JP6530936B2 - シート供給装置およびシート供給方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シート供給装置およびシート供給方法に関する。
従来から、原反に振動を付与して剥離シートから接着シートを剥離しやすくする装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2011−11890号公報
しかしながら、特許文献1に記載の剥離装置では、振動の振幅が小さいと、剥離シートや接着シートの接着剤に振動が吸収されてしまい、接着シートが剥離シートから剥離し難くなる。一方、振幅が大きいと、剥離シートに対する負荷が大きくなってしまい、剥離シートが切断して接着シートを供給できなくなるという不都合がある。
本発明の目的は、剥離シートから接着シートを確実に剥離でき、しかも、剥離シートが切断することを極力防止することができるシート供給装置およびシート供給方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、帯状の剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反から当該接着シートを剥離して供給するシート供給装置において、前記原反を繰り出す繰出手段と、前記剥離シートの他方の面に当接し、当該剥離シートを折曲部材で折り曲げることで当該剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離手段とを備え、前記剥離手段は、前記剥離シートの他方の面から一方の面に向かう方向、および、当該剥離シートの一方の面から他方の面に向かう方向の少なくとも一方の方向に、前記剥離シートを瞬発的に押し出すことで、前記接着シートの先端部を前記剥離シートから、または、前記剥離シートを前記接着シートの先端部から弾き飛ばして、当該先端部に剥離きっかけ部を形成する剥離きっかけ部形成手段を備えていることを特徴とするシート供給装置である。
前記剥離きっかけ部形成手段の押し出しによって前記原反に加わる衝撃を緩和する緩衝手段を備えていることを特徴としてもよい。
本発明の他の態様は、帯状の剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反から当該接着シートを剥離して供給するシート供給方法において、前記原反を繰り出す工程と、前記剥離シートの他方の面に当接し、当該剥離シートを折曲部材で折り曲げることで当該剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離工程とを有し、前記剥離工程において、前記剥離シートの他方の面から一方の面に向かう方向、および、当該剥離シートの一方の面から他方の面に向かう方向の少なくとも一方の方向に、前記剥離シートを瞬発的に押し出すことで、前記接着シートの先端部を前記剥離シートから、または、前記剥離シートを前記接着シートの先端部から弾き飛ばして、当該先端部に剥離きっかけ部を形成する工程を含むことを特徴とするシート供給方法である。
本発明によれば、剥離シートを瞬発的に押し出すことで、接着シートの先端部や剥離シートを弾き飛ばして剥離きっかけ部を形成するので、剥離シートから接着シートを確実に剥離でき、しかも、剥離シートが切断することを極力防止することができる。
第1実施形態に係るシート貼付装置の側面図。 第1実施形態に係るシート貼付装置の動作説明図。 第2実施形態に係るシート貼付装置の部分拡大図。 第2実施形態に係るシート貼付装置の動作説明図。 変形例の説明図。
以下、本発明の各実施形態に係るシート供給装置を採用したシート貼付装置10、10A、10Bを図面に基づいて説明する。
なお、各実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、当該所定平面に直交する軸とする。さらに、各実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」が紙面に直交する手前方向であってY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
なお、第2実施形態以降の説明において、第1実施形態で説明した同様の構成および同様の動作は、適宜省略または簡略化する。
[第1実施形態]
図1において、シート貼付装置10は、帯状の剥離シートRLの一方の面RL1に接着シートASが仮着された原反RSから当該接着シートASを剥離して供給し、当該接着シートASを被着体WKに貼付する装置であって、原反RSを繰り出す繰出手段20と、剥離シートRLの他方の面RL2に当接し、剥離シートRLを折曲部材としての剥離板31で折り曲げることで、当該剥離シートRLから接着シートASを剥離する剥離手段30と、剥離手段30で剥離された接着シートASを被着体WKに押圧して貼付する押圧手段としての押圧ローラ40と、接着シートASを検出可能なカメラ等の撮像手段や光学センサ等の検出手段50と、剥離きっかけ部形成手段32の押し出しによって原反RSに加わる衝撃を緩和する緩衝手段60と、被着体WKを支持して搬送する支持手段70とを備えている。なお、第1実施形態における繰出手段20と剥離手段30とで本願発明のシート供給装置が構成される。
