壁と
しては、鉄筋等の線条鋼材を梯子状に形成したもの、鉄
筋の側部に溝部を形成し両端を該溝部に嵌合させた鋼板
等が用いられる。側柵又は側壁は、脱着自在であること
が好ましい。重量物を底板上に積載する際、側柵又は側
壁を取り外しておけるので、積載作業がスムーズに行え
るためである。
【0034】本発明の請求項14に記載の発明は、請求
項1,4,7,8,11の内何れか一項に記載の重量物
搬送装置であって、直線状に並設された前記固定レール
又は前記分割レールの各当接部間につなぎ部材を備えて
いる構成を有する。
項1,4,7,8,11の内何れか一項に記載の重量物
搬送装置であって、直線状に並設された前記固定レール
又は前記分割レールの各当接部間につなぎ部材を備えて
いる構成を有する。
【0035】この構成により、請求項1,4,7,8,
11の内何れか一項の作用に加え、以下の作用が得られ
る。 (1)つなぎ部材を備えることにより、当接部に段差等
が存在しても該段差を少なくすることができるので、コ
ロの外径の大小を問わずスムーズにコロを転動させるこ
とができ作業性に優れる。 (2)つなぎ部材が案内役をするので、固定レール及び
分割レールを直線状に並設することが容易になり作業性
に優れる。ここで、つなぎ部材としては、薄い鋼板や厚
紙、合成樹脂を固定レール又は分割レールに外嵌可能な
形状に形成したもの等が用いられる。
11の内何れか一項の作用に加え、以下の作用が得られ
る。 (1)つなぎ部材を備えることにより、当接部に段差等
が存在しても該段差を少なくすることができるので、コ
ロの外径の大小を問わずスムーズにコロを転動させるこ
とができ作業性に優れる。 (2)つなぎ部材が案内役をするので、固定レール及び
分割レールを直線状に並設することが容易になり作業性
に優れる。ここで、つなぎ部材としては、薄い鋼板や厚
紙、合成樹脂を固定レール又は分割レールに外嵌可能な
形状に形成したもの等が用いられる。
【0036】本発明の請求項15に記載の重量物搬送装
置は、請求項1乃至12の内何れか一項に記載の重量物
搬送装置が、重量物の搬送方向と平行に複数並設されて
いる構成を有する。
置は、請求項1乃至12の内何れか一項に記載の重量物
搬送装置が、重量物の搬送方向と平行に複数並設されて
いる構成を有する。
【0037】この構成により、請求項1乃至12の作用
に加え、以下の作用が得られる。 (1)複数の重量物搬送装置で、重量物を支持できるの
で重量物の形状や重量の大小に対応することができる。 (2)複数のスライド部材に重量物を載置させることが
できるので重量物を安定して搬送することができる。 (3)複数の重量物搬送装置を近接させて並設すること
により、床全体が動く状態と同様の状態にして用いるこ
とができるので、従来、フォークリフト等が侵入するこ
とが不可能であるため有効利用されてなかった倉庫や工
場の隅等のいわゆるデッドスペースも、重量物の収納場
所として用いることができ、敷地面積の有効利用を図る
ことができる。
に加え、以下の作用が得られる。 (1)複数の重量物搬送装置で、重量物を支持できるの
で重量物の形状や重量の大小に対応することができる。 (2)複数のスライド部材に重量物を載置させることが
できるので重量物を安定して搬送することができる。 (3)複数の重量物搬送装置を近接させて並設すること
により、床全体が動く状態と同様の状態にして用いるこ
とができるので、従来、フォークリフト等が侵入するこ
とが不可能であるため有効利用されてなかった倉庫や工
場の隅等のいわゆるデッドスペースも、重量物の収納場
所として用いることができ、敷地面積の有効利用を図る
ことができる。
【0038】本発明の請求項16に記載の発明は、請求
項1乃至3,8,9,10,11,14,15の内何れ
か一項に記載の重量物搬送装置を用いた重量物搬送方法
であって、前記固定レールを重量物の搬送方向と平行に
配置する固定レール配置ステップと、前記コロを前記間
隔保持部材に保持させる間隔保持部材配設ステップと、
前記固定レール上に前記間隔保持部材に保持された複数
の前記コロを載置するコロ載置ステップと、前記コロ上
に前記スライド部材を載置するスライド部材載置ステッ
プと、前記スライド部材上に重量物を載置する重量物載
置ステップと、重量物を搬送方向へ押し進める重量物搬
送ステップと、を備えた構成を有する。
項1乃至3,8,9,10,11,14,15の内何れ
か一項に記載の重量物搬送装置を用いた重量物搬送方法
であって、前記固定レールを重量物の搬送方向と平行に
配置する固定レール配置ステップと、前記コロを前記間
隔保持部材に保持させる間隔保持部材配設ステップと、
前記固定レール上に前記間隔保持部材に保持された複数
の前記コロを載置するコロ載置ステップと、前記コロ上
に前記スライド部材を載置するスライド部材載置ステッ
プと、前記スライド部材上に重量物を載置する重量物載
置ステップと、重量物を搬送方向へ押し進める重量物搬
送ステップと、を備えた構成を有する。
【0039】この構成により、以下の作用が得られる。 (1)コンテナ等のリフトが入ることが不可能な場所で
も重量物を少ない作業員で、迅速かつ、安全に、整然と
重量物の搬送作業をすることができる。
も重量物を少ない作業員で、迅速かつ、安全に、整然と
重量物の搬送作業をすることができる。
【0040】本発明の請求項17に記載の発明は、請求
項4乃至9,11,12,13,14,15の内何れか
一項に記載の重量物搬送装置を用いた重量物搬送方法で
あって、前記固定レールを重量物の搬送方向と平行に配
置する固定レール配置ステップと、前記固定レール上に
前記コロを載置するコロ載置ステップと、前記枠状体の
前記収嵌部内に前記コロを遊嵌させて前記固定レール上
に載置する枠状体載置ステップと、複数の前記コロ上に
前記スライド部材を載置するスライド部材載置ステップ
と、前記スライド部材上に重量物を載置する重量物載置
ステップと、重量物を搬送方向へ押し進める重量物搬送
ステップと、を備えた構成を有する。
項4乃至9,11,12,13,14,15の内何れか
一項に記載の重量物搬送装置を用いた重量物搬送方法で
あって、前記固定レールを重量物の搬送方向と平行に配
置する固定レール配置ステップと、前記固定レール上に
前記コロを載置するコロ載置ステップと、前記枠状体の
前記収嵌部内に前記コロを遊嵌させて前記固定レール上
に載置する枠状体載置ステップと、複数の前記コロ上に
前記スライド部材を載置するスライド部材載置ステップ
と、前記スライド部材上に重量物を載置する重量物載置
ステップと、重量物を搬送方向へ押し進める重量物搬送
ステップと、を備えた構成を有する。
【0041】この構成により、以下の作用が得られる。 (1)コンテナ等のリフトが入ることが不可能な場所で
も重量物を少ない作業員で、迅速かつ、安全に、整然と
重量物の搬送作業をすることができる。
も重量物を少ない作業員で、迅速かつ、安全に、整然と
重量物の搬送作業をすることができる。
【0042】本発明の請求項18に記載の発明は、請求
項16又は17に記載の重量物搬送方法であって、前記
固定レール配置ステップにおいて配置された前記固定レ
ール又は前記分割レールの各当接部間に請求項14に記
載の前記つなぎ部材を配置するつなぎ部材配置ステップ
を備えている構成を有する。
項16又は17に記載の重量物搬送方法であって、前記
固定レール配置ステップにおいて配置された前記固定レ
ール又は前記分割レールの各当接部間に請求項14に記
載の前記つなぎ部材を配置するつなぎ部材配置ステップ
を備えている構成を有する。
【0043】この構成により、請求項16又は17の作
用に加え、以下の作用が得られる。 (1)つなぎ部材を備えることにより、当接部間に段差
等が存在しても該段差を少なくすることができるので、
コロをスムーズに転動させることができ重量物を容易に
搬送できるので作業性に優れる。 (2)つなぎ部材が案内役をするので、固定レール及び
分割レールを直線状に並設することが容易になり作業性
に優れる。
用に加え、以下の作用が得られる。 (1)つなぎ部材を備えることにより、当接部間に段差
等が存在しても該段差を少なくすることができるので、
コロをスムーズに転動させることができ重量物を容易に
搬送できるので作業性に優れる。 (2)つなぎ部材が案内役をするので、固定レール及び
分割レールを直線状に並設することが容易になり作業性
に優れる。
【0044】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) 本発明の実施の形態1における重量物搬送装置及びそれ
を用いた重量物搬送方法について、以下図面を用いて説
明する。図1は本発明の実施の形態1における重量物搬
送装置の要部斜視図であり、図2は間隔保持部材付近の
要部拡大斜視図である。図1及び図2において、1aは
本発明の実施の形態1における重量物搬送装置、2は固
定レールであり、重量物を搬送する方向と平行に2本が
配置された長尺固定レール2aと後述のコンテナの奥行
き長さより短く形成され長尺レール2aの延長線上に当
接して連設された短尺レール2bからなる。短尺レール
2bはコンテナ内に常設固定しておいてもよい。3は厚
紙やコシのあるフィルムや合成樹脂(ポリエチレン,ポ
リプロピレン,ポリスチレン,PET等)製の汎用シー
トをコの字状に曲折して形成されたつなぎ部材であり、
長尺レール2aと短尺レール2bとの当接部間に外嵌す
ることにより、長尺レール2aと短尺レール2bとの段
差を平滑にし後述のコロが乗り移り易くしている。4は
固定レール2を転動するコロである。コロ4は鋼鉄の円
柱軸に筒状体が環装されたものが用いられる。具体的に
は軸部として、コッタボルトを用い、コッタボルトに同
軸で外接する円筒状の外套部を備えたものが、本実施の
形態で使用されている。尚、搬送される重量物の大小に
よっては筒状体を環装しなくとも実施可能である。4a
はコッタボルトの頭部であるボルト頭部、5はコロ4の
先端部の軸部(ボルト部)に形成された螺子溝に螺合し
ているナットである。その他コロ4としては、棒状体の
軸部に、ボルト頭部4a及びナット5の代わりにプッシ
ュナット(商品名)を外嵌したものが用いられる。6は
薄肉鋼板で形成され両端部にコロ4のボルト等の軸部が
遊挿されるコロ軸孔6aが穿設された間隔保持部材であ
り、コロ4のボルト頭部4a側とコロ4のナット5側と
に固定レール2を挟んで平行に配設され下端部は固定レ
ール2の底面より数mm高く位置している。間隔保持部
材6は、隣接している間隔保持部材6の各々のコロ軸孔
6aを重ね合わせ該コロ軸孔6aにコロ4の両端を挿入
することにより、各間隔保持部材6を連結させて用いて
いる。7は間隔保持部材6の枠内の複数のコロ4の胴部
に載置された細い鋼板製のスライド部材である。連結さ
れた間隔保持部材6の長さを、スライド部材7の長さと
スライド部材7の移動距離の半分との和にすることによ
り、重量物をコンテナ内に押し込んだ際、コンテナの奥
側のスライド部材7の端部と間隔保持部材6の端部とが
略同じ位置になる。スライド部材7の固定レール2に対
しての移動距離は、コロ4の固定レール2に対しての移
動距離の2倍であるためである。
を用いた重量物搬送方法について、以下図面を用いて説
明する。図1は本発明の実施の形態1における重量物搬
送装置の要部斜視図であり、図2は間隔保持部材付近の
要部拡大斜視図である。図1及び図2において、1aは
本発明の実施の形態1における重量物搬送装置、2は固
定レールであり、重量物を搬送する方向と平行に2本が
配置された長尺固定レール2aと後述のコンテナの奥行
き長さより短く形成され長尺レール2aの延長線上に当
接して連設された短尺レール2bからなる。短尺レール
2bはコンテナ内に常設固定しておいてもよい。3は厚
紙やコシのあるフィルムや合成樹脂(ポリエチレン,ポ
リプロピレン,ポリスチレン,PET等)製の汎用シー
トをコの字状に曲折して形成されたつなぎ部材であり、
長尺レール2aと短尺レール2bとの当接部間に外嵌す
ることにより、長尺レール2aと短尺レール2bとの段
差を平滑にし後述のコロが乗り移り易くしている。4は
固定レール2を転動するコロである。コロ4は鋼鉄の円
柱軸に筒状体が環装されたものが用いられる。具体的に
は軸部として、コッタボルトを用い、コッタボルトに同
軸で外接する円筒状の外套部を備えたものが、本実施の
形態で使用されている。尚、搬送される重量物の大小に
よっては筒状体を環装しなくとも実施可能である。4a
はコッタボルトの頭部であるボルト頭部、5はコロ4の
先端部の軸部(ボルト部)に形成された螺子溝に螺合し
ているナットである。その他コロ4としては、棒状体の
軸部に、ボルト頭部4a及びナット5の代わりにプッシ
ュナット(商品名)を外嵌したものが用いられる。6は
薄肉鋼板で形成され両端部にコロ4のボルト等の軸部が
遊挿されるコロ軸孔6aが穿設された間隔保持部材であ
り、コロ4のボルト頭部4a側とコロ4のナット5側と
に固定レール2を挟んで平行に配設され下端部は固定レ
ール2の底面より数mm高く位置している。間隔保持部
材6は、隣接している間隔保持部材6の各々のコロ軸孔
6aを重ね合わせ該コロ軸孔6aにコロ4の両端を挿入
することにより、各間隔保持部材6を連結させて用いて
いる。7は間隔保持部材6の枠内の複数のコロ4の胴部
に載置された細い鋼板製のスライド部材である。連結さ
れた間隔保持部材6の長さを、スライド部材7の長さと
スライド部材7の移動距離の半分との和にすることによ
り、重量物をコンテナ内に押し込んだ際、コンテナの奥
側のスライド部材7の端部と間隔保持部材6の端部とが
略同じ位置になる。スライド部材7の固定レール2に対
しての移動距離は、コロ4の固定レール2に対しての移
動距離の2倍であるためである。
【0045】以上のように構成された本発明の実施の形
態1における重量物搬送装置1aを用いた重量物搬送方
法について、以下図面を用いて説明する。図3(a)は
コンテナに重量物を押し込む前の作業状態を模式的に示
す側面図であり、図3(b)はコンテナに重量物を押し
込んだ後の作業状態を模式的に示す側面図である。図3
において、1aは本発明の実施の形態1における重量物
搬送装置、2は固定レール、2aは長尺レール、2bは
短尺レール、3はつなぎ部材、4はコロ、6は間隔保持
部材、7はスライド部材であり、これらは図1と同様の
ものであるので、同一の符号を付してその説明を省略す
る。8は地表面に載置されたコンテナ、9は長尺レール
2aの底面の高さをコンテナ8の床面の高さと同一にす
るために長尺レール2aが載置された角材や鋼製の板材
や柱材からなる高さ調整材、10は重量物、11はスラ
イド部材7の上面にフォークリフト(図示せず)等によ
って重量物10とともに載置されたパレットである。本
実施の形態においては、スライド部材7として、重量物
10の長さより長いものを用いているが、重量物10が
安定して載置できる長さであればよい。
態1における重量物搬送装置1aを用いた重量物搬送方
法について、以下図面を用いて説明する。図3(a)は
コンテナに重量物を押し込む前の作業状態を模式的に示
す側面図であり、図3(b)はコンテナに重量物を押し
込んだ後の作業状態を模式的に示す側面図である。図3
において、1aは本発明の実施の形態1における重量物
搬送装置、2は固定レール、2aは長尺レール、2bは
短尺レール、3はつなぎ部材、4はコロ、6は間隔保持
部材、7はスライド部材であり、これらは図1と同様の
ものであるので、同一の符号を付してその説明を省略す
る。8は地表面に載置されたコンテナ、9は長尺レール
2aの底面の高さをコンテナ8の床面の高さと同一にす
るために長尺レール2aが載置された角材や鋼製の板材
や柱材からなる高さ調整材、10は重量物、11はスラ
イド部材7の上面にフォークリフト(図示せず)等によ
って重量物10とともに載置されたパレットである。本
実施の形態においては、スライド部材7として、重量物
