JP6531038B2 - 媒体識別装置及び媒体識別方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、ATM(Automated Teller Machine)や両替機などの自動取引装置に実装され、投入された貨幣などを媒体として内部に搬送するような媒体識別装置、及び媒体識別方法に関する。
投入された貨幣などを媒体として内部に搬送するとともに、媒体が取扱い可能な貨幣であるか否かを識別するような媒体識別装置において、ときに取扱い可能な貨幣とともに誤って投入されるゴミや異物、あるいは悪戯や犯罪目的で故意に投入される異物が問題となることがあった。
具体的には、媒体識別装置に貨幣とともに異物が投入されると、媒体識別装置の内部における搬送路や各収納部で詰まりが生じる、あるいはセンサや駆動部分を損傷する、または媒体識別センサが誤検知して障害の原因となるなどの問題があった。
このような問題に対して、例えば、特許文献1では、自動機から出金される硬貨が通過する硬貨通路に硬貨及び硬貨以外の部材の存在を検知可能な検知センサを配設することによって、硬貨通路内に残留する硬貨の存在や異物を検知している。
特開2009−080618号公報
上記のように、現金自動預け払い機(ATM)には媒体と共にゴミや異物などが投入されたときに、媒体識別装置にゴミや異物などが搬送されてくる場合がある。また、媒体識別部には媒体の模様による識別を実施するため、カメラなどの撮像手段が搭載されている。
従来の方式では媒体が搬送されてきたとき、カメラの撮像タイミングは媒体識別部内に別途設けられた投受光素子からなる光学センサを使用していたため、媒体と共にゴミや異物が搬送されてきた場合、ゴミや異物に光学センサが反応してしまい、カメラがゴミや異物を撮像してしまい、正常な媒体が撮像できないため、上位側の媒体識別装置にリジェクトの信号を返信してしまっていた。しかしながら、リジェクトした媒体やゴミ、異物などを回収する回収箱等はその大きさから格納枚数が限られてくるため、リジェクトの枚数がある一定の値以上となると、回収箱が満杯であるエラーを通知する。そのため、リジェクト信号によるリジェクト枚数が多くなると、回収箱満杯エラーで取引停止の障害が発生することになる。
そのため、媒体ともにゴミや異物などが投入された場合においても、カメラの撮像タイミングを磁気センサで検出することで、ゴミや異物に反応することなく、正常な媒体でのみカメラの撮像を実施することができる。
しかしながら、磁気センサを基準としたカメラの撮像タイミングは媒体の大きさ(外径)によって検出位置が変わってしまうため、媒体の正確な位置を把握することが難しく、カメラのシビアな撮像タイミングを決定することが困難であった。すなわち、媒体の大きさに応じて適切に撮像タイミングを定めることが難しいという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、媒体の大きさに応じて適切に撮像タイミングを定めることが可能な媒体識別装置及び媒体識別方法を提供することを目的とする。
前述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる媒体識別装置は、複数種類の媒体の大きさを検出する磁気センサと、前記媒体のそれぞれの画像を取得するカメラと、前記媒体のそれぞれについての前記磁気センサの出力値に基づいて、前記カメラの撮像タイミングまでの時間の開始点を変える識別部と、を備えることを特徴とする媒体識別装置として構成される。
また、本発明は、上記媒体識別装置で行われる媒体識別方法としても把握される。
本発明によれば、媒体の大きさに応じて適切に撮像タイミングを定めることができる。
ATMの外観を示す外観斜視図。 ATMの内部構成を示すブロック図。 硬貨入出金機構部の内部構成を示す構成図。 硬貨入出金機構部の内部構成を示すブロック図。 硬貨識別部の内部構成を示す構成図。 搬送識別処理の動作を示すフローチャート。 磁気センサ、及びカメラの撮像タイミングを説明する説明図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、本実形態の説明に用いるATM1について、図1及び図2を用いて説明する。
なお、図1はATM1の外観斜視図を示し、図2はATM1における内部構成のブロック図を示している。