繰出手段20は、駆動機器としての回動モータ21Aによって駆動され、原反RSを支持する支持ローラ21と、原反RSを案内する複数のガイドローラ22と、駆動機器としての回動モータ23によって駆動される駆動ローラ24と、剥離シートRLを駆動ローラ24との間に挟み込むピンチローラ25と、図示しない駆動機器によって駆動され、剥離シートRLを回収する回収ローラ26と、当該繰出手段20を構成する各部材を支持するフレーム27とを備えている。
剥離手段30は、折曲部31Aを備えた剥離板31と、剥離シートRLの他方の面RL2から一方の面RL1に向かう方向に、剥離シートRLを瞬発的に押し出すことで、接着シートASの先端部AS1を剥離シートRLから弾き飛ばして、当該先端部AS1に剥離きっかけ部K1を形成する剥離きっかけ部形成手段32とを備えている。
剥離きっかけ部形成手段32は、駆動機器としての直動モータ32Aを備え、当該直動モータ32Aの出力軸32Bで剥離板31を支持している。なお、剥離板31が剥離シートRLを押し出す押出量は、直動モータ32Aが出力軸32Bを押し出すストローク量を変更することで調整可能になっている。
緩衝手段60は、シャフトエンド61Aを有し、フレーム27から前側に突出したブラケット27Aに対して昇降可能なシャフト61と、シャフト61の外周側に設けられ、当該シャフト61を下方に付勢する弾性部材としてのコイルバネ62と、シャフト61に支持されたブラケット63に回転可能に支持されたローラ64とを備えている。
支持手段70は、駆動機器としてのリニアモータ71のスライダ71Aで支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって被着体WKを保持可能な支持面72Aを有する支持テーブル72を備えている。
次に、第1実施形態におけるシート貼付装置10の動作について説明する。
先ず、各部材が初期位置で待機する図1中実線で示すシート貼付装置10に対し、作業者が原反RSを同図のようにセットした後、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の入力手段を介して自動運転開始の信号を入力すると、繰出手段20が回動モータ21A、23を駆動し、原反RSを繰り出す。そして、図1に示すように、先頭(次回貼付予定)の接着シートASの先端部AS1が剥離シートRLから剥離して剥離きっかけ部K1が形成され、当該接着シートASの先端縁ASFが検出手段50に検出されると、所定の時間が経過後、繰出手段20が回動モータ21A、23の駆動を停止し、スタンバイ状態となる。
次いで、人手または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない移送手段が被着体WKを支持面72A上に載置すると、支持手段70が図示しない減圧手段を駆動し、支持面72Aで被着体WKを吸着保持した後、リニアモータ71を駆動し、支持テーブル72を左方に移動させる。そして、被着体WKが所定位置に到達したことがカメラ等の撮像手段や光学センサ等の図示しない検知手段に検知されると、繰出手段20が回動モータ21A、23を駆動し、被着体WKの搬送速度に合わせて原反RSを繰り出す。これにより、先頭の接着シートASが剥離シートRLから剥離され、押圧ローラ40によって被着体WKに貼付される。なお、先頭の接着シートASが被着体WKに貼付された後、次回貼付予定の接着シートASの先端縁ASFが検出手段50に検出されると、所定の時間が経過後、繰出手段20が回動モータ21A、23の駆動を停止し、再びスタンバイ状態となる。
被着体WKに対する接着シートASの貼付が完了すると、支持手段70がリニアモータ71の駆動を停止し、支持テーブル72を所定の位置で停止させた後、図示しない減圧手段の駆動を停止するので、人手または図示しない移送手段が、接着シートASが貼付された被着体WKを次工程に搬送する。そして、支持手段70がリニアモータ71を駆動し、支持テーブル72を初期位置に復帰させた後、上記同様の動作が繰り返される。
ここで、例えば、検出手段50が先に貼付された接着シートASの後端縁ASRを検出してから所定の時間が経過しても、次回貼付予定の接着シートASの先端縁ASFを検出しない場合、図2(A)に示すように、次回貼付予定の接着シートASの先端部AS1に剥離きっかけ部K1が形成されていないこととなり、検出手段50が剥離不良を検出することとなる。このように、検出手段50が剥離不良を検出した場合、繰出手段20が回動モータ21A、23の駆動を停止し、原反RSの繰り出しを停止する。
