JP6528503B2 - Ledバックライト及びそれを用いたled表示装置 - Google Patents

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本発明は、LEDバックライト及びそれを用いたLED表示装置に関する。
近年、急速に普及が進んだLED表示装置は、通常、液晶表示パネル等の表示画面と、この表示画面を背面側から照明するバックライトとを備えている。スマートフォンの表示画面やその他の携帯端末等、中小型のLED表示装置では導光板方式によるバックライトを採用するものが多いが、大画面液晶テレビ等の大型のLED表示装置では直下型のバックライトを用いることが一般的である。そして、これらのLED表示装置に対して、その高品位な映像を表示する性能を維持したまま、更に薄型化を進める要請が強くなっている。
ここで、直下型のバックライトを有するLED表示装置においては、ムラのない高品位な映像を表示するために、光源となるLED素子からの出射光を均一に拡散させる拡散板を設置する必要がある。そして、この拡散板とLED素子との間には光学的に規定される一定の距離で間隔を設ける必要がある。この距離は、一般的にLEDバックライトにおける光学距離(OD)(OD:Optical Distance)と称される。
上述の導光板方式のバックライトを採用する表示装置は比較的薄型化が容易であるが、直下型のバックライト装置を備えるLED表示装置においては、この光学距離(OD)の大きさが、より一層の薄型化を妨げる主たる阻害要因となっていた。
直下型のバックライトを備える大型のLED表示装置において、高い映像表示性能を維持したまま光学距離(OD)を小さくするためには、バックライトの光源を構成する複数のLED素子の配置密度をより密にすればよいということ自体は、公知の知見として認識されていた(特許文献1参照)。
しかしながら、従来のLEDバックライトおいては、ガラスエポキシ樹脂等からなる硬質な板状のリジット基板に、LED素子が実装されている実装態様が一般的であったため(特許文献2参照)、LED素子の配置にかかるフレキシビリティは小さく、配置密度を高めることについて物理的な制約が大きかった。
又、仮に、上記制約を回避して、LED素子の配置密度を十分に密として、これにより光学距離(OD)を小さくできたとしても、この場合、LED素子の密集は、LED表示装置の躯体内の温度を過度に上昇させて、その結果、LED素子の発光効率が低下してしまうという新たな問題を引き起こすことが分かっている。この点においてもLED素子の配置密度を密にすることについては、設計上、限界があった。具体的には、直下型のバックライトを有するLED表示装置においては、十分な光学性能を維持したまま、光学距離(OD)を25mm以下とすることは、未だ実現されていないというのが実情であった。
特開2010−49993号公報 特開2007−220950号公報
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされたものであり、直下型のLEDバックライトにおいて、必要十分な光学特性を維持したまま光学距離(OD)を縮小することにより、LEDバックライト及びそれを用いてなるLED表示装置の更なる薄型化を可能とすることを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、従来、配線基板として汎用的に採用されていた硬質のリジット基板に代えて、可撓性を有する基板フィルム上に金属配線部を形成した所謂フレキシブル基板タイプの配線フィルムを採用することによって、LED素子の配置密度の更なる高密度可が可能であり、同時に、その構造に由来する放熱性によって、LED素子の密集に起因する過度の温度上昇をも回避することができることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的に本発明は以下のものを提供する。