ATM1は、図1に示すように、銀行などに設置されて利用者の操作によって現金の入出金等の取引を行うことができる自動取引装置であって、側面視略L字状の筐体における中ほどの高さにある水平操作面に操作・表示部2、紙幣入出金機構部3、及び硬貨入出金機構部4(媒体識別装置)を配置している。さらに、水平操作面から上方に略垂直な垂直操作面に通帳機構部5、カード機構部・明細票機構部6を配置している。
具体的には、ATM1は、図2に示すように、操作・表示部2、紙幣入出金機構部3、硬貨入出金機構部4、通帳機構部5、カード機構部・明細票機構部6、音声案内出力部7、回線接続部8、及び本体制御部9で構成している。
操作・表示部2は、利用者の操作を受付ける機能と、各種操作案内を表示する機能とを兼ね備えたタッチパネルで構成している。
紙幣入出金機構部3は、紙幣の入出金機能、識別機能、及び収納機能などを有している。
硬貨入出金機構部4は、硬貨(搬送物)の入出金機能、識別機能、及び収納機能などを有している。
通帳機構部5は、利用者の通帳の挿入・排出する機能と、通帳の情報を読取る機能と、通帳に取引内容を印字する印字機能とを有している。
カード機構部・明細票機構部6は、利用者のキャッシュカードの挿入・排出する機能と、キャッシュカード情報の読取り書込み機能とを有するカード機構部、及び取引内容を明細票に印字する機能と、印字した明細票を排出する機能とを有する明細票機構部を一体で構成している。
音声案内出力部7は、取引にかかる操作やエラー等を音声で案内する機能を有している。
回線接続部8は、ATM1を通信回線に接続する機能と、通信回線(図示省略)を介して接続したホストコンピューター等(図示省略)と取引などにかかる各種情報の受送信を行う機能を有している。
本体制御部9は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、及び各種情報を記憶するハードディスク等のハード構成と、プログラム、及びデータ等のソフト構成とで構成し、利用者がATM1を操作して取引を行う取引操作等の各種処理機能や、所定のバスを介して接続された各部の動作を制御する制御機能を有している。
次に、このようなATM1において、投入されるゴミや異物による誤検出を防止して、利用者に対する利便性を向上できる硬貨入出金機構部4について、図3及び図4を用いて説明する。
なお、図3は硬貨入出金機構部4における内部構成の構成図を示し、図4は硬貨入出金機構部4における内部構成のブロック図を示している。
硬貨入出金機構部4は、図3及び図4に示すように、硬貨入出金口401、繰出し部402、硬貨識別部403(通過識別手段)、金種別収納部404、回収部405、運用カートリッジ406、一括スタッカ407、搬送路408(搬送路)、出金判別部409、異常通知部410(報知手段)、及び制御部411(制御手段、記憶手段)で構成している。
硬貨入出金口401は、利用者による硬貨の投入を受け付ける投入口としての機能、及び利用者に対して排出した硬貨を貯留して受け渡す出金口としての機能を有している。なお、硬貨入出金口401には、硬貨を貯留するとともに、回転することで下方に硬貨を排出する回転自在のバケット401aを内部に設けている。
繰出し部402は、回転したバケットから下方に放出され、後述する繰出し搬送部481で搬送される硬貨を一枚ずつ分離する機能を有している。
硬貨識別部403は、繰出し部402で一枚ずつ分離した硬貨の金種、枚数、及び真偽を識別する機能、及び識別した硬貨の通過を検出して各部を制御させる信号を制御部411に出力する機能を有している。なお、硬貨識別部403については、後ほど詳しく説明する。
金種別収納部404は、複数の区画で分割された構成とし、それぞれ硬貨識別部403で正貨と識別した硬貨を金種毎に収納する機能を有している。
回収部405は、硬貨識別部403で識別できない硬貨、利用者が取り忘れた硬貨を収納する機能を有している。
運用カートリッジ406は、金種別収納部404に補充する硬貨を金種に関わらず一括して収納する機能を有している。
一括スタッカ407は、金種別収納部404の収納可能な枚数を超えた際、収納できない硬貨を金種に関わらず一括して収納する機能を有している。
搬送路408は、繰出し搬送部481、識別搬送部482(搬送路)、入金搬送部483、横送り搬送部484、出金搬送部485、及び縦送り搬送部486で構成し、それぞれ制御部411の指示により、搬送方向、あるいは切替えフラップなどを切り替えて硬貨を所定の搬送先に搬送する。
繰出し搬送部481は、硬貨入出金口401の下方に配置され、硬貨入出金口401から排出された硬貨を硬貨識別部403に搬送する機能を有している。
識別搬送部482は、硬貨識別部403の内部に配置され、硬貨識別部403の内部において硬貨を搬送する機能を有している。