次いで、剥離手段30が直動モータ32Aを駆動し、図2(B)、(C)に示すように、剥離板31を瞬発的に進退させて剥離シートRLを瞬発的に押し出す。これにより、次回貼付予定の接着シートASの先端部AS1に剥離方向に向かう慣性の力が働き、当該先端部AS1が剥離シートRLから弾き飛ばされ出されるようにして(弾き出されるようにして)剥離され、剥離きっかけ部K1が形成される。なお、剥離板31が前進したときに、当該剥離シートRLに余計な張力が働くが、緩衝手段60のローラ64がコイルバネ62の付勢力に抗して図1中上方向に移動するので、原反RS(剥離シートRL)が切断されることはない。ここで、第1実施形態では、押出量を2mmとしたが、当該押出量は、2mm以下としてもよいし、2mm以上としてもよい。
次回貼付予定の接着シートASの先端部AS1に剥離きっかけ部K1を形成した時点で、検出手段50が当該接着シートASの先端部AS1を検出していない場合、繰出手段20が回動モータ21A、23を駆動し、次回貼付予定の接着シートASの先端縁ASFが検出手段50に検出されて所定の時間が経過後、繰出手段20が回動モータ21A、23の駆動を停止し、再びスタンバイ状態となる。
一方、次回貼付予定の接着シートASの先端部AS1に剥離きっかけ部K1を形成した時点で、検出手段50が当該接着シートASの先端部AS1を検出している場合、繰出手段20が回動モータ21A、23を駆動し、検出手段50が次回貼付予定の接着シートASの先端部AS1を検出しなくなるまで原反RSを一旦引き戻す。その後、繰出手段20が回動モータ21A、23を駆動し、原反RSを繰り出して次回貼付予定の接着シートASの先端縁ASFが検出手段50に検出されて所定の時間が経過後、繰出手段20が回動モータ21A、23の駆動を停止し、再びスタンバイ状態となる。これにより、接着シートASの貼付開始位置がずれることを防止することができる。
以上のような第1実施形態によれば、剥離シートRLを瞬発的に押し出すことで、接着シートASの先端部AS1を弾き飛ばして剥離きっかけ部K1を形成するので、剥離シートRLから接着シートASを確実に剥離でき、しかも、剥離シートRLが切断することを極力防止することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第1実施形態のシート貼付装置10と、第2実施形態のシート貼付装置10Aとの相違点は、剥離手段30に代えて剥離手段30Aが採用されている点である。なお、第2実施形態における繰出手段20と剥離手段30Aとで本願発明のシート供給装置が構成される。
第2実施形態における剥離手段30Aは、図3、4に示すように、剥離板33と、剥離きっかけ部形成手段34とを備えている。
剥離板33は、左方の一端縁が折曲部33Aとされるとともに、左方後部に延長面33Bが形成された上プレート33Cと、当該上プレート33Cに対して所定の間隔である可動間隔33Dを隔てて配置された下プレート33Eと、それら上プレート33Cおよび下プレート33Eを支持する基プレート33Fとを備えている。
剥離きっかけ部形成手段34は、延長面33Bに支持され、当該延長面33Bに形成された図示しない貫通孔を貫通する出力軸34Bを有する駆動機器としての回動モータ34Aと、回動モータ34Aにカラー34Cを介して支持され、可動間隔33D内で回動する弾性変形可能な衝撃付与部材34Dと、下プレート33Eに支持され、当該下プレート33Eに形成された図示しない貫通孔を貫通する出力軸34Fを有する駆動機器としての直動モータ34Eとを備えている。なお、回動モータ34Aは、図示しない位置調整手段によって、図4(A)に示すように、延長面33Bに沿うDA方向に移動可能に設けられ、当該延長面33Bに対する支持位置が変更可能に設けられ、衝撃付与部材34Dが剥離シートRLを押し出す押出量を調整可能になっている。
次に、第2実施形態におけるシート貼付装置10Aの動作について説明する。
先ず、第1実施形態と同様にして自動運転開始の信号を入力すると、繰出手段20が回動モータ21A、23を駆動し、原反RSを繰り出す。それと並行し、剥離手段30Aが回動モータ34Aを駆動し、衝撃付与部材34Dが直動モータ34Eの出力軸34Fよりも時計回転方向上流側となる位置(例えば図3中符号P1で示す位置)から、無負荷状態の衝撃付与部材34Dが折曲部33Aと平行となる位置(例えば図3中符号P3で示す位置)まで、出力軸34Bを時計回転方向に回転させてロックさせる。これにより、衝撃付与部材34Dは、図4(A)に示すように、直動モータ34Eの出力軸34Fによって係止され、図3中符号P2で示すように撓った状態となりスタンバイ状態となる。
そして、第1実施形態と同様に、検出手段50が剥離不良を検出すると、繰出手段20が回動モータ21A、23の駆動を停止し、原反RSの繰り出しを停止する。次いで、剥離手段30Aが直動モータ34Eを駆動し、出力軸34Fを後退させることで、図3中符号P3で示すように、衝撃付与部材34Dを弾性変形した状態から元の形状に復元させて剥離シートRLを瞬発的に押し出す。これにより、次回貼付予定の接着シートASの先端部AS1に剥離方向に向かう慣性の力が働き、図4(B)に示すように、当該先端部AS1が剥離シートRLから弾き飛ばされるようにして剥離され、剥離きっかけ部K1が形成される。その後、剥離手段30Aが回動モータ34A、直動モータ34Eを駆動し、上記と同様に衝撃付与部材34Dを再び撓った状態としてスタンバイ状態となる。ここで、第2実施形態では、押出量を3mmとしたが、当該押出量は、3mm以下としてもよいし、3mm以上としてもよい。