(1) 可撓性を有する基板フィルムと、前記基板フィルム上に、熱伝導率200W/(m・K)以上の金属によって形成されている金属配線部と、を備えるLED素子用基板と、前記金属配線部によって導通可能な態様で、前記LED素子用基板上にマトリックス状に配置されている複数のLED素子と、光拡散作用を有する拡散板と、を有するLEDバックライトであって、前記LED素子用基板上における前記LED素子の配置密度が、0.02個/cm以上であって、前記LED素子と前記拡散板との間の光学距離(OD)が、18mm以下であるLEDバックライト。
(1)の発明においては、LED表示装置の光源として用いる直下型のLEDバックライトにおいて、従来、薄型化における主たる阻害要因となっていた、個々のバックライトの光学設計に基づいて規定される光学距離(OD)を、従来の限界を超えて縮小することができる。又、LED素子を密集させることができるので、発光輝度のバラツキを抑えて画質を維持することができ、又、LED素子の密集にもかかわらず、基板フィルムと金属配線部からなる積層体の高い放熱性によりLEDライト筐体内の温度上昇によるLED素子の発光能力の低下や熱破損、及びその他の周辺部材の熱による劣化も防止することができる。
(2) 前記金属配線部が銅からなる(1)に記載のLEDバックライト。
(2)の発明は、金属配線部を特に熱伝導性に優れる銅からなるものとした。これによれば、(1)のLEDバックライトにおける上記の放熱性がより大きく向上し、(1)の発明の効果を、更に高画質や高輝度の画像表示が求められるような場合においても、高い水準で画質と薄型化を両立させることができる。
(3) 前記金属配線部は、前記基板フィルムの一方の表面の95%以上の範囲を被覆している(1)又は(2)に記載のLEDバックライト。
(3) (3)の発明によれば、LED素子の点灯時に発生する熱が、金属配線部の全体に速やかに拡散し、特にLED表示装置が大型の表示画面を有するものである場合や、或いはローカルディミング制御によるものである場合に、上記の放熱性がより顕著に向上する。
(4) (1)から(3)のいずれかに記載のLEDバックライトと、表示画面と、を積層してなるLED表示装置。
(4) (4)の発明によれば、直下型のバックライトを有するLED表示装置においては、十分な光学性能を維持したまま、光学距離(OD)を18mm以下とすることにより、従来品では実現されていなかった格段の薄型化を実現させたものでありながら、従来品と同等の優れた映像表示性能を保持したLED表示装置を提供することができる。
本発明によれば、直下型のLEDバックライトにおいて、必要十分な光学特性を維持したまま光学距離(OD)を縮小することにより、LEDバックライトとそれを用いてなるLED表示装置の更なる薄型化を可能とすることができる。
本発明のLEDバックライトを用いてなるLED表示装置の層構成の概略を模式的に示す斜視図である。 本発明のLEDバックライトの構成概略を示す平面図である。 図2における反射層を除去した状態であって、本発明のLEDバックライトにおけるLED素子の実装態様を模式的に示す平面図である。 図2のA―A線における断面図であり、本発明のLEDバックライトの層構成の一例を模式的示す断面図である。 本発明のLEDバックライトにおいて短縮された相対的に小さい光学距離(OD)の説明に供する概念図である。 従来のLEDバックライトにおける相対的に大きい光学距離(OD)の説明に供する概念図である。
以下、先ずは、本発明のLEDバックライトを用いてなるLED表示装置の全体構成について説明し、引き続き、本発明のLEDバックライトと、それを構成する各部材の詳細について説明する。本発明は、以下の実施形態に何ら限定されず、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
<LED表示装置>
図1は、本発明のLEDバックライト10を用いたLED表示装置100の構成を模式的に示す斜視図である。LED表示装置100は、LEDバックライト10と液晶表示パネル等の表示画面4とを含んで構成される。又、LED表示装置100においては、LEDバックライト10から放熱される熱を更に効率よく外部に放射するために、LED素子用基板1の裏面側にアルミニウム等からなる放熱構造5が更に設置されていることが好ましい。これらの各部材は、実際には、金属製等の外部フレーム(図示せず)の内部に、それぞれ適切な位置に固定配置されてLED表示装置を構成する。
