JP2013254877A - 光源ユニット - Google Patents

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武史 近江
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Abstract

【課題】フレキシブル回路基板を曲げ加工したときの曲げ力から回路基板および発光素子の損傷を防止することが可能な光源ユニットを提供する。
【解決手段】所定の曲げ線Bに沿って曲げ加工したフレキシブル回路基板22を備えており、フレキシブル回路基板22は導電膜が絶縁分割線224によって複数の配線パターン部225に分割され、配線パターン部225に1つ以上の発光素子23を搭載した光源ユニットである。発光素子23を搭載した搭載領域22aと曲げ加工する曲げ領域22bとに区画したときに、絶縁分割線224は、曲げ領域22bにおいては曲げ線Bと略直交する方向に延長された部分を有し、搭載領域22aにおいては曲げ領域22bでの直交角度よりも小さい角度方向に延長された部分を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は自動車等の車両に装備されるランプの光源として用いられる光源ユニットに関し、特にフレキシブル回路基板に発光素子を搭載し、かつこのフレキシブル回路基板を曲げ加工して構成した光源ユニットに関するものである。
半導体発光素子を光源に用いるランプ、特に複数個の発光素子を用いるランプでは、光源を複数個の発光素子を1つの回路基板に搭載した光源ユニットとして構成することが行われている。このような光源ユニットを備えたランプを自動車用のランプとして構成する場合には、ランプの発光面、すなわちランプの前面レンズや前面カバーが自動車の車体形状に合わせて傾斜面あるいは曲面として形成されるため、複数個の発光素子の位置も当該前面レンズや前面カバーの形状に対応してそれぞれ異なる位置に配置する必要がある。そのため複数の発光素子を搭載した回路基板を階段状あるいはその他の三次元形状に形成し、各段部にそれぞれ発光素子を搭載する構成がとられている。特許文献1では、複数の発光素子をフレキシブルプリント回路基板に搭載し、かつ当該フレキシブル回路基板を階段状となるように板厚方向に曲げ形成している。また、特許文献2では複数のLEDを搭載したフレキシブル基板を板厚方向に曲げて湾曲面状に形成している。
特開2006−128214号公報 特開2004−103993号公報
ところで、回路基板に複数個の発光素子を搭載し、かつこれら発光素子のそれぞれに対して電気接続して給電を行う光源ユニットでは、回路基板を構成している導電膜を複数個の発光素子に対応する複数の配線パターン部として構成する必要がある。特に、特許文献1や2のように、回路基板の長手方向に沿って複数個の発光素子を搭載した光源ユニットでは、導電膜を回路基板の長手方向に分割して配線パターン部を形成する必要がある。そのため、複数の配線パターン部を分割するための分割線は回路基板の長手方向と直角な方向に向けられることになり、このような光源ユニットの回路基板を前記したように階段状あるいは湾曲形状に曲げたときには、曲げによって生じた曲げ応力が殆どそのまま配線パターン部に加えられ、配線パターン部において曲げ応力による破断や烈断が生じるおそれがある。特に、回路基板を曲げる箇所に配線パターン部の分割線が幅方向に存在している配線パターン部が存在しているときには、この分割線の部位に曲げ応力が集中され、この部位において回路基板が破断あるいは烈断され易くなる。
また、このように複数の配線パターン部を回路基板の長手方向に分割した回路基板では、搭載される発光素子の対をなす電極はそれぞれ当該長手方向に沿った方向に向けられ、しかも各電極は分割線を跨いで隣接する配線パターン部にそれぞれ電気接続されることになる。そのため、曲げによって生じた曲げ応力が配線パターン部を介して分割線の部位、すなわち発光素子の搭載部位にまで伝達されると、当該曲げ応力は発光素子の両電極に加えられることになり、両電極と配線パターン部との接続箇所にダメージを受け、さらには発光素子自身にダメージを受けてこれらが損傷されるおそれがある。
さらに、引用文献1,2のように、1つの回路基板に複数個の発光素子を搭載した構成の光源ユニットでは、各発光素子が発光されたときに発生する熱により光源ユニットの温度が上昇され易く、この温度上昇によって発光素子自身の温度が上昇し、いわゆる熱暴走が生じて発光特性が劣化するおそれがある。そのため、光源ユニットには放熱のためのヒートシンクが設けられるが、このヒートシンクにより光源ユニットないしランプが大型化する要因になっている。
