JP6527904B2 - 樹脂組成物、及びそれから製造された物品、並びにその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂組成物、及びそれから製造された物品、並びにその製造方法に関する。
電子製品の高集積化、小型化、多機能化及び軽量化によって、電子製品の内部では、多くの熱が発生する。電子製品内部にある電子素子から発生した熱が、電子製品の外部に適切に放出されなければ、電子製品の機能が低下し、寿命を縮めてしまう。
従って、電子素子への使用に適する電気絶縁性を有し、同時に向上した熱伝導度を有する放熱材を提供することができる材料の開発が必要である。
本発明が解決しようとする課題は、樹脂組成物、及びそれから製造された物品、並びにその製造方法を提供することである。具体的には、向上した熱伝導性と電気絶縁性を有する樹脂組成物、及びそれから製造された物品、並びにその製造方法を提供することである。
本発明の一実施例によれば、熱伝導性粒子、窒化ホウ素ナノチューブ、及びマトリックス樹脂を含む樹脂組成物が提供される。
本発明の他の実施例によれば、前記樹脂組成物から製造された物品が提供される。
本発明のさらに他の実施例によれば、熱伝導性粒子、窒化ホウ素ナノチューブ及びマトリックス樹脂を含む樹脂組成物を提供する段階と、前記樹脂組成物を加熱するか、あるいは硬化させて物品を形成する段階と、を含む物品の製造方法が提供される。
本発明の一実施例による樹脂組成物から製造された物品は、向上した熱伝導度を有するだけではなく、各種電子製品に放熱材として採用されるのに優秀な特性を有することができる。
本発明の一実施例による樹脂組成物から製造された物品の構造を概略的に示した断面図である。 実施例で使用された窒化ホウ素ナノチューブの走査電子顕微鏡(SEM:scanning electron microscope)写真を図示した図面である。 実施例で使用された窒化ホウ素ナノチューブの走査電子顕微鏡(SEM)写真を図示した図面である。 実施例で使用された窒化ホウ素ナノチューブの透過電子顕微鏡(TEM:transmission electron microscope)写真を図示した図面である。 実施例で使用された窒化ホウ素ナノチューブのX線回折(XRD:X−ray diffraction)パターンを図示した図面である。 実施例で使用された六方晶窒化ホウ素のSEM写真を図示した図面である。 実施例1による円形ディスク試片の実物写真を図示した図面である。 実施例1による長方形ビーム形試片の実物写真を図示した図面である。 実施例1による正方形プレート形試片の実物写真を図示した図面である。 実施例1による試片の破断面を観察したSEM写真を図示した図面である。 実施例1による試片の破断面を観察したSEM写真を図示した図面である。 比較例1による試片の破断面を観察したSEM写真を図示した図面である。 比較例1による試片の破断面を観察したSEM写真を図示した図面である。
本発明は、多様な変換を加えることができ、さまざまな実施例を有することができるが、特定実施例を図面に例示して詳細な説明によって詳細に説明する。本発明の効果、特徴、及びそれらを達成する方法は、図面と共に詳細に説明する実施例を参照すれば明確になるであろう。しかし、本発明は、以下で開示される実施例に限定されるものではなく、多様な形態に具現されるのである。
本明細書において、単数形は、文言において特別に言及しない限り、複数形も含む。
本明細書において、「含む」または「有する」というような用語は、明細書上に記載された特徴または構成要素が存在するということを意味するものであり、1以上の他の特徴または構成要素が付加される可能性をあらかじめ排除するものではない。
本明細書において、用語「熱伝導性粒子の平均縦横比(aspect ratio)」は、熱伝導性粒子の平均長軸の長さを、熱伝導性粒子の平均短縮長さで割った値を意味する。
本明細書において、用語「窒化ホウ素ナノチューブの平均縦横比」は、窒化ホウ素ナノチューブの平均長さを、窒化ホウ素ナノチューブの平均径で割った値を意味する。
本明細書において、用語「窒化ホウ素ナノチューブ」は、窒化ホウ素からなるチューブ形状の材料であり、理想的には、六角環がチューブ軸に沿って平行に並べられた形態物を意味する。しかし、六角環がチューブ軸に平行ではなく、ねじれて並べられた形態物も含む。また、窒化ホウ素が他の材料にドーピングされたような変形も含む。
<樹脂組成物>
本発明の一実施例による樹脂組成物は、熱伝導性粒子、窒化ホウ素ナノチューブ、及びマトリックス樹脂を含んでもよい。
特定理論によって限定されるものではないが、窒化ホウ素ナノチューブを含まない樹脂組成物は、熱伝導性粒子が配向された特定一方向だけに熱伝導経路が形成される傾向がある。特に、熱伝導性粒子の縦横比が大きければ大きいほど、熱伝導経路は、特定一方向に偏る。それによって、物品において、特定他方向への熱伝導度を低下させる傾向がある。具体的には、窒化ホウ素ナノチューブを含まず、熱伝導性粒子のみを含む樹脂組成物から製造された物品がフィルム形状であるとするとき、前記フィルムの最も広い面に平行の水平方向の熱伝導度は、相対的に高い。一方、前記フィルムの最も広い面に直交する垂直方向への熱伝導度は、非常に低い傾向がある。