10の長さより長いものを用いているが、重量物10が
安定して載置できる長さであればよい。
【0046】まず、本実施の形態1におけるコンテナ8
に重量物10を積み込む作業について説明する。コンテ
ナ8内に開口部から奥へ向かって平行に2本の短尺レー
ル2bを配置する。この際、短尺レール2bはコンテナ
8内に収まるようにする。次いで、高さ調整材9を長尺
レール2aを支える位置に配置し、長尺レール2aのコ
ンテナ8側の端部(当接部)が短尺レール2bのコンテ
ナ8の開口部側の端部(当接部)と当接させ直線上にな
るように配置する。次いで、直線上に当接された長尺レ
ール2aと短尺レール2bとの当接部間の上面を覆うよ
うにつなぎ部材3を外嵌する。つなぎ部材3を外嵌する
ことによって、長尺レール2aと短尺レール2bとのズ
レや段差を小さくすることができる。
に重量物10を積み込む作業について説明する。コンテ
ナ8内に開口部から奥へ向かって平行に2本の短尺レー
ル2bを配置する。この際、短尺レール2bはコンテナ
8内に収まるようにする。次いで、高さ調整材9を長尺
レール2aを支える位置に配置し、長尺レール2aのコ
ンテナ8側の端部(当接部)が短尺レール2bのコンテ
ナ8の開口部側の端部(当接部)と当接させ直線上にな
るように配置する。次いで、直線上に当接された長尺レ
ール2aと短尺レール2bとの当接部間の上面を覆うよ
うにつなぎ部材3を外嵌する。つなぎ部材3を外嵌する
ことによって、長尺レール2aと短尺レール2bとのズ
レや段差を小さくすることができる。
【0047】次いで、隣接した間隔保持部材6の各々の
コロ軸孔6aが重なる様に長手方向の端部を重ね、重な
った各々のコロ軸孔6aにコロ4を挿入させることによ
り、各々の間隔保持部材6を連結する。尚、間隔保持部
材6は前もって、所定長さに作製していてもよい。次い
で、コロ4の軸部にナット5を螺合させ、間隔保持部材
6がコロ4から抜脱しないようにする。この際、間隔保
持部材6はコロ4の両端のボルト頭部4a側とナット5
側とに一列ずつ配設する。コロ4を固定レール2上に載
置した際に、固定レール2の両側に間隔保持部材6を位
置させることができ、コロ4が固定レール2の両側の内
いずれかに傾いたとしても、間隔保持部材6の下端部が
地表面又は床面若しくは固定レール2の側面に当接し、
コロ4が落下するのを防止することができるためであ
る。
コロ軸孔6aが重なる様に長手方向の端部を重ね、重な
った各々のコロ軸孔6aにコロ4を挿入させることによ
り、各々の間隔保持部材6を連結する。尚、間隔保持部
材6は前もって、所定長さに作製していてもよい。次い
で、コロ4の軸部にナット5を螺合させ、間隔保持部材
6がコロ4から抜脱しないようにする。この際、間隔保
持部材6はコロ4の両端のボルト頭部4a側とナット5
側とに一列ずつ配設する。コロ4を固定レール2上に載
置した際に、固定レール2の両側に間隔保持部材6を位
置させることができ、コロ4が固定レール2の両側の内
いずれかに傾いたとしても、間隔保持部材6の下端部が
地表面又は床面若しくは固定レール2の側面に当接し、
コロ4が落下するのを防止することができるためであ
る。
【0048】次いで、コロ4を間隔保持部材6とともに
固定レール2上に載置する。複数のコロ4は間隔保持部
材6により一体に保持されているので、容易に載置する
ことができる。また、複数のコロ4は間隔保持部材6に
より所定の間隔毎に保持されているので、固定レール2
上に所定の間隔毎に載置され、重量物10の荷重はスラ
イド部材7が載置されている各々のコロ4に略均等にか
かる。
固定レール2上に載置する。複数のコロ4は間隔保持部
材6により一体に保持されているので、容易に載置する
ことができる。また、複数のコロ4は間隔保持部材6に
より所定の間隔毎に保持されているので、固定レール2
上に所定の間隔毎に載置され、重量物10の荷重はスラ
イド部材7が載置されている各々のコロ4に略均等にか
かる。
【0049】次いで、スライド部材7をコロ4上に載置
する。この際、スライド部材7をボルト頭部4a側とナ
ット5側との間隔保持部材6に挟まれる様に載置するこ
とにより、スライド部材7は固定レール2の垂直上方に
載置され、重量物10を安定して載置できるとともに、
スライド部材7がコロ4から外れるのを防止できる。
する。この際、スライド部材7をボルト頭部4a側とナ
ット5側との間隔保持部材6に挟まれる様に載置するこ
とにより、スライド部材7は固定レール2の垂直上方に
載置され、重量物10を安定して載置できるとともに、
スライド部材7がコロ4から外れるのを防止できる。
【0050】次いで、クレーンやフォークリフト等(図
示せず)を用いて、2つのスライド部材7の上に跨がる
ようにパレット11上に載置された重量物10を載置す
る。この際、重量物10の荷重が2体のスライド部材7
に均等にかかるように載置する。パレット11はフォー
クリフトを用いる場合や複数の小物重量物や不安定な形
状の重量物(例えば機械等)を載置する場合等に用いら
れ、重量物が安定した形状であり、かつ該重量物をクレ
ーン等を用いて懸吊して載置する場合には用いなくても
よい。
示せず)を用いて、2つのスライド部材7の上に跨がる
ようにパレット11上に載置された重量物10を載置す
る。この際、重量物10の荷重が2体のスライド部材7
に均等にかかるように載置する。パレット11はフォー
クリフトを用いる場合や複数の小物重量物や不安定な形
状の重量物(例えば機械等)を載置する場合等に用いら
れ、重量物が安定した形状であり、かつ該重量物をクレ
ーン等を用いて懸吊して載置する場合には用いなくても
よい。
【0051】次いで、作業員が重量物10をコンテナ8
の奥に押し進めていく。この際、コロ4が転動し、コロ
4上に載置されているスライド部材7も固定レール2上
を滑るように移動する。また、間隔保持部材6を備えて
いるので、スライド部材7が上面を移動中ではないコロ
4もスライド部材7が上面を移動することにより転動さ
せられているコロ4に連動して各々の間隔を維持しなが
ら転動する。
の奥に押し進めていく。この際、コロ4が転動し、コロ
4上に載置されているスライド部材7も固定レール2上
を滑るように移動する。また、間隔保持部材6を備えて
いるので、スライド部材7が上面を移動中ではないコロ
4もスライド部材7が上面を移動することにより転動さ
せられているコロ4に連動して各々の間隔を維持しなが
ら転動する。
【0052】重量物10をコンテナ8の所定の位置に押
し込み終えたら、従来より施工されているフープ筋等
(図示せず)により重量物10をコンテナ8内に固定す
る。次いで、長尺レール2aとつなぎ部材3を取り外
す。また、コンテナ8の開口部付近に位置しているコロ
4を外し、コンテナ8内に収まりきれない間隔保持部材
6及びコロ4を解体して回収し、積み込み作業は終了す
る。尚、間隔保持部材6及びコロ4は取り外さずに、そ
のままコンテナ8内に押し込んでもよい。
し込み終えたら、従来より施工されているフープ筋等
(図示せず)により重量物10をコンテナ8内に固定す
る。次いで、長尺レール2aとつなぎ部材3を取り外
す。また、コンテナ8の開口部付近に位置しているコロ
4を外し、コンテナ8内に収まりきれない間隔保持部材
6及びコロ4を解体して回収し、積み込み作業は終了す
る。尚、間隔保持部材6及びコロ4は取り外さずに、そ
のままコンテナ8内に押し込んでもよい。
【0053】次いで、上記積み込み作業により積み込ま
れた重量物10の積み降ろし作業について説明する。ま
ず、重量物10をコンテナ8内に固定しているフープ筋
等を取り外す。次いで、高さ調整材9を長尺レール2a
を支える位置に配置し、長尺レール2aのコンテナ8側
の端部が短尺レール2bのコンテナ8の開口部側端部に
当接するように長尺レール2aを配置する。次いで、長
尺レール2aと短尺レール2bとの当接部間の上面を覆
うようにつなぎ部材3を外嵌する。
れた重量物10の積み降ろし作業について説明する。ま
ず、重量物10をコンテナ8内に固定しているフープ筋
等を取り外す。次いで、高さ調整材9を長尺レール2a
を支える位置に配置し、長尺レール2aのコンテナ8側
の端部が短尺レール2bのコンテナ8の開口部側端部に
当接するように長尺レール2aを配置する。次いで、長
尺レール2aと短尺レール2bとの当接部間の上面を覆
うようにつなぎ部材3を外嵌する。
【0054】次いで、長尺レール2a上に間隔保持部材
6に保持されたコロ4を載置する。この際、スライド部
材7と短尺レール2bとの間のコロ4を保持している間
隔保持部材6と長尺レール2a上のコロ4を保持してい
る間隔保持部材6とを連結することが好ましい。重量物
10の荷重が連結した間隔保持部材6への移行をスムー
ズに行うことができるからである。尚、積み込み作業時
に間隔保持部材6及びコロ4をコンテナ8内に押し込ん
で収納した場合には、押し込んだ間隔保持部材6を取り
出し、再び固定レール2上に載置する。
6に保持されたコロ4を載置する。この際、スライド部
材7と短尺レール2bとの間のコロ4を保持している間
隔保持部材6と長尺レール2a上のコロ4を保持してい
る間隔保持部材6とを連結することが好ましい。重量物
10の荷重が連結した間隔保持部材6への移行をスムー
ズに行うことができるからである。尚、積み込み作業時
に間隔保持部材6及びコロ4をコンテナ8内に押し込ん
で収納した場合には、押し込んだ間隔保持部材6を取り
出し、再び固定レール2上に載置する。
【0055】次いで、作業員が重量物10をコンテナ8
の開口部側へ押し出していく。スライド部材7と固定レ
ール2の間にコロ4を備えているので、重量が数トン乃
至十数トンの重量物10でも、1〜2人の作業員の力だ
けでコンテナ8外へ押し出すことが可能である。
の開口部側へ押し出していく。スライド部材7と固定レ
ール2の間にコロ4を備えているので、重量が数トン乃
至十数トンの重量物10でも、1〜2人の作業員の力だ
けでコンテナ8外へ押し出すことが可能である。
【0056】重量物10を所定の位置まで押し出し終え
たら、フォークリフト等を用いて重量物10を倉庫等の
所定の場所まで運搬する。
たら、フォークリフト等を用いて重量物10を倉庫等の
所定の場所まで運搬する。
【0057】以上のように本発明の実施の形態1の重量
物搬送装置は構成されているので、以下の作用を有す
る。 (1)固定レール2とスライド部材7との間にコロ4が
配設されているので、重量物10をスライド部材7上に
載置し、重量物10を搬送する方向に押圧することによ
り、コロ4が固定レール2上を移動するとともにスライ
ド部材7がコロ4上を移動するので、所望の搬送方向へ
スライド部材7上の重量物10を容易に搬送することが
でき、作業性に優れる。 (2)重量物搬送装置1aを設置する床面又は地表面に
凹凸部が存在しても、コロ4は固定レール2上を移動す
るので、重量物10を容易に搬送することができ、作業
性に優れる。 (3)重量物10の荷重はコロ4にかかっているので、
コロ4の強度が耐えうる荷重の重量物10であれば搬送
することができ、耐荷重性に優れるとともに重量物10
の搬送性に優れる。 (4)固定レール2の長さを調節することにより、重量
物10を搬送する距離を調節することができるので、汎
用性に優れる。 (5)重量物10の荷重が大きい場合はコロ4の密度を
増やすとともにスライド部材7の厚みを厚くすることに
より、重量物10の荷重に対応でき、反対に、該荷重が
小さい場合はコロの密度を小さくしスライド部材の厚み
を薄くすることで、重量物10の荷重に応じて現場で自
在に対応できる。 (6)ボルト頭部4a及びナット5により、コロ4が固
定レール2にガイドされるので、コロ4は直進性に優
れ、延いては、コロ4上に載置されているスライド部材
7も直進性に優れる。 (7)既存のコロ4を使用することができるので、新た
にコロを生産する必要がなく生産性に優れる。 (8)重量物搬送装置1aを運搬する際に、固定レール
2を長尺レール2aと短尺レール2bとに分割して運搬
することができるので搬送性に優れる。 (9)重量物搬送装置1aを倉庫等に保管する際に、固
定レール2を長尺レール2aと短尺レール2bとに分割
して収納することができるので場所を取らず収納性に優
れる。 (10)短尺レール2bの長さがコンテナ8の奥行き長
さより短く形成した場合は、短尺レール2bをコンテナ
8内に常設することができ、重量物10の積み込み・積
み卸し作業をする際は、短尺レール2bに長尺レール2
aを連設するだけで積み込み・積み卸し作業ができる。 (11)長尺レール2aの代わりに短尺レール2bだけ
を連結して用いることもできるので、収納時に場所をと
らず保管性に優れる。 (12)間隔保持部材6に複数穿設されたコロ軸孔6a
の間隔を調節、又は、間隔保持部材6の長さを調節する
ことにより、コロ4の本数を増加することが容易であ
り、コロ4の本数を増加させることにより、重量物10
の各コロ4にかかる荷重がさらに分散され、より荷重の
大きい重量物10を搬送することができ、汎用性に優れ
る。 (13)各コロ4の間隔は間隔保持部材6により一定に
保持されているので、重量物の荷重は重量物10の下方
に位置する各コロ4に均一にかかり、耐久性に優れる。 (14)各コロ4は間隔保持部材6により保持されてい
るので、一部のコロ4が脱輪する等の事故がなく、安全
性に優れる。 (15)間隔保持部材6に各コロ4を保持させた後、固
定レール2上に各コロ4を載置することにより一度に複
数のコロ4を固定レール2上に載置することができるの
で、コロ4の設置作業性に優れる。 (16)床面又は地表面に凹凸部が存在し固定レールに
撓みが生じた場合に、間隔保持部材6は各々の連結部を
中心に上下動するので、間隔保持部材6の破損を防ぐと
ともにコロ4の間隔保持部材6のコロ軸孔6aの縁部へ
の食い込み等を防止し、重量物10の搬送作業が妨げら
れることを防止することができ、作業性に優れる。 (17)間隔保持部材6のコロ軸孔6aをボルト頭部4
a及びナット5に係止させることにより、間隔保持部材
6がコロ4から抜脱することがないので、安全性に優れ
る。 (18)重量物搬送装置1aの固定レール2及び/又は
間隔保持部材6の長さを調節することにより、重量物1
0を搬送する距離が調節可能であるので、汎用性に優れ
る。 (19)固定レール2が厚さが5〜10mm、場合によ
っては3〜20mmで、幅が10〜30mm、場合によ
っては7〜50mmの薄肉の鋼板で形成でき、更にコロ
4の外径も5〜15mm、一般的には10mm前後で、
スライド部材7も厚みが3〜10mmで形成できるの
で、重量物搬送装置1aの全高が低く、作業の重心を低
くすることができるので安全性に優れ、また、コンテナ
8内においても場所を取らずコンテナ8内に高さのある
重量物を押し込むことができ、コンテナ8内の空間を有
効に利用することができる。
物搬送装置は構成されているので、以下の作用を有す
る。 (1)固定レール2とスライド部材7との間にコロ4が
配設されているので、重量物10をスライド部材7上に
載置し、重量物10を搬送する方向に押圧することによ
り、コロ4が固定レール2上を移動するとともにスライ
ド部材7がコロ4上を移動するので、所望の搬送方向へ
スライド部材7上の重量物10を容易に搬送することが
でき、作業性に優れる。 (2)重量物搬送装置1aを設置する床面又は地表面に
凹凸部が存在しても、コロ4は固定レール2上を移動す
るので、重量物10を容易に搬送することができ、作業
性に優れる。 (3)重量物10の荷重はコロ4にかかっているので、
コロ4の強度が耐えうる荷重の重量物10であれば搬送
することができ、耐荷重性に優れるとともに重量物10
の搬送性に優れる。 (4)固定レール2の長さを調節することにより、重量
物10を搬送する距離を調節することができるので、汎
用性に優れる。 (5)重量物10の荷重が大きい場合はコロ4の密度を
増やすとともにスライド部材7の厚みを厚くすることに