本発明の目的はフレキシブル回路基板の曲げによる回路基板自身および発光素子の損傷を防止することが可能な光源ユニットを提供するものである。また、本発明の他の目的は回路基板における放熱効果を高めた光源ユニットを提供するものである。
本発明は、絶縁分割線によって導電膜が複数の配線パターン部に分割され、当該配線パターン部に1つ以上の発光素子を搭載するとともに、所定の曲げ線に沿って曲げ加工されたフレキシブル回路基板を備える光源ユニットであって、フレキシブル回路基板を発光素子を搭載した搭載領域と曲げ加工する曲げ領域とに区画し、絶縁分割線は曲げ領域の曲げ線近傍においては曲げ加工の曲げ線と略直交する方向に延長された部分を有し、搭載領域においては曲げ領域での直交角度よりも小さい角度方向に延長された部分を有することを特徴としている。
本発明において、フレキシブル回路基板の搭載領域においては、発光素子は発光素子の対をなす電極が曲げ線に沿った方向に向けられてそれぞれ隣接する配線パターン部に接続されている構成とする。導電膜は35μm以上の膜厚であり、搭載領域および曲げ領域の全面にわたる領域に形成されていることが好ましい。また、フレキシブル回路基板の曲げ領域には曲げ線に相当する位置に切り欠き又は孔が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、曲げ領域の曲げ線近傍において絶縁分割線が曲げ線と略直交した方向に延長されているので、フレキシブル回路基板を曲げ線に沿って曲げ加工したときに生じる曲げ力が導電膜に加えられても、当該曲げ力が絶縁分割線の一部に集中することが防止でき、フレキシブル回路基板が当該絶縁分割線において破損されることが防止できる。また、搭載領域において絶縁分割線が小さい角度で延長されているので、配線パターン部により所要の電気回路を構成することができる一方で、絶縁分割線が曲げ線に沿った方向に延長されてフレキシブル回路基板の曲げ力が発光素子の搭載部位に集中することがなく、発光素子およびその搭載部位にダメージを受けることが防止できる。
また、本発明によれば、発光素子は発光素子の対をなす電極が曲げ線に沿った方向に向けられて配線パターン部に接続されているので、曲げ力によって発光素子およびその搭載構造に損傷を受けることが防止できる。導電膜を35μm以上の膜厚とし、かつ搭載領域および曲げ領域の全面にわたる領域に形成されている構成とすることにより、フレキシブル回路基板の機械的強度を高めて絶縁分割線におけるフレキシブル回路基板の損傷を防止するとともに、発光素子で発生した熱の放熱効果を高めることができる。フレキシブル回路基板の曲げ線に相当する位置に切り欠き又は孔が形成されているので、フレキシブル回路基板を曲げ加工したときの曲げ力を低減し、絶縁分割線に影響する曲げ力をも低減できる。
本発明をRCLに適用した実施形態の横断面図。 光源ユニットの部分分解斜視図。 フレキシブル回路基板の展開図。 フレキシブル回路基板の一部の断面図。 フレキシブル回路基板の一部の拡大平面図。 曲げ力によるLEDへの影響を説明するための平面図とa−a線、b−b線の断面図。 曲げ加工に適した異なる例を示すフレキシブル回路基板の部分平面図。 本発明の他の実施形態の縦断面図。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明をテール&ストップランプとして用いられるRCL(リアコンビネーションランプ)に適用した実施形態の水平方向の断面図である。このランプは自動車の左後部に配設される左RCLの例であり、前面領域を開口した容器状をしたランプボディ11と、このランプボディ11の前面開口に取着された前面レンズ12とでランプハウジング1が構成されており、このランプハウジング1内に詳細を後述するようにインナーレンズを一体化した光源ユニット2が内装されている。前記ランプボディ11は図には表れない自動車の車体の左後部に配設される。また、前記前面レンズ12は当該車体後部の湾曲形状に対応して後部から側部にかけて湾曲した形状とされるとともに、内面には所要の形状をしたレンズステップ12aが形成されてアウターレンズとして機能するように構成されている。
