JP6528645B2 - 連続鋳造のトップ鋳片に用いられる頭端部用冷材および連続鋳造方法 - Google Patents

連続鋳造のトップ鋳片に用いられる頭端部用冷材および連続鋳造方法 Download PDF

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本開示は、連続鋳造のトップ鋳片に用いられる頭端部用冷材および連続鋳造方法に関する。
鋼の連続鋳造方法では、鋳型への溶鋼の注入が完了し連続鋳造が終了する際に、連続鋳造機内で鋳型側の端部となる鋳片(「トップ鋳片」ともいう。)に対して、トップ鋳片の頭端部に頭端部用冷材が投入されることで、頭端部の封止が行われる。このような連続鋳造方法では、トップ鋳片の頭端部が封止されることで、鋳片の引き抜き時における頭端部からの未凝固の溶鋼の漏れを防止することが可能となる。
例えば、特許文献1には、トップ鋳片の頭端部を封止する頭端部用冷材(特許文献1では、「冷却金物」ともいう。)として、溶鋼表面を広範囲に覆う投影面積を有する鋼材と、上記鋼材を転動自在にするリング材とを備える冷却金物が開示されている。特許文献1の冷却金物によれば、迅速、安全で、かつ安価にトップ鋳片の頭端部を封止することが可能となる。
特開2002−263804号公報
しかし、特許文献1に記載の頭端部用冷材を用いたトップ鋳片の頭端部の封止の場合、溶鋼の温度や溶鋼の成分、モールドパウダの厚みなどの条件によっては、頭端部用冷材による頭端部の冷却が十分に行われずに、確実な封止ができない場合があった。トップ鋳片の頭端部の冷却が不十分である場合、頭端部で凝固していない箇所や凝固した層の厚みが薄い箇所が生じ、引き抜き時にこのような箇所から未凝固の溶鋼が漏れ、連続鋳造機内に溶鋼が流出するという問題がある。連続鋳造機内に流出した溶鋼は、連続鋳造機のローラに付着して、ローラの正常な働きを阻害する。このため、流出した溶鋼によって、鋳片の引き抜きができなくなり、操業が停止するという問題があった。
そこで、本発明は、上記の課題に着目してなされたものであり、トップ鋳片の頭端部の封止が確実でない場合においても、頭端部から漏れた溶鋼が連続鋳造機内に流出することを防止することができる、連続鋳造のトップ鋳片に用いられる頭端部用冷材および連続鋳造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、対向して配され一方向に延在する一対の矩形板状の側壁部と、上記一方向に垂直な方向における上記一対の側壁部の一端である上端の間を覆って設けられる天板部とを有する鋼製の中央部材と、上記一方向における上記一対の側壁部の両端部にそれぞれ設けられる鋼製の一対の端部とを備え、上記一対の側壁部は、上記一対の側壁部が対向する面と逆の面に、上記一対の側壁部が対向する方向と逆方向に突出する突出部をそれぞれ有することを特徴とする連続鋳造のトップ鋳片に用いられる頭端部用冷材が提供される。
本発明の一態様によれば、頭端部用冷材を鋳型内の溶鋼に浸漬させて、トップ鋳片の頭端部を封止する際に、対向して配され一方向に延在する一対の矩形板状の側壁部と、上記一方向に垂直な方向における上記一対の側壁部の一端である上端の間を覆って設けられる天板部とを有する鋼製の中央部材と、上記一方向における上記一対の側壁部の両端部にそれぞれ設けられる鋼製の一対の端部とを備え、上記一対の側壁部には、上記一対の側壁部が対向する面と逆の面に、上記一対の側壁部が対向する方向と逆方向に突出する突出部がそれぞれ設けられる上記頭端部用冷材を用い、上記溶鋼の浴面と上記天板との間に空洞を形成させて、上記頭端部用冷材の下端側を溶鋼に浸漬させることを特徴とする連続鋳造方法が提供される。
本発明の一態様によれば、トップ鋳片の頭端部の封止が確実でない場合においても、頭端部から漏れた溶鋼が連続鋳造機内に流出することを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る頭端部用冷材を示す正面図である。 第1実施形態に係る頭端部用冷材を示す平面図である。 図2におけるI−I線矢視図である。 端部が中央部材に着装される様子を示す正面図である。 トップ鋳片の頭端部を封止する状態を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る頭端部用冷材を示す正面図である。 第2実施形態に係る頭端部用冷材を示す平面図である。 図7におけるII−II線矢視図である。 図7におけるIII−III線矢視図である。 中央部材を示す斜視図である。 トップ鋳片の頭端部を封止する状態を示す模式図である。