より、重量物10の荷重に対応でき、反対に、該荷重が
小さい場合はコロの密度を小さくしスライド部材の厚み
を薄くすることで、重量物10の荷重に応じて現場で自
在に対応できる。 (6)ボルト頭部4a及びナット5により、コロ4が固
定レール2にガイドされるので、コロ4は直進性に優
れ、延いては、コロ4上に載置されているスライド部材
7も直進性に優れる。 (7)既存のコロ4を使用することができるので、新た
にコロを生産する必要がなく生産性に優れる。 (8)重量物搬送装置1aを運搬する際に、固定レール
2を長尺レール2aと短尺レール2bとに分割して運搬
することができるので搬送性に優れる。 (9)重量物搬送装置1aを倉庫等に保管する際に、固
定レール2を長尺レール2aと短尺レール2bとに分割
して収納することができるので場所を取らず収納性に優
れる。 (10)短尺レール2bの長さがコンテナ8の奥行き長
さより短く形成した場合は、短尺レール2bをコンテナ
8内に常設することができ、重量物10の積み込み・積
み卸し作業をする際は、短尺レール2bに長尺レール2
aを連設するだけで積み込み・積み卸し作業ができる。 (11)長尺レール2aの代わりに短尺レール2bだけ
を連結して用いることもできるので、収納時に場所をと
らず保管性に優れる。 (12)間隔保持部材6に複数穿設されたコロ軸孔6a
の間隔を調節、又は、間隔保持部材6の長さを調節する
ことにより、コロ4の本数を増加することが容易であ
り、コロ4の本数を増加させることにより、重量物10
の各コロ4にかかる荷重がさらに分散され、より荷重の
大きい重量物10を搬送することができ、汎用性に優れ
る。 (13)各コロ4の間隔は間隔保持部材6により一定に
保持されているので、重量物の荷重は重量物10の下方
に位置する各コロ4に均一にかかり、耐久性に優れる。 (14)各コロ4は間隔保持部材6により保持されてい
るので、一部のコロ4が脱輪する等の事故がなく、安全
性に優れる。 (15)間隔保持部材6に各コロ4を保持させた後、固
定レール2上に各コロ4を載置することにより一度に複
数のコロ4を固定レール2上に載置することができるの
で、コロ4の設置作業性に優れる。 (16)床面又は地表面に凹凸部が存在し固定レールに
撓みが生じた場合に、間隔保持部材6は各々の連結部を
中心に上下動するので、間隔保持部材6の破損を防ぐと
ともにコロ4の間隔保持部材6のコロ軸孔6aの縁部へ
の食い込み等を防止し、重量物10の搬送作業が妨げら
れることを防止することができ、作業性に優れる。 (17)間隔保持部材6のコロ軸孔6aをボルト頭部4
a及びナット5に係止させることにより、間隔保持部材
6がコロ4から抜脱することがないので、安全性に優れ
る。 (18)重量物搬送装置1aの固定レール2及び/又は
間隔保持部材6の長さを調節することにより、重量物1
0を搬送する距離が調節可能であるので、汎用性に優れ
る。 (19)固定レール2が厚さが5〜10mm、場合によ
っては3〜20mmで、幅が10〜30mm、場合によ
っては7〜50mmの薄肉の鋼板で形成でき、更にコロ
4の外径も5〜15mm、一般的には10mm前後で、
スライド部材7も厚みが3〜10mmで形成できるの
で、重量物搬送装置1aの全高が低く、作業の重心を低
くすることができるので安全性に優れ、また、コンテナ
8内においても場所を取らずコンテナ8内に高さのある
重量物を押し込むことができ、コンテナ8内の空間を有
効に利用することができる。
【0058】(実施の形態2) 次に、実施の形態2における重量物搬送装置について、
図面を参照しながら説明する。図4は本発明の実施の形
態2における重量物搬送装置の一部破断要部斜視図であ
り、図5はその枠状体及びコロ部分の拡大要部斜視図で
あり、図6は図4におけるA−A線の矢視断面図であ
る。図4乃至図6において、1bは本発明の実施の形態
2における重量物搬送装置、21は溝型鋼からなる固定
レールであり、重量物の搬送方向と平行に配置される。
固定レール21は重量物の搬送距離等により、複数を連
結させて用いてもよい。22は重量物の搬送方向に転動
可能に固定レール21に遊嵌された複数の炭素鋼製の中
空状のコロであり、断面の直径は、固定レール21の内
側壁面の高さ(溝型鋼の深さ)と後述の枠状体の高さと
の和より大きい。また、コロ22の縁部はテーパ状に面
取りがされている。22aはコロ22に貫通して形成さ
れた中空部であり、中空部22aを形成することによ
り、コロ22の軽量化や現場への搬送時にロープ等を通
して搬送できるように利便性が図られている。23はコ
ロ22の間隔を保持する枠状体であり、互いに平行な2
本の長尺棒状体23aと両端の上部が長尺棒状体23a
に所定の間隔毎に桟状に固定された複数の板状の脱輪防
止部23bとを有している。脱輪防止部23bは下端部
が固定レール21の底面から離れる幅に形成されてい
る。長尺棒状体23aの下端部は固定レール21の側壁
の上面に当接しており、枠状体23が重量物の搬送方向
に移動する際に、固定レール21の側壁の上面を摺動す
る。脱輪防止部23bの両端は各々長尺棒状体23aに
垂下された状態で配設されている。23cは左右の長尺
棒状体23aと上下の脱輪防止部23bで囲繞されコロ
22の直径より僅かに大きく形成されコロ22が遊嵌さ
れる収嵌部、24は短手方向の内径が固定レール21の
短手方向の外径より少し大きく、長手方向の長さは固定
レール2の長手方向の長さより短い溝型鋼で形成された
スライド部材である。スライド部材24は、重量物の搬
送方向に移動自在に固定レール21に外嵌され下面はコ
ロ22に当接されている。24aはスライド部材24の
両側壁の内壁に溶接された矩形状の鋼板からなるガイド
部である。
図面を参照しながら説明する。図4は本発明の実施の形
態2における重量物搬送装置の一部破断要部斜視図であ
り、図5はその枠状体及びコロ部分の拡大要部斜視図で
あり、図6は図4におけるA−A線の矢視断面図であ
る。図4乃至図6において、1bは本発明の実施の形態
2における重量物搬送装置、21は溝型鋼からなる固定
レールであり、重量物の搬送方向と平行に配置される。
固定レール21は重量物の搬送距離等により、複数を連
結させて用いてもよい。22は重量物の搬送方向に転動
可能に固定レール21に遊嵌された複数の炭素鋼製の中
空状のコロであり、断面の直径は、固定レール21の内
側壁面の高さ(溝型鋼の深さ)と後述の枠状体の高さと
の和より大きい。また、コロ22の縁部はテーパ状に面
取りがされている。22aはコロ22に貫通して形成さ
れた中空部であり、中空部22aを形成することによ
り、コロ22の軽量化や現場への搬送時にロープ等を通
して搬送できるように利便性が図られている。23はコ
ロ22の間隔を保持する枠状体であり、互いに平行な2
本の長尺棒状体23aと両端の上部が長尺棒状体23a
に所定の間隔毎に桟状に固定された複数の板状の脱輪防
止部23bとを有している。脱輪防止部23bは下端部
が固定レール21の底面から離れる幅に形成されてい
る。長尺棒状体23aの下端部は固定レール21の側壁
の上面に当接しており、枠状体23が重量物の搬送方向
に移動する際に、固定レール21の側壁の上面を摺動す
る。脱輪防止部23bの両端は各々長尺棒状体23aに
垂下された状態で配設されている。23cは左右の長尺
棒状体23aと上下の脱輪防止部23bで囲繞されコロ
22の直径より僅かに大きく形成されコロ22が遊嵌さ
れる収嵌部、24は短手方向の内径が固定レール21の
短手方向の外径より少し大きく、長手方向の長さは固定
レール2の長手方向の長さより短い溝型鋼で形成された
スライド部材である。スライド部材24は、重量物の搬
送方向に移動自在に固定レール21に外嵌され下面はコ
ロ22に当接されている。24aはスライド部材24の
両側壁の内壁に溶接された矩形状の鋼板からなるガイド
部である。
【0059】以上のように構成された本発明の実施の形
態2における重量物搬送装置を用いた重量物搬送方法に
ついて、以下図面を参照しながら説明する。図7(a)
はコンテナに重量物を押し込む前の作業状態を模式的に
示す側面図であり、図7(b)はコンテナに重量物を押
し込んだ後の作業状態を模式的に示す側面図であり、図
8はスライド部材を固定レールに固定した状態を示す斜
視図である。図7及び図8において、1bは本発明の実
施の形態2における重量物搬送装置、21は固定レー
ル、24はスライド部材、24aはガイド部であり、こ
れらは図5と同様のものなので同一の符号を付してその
説明を省略する。また、8はコンテナ、9は高さ調整材
であり、これらは実施の形態1と同様のものなので同一
の符号を付してその説明を省略する。21aはコンテナ
8の内部に配置される溝型鋼からなる内部側固定レール
であり、内部側固定レール21aの長手方向の長さはコ
ンテナ8の奥行き長さより短く形成されている。内部側
固定レール21aはコンテナ8内に常設してもよい。2
1bはコンテナ8の外部に配置される内部側固定レール
21aと同一の幅,高さ,内壁空間を有する溝型鋼から
なる外部側固定レールであり、固定レール21は内部側
固定レール21aと外部側固定レール21bを連設する
ことによりなる。25はスライド部材5上に載置された
重量が10t弱の重量物であるコイル、25aはコイル
25の転動を防止するコイル歯止め、26は内部側固定
レール21aとスライド部材24との間隙に一端部が嵌
入したアングル部材やクサビ部材からなるストッパー、
27はストッパー26を固定するためにコンテナ8の床
面に打ち込まれた釘である。
態2における重量物搬送装置を用いた重量物搬送方法に
ついて、以下図面を参照しながら説明する。図7(a)
はコンテナに重量物を押し込む前の作業状態を模式的に
示す側面図であり、図7(b)はコンテナに重量物を押
し込んだ後の作業状態を模式的に示す側面図であり、図
8はスライド部材を固定レールに固定した状態を示す斜
視図である。図7及び図8において、1bは本発明の実
施の形態2における重量物搬送装置、21は固定レー
ル、24はスライド部材、24aはガイド部であり、こ
れらは図5と同様のものなので同一の符号を付してその
説明を省略する。また、8はコンテナ、9は高さ調整材
であり、これらは実施の形態1と同様のものなので同一
の符号を付してその説明を省略する。21aはコンテナ
8の内部に配置される溝型鋼からなる内部側固定レール
であり、内部側固定レール21aの長手方向の長さはコ
ンテナ8の奥行き長さより短く形成されている。内部側
固定レール21aはコンテナ8内に常設してもよい。2
1bはコンテナ8の外部に配置される内部側固定レール
21aと同一の幅,高さ,内壁空間を有する溝型鋼から
なる外部側固定レールであり、固定レール21は内部側
固定レール21aと外部側固定レール21bを連設する
ことによりなる。25はスライド部材5上に載置された
重量が10t弱の重量物であるコイル、25aはコイル
25の転動を防止するコイル歯止め、26は内部側固定
レール21aとスライド部材24との間隙に一端部が嵌
入したアングル部材やクサビ部材からなるストッパー、
27はストッパー26を固定するためにコンテナ8の床
面に打ち込まれた釘である。
【0060】まず、コンテナ8にコイル25を積み込む
方法について説明する。まず、コンテナ8に開口部から
奥へ向かって平行に2本の内部側固定レール21aを配
置する。この際、内部側固定レール21aはコンテナ8
内に収まるように配置する。この際、同一の長さの部材
を2本の内部側固定レール21aの両端部の間に平行四
辺形になるように配置し、2本の内部側固定レール21
aを平行にする。次いで、2本の高さ調整材9を上面の
高さがコンテナ8の内底面の高さと同一になるように、
内部側固定レール21aの延長線上に配置する。次い
で、外部側固定レール21bを高さ調整材9に載置し、
内部側固定レール21aに直線状に密接させて連設す
る。次いで、外部側固定レール21bの溝部に複数のコ
ロ22を配置する。次いで、収嵌部23cにコロ22を
遊嵌して枠状体23を外部側固定レール21b上に載置
する。次いで、各々の枠状体23の収嵌部23cにコロ
22を所定の間隔毎に載置する。次いで、スライド部材
24の溝部を下向きにして複数のコロ22上に載置す
る。以上で、重量物搬送装置1bの設置は完了する。
方法について説明する。まず、コンテナ8に開口部から
奥へ向かって平行に2本の内部側固定レール21aを配
置する。この際、内部側固定レール21aはコンテナ8
内に収まるように配置する。この際、同一の長さの部材
を2本の内部側固定レール21aの両端部の間に平行四
辺形になるように配置し、2本の内部側固定レール21
aを平行にする。次いで、2本の高さ調整材9を上面の
高さがコンテナ8の内底面の高さと同一になるように、
内部側固定レール21aの延長線上に配置する。次い
で、外部側固定レール21bを高さ調整材9に載置し、
内部側固定レール21aに直線状に密接させて連設す
る。次いで、外部側固定レール21bの溝部に複数のコ
ロ22を配置する。次いで、収嵌部23cにコロ22を
遊嵌して枠状体23を外部側固定レール21b上に載置
する。次いで、各々の枠状体23の収嵌部23cにコロ
22を所定の間隔毎に載置する。次いで、スライド部材
24の溝部を下向きにして複数のコロ22上に載置す
る。以上で、重量物搬送装置1bの設置は完了する。
【0061】次いで、クレーン等(図示せず)を用いて
重量物であるコイル25を2体のスライド部材24に均
等に荷重がかかるように載置する。次いで、コイル25
の転動を防止するためにコイル歯止め25aをコイル2
5の前後に配置する。次いで、フォークリフトや作業員
の人力により、コイル25をコンテナ8の内部へ押し込
んでいく。これにともない、コロ22は固定レール21
の内側壁面にガイドされながら転動し、延いては、スラ
イド部材24がコロ22上を移動する。この際、スライ
ド部材24の移動距離はコロ22の移動距離の2倍にな
るので、スライド部材5が移動していくに従い、スライ
ド部材24の下方のコロ22はスライド部材24の移動
方向と逆(以下、後方という)に取り残され、スライド
部材24の移動方向(以下、前方という)に位置するコ
ロ22はスライド部材24の下方に取り込まれる。スラ
イド部材24の後方に取り残されたコロ22は、作業員
によりスライド部材24の前方に移動される。常にスラ
イド部材24の前方にコロ22を配置しておくことによ
って、スライド部材24をスムーズに移動させることが
でき、延いては重量物であるコイル25をスムーズにコ
ンテナ8の奥へ押し込むことができる。尚、予め、必要
なコロ22をスライド部材24の前方に載置しておいて
もよい。
重量物であるコイル25を2体のスライド部材24に均
等に荷重がかかるように載置する。次いで、コイル25
の転動を防止するためにコイル歯止め25aをコイル2
5の前後に配置する。次いで、フォークリフトや作業員
の人力により、コイル25をコンテナ8の内部へ押し込
んでいく。これにともない、コロ22は固定レール21
の内側壁面にガイドされながら転動し、延いては、スラ
イド部材24がコロ22上を移動する。この際、スライ
ド部材24の移動距離はコロ22の移動距離の2倍にな
るので、スライド部材5が移動していくに従い、スライ
ド部材24の下方のコロ22はスライド部材24の移動
方向と逆(以下、後方という)に取り残され、スライド
部材24の移動方向(以下、前方という)に位置するコ
ロ22はスライド部材24の下方に取り込まれる。スラ
イド部材24の後方に取り残されたコロ22は、作業員
によりスライド部材24の前方に移動される。常にスラ
イド部材24の前方にコロ22を配置しておくことによ
って、スライド部材24をスムーズに移動させることが
でき、延いては重量物であるコイル25をスムーズにコ
ンテナ8の奥へ押し込むことができる。尚、予め、必要
なコロ22をスライド部材24の前方に載置しておいて
もよい。
