JP6527078B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明は、乗降床に櫛板を備えた乗客コンベアに関する。
乗客コンベアに関する背景技術として、特開2008-56491(特許文献1)がある。この特許文献1には、櫛状の歯を備えた踏み段用櫛状物の櫛状ブラシが、櫛状の歯と概ね平行な方向に配置されたものが記載されている。
また、背景技術として、特開2009-280360(特許文献2)がある。この特許文献2には、隣接する櫛歯の根元部に、紐状可撓体が根元部の中央部に移動するのを防止する手段を形成したものが記載されている。
特開2008-56491号公報 特開2009-280360号公報
櫛板は乗客コンベアの乗り込み口の幅方向に複数個を取付る方法が一般的である。特許文献1のように、幅方向に1個の部品として取付る場合は、隣接する櫛板との間に隙間が形成されることはないが、1個の部品である場合は、一箇所の櫛歯が折損した場合でも、一体で交換する必要があるなど、交換までに時間がかかり、コストが高く、交換が適正に行われない恐れがある。特許文献2のように、櫛板を複数個取付る場合は、櫛板の寸法精度、取付穴の寸法精度などから、櫛板間に隙間が生じる。また、経年によりガタが大きくなり、隣接する櫛板間の隙間が大きくなることも考えられる。このように、櫛板間の隙間が大きくなると、隙間に異物が挟み込まれやすくなる。例えば、靴の紐のようなものが隙間に挟まれた場合は、靴紐が引張られ、切断に至る可能性もある。
本発明の目的は、櫛板間に異物が進入するのを防止することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、無端状に連結されて上部乗降床と下部乗降床との間を移動する複数の踏段と、前記上部乗降床又は前記下部乗降床に配置されて前記踏段の各々の表面の凹凸に噛み合う複数の櫛板とを有する乗客コンベアであって、前記櫛板の各々の間に形成される櫛板間の隙間に、前記隙間全体又は一部を埋める樹脂又は弾性体が配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、櫛板間に異物が進入するのを防止することができ、結果として乗客コンベアの安全性を確保することができる。
本発明の実施例1を示す乗客コンベアの全体構造を示す概略側面図である。 櫛板の構成を示す平面図である。 櫛板の要部拡大平面図である。 本発明の実施例2を示す櫛板の要部拡大平面図である。 本発明の実施例2を示す櫛板の要部拡大断面図である。 本発明の実施例3を示す櫛板の要部拡大側面図である。
以下、本発明の実施例を図を用いて説明をする。乗客コンベアとしてエスカレーターを例に挙げて説明するが、これに限らず、動く歩道のような他の乗客コンベアにも本発明を適用できる。
本発明を適用する乗客コンベアについて説明する。
図1は、本発明の実施例1を示す乗客コンベアの全体構造を示す概略側面図である。図1において、乗客コンベアは、無端状に連結された複数の踏段1と、各踏段1を間にして各踏段1両側に配置された欄干2と、欄干2に支持されて各踏段1と同期して移動する移動手摺3とを備えており、欄干2には、欄干2の内側を覆う内デッキと欄干2の下部の外側を覆う外デッキ(いずれも図示せず)が配置される。各踏段1は、モータやチェーンなどの駆動装置(図示省略)の駆動により、上部乗降床5と下部乗降床6との間を移動する。上部乗降床5と下部乗降床6には、各踏段1の表面の凹凸に噛み合う複数の櫛板4が、各踏段1の移動方向と交差する方向に並んで配置されている。
図2は、櫛板の構成を示す平面図である。図2において、各櫛板4は、例えば、樹脂材料や金属材料などで構成され、各踏段(踏板)1の表面の凹凸(クリート)に噛み合う複数の櫛歯4Aを備え、上部乗降床5と下部乗降床6に固定される。この際、各踏段1が移動する過程で、各櫛板4が、各踏段1の表面の凹凸(クリート)に噛み合うことで、各櫛板4と各踏段1との間に異物が挟まれるのを防止することができる。なお、各櫛板4は、上部乗降床5又は下部乗降床6となるプレートに設置されるが、各櫛板4の幅方向には寸法公差があり、一方、プレートに設けられる取付部には取付ピッチ寸法の公差があり、それらの影響により、隣接する櫛板4と櫛板4との間に隙間7が生じる。
