JP6530676B2 - インクジェット印刷装置およびインクカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、適切な範囲内でユーザ嗜好に応じてメンテナンス周期を設定するインクジェット印刷装置およびインクカートリッジに関する。
インクジェット印刷装置は、色ごとにインクが貯留されたインクカートリッジを着脱可能に設けており、インクカートリッジからインクジェットヘッドにインクが供給され、インクジェットヘッドのノズルからインクを用紙に向けて吐出して画像や文字などを印刷する。
このインクジェット印刷装置においては、インクジェットヘッドの正常な吐出状態を維持するため定期的にメンテナンスを行う。例えば、複数のノズルが形成されたインクジェットヘッドのインク吐出面からインクを強制的に排出するパージを行い、排出されたインクとともに、インク吐出面に付着したゴミ等をワイパブレードで払拭する。このメンテナンスの周期は、長すぎると印字不良の発生の恐れがあり、短すぎると無駄にインクの消費量が増加することになる。そのため、インクの種類やインクジェットヘッドの特性などから予め最適なメンテナンス周期となるよう設定されている。
特許文献1には、インクカートリッジに収容しているインクの種類に応じて定められるインクパラメータを少なくとも含むインクパラメータデータを格納したメモリを有し、制御部がインクパラメータにしたがってノズルのクリーニングシーケンスを決定する印刷装置に関する技術が提案されている。
特開2002−192750号公報
しかしながら、ユーザによっては、印字の品質を極力向上させたいと考えるユーザがいたり、できるだけインクの消費を低減したいと考えるユーザがいたり様々なユーザ嗜好がある。
特許文献1に記載の印刷装置では、メンテナンス周期をユーザが柔軟に設定することができないので、このようなユーザ嗜好に柔軟に対応することができなかった。
ここで、ユーザが自由にメンテナンス周期を設定できるようにすると、これ以上メンテナンス周期を上げても効果がないメンテナンス周期下限値より短い周期で設定してしまい、インクを無駄に消費してしまうことがある。また、逆に、ほとんどメンテナンス動作を行わないような長いメンテナンス周期が設定されてしまい、インクジェットヘッドにインク吐出面に付着したゴミが堆積してノズル閉塞などによりインクジェットヘッドの交換に至る可能性もある。
そのため、ユーザに自由にメンテナンス周期を設定できるようにすると、ユーザにとって弊害となる可能性もあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、適切な範囲内でユーザ嗜好に応じてメンテナンス周期を設定するインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るインクジェット印刷装置の第1の特徴は、複数のインクジェットヘッドからインクを吐出することにより印刷を行う本体装置と、前記本体装置に対して着脱可能に取り付けられ、内部に貯留するインクのインク種類を記憶するメモリを有するインクカートリッジとを備えたインクジェット印刷装置であって、前記複数のインクジェットヘッドに対して一斉にメンテナンス動作を行うメンテナンス手段と、前記インク種類ごとに、前記メンテナンス手段によるメンテナンス周期の設定可能範囲をメンテナンス情報として記憶する記憶手段と、ユーザ操作に基づいて前記メンテナンス周期のユーザ設定を行うユーザ設定手段と、前記ユーザ設定手段により前記メンテナンス周期がユーザ設定されている場合に、前記メンテナンス情報から、全ての前記インクカートリッジの前記メモリに記憶されたインク種類に対応する前記メンテナンス周期の設定可能範囲を読み出し、前記ユーザ設定されたメンテナンス周期が前記読み出された全てのインクの設定可能範囲内である場合に、前記ユーザ設定されたメンテナンス周期を前記メンテナンス手段のメンテナンス周期として設定する制御手段とを備えたことにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第2の特徴は、前記記憶手段は、前記インク種類ごとに、前記メンテナンス周期の設定可能範囲と、前記メンテナンス周期の既定値とを関連づけてメンテナンス情報として記憶し、前記制御手段は、前記ユーザ設定手段により前記メンテナンス周期がユーザ設定されている場合に、前記メンテナンス情報から、全ての前記インクカートリッジの前記メモリに記憶されたインク種類に対応する前記メンテナンス周期の設定可能範囲および既定値を読み出し、前記ユーザ設定されたメンテナンス周期が前記読み出されたいずれかのインクの前記設定可能範囲外である場合に、前記読み出した既定値のうち最も短い既定値を前記メンテナンス手段のメンテナンス周期として設定することにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第3の特徴は、前記記憶手段は、前記インク種類ごとに、前記メンテナンス周期の設定可能範囲と、前記メンテナンス周期の既定値とを関連づけてメンテナンス情報