【0062】コンテナ8の奥にコイル25を押し込み終
えたら、外部側固定レール21bと高さ調整材9を取り
外す。次いで、ストッパー26の一端部を内部側固定レ
ール21aとスライド部材24の間隙に嵌入させ釘27
を床面に打ち込みスライド部材24を固定する(図8参
照)。次いで、コイル25をフープ筋等でコンテナ8内
に固定しコイル25の積み込み作業を終了する。
えたら、外部側固定レール21bと高さ調整材9を取り
外す。次いで、ストッパー26の一端部を内部側固定レ
ール21aとスライド部材24の間隙に嵌入させ釘27
を床面に打ち込みスライド部材24を固定する(図8参
照)。次いで、コイル25をフープ筋等でコンテナ8内
に固定しコイル25の積み込み作業を終了する。
【0063】次に、上記積み込み作業により積み込まれ
たコイル25の積み降ろし作業について説明する。ま
ず、コイル25をコンテナ8に固定しているフープ筋等
を取り外す。次いで、高さ調整材9を外部側固定レール
21bを支える位置に配置し、外部側固定レール21b
を内部側固定レール21aに連設する。次いで、スライ
ド部材24を固定している部材を取り外し、コイル25
をコンテナ8の開口部方向へ押し出していく。尚、コイ
ル25を押し出す場合は、コイル25にロープを係止さ
せ軽トラック等で引っ張り出してもよい。コイル25を
所定の位置まで押し出し終えたら、クレーン等を用いて
倉庫等の所定の場所までコイル25を運搬する。尚、本
実施の形態2においては、重量物としてコイルを用いた
が、これに限るものではない。
たコイル25の積み降ろし作業について説明する。ま
ず、コイル25をコンテナ8に固定しているフープ筋等
を取り外す。次いで、高さ調整材9を外部側固定レール
21bを支える位置に配置し、外部側固定レール21b
を内部側固定レール21aに連設する。次いで、スライ
ド部材24を固定している部材を取り外し、コイル25
をコンテナ8の開口部方向へ押し出していく。尚、コイ
ル25を押し出す場合は、コイル25にロープを係止さ
せ軽トラック等で引っ張り出してもよい。コイル25を
所定の位置まで押し出し終えたら、クレーン等を用いて
倉庫等の所定の場所までコイル25を運搬する。尚、本
実施の形態2においては、重量物としてコイルを用いた
が、これに限るものではない。
【0064】以上のように本発明の実施の形態2の重量
物搬送装置は構成されているので、以下の作用を有す
る。 (1)重量物搬送装置1bを構成する部材が少なくボル
トやナット等を要しないことより、設置が容易であり、
作業時間が短縮できるので作業性に優れ、また、万が一
部材が破損したとしても取り替えが簡単であるので互換
性に優れる。 (2)重量物搬送装置1bを構成する部材は、溝型鋼を
切断したもの等の単純な形状であるため、生産性に優れ
るとともに耐久性に優れる。 (3)固定レール21が載置可能であれば、どのような
場所にでも設置できるので、汎用性に優れる。 (4)コロ22の数を調節することにより、重量物搬送
装置1bの耐荷重を調節することができるので、汎用性
に優れる。 (5)コロ22が固定レール21の溝部を転動すること
により、コロ22上に載置されているスライド部材2
4、延いてはスライド部材24上のコイル25が移動す
るので、抵抗が少なくスムーズに作業ができ、作業性に
優れる。 (6)コロ22の縁部をテーパ状に面取りしているの
で、コロ22が固定レール21の内側壁の下端部のR部
に当接することがなく、コロ22の幅を固定レール21
の内径と略同一にすることができるので、コロ22の安
定性が高まるとともに直進性に優れる。 (7)枠状体23の収嵌部23cにコロ22を遊嵌させ
ることにより、コロ22の位置決めができるので、コロ
22を等間隔に配置し偏在して荷重が偏り荷物が傾くの
を防止することができる。よって、コイル25の荷重は
偏荷重にならず各々のコロ22に均等にかかるので、ス
ライド部材24はスムーズに移動し、作業性に優れると
ともに安全性に優れる。 (8)枠状体23が脱輪防止部23bを備えているの
で、脱輪防止部23bがコロ22に係止し、コロ22の
転動時に枠状体23がコロ22上に乗り上げることがな
いので、作業が途中で中断することがなく、作業性に優
れるとともに安全性に優れる。尚、脱輪防止部23bは
固定レール21の溝の深さやコロの外径の大小、重量物
の重量の大小によっては通常の桟の形状にしても良い。 (9)コロ22は収嵌部23cに確実に保持されている
ので、コロ22が移動中にガタつくことがなく、直進性
に優れる。 (10)ガイド部24aを備えているので、固定レール
21の外壁面とスライド部材24の内壁面との間隔が狭
まる。これにより、スライド部材24の直進性が増し、
作業性に優れる。 (11)重量物搬送装置1bの固定レール21の長さを
調節することにより、コイル25を搬送する距離が調節
可能であるので、汎用性に優れる。 (12)重量物搬送装置1bの全高が低く、作業の重心
を低くすることができるので安全性に優れ、また、コン
テナ8内においても場所を取らずコンテナ8内に高さの
ある重量物を押し込むことができ、コンテナ8内の空間
を有効に利用することができる。 (13)固定レール21にスライド部材24が嵌合して
おり、スライド部材24がずれることなどがないので、
横揺れに強く、安全性に優れる。 (14)枠状体23及びコロ22を固定レール21を各
々単独で運搬・収納することができるので、搬送性に優
れるとともに収納性に優れる。
物搬送装置は構成されているので、以下の作用を有す
る。 (1)重量物搬送装置1bを構成する部材が少なくボル
トやナット等を要しないことより、設置が容易であり、
作業時間が短縮できるので作業性に優れ、また、万が一
部材が破損したとしても取り替えが簡単であるので互換
性に優れる。 (2)重量物搬送装置1bを構成する部材は、溝型鋼を
切断したもの等の単純な形状であるため、生産性に優れ
るとともに耐久性に優れる。 (3)固定レール21が載置可能であれば、どのような
場所にでも設置できるので、汎用性に優れる。 (4)コロ22の数を調節することにより、重量物搬送
装置1bの耐荷重を調節することができるので、汎用性
に優れる。 (5)コロ22が固定レール21の溝部を転動すること
により、コロ22上に載置されているスライド部材2
4、延いてはスライド部材24上のコイル25が移動す
るので、抵抗が少なくスムーズに作業ができ、作業性に
優れる。 (6)コロ22の縁部をテーパ状に面取りしているの
で、コロ22が固定レール21の内側壁の下端部のR部
に当接することがなく、コロ22の幅を固定レール21
の内径と略同一にすることができるので、コロ22の安
定性が高まるとともに直進性に優れる。 (7)枠状体23の収嵌部23cにコロ22を遊嵌させ
ることにより、コロ22の位置決めができるので、コロ
22を等間隔に配置し偏在して荷重が偏り荷物が傾くの
を防止することができる。よって、コイル25の荷重は
偏荷重にならず各々のコロ22に均等にかかるので、ス
ライド部材24はスムーズに移動し、作業性に優れると
ともに安全性に優れる。 (8)枠状体23が脱輪防止部23bを備えているの
で、脱輪防止部23bがコロ22に係止し、コロ22の
転動時に枠状体23がコロ22上に乗り上げることがな
いので、作業が途中で中断することがなく、作業性に優
れるとともに安全性に優れる。尚、脱輪防止部23bは
固定レール21の溝の深さやコロの外径の大小、重量物
の重量の大小によっては通常の桟の形状にしても良い。 (9)コロ22は収嵌部23cに確実に保持されている
ので、コロ22が移動中にガタつくことがなく、直進性
に優れる。 (10)ガイド部24aを備えているので、固定レール
21の外壁面とスライド部材24の内壁面との間隔が狭
まる。これにより、スライド部材24の直進性が増し、
作業性に優れる。 (11)重量物搬送装置1bの固定レール21の長さを
調節することにより、コイル25を搬送する距離が調節
可能であるので、汎用性に優れる。 (12)重量物搬送装置1bの全高が低く、作業の重心
を低くすることができるので安全性に優れ、また、コン
テナ8内においても場所を取らずコンテナ8内に高さの
ある重量物を押し込むことができ、コンテナ8内の空間
を有効に利用することができる。 (13)固定レール21にスライド部材24が嵌合して
おり、スライド部材24がずれることなどがないので、
横揺れに強く、安全性に優れる。 (14)枠状体23及びコロ22を固定レール21を各
々単独で運搬・収納することができるので、搬送性に優
れるとともに収納性に優れる。
【0065】(実施の形態3) 次に、倉庫又は工場等において、重量物搬送装置を可動
形の床として用いる場合について、図面を参照しながら
説明する。図9は、本発明の実施の形態3における重量
物搬送装置の斜視図である。図9において、21は固定
レール、22はコロ、23は枠状体、24はスライド部
材、26はストッパーであり、これらは実施の形態2と
同様のものなので同一の符号を付してその説明を省略す
る。1cは本発明の実施の形態3における重量物搬送装
置であり、複数の実施の形態2における重量物搬送装置
1bを並設し、スライド部材24を可動形の床面として
用いている。28は工作機械や重量荷物が積載された棚
等の重量物であり、並設された複数のスライド部材24
上に載置されている。
形の床として用いる場合について、図面を参照しながら
説明する。図9は、本発明の実施の形態3における重量
物搬送装置の斜視図である。図9において、21は固定
レール、22はコロ、23は枠状体、24はスライド部
材、26はストッパーであり、これらは実施の形態2と
同様のものなので同一の符号を付してその説明を省略す
る。1cは本発明の実施の形態3における重量物搬送装
置であり、複数の実施の形態2における重量物搬送装置
1bを並設し、スライド部材24を可動形の床面として
用いている。28は工作機械や重量荷物が積載された棚
等の重量物であり、並設された複数のスライド部材24
上に載置されている。
【0066】以上のように本発明の実施の形態3の重量
物搬送装置は構成されているので、実施の形態2で得ら
れる作用に加え、以下の作用を有する。 (1)重量物28を押し進めることにより、複数のスラ
イド部材24がコロ22上を移動し、重量物28を所望
の位置まで搬送することができる。 (2)従来、フォークリフト等が侵入することが不可能
で有効利用されてなかった倉庫や工場の隅等のいわゆる
デッドスペースにも重量物28を収納することができ
る。 (3)保管時はクサビ状のストッパー26を装着するこ
とにより重量物28を保管場所に固定できる。
物搬送装置は構成されているので、実施の形態2で得ら
れる作用に加え、以下の作用を有する。 (1)重量物28を押し進めることにより、複数のスラ
イド部材24がコロ22上を移動し、重量物28を所望
の位置まで搬送することができる。 (2)従来、フォークリフト等が侵入することが不可能
で有効利用されてなかった倉庫や工場の隅等のいわゆる
デッドスペースにも重量物28を収納することができ
る。 (3)保管時はクサビ状のストッパー26を装着するこ
とにより重量物28を保管場所に固定できる。
【0067】(実施の形態4) 次に、実施の形態4における枠状体について、図面を参
照しながら説明する。図10は本発明の実施の形態4に
おける枠状体の斜視図である。図10において、29は
実施の形態4における複数を連結させて用いることので
きる連結手段を有した合成樹脂製の枠状体、29aは枠
状体29の中央部にコロ22が遊嵌される開孔状に形成
された収嵌部、29bは枠状体29の一端部に切り欠き
開口部29cを介して形成された凹部、29dは枠状体
29の他端部に形成された切り欠き開口部29cと嵌合
する嵌合連結部29eを介して連設され凹部29bに嵌
合される凸部、29fは枠状体29の両側部の下端部に
形成された当接部であり、固定レール21の側壁の上端
部の形状に合わせて湾曲して形成されている。枠状体2
9は、一の枠状体29の凸部29dを他の枠状体29の
凹部29bに嵌合することにより、複数の枠状体29を
連結させて用いる。尚、枠状体29以外の構成は実施の
形態2と同様なのでその説明を省略する。
照しながら説明する。図10は本発明の実施の形態4に
おける枠状体の斜視図である。図10において、29は
実施の形態4における複数を連結させて用いることので
きる連結手段を有した合成樹脂製の枠状体、29aは枠
状体29の中央部にコロ22が遊嵌される開孔状に形成
された収嵌部、29bは枠状体29の一端部に切り欠き
開口部29cを介して形成された凹部、29dは枠状体
29の他端部に形成された切り欠き開口部29cと嵌合
する嵌合連結部29eを介して連設され凹部29bに嵌
合される凸部、29fは枠状体29の両側部の下端部に
形成された当接部であり、固定レール21の側壁の上端
部の形状に合わせて湾曲して形成されている。枠状体2
9は、一の枠状体29の凸部29dを他の枠状体29の
凹部29bに嵌合することにより、複数の枠状体29を
連結させて用いる。尚、枠状体29以外の構成は実施の
形態2と同様なのでその説明を省略する。
【0068】以上のように本発明の実施の形態4におけ
る枠状体は構成されているので、以下の作用を有する。 (1)一の枠状体29の凹部29bと他の枠状体29の
凸部29dを連結させることにより重量物の荷重に応じ
て必要な数だけ連結して用いることができるので、汎用
性に優れる。 (2)凸部29dが凹部29bに遊嵌しているので、枠
状体29は隣接する枠状体29との連結部を中心に上下
動することができる。これにより、固定レール21の溝
部に凹凸が存在しコロ22が転動する際に上下動して
も、枠状体29もコロ22の上下動に合わせ柔軟に上下
動できるので、コロ22はスムーズに転動し作業性に優
れる。 (3)当接部29fが固定レール21の側壁の上端部に
当接しながら摺動するので、枠状体29は固定レール2
1にガイドされ直進性に優れる。 (4)枠状体29の収嵌部29cにコロ22を遊嵌させ
ることにより、コロ22の位置決めができるので、コロ
22を等間隔に配置することができる。よって、コイル
25の荷重は偏荷重にならず各々のコロ22に均等にか
かるので、スライド部材24はスムーズに移動し、作業
性に優れるとともに安全性に優れる。ここで、枠状体2
9としては、ステンレス等の金属製やポリエチレン等の
POやPS,PC,PET,ポリアミド等の合成樹脂や
これらとGF等との複合体で形成される。
る枠状体は構成されているので、以下の作用を有する。 (1)一の枠状体29の凹部29bと他の枠状体29の
凸部29dを連結させることにより重量物の荷重に応じ
て必要な数だけ連結して用いることができるので、汎用
性に優れる。 (2)凸部29dが凹部29bに遊嵌しているので、枠
状体29は隣接する枠状体29との連結部を中心に上下
動することができる。これにより、固定レール21の溝
部に凹凸が存在しコロ22が転動する際に上下動して
も、枠状体29もコロ22の上下動に合わせ柔軟に上下
動できるので、コロ22はスムーズに転動し作業性に優
れる。 (3)当接部29fが固定レール21の側壁の上端部に
当接しながら摺動するので、枠状体29は固定レール2
1にガイドされ直進性に優れる。 (4)枠状体29の収嵌部29cにコロ22を遊嵌させ
ることにより、コロ22の位置決めができるので、コロ
22を等間隔に配置することができる。よって、コイル
25の荷重は偏荷重にならず各々のコロ22に均等にか
かるので、スライド部材24はスムーズに移動し、作業
性に優れるとともに安全性に優れる。ここで、枠状体2
9としては、ステンレス等の金属製やポリエチレン等の
POやPS,PC,PET,ポリアミド等の合成樹脂や
これらとGF等との複合体で形成される。
【0069】(実施の形態5) 次に、実施の形態5における枠状体について、図面を参
照しながら説明する。図11は本発明の実施の形態5に