LEDバックライト10は、後に詳しく説明する通り、個々の光源であるLED素子2から所定の光学距離(OD):dだけ離れた位置に拡散板3が配置されてなる面光源装置である。LED表示装置100は、LEDバックライト10の内部に配置された複数のLED素子2から発光された光を拡散板3で拡散することにより平面視における輝度ムラの極めて少ない光に変換して、表示画面4の背面側からこの光を照射することによって、文字や映像等の情報(画像)を高品位で表示することができる。
LED表示装置100は、上記の光学距離(OD):dを、従来の直下型のバックライトを備えるLED表示装置においては、実現されていなかった小さい距離にまで縮小させたものである。この光学距離(OD):dの縮小は、LED素子を配置するための基板として、従来、LEDバックライトの基板として汎用されていた硬質のリジット基板に代えて、可撓性を有する樹脂フィルムからなるフレキシブル基板であるLED素子用基板1を採用にしたことによって可能となった。フレキシブル基板は、基板全体の大きさや平面形状、又、配線の配置にかかる加工が容易で、配線の配置の自由度が高いため、多数のLED素子2についての配置の自由度が増し、従来よりも遙かに高密度にLED素子を配置することができるようになったことによるものである。
LED表示装置100は、従来品よりも光学距離dを大幅に短縮したLEDバックライト10を用いることにより、従来、実現されていなかったサイズにまで、直下型のバックライトを用いる大型のLED表示装置の薄型化を実現可能としたものである。具体的には、LEDバックライト10は、光学距離(OD):dを、18mm以下とすることが容易に可能であり、最小で12mm程度とすることが可能である。このため、例えば、表示画面4のサイズ(対角線の長さ)が65インチ程度の大型のLED表示装置に用いるLEDバックライトにおいても、その光学距離を、その映像表示性能を維持したまま、12mm程度以下とすることができる。この大型のLED表示装置における12mm程度という光学距離(OD)は、従来、直下型のバックライトを備える大型のLED表示装置においては、事実上、薄型化の限界とされていた光学距離(OD)である20mmを遙かに下回るものである。LEDバックライトの光学距離(OD):dの短縮の態様詳細については後述する。
<LEDバックライト>
以下、図2〜図5を適宜参照しながら、LEDバックライト10について説明する。図2〜図4に示す通り、LEDバックライト10においては、LED素子用基板1上に複数のLED素子2が所定の間隔でマトリックス状に配置されており、LED素子2から所定の光学距離(OD):dをおいた位置に、拡散板3がLED素子用基板1と平行に配置されている。拡散板3は、LED素子用基板1に配置されている全てのLED素子2から出射された光を入射し、入射した光に拡散作用を与える機能を有する。
LEDバックライト10において、LED素子2は、LED素子用基板1の表面に形成された金属配線部13によって導通可能な態様で配置されている。LEDバックライト10は、この複数のLED素子2が、従来のLEDバックライトよりも高密度で配置されていることを特徴とする。具体的には、LED素子2の配置密度は、0.02個/cm以上2.0個/cm以下であり、より好ましくは、0.1個/cm以上1.5個/cm以下である。LED素子2の配置密度を、0.02個/cm以上とすることによって、上述の通り、バックライトの固有の光学距離(OD):dを、18mm程度にまで縮小することができる。又、LED素子2の配置密度を、0.1個/cm以上とすることによって、バックライトの固有の光学距離(OD):dを、更に小さく15mm程度以下にまで縮小することができる。尚、従来のリジット基板を用いたLEDバックライトにおける上記の配置密度は最も大きくて0.01個/cm程度であり、この場合の光学距離(OD)は、通常25mm程度となる。