以上のような第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、繰出手段は、原反を繰り出すことが可能なものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせてその範囲内であればなんら限定されることはない(他の手段および工程についての説明は省略する)。
繰出手段20は、回動モータ21Aがなくてもよい。
繰出手段20は、接着シートASの先端縁ASFが検出手段50に検出されると、間髪入れずに回動モータ21A、23の駆動を停止し、スタンバイ状態となるようにしてもよい。この場合、接着シートASの貼付開始位置のずれを防止するために、原反RSを一旦引き戻したとき、検出手段50が次回貼付予定の接着シートASの先端部AS1を検出した時点で、繰出手段20が回動モータ21A、23の駆動を停止し、スタンバイ状態となればよい。
繰出手段20は、接着シートASの貼付開始位置のずれを防止するための動作を行わなくてもよい。
剥離手段は、図5に示すように、左側面が折曲部35Aとされた折曲部材としての回転可能な剥離用ローラ35を備えた剥離手段30Bを採用してもよく、このような剥離手段30Bが採用されたシート貼付装置10Bまたはシート供給装置は、剥離用ローラ35の表面に凹溝35Bを形成し、当該凹溝35B内を剥離板31が移動するように構成してもよい。
剥離手段30、30A、30Bは、検出手段50により剥離不良が検出された場合だけでなく、常に剥離きっかけ部形成手段32、34で剥離シートRLを押し出して剥離きっかけ部K1を形成するようにしてもよく、このような場合、検出手段50はあってもよいしなくてもよい。
剥離きっかけ部形成手段32は、剥離きっかけ部K1を形成するときに、直動モータ32Aを駆動し、剥離板31を一旦後退させてから前進させて剥離シートRLを押し出してもよい。
直動モータ32Aは、1体でもよいし複数体でもよく、1体の直動モータ32Aが1体または複数の剥離板31を支持してもよいし、複数体の直動モータ32Aそれぞれが1体または複数の剥離板31を支持してもよい。
剥離板31は、1体でもよいし2体以上でもよい。
剥離きっかけ部形成手段34は、衝撃付与部材34Dを図3中P3で示す位置で固定させておき、剥離板33を移動させて剥離シートRLを押し出してもよく、衝撃付与部材34Dと剥離板33との両方を移動させて剥離シートRLを押し出してもよい。
剥離きっかけ部形成手段34は、直動モータ34Eを用いることなく、回動モータ34Aを駆動し、衝撃付与部材34Dで剥離シートRLを押し出してもよい。
衝撃付与部材34Dは、例えば、金属、樹脂、ゴム等の弾性変形可能なものでもよい。
衝撃付与部材34Dは、金属、陶器、樹脂等の弾性変形しないものでもよく、この場合、直動モータ34Eはあってもよいしなくてもよい。
衝撃付与部材34Dは、1本でもよいし2本以上でもよいし、大気やガス等の気体を吹き付けるものであってもよい。
衝撃付与部材34Dは、剥離シートRLを瞬発的に押し出すことができるものであれば何でもよく、寸法、形状、材質等は使用者が任意に決定することができる。
剥離きっかけ部形成手段32、34は、1枚の接着シートASを剥離する際に、複数回剥離きっかけ部形成手段32、34で剥離シートRLを押し出して剥離きっかけ部K1を形成するようにしてもよいし、剥離きっかけ部K1が検出手段50により検出されるまで剥離シートRLを押し出す動作を繰り返してもよい。
剥離板31、衝撃付与部材34Dで剥離シートRLを押し出す押出量や押出力は、接着シートAS、当該接着シートASの接着剤層、剥離シートRL等の厚み、材質、性質、素質等や、剥離シートRLに対する接着シートASの仮着力や、使用者の経験値等を考慮して、任意に決定することができる。
位置調整手段は、衝撃付与部材34Dが剥離シートRLを押し出す量を調整するものであり、人手で位置調整を行ってもよいし、駆動機器で位置調整を行ってもよい。
剥離手段は、剥離シートRLに対し、当該剥離シートRLの一方の面RL1から他方の面RL2に向かう方向に、剥離シートRLを瞬発的に押し出すことで、接着シートASの先端部AS1を剥離シートRLから弾き飛ばして、当該先端部AS1に剥離きっかけ部K1を形成する剥離きっかけ部形成手段を備えていてもよい。すなわち、例えば、図4(A)における矢印AAで示す剥離シートRLの位置を当該矢印AAの方向に、剥離きっかけ部形成手段32、34と同等の図示しない剥離きっかけ部形成手段で剥離シートRLを瞬発的に押し出す。これにより、接着シートASには、弾かれる剥離シートRLに対し、その慣性によって停止しようとする力が働くため、当該接着シートASの先端部AS1に剥離きっかけ部K1が形成される。この場合、剥離きっかけ部形成手段34は、あってもよいしなくてもよく、当該剥離きっかけ部形成手段34がある場合には、剥離シートRLの他方の面RL2から一方の面RL1に向かう方向と、当該剥離シートRLの一方の面RL1から他方の面RL2に向かう方向との両方の方向に、剥離シートRLを瞬発的に押し出して剥離きっかけ部K1を形成するようにしてもよい。なお、剥離きっかけ部形成手段32、34で剥離シートRLを押し出す方向および、矢印AAの方向は、剥離シートRLに直交する方向でもよいし、直交ではない交差する方向でもよい。