として記憶し、前記制御手段は、前記ユーザ設定手段により前記メンテナンス周期がユーザ設定されている場合に、前記メンテナンス情報から、全ての前記インクカートリッジの前記メモリに記憶されたインク種類に対応する前記メンテナンス周期の設定可能範囲および既定値を読み出し、前記ユーザ設定されたメンテナンス周期が前記読み出されたいずれかのインクの前記設定可能範囲外である場合に、全てのインクについて設定可能範囲となる上限値または下限値のうち、前記ユーザ設定されたメンテナンス周期に近い方を前記メンテナンス手段のメンテナンス周期として設定することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るインクカートリッジの第1の特徴は、請求項1に記載のインクジェット印刷装置の本体装置に対して着脱可能に取り付けられるインクカートリッジであって、メンテナンス周期がユーザ設定されており、かつ前記ユーザ設定されたメンテナンス周期が読み出された全てのインクの設定可能範囲内である場合に、前記本体装置が、前記ユーザ設定されたメンテナンス周期に基づいてメンテナンス動作を実行するために、インクジェットヘッドから吐出されるインク種類を記憶するメモリを備えたことにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第1の特徴によれば、制御手段が、ユーザ設定手段によりメンテナンス周期がユーザ設定されている場合に、メンテナンス情報から、全てのインクカートリッジのメモリに記憶されたインク種類に対応するメンテナンス周期の設定可能範囲を読み出し、ユーザ設定されたメンテナンス周期が読み出された全てのインクの設定可能範囲内である場合に、ユーザ設定されたメンテナンス周期をメンテナンス手段のメンテナンス周期として設定する。
そのため、インクを無駄に消費してしまうことがなく、ノズル閉塞などによる不具合が発生しない範囲内で、ユーザ設定されたユーザメンテナンス周期がメンテナンス周期として設定されるので、適切な範囲内でユーザ嗜好に応じてメンテナンス周期を設定することができる。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第2の特徴によれば、制御手段が、ユーザ設定手段によりメンテナンス周期がユーザ設定されている場合に、メンテナンス情報から、全てのインクカートリッジのメモリに記憶されたインク種類に対応するメンテナンス周期の設定可能範囲および既定値を読み出し、ユーザ設定されたメンテナンス周期が読み出されたいずれかのインクの設定可能範囲外である場合に、読み出した既定値のうち最も短い既定値をメンテナンス手段のメンテナンス周期として設定する。
そのため、例えばメーカ推奨値のような、全てのインクについてインクを無駄に消費してしまうことがなく、かつノズル閉塞などによる不具合が発生しないような既定値が設定されるので、適切な頻度でメンテナンス動作を実行させることができる。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第3の特徴によれば、制御手段が、ユーザ設定手段によりメンテナンス周期がユーザ設定されている場合に、メンテナンス情報から、全てのインクカートリッジのメモリに記憶されたインク種類に対応するメンテナンス周期の設定可能範囲および既定値を読み出し、ユーザ設定されたメンテナンス周期が読み出されたいずれかのインクの設定可能範囲外である場合に、全てのインクについて設定可能範囲となる上限値または下限値のうち、ユーザ設定されたメンテナンス周期に近い方をメンテナンス手段のメンテナンス周期として設定する。
そのため、インクを無駄に消費してしまうことがなく、ノズル閉塞などによる不具合が発生しない範囲内で、ユーザ設定されたメンテナンス周期に近いメンテナンス周期が設定されるので、より適切な範囲内でユーザ嗜好に応じてメンテナンス周期を設定することができる。
本発明に係るインクカートリッジの第1の特徴によれば、メンテナンス周期がユーザ設定されており、かつユーザ設定されたメンテナンス周期が読み出された全てのインクの設定可能範囲内である場合に、本体装置が、ユーザ設定されたメンテナンス周期に基づいてメンテナンス動作を実行するために、インクジェットヘッドから吐出されるインク種類を記憶するメモリを備えているので、本体装置が、適切な範囲内でユーザ嗜好に応じてメンテナンス周期を設定することができる。