以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の細部について記載される。しかしながら、かかる特定の細部がなくても1つ以上の実施態様が実施できることは明らかであろう。他にも、図面を簡潔にするために、周知の構造及び装置が略図で示されている。
<第1実施形態>
[頭端部用冷材の構成]
図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態に係る連続鋳造のトップ鋳片の頭端部用冷材1の構成について説明する。図1〜図3に示すように、第1実施形態に係る頭端部用冷材1は、中央部材2と、一対の端部材3a,3bとを備える。
中央部材2は、一対の側壁部4a,4bと、一対の天板部5a,5bとを有する。
一対の側壁部4a,4bは、x軸方向に延在する矩形板状の同一形状の鋼製の部材であり、x軸に垂直なy軸方向に対向して設けられる。また、一対の側壁部4a,4bは、図3に示すように、x軸およびy軸に垂直なz軸の負方向側となる下端側の側壁部4a,4b同士の間隔がz軸正方向側となる上端に対して狭くなるように、z軸に対して所定の傾きをもってそれぞれ配される。また、一対の側壁部4a,4bには、一対の側壁部4a,4bが対向する面と逆の面に、一対の側壁部4a,4bが対向する方向と逆方向に突出する突出部6a,6bがそれぞれ設けられる。突出部6a,6bは、x軸方向に延在する鋼製の丸棒であり、x軸方向の長さが一対の側壁部4a,4bと同一である。突出部6a,6bは、側壁部4a,4bのz軸正方向側に、溶接などの方法によってそれぞれ固設される。
一対の天板部5a,5bは、x軸方向に延在する矩形板状の同一形状の鋼製の部材であり、y軸方向に並んで設けられる。一対の天板部5a,5bは、x軸方向の長さが一対の側壁部4a,4bと同一である。一対の天板部5a,5bは、上端における一対の側壁部4a,4bの間を覆うように設けられ、天板部5aのy軸正方向側端が側壁部4aの上端に接続され、天板部5bのy軸負方向側端が側壁部4bの上端に接続される。また、一対の天板部5a,5bは、離間して設けられ、間に隙間8を形成する。一対の側壁部4a,4bと一対の天板部5a,5bとは、溶接などの方法によって異なる部材同士が固設されて形成されてもよく、また、板材を曲げ加工することで形成されてもよい。一対の天板部5a,5bのz軸正方向側の面には、鋼製の一対の把持部7a,7bが設けられる。一対の把持部7a,7bは、y−z平面視で湾曲した形状を有し、一対の天板部5a,5bの両端側に溶接などの方法によってそれぞれ固設される。また、一対の把持部7a,7bは、隙間8を介して一対の天板部5a,5bに架設される。
一対の端部材3a,3bは、中央部材2の長手方向となるx軸方向の両端部にそれぞれ設けられる同一形状の鋼製の部材である。一対の端部材3a,3bは、x軸方向端における一対の側壁部4a,4bの間を覆う投影面積を少なくとも有し、さらに中央部材2のx軸方向端に嵌合することで着脱可能な形状を有する。一対の端部材3a,3bは、図4に示すように、中央部材2のx軸方向両端部に嵌合されることで設けられる。
上記構成の頭端部用冷材1は、z軸負方向側の下端が開口した略箱状の形状を有し、長手方向となるx軸方向に垂直な断面形状が台形となるように構成される。
また、上記構成の頭端部用冷材1の中央部材2は、x軸方向の長さが、連続鋳造機の鋳型の最大幅に合わせて製造されることが好ましい。そして、頭端部用冷材1を用いる際には、頭端部用冷材1を適用する際の鋳型の幅に合わせて中央部材2の両端側を切断して長さを調整し、中央部材2の両端に一対の端部材3a,3bを着装する。これにより、鋳型の幅を変更することで様々な幅の鋳片を製造する連続鋳造機においても、同一寸法で製造した中央部材2および端部材3a,3bを用いることができるため、頭端部用冷材1を用いるコストを低減することができる。
[連続鋳造方法]