押圧手段は、押圧ローラ40の代わりに、図5(A)に示すように、駆動機器としての直動モータ41の出力軸41Aに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって、シート供給装置から供給された接着シートASを保持可能なシート保持部材42を採用し、当該シート保持部材42で保持した接着シートASを被着体WKに押圧して貼付する構成のものでもよい。
押圧手段は、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等による押圧部材を採用することができ、大気やガス等のエアの噴き付けにより押圧する構成も採用することができる。
押圧手段は、押圧部材を停止させておき、被着体WKを移動させてもよいし、押圧部材と被着体WKとの両方を移動させて接着シートASを被着体WKに押圧して貼付してもよい。
検出手段50は、接着シートASの基材面側および、接着面側の少なくとも一方から当該接着シートASを検出できるように配置してもよい。
検出手段50は、剥離シートRLの一方の面RL1側および、他方の面RL2側の少なくとも一方から、剥離シートRLと共に剥離板31、33または剥離用ローラ35で折り曲げられた接着シートASを検出するように配置してもよく、この場合、検出手段50が接着シートASの先端縁ASFを検出したときに、剥離手段30、30A、30Bが直動モータ32A、34Eを駆動して剥離きっかけ部K1を形成すればよい。
緩衝手段60は、剥離きっかけ部形成手段32、34が原反RSに付与する衝撃を緩和できるものであれば何でもよく、例えば、大気やガス等の気体を原反RSに吹き付けるものであってもよいし、剥離きっかけ部形成手段32、34が原反RSに衝撃を付与した瞬間に、繰出手段20が回動モータ21A、23の少なくとも一方を駆動し、支持ローラ21と駆動ローラ24との間に位置する原反RSの張力が緩和するようにしてもよいし、剥離きっかけ部形成手段32、34が原反RSに衝撃を付与した瞬間に、支持ローラ21および駆動ローラ24の少なくとも一方が、原反RSが引っ張られる方向に移動し、支持ローラ21と駆動ローラ24との間に位置する原反RSの張力が緩和するようにしてもよい。
緩衝手段60の弾性部材は、板バネ、ゴム、樹脂等の他の部材でもよいし、ローラ64等がブラケット27Aに対して自重で昇降すれば、なくてもよい。
緩衝手段60は、弾性部材によって形成されたローラ64を採用してもよく、この場合、コイルバネ62やシャフト61を採用してもよいし採用しなくてもよい。
緩衝手段60は、ローラ64等が接着シートASや剥離シートRLの一方の面RL1に当接してもよく、剥離きっかけ部形成手段32、34の衝撃を緩和できれば、支持ローラ21と駆動ローラ24との間における任意の位置に配置してもよい。
支持手段70は、被着体WKを停止させておき、または、被着体WKを移動させつつ、繰出手段20、押圧手段等の他の手段を適宜な方向に移動させて上記と同様の接着シート貼付動作を行ってもよい。
支持手段70は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着等で被着体WKを保持する構成でもよい。
被着体WKを他の装置で搬送する場合、シート貼付装置10、10A、10Bにおいて支持手段70はあってもよいしなくてもよく、その他押圧手段、検出手段50、緩衝手段60等は、それぞれ必要に応じて採用すればよく、あってもよいしなくてもよい。
シート貼付装置10、10A、10Bは、天地反転して配置したり横置きにしたりして、被着体WKの下面や側面に接着シートASを貼付するように構成してもよい。
シート貼付装置10、10A、10Bまたはシート供給装置は、検出手段50と併用して先頭の接着シートASの後端縁ASRや、次回貼付予定以降の接着シートASの先端縁ASFや後端縁ASRを検出する別の検出手段を設けてもよい。この場合、当該別の検出手段が各端縁を検出した時点で、繰出手段20が回動モータ21A、23の駆動を停止し、スタンバイ状態となるように構成しておく。そして、当該別の検出手段が各端縁を検出したにも拘らず、検出手段50が接着シートASを検出しなければ、次回貼付予定の接着シートASの先端部AS1に剥離きっかけ部K1が形成されていないこととなるので、剥離手段30、30A、30Bが上記と同様にして剥離きっかけ部K1を形成する動作を行えばよい。