本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置の概略構成図である。 本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置の構成を説明した図である。 本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置において、インクジェットヘッドのノズルから吐出されるインクを循環するインク循環経路を模式的に示した図である。 本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置の機能を説明した説明図である。 本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置が備えるメモリに記憶されたメンテナンス情報の一例を示した図である。 本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置における処理手順を示したフローチャートである。 全てのインクカートリッジの設定可能範囲の一例を説明した図である。 本発明の実施例2に係るインクジェット印刷装置1における処理手順を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置について説明する。なお、以下に示す各実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
<本発明の実施例1>
図1は、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置の概略構成図である。以下の説明において、ユーザが位置する図1の紙面表方向を前方とする。また、図1に示すように、ユーザから見て、上下左右を上下左右方向とする。
図1に示すように、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1は、搬送部2と、ヘッドユニット3と、メンテナンスユニット4とを備える。
搬送部2は、ヘッドユニット3に対向して設けられた搬送ベルト21と、搬送ベルト21を周回駆動させる駆動ローラ22と、駆動ローラ22に従動する従動ローラ23,24,25とを備える。
搬送ベルト21は、駆動ローラ22および従動ローラ23,24,25に掛け渡され、印刷時において、駆動ローラ22の駆動により無端移動し、左側に設けられた図示しない給紙台から供給される用紙を保持して搬送する。
搬送部2は、後述する上下モータ44等によって、印刷時に用紙の搬送処理を行う印刷位置と、印刷位置よりも下方に下がった位置でその上にメンテナンスユニット4を移動させる退避位置と、メンテナンスユニット4とともに退避位置よりも上昇してメンテナンスユニット4にヘッドユニット3のメンテナンスを実行させるメンテナンス位置との間を移動可能に構成されている。搬送部2の退避位置への移動は、ヘッドユニット3のメンテナンスを行う際に、メンテナンスユニット4を搬送部2とヘッドユニット3との間に移動させるために行われる。
ヘッドユニット3は、後述するように、ライン型のインクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kを有し、印刷ジョブに基づいて、搬送ベルト21により左から右方向に搬送される用紙に対してインクを吐出して画像を印刷するものである。インクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kは、搬送部2の上方において、左右方向に所定間隔で配列される。
また、後述するように、インクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kは、正常な吐出状態を維持するため設定されたメンテナンス周期でメンテナンス動作が実行される。
メンテナンス動作が実行されると、メンテナンスユニット4がメンテナンス位置に移動され、このメンテナンス位置において、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のインクに対応するインクジェットヘッドに対して一斉にパージ動作(後述する。)を行うことにより、ノズルから排出し、排出されたインクとともに、インク吐出面に付着したゴミ等を図示しないワイパブレードで払拭する。
<インクジェット印刷装置の構成>
図2は、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1の構成を説明した図である。
図2に示すように、インクジェット印刷装置1は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のインクに対応するインクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kを備えており、用紙は、装置内を搬送ローラにより搬送された後、インクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kの対向面に設けられた環状の搬送ベルト(図示しない)によって印刷条件により定められる速度で搬送されながら、インクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kから吐出されたインクによりライン単位で印刷される。
各インクは着脱可能なインクボトルから供給されるようになっており、C(シアン)のインクを供給するインクボトル151C、M(マゼンタ)のインクを供給するインクボトル151M、Y(イエロー)のインクを供給するインクボトル151Y、K(ブラック)のインクを供給するインクボトル151Kが備えられている。なお、以下においてインク色にこだわらない場合にはインクボトル151で代表させて説明する。他の機能部についても同様である。