次に、第1実施形態に係る連続鋳造方法について説明する。第1実施形態では、鋳型や冷却帯、ローラなどを有する連続鋳造機を用いて溶鋼が連続鋳造され、スラブなどの鋳片が製造される。この際、溶鋼は、取鍋に収容された状態から、タンディッシュ(中間容器)へと注がれた後に、タンディッシュから鋳型へと注がれる。鋳型に注がれた溶鋼は、鋳型およびその後の冷却帯にて冷却されることで凝固し、その後、所定の長さに切断されることで所定の寸法の鋳片となる。また、連続鋳造方法では、取鍋に収容された溶鋼がなくなるタイミングで、新たに溶鋼が収容された取鍋と空になった取鍋とが交換されることで、複数杯分の取鍋に収容された溶鋼が連続して鋳造される。
そして、最後の取鍋に収容された溶鋼が全てタンディッシュから鋳型へと注入され、溶鋼の注入が完了した後、トップ鋳片の頭端部の封止(「封止処理」ともいう。)が行われる。この場合、図5(A)に示すように、鋳型9内には溶鋼10が充填された状態となっており、鋳型9内の溶鋼10の浴面側がトップ鋳片の頭端部に相当する。封止処理では、まず、タンディッシュから鋳型9へと溶鋼10注入する浸漬ノズルを鋳型9の内部および上方から移動させる。このとき、浸漬ノズルと鋳型9との間に頭端部用冷材1が入る隙間ができる程度に浸漬ノズルを上昇させることができれば、浸漬ノズルを鋳型9の上方から完全に移動させなくてもよい。次いで、図5(A)および図5(B)に示すように、頭端部用冷材1を鋳型9の上方へと移動させて、頭端部用冷材1を溶鋼10に浸漬させる。頭端部用冷材1の移動は、専用の運搬装置等によって一対の把持部7a,7bが把持された状態で行われる。頭端部用冷材1を溶鋼10に浸漬させる際には、開口した下端側から頭端部用冷材1を溶鋼10に浸漬させる。また、溶鋼10内に頭端部用冷材1を完全には浸漬させずに、一対の天板部5a,5bと溶鋼10の浴面とが離間し、頭端部用冷材1の内部に空洞12が形成された状態で浸漬を完了させる。頭端部用冷材1の浸漬が完了した後、図5(C)に示すように、頭端部用冷材1および鋳型9からの冷却によって溶鋼10の凝固が進み、溶鋼10の浴面には表面凝固層11aが形成される。この際、一対の突出部6a,6bが表面凝固層11aと接触することで、頭端部用冷材1が溶鋼10内へ沈降することを防止することができる。
封止処理が完了した後、連続鋳造機内の鋳片が引き抜かれることで溶鋼10の連続鋳造が終了する。なお、封止処理は、連続鋳造機内の鋳片の引き抜きが停止した状態で実施されてもよく、連続鋳造機内の鋳片の引き抜きが行われている状態で実施されてもよい。
<第2実施形態>
[頭端部用冷材の構成]
次に、図6〜図10を参照して、本発明の第2実施形態に係る頭端部用冷材1の構成について説明する。第2に実施形態に係る頭端部用冷材1は、第1実施形態に係る頭端部用冷材1と異なり、図6、図7および図10に示すように、x軸方向の中央に切欠き部13を有する。なお、第2実施形態に係る頭端部用冷材1は、切欠き部13以外の構成については、第1実施形態と同様である。
切欠き部13では、第1実施形態における側壁部4aおよび天板部5a,5bが切り欠かれる。このため、第2実施形態では、切欠き部13を挟んで頭端部用冷材1のx軸方向両端側に、側壁部4a1,4a2、突出部6a1,6a2および天板部5a1,5a2,5b1,5b2がそれぞれ配される。また、切欠き部13は、一対の内壁部14a,14bと、底部15とを有する。一対の内壁部14a,14bは、x軸方向端における側壁部4a1,4a2と側壁部4bとの間を覆う投影面積を有し、側壁部4a1と側壁部4bとの間および側壁部4a2と側壁部4bとの間にそれぞれ設けられる。内壁部14a,14bは、溶接などの方法によって、側壁部4a1,4a2,4bおよび天板部5a1,5a2,5a3,5a4に固設される。底部15は、3本の丸棒16a〜16cと、2枚の平板17a,17bとを有する。3本の丸棒16a〜16cは、x軸方向に延在する鋼製の丸棒であり、x軸方向の長さが一対の内壁部14a,14b間の長さと同一である。3本の丸棒16a〜16cは、一対の内壁部14a,14b間に、一対の内壁部14a,14bのz軸負方向側にy軸方向に離間した状態で並んで設けられる。3本の丸棒16a〜16cは、一対の内壁部14a,14bに、溶接などの方法によって両端が固設される。2枚の平板17a,17bは、x軸方向に延在する鋼製の矩形板であり、x軸方向の長さが一対の内壁部14a,14b間の長さと同一である。2枚の平板17a,17bは、3本の丸棒16a〜16cの間に、3本の丸棒16a〜16cのz軸正方向側と接触して設けられる。2枚の平板17a,17bは、3本の丸棒16a〜16cに、溶接などの方法によって固設される。上記構成の底部14は、切欠き部13において、y軸負方向端における側壁部4a1,4a2と側壁部4bとの間を覆う投影面積を有する。
