JP6526240B2 - 両面粘着テープ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば携帯電話やタッチパネル等に用いられる液晶表示装置用のバックライト面の輝度向上及び光漏れによる視認性低下の防止に有用な、光反射性及び遮光性の両方の機能を有する両面粘着テープに関する。
携帯電話やタッチパネル等に用いられる液晶表示装置においては、液晶表示部とバックライト部の間に両面粘着テープが設けられ、これにより両部材が固定されている。この両面粘着テープは、例えば白色の光反射層と黒色の遮光層とを有し、バックライト面の輝度向上とバックライトからの光漏れによる視認性低下の防止に寄与している。このような輝度向上と遮光性の双方に寄与する両面粘着テープは、例えば特許文献1〜4に開示されている)。
特許文献1の両面粘着テープの光反射層は、白色着色剤を含有するポリエステル樹脂の二軸延伸樹脂フィルムからなる。しかし、このような着色剤を含有する樹脂フィルムからなる光反射層は生産性に劣り、しかも明度(反射率)の調整が比較的困難である。
特許文献2の両面粘着テープの光反射層は白色印刷層であり、遮光層は黒色印刷層である。印刷層は、着色剤を含有する樹脂フィルムと比べて生産性に優れ、明度(反射率)の調整も容易である。しかし、この両面粘着テープに用いる積層基材は、黒色印刷層/樹脂フィルム/白色印刷層の積層構造からなるので、この積層基材をロール状に巻き取ると、印刷層同士が接触してブロッキングが発生してしまう。したがって、一方の印刷層の外側にブロッキング防止膜(薄型コート層)を設ける必要がある。さらに本発明者らの知見によれば、このような積層基材を用いた両面粘着テープは、白色印刷層側(光反射層側)の粘着剤層の黄変が問題となる傾向にある。これは白色印刷層と粘着剤層が直接接触しているので粘着剤層に白色印刷層中のインキ成分が移行し粘着剤層が変色することに因るものと考えられる。このような光反射層側の粘着剤層の黄変は、バックライト面の輝度を低下させ、視認性低下の原因となる。さらに、特許文献2の積層基材は両面に印刷層を有するので、粘着剤の塗工工程で積層基材を引き出す際に印刷層がガイドロールに接触して欠損し易い。しかも、狭額縁形状などの微細な打ち抜き加工を行う際は、印刷層が剥がれる恐れがある。
特許文献3の両面粘着テープでは、透明プラスチック基材の片側に白色印刷層と黒色印刷層の両方を設けた積層基材を用いている。しかし本発明者らの知見によれば、この積層基材を製造直後にロール状に巻き取ると、印刷層の表面がベタついてブロッキングが発生したり、巻き取り時に摩擦力によるシワが発生する場合がある。これらの現象は、積層基材製造時の黒色印刷層の硬化速度が不十分であることに因るものと考えられる。
特許文献4の両面粘着テープでは、樹脂フィルムの片側に遮光層(黒色印刷層)を設けた積層基材を用いている。そして、この遮光層(黒色印刷層)のバインダー樹脂としてTg(tanδのピーク温度)が−30℃〜30℃のポリウレタン樹脂を使用し、硬化剤として脂肪族又は脂環族イソシアネートを使用することが記載されている。しかし、本発明者らの知見によれば、このようなバインダー樹脂及び硬化剤を使用すると印刷層の硬化速度が不十分なので、先に述べたようにブロッキングやシワが発生する場合がある。
特開2004−156015号公報 特開2011−95764号公報 特開2009−197124号公報 特開2010−53240号公報
本発明の目的は、光反射性及び遮光性の両方の機能を有する両面粘着テープであって、積層基材のブロッキングやシワが発生し難く、光反射層側の粘着剤層が黄変し難く、且つ光反射層の明度(反射率)の調整が容易な両面粘着テープ、及びその製造方法を提供することにある。本発明のさらなる目的は、この両面粘着テープの簡易な製造方法を提供することにある。
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、特定の層構造を有する積層基材を用い、且つ黒色印刷層を特定の成分で構成することが非常に有効であることを見出し、本発明を完成するに至った。
第1の本発明は、樹脂フィルムと黒色印刷層の間に少なくとも一層の色印刷層を有する積層基材と、該積層基材の両面に設けられた粘着剤層とを有する両面粘着テープであって、前記黒色印刷層が芳香族イソシアネート系硬化剤に起因する構造を含むことを特徴とする両面粘着テープである。
第2の本発明は、樹脂フィルムと黒色印刷層の間に少なくとも一層の色印刷層を有する積層基材と、該積層基材の両面に設けられた粘着剤層とを有する両面粘着テープであって、前記積層基材の樹脂フィルムに対する黒色印刷層のJIS K 7125に準じた静摩擦力が2.0N以下であることを特徴とする両面粘着テープである。
さらに本発明は、第1又は第2の本発明の両面粘着テープを製造するための方法であって、黒色印刷層を1工程で形成することを特徴とする両面粘着テープの製造方法である。
本発明によれば、積層基材のブロッキングやシワが発生し難く、光反射層側の粘着剤層が黄変し難く、且つ光反射層の明度(反射率)の調整が容易な両面粘着テープを提供できる。さらに本発明によれば、そのような両面粘着テープを簡易に製造する方法を提供できる。
本発明の両面粘着テープの一実施形態を示す模式的断面図である。