インクボトル151から供給されたインクは、樹脂、金属等のパイプにより形成されたインク循環経路を通って、インクジェットヘッド110の下流側に設けられた下流タンクに一旦溜められる。このため、インクジェット印刷装置1には、C(シアン)のインクを溜める下流タンク159C、M(マゼンタ)のインクを溜める下流タンク159M、Y(イエロー)のインクを溜める下流タンク159Y、K(ブラック)のインクを溜める下流タンク159Kが備えられている。
下流タンク159に溜められたインクは、ポンプによりインクジェットヘッド110の上流側に設けられた上流タンクに送られる。このため、インクジェット印刷装置1には、ポンプ170C、ポンプ170M、ポンプ170Y、ポンプ170Kおよび上流タンク158C、上流タンク158M、上流タンク158Y、上流タンク158Kが備えられている。上流タンク158に送られたインクは、インクを吐出する多数のノズルが設けられているインクジェットヘッド110に送液される。
インクジェットヘッド110で吐出されなかったインクは、下流タンク159に戻される。上流タンク158からインクジェットヘッド110を経由して下流タンク159へのインク帰還は、上流タンク158と下流タンク159との水頭差を利用している。
上流タンク158には、共通空気室172が接続されており、共通空気室172に備えられたポンプ173により、上流タンク158に空気を送り込む。
インクは印刷品質が保証される温度範囲が定められており、環境温度が低く、インク温度が印刷可能である下限温度を下回っているとインクを加熱する必要がある。一方、インクジェットヘッド110内に設けられたドライバやピエゾ素子は動作することにより発熱し、これらの発熱やインク振動のジュール熱により、高温時におけるインク温度上昇の影響等を抑制する必要がある。そこで、インク循環経路上に、温度調節器161が設けられており、温度調節器161により、インクは、加温又は冷却される。
次に、インクジェットヘッドのノズルから吐出されるインクを循環するインク循環経路と、このインク循環経路を用いたパージ動作の詳細について説明する。
図3は、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1において、インクジェットヘッドのノズルから吐出されるインクを循環するインク循環経路を模式的に示した図である。なお、ここでは、C(シアン)のインクのインク循環経路を代表して説明するが、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のインク循環経路についても同様の構成を有する。
図3に示すように、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1は、上述したように、インクIKが貯留された上流タンク158を備えている。そして、この上流タンク158と、インクを吐出するインクジェットヘッド110の上流側に設けたインク供給室123とは、インク供給経路155を介して接続されている。
さらに、インクジェットヘッド110の下流側に設けたインク回収室124と、このインク回収室124から回収したインクIKを貯蔵する下流タンク159と、ポンプ160と、温度調節器161と、上流タンク158とは、インク回収経路156を介して接続されている。これにより、下流タンク159に貯留されたインクは、ポンプ160が起動することにより温度調節器161側へ送出される。
上流タンク158には、空気連通経路171が接続されており、この空気連通経路171を介して、上流タンク158の上部の空気層と接続された共通空気室172が設けられている。
共通空気室172には、大気開放管175が接続され、この大気開放管175には大気開放弁174が備わっており、この大気開放弁174を開放することにより共通空気室172の気室内を大気開放する。また、大気開放弁174を閉止することで共通空気室172を密閉することもできる。さらに、共通空気室172には、共通空気室172内に空気を送り込むポンプ173が設けられている。
このように、共通空気室172には、大気開放弁174とポンプ173とが設けられているので、共通空気室172内の空気圧を調整することができ、この共通空気室172と連通された上流タンク158上部の空気層の圧力を調整することができる。
また、大気開放管175には、大気開放管175に空気中のゴミが入り込まないようにするエアフィルタ176と、下部に下流タンク159からオーバーフローして大気開放管175に流入したインクを回収するオ−バーフローパン177とが設けられている。
下流タンク159は、インクIKを充填したインクボトル151と接続されており、インク補給弁152が開くことにより、インクボトル151内に貯留されたフレッシュなインクIKが下流タンク159に供給される。