おける枠状体の斜視図である。図11において、30は
本発明の実施の形態5における枠状体、30aは同一高
さに切断された角パイプ等からなる収嵌部、30bは連
設された収嵌部30aの両側壁の上部に溶接等で固定さ
れた長尺棒状体からなる枠材、30cは連設された収嵌
部30aの一端に固定された下開放のフック部、30d
は連設された収嵌部30aの他端の延設部30d’に溶
接等で固定された棒状体からなる係止部であり、フック
部30cが係止部30dに係止することにより、一の枠
状体30と他の枠状体30とが連設される。尚、枠状体
30以外の構成は実施の形態2と同様なのでその説明を
省略する。
照しながら説明する。図11は本発明の実施の形態5に
おける枠状体の斜視図である。図11において、30は
本発明の実施の形態5における枠状体、30aは同一高
さに切断された角パイプ等からなる収嵌部、30bは連
設された収嵌部30aの両側壁の上部に溶接等で固定さ
れた長尺棒状体からなる枠材、30cは連設された収嵌
部30aの一端に固定された下開放のフック部、30d
は連設された収嵌部30aの他端の延設部30d’に溶
接等で固定された棒状体からなる係止部であり、フック
部30cが係止部30dに係止することにより、一の枠
状体30と他の枠状体30とが連設される。尚、枠状体
30以外の構成は実施の形態2と同様なのでその説明を
省略する。
【0070】以上のように本発明の実施の形態5におけ
る枠状体は構成されているので、以下の作用を有する。 (1)一の枠状体30の係止部30dに他の枠状体30
のフック部30cを係止させることにより重量搬送物の
長さ、大小に応じて必要な数だけ連結して用いることが
できるので、汎用性に優れる。 (2)係止部30dをフック部30cに遊嵌させること
により、枠状体30は隣接する枠状体30との連結部を
中心に上下動することができる。これにより、固定レー
ル21の溝部に凹凸が存在しコロ22が転動する際に上
下動しても、枠状体30もコロ22の上下動に合わせ柔
軟に上下動できるので、コロ22はスムーズに転動し作
業の円滑性に優れる。 (3)枠状体30の収嵌部30aにコロ22を遊嵌させ
ることにより、コロ22の位置決めができるので、コロ
22を等間隔に配置することができる。よって、重量物
の荷重は偏荷重にならず各々のコロ22に均等にかかる
ので、作業性に優れるとともに安全性に優れる。 (4)収嵌部30aの内側壁がコロ22に係止し、コロ
22の転動時に枠状体30がコロ22上に乗り上げるこ
とがないので、作業が途中で中断することがなく、作業
性に優れるとともに安全性に優れる。
る枠状体は構成されているので、以下の作用を有する。 (1)一の枠状体30の係止部30dに他の枠状体30
のフック部30cを係止させることにより重量搬送物の
長さ、大小に応じて必要な数だけ連結して用いることが
できるので、汎用性に優れる。 (2)係止部30dをフック部30cに遊嵌させること
により、枠状体30は隣接する枠状体30との連結部を
中心に上下動することができる。これにより、固定レー
ル21の溝部に凹凸が存在しコロ22が転動する際に上
下動しても、枠状体30もコロ22の上下動に合わせ柔
軟に上下動できるので、コロ22はスムーズに転動し作
業の円滑性に優れる。 (3)枠状体30の収嵌部30aにコロ22を遊嵌させ
ることにより、コロ22の位置決めができるので、コロ
22を等間隔に配置することができる。よって、重量物
の荷重は偏荷重にならず各々のコロ22に均等にかかる
ので、作業性に優れるとともに安全性に優れる。 (4)収嵌部30aの内側壁がコロ22に係止し、コロ
22の転動時に枠状体30がコロ22上に乗り上げるこ
とがないので、作業が途中で中断することがなく、作業
性に優れるとともに安全性に優れる。
【0071】(実施の形態6) 次に、実施の形態6における重量物搬送装置について、
図面を参照しながら説明する。図12(a)は本発明の
実施の形態6における要部正面図であり、図12(b)
はその要部側面図である。図12において、31は平鋼
板からなる固定レール、31aは固定レール31の上面
に重量物の搬送方向に固定レール31の長さ方向と平行
に突設・固定されたレールガイド部、32は固定レール
31上に配置されたコロ、32aはコロ32の転動部に
周設されたガイド凹部であり、レールガイド部31aが
ガイド凹部32aに遊嵌するように、コロ32は固定レ
ール31上に配置される。32aはコロ32の中心部に
貫設された軸挿入部、33は軸挿入孔部32bにそうに
ゅうされた一端部にボルト頭部を有するボルト状に形成
された間隔保持用軸部、33a間隔保持部材33の他端
部に螺着された固定部の1つであるナットであり、ナッ
トの代わりに割りピンを用いても良い。33bは間隔保
持用軸部33の両端に環装された平ワッシャ、34は間
隔保持用軸部33の両端に配設され間隔保持用軸部33
の両端を支持する間隔保持部材であり、本実施の形態に
おいては、1つの間隔保持部材34が4つのコロを支持
している。35はコロ32上に載置される平鋼板からな
るスライド部材、35aはスライド部材35の下面に重
量物の搬送方向に沿って固定されたスライドガイド部で
あり、スライドガイド部35aがコロ32のガイド凹部
32aに遊嵌するように、スライド部材35はコロ32
上に載置される。ここで、固定レール31とレールガイ
ド部31a、及び、スライド部材35とスライドガイド
部35aは熱間押出法等により一体に形成してもよい。
尚、本実施の形態6における重量物の搬送方法は、実施
の形態2と同様なのでその説明を省略する。又、重量物
搬送装置1d間の連結は、フックとフックを係止するリ
ング等で連結してもよい。
図面を参照しながら説明する。図12(a)は本発明の
実施の形態6における要部正面図であり、図12(b)
はその要部側面図である。図12において、31は平鋼
板からなる固定レール、31aは固定レール31の上面
に重量物の搬送方向に固定レール31の長さ方向と平行
に突設・固定されたレールガイド部、32は固定レール
31上に配置されたコロ、32aはコロ32の転動部に
周設されたガイド凹部であり、レールガイド部31aが
ガイド凹部32aに遊嵌するように、コロ32は固定レ
ール31上に配置される。32aはコロ32の中心部に
貫設された軸挿入部、33は軸挿入孔部32bにそうに
ゅうされた一端部にボルト頭部を有するボルト状に形成
された間隔保持用軸部、33a間隔保持部材33の他端
部に螺着された固定部の1つであるナットであり、ナッ
トの代わりに割りピンを用いても良い。33bは間隔保
持用軸部33の両端に環装された平ワッシャ、34は間
隔保持用軸部33の両端に配設され間隔保持用軸部33
の両端を支持する間隔保持部材であり、本実施の形態に
おいては、1つの間隔保持部材34が4つのコロを支持
している。35はコロ32上に載置される平鋼板からな
るスライド部材、35aはスライド部材35の下面に重
量物の搬送方向に沿って固定されたスライドガイド部で
あり、スライドガイド部35aがコロ32のガイド凹部
32aに遊嵌するように、スライド部材35はコロ32
上に載置される。ここで、固定レール31とレールガイ
ド部31a、及び、スライド部材35とスライドガイド
部35aは熱間押出法等により一体に形成してもよい。
尚、本実施の形態6における重量物の搬送方法は、実施
の形態2と同様なのでその説明を省略する。又、重量物
搬送装置1d間の連結は、フックとフックを係止するリ
ング等で連結してもよい。
【0072】以上のように本発明の実施の形態6におけ
る重量物搬送装置は構成されているので、以下の作用を
有する。 (1)コロ32が固定レール31上を転動する際、ガイ
ド凹部32aがレールガイド部31aにガイドされてい
るので、コロ32は直進性に優れる。 (2)スライド部材35がコロ32上を移動する際に、
スライドガイド部35aがガイド凹部32aにガイドさ
れているので、スライド部材35は直進性に優れる。 (3)固定レール31及びスライド部材35は側壁を有
しないので、軽量であり、搬送性に優れるとともに収納
性に優れる。 (4)間隔保持部材34が各々のコロ32を等間隔に支
持しているので、各々のコロ32に重量物の荷重が均等
にかかり、安全性に優れる。 (5)間隔保持部材34が各々のコロ32を重量物の搬
送方向と垂直に支持しているので、コロ32は直進性に
優れる。 (6)間隔保持部材34とコロ32が間隔保持用軸部3
3により一体に形成されているので、搬送性に優れる。
る重量物搬送装置は構成されているので、以下の作用を
有する。 (1)コロ32が固定レール31上を転動する際、ガイ
ド凹部32aがレールガイド部31aにガイドされてい
るので、コロ32は直進性に優れる。 (2)スライド部材35がコロ32上を移動する際に、
スライドガイド部35aがガイド凹部32aにガイドさ
れているので、スライド部材35は直進性に優れる。 (3)固定レール31及びスライド部材35は側壁を有
しないので、軽量であり、搬送性に優れるとともに収納
性に優れる。 (4)間隔保持部材34が各々のコロ32を等間隔に支
持しているので、各々のコロ32に重量物の荷重が均等
にかかり、安全性に優れる。 (5)間隔保持部材34が各々のコロ32を重量物の搬
送方向と垂直に支持しているので、コロ32は直進性に
優れる。 (6)間隔保持部材34とコロ32が間隔保持用軸部3
3により一体に形成されているので、搬送性に優れる。
【0073】(実施の形態7) 次に、実施の形態7における重量物搬送装置について、
図面を参照しながら説明する。図13は本発明の実施の
形態7における重量物搬送装置の斜視図であり、図14
はスライドラックの要部斜視図である。図13におい
て、21は固定レール、22はコロ、23は枠状体、で
あり、これらは、実施の形態2と同様のものであるの
で、同一の符号を付してその説明を省略する。1eは本
発明の実施の形態7における重量物搬送装置、36は固
定レール21上を移動するスライドラックであり、内部
に段ボール荷物や袋物等が積載される。図14におい
て、36はスライドラック、37は固定レール21に外
嵌させられる短スライド部材であり、長手方向の長さが
コンテナ8の長さの約3分の1に形成されている。38
は2体の短スライド部材37に架設され溶接等で固定さ
れた複数のI型鋼等で形成された基台であり、本実施の
形態では5体が平行に並設されている。39は基台38
の上面に溶接固定されたエキスパンドメタルや波板等の
鋼板からなる底板であり、底板39の上面に荷物が積載
される。40は底板39の四隅に溶接固定され上面が開
口した角鋼管、41は下部が各々の角鋼管40に脱着自
在に嵌入されたL型鋼からなる支柱、41aは各々の支
柱41の外側面に4体ずつ固定された鉄筋係止部、42
は鉄筋42aを梯子状に組むことにより形成された鉄筋
柵であり、両端部がそれぞれ隣接する支柱41の鉄筋係
止部41aに脱着自在に係止されている。
図面を参照しながら説明する。図13は本発明の実施の
形態7における重量物搬送装置の斜視図であり、図14
はスライドラックの要部斜視図である。図13におい
て、21は固定レール、22はコロ、23は枠状体、で
あり、これらは、実施の形態2と同様のものであるの
で、同一の符号を付してその説明を省略する。1eは本
発明の実施の形態7における重量物搬送装置、36は固
定レール21上を移動するスライドラックであり、内部
に段ボール荷物や袋物等が積載される。図14におい
て、36はスライドラック、37は固定レール21に外
嵌させられる短スライド部材であり、長手方向の長さが
コンテナ8の長さの約3分の1に形成されている。38
は2体の短スライド部材37に架設され溶接等で固定さ
れた複数のI型鋼等で形成された基台であり、本実施の
形態では5体が平行に並設されている。39は基台38
の上面に溶接固定されたエキスパンドメタルや波板等の
鋼板からなる底板であり、底板39の上面に荷物が積載
される。40は底板39の四隅に溶接固定され上面が開
口した角鋼管、41は下部が各々の角鋼管40に脱着自
在に嵌入されたL型鋼からなる支柱、41aは各々の支
柱41の外側面に4体ずつ固定された鉄筋係止部、42
は鉄筋42aを梯子状に組むことにより形成された鉄筋
柵であり、両端部がそれぞれ隣接する支柱41の鉄筋係
止部41aに脱着自在に係止されている。
【0074】以上のように構成された本発明の実施の形
態7における重量物搬送装置を用いた荷物を仕分けして
搬送する方法について、以下図面を参照しながら説明す
る。図15はコンテナにX社の荷物、Y社の荷物、Z社
の荷物を仕分けして積み込む作業状態を示す側面図であ
る。図15において、8はコンテナ、9は高さ調整材、
21は固定レール、21aは内部側固定レール、21b
は外部側固定レールであり、これらは実施の形態2と同
様のものなので、同一の符号を付してその説明を省略す
る。1eは本実施の形態7における重量物搬送装置、3
6はスライドラック、43XはX社の荷物、43YはY
社の荷物、43ZはZ社の荷物であり、機械部品、家電
製品、書類等が入った段ボール等である。44はフォー
クリフトである。まず、倉庫等で荷物をX社の荷物43
X、Y社の荷物43Y、Z社の荷物43Zに仕分けし、
各々のスライドラック36の底板39上に各々の荷物を
積載する。次いで、支柱41の下端部を角鋼管40に嵌
入・起立させる。次いで、鉄筋柵42の両端部をそれぞ
れ隣接する支柱41の鉄筋係止部41aに係止させる。
次いで、固定レール21を設置する。固定レール21の
設置方法は実施の形態2と同様なのでその説明を省略す
る。次いで、フォークリフト44を用いて、フォークを
端スライド部材37間に挿入し、X社の荷物43Xが積
載されたスライドラック36の短スライド部材37を外
部側固定レール21bに外嵌させる。この際、スライド
ラック36は短スライド部材37を有しているので、基
台38の下方に間隙が形成され、該間隙にフォークリフ
ト44のフォークをスムーズに挿入することができる。
次いで、作業員がスライドラック36をコンテナ8の奥
に押し進めていく。以上の動作をY社の荷物43Y、Z
社の荷物43Zについても繰り返す。尚、本実施の形態
7においては、短スライド部材37の上方に鉄筋柵42
で囲繞された空間を形成したが、箱体を配設して該箱体
の内部に荷物を積載するようにしてもよい。
態7における重量物搬送装置を用いた荷物を仕分けして
搬送する方法について、以下図面を参照しながら説明す
る。図15はコンテナにX社の荷物、Y社の荷物、Z社
の荷物を仕分けして積み込む作業状態を示す側面図であ
る。図15において、8はコンテナ、9は高さ調整材、
21は固定レール、21aは内部側固定レール、21b
は外部側固定レールであり、これらは実施の形態2と同
様のものなので、同一の符号を付してその説明を省略す
る。1eは本実施の形態7における重量物搬送装置、3
6はスライドラック、43XはX社の荷物、43YはY
社の荷物、43ZはZ社の荷物であり、機械部品、家電
製品、書類等が入った段ボール等である。44はフォー
クリフトである。まず、倉庫等で荷物をX社の荷物43
X、Y社の荷物43Y、Z社の荷物43Zに仕分けし、
各々のスライドラック36の底板39上に各々の荷物を
積載する。次いで、支柱41の下端部を角鋼管40に嵌
入・起立させる。次いで、鉄筋柵42の両端部をそれぞ
れ隣接する支柱41の鉄筋係止部41aに係止させる。
次いで、固定レール21を設置する。固定レール21の
設置方法は実施の形態2と同様なのでその説明を省略す
る。次いで、フォークリフト44を用いて、フォークを
端スライド部材37間に挿入し、X社の荷物43Xが積
載されたスライドラック36の短スライド部材37を外
部側固定レール21bに外嵌させる。この際、スライド
ラック36は短スライド部材37を有しているので、基
台38の下方に間隙が形成され、該間隙にフォークリフ
ト44のフォークをスムーズに挿入することができる。