前記光源ユニット2は、図2に分解斜視図を示すように、前記前面カバー12の湾曲に対応して階段形状に形成されたフレーム21と、このフレーム21の前面に配設されて光源としての複数の発光素子、ここではLED(発光ダイオード)23を搭載したフレキシブル回路基板22と、各LED23から出射される光を所要の配光で照射させるための光学部材、ここではインナーレンズ24で構成されている。これらフレーム21とフレキシブル回路基板22とインナーレンズ24は前記ランプハウジング1内に組み込む前に予め一体的に組み立てられ、1つの光源ユニットとして当該ランプハウジング1内に組み込むことが可能とされている。
前記フレーム21は一方向に長い金属板が長手方向に曲げ加工されて4つの段部21aを有する階段形状に形成され、ここでは長手方向の両端の下部に設けたブラケット21bにおいて前記ランプボディ11に固定支持されている。この階段形状は前記前面レンズ12の湾曲に対応して当該前面レンズ12の内面に対してほぼ均等な間隔を保つことができるような形状である。なお、前記フレーム21は熱伝導性の高いアルミニウム等の金属で形成されることが好ましいが、後述する理由により樹脂で形成することも可能である。
前記フレキシブル回路基板22も前記フレーム21に沿って一方向に長い形状に形成されており、その長手方向に沿った複数箇所において幅方向に向けられた曲げ線に沿って階段状に曲げ加工され、図には表れないネジにより前記フレーム21の前面に固定されている。そして、前記フレーム21の段部21aに対応する4箇所においてそれぞれ1つのLED23、すなわち全部で4つのLED23が搭載されている。ここで、前記フレキシブル回路基板22においては、後述するように、前記フレーム21の段部21aに対応して前記LED23を搭載した領域と、前記フレーム21の階段形状に対応してフレキシブル回路基板22をほぼ直角に曲げた領域とを区画し、前者の領域を搭載領域22aとし、後者の領域を曲げ領域22bとしている。
前記インナーレンズ24は、前記4つの各LED23にそれぞれ対応した複数の単位レンズ241を階段状に連結した形状に透明樹脂等によって一体形成したものである。各単位レンズ241は、各LED23から出射された光のうち、光軸及びその近傍の光を屈折して光軸に平行ないしこれに近い角度の光束として出射させる中央レンズ部241aと、LED23の光軸に対して比較的に大きな角度で出射された光を導光しかつ内面反射することで光軸の周囲領域に光軸と平行ないし多少拡散状態で出射させる周辺レンズ部241bとで構成されている。このインナーレンズ24は前記フレキシブル回路基板22の前面側を覆うように前記フレーム21に固定されている。
図3はフレキシブル回路基板22を階段状に曲げ加工する前の状態の展開図であり、フレキシブル回路基板22は鎖線で示す複数の境界線Aによって長手方向に並ぶ搭載領域22aと曲げ領域22bに区画されており、前記4つのLED23はそれぞれ搭載領域22aのほぼ中央位置に搭載されている。そして、このフレキシブル回路基板22は曲げ領域22b内の境界線Aの内側に沿って設定した曲げ線Bにおいて板厚方向に階段状に曲げ加工されている。したがって、階段状に曲げ加工したフレキシブル回路基板22を前記フレーム21の前面側において支持させたときには、搭載領域22aに搭載されている各LED23は前記フレーム21の段部21aのほぼ中央に配置されることになる。
また、このフレキシブル回路基板22は、図4に厚み方向の断面図を示すように、可撓性のある絶縁膜からなるベース層221を有し、このベース層221の表面に銅薄膜からなる導電膜222を有している。また、導電膜222の表面は前記LED23を搭載する部分を選択的に除去した絶縁材からなる保護膜223が被膜されている。ここで前記導電膜222は従来の一般的なプリント回路基板の導電膜の膜厚よりも膜厚寸法が大きな35μm以上の膜厚の導電膜として形成されており、特にこの実施形態ではそれよりも極めて厚い175μmないし200μmの厚さに形成されている。前記LED23は下面に設けられている対をなす電極231、ここではアノードとカソードがそれぞれ前記導電膜222に対して半田等により接続された状態で搭載されることになる。
前記導電膜222は図3に示したように、フレキシブル回路基板22のほぼ全面にわたって形成されているが、複数の絶縁分割線224によって互いに絶縁分割された複数の配線パターン部225として構成されている。すなわち、この絶縁分割線224は導電膜222を選択エッチング等によって線状に除去した線状部分であり、この絶縁分割線224によってここでは5つの配線パターン部225として互いに絶縁分離されている。そして、5つに絶縁分離された配線パターン部225は、フレキシブル回路基板22の曲げ領域22bにおいては、幅方向に3つの配線パターン部225が並列配置され、搭載領域22aにおいては、幅方向に4つの配線パターン部225が並列配置されている。