なお、下流タンク159が大気圧に保たれている時には、下流タンク159とインクジェットヘッド110のノズルとの水頭差によってノズルにメニスカスが生じるような適切圧力となるように、下流タンク159の高さ位置が定められている。
従って、インクIKをインク供給経路155とインク回収経路156とによるインク循環経路157内を循環させる場合、共通空気室172に設けた大気開放弁174を開くと、上流タンク158と下流タンク159との水頭差によって、上流タンク158内に貯蔵されたインクIKはインク供給経路155内を通ってインクジェットヘッドユニットのインク供給室123内に供給される。そして、このインク供給室123からインクIKが2次元的に配置された複数のインクジェットヘッド110に分配され、各インクジェットヘッド110からインクIKが用紙上に選択的に吐出される。
また、下流タンク159の空気層と連通された下流共通気室101が備えられおり、下流共通気室101には圧力調整器105が接続されている。圧力調整器105のベローズ昇降機構105aが昇降することにより、ベローズ本体部105bが伸縮する。これにより、下流共通気室101の内圧を調整することができる。
また、下流共通気室101には、大気開放管175が接続され、この大気開放管175には大気開放弁104が備わっている。この大気開放弁104を開放することにより、下流共通気室101の気室内を大気開放し、また、大気開放弁104を閉止することで下流共通気室101内を密閉することもできる。
大気開放弁104を閉止した状態で、圧力調整器105に、下流共通気室101の内部の圧力を上昇させるパージ動作を行うことができる。具体的には、下流共通気室101は大気と遮断され、下流共通気室101に連通された下流タンク159の空気層の圧力が上昇し、インク回収室124から下流タンク159にインクが流れ込み難くなる。そして、インクジェットヘッド110のノズルからインクが押し出され、インクジェットヘッド110のノズル表面上にインクが滞留する。そして、インクジェットヘッド110のノズル表面上にインクとともに、インク吐出面に付着したゴミ等を図示しないワイパブレードで払拭する。これにより、インクジェットヘッド110のノズル表面上のゴミ等を除去し、ノズルの目詰まりを防止することができる。
図4は、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1の機能を説明した説明図である。
図4に示すように、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1は、インクカートリッジ150K,150C,150M,150Yと、本体装置5とを備えている。
本体装置5は、制御部80と、メモリ81と、操作パネル82と、インクジェットヘッドなどの各種機器を備えている。
K(ブラック)のインクに対応するインクカートリッジ150Kは、それぞれインクボトル151Kと、非接触IC(符号162K)とを備えている。なお、ここでは、K(ブラック)のインクに対応するインクカートリッジ150Kを例に挙げて説明するが、他のインク色のインクも同様である。
非接触IC(符号162K)は、メモリ163Kを有しており、本体装置5の制御部80との間で無線によるデータ通信を行う。
メモリ163Kは、インクカートリッジ150Kが製造された製造年月日、インクカートリッジ150Kが本体装置5に装着された使用開始日、インクボトル151Kに貯留されたインク残量、インクボトル151Kに貯留されたインク種類を示すテーブル番号を記憶している。なお、インク残量は、例えば、初期の量から、インクジェットヘッド110からの吐出量等を減算することにより算出することができる。テーブル番号は後述するメンテナンス情報のテーブル番号であり、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)などの色や、水性/油性などの溶剤の種類などを示しており、“1”から“6”などの識別数値で示されている。また、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)のインクに対応するインクカートリッジ150C,150M,150Yも同様に、製造年月日、インク残量、テーブル番号を記憶しており、本体装置5の制御部80との間で無線によるデータ通信を行う。
メモリ81は、インクジェット印刷装置1のメンテナンス情報と、メンテナンス周期と、ユーザ設定情報とを記憶している。
図5は、メモリ81に記憶されたメンテナンス情報の一例を示した図である。
図5に示すように、メモリ81には、テーブル番号と、既定値と、下限値と、上限値とが関連づけられて、メンテナンス情報として記憶されている。ここで、既定値とは、例えば、メーカ推奨値が設定されている。また、下限値と上限値の間の枚数が、ユーザ設定によりメンテナンス周期の設定が可能な設定可能範囲となる。
ユーザが自由にメンテナンス周期を設定できるようにすると、これ以上メンテナンス周期を上げても効果がないメンテナンス周期の下限値より短い周期で設定してしまい、インクを無駄に消費してしまうことがある。また、逆に、ほとんどメンテナンス動作を行わないような長いメンテナンス周期(上限値)が設定されてしまい、インクジェットヘッドにインク吐出面に付着したゴミが堆積してノズル閉塞などによりインクジェットヘッドの交換に至る可能性もある。