また、特定理論によって限定されるものではないが、窒化ホウ素ナノチューブのみを含む樹脂組成物は、均一な仕様を有する物品に製造しやすくない。具体的には、窒化ホウ素ナノチューブが互いに絡み合い、樹脂組成物内に等しく分散されず、そのような樹脂組成物から製造された物品は、物品の一部でしか所望仕様(例えば、所望熱伝導度)を有する物品が得られない。
しかし、本発明の一実施例による樹脂組成物は、熱伝導性粒子及び窒化ホウ素ナノチューブを必ず含むことにより、前記樹脂組成物から製造された物品において、熱伝逹チャネルが多様な方向(例えば、垂直及び水平を含む多様な方向)に配向されるので、熱伝導度が向上する。
具体的には、熱伝導性粒子及び窒化ホウ素ナノチューブを含む本発明の一実施例による樹脂組成物から製造された物品は、熱伝逹チャネルが垂直方向にも効率的に形成されるので、水平方向と垂直方向への熱伝導度が同時に非常に高くなる。熱伝導性粒子及び窒化ホウ素ナノチューブを含む本発明の一実施例による樹脂組成物から製造された物品は、特に、垂直方向への熱伝導度が非常に向上する。図1では、垂直方向の熱伝逹チャネルのみを例示的に記載したが、本発明の一実施例による樹脂組成物から製造された物品においては、水平方向の熱伝逹チャネルも存在する。
前記熱伝導性粒子の形態は限定されるものではなく、例えば、球形、板状、キュービック形など多様な形態でもある。
前記熱伝導性粒子の平均粒径は、0.1μmないし150μmでもある。例えば、前記熱伝導性粒子の平均粒径は、1μm以上、3μm以上または10μm以上でもあるが、それらに限定されるものではない。または、他の例として、前記熱伝導性粒子の平均粒径は、120μm以下、100μm以下、90μm以下、80μm以下、50μm以下、30μm以下または20μm以下でもあるが、それらに限定されるものではない。前記熱伝導性粒子の平均粒径が前記範囲を満足すれば、前記樹脂組成物内に均質に分散され、前記樹脂組成物が物品を形成するのに適する粘度を有し、前記樹脂組成物から製造された物品が薄くて表面が滑らかである。
前記熱伝導性粒子の平均縦横比は、1ないし300でもある。例えば、前記熱伝導性粒子の平均縦横比は、3以上、5以上、7以上または10以上でもあるが、それらに限定されるものではない。または、他の例として、前記熱伝導性粒子の平均縦横比は、200以下または100以下でもあるが、それらに限定されるものではない。前記熱伝導性粒子の平均縦横比が前記範囲を満足すれば、樹脂組成物内に含まれる熱伝導性粒子の含量が多くなるので、向上した熱伝導度を有する物品を提供することができる。
一具現例によれば、前記熱伝導性粒子は、金属窒化物(nitride)、金属酸化物(oxide)、金属酸窒化物(oxynitride)、金属カーバイド(carbide)、またはその任意の組み合わせを含んでもよい。
例えば、前記熱伝導性粒子は、2族元素、13族元素、14族元素、またはそれらの組み合わせの窒化物、酸化物、酸窒化物またはカーバイドを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。前記2族元素は、ベリリウム、マグネシウム及びカルシウムのうちから選択されてもよいが、それらに限定されるものではない。前記13族元素は、ホウ素、アルミニウム及びガリウムのうちから選択されてもよいが、それらに限定されるものではない。前記14族元素は、ケイ素、ゲルマニウム及びスズのうちから選択されてもよいが、それらに限定されるものではない。
他の例として、前記熱伝導性粒子は、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸窒化アルミニウム、窒化ホウ素、酸化ホウ素、酸窒化ホウ素、酸化シリコン、炭化シリコン、酸化ベリリウム、またはそれらの組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
さらに他の例として、前記熱伝導性粒子は、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、またはそれらの組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
さらに他の例として、前記熱伝導性粒子は、窒化ホウ素を含んでもよいが、それに限定されるものではない。窒化ホウ素は、高い熱伝導度、高い機械的安定性及び/または化学的安定性を有するので、窒化ホウ素を含む樹脂組成物から製造された物品は、高い熱伝導度、高い機械的安定性及び/または化学的安定性を有することができる。
他の具現例によれば、前記熱伝導性粒子は、六方晶窒化ホウ素でもあるが、それに限定されるものではない。具体的には、前記六方晶窒化ホウ素の平均粒径は、0.1μmないし150μmでもあり、前記六方晶窒化ホウ素の平均縦横比は、10ないし300でもあるが、それらに限定されるものではない。
前記窒化ホウ素ナノチューブの平均径は、2nmないし1μmでもある。例えば、前記窒化ホウ素ナノチューブの平均径は、5nm以上、7nm以上または10nm以上でもあるが、それらに限定されるものではない。または、他の例として、前記窒化ホウ素ナノチューブの平均径は、800nm以下、500nm以下または200nm以下でもあるが、それらに限定されるものではない。前記窒化ホウ素ナノチューブの平均径が前記範囲を満足すれば、前記樹脂組成物内に均質に分散され、前記樹脂組成物が物品を形成するのに適する粘度を有し、前記樹脂組成物から製造された物品が薄くて表面が滑らかである。
