JP2016192263A - Ledバックライト及びそれを用いたled表示装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明のLEDバックライト10を用いたLED表示装置100の構成を模式的に示す斜視図である。LED表示装置100は、LEDバックライト10と液晶表示パネル等の表示画面4とを含んで構成される。又、LED表示装置100においては、LEDバックライト10から放熱される熱を更に効率よく外部に放射するために、LED素子用基板1の裏面側にアルミニウム等からなる放熱構造5が更に設置されていることが好ましい。これらの各部材は、実際には、金属製等の外部フレーム(図示せず)の内部に、それぞれ適切な位置に固定配置されてLED表示装置を構成する。
以下、図2〜図5を適宜参照しながら、LEDバックライト10について説明する。図2〜図4に示す通り、LEDバックライト10においては、LED素子用基板1上に複数のLED素子2が所定の間隔でマトリックス状に配置されており、LED素子2から所定の光学距離(OD):dをおいた位置に、拡散板3がLED素子用基板1と平行に配置されている。拡散板3は、LED素子用基板1に配置されている全てのLED素子2から出射された光を入射し、入射した光に拡散作用を与える機能を有する。
LEDバックライト10において、複数のLED素子2を配置するLED素子用基板1は、図3及び4に示す通り、可撓性を有する基板フィルム11の表面に、高い熱伝導性を有する金属配線部13が形成されているフレキシブル基板である。
基板フィルム11は、可撓性を有する樹脂フィルムであり、公知の熱可塑性樹脂を用いて形成することができる。
LED素子用基板1の表面への金属配線部13の形成は、接着剤層12を介したドライラミネート法によって行われることが好ましい。この接着剤層12を形成する接着剤は、公知の樹脂系接着剤を適宜用いることができる。それらの樹脂接着剤のうち、ウレタン系、ポリカーボネート系、又はエポキシ系の接着剤等を特に好ましく用いることができる。この接着剤層12は、通常、金属配線部13のエッチング処理後に基板フィルム11上に残存しているものである。
図3及び図4に示す通り、金属配線部13は、LED素子用基板1の一方の表面に金属箔等の導電性基材によって形成される配線パターンである。
LED素子用基板1においては、金属配線部13とLED素子2との接合については、ハンダ層16を介した接合を行う。このハンダによる接合方法の詳細は後述するが、大きく分けて、リフロー方式、或いは、レーザー方式の2方式のいずれかによって行うことができる。
絶縁性保護膜14は、熱硬化型インキによって、金属配線部13と基板フィルム11の表面上の電気的接合が必要となる一部分を除いた他の部分に、主としてLED素子用基板1の耐マイグレーション特性を向上させるために形成される。
反射層15は、主として可視光波長域の光に対する高い反射性を有する反射部材である。そして、反射層15は、LEDバックライト10の発光能力の向上を目的として、LED素子用基板1の発光面側の最表面に、LED素子実装領域を除く領域を覆って積層されている。
LED素子2は、P型半導体とN型半導体が接合されたPN接合部での発光を利用した発光素子である。P型電極、N型電極を素子上面、下面に設けた構造と、素子片面にP型、N型電極の双方が設けられた構造が提案されている。いずれの構造のLED素子2も、本発明のLEDバックライト10に用いることができるが、上記のうち素子片面にP型、N型電極の双方が設けられた構造のLED素子を特に好ましく用いることができる。
拡散板3は、ポリカーボネートやアクリル樹脂等からなる半透明の樹脂フィルム上に光拡散機能を発揮するために、例えば、微小でランダムなレンズアレイ等が全面に形成されている光学フィルムである。これを、LED素子2との間に光学距離(OD)をおいた位置に配置することにより、多数の点光源であるLED素子2から出射された光を拡散させて輝度ムラの少ない面状光に変換することができる。
LED素子用基板1を用いたLEDバックライト10の製造方法について説明する。LEDバックライトの製造に用いる基板フィルム11については、選択する材料樹脂に応じて、予め当該樹脂にアニール処理による耐熱性向上処理を施しておくことが好ましい。
基板フィルム11の表面に、金属配線部13の材料とする銅箔等の金属配線部13を積層してLED素子用基板1の材料とする積層体を得る。積層方法としては、金属箔を接着剤によって基板フィルム11の表面に接着する方法、或いは、基板フィルム11の表面に直接にメッキ方法や気相製膜法(スパッタリング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着、真空蒸着、化学蒸着等)により金属配線部13を蒸着させる方法を挙げることができる。コストや生産性の面からは、金属箔をウレタン系の接着剤によって基板フィルム11の表面に接着する方法が有利である。
