JP6458493B2 - Led素子用基板、及びそれを用いたled実装モジュールの製造方法 - Google Patents
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Description
前記樹脂フィルム基材上に金属が積層されており、LED素子の両電極間を導通させるための、絶縁部が形成されている金属配線部と、
前記絶縁部を挟んで両側の金属配線部上に前記LED素子の両電極がハンダ接合されているLED素子と、を備え、
前記絶縁部上方と前記LED素子下方との間には収縮緩和空間が存在し、
前記収縮緩和空間には、前記樹脂フィルム基材が、上方に向かって凸状をなして収容されているLED実装モジュール。
LED素子2を実装する前のLED素子用基板1は、図1、図2に示す通り、可撓性を有する単一の樹脂からなる樹脂フィルム基材11の表面に、金属箔等からなる導電性の金属配線部13が、接着剤層12(図3参照)を介して形成されている。金属配線部13は、樹脂フィルム基材11上において、マトリックス状に配置されるLED素子2を導通することができる態様で形成されている。
樹脂フィルム基材11の材料としては、シート状に成形された可撓性を有する熱可塑性樹脂を用いる。ここで、シート状とはフィルム状を含む概念であり、いずれも可撓性を有する物である限り本発明において両者に差はない。
LED素子用基板1の表面上への金属配線部13の接合は、接着剤層12を介したドライラミネート法によって行われることが好ましい。この接着剤層12を形成する接着剤は、絶縁性保護膜15を形成する熱硬化型インキの熱硬化温度における耐熱性を有するものであれば公知の樹脂系接着剤を適宜用いることができる。それらの樹脂接着剤のうち、ウレタン系、ポリカーボネート系、またはエポキシ系の接着剤等を特に好ましく用いることができる。
図1及び図2に示す通り、金属配線部13は、LED素子用基板1の表面上に導電性基材によって形成される配線パターンである。本発明における金属配線部13は、例えば1000個以上のLED素子2の間を導通して必要な電流を流して電気を供給する機能を有するとともに、LEDからの放熱部を兼ねているものである。
LED素子用基板1においては、金属配線部13とLED素子2との接合については、リフロー方式によってハンダ層14を介した接合を行う。ハンダ層14の厚さは、後述の収縮緩和空間内へ樹脂フィルム基材11の凸部を収容するスペースを確保する観点から、50μm以上200μmであることが好ましい。
絶縁性保護膜15は、上述の通り、熱硬化型インキによって、金属配線部13と樹脂フィルム基材11の表面上の電気的接合が必要となる一部分を除いた他の部分に、主としてLED素子用基板1の耐マイグレーション特性を向上させるために形成される。
反射層16は、上記のLED実装モジュール10において、発光能力を向上させることを目的として、本実施形態では、LED素子用基板の発光面側の最表面に、LED素子2の実装部分を除いて積層される。LED素子の発光を反射し、所定の方向へ導くための反射面を持つ部材であれば特に限定されないが、白色ポリエステル発泡タイプの白色ポリエステル、白色ポリエチレン樹脂、銀蒸着ポリエステル等を、最終製品の用途とその要求スペック等に応じて適宜用いることができる。
LED素子用基板1は、従来公知の電子基板の製造方法の一つであるエッチング工程と、によって製造することができる。また、必要に応じて、予め当該樹脂にアニール処理による耐熱性向上処理を施してもよいが、本発明の製造方法によれば、アニールレスで低熱収縮のLED素子用基板を製造することができる。
本発明においては必須ではないが、アニール処理は、従来公知の熱処理手段を用いることができる。アニール処理温度の一例としては、樹脂フィルム基材11を形成する熱可塑性樹脂がPENである場合、ガラス転移温度から融点の範囲、更に具体的には160℃から260℃、より好ましくは180℃から230℃の範囲である。アニール処理時間としては、10秒から5分程度が例示できる。このような熱処理条件によれば、一般的に80℃程度であるPENの熱収縮開始温度を、100℃程度に向上させることができる。
必要に応じてアニール処理を経た樹脂フィルム基材11の表面に、金属配線部13の材料とする銅箔等の金属配線部13を積層してLED素子用基板1の材料とする積層体を得る。積層方法としては、コストや生産性の面からは、金属箔をウレタン系の接着剤によって樹脂フィルム基材11の表面に接着する方法が有利である。