前記フレキシブル回路基板22の4つの搭載領域22aにおいてそれぞれLED23が搭載されると、これらのLED23は5つの配線パターン部225によって直列に電気接続されることになる。また、前記5つの配線パターン部225のうち、両端の配線パターン部の一端側の配線パターン部225aは電源パターン部としてフレキシブル回路基板22の幅方向の一側に沿って他端部にまで延長され、この他端部に設けられた発光回路25に接続される。発光回路25にはLED23を発光させる回路を構成するための回路部品251が搭載されており、図には表れない自動車の点灯制御装置やバッテリに接続されることになる。また、他端側の配線パターン部225bはアースパターン部として構成され、前記発光回路25に接続されている。なお、この発光回路25は曲げ線B1においてランプの後方に向けて曲げ加工される。また、前記各配線パターン部225には適宜箇所に円形の穴226が開けられており、この穴を挿通させた図には表れないネジにより前記フレーム21への支持が行なわれる。各穴226の周囲では導電膜222を円形に除去しており、各配線パターン部225がフレーム21に電気的に短絡しないようになっている。ただし、アースパターン部225bに配設する穴226については、挿通するネジを介してアースパターン部225bをフレーム21に電気接続するように構成してもよい。
図5はフレキシブル回路基板22の一部を拡大した平面図であり、前記絶縁分離線224は曲げ領域22bではフレキシブル回路基板22の長手方向に向けられており、搭載領域22aにおいてはフレキシブル回路基板22の長手方向に対して斜め方向に向けられている。詳細に説明すれば、絶縁分割線224は曲げ領域22bにおいては前記曲げ線Bに対して直角あるいはほぼ直角に近い角度θbで交差する方向に延長されている。一方、搭載領域22aにおいては絶縁分割線224は前記曲げ線Bに対して直角よりも小さい角度θaの方向に延長されている。換言すれば、搭載領域22aでは曲げ領域22bよりも曲げ線Bに対して小さい角度の方向に延長されている。この実施形態では45°〜60°程度の角度に向けられている。
さらに、この搭載領域22aにおいては、LED23を搭載する2つの配線パターン部225を分割する絶縁分割線224は長さ方向の一部、すなわち前記LED23を搭載する箇所においてフレキシブル回路基板22の長手方向、換言すれば前記曲げ線Bと直交する方向に向けられており、この箇所において前記したように前記保護膜223が除去されて両配線パターン部225の表面が露呈されている。LED23はこの露呈された領域においてアノードとカソードの両電極231がフレキシブル回路基板22の幅方向に向けられた状態で両配線パターン部225に半田等によって搭載されている。
このように、フレキシブル回路基板22の搭載領域22aと曲げ領域22bのそれぞれにおいて前記配線パターン部225を分割する絶縁分割線224の方向を特定することで、複数の配線パターン部225、ここでは図3に示したように5つに分割されている配線パターン部225は、フレキシブル回路基板22の長手方向に分割されながらもフレキシブル回路基板22の幅方向に相互に重なった状態で分割されることになる。換言すれば、フレキシブル回路基板22は、搭載領域22aでは隣接する配線パターン部225が幅方向に配置されてLED23の搭載を可能としているが、フレキシブル回路基板22の全体としては全ての配線パターン部225は長手方向のいずれの箇所においても絶縁分割線224が幅方向、すなわち曲げ線Bの方向に向けられることはない。
この構成によれば、フレキシブル回路基板22をフレーム21に支持させて光源ユニット2を構成する際には、フレキシブル回路基板22は曲げ領域22bにおいて長手方向と直交する曲げ線Bに沿って板厚方向に階段状に曲げ加工される。このとき、図6(a1),(a2)に平面図とa−a線断面図を示すように、フレキシブル回路基板22に生じる曲げ応力Fは導電膜222に対して長手方向の曲げ力として加えられるが、当該曲げ力Fがフレキシブル回路基板22の長手方向の一部に集中することはない。すなわち、図3に示すように、5つの配線パターン部225は絶縁分割線224が曲げ線Bに対して直交ないしこれに近い角度であることによって、フレキシブル回路基板22の長さ方向のいずれの箇所においても絶縁分割線224が幅方向に横断されている箇所がなく、導電膜222が長手方向に延長されたパターン形状とされているので、導電膜222が存在していない機械的に弱い絶縁分割線224に曲げ力Fが加えられるとしても、曲げ力Fが長手方向の一部に集中することがなく、フレキシブル回路基板22が絶縁分割線224において破断ないし烈断されるようなことはない。