ここで、光学距離(OD):dは、LED素子の配置密度が大きいほど、即ち、単位面積あたりの配置数が多いほど、その距離を小さくすることができる。例えば、図5Bに示す通り、単位幅wの中にLED素子2が2個配置されているバックライトを従来品と想定した場合、このバックライトにおいて輝度ムラを回避して光学性能を維持するために必要な本装置固有の光学距離(OD)は、d2となる。これに対し、図5Aに示す通り、同単位幅wの中にLED素子を4個配置することができれば、同程度の画質を維持したまま、当該バックライト固有の光学距離(OD)をd1に短縮することができる。本発明のLEDバックライトはこのようにして、LED素子2の配置密度を従来品よりも大幅に大きくしたものである。そして、これにより、従来品よりも、当該装置毎の光学設計に基づいて規定される固有値である光学距離(OD)を大幅に短縮したものである。
[LED素子用基板]
LEDバックライト10において、複数のLED素子2を配置するLED素子用基板1は、図3及び4に示す通り、可撓性を有する基板フィルム11の表面に、高い熱伝導性を有する金属配線部13が形成されているフレキシブル基板である。
LED素子用基板1は、図4に示す通り、基板フィルム11及び金属配線部13上に熱硬化型インキ等からなる絶縁性保護膜14が形成されている。この絶縁性保護膜14は、LED素子用基板1の耐マイグレーション特性向上のために、金属配線部13の表面のうちLED素子2を実装するための接続部分を除く全面、及び、基板フィルム11の表面のうち金属配線部13の非形成部分の概ね全面を覆う態様で形成される。
LED素子用基板1は、図4に示す通り、基板フィルム11及び金属配線部13上に、更に、白色樹脂等からなる反射層15が、絶縁性保護膜14の上に更に積層されているものであることが好ましい。ただし、絶縁性保護膜14に反射機能を備えさせて、これにより、反射層を設置せずに必要な反射機能を絶縁性保護膜によって担保することもできる。又、反射層15を絶縁性の高い樹脂で構成することによって、絶縁性保護膜14を特に配置せず、反射層15によってLED素子用基板に必要な絶縁機能を担保することもできる。
LED素子用基板1のサイズについては、特段の限定はないが、例えば、対角線の長さが32インチ以上、より好ましくは65インチ以上の大型の表示画面4を備えるLED表示装置においても、基板のサイズ加工の自由度が高いため、極めて好ましく用いることができる。
又、LED素子用基板1には、LED素子2が、ハンダ層16を介して、金属配線部13の上に導電可能な態様で実装されている。
(基板フィルム)
基板フィルム11は、可撓性を有する樹脂フィルムであり、公知の熱可塑性樹脂を用いて形成することができる。
基板フィルム11の材料として用いる熱可塑性樹脂には耐熱性及び絶縁性が高いものであることが求められる。このような樹脂として、耐熱性と加熱時の寸法安定性、機械的強度、及び耐久性に優れるポリイミド樹脂(PI)や、ポリエチレンナフタレート(PEN)を用いることができる。中でも、アニール処理等の耐熱性向上処理を施すことによって耐熱性と寸法安定性を向上させたポリエチレンナフタレート(PEN)を好ましく用いることもできる。又、難燃性の無機フィラー等の添加によって難燃性を向上させたポリエチレンテレフタレート(PET)も基板フィルムの材料樹脂として選択することができる。
基板フィルム11を形成する熱可塑性樹脂は、熱収縮開始温度が100℃以上のもの、又は、上記のアニール処理等によって、同温度が100℃以上となるように耐熱性を向上させたものを用いることが好ましい。通常LED素子から発せられる熱により同素子周辺部は90℃程度の温度に達する場合がある。この観点から、基板フィルムを形成する熱可塑性樹脂は、上記温度以上の耐熱性を有するものであることが好ましい。
尚、本明細書における「熱収縮開始温度」とは、TMA装置に測定対象の熱可塑性樹脂からなるサンプルフィルムをセットし、荷重1gをかけて、昇温速度2℃/分で120℃まで昇温し、その時の収縮量(%表示)を測定し、このデータを出力して温度と収縮量を記録したグラフから、収縮によって、0%のベースラインから離れる温度を読みとり、その温度を熱収縮開始温度としたものである。又、本明細書における「熱硬化温度」とは、測定対象の熱硬化型樹脂を加熱した際の熱硬化反応の立ち上がり位置の温度を測定算出し、その温度を熱硬化温度としたものである。