金属配線部形成後、必要に応じて絶縁性保護膜14及び反射層15を更に積層する。これらの積層は公知の方法によって行うことができる。採用する材料によりスクリーン印刷等の印刷法或いは、ドライラミネーション、熱ラミネーション法等、各種のラミネート処理方法によることができる。
金属配線部13へのLED素子2の接合は、ハンダ加工により行うことができる。このハンダ加工による接合は、リフロー方式、或いは、レーザー方式によることができる。リフロー方式は、金属配線部13にハンダを介してLED素子2を搭載し、その後、LED素子用基板1をリフロー炉内に搬送して、リフロー炉内で金属配線部13に所定温度の熱風を吹きつけることで、ハンダペーストを融解させ、LED素子2を金属配線部13にハンダ付けする方法である。又、レーザー方式とは、レーザーによってハンダを局所的に加熱して、LED素子2を金属配線部13にハンダ付けする手法である。この処理における加熱は使用するハンダの種類によって様々であるが、一般に170℃程度であり、特に低融点のハンダを用いた場合には135℃程度である。
以上の工程を経てLED素子2を実装したLED素子用基板1と、拡散板3及び必要なその他の部品を外部フレーム内の適切な位置に配置して一体化する。この時、LED素子2と拡散板3との距離は光学距離(OD)となるようにする。
(実施例1)
本発明のLEDバックライトの実施例として、サイズが400mm×500mmのアニール処理済のPENフィルムからなるフィルム基板上に、銅配線を形成したフレキシブル基板タイプの配線フィルムであるLED素子用基板にLED素子を8×5のマトリックス状に配置したLED実装モジュールとした。
銅配線は、フィルム基板上における銅配線による同基板の被覆率が80%となるように形成した。
全ての実施例及び比較例のバックライトの光源として、上面側から発光するタイプのLED素子「NFSW757DT−V1」(日亜化学工業社製)を用いた。である。
LED素子の配置密度は、0.02個/cm2とした。LED素子の配置密度をこのような密度とすることに伴い、光学的に規定される当該モジュールの光学距離(OD)は18mmとなった。
更に、このLED実装モジュールと、拡散板(日東樹脂製CLAREX(クラレックス)とを、鉄製フレーム内に配置して実施例1のLEDバックライトを作成した。
(実施例2)
フィルム基板上における銅配線による同基板の被覆率が95%となるように形成した他は実施例1と同一の構成からなるLEDバックライトを作成し、これを実施例2のLEDバックライトとした。
(比較例1)
上記のLED素子用基板に代えて、サイズ400mm×500mmのリジット基板(CEM−3)に、LED素子を3×4のマトリックス状に配置し、但し、配置密度は0.006個/cm2とし、光学距離(OD)が25mmとなるLEDバックライトを作成し、これを比較例1のLEDバックライトとした。
(比較例2)
実験的に比較例1のLED素子配置間に、追加の補助配線によってLED素子を追加的に実装して、実質の配置密度が0.02個/cm2となるようにした。配置密度をこのように0.02個/cm2とした他は、比較例1と同一の構成からなるLEDバックライトを作成し、これを比較例2のLEDバックライトとした。
実施例及び比較例のLEDバックライトについて、60分間点灯した後のLED素子の発光面の表面温度を熱電対によって測定した。結果を表1に示す。
11 基板フィルム
12 接着剤層
13 金属配線部
14 絶縁性保護膜
15 反射層
16 ハンダ層
2 LED素子
3 拡散板
4 表示画面
5 放熱構造
10 LEDバックライト
100 LED表示装置
Claims (4)
- 可撓性を有する基板フィルムと、前記基板フィルム上に、熱伝導率200W/(m・K)以上の金属によって形成されている金属配線部と、を備えるLED素子用基板と、
前記金属配線部によって導通可能な態様で、前記LED素子用基板上にマトリックス状に配置されている複数のLED素子と、
光拡散作用を有する拡散板と、を有するLEDバックライトであって、
前記LED素子用基板上における前記LED素子の配置密度が、0.02個/cm2以上であって、
前記LED素子と前記拡散板との間の光学距離(OD)が、18mm以下であるLEDバックライト。 - 前記金属配線部が銅からなる請求項1に記載のLEDバックライト。
- 前記金属配線部は、前記基板フィルムの一方の表面の95%以上の範囲を被覆している請求項1又は2に記載のLEDバックライト。
- 請求項1から3のいずらかに記載のLEDバックライトと、表示画面と、を積層してなるLED表示装置。
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