前記窒化ホウ素ナノチューブの平均長は、0.5μmないし1,000μmでもある。例えば、前記窒化ホウ素ナノチューブの平均長は、100μm以下、50μm以下または10μm以下でもあるが、それらに限定されるものではない。または、他の例として、前記窒化ホウ素ナノチューブの平均長は、500μm以上、700μm以上または900μm以上でもあるが、それらに限定されるものではない。前記窒化ホウ素ナノチューブの平均長が前記範囲を満足すれば、前記樹脂組成物から製造された物品内において、熱伝逹チャネルを適切に形成することができ、前記物品の熱伝導度が向上する。
前記窒化ホウ素ナノチューブの平均縦横比は、5ないし100,000でもある。例えば、前記窒化ホウ素ナノチューブの平均縦横比は、10ないし10,000でもあるが、それに限定されるものではない。前記窒化ホウ素ナノチューブの平均縦横比が前記範囲を満足すれば、前記樹脂組成物から製造された物品内において、熱伝逹チャネルを適切に形成することができ、前記物品の熱伝導度が向上する。
前記マトリックス樹脂は、前記熱伝導性粒子及び前記窒化ホウ素ナノチューブを均質に分散させて固定させることができるものであるならば、種類が制限されない。
例えば、前記マトリックス樹脂は、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂でもあるが、それらに限定されるものではない。
具体的には、前記マトリックス樹脂は、ナイロン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアクリル樹脂、スチレンブタジエン樹脂、ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリビニルブチラル樹脂、ポリビニルホルマル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレンジビニルベンゼン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂及びフェノール樹脂のうちから選択される1種以上でもあるが、それらに限定されるものではない。
他の例として、前記マトリックス樹脂は、熱硬化性樹脂でもあるが、それに限定されるものではない。熱硬化性樹脂を含む樹脂組成物は、熱伝導性粒子及び窒化ホウ素ナノチューブの分散が相対的に容易であり、機械的物性にもすぐれるので、熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物に比べて望ましい。
具体的には、前記マトリックス樹脂は、エポキシ樹脂でもあるが、それに限定されるものではない。エポキシ樹脂を含む樹脂組成物は、耐熱性、耐湿性、耐久性及び耐薬品性などの特性が高い。
さらに具体的には、前記マトリックス樹脂は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラックエポキシ樹脂、o−クレゾールノボラックエポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂及びグリシジルアミンエポキシ樹脂のうちから選択される1種以上を含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
最も具体的には、前記マトリックス樹脂は、数平均分子量300以上のフェノールノボラックエポキシ樹脂であるか、あるいは170以上のエポキシ当量を有するフェノールノボラックエポキシ樹脂でもあるが、それらに限定されるものではない。
前記樹脂組成物は、前記樹脂組成物の総重量を基準に、10重量%以上ないし80重量%以下の前記熱伝導性粒子を含んでもよい。例えば、前記樹脂組成物は、前記樹脂組成物の総重量を基準に、30重量%以上ないし50重量%以下の前記熱伝導性粒子を含んでもよいが、それに限定されるものではない。前記熱伝導性粒子の含量が前述の範囲を満足すれば、優秀な熱伝導性を有する物品を提供することができる。
前記樹脂組成物は、前記樹脂組成物の総重量を基準に、0重量%超過ないし30重量%以下の前記窒化ホウ素ナノチューブを含んでもよい。例えば、前記樹脂組成物は、前記樹脂組成物の総重量を基準に、0.5重量%ないし20重量%、または1重量%ないし20重量%の前記窒化ホウ素ナノチューブを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。前記窒化ホウ素ナノチューブの含量が前述の範囲を満足すれば、優秀な熱伝導性を有する物品を提供することができる。
前記樹脂組成物は、前記樹脂組成物の総重量を基準に、20重量%ないし90重量%の前記マトリックス樹脂を含んでもよい。例えば、前記樹脂組成物は、前記樹脂組成物の総重量を基準に、25重量%ないし70重量%、または30重量%ないし50重量%の前記マトリックス樹脂を含んでもよいが、それらに限定されるものではない。前記マトリックス樹脂の含量が前述の範囲を満足すれば、機械的特性、物理的特性及び/または化学的特性にすぐれる物品を提供することができる。
前記樹脂組成物は、前記熱伝導性粒子の総重量を基準に、1重量%ないし20重量%の前記窒化ホウ素ナノチューブを含んでもよい。例えば、前記樹脂組成物は、1.5重量%ないし4.5重量%の前記窒化ホウ素ナノチューブを含んでもよいが、それに限定されるものではない。前記熱伝導性粒子と前記窒化ホウ素ナノチューブとの含量比が前述の比を満足すれば、効果的に熱伝逹チャネルが形成されるので、優秀な熱伝導性を有する物品を提供することができる。