又、基板フィルム11には、LEDバックライト10としての一体化時に、LED素子用基板1に必要な絶縁性を付与し得るだけの高い絶縁性を有する樹脂であることが求められる。一般的には、基板フィルム11は、その体積固有抵抗率が1014Ω・cm以上であることが好ましく、1018Ω・cm以上であることがより好ましい。
基板フィルム11の厚さは、特に限定されないが、放熱経路としてボトルネックとはならないこと、耐熱性及び絶縁性を有するものであること、及び、製造コストのバランスとの観点から、概ね10μm以上500μm以下、好ましくは、50μm以上250μm以下であることが好ましい。又、ロール・トゥ・ロール方式による製造を行う場合の生産性を良好に維持する観点からも上記厚さ範囲であることが好ましい。
(接着剤層)
LED素子用基板1の表面への金属配線部13の形成は、接着剤層12を介したドライラミネート法によって行われることが好ましい。この接着剤層12を形成する接着剤は、公知の樹脂系接着剤を適宜用いることができる。それらの樹脂接着剤のうち、ウレタン系、ポリカーボネート系、又はエポキシ系の接着剤等を特に好ましく用いることができる。この接着剤層12は、通常、金属配線部13のエッチング処理後に基板フィルム11上に残存しているものである。
(金属配線部)
図3及び図4に示す通り、金属配線部13は、LED素子用基板1の一方の表面に金属箔等の導電性基材によって形成される配線パターンである。
金属配線部13を構成する金属の熱伝導率λは200W/(m・K)以上500W/(m・K)以下が好ましく、300W/(m・K)以上500W/(m・K)以下がより好ましい。金属配線部13を構成する金属の電気抵抗率Rは3.00×10−8Ωm以下が好ましく、2.50×10−8Ωm以下がより好ましい。ここで、熱伝導率λの測定は、例えば、京都電子工業社製の熱伝導率計QTM−500を用いることができ、電気抵抗率Rの測定は、例えば、ケースレー社製の6517B型エレクトロメータを用いることができる。これによれば、例えば、銅の場合、熱伝導率λは403W/(m・K)であり、電気抵抗率Rは1.55×10−8Ωmとなる。
例えば、金属配線部を銅箔で形成した場合、放熱性と電気伝導性を高い水準で両立させることができる。より具体的には、LED素子からの放熱性が安定し、電気抵抗の増加を防げるので、LED間の発光バラツキが小さくなってLEDの安定した発光が可能となる。又、LED素子の寿命も延長される。更に、熱による基板等の周辺部材の劣化も防止できるので、LEDバックライトを組み込んだLED表示装置の製品寿命も延長できる。
尚、金属配線部13の表面抵抗値は、500Ω/□以下が好ましく、300Ω/□以下がより好ましく、更に100Ω/□以下が好ましく、特に50Ω/□以下が好ましい。下限は0.005Ω/□程度である。
金属配線部13を形成する金属の例としては、上記の銅の他、アルミニウム、金、銀等の金属を挙げることができる。
又、金属配線部13は電解銅箔であり、基板フィルム11との積層面側の表面粗さRzが1.0以上10.0以下であることがより好ましい。ここで、RzはJISB0601で規定される十点平均粗さである。放熱性の観点から、表面粗さを上記範囲内とすることで、特に基板フィルム11との積層面側の表面積を増大でき、放熱性を更に高めることができる。又、表面凹凸によって基板フィルム11との密着性を向上できるので、これによっても放熱性を向上できる。このような表面粗さRzは、電解銅箔の粗面側(マット面側)を好適に用いることができる。
金属配線部13の配置は、LED素子の導通可能な配置、好ましくはマトリックス状の配置で実装できる配置であれば特定の配置に限定されない。但し、LED素子用基板1においては、基板フィルム11の一方の表面の好ましくは80%以上、より好ましくは90%、最も好ましくは95%以上の範囲が、この金属配線部13によって被覆されていることが好ましい。これにより、LED素子2を高密度で配置したLEDバックライト10において発生する過剰な熱を十分に放熱することができる優れた放熱性をLEDバックライト10に備えさせることができる。