次いで、作業員がスライドラック36をコンテナ8の奥
に押し進めていく。以上の動作をY社の荷物43Y、Z
社の荷物43Zについても繰り返す。尚、本実施の形態
7においては、短スライド部材37の上方に鉄筋柵42
で囲繞された空間を形成したが、箱体を配設して該箱体
の内部に荷物を積載するようにしてもよい。
【0075】以上のように本発明の実施の形態7の重量
物搬送装置は構成されているので、以下の作用を有す
る。 (1)会社別又は配送先別若しくは荷物の種類別に仕分
けして1つのコンテナ8に積載することができるので、
コンテナ8に荷物が積載されてない無駄な空間ができに
くく、作業性に優れる。 (2)複数の会社で1つのコンテナ8を使用することが
できるので、荷物の運送費を削減できる。 (3)予め、重量物の荷物を仕分けしてスライドラック
36内に積載するので、コンテナ8内に荷物を一つ一つ
積載する必要がなく、作業性に優れる。
物搬送装置は構成されているので、以下の作用を有す
る。 (1)会社別又は配送先別若しくは荷物の種類別に仕分
けして1つのコンテナ8に積載することができるので、
コンテナ8に荷物が積載されてない無駄な空間ができに
くく、作業性に優れる。 (2)複数の会社で1つのコンテナ8を使用することが
できるので、荷物の運送費を削減できる。 (3)予め、重量物の荷物を仕分けしてスライドラック
36内に積載するので、コンテナ8内に荷物を一つ一つ
積載する必要がなく、作業性に優れる。
【0076】(実施の形態8) 次に、実施の形態8における重量物搬送装置及びその重
量物搬送方法について、図面を参照しながら説明する。
図16は実施の形態8における配線用パイプ等の長尺物
をコンテナに積み込む作業状態を示す斜視図である。図
16において、9は高さ調整材、44はリフトであり、
これらは実施の形態7と同様のものなので同一の符号を
付してその説明を省略する。1fは実施の形態8におけ
る重量物搬送装置、21a’は内部側固定レール、21
b’は外部側固定レール、24’はスライド部材、45
は40feetのドライコンテナ、46はボーリング用
や配管用等の長尺パイプ、47は長尺パイプ46を数段
に積み上げる際に使用される木枠であり、本実施の形態
の木枠47は枠内が3つの空間に分割されている。本実
施の形態8における重量物搬送装置1fが実施の形態2
における重量物搬送装置1bと異なる点は、長尺パイプ
46が載置されるので、内部側固定レール21a’及び
外部側固定レール21b’並びにスライド部材24’が
実施の形態7の内部側固定レール21a及び外部側固定
レール21b並びにスライド部材24より長い(40f
eetドライコンテナ45の奥行きに合わせるので、内
部側固定レール21a’は内部側固定レール21aの略
2倍)点である。
量物搬送方法について、図面を参照しながら説明する。
図16は実施の形態8における配線用パイプ等の長尺物
をコンテナに積み込む作業状態を示す斜視図である。図
16において、9は高さ調整材、44はリフトであり、
これらは実施の形態7と同様のものなので同一の符号を
付してその説明を省略する。1fは実施の形態8におけ
る重量物搬送装置、21a’は内部側固定レール、21
b’は外部側固定レール、24’はスライド部材、45
は40feetのドライコンテナ、46はボーリング用
や配管用等の長尺パイプ、47は長尺パイプ46を数段
に積み上げる際に使用される木枠であり、本実施の形態
の木枠47は枠内が3つの空間に分割されている。本実
施の形態8における重量物搬送装置1fが実施の形態2
における重量物搬送装置1bと異なる点は、長尺パイプ
46が載置されるので、内部側固定レール21a’及び
外部側固定レール21b’並びにスライド部材24’が
実施の形態7の内部側固定レール21a及び外部側固定
レール21b並びにスライド部材24より長い(40f
eetドライコンテナ45の奥行きに合わせるので、内
部側固定レール21a’は内部側固定レール21aの略
2倍)点である。
【0077】以上のように構成された本発明の実施の形
態8における重量物搬送装置1fを用いた重量物搬送方
法について、以下に説明する。まず、40feetドラ
イコンテナ45に重量物搬送装置1fを設置する。重量
物搬送装置の設置方法は実施の形態2と同様なのでその
説明を省略する。次いで、長尺パイプ46が保管されて
いる場所から、リフト44を用いて、長尺パイプ46を
保持している木枠47をスライド部材24’に載置させ
るようにして、長尺パイプ46を載置する。次いで、実
施の形態2と同様にして、長尺パイプ46を40fee
tドライコンテナ45内へ押し進めていく。また、1段
目の長尺パイプ46が40feetドライコンテナ45
の内部に収納されたときに、1段目の木枠47の上面に
2段目の内部側固定レール21a’を配設し、台(図示
せず)等で高さを調整した後、外部側固定レール21
b’を配設し1段目と同様にして2段目の長尺パイプ4
bを収納する。以下同様にして、40feetドライコ
ンテナ45の積載量まで簡単に長尺パイプ46を積載で
きる。到着地で長尺パイプ46を降ろす際は、積載時と
逆の工程で簡単に降ろすことができる。
態8における重量物搬送装置1fを用いた重量物搬送方
法について、以下に説明する。まず、40feetドラ
イコンテナ45に重量物搬送装置1fを設置する。重量
物搬送装置の設置方法は実施の形態2と同様なのでその
説明を省略する。次いで、長尺パイプ46が保管されて
いる場所から、リフト44を用いて、長尺パイプ46を
保持している木枠47をスライド部材24’に載置させ
るようにして、長尺パイプ46を載置する。次いで、実
施の形態2と同様にして、長尺パイプ46を40fee
tドライコンテナ45内へ押し進めていく。また、1段
目の長尺パイプ46が40feetドライコンテナ45
の内部に収納されたときに、1段目の木枠47の上面に
2段目の内部側固定レール21a’を配設し、台(図示
せず)等で高さを調整した後、外部側固定レール21
b’を配設し1段目と同様にして2段目の長尺パイプ4
bを収納する。以下同様にして、40feetドライコ
ンテナ45の積載量まで簡単に長尺パイプ46を積載で
きる。到着地で長尺パイプ46を降ろす際は、積載時と
逆の工程で簡単に降ろすことができる。
【0078】以上のように本発明の実施の形態8におけ
る重量物搬送装置は構成されているので、以下の作用を
有する。 (1)従来、長尺パイプ46をコンテナに積み込む際
は、運送コストの高いオープントップ型のコンテナの上
方からクレーン等で積み込んでおり、クレーンオペレー
タ(1名)、フォークリフトオペレータ(1名)、玉掛
け者(2名)、誘導玉掛け者(1名)、合図者(1名)
等の多数の人員を必要としていた。しかし、本実施の形
態は、重量物搬送装置1fを設置し、フォークリフト4
4を用い長尺パイプ46を重量物搬送装置1f上に載置
し、長尺パイプ46を40feetドライコンテナ内に
押し進めて行くだけでよく、2〜3人での作業が可能で
著しく省力化ができるとともに、一々クレーン車を必要
としないので作業がどこでも出来るとともに作業時間が
大幅に短縮されるので、作業性に優れる。 (2)40feetドライコンテナを使用することがで
きるので、長尺パイプ46が雨水により濡れることがな
く、作業性に優れる。
る重量物搬送装置は構成されているので、以下の作用を
有する。 (1)従来、長尺パイプ46をコンテナに積み込む際
は、運送コストの高いオープントップ型のコンテナの上
方からクレーン等で積み込んでおり、クレーンオペレー
タ(1名)、フォークリフトオペレータ(1名)、玉掛
け者(2名)、誘導玉掛け者(1名)、合図者(1名)
等の多数の人員を必要としていた。しかし、本実施の形
態は、重量物搬送装置1fを設置し、フォークリフト4
4を用い長尺パイプ46を重量物搬送装置1f上に載置
し、長尺パイプ46を40feetドライコンテナ内に
押し進めて行くだけでよく、2〜3人での作業が可能で
著しく省力化ができるとともに、一々クレーン車を必要
としないので作業がどこでも出来るとともに作業時間が
大幅に短縮されるので、作業性に優れる。 (2)40feetドライコンテナを使用することがで
きるので、長尺パイプ46が雨水により濡れることがな
く、作業性に優れる。
【0079】
【発明の効果】以上のように本発明の重量物搬送装置及
びそれを用いた重量物搬送方法によれば、以下のような
有利な効果を有する。
びそれを用いた重量物搬送方法によれば、以下のような
有利な効果を有する。
【0080】請求項1の発明によれば、以下のような有
利な効果を有する。 (1)固定レールとスライド部材との間にコロが配設さ
れているので、重量物をスライド部材上に載置し、重量
物を搬送する方向に押圧することにより、コロが固定レ
ール上を移動するとともにスライド部材がコロ上を移動
するので、所望の位置へスライド部材上の重量物を容易
に移動させることができ、作業性に優れる。 (2)重量物搬送装置を設置する床面又は地表面に凹凸
部が存在しても、コロは固定レール上を移動するので、
該凹凸部の影響を受けることなく重量物を容易に搬送す
ることができ、作業性に優れる。 (3)重量物の荷重はコロにかかっているので、コロの
強度が耐えうる荷重の重量物であれば搬送することがで
き、耐久性に優れる。 (4)間隔保持部材のコロを保持する間隔を調節するこ
とにより、コロの本数を増加させることが容易であり、
コロの本数を増加させることにより、重量物の各コロに
かかる荷重がさらに分散され、より荷重の大きい重量物
を搬送することができ、汎用性に優れる。 (5)各コロの間隔は間隔保持部材により常に一定に保
持されているので、重量物の荷重は重量物の下方に位置
する各コロに均一にかかり、耐久性に優れる。 (6)各コロは間隔保持部材により保持されているの
で、重量物の荷重によりコロが固定レールとスライド部
材とに弾かれて飛び出す等の事故がなく、安全性に優れ
る。 (7)間隔保持部材に各コロを保持させてから、固定レ
ール上に各コロを載置することにより一度に複数のコロ
を固定レール上に所定の間隔で載置することができるの
で、コロを一つ一つ固定レール上に載置する手間を省く
ことができ、作業性に優れる。 (8)固定レールの長さとコロの個数を調節することに
より、重量物を搬送する距離を調節することができるの
で、汎用性に優れる。 (9)固定レールとして鋼材を用いる場合は、固定レー
ルの厚みは薄くてもよく、重量物搬送装置の全高を低く
することができるので、重量物をスライド部材上に載置
する際に高く持ち上げる必要がなく、作業性に優れる。 (10)間隔保持部材が、重量物の固定レールの長手方
向に対し各々のコロを垂直に支持するので、コロは固定
レール上を円滑に転動し直進性に優れる。(11)ガイド部を備えたことにより、コロが固定レー
ルにガイドされるので、コロは直進性に優れ、延いて
は、コロ上に載置されているスライド部材も直進性に優
れる。 (12)間隔保持部材をガイド部に係止させることによ
り、間隔保持部材がコロから抜脱することがないので、
作業性に優れる。
利な効果を有する。 (1)固定レールとスライド部材との間にコロが配設さ
れているので、重量物をスライド部材上に載置し、重量
物を搬送する方向に押圧することにより、コロが固定レ
ール上を移動するとともにスライド部材がコロ上を移動
するので、所望の位置へスライド部材上の重量物を容易
に移動させることができ、作業性に優れる。 (2)重量物搬送装置を設置する床面又は地表面に凹凸
部が存在しても、コロは固定レール上を移動するので、
該凹凸部の影響を受けることなく重量物を容易に搬送す
ることができ、作業性に優れる。 (3)重量物の荷重はコロにかかっているので、コロの
強度が耐えうる荷重の重量物であれば搬送することがで
き、耐久性に優れる。 (4)間隔保持部材のコロを保持する間隔を調節するこ
とにより、コロの本数を増加させることが容易であり、
コロの本数を増加させることにより、重量物の各コロに
かかる荷重がさらに分散され、より荷重の大きい重量物
を搬送することができ、汎用性に優れる。 (5)各コロの間隔は間隔保持部材により常に一定に保
持されているので、重量物の荷重は重量物の下方に位置
する各コロに均一にかかり、耐久性に優れる。 (6)各コロは間隔保持部材により保持されているの
で、重量物の荷重によりコロが固定レールとスライド部
材とに弾かれて飛び出す等の事故がなく、安全性に優れ
る。 (7)間隔保持部材に各コロを保持させてから、固定レ
ール上に各コロを載置することにより一度に複数のコロ
を固定レール上に所定の間隔で載置することができるの
で、コロを一つ一つ固定レール上に載置する手間を省く
ことができ、作業性に優れる。 (8)固定レールの長さとコロの個数を調節することに
より、重量物を搬送する距離を調節することができるの
で、汎用性に優れる。 (9)固定レールとして鋼材を用いる場合は、固定レー
ルの厚みは薄くてもよく、重量物搬送装置の全高を低く
することができるので、重量物をスライド部材上に載置
する際に高く持ち上げる必要がなく、作業性に優れる。 (10)間隔保持部材が、重量物の固定レールの長手方
向に対し各々のコロを垂直に支持するので、コロは固定
レール上を円滑に転動し直進性に優れる。(11)ガイド部を備えたことにより、コロが固定レー
ルにガイドされるので、コロは直進性に優れ、延いて
は、コロ上に載置されているスライド部材も直進性に優
れる。 (12)間隔保持部材をガイド部に係止させることによ
り、間隔保持部材がコロから抜脱することがないので、
作業性に優れる。
【0081】請求項2の発明によれば、請求項1の効果
に加え、以下のような有利な効果を有する。 (1)床面又は地表面に凹凸部が存在し固定レールに撓
みが生じた場合、又は、固定レール上に異物が存在して
いる場合にコロは上下動しながら転動する。この際、コ
ロの上下動に合わせて、間隔保持部材が撓むので、コロ
の間隔保持部材への食い込み等を防止し間隔保持部材の
破損を防ぐことができるので、重量物の搬送作業が妨げ
られることを防止することができ、作業性に優れる。
に加え、以下のような有利な効果を有する。 (1)床面又は地表面に凹凸部が存在し固定レールに撓
みが生じた場合、又は、固定レール上に異物が存在して
いる場合にコロは上下動しながら転動する。この際、コ
ロの上下動に合わせて、間隔保持部材が撓むので、コロ
の間隔保持部材への食い込み等を防止し間隔保持部材の
破損を防ぐことができるので、重量物の搬送作業が妨げ
られることを防止することができ、作業性に優れる。
【0082】請求項3の発明によれば、請求項1の効果
に加え、以下のような効果を有する。 (1)平滑な側面を有するコッタボルト等の既存のボル
トを転用することができるので、利便性に優れる。 (2)コロがボルトで形成されている場合は、螺合部に
ナットを螺合させることにより、ボルトの頭部とナット
部が固定レールをガイドするので、コロは直進性に優
れ、延いては、コロ上に載置されたスライド部材も直進
性に優れる。 (3)外套部を備えた場合は、コロの固定レール及びス
ライド部材との当接面が平滑になるので、スムーズにコ
ロは転動し作業性に優れる。
に加え、以下のような効果を有する。 (1)平滑な側面を有するコッタボルト等の既存のボル
トを転用することができるので、利便性に優れる。 (2)コロがボルトで形成されている場合は、螺合部に
ナットを螺合させることにより、ボルトの頭部とナット
部が固定レールをガイドするので、コロは直進性に優
れ、延いては、コロ上に載置されたスライド部材も直進
性に優れる。 (3)外套部を備えた場合は、コロの固定レール及びス
ライド部材との当接面が平滑になるので、スムーズにコ
ロは転動し作業性に優れる。
【0083】請求項4に記載の発明によれば、以下のよ
うな効果を有する。 (1)固定レールが溝型鋼で形成されているので、強度
に優れ、耐荷重性に優れる。 (2)固定レールは、既存のH型鋼やI型鋼等の溝型鋼