因みに、図6(b1),(b2)に平面図とb−b線断面図を示すように、絶縁分割線224がフレキシブル回路基板22の幅方向に向けられた構成の場合には、導電膜に加えられた曲げ力Fは導電膜222が存在していない機械的な強度の弱い部分、すなわち絶縁分割線224に加えられるが、絶縁分割線224はフレキシブル回路基板22の長手方向の同じ位置に存在するため、この位置Xに曲げ力Fが集中されてフレキシブル回路基板22はこの位置Xにおいて破断ないし烈断されてしまう。
また、この実施形態では搭載領域22aにおいても絶縁分割線224が幅方向に向けられていることがなく、かつLED23はアノードとカソードの電極231が幅方向に向けられた状態で搭載されているので、フレキシブル回路基板22の曲げ力Fが曲げ領域22bから搭載領域22aにまで伝えられ、さらにLED23の位置にまで伝達されたとしても、曲げ力Fが絶縁分割線224の一部やLED23の部位に集中することはない。さらに、曲げ力Fはフレキシブル回路基板22を長手方向に変形するように作用するので、これと直交する方向に向けられているLED23の両電極231が各配線パターン部225から離れる方向に曲げ力Fが作用することはなく、両電極231の搭載状態が保持されるとともに、LED23の損傷が防止される。
さらに、この実施形態のフレキシブル回路基板22は、配線パターン部225が厚さ寸法が35μm以上の厚い導電膜222で構成され、しかもこの配線パターン部225がフレキシブル回路基板22のほぼ全面にわたって形成されているので、各LED23が発光したときに発生する熱は各配線パターン部225に効率的に伝熱され、各配線パターン部225から直接放熱される。あるいは支持されているフレーム21に対して輻射により伝熱され、このフレーム21から外気に放熱されまたはランプハウジング1に伝熱される。これにより、光源ユニット2の全体の放熱効果が高められ、LED23の高い冷却効果が得られることになり、LED23の熱的信頼性を高めることができ、ひいては光源ユニット2の熱的信頼性を高めることができる。したがって、放熱のためのヒートシンクは不要であり、仮にフレーム21を樹脂で形成した場合でも十分な放熱効果を得ることができる。また、導電膜222を厚くすることでフレキシブル回路基板22を曲げ加工したときの当該フレキシブル回路基板22の形状自立性が確保できるので、光源ユニット2を構成する際の機械的な保持主体であるフレーム21を省略することも可能になる。
本発明の光源ユニットにおいては、曲げ領域においてフレキシブル回路基板22に生じる曲げ力を低減するために、図7(a)に示すように、曲げ線Bに沿ったフレキシブル回路基板22の幅方向の両側縁部に切り欠き26を形成し、この切り欠き26を利用して曲げ形成してもよい。切り欠き26を設けることでフレキシブル回路基板22は曲げ易くなり、曲げ力を小さくして導電膜、すなわち配線パターン部225に生じる曲げ力を低減することができる。あるいは、図7(b)に示すように、曲げ線B上に板厚方向に貫通する小孔27を配列状態に開口し、これらの小孔27を利用して曲げ形成してもよい。この小孔27に代えて、図示は省略するが曲げ線Bに沿って長穴を開口してもよい。あるいは、曲げ線B上に切り欠き26や孔27を設けるのではなく、図7(c)のように、搭載領域22aにLED23を長手方向に挟むように板厚方向に貫通する溝28を開口してもよい。フレキシブル回路基板22に曲げ力が加えられても、この溝28の部分での変形で当該曲げ力を吸収してLED23にまで伝達されることを緩衝することができる。
実施形態では曲げ領域22bにおける絶縁分割線224は曲げ線Bに対して直交状態、すなわち直角に交差する例を示したが、この直角の角度は限定的なものではなく、直角に近い角度で交差する構成であってもよい。また、絶縁分離線224は曲げ領域22bの全域にわたって直線状に延長されることが好ましいが、少なくとも曲げ線Bに交差する部分が直交していれば他の部分は多少斜め方向に向けられていてもよい。一方、搭載領域22aにおいては絶縁分割線224は曲げ領域22bにおいて曲げ線Bに直交した角度θbよりも小さい角度θaの方向に延長されていればよく、実施形態で示した角度に限定されるものではない。なお、フレキシブル回路基板22を曲げ加工するための曲げ線Bが当該フレキシブル回路基板22の長手方向と直角方向に向けられていない場合も存在するが、その場合においても曲げ線Bを基準にして絶縁分割線224の方向を設計することで本発明を適用することが可能である。