前記樹脂組成物は、その用途及び製造方法によって、添加剤をさらに含んでもよいが、それに限定されるものではない。例えば、前記樹脂組成物は、分散剤、架橋剤、フィラ、粘度改質剤、衝撃改質剤、硬化剤、硬化促進剤、消泡剤、ウェティング剤、光沢調節剤及び重合開始剤のうちから選択される1種以上の添加剤をさらに含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
前記分散剤は、例えば、ケトン類、エステル類及びグリコールエーテル類のうちから選択される1種以上を含んでもよいが、それらに限定されるものではない。具体的には、前記分散剤は、酢酸イソプロピルアセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸ペンチル、酢酸イソペンチル、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、酢酸セロソルブ及びブチルセロソルブのうちから選択される1種以上を含んでもよいが、それらに限定されるものではない。さらに具体的には、前記分散剤は、メチルエチルケトンでもあるが、それに限定されるものではない。前記分散剤の含量に対する前記熱伝導性粒子及び窒化ホウ素ナノチューブの含量の和は、1:1ないし1:4でもあるが、それに限定されるものではない。
前記架橋剤は、例えば、ホウ酸、グルタールアルデヒド、メラミン、パーオキシエステル系化合物及びアルコール系化合物のうちから選択された1種以上を含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
前記衝撃改質剤は、例えば、天然ゴム、フルオロエラストマー、エチレン−プロピレンゴム(EPR)、エチレン−ブテンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンモノマーゴム(EPDM)、アクリレートゴム、水素化されたニトリルゴム(HNBR)、シリコンエラストマー、スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー(SBS)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、スチレン−(エチレン−ブテン)−スチレンブロックコポリマー(SEBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー(SIS)、スチレン−(エチレン−プロピレン)−スチレンブロックコポリマー(SEPS)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー(ABS、バルクABS、及びゴム含量が高い(high-rubber)グラフトABSを含む)、アクリロニトリル−エチレン−プロピレン−ジエン−スチレンコポリマー(AES)及びメチルメタクリレート−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー(MBS)のうちから選択される1種以上を含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
前記硬化剤は、例えば、アミン類、イミダゾール類、グアニン類、酸無水物類、ジシアンジアミド類及びポリアミン類のうちから選択される1種以上を含んでもよいが、それらに限定されるものではない。具体的には、前記硬化剤は、2−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−フェニルイミダゾール、ビス(2−エチル−4−メチルイミダゾール)、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、フタル酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水物、メチルブテニルテトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物、メチルヒドロフタル酸無水物、トリメリット酸無水物、ピロメリット酸無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物及びメチルナジック酸無水物(nadic methyl anhydride)のうちから選択される1種以上を含んでもよいが、それらに限定されるものではない。さらに具体的には、前記硬化剤は、メチルナジック酸無水物でもあるが、それに限定されるものではない。
前記硬化促進剤は、例えば、フェノール類、カルボン酸類、アミド類、スルホンアミド類及びアミン類のうちから選択される1種以上を含んでもよいが、それらに限定されるものではない。具体的には、前記硬化促進剤は、フェノール、クレゾール、ノニルフェノール、ベンジルメチルアミン、ベンジルジメチルアミン及びDMP−30のうちから選択される1種以上を含んでもよいが、それらに限定されるものではない。さらに具体的には、前記硬化促進剤は、ベンジルジメチルアミンでもあるが、それに限定されるものではない。