入金搬送部483は、金種別収納部404の上方に配置され、硬貨識別部403で正貨と識別された硬貨を金種別収納部404に搬送する機能を有している。
横送り搬送部484は、金種別収納部404の下方に配置され、金種別収納部404から排出された硬貨を出金搬送部485へ搬送する機能を有している。
出金搬送部485は、横送り搬送部484、及び縦送り搬送部486と硬貨入出金口401とを接続するように配置され、横送り搬送部484、あるいは縦送り搬送部486から搬送された硬貨を硬貨入出金口401へ搬送する機能を有している。
縦送り搬送部486は、運用カートリッジ406と出金搬送部485とを接続するように配置され、運用カートリッジ406から排出した硬貨を出金搬送部485に搬送する機能を有している。
出金判別部409は、磁気センサなどで構成し、出金搬送部485から硬貨入出金口401に搬送される硬貨の金種や枚数を判別する機能を有している。
異常通知部410は、LED(light emitting diode)などの複数のランプで構成し、硬貨入出金機構部4において異常が発生した箇所を点灯することで通知する機能を有している。
制御部411は、CPU、メモリ、及び各種情報を記憶するハードディスク等のハード構成と、プログラム、及びデータ等のソフト構成とで構成し、所定のバスを介して接続された各部の動作を制御する制御機能を有している。
引き続き、上述した硬貨識別部403について、図5を用いて詳しく説明する。
なお、図5は硬貨識別部403における内部構成の構成図を示している。
硬貨識別部403は、識別搬送部482の搬送方向Xに沿って3つの硬貨識別センサ432,433,434を配置して備えている。
識別搬送部482は、例えば、駆動モーター(図示省略)に接続されたローラー482a(図5参照)、ローラー482aによって循環駆動して硬貨を搬送する略帯状の搬送ベルト482b(図5参照)、及び硬貨の搬送方向を切り替える切替えフラップ(図示省略)などで構成し、投入された硬貨、あるいは利用者に対して排出する硬貨を搬送する機能を有している。
硬貨識別センサ432は、硬貨の大きさ(例えば、外径)に応じた信号を出力する磁気センサで、硬貨識別センサ433は、硬貨の画像を撮影するカメラの機能を有しており、硬貨識別センサ434は、硬貨の特徴(例えば、材質)に応じた信号を出力する機能を有している。図5に示したように、硬貨識別センサ432は、硬貨識別センサ433が有するカメラの中心よりも搬送路の上流側に配置され、後述するように、硬貨識別センサ432による出力値に応じて、硬貨識別センサ433が有するカメラの撮像タイミングの開始点を定めることができるようになっている。
このような構成の硬貨識別部403は、硬貨の搬送とともに硬貨識別センサ432,433,434が出力した信号の値に基づいて、搬送物を硬貨C、あるいは異物であるかを識別するとともに、硬貨Cの真偽、及び金種を識別する機能を有している。さらに、硬貨識別部403は、搬送物に応じた信号を制御部411に出力する機能を有している。
以上のような構成のATM1において、ATM1と利用者との間において入金取引が開始された際の硬貨入出金機構部4の動作について詳しく説明する。
なお、図6は搬送識別処理の動作のフローチャートを示し、図7は磁気センサ432が出力する信号、及びカメラ部433の撮像タイミングを説明する説明図を示している。
まず、ATM1を操作・表示部2を利用者が操作して入金取引を開始すると、本体制御部9の指示により、硬貨入出金機構部4の制御部411は、搬送識別処理を開始する。
搬送識別処理を開始すると、制御部411は、図6に示すように、搬送路408、及び各部センサ等の異常の有無を確認する初期化処理を実行する(ステップS101)。
この際、制御部411の指示により各部は、それぞれ駆動モーターなどの動作、搬送路408上に残留する硬貨の有無、及び各種信号が正常に出力されるかなどを確認する処理を行う。そして、硬貨入出金機構部4の各部は、異常がなければ正常であることを示すチェック信号を制御部411に対して出力する。
例えば、硬貨識別部403において、硬貨識別センサ432,433,434に異常がなければ、硬貨識別部403は、図6に示すように、制御部411に対して各部が正常であることを示すチェック信号正常を出力する。
その後、制御部411は、各部から取得したチェック信号に基づいて取引可能な正常な状態か否かを判定する(ステップS102)。硬貨入出金機構部4を構成する各部のいずれかに異常がある場合(ステップS102:No)、制御部411は、取引停止処理を実行し(ステップS103)、本体制御部9に対して硬貨の受付けを停止させて、搬送識別処理を終了する。