を所定の長さに切断したものを用いることができるの
で、低原価で量産性に優れる。 (3)どのような場所にでも設置できるので、利便性や
設置作業性に優れる。 (4)遊嵌するコロの数を調節するだけで、重量物搬送
装置の耐荷重を調節することができるので、熟練性を要
さず作業性に優れる。 (5)コロが固定レールの溝部を転動することにより、
コロ上に遊嵌されているスライド部材を移動させること
ができ、延いてはスライド部材上の重量物も移動するの
で、抵抗が少なくスムーズに作業ができ、作業性に優れ
る。 (6)枠状体の枠内にコロを遊嵌させることにより、コ
ロの位置決めができるので、コロを等間隔に配置するこ
とが容易にできる。よって、重量物の荷重は偏荷重にな
らず各々のコロに均等にかかるので、スライド部材はス
ムーズに移動し、作業性に優れるとともに安全性に優れ
る。(7)重量物搬送中に、枠状体がコロに乗り上げるのを
防止でき、搬送作業が中断することがないので作業性に
優れるとともに安全性に優れる。
うな効果を有する。 (1)固定レールが溝型鋼で形成されているので、強度
に優れ、耐荷重性に優れる。 (2)固定レールは、既存のH型鋼やI型鋼等の溝型鋼
を所定の長さに切断したものを用いることができるの
で、低原価で量産性に優れる。 (3)どのような場所にでも設置できるので、利便性や
設置作業性に優れる。 (4)遊嵌するコロの数を調節するだけで、重量物搬送
装置の耐荷重を調節することができるので、熟練性を要
さず作業性に優れる。 (5)コロが固定レールの溝部を転動することにより、
コロ上に遊嵌されているスライド部材を移動させること
ができ、延いてはスライド部材上の重量物も移動するの
で、抵抗が少なくスムーズに作業ができ、作業性に優れ
る。 (6)枠状体の枠内にコロを遊嵌させることにより、コ
ロの位置決めができるので、コロを等間隔に配置するこ
とが容易にできる。よって、重量物の荷重は偏荷重にな
らず各々のコロに均等にかかるので、スライド部材はス
ムーズに移動し、作業性に優れるとともに安全性に優れ
る。(7)重量物搬送中に、枠状体がコロに乗り上げるのを
防止でき、搬送作業が中断することがないので作業性に
優れるとともに安全性に優れる。
【0084】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の効果に加え、以下のような有利な効果を有する。 (1)一の枠状体と他の枠状体を連結させることによ
り、重量搬送物の長短や大小に応じて必要な数だけ連結
して用いることができるので、重量物の大きさや荷重性
に容易に対応でき汎用性に優れる。 (2)枠状体は隣接する枠状体との連結部を中心に上下
動することができる。これにより、固定レールの溝部に
凹凸が存在しコロが転動する際に上下動しても、枠状体
もコロの上下動に合わせ柔軟に上下動できるので、コロ
をスムーズに転動させることができ、重量物の運搬性に
優れるとともに少人数で簡単に重量物を移動でき作業性
に優れる。
の効果に加え、以下のような有利な効果を有する。 (1)一の枠状体と他の枠状体を連結させることによ
り、重量搬送物の長短や大小に応じて必要な数だけ連結
して用いることができるので、重量物の大きさや荷重性
に容易に対応でき汎用性に優れる。 (2)枠状体は隣接する枠状体との連結部を中心に上下
動することができる。これにより、固定レールの溝部に
凹凸が存在しコロが転動する際に上下動しても、枠状体
もコロの上下動に合わせ柔軟に上下動できるので、コロ
をスムーズに転動させることができ、重量物の運搬性に
優れるとともに少人数で簡単に重量物を移動でき作業性
に優れる。
【0085】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
又は4の効果に加え、以下のような有利な効果を有す
る。 (1)溝型鋼からなるスライド部材の内側壁面開口側が
コロ又は固定レールの外側壁面にガイドされるので、ス
ライド部材の直進性に優れ、また、スライド部材がコロ
上から脱落することを防止できるので、安全性に優れ
る。 (2)溝型鋼は両側壁を備えているので機械的で強度に
優れているので、耐荷重性に優れる。また、機械的強度
に優れる分、溝型鋼を薄くでき軽量化をはかることがで
きる。
又は4の効果に加え、以下のような有利な効果を有す
る。 (1)溝型鋼からなるスライド部材の内側壁面開口側が
コロ又は固定レールの外側壁面にガイドされるので、ス
ライド部材の直進性に優れ、また、スライド部材がコロ
上から脱落することを防止できるので、安全性に優れ
る。 (2)溝型鋼は両側壁を備えているので機械的で強度に
優れているので、耐荷重性に優れる。また、機械的強度
に優れる分、溝型鋼を薄くでき軽量化をはかることがで
きる。
【0086】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
の効果に加え、以下のような有利な効果を有する。 (1)ガイド部を備えているので、固定レールの外壁面
とスライド部材の内壁面との間隔が狭まる。これによ
り、スライド部材の直進性が増し、作業性に優れる。
の効果に加え、以下のような有利な効果を有する。 (1)ガイド部を備えているので、固定レールの外壁面
とスライド部材の内壁面との間隔が狭まる。これによ
り、スライド部材の直進性が増し、作業性に優れる。
【0087】請求項8に記載の発明によれば、請求項1
乃至7の内何れか一項の効果に加え、以下のような有利
な効果を有する。 (1)レールガイド部がガイド凹部又はガイド凸部にガ
イドされながらコロは固定レール上を転動するので、コ
ロの直進性に優れる。 (2)スライドガイド部がレールガイド部にガイドされ
ながらスライド部材はコロ上を移動するので、スライド
部材の直進性に優れる。
乃至7の内何れか一項の効果に加え、以下のような有利
な効果を有する。 (1)レールガイド部がガイド凹部又はガイド凸部にガ
イドされながらコロは固定レール上を転動するので、コ
ロの直進性に優れる。 (2)スライドガイド部がレールガイド部にガイドされ
ながらスライド部材はコロ上を移動するので、スライド
部材の直進性に優れる。
【0088】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
の効果に加え、以下のような有利な効果を有する。 (1)間隔保持用軸部にコロを保持させることにより、
コロの位置決めができるので、コロを等間隔に配置する
ことが容易にできる。よって、重量物の荷重は偏荷重に
ならず各々のコロに均等にかかるので、スライド部材は
スムーズに移動し、作業性に優れるとともに安全性に優
れる。また、固定レールに対して直角を保ちながら転動
するので、コロの直進性に優れる。
の効果に加え、以下のような有利な効果を有する。 (1)間隔保持用軸部にコロを保持させることにより、
コロの位置決めができるので、コロを等間隔に配置する
ことが容易にできる。よって、重量物の荷重は偏荷重に
ならず各々のコロに均等にかかるので、スライド部材は
スムーズに移動し、作業性に優れるとともに安全性に優
れる。また、固定レールに対して直角を保ちながら転動
するので、コロの直進性に優れる。
【0089】請求項10に記載の発明によれば、請求項
1,2,8,9の内何れか一項の効果に加え、以下のよ
うな有利な効果を有する。 (1)一の間隔保持部材と他の間隔保持部材を連結させ
ることにより、重量搬送物の長短や大小に応じて必要な
数だけ連結して用いることができるので、重量物の大き
さや荷重性に容易に対応でき汎用性に優れる。 (2)間隔保持部材は隣接する間隔保持部材との連結部
を中心に上下動することができる。これにより、固定レ
ールの溝部に凹凸が存在しコロが転動する際に上下動し
ても、間隔保持部材もコロの上下動に合わせ柔軟に上下
動できるので、コロをスムーズに転動させることがで
き、重量物の運搬性に優れるとともに少人数で簡単に重
量物を移動でき作業性に優れる。ここで、連結部の形状
としては、一端にフックを配設し他端に該フックが係止
する係止部が配設された形状、及び、一端に凹部を形成
し他端に該凹部が嵌合する凸部を形成した形状等が用い
られる。
1,2,8,9の内何れか一項の効果に加え、以下のよ
うな有利な効果を有する。 (1)一の間隔保持部材と他の間隔保持部材を連結させ
ることにより、重量搬送物の長短や大小に応じて必要な
数だけ連結して用いることができるので、重量物の大き
さや荷重性に容易に対応でき汎用性に優れる。 (2)間隔保持部材は隣接する間隔保持部材との連結部
を中心に上下動することができる。これにより、固定レ
ールの溝部に凹凸が存在しコロが転動する際に上下動し
ても、間隔保持部材もコロの上下動に合わせ柔軟に上下
動できるので、コロをスムーズに転動させることがで
き、重量物の運搬性に優れるとともに少人数で簡単に重
量物を移動でき作業性に優れる。ここで、連結部の形状
としては、一端にフックを配設し他端に該フックが係止
する係止部が配設された形状、及び、一端に凹部を形成
し他端に該凹部が嵌合する凸部を形成した形状等が用い
られる。
【0090】請求項11に記載の発明によれば、請求項
1乃至10の内何れか一項の効果に加え、以下のような
有利な効果を有する。 (1)重量物搬送装置を運搬する際に、固定レールを分
割して運搬することができるので搬送性に優れる。 (2)重量物搬送装置を倉庫等に保管する際に、固定レ
ールを分割して収納することができるので場所を取らず
収納性に優れる。 (3)重量物搬送装置の複数の分割レールを連設するこ
とにより、固定レールの長さの調節が可能であるので、
重量物を搬送する距離に応じて自由に対応でき、汎用性
に優れる。 (4)コンテナ内に重量物を積み込む場合は、コンテナ
内に配置する分割レールの長さをコンテナの奥行き長さ
より短く分割することで、該分割レールをコンテナ内に
常設することができ、重量物の積み込み・積み卸し作業
をする際は、コンテナ内に常設された該分割レールに他
の分割レールを連設して用いることができる。 (5)コロの直径が大きい場合(例えば、直径65m
m)、分割レールどうしをつなぐつなぎ部材を必要とせ
ずに、わずかな段差があっても乗り越えながら転動して
いくことができ作業性に優れる。
1乃至10の内何れか一項の効果に加え、以下のような
有利な効果を有する。 (1)重量物搬送装置を運搬する際に、固定レールを分
割して運搬することができるので搬送性に優れる。 (2)重量物搬送装置を倉庫等に保管する際に、固定レ
ールを分割して収納することができるので場所を取らず
収納性に優れる。 (3)重量物搬送装置の複数の分割レールを連設するこ
とにより、固定レールの長さの調節が可能であるので、
重量物を搬送する距離に応じて自由に対応でき、汎用性
に優れる。 (4)コンテナ内に重量物を積み込む場合は、コンテナ
内に配置する分割レールの長さをコンテナの奥行き長さ
より短く分割することで、該分割レールをコンテナ内に
常設することができ、重量物の積み込み・積み卸し作業
をする際は、コンテナ内に常設された該分割レールに他
の分割レールを連設して用いることができる。 (5)コロの直径が大きい場合(例えば、直径65m
m)、分割レールどうしをつなぐつなぎ部材を必要とせ
ずに、わずかな段差があっても乗り越えながら転動して
いくことができ作業性に優れる。
【0091】請求項12に記載の発明によれば、請求項
1乃至11の内何れか一項の効果に加え、以下のような
有利な効果を有する。 (1)底板上に重量物を積載することができるので、重
量物の大小によらず安定して載置することができ作業性
に優れる。 (2)スライド部材と底板をパレットとして用いること
ができるので、重量物を底板に載置したままフォークリ
フト等で運搬することができ作業性に優れる。 (3)スライド部材をコンテナの1/2〜1/5にする
ことにより、数組のスライド部材及び底板をコンテナ内
に収納させることができるので、会社別又は配送先別若
しくは荷物の種類別に仕分けして1つのコンテナに積載
することができ、コンテナに荷物が積載されてない無駄
な空間ができにくく、作業性に優れる。 (4)複数の会社で1つのコンテナを使用することがで
きるので、荷物の運送費を削減できる。 (5)予め、重量物を目的地別に仕分けした状態で底板
上に載置しておくことによって、コンテナ内に荷物を一
つ一つ積載する必要がなく、作業性に優れる。
1乃至11の内何れか一項の効果に加え、以下のような
有利な効果を有する。 (1)底板上に重量物を積載することができるので、重
量物の大小によらず安定して載置することができ作業性
に優れる。 (2)スライド部材と底板をパレットとして用いること
ができるので、重量物を底板に載置したままフォークリ
フト等で運搬することができ作業性に優れる。 (3)スライド部材をコンテナの1/2〜1/5にする
ことにより、数組のスライド部材及び底板をコンテナ内
に収納させることができるので、会社別又は配送先別若
しくは荷物の種類別に仕分けして1つのコンテナに積載
することができ、コンテナに荷物が積載されてない無駄
な空間ができにくく、作業性に優れる。 (4)複数の会社で1つのコンテナを使用することがで
きるので、荷物の運送費を削減できる。 (5)予め、重量物を目的地別に仕分けした状態で底板
上に載置しておくことによって、コンテナ内に荷物を一
つ一つ積載する必要がなく、作業性に優れる。
【0092】請求項13に記載の発明によれば、請求項
12の効果に加え、以下のような有利な効果を有する。 (1)重量物が底板上から落下するのを防止できるの
で、安全性に優れる。 (2)重量物を仕分けした場合、他の重量物が混入する
ことがなく、作業性に優れる。
12の効果に加え、以下のような有利な効果を有する。 (1)重量物が底板上から落下するのを防止できるの
で、安全性に優れる。 (2)重量物を仕分けした場合、他の重量物が混入する
ことがなく、作業性に優れる。
【0093】請求項14に記載の発明によれば、請求項
1,4,7,8,11の内何れか一項の効果に加え、以
下のような有利な効果を有する。 (1)つなぎ部材を備えることにより、当接部に段差等
が存在しても該段差を少なくすることができるので、コ
ロの外径の大小を問わずスムーズにコロを転動させるこ
とができ作業性に優れる。 (2)つなぎ部材が案内役をするので、固定レール及び
分割レールを直線状に並設することが容易になり作業性
に優れる。
1,4,7,8,11の内何れか一項の効果に加え、以
下のような有利な効果を有する。 (1)つなぎ部材を備えることにより、当接部に段差等
が存在しても該段差を少なくすることができるので、コ
ロの外径の大小を問わずスムーズにコロを転動させるこ
とができ作業性に優れる。 (2)つなぎ部材が案内役をするので、固定レール及び
分割レールを直線状に並設することが容易になり作業性
に優れる。
【0094】請求項15に記載の発明によれば、請求項
1乃至12内何れか一項の効果に加え、以下のような有
利な効果を有する。 (1)複数の重量物搬送装置で、重量物を支持できるの
で重量物の形状や重量の大小に対応することができる。 (2)複数のスライド部材に重量物を載置させることが
できるので重量物を安定して搬送することができる。 (3)複数の重量物搬送装置を近接させて並設すること
により、床全体が動く状態と同様の状態にして用いるこ
とができるので、従来、フォークリフト等が侵入するこ
とが不可能であるため有効利用されてなかった倉庫や工
場の隅等のいわゆるデッドスペースも、重量物の収納場
所として用いることができ、敷地面積の有効利用を図る
ことができる。
1乃至12内何れか一項の効果に加え、以下のような有
利な効果を有する。 (1)複数の重量物搬送装置で、重量物を支持できるの
で重量物の形状や重量の大小に対応することができる。 (2)複数のスライド部材に重量物を載置させることが
できるので重量物を安定して搬送することができる。 (3)複数の重量物搬送装置を近接させて並設すること