金属配線部形成後、必要に応じて絶縁性保護膜15及び反射層16を更に積層する。これらの積層は公知の方法によって行うことができる。採用する材料によりスクリーン印刷等の印刷法或いは、ドライラミネーション、熱ラミネーション法等、各種のラミネート処理方法によることができる。
LED素子用基板1の金属配線部13に、LED素子2を直接実装することにより、LED実装モジュール10を得ることができる。
LED素子用基板1を用いたLED実装モジュール10の製造方法について説明する。金属配線部13へのLED素子2の接合は、ハンダ接合により好ましく行うことができる。このハンダによる接合は、リフロー方式、或いは、レーザー方式などがあるが、本発明においては好ましくはリフロー方式を用い、より好ましくは温度150℃以下のリフロー工程でLED素子をハンダ接合することが好ましい。このようにリフロー工程の低温化と組み合わせることで、LED素子用基板1の熱収縮を更に防止でき、アニールレスの製造を可能とする。
リフロー工程におけるリフロー加熱前の段階においては、図3に示すように、図2の断面視A−Aにおいて、絶縁スリット部132で構成される下面と、LED素子2で構成される上面と、金属箔の導電プレート部131の厚さ及びハンダ層14との合計積層厚さで構成される両側壁と、で囲まれる所定の加熱前の予備収縮緩和空間55が存在する。
図7は、直下型のLED実装モジュール10を用いた画像表示装置100の層構成の概略を模式的に示す斜視図である。画像表示装置100は、所定の間隔でマトリクス状に配列された複数のLED素子2を駆動(発光)することによって、文字や映像等の情報(画像)をモニター3に表示する。LED素子2は、LED素子用基板1の金属配線部13に実装されている。また、LED実装モジュール10から放熱される熱を更に効率よく外部に放射するための放熱構造4が樹脂基材の裏面側に設置されていることが更に好ましい。
11 樹脂フィルム基材
115 凸部
12 接着材層
13 金属配線部
131 導電プレート部
132 絶縁スリット部(絶縁部)
133 コネクター配線
134 端子
14 ハンダ層
15 絶縁性保護膜
16 反射層
2 LED素子
3 モニター
4 放熱構造
10 LED実装モジュール
50 収縮緩和空間
55 予備収縮緩和空間
100 画像表示装置
Claims (7)
- 可撓性を有し、且つ、熱収縮性を有する樹脂フィルム基材と、
前記樹脂フィルム基材上に金属が積層されており、LED素子の両電極間を導通させるための、絶縁部が形成されている金属配線部と、
前記絶縁部を挟んで両側の金属配線部上に前記LED素子の両電極がハンダ接合されているLED素子と、を備え、
前記絶縁部の上面で構成される下面と、前記LED素子の下面で構成される上面と、前記金属と、該金属の表面に積層されているハンダ層との合計積層厚さで構成される両側壁と、で囲まれる収縮緩和空間が存在し、
前記収縮緩和空間の断面視における、前記絶縁部の幅が0.1mm以上1.0mm以下であり、前記ハンダ層の厚さと前記金属の厚さとの合計積層厚さで定義される収縮緩和空間の最大高さが50μm以上200μm以下であって、
前記樹脂フィルム基材の一部分であって前記両側壁間において絶縁部を構成している部分のみが、該樹脂フィルム基材の他の部分であって前記絶縁部を構成していない部分よりも上方に向かって突出している部分である凸部が形成されていて、
前記凸部が前記収縮緩和空間内に収容されているLED実装モジュール。 - 前記凸部は、その頂部が、前記LED素子と接していない状態で、前記収縮緩和空間内に収容されている請求項1に記載のLED実装モジュール。
- 前記樹脂フィルム基材がポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレンナフタレートである請求項1又は2に記載のLED実装モジュール。
- 前記金属配線部は、前記樹脂フィルム基材の一方の表面の95%以上の範囲を被覆している請求項1から3のいずれかに記載のLED実装モジュール。
- 前記金属配線部の平均厚さが5μm以上50μm以下である請求項1から4のいずれかに記載のLED実装モジュール。
- 請求項1から5のいずれかに記載のLED実装モジュールの製造方法であって、
前記LED素子の両電極を、リフローによって温度150℃以下でハンダ接合する製造方法。 - 請求項1から5のいずれかに記載のLED実装モジュールをバックライトとして備える画像表示装置。
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