一方、硬貨入出金機構部4を構成する各部が正常であれば(ステップS102:Yes)、制御部411は、搬送処理を実行する(ステップS104)。この際、制御部411は、搬送路408を循環駆動させて搬送可能にするとともに、硬貨入出金口401のバケット401aを回転して投入された硬貨などの投入物を繰出し搬送部481上に排出させる。
搬送物の搬送を開始すると、制御部411は、硬貨識別部403で搬送物の真偽、及び金種などを識別する識別処理を実行する(ステップS105)。
より詳しくは、図7のように、識別処理を開始され硬貨が搬送されると、硬貨識別部403の内部に構成された磁気センサ432は、複数種類の硬貨の大きさ(外径)に応じた信号を出力する。さらにカメラ部433は、その信号が出力されるタイミングから磁気センサ432の信号出力の値に応じた時間後に撮像を実施する。例えば、磁気センサ432が大きい硬貨の大きさに応じた信号を出力すると、カメラ部433がその大きい硬貨を撮像するタイミングまでに計時する時間の開始点を決定する。硬貨識別部403は、磁気センサ432が小さい硬貨の大きさに応じた信号を出力すると、磁気センサ432が出力した大きい硬貨の大きさに応じた信号の値と小さい硬貨の大きさに応じた信号の値との差Dを算出し、上記開始点からその差Dの大きさに応じた時間Tだけ遅らせて、その小さい硬貨を撮像するタイミングまでに計時する時間の開始点を決定する。すなわち、上記差Dが大きいほど、小さい硬貨の上記撮像タイミングまでに計時する時間の開始点を遅らせる。こうすることで硬貨の中心とカメラ部の画像がずれることなく撮像することになり、硬貨の種類によらず撮像タイミングを常に一定にすることができる。
図7では、大きい硬貨と小さい硬貨の違いを示している。上記例では、小さい硬貨を撮像するタイミングまでに計時する時間の開始点を、大きい硬貨を撮像するタイミングまでに計時する時間の開始点から遅らせる場合について説明したが、これとは逆に、カメラ部433が小さい硬貨を撮像するタイミングまでに計時する時間の開始点より上記差Dの大きさに応じた時間Tだけ早めて、大きい硬貨を撮像するタイミングまでに計時する時間の開始点を決定してもよい。さらに、図7に示すように、あらかじめカメラ433が硬貨を撮像するタイミングまでに計時する時間の開始点を定める基準となるタイミングである時刻T0に対して、時間T1だけ遅らせて(あるいは早めて)大きい硬貨(あるいは小さい硬貨)を撮像するタイミングまでに計時する時間の開始点を定め、さらに、その時間T1に対して上記差Dを加えた時間T2だけ遅らせて(あるいは早めて)小さい硬貨(あるいは大きい硬貨)を撮像するタイミングまでに計時する時間の開始点を定めてもよい。もちろん、これらの手法を組み合わせて上記タイミングを決定してもよい。 さらに、硬貨識別部403は、磁気センサ432と、カメラ部433と、硬貨識別センサ434の信号出力結果から正貨かどうかを判断し、制御部411に信号を送信し、識別処理を終了する。
識別処理を終了すると、制御部411は、正貨信号を取得していれば(ステップS106:Yes)、制御部411は、正貨と識別した搬送物を金種別収納部404に金種ごとに収納する収納処理を実行する(ステップS107)。この際、制御部411の指示により、搬送路408は、識別搬送部482から入金搬送部483へ硬貨を金種別収納部に搬送するように、適切に切替えフラップなどを切り替える。
そして、制御部411は、全ての硬貨の搬送が終了したか否かを判定する(ステップS109)。全ての硬貨の搬送が終了していなければ(ステップS109:No)、制御部411は、処理をステップS105に戻す。一方、全ての硬貨の搬送が終了していれば(ステップS109:Yes)、制御部411は、本体制御部9に搬送物に対する取扱い処理が終了したことを通知して、搬送識別処理を終了する。
ステップS106において、正貨でない信号を取得してれいば(ステップS106:No)、制御部411は、搬送物を回収部405に搬送するリジェクト処理を実行する(ステップS108)。この際、制御部411の指示により、搬送路408は、図3の矢印で示したように、識別搬送部482から回収部405に搬送物を搬送可能にするため、適切に切替えフラップなどを切り替える。その後、制御部411は、処理をステップS109に進め、前述と同様に、全ての硬貨の搬送が終了していなければ(ステップS109:No)、制御部411は、処理をステップS105に戻し、全ての硬貨の搬送が終了していれば(ステップS109:Yes)、制御部411は、本体制御部9に搬送物に対する取扱い処理が終了したことを通知して、搬送識別処理を終了する。