シート貼付装置10、10A、10Bは、繰出手段20が原反RSの繰り出しを停止することなく、剥離手段30、30A、30Bが剥離きっかけ部K1を形成する動作を行ってもよく、この場合、被着体WKへの接着シートASの貼付効率が低下することを防止することができる。
前記実施形態では、本願発明のシート供給装置を採用したシート貼付装置10、10A、10Bを図示して説明したが、シート供給装置を単体として使用してもよく、この場合、シート供給装置から供給された接着シートASを人手で保持し、被着体WKに貼付することができる。
さらに、本発明における接着シートAS、被着体WKの材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートASは、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態に限定されることはない。感熱接着性のものが採用された場合は、当該接着シートASを加熱する適宜なコイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段を設ければよい。また、このような接着シートASは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、基材シートの上面にカバー層を有する等3層以上のもの、更には、基材シートを接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよいし、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体WKとしては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、電極基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートASは、機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意のシート、フィルム、テープ等でもよい。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダ及びロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
10、10A、10B・・・シート貼付装置
20・・・繰出手段
30、30A、30B・・・剥離手段
31、33・・・剥離板(折曲部材)
32、34・・・剥離きっかけ部形成手段
35・・・剥離用ローラ(折曲部材)
60・・・緩衝手段
RS・・・原反
AS・・・接着シート
AS1・・・先端部
K1・・・剥離きっかけ部
RL・・・剥離シート
RL1・・・一方の面
RL2・・・他方の面

Claims (3)

  1. 帯状の剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反から当該接着シートを剥離して供給するシート供給装置において、
    前記原反を繰り出す繰出手段と、
    前記剥離シートの他方の面に当接し、当該剥離シートを折曲部材で折り曲げることで当該剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離手段とを備え、
    前記剥離手段は、前記剥離シートの他方の面から一方の面に向かう方向、および、当該剥離シートの一方の面から他方の面に向かう方向の少なくとも一方の方向に、前記剥離シートを瞬発的に押し出すことで、前記接着シートの先端部を前記剥離シートから、または、前記剥離シートを前記接着シートの先端部から弾き飛ばして、当該先端部に剥離きっかけ部を形成する剥離きっかけ部形成手段を備えていることを特徴とするシート供給装置。
  2. 前記剥離きっかけ部形成手段の押し出しによって前記原反に加わる衝撃を緩和する緩衝手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
  3. 帯状の剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反から当該接着シートを剥離して供給するシート供給方法において、
    前記原反を繰り出す工程と、
    前記剥離シートの他方の面に当接し、当該剥離シートを折曲部材で折り曲げることで当該剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離工程とを有し、
    前記剥離工程において、前記剥離シートの他方の面から一方の面に向かう方向、および、当該剥離シートの一方の面から他方の面に向かう方向の少なくとも一方の方向に、前記剥離シートを瞬発的に押し出すことで、前記接着シートの先端部を前記剥離シートから、または、前記剥離シートを前記接着シートの先端部から弾き飛ばして、当該先端部に剥離きっかけ部を形成する工程を含むことを特徴とするシート供給方法。
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