そこで、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1では、ユーザ嗜好に応じてメンテナンス周期を設定することを可能にする一方で、下限値と上限値とを定めることにより、ユーザ設定によりメンテナンス周期の設定が可能な設定可能範囲を規定している。
例えば、テーブル番号が「4」であるインク種類のインクは、既定値として「2000」(枚)が設定されているが、「100」(枚)から「5000」(枚)の設定可能範囲であれば、ユーザ操作によりメンテナンス周期の設定が可能であることを意味している。
また、メモリ81に記憶されたメンテナンス周期は、最終的に適用されたメンテナンス周期のことであり、このメモリ81に記憶されたメンテナンス周期に基づいて、メンテナンスユニット4がメンテナンス動作を行う。
ユーザ設定情報は、ユーザ操作によりユーザメンテナンス設定値が設定されているか否かを示すフラグと、ユーザ操作により設定されたユーザメンテナンス設定値とを含んでいる。
また、制御部80には、操作画面とタッチパネルとで構成された操作パネル82が接続されている。この操作パネル82は、インクジェット印刷装置1の上部に配置されている。この操作パネル82は、図示しないスキャナ部にセットした印刷画像を複写印刷する場合や、外部から受け付けた印刷ジョブを印刷する場合の印刷枚数などの処理内容といった設定条件を、ユーザが入力する入力操作部等として利用できる。
制御部80は、本体装置5に装着されたインクカートリッジとの間で無線通信によりデータ転送を行う機能を有する。
また、制御部80は、プログラムを適宜読み込んで実行することにより種々の機能モジュールを仮想的に構築し、画像データに関する処理や、各部の動作制御、ユーザ操作に対する種々の処理を行う。
具体的には、制御部80は、メモリ81に記憶されたユーザメンテナンス周期が設定されている場合に、メモリ81に記憶されたメンテナンス情報から、全てのインクカートリッジのメモリ163に記憶されたテーブル番号に対応する下限値および上限値(設定可能範囲)を読み出し、ユーザ設定されたユーザメンテナンス周期が読み出された全てのインクの設定可能範囲内である場合に、ユーザ設定されたユーザメンテナンス周期をメンテナンス周期として、メンテナンスユニット4にメンテナンス動作を実行させる。
<インクジェット印刷装置の作用>
次に、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1の作用について説明する。
図6は、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1における処理手順を示したフローチャートである。
図6に示すように、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1は、まず、ユーザにより本体装置5の電源オンスイッチの押下操作、省電力モードまたはテストモードからの復帰の検出、またはインクカートリッジ交換が検出されると(ステップS110;YES)、全てのインクカートリッジ150C,150M,150Y,150Kの非接触IC(符号162C,162M,162Y,162K)と無線通信を開始し、インクカートリッジ150C,150M,150Y,150Kのメモリ163C,163M,163Y,163Kに記憶されたテーブル番号を取得する。
次に、制御部80は、メモリ81から、取得してテーブル番号に対応する既定値、下限値、および上限値を読み込む(ステップS105)。
そして、制御部80は、ユーザ設定されているか否かを判定する(ステップS107)。具体的に、制御部80は、メモリ81に記憶されているユーザ設定情報から、ユーザメンテナンス設定値が設定されているか否かを示すフラグを読み込み、このフラグが「オン」になっている場合、ユーザ設定されていると判定する。
ユーザ設定されていないと判定された場合(ステップS107;NO)、制御部80は、ステップS105において、読み込んだ全てのインクカートリッジ150C,150M,150Y,150Kそれぞれに対応する既定値の中で、最も短い規定値をメンテナンス周期として設定する(ステップS109)。例えば、インクカートリッジ150Cのメモリ163Cに記憶されたテーブル番号が「2」であり、インクカートリッジ150Mのメモリ163Mに記憶されたテーブル番号が「3」であり、インクカートリッジ150Yのメモリ163Yに記憶されたテーブル番号が「2」であり、インクカートリッジ150Kのメモリ163Kに記憶されたテーブル番号が「4」であるとする。図5に示したメンテナンス情報によれば、テーブル番号「2」に対応する規定値は「750」(枚)、テーブル番号「3」に対応する規定値は「1000」(枚)、テーブル番号「4」に対応する規定値は「2000」(枚)であるので、制御部80は、最も短い規定値である「750」(枚)をメンテナンス周期として、メモリ81に記憶させる。