前記実施形態では、本発明にかかる光学部材として複数の単位レンズを一体化したインナーレンズ24をフレーム21に支持させて光源ユニットを構成しているが、インナーレンズに代えて他の光学部材を用いるようにしてもよい。図8はその一例の縦断面図であり、図1と等価な部分には同一符号を付してある。ここでは、フレキシブル回路基板22はランプの前後方向に向けて階段状に形成されるとともに、各段部にLED23が搭載されている。そして、このフレキシブル回路基板22は同様に階段状に形成されたフレーム21上に配設されるとともに、その上に光学部材としてリフレクタ24Aが配設されている。リフレクタ24Aは前記各LED23に対応するように配置された、放物面等の曲面からなる曲面反射部242と、水平方向に向けられた平面反射部243を有しており、LED23から出射した光をこれらの反射部242,243において前面レンズ12に向けて反射するように構成されている。フレキシブル回路基板22は前記した実施形態と同様な構成であり、フレキシブル回路基板22及びLED23の損傷を防止し、かつ放熱性を高めることができる。
実施形態では1つのフレキシブル回路基板に4つ、または3つのLEDを搭載した例を示したが、1つ以上のLEDを搭載して曲げ加工されるフレキシブル回路基板を備える光源ユニットであれば本発明を適用することができる。また、実施形態では曲げ領域において2つの絶縁分割線によって3つの配線パターン部が配設された例を示したが、これらの数に限定されるものではなく、例えば曲げ領域において1つの絶縁分割線によって2つの配線パターン部が配設されるように構成しても良い。あるいは、3つ以上の絶縁分割線によって4つ以上の配線パターン部を配設してもよい。
実施形態では本発明をRCLの光源ユニットに適用した例を示したが、LED等の発光素子を光源とするランプの光源ユニットであれば、DRL(デイタイム・ランニング・ランプ)やTSL(ターン・シグナル・ランプ)等の他のランプの光源ユニットとして構成することが可能であることは言うまでもない。
本発明は発光素子を搭載したフレキシブル回路基板を板厚方向に曲げ加工して光源ユニットを構成するランプの光源として採用することが可能である。
1 ランプハウジング
2 光源ユニット
11 ランプボディ
12 前面レンズ
21 フレーム
22 フレキシブル回路基板
22a 搭載領域
22b 曲げ領域
23 LED(発光素子)
24 インナーレンズ(光学部材)
24A リフレクタ(光学部材)
25 発光回路
26 切欠き
27 小孔
28 溝
222 導電膜
224 絶縁分離線
225 配線パターン部
231 電極
A 境界線
B,B1 曲げ線

Claims (5)

  1. 絶縁分割線によって導電膜が複数の配線パターン部に分割され、当該配線パターン部に1つ以上の発光素子を搭載するとともに、所定の曲げ線に沿って曲げ加工されたフレキシブル回路基板を備える光源ユニットであって、前記フレキシブル回路基板を前記発光素子を搭載した搭載領域と前記曲げ加工する曲げ領域とに区画し、前記絶縁分割線は前記曲げ領域の曲げ線近傍においては前記曲げ加工の曲げ線と略直交する方向に延長された部分を有し、前記搭載領域においては前記曲げ領域での直交角度よりも小さい角度方向に延長された部分を有することを特徴とする光源ユニット。
  2. 前記搭載領域においては、前記発光素子は前記発光素子の対をなす電極が前記曲げ線に沿った方向に向けられてそれぞれ隣接する配線パターン部に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の光源ユニット。
  3. 前記導電膜は35μm以上の膜厚であり、前記搭載領域および前記曲げ領域の全面にわたる領域に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光源ユニット。
  4. 前記曲げ領域には曲げ線に相当する位置に切り欠き又は孔が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光源ユニット。
  5. 前記フレキシブル回路基板は複数の段部にそれぞれ発光素子が搭載された階段状に曲げ形成され、前記発光素子に対応して配設された光学部材と共に、階段状に形成されたフレームに支持されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光源ユニット。

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