[連続鋳造方法]
第2実施形態に係る連続鋳造方法は、第1実施形態と同様であり、溶鋼10の注入が完了した後に行われる、封止処理において図6〜図10に示す頭端部用冷材1を用いる。このとき、第1実施形態では、頭端部用冷材1を溶鋼10に浸漬させる際に、頭端部用冷材1が入る隙間ができる程度に浸漬ノズルを移動させる必要があった。しかし、連続鋳造機によっては、図11(A)に示すように、溶鋼10に浸漬した状態から上昇させた浸漬ノズル18と鋳型9との間に十分な隙間が確保できない場合がある。このような場合、第1実施形態に係る頭端部用冷材1では、鋳型9の上方に配置することができない。しかし、第2実施形態に係る頭端部用冷材1では、このような場合においても、中央の切欠き部13に浸漬ノズル18を入れることで、図11(A)および図11(B)に示すように、鋳型9の上方に頭端部用冷材1を配置することができる。なお、図11(B)のように鋳型9の上方に頭端部用冷材1を配した後は、第1実施形態の図5(B)および図5(C)と同様に、頭端部用冷材1を溶鋼10に浸漬させることで封止処理が完了する。
<変形例>
以上で、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、これら説明によって発明を限定することを意図するものではない。本発明の説明を参照することにより、当業者には、開示された実施形態の種々の変形例とともに本発明の別の実施形態も明らかである。従って、特許請求の範囲は、本発明の範囲及び要旨に含まれるこれらの変形例または実施形態も網羅すると解すべきである
例えば、上記第1実施形態では、一対の天板部5a,5bが設けられる構成としたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、天板部は、側壁部4a,4bの上端側を覆う投影面積を有する一枚の矩形板材であってもよい。この際、天板部の面内には少なくとも1つの孔が隙間8として形成されることが好ましい。
また、上記第1実施形態では、突出部6a,6bがx軸方向に延在する丸棒であるとしたが、本発明はかかる例に限定されない。突出部は、一対の側壁部4a,4bの互いに対向する面と逆の面に、前記一対の側壁部が対向する方向と逆方向に突出してそれぞれ設けられればよく、例えば角棒などの他の断面形状を有する棒状体や棒状以外の他の形状の部材であってもよい。また、突出部は、一対の側壁部4a,4bのx軸方向の全長に渡って形成されなくてもよく、一対の側壁部4a,4bのx軸方向に断続的に設けられる複数の部材であってもよい。
さらに、上記第1および第2実施形態では、一対の端部材3a,3bが中央部材2に着脱可能に構成されるとしたが、本発明はかかる例に限定されない。端部材3a,3bは、中央部材2のx軸方向両端における側壁部4a(4a1,4a2),4bの間を覆う投影面積を有していればよいため、例えば、鋼製の板材が溶接等の方法によって側壁部4a(4a1,4a2),4bに固設される構成であってもよい。
さらに、上記第1および第2実施形態では、対向する側壁部4a(4a1,4a2),4bの間隔が上端に対して下端の方が狭くなり、長手方向にy−z断面視において中央部材2の断面形状が台形となる構成としたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、対向する側壁部4a(4a1,4a2),4bの間隔が上端と下端とで同じとし、長手方向にy−z断面視において中央部材2の断面形状が矩形となる構成であってもよい。なお、中央部材2の断面形状を下端の長さが小さい台形形状とすることで、封止処理における溶鋼10への頭端部用冷材1の浸漬を確実かつ簡易に行うことができる。