により、床全体が動く状態と同様の状態にして用いるこ
とができるので、従来、フォークリフト等が侵入するこ
とが不可能であるため有効利用されてなかった倉庫や工
場の隅等のいわゆるデッドスペースも、重量物の収納場
所として用いることができ、敷地面積の有効利用を図る
ことができる。
【0095】請求項16に記載の発明によれば、以下の
ような有利な効果を有する。 (1)コンテナ等のリフトが入ることが不可能な場所で
も重量物を少ない作業員で、迅速かつ、安全に、整然と
重量物の搬送作業をすることができる。
ような有利な効果を有する。 (1)コンテナ等のリフトが入ることが不可能な場所で
も重量物を少ない作業員で、迅速かつ、安全に、整然と
重量物の搬送作業をすることができる。
【0096】請求項17に記載の発明によれば、以下の
ような有利な効果を有する。 (1)コンテナ等のリフトが入ることが不可能な場所で
も重量物を少ない作業員で、迅速かつ、安全に、整然と
重量物の搬送作業をすることができる。
ような有利な効果を有する。 (1)コンテナ等のリフトが入ることが不可能な場所で
も重量物を少ない作業員で、迅速かつ、安全に、整然と
重量物の搬送作業をすることができる。
【0097】請求項18に記載の発明によれば、請求項
16又は17の効果に加え、以下のような効果を有す
る。 (1)つなぎ部材を備えることにより、当接部間に段差
等が存在しても該段差を少なくすることができるので、
コロをスムーズに転動させることができ重量物を容易に
搬送できるので作業性に優れる。 (2)つなぎ部材が案内役をするので、固定レール及び
分割レールを直線状に並設することが容易になり作業性
に優れる。
16又は17の効果に加え、以下のような効果を有す
る。 (1)つなぎ部材を備えることにより、当接部間に段差
等が存在しても該段差を少なくすることができるので、
コロをスムーズに転動させることができ重量物を容易に
搬送できるので作業性に優れる。 (2)つなぎ部材が案内役をするので、固定レール及び
分割レールを直線状に並設することが容易になり作業性
に優れる。
【0098】
【図1】本発明の実施の形態1における重量物搬送装置
の要部斜視図
の要部斜視図
【図2】間隔保持部材付近の要部拡大斜視図
【図3】(a)本発明の実施の形態1における重量物を
押し込む前の作業状態を模式的に示す側面図(b)本発
明の実施の形態1における重量物を押し込み終えた後の
作業状態を模式的に示す側面図
押し込む前の作業状態を模式的に示す側面図(b)本発
明の実施の形態1における重量物を押し込み終えた後の
作業状態を模式的に示す側面図
【図4】本発明の実施の形態2における重量物搬送装置
の一部破断要部斜視図
の一部破断要部斜視図
【図5】本発明の実施の形態2における重量物搬送装置
の枠状体及びコロ部分の拡大要部斜視図
の枠状体及びコロ部分の拡大要部斜視図
【図6】図4におけるA−A線の矢視断面図
【図7】(a)本発明の実施の形態2における重量物を
押し込む前の作業状態を模式的に示す側面図(b)本発
明の実施の形態2における重量物を押し込み終えた後の
作業状態を模式的に示す側面図
押し込む前の作業状態を模式的に示す側面図(b)本発
明の実施の形態2における重量物を押し込み終えた後の
作業状態を模式的に示す側面図
【図8】本発明の実施の形態2におけるスライド部材が
固定された状態を示す要部斜視図
固定された状態を示す要部斜視図
【図9】本発明の実施の形態3における重量物搬送装置
の要部斜視図
の要部斜視図
【図10】本発明の実施の形態4における枠状体の要部
斜視図
斜視図
【図11】本発明の実施の形態5における枠状体の要部
斜視図
斜視図
【図12】(a)本発明の実施の形態6における重量物
搬送装置の要部正面図(b)本発明の実施の形態6にお
ける重量物搬送装置の要部側面図
搬送装置の要部正面図(b)本発明の実施の形態6にお
ける重量物搬送装置の要部側面図
【図13】本発明の実施の形態7における重量物搬送装
置の要部斜視図
置の要部斜視図
【図14】スライドラックの要部斜視図
【図15】コンテナにX社の荷物、Y社の荷物、Z社の
荷物を仕分けして積み込む作業状態を示す側面図
荷物を仕分けして積み込む作業状態を示す側面図
【図16】実施の形態8における配線用パイプ等の長尺
物をコンテナに積み込む作業状態を示す斜視図
物をコンテナに積み込む作業状態を示す斜視図
【図17】(a)ローラコンベヤタイプの重量物搬送装
置の要部平面図(b)図17(a)におけるB−B線の
矢視要部断面図
置の要部平面図(b)図17(a)におけるB−B線の
矢視要部断面図
1a,1b,1c,1d,1e,1f 重量物搬送装置 2 固定レール 2a 長尺レール 2b 短尺レール 3 つなぎ部材 4 コロ 4a ボルト頭部 5 ナット 6 間隔保持部材 6a コロ軸孔 7 スライド部材 8 コンテナ 9 高さ調整材 10 重量物 11 パレット 12 受けコロ 21 固定レール 21a,21a’ 内部側固定レール 21b,21b’ 外部側固定レール 22 コロ 22a 中空部 23 枠状体 23a 長尺棒状体 23b 脱輪防止部 23c 収嵌部 24,24’ スライド部材 24a ガイド部 25 コイル 26 ストッパー 27 釘 28 重量物 29 枠状体 29a 収嵌部 29b 凹部 29c 切り欠き開口部 29d 凸部 29e 嵌合連設部 29f 当接部 30 枠状体 30a 収嵌部 30b 枠材 30c フック部 30d 係止部 30d’ 延設部 31 固定レール 31a レールガイド部 32 コロ 32a ガイド凹部 32b 軸挿入孔部 33 間隔保持用部材 33a ナット 33b 平ワッシャ 34 間隔保持部材 35 スライド部材 35a スライドガイド部 36 スライドラック 37 短スライド部材 38 基台 39 底板 40 角鋼管 41 支柱 41a 鉄筋係止部 42 鉄筋柵 42a 鉄筋 43X X社の荷物 43Y Y社の荷物 43Z Z社の荷物 44 フォークリフト 45 40feetドライコンテナ 46 長尺パイプ 47 木枠 50 ローラコンベヤタイプの重量物搬送装置 51 フレーム 51a 側壁 52 支持軸 53 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−66960(JP,U) 実開 昭55−104568(JP,U) 実開 昭57−184803(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 7/04
Claims (18)
- 【請求項1】 重量物の搬送方向と平行に配置される固
定レールと、前記固定レール上に並設され前記固定レー
ルの長手方向に転動し少なくとも一端面に同軸に形成さ
れた軸部を有する複数のコロと、複数の前記コロの前記
軸部を軸支し複数の前記コロ間の間隔を保持する間隔保
持部材と、複数の前記コロ上に載置されるスライド部材
と、を備え、前記コロが、一端部又は両端部の前記軸部
に前記固定レールにガイドされるガイド部を備えている
ことを特徴とする重量物搬送装置。 - 【請求項2】 前記間隔保持部材が、可撓性材料からな
ることを特徴とする請求項1に記載の重量物搬送装置。 - 【請求項3】 前記コロが、転動部と、前記転動部の少
なくとも一端部の前記軸部に形成された螺合部と、を備
え、又は前記転動部が同軸で外接する円筒状の外套部を
備えていることを特徴とする請求項1に記載の重量物搬
送装置。 - 【請求項4】 重量物の搬送方向と平行に配置される溝
型鋼からなる固定レールと、前記固定レールの溝部に並
設され前記レールの長手方向に転動する複数のコロと、
前記固定レール上に載置され前記コロが遊嵌される収嵌
部を複数有する枠状体と、複数の前記コロ上に載置され
るスライド部材と、前記枠状体の前記収嵌部の前後に配
設された脱輪防止部と、を備えたことを特徴とする重量
物搬送装置。 - 【請求項5】 前記枠状体の一端部又は両端部に配設さ
れた一の前記枠状体と他の前記枠状体を連結させる連結
部を備えたことを特徴とする請求項4に記載の重量物搬
送装置。 - 【請求項6】 前記スライド部材が、溝型鋼からなるこ
とを特徴とする請求項1又は4に記載の重量物搬送装
置。 - 【請求項7】 前記スライド部材の一端部又は両端部に
前記固定レールにガイドされるガイド部が配設されたこ
とを特徴とする請求項6に記載の重量物搬送装置。 - 【請求項8】 前記固定レールが上面に前記固定レール
の長手方向と平行に突設又は凹設された1乃至複数のレ
ールガイド部を有し、前記コロが転動部に周設された前
記レールガイド部に遊嵌されるガイド凹部又はガイド凸
部と、前記スライド部材に配設され複数の前記コロ上に
載置され前記コロの前記ガイド凹部や前記ガイド凸部に
遊嵌される凸条や凹溝で形成されたスライドガイド部
と、を有することを特徴とする請求項1乃至7の内何れ
か一項に記載の重量物搬送装置。 - 【請求項9】 前記コロが軸方向と平行に貫設された軸
挿入孔部と、穿設されたコロ軸孔を1以上備えた平板状
や丸形状、多角形状の間隔保持部材と、複数の前記コロ
の両側部に配設された前記間隔保持部の一側面から前記
コロの前記軸挿入孔部を経て他側面に配設された少なく
とも一端部に螺合部を有する間隔保持用軸部と、前記間
隔保持用軸部を固定する固定部と、状の間隔保持部材
と、複数の前記コロの両側部に配設された前記間隔保持
部の一側面から前記コロの前記軸挿入孔部を経て他側面
に配設された少なくとも一端部に螺合部を有する間隔保
持用軸部と、前記間隔保持用軸部を固定する固定部と、
を有する請求項8に記載の重量物搬送装置。 - 【請求項10】 前記間隔保持部材の一端部又は両端部
に形成され一の前記間隔保持部材と他の前記間隔保持部
材を連結させる連結部を備えたことを特徴とする請求項
1,2,8,9に記載の重量物搬送装置。 - 【請求項11】 前記固定レールが、重量物の搬送方向
に連設される分割レールからなることを特徴とする請求
項1乃至10の内何れか一項に記載の重量物搬送装置。 - 【請求項12】 平行に並設された同一長さの前記スラ
イド部材2乃至複数基と、各前記スライド部材の上面に
架設固定された底板と、前記底板の2以上の角に立設さ
れる支柱と、を有することを特徴とする請求項1乃至1
1の内何れか一項に記載の重量物搬送装置。 - 【請求項13】 前記支柱間に配設された側柵又は側壁
を有することを特徴とする請求項12に記載の重量物搬
送装置。 - 【請求項14】 直線状に並設された前記固定レール又
は前記分割レールの各当接部間につなぎ部材を備えてい
ることを特徴とする請求項1,4,7,8,1 1の内い
ずれか一項に記載の重量物搬送装置。 - 【請求項15】 請求項1乃至12の内何れか一項に記
載の重量物搬送装置が、重量物の搬送方向と平行に複数
並設されていることを特徴とする重量物搬送装置。 - 【請求項16】 請求項1乃至3,8,9,10,1
1,14,15の内何れか一項に記載の重量物搬送装置
を用いた重量物搬送方法であって、前記固定レールを重
量物の搬送方向と平行に配置する固定レール配置ステッ
プと、前記コロを前記間隔保持部材に保持させる間隔保
持部材配設ステップと、前記固定レール上に前記間隔保
持部材に保持された複数の前記コロを載置するコロ載置
ステップと、前記コロ上に前記スライド部材を載置する
スライド部材載置ステップと、前記スライド部材上に重
量物を載置する重量物載置ステップと、重量物を搬送方
向へ押し進める重量物搬送ステップと、を備えたことを
特徴とする重量物搬送方法。 - 【請求項17】 請求項4乃至9,11,12,13,
14,15の内何れか一項に記載の重量物搬送装置を用
いた重量物搬送方法であって、前記固定レールを重量物
の搬送方向と平行に配置する固定レール配置ステップ
と、前記固定レール上に前記コロを載置するコロ載置ス
テップと、前記枠状体の前記収嵌部内に前記コロを遊嵌
させて前記固定レール上に載置する枠状体載置ステップ
と、複数の前記コロ上に前記スライド部材を載置するス
ライド部材載置ステップと、前記スライド部材上に重量
物を載置する重量物載置ステップと、重量物を搬送方向
へ押し進める重量物搬送ステップと、を備えたことを特
徴とする重量物搬送方法。 - 【請求項18】 前記固定レール配置ステップにおいて
配置された前記固定レール又は前記分割レールの各当接
部間に請求項14に記載の前記つなぎ部材を配置するつ
なぎ部材配置ステップを備えていることを特徴とする請
求項16又は17に記載の重量物搬送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11285153A JP3130521B1 (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | 重量物搬送装置及びそれを用いた重量物搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11285153A JP3130521B1 (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | 重量物搬送装置及びそれを用いた重量物搬送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3130521B1 true JP3130521B1 (ja) | 2001-01-31 |
JP2001106500A JP2001106500A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17687787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11285153A Expired - Fee Related JP3130521B1 (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | 重量物搬送装置及びそれを用いた重量物搬送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3130521B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107555101A (zh) * | 2017-07-18 | 2018-01-09 | 响水县恒泰纺织有限公司 | 一种用于色纺纱卷筒的生产线输送轨 |
CN110206974A (zh) * | 2019-06-10 | 2019-09-06 | 山东电力建设第三工程有限公司 | 一种重型设备就位微调工具 |
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---|---|---|---|---|
JP4987941B2 (ja) * | 2009-10-27 | 2012-08-01 | 株式会社タイシン | 重量物搬送装置 |
TWI391310B (zh) * | 2010-01-28 | 2013-04-01 | He Sian Chen | 海運貨櫃裝卸方法 |
-
1999
- 1999-10-06 JP JP11285153A patent/JP3130521B1/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN110206974A (zh) * | 2019-06-10 | 2019-09-06 | 山东电力建设第三工程有限公司 | 一种重型设备就位微调工具 |
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---|---|
JP2001106500A (ja) | 2001-04-17 |
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