前記樹脂組成物が添加剤を含む場合、前記添加剤の含量は、前記樹脂組成物の総重量を基準に、5重量%以下でもあるが、それに限定されるものではない。例えば、前記添加剤の含量は、前記樹脂組成物の総重量を基準に、2重量%以下、さらに具体的には、1.5重量%以下でもあるが、それに限定されるものではない。
前記樹脂組成物は、熱伝導性粒子、窒化ホウ素ナノチューブ及びマトリックス樹脂を混合することによって製造される。該混合は、溶融混合または溶液混合でもある。
選択的には、前記熱伝導性粒子及び/または前記窒化ホウ素ナノチューブは、マトリックス樹脂に混合される以前に、前処理段階を経ることができる。
前記前処理段階は、前記熱伝導性粒子及び/または前記窒化ホウ素ナノチューブを溶媒に分散させて分散液を得る段階と、前記分散液に超音波を適用する段階と、前記溶媒を除去する段階と、を含んでもよい。
前記熱伝導性粒子及び/または前記窒化ホウ素ナノチューブを溶媒に分散させた後、超音波を適用すれば、前記熱伝導性粒子及び/または前記窒化ホウ素ナノチューブがマトリックス樹脂に等しく分散されることの一助となる。
前記前処理段階で使用される溶媒は、前記熱伝導性粒子及び/または前記窒化ホウ素ナノチューブと相溶性ある溶媒であるならば、その種類が制限されない。例えば、前記溶媒は、アルコール類でもあり、さらに具体的には、エタノールでもあるが、それに限定されるものではない。
前記前処理段階で適用される超音波は、前記熱伝導性粒子及び/または前記窒化ホウ素ナノチューブが溶媒に分散されさえすれば、強度が制限されるものではない。ただし、前記超音波は、高出力であることが望ましく、例えば、前記超音波の出力は、200Wでもあるが、それに限定されるものではない。
前記マトリックス樹脂は、添加物、例えば、硬化剤、硬化促進剤及び/または分散剤とあらかじめ混合され、予備混合物形態でも存在する。そのとき、マトリックス樹脂、硬化剤、硬化促進剤及び/または分散剤は、ブレードを利用して機械的に撹拌され、均一な予備混合物形態で存在する。
選択的には、前記樹脂組成物は、熱伝導性粒子、窒化ホウ素ナノチューブ及びマトリックス樹脂が混合された後、脱気される段階をさらに含んでもよい。脱気を行うことにより、樹脂組成物内に存在する微量の溶媒、添加物などが除去され、同時に樹脂組成物内に存在する気孔が除去される。気孔が除去されることにより、前記樹脂組成物から製造された物品の外観特性を向上させることができる。脱気される段階は、望ましくは、実質的に真空状態下でも進められるが、それに限定されるものではない。
<物品>
本発明の一実施例による物品は、前記樹脂組成物から製造される。図1は、本発明の一実施例による樹脂組成物から製造された物品の構造を概略的に示した断面図である。
本発明の一実施例による物品100は、熱伝導性粒子110、窒化ホウ素ナノチューブ120及びマトリックス130を含む。
本発明の一実施例による物品は、熱伝導性粒子及び窒化ホウ素ナノチューブを必ず含むことにより、熱伝逹チャネルが多様な方向(例えば、垂直及び水平を含む多様な方向)に配向されるので、熱伝導度が向上する。具体的には、本発明の一実施例による物品は、熱伝逹チャネルが垂直方向にも効率的に形成されるので、垂直方向への熱伝導度が非常に高くなる。
前記物品の形状は、制限されるものではなく、粒子、フィルム、シート、プレート、ブロック、チューブなどの形状を有することができる。
前記物品は、電子部品の放熱材、電子製品の基板、発光素子(LED:light emitting diode)のハウジング、電池のシーリング材、エポキシモールディングコンパウンド(EMC:epoxy molding compound)などに含まれるが、それらに限定されるものではない。
例えば、前記物品は、熱伝導性フィルムでもあり、前記熱伝導性フィルムの少なくとも一面に、基板、接着フィルム、ペースト及び/または異形フィルムがさらに含まれ、放熱材を形成することができる。
前記物品の熱伝導度(thermal conductivity)は、ASTM E1461によって測定されたとき、3.0W/mK以上でもあるが、それに限定されるものではない。前記物品の熱伝導度が前述の範囲を満足する場合、電子製品内部の多様な電子素子で発生する熱を電子製品の外部に放出させるのに十分である。
前記物品の絶縁破壊電圧(breakdown voltage)は、ASTM D149によって測定されたとき、10.0kV/mm以上でもあるが、それに限定されるものではない。前記物品の絶縁破壊電圧が前述の範囲を満足する場合、前記物品は、電子製品内部の多様な電子素子で発生する熱を電子製品の外部に放出させるときにも、電気絶縁性を維持することができる。従って、前記物品の絶縁破壊電圧が前述の範囲を満足する場合、前記物品は、電子製品のハウジングなどで使用されるのに十分な電気絶縁性を提供することができる。
前記物品の屈曲弾性率(flexural modulus)は、ASTM D790によって測定されたとき、20GPa以上でもあるが、それに限定されるものではない。前記物品の屈曲弾性率が前述の範囲を満足する場合、電子製品内部の多様な電子素子の耐久性を長期間維させる。
<物品の製造方法>
前記物品は、熱伝導性粒子、窒化ホウ素ナノチューブ及びマトリックス樹脂を含む樹脂組成物を提供する段階と、前記樹脂組成物を加熱するか、あるいは硬化させて物品を形成する段階と、を含む物品の製造方法によって製造される。