又、金属配線部13の厚さは、LED素子用基板1に要求される耐電流の大きさ等に応じて適宜設定すればよく、特に限定されないが、一例として厚さ10μm〜50μmが挙げられる。放熱性向上の観点から、金属配線部13の厚さは、10μm以上であることが好ましい。又、金属層厚みが上記下限値に満たないと、基板フィルム11の熱収縮の影響が大きく、はんだリフロー処理時に処理後の反りが大きくなりやすいため、この観点からも金属配線部13の厚さは10μm以上であることが好ましい。一方、同厚さが、50μm以下であることによって、LED素子用基板の十分なフレキシブル性を維持することができ、重量増大によるハンドリング性の低下等も防止できる。
(ハンダ層)
LED素子用基板1においては、金属配線部13とLED素子2との接合については、ハンダ層16を介した接合を行う。このハンダによる接合方法の詳細は後述するが、大きく分けて、リフロー方式、或いは、レーザー方式の2方式のいずれかによって行うことができる。
(絶縁保護膜)
絶縁性保護膜14は、熱硬化型インキによって、金属配線部13と基板フィルム11の表面上の電気的接合が必要となる一部分を除いた他の部分に、主としてLED素子用基板1の耐マイグレーション特性を向上させるために形成される。
熱硬化型インキとしては、熱硬化温度が100℃以下程度のものであれば、公知のインキを適宜好ましく用いることができる。具体的には、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、エポキシ系及びフェノール系樹脂、エポキシアクリレート樹脂、シリコーン系樹脂等、を其々ベース樹脂とする絶縁性インキを好ましく用いることができるインキの代表例として挙げることができる。又、これらのうちでも、ポリエステル系の熱硬化型の絶縁インキは、可撓性に優れる点から、LED素子用基板1の絶縁性保護膜14を形成するための材料として特に好ましい。
又、絶縁性保護膜14を形成する熱硬化型インキは、例えば、二酸化チタン等の無機白色顔料を更に含有する白色のインキであってもよい。絶縁性保護膜14を白色化することで、意匠性の向上を図ることができる。
尚、以上の絶縁性の熱硬化型インキによる絶縁性保護膜14の形成は、スクリーン印刷等公知の方法によって行うことができる。
(反射層)
反射層15は、主として可視光波長域の光に対する高い反射性を有する反射部材である。そして、反射層15は、LEDバックライト10の発光能力の向上を目的として、LED素子用基板1の発光面側の最表面に、LED素子実装領域を除く領域を覆って積層されている。
反射層15は、LEDバックライト10において、発光能力を向上させることを目的として、LED素子用基板の発光面側の最表面に、LED素子2の実装部分を除いて積層される。LED素子の発光を反射し、所定の方向へ導くための反射面を持つ部材であれば特に限定されないが、白色ポリエステル発泡タイプの白色ポリエステル、白色ポリエチレン樹脂、銀蒸着ポリエステル等を、最終製品の用途とその要求スペック等に応じて適宜用いることができる。
[LED素子]
LED素子2は、P型半導体とN型半導体が接合されたPN接合部での発光を利用した発光素子である。P型電極、N型電極を素子上面、下面に設けた構造と、素子片面にP型、N型電極の双方が設けられた構造が提案されている。いずれの構造のLED素子2も、本発明のLEDバックライト10に用いることができるが、上記のうち素子片面にP型、N型電極の双方が設けられた構造のLED素子を特に好ましく用いることができる。
LEDバックライト10は、上述の通り、高い放熱性を発揮することができる金属配線部13に、LED素子2を直接実装するものである。これにより、LED素子2を高密度で配置した場合においても点灯時に発生する過剰な熱を金属配線部13を通して速やかに拡散し、基板フィルム11を経由させてLEDバックライト10の外部への放熱を十分に促進させることができる。