一方、ステップS107において、ユーザ設定されていると判定された場合(ステップS107;YES)、制御部80は、設定されたユーザメンテナンス周期が全てのインクカートリッジ150の設定可能範囲内か否かを判定する(ステップS111)。
図7は、全てのインクカートリッジ150の設定可能範囲の一例を説明した図である。
図7に示すように、C(シアン)の設定可能範囲が100(枚)〜1500(枚)に設定されており、M(マゼンタ)の設定可能範囲が100(枚)〜3000(枚)に設定されており、Y(イエロー)の設定可能範囲が100(枚)〜1500(枚)に設定されており、K(ブラック)の設定可能範囲が100(枚)〜5000(枚)に設定されているとすると、全てのインクの設定可能範囲は、100(枚)〜1500(枚)となる。
そこで、制御部80は、設定されたユーザメンテナンス周期が100(枚)〜1500(枚)内か否かを判定する。
設定されたユーザメンテナンス周期が全てのインクカートリッジ150の設定可能範囲内であると判定された場合(ステップS111;YES)、設定されたユーザメンテナンス周期でメンテナンス動作を実行したとしても、メンテナンス動作でインクを無駄に消費してしまたり、ノズル閉塞などの不具合が生じることはないので、ユーザ設定情報に含まれるユーザメンテナンス周期をメンテナンス周期としてメモリ81を更新する(ステップS113)。これにより、以降、メンテナンスユニット4がメモリ81に更新されたメンテナンス周期に基づいてメンテナンス動作を行う。
一方、設定されたユーザメンテナンス周期が全てのインクカートリッジ150の設定可能範囲外であると判定された場合(ステップS111;NO)、設定されたユーザメンテナンス周期でメンテナンス動作を実行すると、メンテナンス動作でインクを無駄に消費してしまたり、ノズル閉塞などの不具合が生じる可能性がある。
そこで、制御部80は、ステップS109の処理に移行し、ユーザ設定されているユーザ設定メンテナンス周期を用いることなく、読み込んだ全てのインクカートリッジ150C,150M,150Y,150Kそれぞれに対応する既定値の中で、最も短い規定値をメンテナンス周期として設定する(ステップS109)。
以上のように、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1によれば、制御部80が、メモリ81に記憶されたメンテナンス情報から、全てのインクカートリッジのメモリ163に記憶されたテーブル番号に対応する下限値および上限値(設定可能範囲)を読み出し、メモリ81に記憶されたユーザメンテナンス周期が設定されており、かつユーザ設定されたユーザメンテナンス周期が読み出された全てのインクの設定可能範囲内である場合に、ユーザ設定されたユーザメンテナンス周期をメンテナンス周期として、メンテナンスユニット4にメンテナンス動作を実行させる。
そのため、インクを無駄に消費してしまうことがなく、ノズル閉塞などによる不具合が発生しない範囲内で、ユーザ設定されたユーザメンテナンス周期がメンテナンス周期として設定されるので、適切な範囲内でユーザ嗜好に応じてメンテナンス周期を設定することができる。
<本発明の実施例2>
本発明の実施例1では、図6のステップS111に示したように、設定されたユーザメンテナンス周期が全てのインクカートリッジ150の設定可能範囲外であると判定された場合、読み込んだ全てのインクカートリッジ150C,150M,150Y,150Kそれぞれに対応する既定値の中で、最も短い規定値をメンテナンス周期として設定した。
本発明の実施例2では、設定されたユーザメンテナンス周期が全てのインクカートリッジ150の設定可能範囲外であると判定された場合、全てのインクについて設定可能範囲となる上限値または下限値のうち、ユーザ設定されたメンテナンス周期に近い方をメンテナンス周期として設定するインクジェット印刷装置を例に挙げて説明する。
図8は、本発明の実施例2に係るインクジェット印刷装置1における処理手順を示したフローチャートである。なお、ステップS101〜S113までの処理は、本発明の実施例1と同一の処理であるので説明を省略し、ステップS201のみを説明する。
図8に示すように、ステップS111において、設定されたユーザメンテナンス周期が全てのインクカートリッジ150の設定可能範囲外であると判定された場合(NO)、設定されたユーザメンテナンス周期でメンテナンス動作を実行すると、メンテナンス動作でインクを無駄に消費してしまたり、ノズル閉塞などの不具合が生じる可能性がある。
そこで、制御部80は、全てのインクについて設定可能範囲となる上限値または下限値のうち、ユーザ設定されたメンテナンス周期に近い方をメンテナンス周期として設定する(ステップS201)。