選択的には、前記樹脂組成物が提供される以前に、前述の前記熱伝導性粒子及び/または前記窒化ホウ素ナノチューブの前処理段階をさらに含んでもよい。
また、選択的には、前記樹脂組成物が提供される以前に、前述の真空脱気が行われる段階をさらに含んでもよい。
前記加熱または硬化は、例えば、150℃以上の温度及び15,000ポンド以上の圧力条件下で行われる。例えば、前記硬化は、200℃以下の温度条件下でも行われるが、それに限定されるものではない。例えば、前記硬化は、30,000ポンド以下の圧力条件下でも行われるが、それに限定されるものではない。
前記樹脂組成物を基板上に噴霧するか、あるいはコーティングすることにより、前記樹脂組成物を提供することができるが、それらに限定されるものではない。そのとき、選択的には、前記物品のパターニング及び/または前記樹脂組成物に含まれた分散剤などの除去のために、熱処理、光照射などを追加して行うこともできる。
以下、比較例及び実施例を挙げ、本発明の一実施例による樹脂組成物、及びそこから製造された物品について、さらに具体的に説明する。しかし、本発明は、下記の比較例及び実施例に限定されるものではない。
<材料>
(1)窒化ホウ素ナノチューブ
下記実施例で使用された窒化ホウ素ナノチューブは、Materials 2014,7,5789−5801を参照して製造された。下記実施例で使用された窒化ホウ素ナノチューブのSEM(scanning electron microscope)写真を図2及び図3に図示した。下記実施例で使用された窒化ホウ素ナノチューブの透過電子顕微鏡(TEM:transmission electron microscope)写真を図4に図示した。下記実施例で使用された窒化ホウ素ナノチューブのX線回折(XRD:X−ray diffraction)パターンを図5に図示した。
(2)六方晶窒化ホウ素
下記実施例で使用された六方晶窒化ホウ素は、高純度化学社から入手したBBI03PBであった。下記実施例で使用された六方晶窒化ホウ素のSEM写真を図6に図示した。
(3)フェノールノボラックエポキシ
下記実施例で使用されたフェノールノボラックエポキシは、Kukdo化学社から入手されたブランドYDPN−631である。
<実施例1>
(1)前処理段階:窒化ホウ素ナノチューブ粉末の準備
0.5gの窒化ホウ素ナノチューブ粉末を50mLのエタノールに混合した後、200W出力の超音波ホーン(horn)で30分間分散させた後、真空乾燥器で50℃で乾燥させ、乾燥された窒化ホウ素ナノチューブ粉末を得た。
(2)予備混合物の製造
反応容器に5gのフェノールノボラックエポキシ、4.4gのメチルナジック酸無水物及び0.05gのベンジルジメチルアミンを添加し、それをブレードを利用して機械的に撹拌することにより、均一混合された予備混合物を製造した。
(3)樹脂組成物の製造
あらかじめ製造された予備混合物に、六方晶窒化ホウ素(h−BN)粉末前処理段階を介して準備された窒化ホウ素ナノチューブ(BNNT)粉末を添加した。このとき、六方晶窒化ホウ素、窒化ホウ素ナノチューブ及び予備混合物の重量比は、49:1:50であった。ここに、メチルエチルケトンを4.725gの量で添加した後、ブレードを利用して機械的に撹拌し、均一混合されたスラリーを得た。かように得たスラリーを80℃に維持しながら5分間真空脱気し、スラリー内に含まれたメチルエチルケトン及び気孔が除去された乾燥混合物を得た。
(4)物品の製造
1)円形ディスク試片の製造
前記乾燥混合物をステンレスモールドに入れて成形した後、ホットプレスで150℃で4時間15,000ポンドの圧力をかけることによって硬化させ、1.0mm厚及び1.2cm径を有する円形ディスクの試片を製造した。前記得られた円形ディスクの試片の実物写真を図7に図示した。
2)長方形ビーム形試片の製造
前記乾燥混合物をステンレスモールドに入れて成形した後、ホットプレスで150℃で4時間15,000ポンドの圧力をかけることによって硬化させ、1.27cmの横長、12.7cmの縦長及び3.4mm厚を有する長方形ビーム形試片を製造した。前記得られた長方形ビーム形試片の実物写真を図8に図示した。
3)プレート形試片の製造
前記乾燥混合物をステンレスモールドに入れて成形した後、ホットプレスで150℃で4時間15,000ポンドの圧力をかけることによって硬化させ、5cmの横長、5cmの縦長及び0.5cm厚を有する正方形プレート形試片を製造した。前記得られた正方形プレート形試片の実物写真を図9に図示した。
<実施例2ないし6、及び比較例1,2>
六方晶窒化ホウ素、窒化ホウ素ナノチューブ及び予備混合物の重量比を、下記表1のように変更したことを除いては、実施例1と同一方法でそれぞれの形状による試片を製造した。
<評価例1:SEM写真>
実施例1の円形ディスク試片の破断面SEM写真を図10及び図11に図示した。また、比較例1の円形ディスク試片の破断面SEM写真を図12及び図13に図示した。
図10及び図11から、実施例1の試片においては、窒化ホウ素ナノチューブが六方晶窒化ホウ素を連結させているということを確認することができる。
<評価例2:熱伝導度評価>
実施例1ないし6、及び比較例1、2の円形ディスク試片(1mm厚及び1.2cm径の円形ディスク)の熱伝導度をTAInstrumentから入手したFlash Diffusivity Analyzer、DXF−900キセノンフラッシュ装置を利用して、ASTM E1461規格によって測定した。それぞれの実施例に該当する3個の試片を評価した後、その平均値を下記表2に示した。