さらに、上記第1および第2実施形態では、封止処理において、溶鋼10の注入が完了した後に、鋳型9内に頭端部用冷材1を浸漬させる構成としたが本発明はかかる例に限定されない。例えば、溶鋼10の注入が完了した後に、鋳型9内に頭端部用冷材1を浸漬させる前に、ウェスカ(ダライ粉)等の冷材を溶鋼10の浴面に散布してもよい。これにより、溶鋼10の浴面における凝固を促進させることができる。
<実施形態の効果>
(1)本発明の一態様に係る連続鋳造のトップ鋳片に用いられる頭端部用冷材1は、対向して配され一方向(x軸方向)に延在する一対の矩形板状の側壁部4a(4a1,4a2),4bと、一方向に垂直な方向における一対の側壁部4a(4a1,4a2),4bの一端である上端の間を覆って設けられる天板部5a(5a1,5a2),5b(5b1,5b2)とを有する鋼製の中央部材2と、一方向における一対の側壁部4a(4a1,4a2),4bの両端部にそれぞれ設けられる鋼製の一対の端部材3a,3bとを備え、一対の側壁部4a(4a1,4a2),4bは、一対の側壁部4a(4a1,4a2),4bが対向する面と逆の面に、一対の側壁部4a(4a1,4a2),4bが対向する方向と逆方向に突出する突出部6a(6a1,6a2),6bをそれぞれ有する。
上記(1)の構成によれば、頭端部用冷材1は箱状の形状を有する。このため、頭端部用冷材1を用いてトップ鋳片の頭端部の封止処理を行う際に、図5(C)に示すように、トップ鋳片の表面凝固層11aの上方に、空洞12を形成させることができる。これにより、トップ鋳片の頭端部の封止が確実に行われず、浴面に表面凝固層11aが形成されていない箇所や表面凝固層11aの厚みが薄い箇所が生じた場合においても、このような箇所から漏れ出た溶鋼10は空洞12内に留まり凝固することとなる。このため、鋳片から漏れ出た溶鋼10が連続鋳造機内に流出することを防止することができ、連続鋳造機内での溶鋼10の流出に伴うトラブルを防止することができる。また、上記(1)の構成によれば、鋳片からの溶鋼10の漏れを許容できるようになることから、鋳造終了後の引き抜きの速度を高めることができ、連続鋳造機による連続鋳造の生産効率を向上させることができる。
さらに、上記(1)の構成によれば、突出部6a(6a1,6a2),6bが設けられることにより、頭端部用冷材1が溶鋼10へ必要以上に沈降することが防止される。これにより、頭端部用冷材1内に空洞12を確実に形成させることができるようになる。
(2)上記(1)の構成において、中央部材2は、一方向の中央に、天板部5a,5bおよび一対の側壁部4a,4bのうち少なくとも一方の側壁部4a,4bが切り欠かれた切欠き部13を有し、切欠き部13は、一方向の両端部に一対の側壁部4a,4bの間を覆って設けられる一対の内壁部17a,17bと、上端と逆側の下端側に一対の内壁部の間を覆って設けられる底部14とを有する。
上記(2)の構成によれば、浸漬ノズル18などの周辺設備によって、鋳型9の上方に十分な空間がない連続鋳造機においても、上記(1)の効果を有する頭端部用冷材1を適用することができるようになる。また、底部14を設けることにより、切欠き部13が設けられた頭端部用冷材1の中央における溶鋼10の漏れを防止することができる。
(3)上記(1)または(2)の構成において、一対の端部材3a,3bは、中央部材2に着脱可能に設けられる。
上記(3)の構成によれば、中央部材2の一方向の長さを調整した後に、中央部材2に一対の端部材3a,3bを着装することができるようになるため、頭端部用冷材1を用いるコストを低減することができる。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかの構成において、天板部5a(5a1,5a2)は、面内に隙間8を有する。
上記(4)の構成によれば、空洞12が密閉されることがないため、封止処理時に空洞12内に熱や空気が籠ることがなく、安全に封止処理を行うことが可能となる。