[拡散板]
拡散板3は、ポリカーボネートやアクリル樹脂等からなる半透明の樹脂フィルム上に光拡散機能を発揮するために、例えば、微小でランダムなレンズアレイ等が全面に形成されている光学フィルムである。これを、LED素子2との間に光学距離(OD)をおいた位置に配置することにより、多数の点光源であるLED素子2から出射された光を拡散させて輝度ムラの少ない面状光に変換することができる。
<LEDバックライトの製造方法>
LED素子用基板1を用いたLEDバックライト10の製造方法について説明する。LEDバックライトの製造に用いる基板フィルム11については、選択する材料樹脂に応じて、予め当該樹脂にアニール処理による耐熱性向上処理を施しておくことが好ましい。
[エッチング工程]
基板フィルム11の表面に、金属配線部13の材料とする銅箔等の金属配線部13を積層してLED素子用基板1の材料とする積層体を得る。積層方法としては、金属箔を接着剤によって基板フィルム11の表面に接着する方法、或いは、基板フィルム11の表面に直接にメッキ方法や気相製膜法(スパッタリング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着、真空蒸着、化学蒸着等)により金属配線部13を蒸着させる方法を挙げることができる。コストや生産性の面からは、金属箔をウレタン系の接着剤によって基板フィルム11の表面に接着する方法が有利である。
次に、上記の積層体の金属箔の表面に、金属配線部13の形状にパターニングされたエッチングマスクを形成する。エッチングマスクは、将来、金属配線部13となる金属箔の配線パターン形成部分がエッチング液による腐食を免れるために設けられる。エッチングマスクを形成する方法は特に限定されず、例えば、フォトレジスト又はドライフィルムをフォトマスクを通して感光させた後で現像することにより積層シートの表面にエッチングマスクを形成してもよいし、インクジェットプリンター等の印刷技術により積層シートの表面にエッチングマスクを形成してもよい。
次に、エッチングマスクに覆われていない箇所における金属箔を浸漬液により除去する。これにより、金属箔のうち、金属配線部13となる箇所以外の部分が除去される。
最後に、アルカリ性の剥離液を使用して、エッチングマスクを除去する。これにより、エッチングマスクが金属配線部13の表面から除去される。
[絶縁性保護膜及び反射層形成工程]
金属配線部形成後、必要に応じて絶縁性保護膜14及び反射層15を更に積層する。これらの積層は公知の方法によって行うことができる。採用する材料によりスクリーン印刷等の印刷法或いは、ドライラミネーション、熱ラミネーション法等、各種のラミネート処理方法によることができる。
[ハンダ処理工程]
金属配線部13へのLED素子2の接合は、ハンダ加工により行うことができる。このハンダ加工による接合は、リフロー方式、或いは、レーザー方式によることができる。リフロー方式は、金属配線部13にハンダを介してLED素子2を搭載し、その後、LED素子用基板1をリフロー炉内に搬送して、リフロー炉内で金属配線部13に所定温度の熱風を吹きつけることで、ハンダペーストを融解させ、LED素子2を金属配線部13にハンダ付けする方法である。又、レーザー方式とは、レーザーによってハンダを局所的に加熱して、LED素子2を金属配線部13にハンダ付けする手法である。この処理における加熱は使用するハンダの種類によって様々であるが、一般に170℃程度であり、特に低融点のハンダを用いた場合には135℃程度である。
金属配線部13へのLED素子2のハンダ接合を行う際は、基板フィルム11における裏面側からのレーザー照射によって、ハンダのリフローを行う方法とすることが好ましい。これにより、加熱によるハンダの有機成分の発火とそれに伴う基材の損傷をより確実に抑制することができる。
[拡散板取付け工程]
以上の工程を経てLED素子2を実装したLED素子用基板1と、拡散板3及び必要なその他の部品を外部フレーム内の適切な位置に配置して一体化する。この時、LED素子2と拡散板3との距離は光学距離(OD)となるようにする。
<LEDバックライトの作成>