前記表2から、実施例1ないし6の試片は、比較例1、2の試片に比べ、熱伝導度が大きく向上したということを確認することができる。
また、追加して、論文に公開された物品の熱伝導度と、本発明の実施例による物品の熱伝導度とを比較し、本発明による実施例結果の優秀性を確認することができる。具体的には、「Study on thermal conductive BN/novolac resin composites(Thermochimica Acta, 523, 111, 2011, Li et al.)」では、それぞれ50重量%及び70重量%の窒化ホウ素を含んだノボラックエポキシ複合材が、それぞれ0.37W/mK及び0.47W/mKの熱伝導度を有しているということが発表された。「Thermal conduictivity of epoxy resin composites filled with combustuion synthesized h-4BN particles(Molecules, 21, 670, 2016, Chung et al.)」では、それぞれ46.2重量%及び82.4重量%の表面処理された窒化ホウ素を含んだノボラックエポキシ複合材が、それぞれ1.8W/mK及び2.7W/mKの熱伝導度を示すと発表された。エポキシウェティング方法を使用した「Fabrication of thermally conductive composite woth surface modified boron nitride by epoxy wetting method (Ceramic International, 40, 5181, 2014, Kim et al.)」では、最良の結果を示す70重量%の窒化ホウ素を含んだ複合材が、2.8W/mKの熱伝導度を有するという結果が報告された。それとは異なり、本発明の一実施例による物品は、約3倍近く熱伝導度が向上したということが分かる。
窒化ホウ素ナノチューブのみを高分子樹脂に分散させて複合材を製造し、熱伝導度を評価した例示として、「Development of high thermal conductivity via BNNTs/epoxy/organic-si hybrid composite systems (J Mater Sci: Mater Electgron, 27, 5217, 2016, Yung et al.)」は、窒化ホウ素ナノチューブを、それぞれ1重量%、3重量%、5重量%で含む複合材が、それぞれ0.2W/mK、0.3W/mK及び0.45W/mKの熱伝導度を有するということを報告している。それは、本発明の一実施例による物品で見られる熱伝導度に比べ、非常に低い値であるが、Yung et al.の複合材(具体的には、窒化ホウ素ナノチューブのみを含む複合材)は、商用に供されないレベルの熱伝導度のみを有するということが分かる。さらに、5重量%以上の窒化ホウ素ナノチューブを含む樹脂組成物は、前記窒化ホウ素ナノチューブの分散が非常に困難であるという点を勘案するとき、製造が非常に厄介である。従って、窒化ホウ素ナノチューブのみを含む樹脂組成物は、商用化が非常に困難であるということが分かる。
<評価例3>
実施例1、4及び比較例1、2の長方形ビーム形試片(1.27cmの横長、12.7cmの縦長及び3.4mm厚を有する長方形ビーム形試片)の屈曲弾性率を、WithLabから入手したUniversal Testing Machine、WL2100A/Bを利用して、ASTM D790規格によって測定した。それぞれの実施例に該当する5個の試片を評価した後、その平均値の結果を下記表3に示した。
前記表3から、1.0重量比の窒化ホウ素ナノチューブが含有された実施例1及び4の試片は、窒化ホウ素ナノチューブが含まれていない比較例1及び2の試片に比べ、屈曲弾性率が大きく向上しているということが確認された。
特定理論によって限定されるものではないが、それは、窒化ホウ素ナノチューブが六方晶窒化ホウ素間を連結し、マトリックス内の結合力を増大させた結果であると見られる。
前記屈曲弾性率結果から、本発明の一実施例による樹脂組成物から製造された物品が、電子製品内部の電子素子での長期間熱放出及び温度変化に耐えることができる十分な機械的耐久性を有するということを確認した。
<評価例4>
実施例1、4及び比較例1、2のプレート形試片(5cmの横長、5cmの縦長及び0.5cm厚のプレート形試片)の絶縁破壊電圧を、Haefely Hitronics社から入手したDielectric Breakdown Tester、710−56A−Bを利用して、ASTM D−149規格によって測定した。それぞれの実施例に該当する5個の試片を評価した後、その平均値を下記表4に示した。
前記表4から、1.0重量比の窒化ホウ素ナノチューブが含有された実施例1及び4の試片は、窒化ホウ素ナノチューブが含まれていない比較例1及び2と同等であるか、あるいはそれと類似した絶縁破壊電圧を有するということが分かる。
前記絶縁破壊電圧結果から、本発明の一実施例による樹脂組成物から製造された物品が、電子製品内部の電子素子からの熱放出にも十分な電気絶縁性を有するということを確認した。
本発明の、樹脂組成物、及びそれから製造された物品、並びにその製造方法は、例えば、電子機器関連の技術分野に効果的に適用可能である。