図3は、櫛板の要部拡大平面図である。図3において、隣接する櫛板4と櫛板4との間には隙間7が形成されている。そこで、本実施例では、隙間(櫛板4と櫛板4との間に形成される櫛板間の隙間)7のうち少なくとも櫛歯4Aの根元側の領域を埋めるために、各櫛板4の櫛歯4A側端部(各櫛板4のうち隙間7に対向する面の端部)には、弾性体或いは樹脂として、例えば、シリコン樹脂4Bが櫛板4と一体となって固定されている。即ち、隣接する櫛板4と櫛板4との間に隙間7のうち櫛歯4Aの根元側の領域は、各櫛板4に接着されたシリコン樹脂4Bによって埋められている。この際、シリコン樹脂4Bは、隙間7に合わせて変形可能であり、隙間7を物理的に無くすことが可能である。シリコン樹脂4Bの代わりに、コーキング材等を使用することもできる。なお、各櫛板4のシリコン樹脂4Bは、互いに弾接することで、隙間7を無くすため、各櫛板4をプレートに取り付けた後、各櫛板4表面からはみ出たシリコン樹脂4Bを除去することで美観を損なうことはない。また、シリコン樹脂4Bを、相隣接する櫛板4のうち一方の櫛板4にのみ接着(固定)し、隙間7を埋めることもできる。さらに、各櫛板4に固定されるシリコン樹脂4Bを、隙間7全体を埋める大きさにすることもできる。
本実施例によれば、各櫛板4の端部に、櫛板間の隙間7全体又は一部を埋めるシリコン樹脂4Bを接着するようにしたので、各櫛板4の隙間7に異物が進入するのを防止することができ、結果として乗客コンベアの安全性を確保することができる。即ち、本実施例によれば、櫛板間に異物が挟まれるのを防止し、安全性の高い乗客コンベアを提供できる。また、櫛板4の寸法精度や取付穴の寸法精度を含む寸法誤差が生じても、樹脂として、柔軟に変形する材質を選定することで、作業者等の取付のばらつきによらず、乗客コンベアの品質を確保できる。
図4は、本発明の実施例2を示す櫛板の要部拡大平面図である。図4において、隣接する櫛板4と櫛板4の端部(各櫛板4のうち隙間7に対向する面の端部)には、櫛板間の隙間7を埋めるために、隙間7全体に亘ってフィルム状のゴム4Cが弾性体として固定されている。
図5は、本発明の実施例2を示す櫛板の要部拡大断面図である。図5において、櫛板4の端部のうち櫛歯4A側の三角形形状部4Dにのみフィルム状のゴム4Cが固定されている。なお、フィルム状のゴム4Cを相隣接する櫛板4のうち一方の櫛板4にのみ固定し、隙間7全体又は一部を埋めることもできる。
本実施例によれば、各櫛板4の端部に、櫛板間の隙間7全体又は一部を埋めるフィルム状のゴム4Cを固定するようにしたので、櫛板間の隙間7に異物が進入するのを防止することができ、結果として乗客コンベアの安全性を確保することができる。
図6は、本発明の実施例3を示す櫛板の要部拡大側面図である。図6において、隣接する櫛板4と櫛板4との間には隙間7が形成されており、各櫛板4の端部(各櫛板4のうち隙間7に対向する面の端部)には、櫛板間の隙間7全体又は一部を埋めるシリコン樹脂4Bが接着されている。この際、各櫛板4の端部であって隙間7に対向する面の端部は、櫛板4の下部側から上部側に沿って隙間7の距離が漸次小さくなるように、円弧状部4Eとして形成されている。このため、櫛板間の隙間7に埋め込まれたシリコン樹脂4Bの量が多い場合でも、シリコン樹脂4Bの一部が各櫛板4の表面側(上部側)にはみ出すのを防止することができる。
本実施例によれば、各櫛板4の端部に、櫛板間の隙間7全体又は一部を埋めるシリコン樹脂4Bを接着するようにしたので、櫛板間の隙間7に異物が進入するのを防止することができ、結果として乗客コンベアの安全性を確保することができる。また、本実施例によれば、櫛板間の隙間7に埋め込まれたシリコン樹脂4Bの量が多い場合でも、シリコン樹脂4Bの一部が各櫛板4の表面側にはみ出すのを防止することができる。
各櫛板4が金属で構成されている場合、シリコン樹脂4Bの代わりに、各櫛板4の端部に、金属でも変形しやすい形状の皿ばねを固定することができる。
本実施例によれば、各櫛板4の端部に、櫛板間の隙間7全体又は一部を埋める皿ばねを固定することで、櫛板間の隙間7に異物が進入するのを防止することができ、結果として乗客コンベアの安全性を確保することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、フィルム状のゴム4Cの代わりに、弾性体としてスポンジを用いることもできる。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 踏段、2 欄干、3 移動手摺、4 櫛板、4A 櫛歯、4B シリコン樹脂、4C フィルム状のゴム、4D 三角形形状部、4E 円弧状部。

Claims (1)

  1. 無端状に連結されて上部乗降床と下部乗降床との間を移動する複数の踏段と、前記上部乗降床又は前記下部乗降床に配置されて前記踏段の各々の表面の凹凸に噛みあう複数の櫛板とを有する乗客コンベアであって、
    前記櫛板の各々の間に形成される櫛板間の隙間に、前記隙間全体を埋める樹脂又は弾性体が配置され
    前記樹脂又は弾性体は、
    前記櫛板の各々の端部であって前記隙間に対向する面の端部に固定され、
    前記櫛板の各々の端部であって前記隙間に対向する面の端部は、
    前記櫛板の下部側から上部側に沿って前記隙間の距離が漸次小さくなる円弧状部として形成されていることを特徴とする乗客コンベア。
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