(実施例1)
本発明のLEDバックライトの実施例として、サイズが400mm×500mmのアニール処理済のPENフィルムからなるフィルム基板上に、銅配線を形成したフレキシブル基板タイプの配線フィルムであるLED素子用基板にLED素子を8×5のマトリックス状に配置したLED実装モジュールとした。
銅配線は、フィルム基板上における銅配線による同基板の被覆率が80%となるように形成した。
全ての実施例及び比較例のバックライトの光源として、上面側から発光するタイプのLED素子「NFSW757DT−V1」(日亜化学工業社製)を用いた。である。
LED素子の配置密度は、0.02個/cmとした。LED素子の配置密度をこのような密度とすることに伴い、光学的に規定される当該モジュールの光学距離(OD)は18mmとなった。
更に、このLED実装モジュールと、拡散板(日東樹脂製CLAREX(クラレックス)とを、鉄製フレーム内に配置して実施例1のLEDバックライトを作成した。
(実施例2)
フィルム基板上における銅配線による同基板の被覆率が95%となるように形成した他は実施例1と同一の構成からなるLEDバックライトを作成し、これを実施例2のLEDバックライトとした。
(比較例1)
上記のLED素子用基板に代えて、サイズ400mm×500mmのリジット基板(CEM−3)に、LED素子を3×4のマトリックス状に配置し、但し、配置密度は0.006個/cmとし、光学距離(OD)が25mmとなるLEDバックライトを作成し、これを比較例1のLEDバックライトとした。
(比較例2)
実験的に比較例1のLED素子配置間に、追加の補助配線によってLED素子を追加的に実装して、実質の配置密度が0.02個/cmとなるようにした。配置密度をこのように0.02個/cmとした他は、比較例1と同一の構成からなるLEDバックライトを作成し、これを比較例2のLEDバックライトとした。
<放熱性試験>
実施例及び比較例のLEDバックライトについて、60分間点灯した後のLED素子の発光面の表面温度を熱電対によって測定した。結果を表1に示す。
Figure 0006528503
上記試験において、比較例2のLEDバックライトでは、LED素子の温度が100℃まで上昇して大半のLED素子が熱によって発光能力の低下又は破損してしまうことが観察された。
以上より、本発明によれば、直下型のLEDバックライトにおいて、必要十分な光学特性を維持したまま光学距離(OD)を縮小することにより、LEDバックライトとそれを用いてなるLED表示装置の更なる薄型化が可能となることが分かる。
1 LED素子用基板
11 基板フィルム
12 接着剤層
13 金属配線部
14 絶縁性保護膜
15 反射層
16 ハンダ層
2 LED素子
3 拡散板
4 表示画面
5 放熱構造
10 LEDバックライト
100 LED表示装置

Claims (3)

  1. 可撓性を有する基板フィルムと、前記基板フィルム上に、熱伝導率200W/(m・K)以上の金属によって形成されている金属配線部と、を備えるLED素子用基板と、
    前記金属配線部によって導通可能な態様で、前記LED素子用基板上にマトリックス状に配置されている複数のLED素子と、
    光拡散作用を有する拡散板と、を有するLEDバックライトであって、
    前記金属配線部は、厚さが10μm以上50μm以下であり、前記基板フィルムの一方の表面の95%以上の範囲を被覆していて、
    前記LED素子用基板上における前記LED素子の配置密度が、0.02個/cm以上であって、
    発光面の対角線の長さが65インチ以上であり、
    前記LED素子と前記拡散板との間の光学距離(OD)が、18mm以下であるLEDバックライト。
  2. 前記金属配線部が電解銅箔であり、前記基板フィルムとの積層面側の表面粗さRzが1.0以上10.0以下である請求項1に記載のLEDバックライト。
  3. 請求項1又は2に記載のLEDバックライトと、表示画面と、を積層してなるLED表示装置。
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