上記のように、本発明は硬貨と共にゴミや異物などが投入された場合においても、カメラの撮像タイミングを磁気センサで検出し、撮像タイミングをその磁気センサの出力に応じて変えることで、異物によるカメラの誤撮像を防止でき、リジェクトを防止し、硬貨識別装置の停止を抑制することができるものである。すなわち、ゴミや異物によるカメラの誤検出を防止して、カメラの高い識別機能を保持しつつ、装置の停止を最小限に抑えた媒体識別装置及び、及び媒体識別方法を提供することができる。具体的には、媒体の大きさに対応した磁気センサの出力に応じて、カメラの撮像タイミングを変えることにより、媒体の大きさによらず最適なタイミングでカメラの撮像が可能となり、たとえ媒体と共にゴミや異物などが投入されても、カメラの誤検出を防ぎリジェクトを回避することで、取引停止を防ぎ、安定した媒体識別装置及び媒体識別方法を提供することができるようになる。
本実施例では、硬貨処理機における硬貨識別装置において説明したが、硬貨だけでなく、一般のコイン、メダルにおいて搬送ベルトで媒体を搬送する構造のものであれば本発明を応用することが可能である。
4…硬貨入出金機構部
403…硬貨識別部
408…搬送路
410…異常通知部
411…制御部
482…識別搬送部
C…硬貨。

Claims (6)

  1. 複数種類の媒体の大きさを検出する磁気センサと、
    前記媒体のそれぞれの画像を取得するカメラと、
    前記媒体のそれぞれについての前記磁気センサの出力値に基づいて、前記カメラの撮像タイミングまでの時間の開始点を変える識別部と、
    搬送部による前記媒体の搬送および前記識別部による前記媒体の識別処理の実行を制御する制御部と、を備え、
    前記識別部は、前記搬送部による前記媒体の搬送および前記制御部による前記識別処理が行われている媒体であって一の種類の媒体に対する前記磁気センサの出力値と、前記識別処理が行われている媒体であって前記一の媒体の種類とは異なる種類の媒体に対する前記磁気センサの出力値との差を算出して前記撮像タイミングまでの時間の開始点を変える、
    ことを特徴とする媒体識別装置。
  2. 前記識別部は、小さいサイズの媒体の撮像タイミングまでの時間の開始点を、大きいサイズの媒体の撮像タイミングまでの時間の開始点よりも遅らせる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体識別装置。
  3. 前記識別部は、大きいサイズの媒体の撮像タイミングまでの時間の開始点を、小さいサイズの媒体の撮像タイミングまでの時間の開始点よりも早める、
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体識別装置。
  4. 前記識別部は、予め定められた基準タイミングと、前記出力値の差とに基づいて、前記小さいサイズの媒体および前記大きいサイズの媒体のそれぞれについて、前記撮像タイミングまでの時間の開始点を定める、
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体識別装置。
  5. 前記磁気センサは、前記カメラの中心より上流側に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体識別装置。
  6. 磁気センサが、複数種類の媒体の大きさを検出し、
    制御部が、搬送部による前記媒体の搬送および前記識別部による前記媒体の識別処理の実行を制御し、
    識別部が、前記媒体のそれぞれについての前記磁気センサの出力値に基づいて、前記媒体のそれぞれの画像を取得するカメラの撮像タイミングまでの時間の開始点であって、前記搬送部による前記媒体の搬送および前記制御部による前記識別処理が行われている媒体であって一の種類の媒体に対する前記磁気センサの出力値と、前記識別処理が行われている媒体であって前記一の媒体の種類とは異なる種類の媒体に対する前記磁気センサの出力値との差を算出して前記撮像タイミングまでの時間の開始点を変え、
    前記カメラが、前記開始点からの時間経過後に前記媒体の画像を取得する、
    ことを特徴とする媒体識別方法。
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