100 物品
110 熱伝導性粒子
120 窒化ホウ素ナノチューブ
130 マトリックス

Claims (17)

  1. 熱伝導性粒子、窒化ホウ素ナノチューブ及びマトリックス樹脂を含み、
    前記熱伝導性粒子の平均縦横比は、3ないし300であり、
    前記熱伝導性粒子の総重量を基準に、
    1.5重量%ないし4.5重量%の前記窒化ホウ素ナノチューブを含むことを特徴とする樹脂組成物。
  2. 前記熱伝導性粒子の平均粒径は、0.1μmないし150μmであることを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 前記熱伝導性粒子は、金属窒化物、金属酸化物、金属酸窒化物、金属カーバイド、またはその任意の組み合わせを含むことを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  4. 前記熱伝導性粒子は、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸窒化アルミニウム、窒化ホウ素、酸化ホウ素、酸窒化ホウ素、酸化シリコン、炭化シリコン、酸化ベリリウム、またはそれらの組み合わせを含むことを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  5. 前記熱伝導性粒子は、窒化ホウ素を含むことを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  6. 前記熱伝導性粒子は、六方晶窒化ホウ素であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  7. 前記六方晶窒化ホウ素の平均粒径は、0.1μmないし150μmであり、
    前記六方晶窒化ホウ素の平均縦横比は、10ないし300であることを特徴とする請求項6に記載の樹脂組成物。
  8. 前記窒化ホウ素ナノチューブの平均径は2nmないし1μmであり、
    前記窒化ホウ素ナノチューブの平均長は0.5μmないし1,000μmであり、
    前記窒化ホウ素ナノチューブの平均縦横比は、5ないし100,000であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  9. 前記マトリックス樹脂は、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  10. 前記マトリックス樹脂は、ナイロン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアクリル樹脂、スチレンブタジエン樹脂、ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリビニルブチラル樹脂、ポリビニルホルマル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレンジビニルベンゼン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂及びフェノール樹脂のうちから選択される1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  11. 前記マトリックス樹脂は、エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  12. 前記樹脂組成物の総重量を基準に、
    10重量%以上ないし80重量%以下の前記熱伝導性粒子と、
    0重量%超過ないし30重量%以下の前記窒化ホウ素ナノチューブと、
    20重量%ないし90重量%の前記マトリックス樹脂と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  13. 添加剤をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  14. 請求項1に記載の樹脂組成物から製造された物品。
  15. 前記物品の熱伝導度は、3.0W/mK以上であり、
    前記物品の破壊電圧は、10.0kV/mm以上であり、
    前記物品の屈曲弾性率は、20GPa以上であることを特徴とする請求項14に記載の物品。
  16. 熱伝導性粒子、窒化ホウ素ナノチューブ及びマトリックス樹脂を含み、前記熱伝導性粒子の平均縦横比が3ないし300であり、前記熱伝導性粒子の総重量を基準に、1.5重量%ないし4.5重量%の前記窒化ホウ素ナノチューブを含む樹脂組成物を提供する段階と、
    前記樹脂組成物を加熱するか、あるいは硬化させて物品を形成する段階と、を含む物品の製造方法。
  17. 前記樹脂組成物を提供する段階以前に、
    前記熱伝導性粒子及び/または前記窒化ホウ素ナノチューブの前処理段階をさらに含み、
    前記前処理段階は、前記熱伝導性粒子及び/または前記窒化ホウ素ナノチューブを溶媒に分散させて分散液を得る段階と、
    前記分散液に超音波を適用する段階と、
    前記溶媒を除去する段階と、を含むことを特徴とする請求項16に記載の物品の製造方法。
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