(5)本発明の一態様に係る連続鋳造方法は、頭端部用冷材1を鋳型9内の溶鋼10に浸漬させて、トップ鋳片の頭端部を封止する際に、対向して配され一方向に延在する一対の矩形板状の側壁部4a(4a1,4a2),4bと、一方向に垂直な方向における一対の側壁部4a(4a1,4a2),4bの一端である上端の間を覆って設けられる天板部5a(5a1,5a2),5b(5b1,5b2)とを有する鋼製の中央部材2と、一方向における一対の側壁部4a(4a1,4a2),4bの両端部にそれぞれ設けられる鋼製の一対の端部材3a,3bとを備え、一対の側壁部4a(4a1,4a2),4bには、一対の側壁部が対向する面と逆の面に、一対の側壁部4a(4a1,4a2),4bが対向する方向と逆方向に突出する突出部6a(6a1,6a2),6bがそれぞれ設けられる頭端部用冷材1を用い、溶鋼10の浴面と天板との間に空洞12を形成させて、頭端部用冷材1の下端側を溶鋼10に浸漬させる。
上記(5)の構成によれば、上記(1)の構成と同様な効果を得ることができる。
次に、本発明者らが行った実施例について説明する。実施例では、図6〜図10に示す第2実施形態に係る頭端部用冷材1を用いて封止処理を行い、連続鋳造機内へ溶鋼10が流出したか否かを確認した。
実施例の結果、トップ鋳片の頭端部から溶鋼10が漏れ出た場合において、漏れ出た溶鋼10は全て頭端部用冷材1の空洞12内に収まり、頭端部用冷材1内で凝固することが確認された。このことから、本発明に係る頭端部用冷材1および連続鋳造方法によれば、トップ鋳片の頭端部の封止が確実でない場合においても、頭端部から漏れた溶鋼10が連続鋳造機内に流出することを防止することができることが確認された。
1 頭端部用冷材
2 中央部材
3a,3b 端部材
4a,4a1,4a2,4b 側壁部
5a,5a1,5a2,5b,5b1,5b2 天板部
6a,6a1,6a2,6b 突出部
7a,7b 把持部
8 隙間
9 鋳型
10 溶鋼
11 凝固シェル
11a 表面凝固層
12 空洞
13 切欠き部
14 底部
15a,15b 内壁部
16a〜16c 丸棒
17a,17b 平板
18 浸漬ノズル

Claims (4)

  1. 対向して配され一方向に延在する一対の矩形板状の側壁部と、前記一方向に垂直な方向における前記一対の側壁部の一端である上端の間を覆って設けられる天板部とを有する鋼製の中央部材と、
    前記一方向における前記一対の側壁部の両端部にそれぞれ設けられる鋼製の一対の端部材と
    を備え、
    前記一対の側壁部は、前記一対の側壁部が対向する面と逆の面に、前記一対の側壁部が対向する方向と逆方向に突出する突出部をそれぞれ有し、
    前記中央部材は、前記一方向の中央に、前記天板部および前記一対の側壁部のうち少なくとも一方の前記側壁部が切り欠かれた切欠き部を有し、
    前記切欠き部は、前記一方向の両端部に前記一対の側壁部の間を覆って設けられる一対の内壁部と、前記上端と逆側の下端側に前記一対の内壁部の間を覆って設けられる底部とを有することを特徴とする連続鋳造のトップ鋳片に用いられる頭端部用冷材。
  2. 前記一対の端部材は、前記中央部材に着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造のトップ鋳片に用いられる頭端部用冷材。
  3. 前記天板部は、面内に隙間を有することを特徴とする請求項1または2に記載の連続鋳造のトップ鋳片に用いられる頭端部用冷材。
  4. 頭端部用冷材を鋳型内の溶鋼に浸漬させて、トップ鋳片の頭端部を封止する際に、
    対向して配され一方向に延在する一対の矩形板状の側壁部と、前記一方向に垂直な方向における前記一対の側壁部の一端である上端の間を覆って設けられる天板部とを有する鋼製の中央部材と、
    前記一方向における前記一対の側壁部の両端部にそれぞれ設けられる鋼製の一対の端部材と
    を備え、
    前記一対の側壁部には、前記一対の側壁部が対向する面と逆の面に、前記一対の側壁部が対向する方向と逆方向に突出する突出部がそれぞれ設けられる前記頭端部用冷材を用い、
    前記溶鋼の浴面と前記天板部との間に空洞を形成させて、前記頭端部用冷材の下端側を溶鋼に浸漬させ
    前記中央部材は、前記一方向の中央に、前記天板部および前記一対の側壁部のうち少なくとも一方の前記側壁部が切り欠かれた切欠き部を有し、
    前記切欠き部は、前記一方向の両端部に前記一対の側壁部の間を覆って設けられる一対の内壁部と、前記上端と逆側の下端側に前記一対の内壁部の間を覆って設けられる底部とを有することを特徴とする連続鋳造方法。
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