例えば、ユーザ設定されたユーザ設定メンテナンス周期が、2000(枚)であったとする。このとき、図7に示すように、C(シアン)の設定可能範囲が100(枚)〜1500(枚)に設定されており、M(マゼンタ)の設定可能範囲が100(枚)〜3000(枚)に設定されており、Y(イエロー)の設定可能範囲が100(枚)〜1500(枚)に設定されており、K(ブラック)の設定可能範囲が100(枚)〜5000(枚)に設定されているので、全てのインクの下限値は100(枚)であり、上限値は1500(枚)となる。
ユーザ設定メンテナンス周期として設定された2000(枚)は、下限値である100(枚)より上限値である1500(枚)に近いので、制御部80は、上限値である1500(枚)をメンテナンス周期として設定する。
これにより、インクを無駄に消費してしまうことがなく、ノズル閉塞などによる不具合が発生しない範囲内で、ユーザ設定されたユーザメンテナンス周期に近いメンテナンス周期が設定されるので、より適切な範囲内でユーザ嗜好に応じてメンテナンス周期を設定することができる。
1…インクジェット印刷装置
2…搬送部
3…ヘッドユニット
4…メンテナンスユニット(メンテナンス手段)
5…本体装置
80…制御部
81…メモリ(記憶手段)
82…操作パネル(ユーザ設定手段)
110C,110M,110Y,110K…インクジェットヘッド
150C,150M,150Y,150K…インクカートリッジ
162C,162M,162Y,162K…非接触IC
163C,163M,163Y,163K…メモリ

Claims (4)

  1. 複数のインクジェットヘッドからインクを吐出することにより印刷を行う本体装置と、前記本体装置に対して着脱可能に取り付けられ、内部に貯留するインクのインク種類を記憶するメモリを有するインクカートリッジとを備えたインクジェット印刷装置であって、
    前記複数のインクジェットヘッドに対して一斉にメンテナンス動作を行うメンテナンス手段と、
    前記インク種類ごとに、前記メンテナンス手段によるメンテナンス周期の設定可能範囲をメンテナンス情報として記憶する記憶手段と、
    ユーザ操作に基づいて前記メンテナンス周期のユーザ設定を行うユーザ設定手段と、
    前記ユーザ設定手段により前記メンテナンス周期がユーザ設定されている場合に、前記メンテナンス情報から、全ての前記インクカートリッジの前記メモリに記憶されたインク種類に対応する前記メンテナンス周期の設定可能範囲を読み出し、前記ユーザ設定されたメンテナンス周期が前記読み出された全てのインクの設定可能範囲内である場合に、前記ユーザ設定されたメンテナンス周期を前記メンテナンス手段のメンテナンス周期として設定する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするインクジェット印刷装置。
  2. 前記記憶手段は、
    前記インク種類ごとに、前記メンテナンス周期の設定可能範囲と、前記メンテナンス周期の既定値とを関連づけてメンテナンス情報として記憶し、
    前記制御手段は、
    前記ユーザ設定手段により前記メンテナンス周期がユーザ設定されている場合に、前記メンテナンス情報から、全ての前記インクカートリッジの前記メモリに記憶されたインク種類に対応する前記メンテナンス周期の設定可能範囲および既定値を読み出し、前記ユーザ設定されたメンテナンス周期が前記読み出されたいずれかのインクの前記設定可能範囲外である場合に、前記読み出した既定値のうち最も短い既定値を前記メンテナンス手段のメンテナンス周期として設定する
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット印刷装置。
  3. 前記記憶手段は、
    前記インク種類ごとに、前記メンテナンス周期の設定可能範囲と、前記メンテナンス周期の既定値とを関連づけてメンテナンス情報として記憶し、
    前記制御手段は、
    前記ユーザ設定手段により前記メンテナンス周期がユーザ設定されている場合に、前記メンテナンス情報から、全ての前記インクカートリッジの前記メモリに記憶されたインク種類に対応する前記メンテナンス周期の設定可能範囲および既定値を読み出し、前記ユーザ設定されたメンテナンス周期が前記読み出されたいずれかのインクの前記設定可能範囲外である場合に、全てのインクについて設定可能範囲となる上限値または下限値のうち、前記ユーザ設定されたメンテナンス周期に近い方を前記メンテナンス手段のメンテナンス周期として設定する
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット印刷装置。
  4. 請求項1に記載のインクジェット印刷装置の本体装置に対して着脱可能に取り付けられるインクカートリッジであって、
    メンテナンス周期がユーザ設定されており、かつ前記ユーザ設定されたメンテナンス周期が読み出された全てのインクの設定可能範囲内である場合に、前記本体装置が、前記ユーザ設定されたメンテナンス周期に基づいてメンテナンス動作を実行するために、インクジェットヘッドから吐出されるインク種類を記憶するメモリを備えた
    ことを特徴とするインクカートリッジ。
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