図1は、本発明の両面粘着テープの一実施形態を示す模式的断面図である。この実施形態において、積層基材は樹脂フィルム1と遮光層としての黒色印刷層3の間に、光反射層としての明色印刷層2を有する。なお、本発明においてこの明色印刷層は白色印刷層である(以下、同様)。そして、積層基材の両面には粘着剤層4が設けられている。このような積層構造では、明色印刷層2(光反射層)と粘着剤層4が直接接触していないので、明色印刷層2(光反射層)側の粘着剤層4に印刷層のインキ成分が移行せず、黄変が生じ難くなる。その結果、光反射側の透過率が低下せず、例えばバックライト面の輝度や視認性の低下を防止できる。一方、黒色印刷層3(遮光層)と粘着剤層4は直接接触しているが、遮光層側の粘着剤層4の透過率の低下はその構造上光反射性の機能を何ら阻害しないので、この点は問題にならない。
さらに、本発明における積層基材が上述の特定の層構造を有するので、積層基材の製造直後(粘着剤層4の形成前)に積層基材をロール状に巻き取る場合は、樹脂フィルム1と黒色印刷層3とが接触し、従来技術における明色印刷層と黒色印刷層とが接触する場合と比較してブロッキングやシワが発生し難い。しかも後述するように第1の本発明においては黒色印刷層の硬化速度が速く、第2の本発明においては静摩擦力が低いので、これらが積層基材の特定の層構造と相乗作用を発現し、ブロッキングやシワの発生防止の効果が顕著になる。
図1に示す両面粘着テープは本発明の好ましい一実施形態であるが、本発明はこれに限定されない。例えば図1に示す両面粘着テープでは1層の明色印刷層2が光反射層を構成するが、所望に応じて2層以上の明色印刷層2の積層体が光反射層を構成しても良い。また、図1に示す両面粘着テープでは1層の黒色印刷層3が遮光層を構成するが、所望に応じて2層以上の黒色印刷層3が遮光層を構成しても良い。
また図1に示す両面粘着テープでは樹脂フィルム1の上に明色印刷層2、黒色印刷層3が直接この順に積層されているが、樹脂フィルム1と明色印刷層2の間あるいは明色印刷層2と黒色印刷層3の間に他の任意の層が存在していても良い。また、図1に示す両面粘着テープでは樹脂フィルム1の外側面及び黒色印刷層3の外側面に各々粘着剤層4が直接積層されているが、各外側面と粘着剤層4の間に他の任意の層が存在していても良い。
[樹脂フィルム1]
本発明における樹脂フィルム1は特に限定されず、この種の粘着テープに使用可能なことが知られている様々な樹脂フィルムを用いることができる。例えば、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、ポリスチレン等からなる透明プラスチックフィルムが好ましく、入手の容易性、強度の安定性等の点から、特にPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等のポリエステルフィルムがより好ましい。
樹脂フィルム1の厚さは、要求される両面粘着テープの厚さに応じて適宜決定される。特にリワーク性等の点から、その厚さは好ましくは2〜50μm、より好ましくは6〜38μmである。
[明色印刷層2]
本発明における明色印刷層2は特に限定されず、この種の粘着テープに必要な光反射機能を付与可能なことが知られている様々な明色印刷層を用いることができる。明色印刷層2は、特許文献1に記載のような着色剤を含有する樹脂フィルムからなる光反射層と比較して光反射層の明度(反射率)の調整が容易である。ここで「明色」とは、光反射機能を付与可能な白色や淡色等の色を意味する。特に白色が好ましい。具体的には、明色印刷層2のL***表色系で規定されるL*(明度)は、好ましくは65以上、より好ましくは75以上である。明色印刷層2の波長550nmに対する反射率は、好ましくは45%以上、より好ましくは65%以上である。また、波長380〜780nmに対する平均反射率は、好ましくは40%以上、より好ましくは60%以上である。
明色印刷層2は、通常、インキ組成物を用いた公知の印刷法により形成される。インキ組成物は、例えば着色成分(インキ成分)、バインダー樹脂、硬化剤を含む。バインダー樹脂の具体例としては、ポリウレタン系樹脂、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂が挙げられる、中でも、ポリウレタン系樹脂が好ましい。硬化剤の具体例としては、芳香族イソシアネート系硬化剤、脂肪族イソシアネート系硬化剤、脂環族イソシアネート系硬化剤が挙げられる。中でも、芳香族イソシアネート系硬化剤が好ましい。各成分の組成比としては公知の組成比を採用でき、必要に応じて適宜決定すれば良い。
明色印刷層2に用いるインキ組成物は、例えば、着色成分(インキ成分)及びバインダー樹脂を含む市販の印刷インキに硬化剤を配合することにより得られる。
明色印刷層2からなる光反射層の厚さは、要求される両面粘着テープの厚さや光反射性に応じて適宜決定される。光反射層の厚さは好ましくは1〜20μm、より好ましくは3〜12μmである。明色印刷層2は単層で光反射層を構成しても良いが、充分な光反射性を付与する点から、2〜6層の明色印刷層2を積層成形して光反射層を構成することが好ましい。
[黒色印刷層3]
本発明における黒色印刷層3は、通常、インキ組成物を用いた公知の印刷法により形成される。インキ組成物は、例えば着色成分(インキ成分)、バインダー樹脂、硬化剤を含む。
黒色印刷層3に用いるバインダー樹脂の具体例としては、ポリウレタン系樹脂、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂が挙げられる、中でも、ポリウレタン系樹脂が好ましく、ポリエステルポリウレタン樹脂がより好ましい。ポリエステルポリウレタン樹脂とは、分子鎖中にエステル結合をも含むポリウレタン系樹脂である。脂肪族系及び芳香族系の何れのポリエステルポリウレタン樹脂も使用できる。ポリエステルポリウレタン樹脂は、例えば、ポリエステルポリオールにポリイソシアネート及び必要に応じて他の成分を反応させることにより得られる。バインダー樹脂のTg(ガラス転移温度)は比較的高いことが好ましい。具体的にはバインダー樹脂のTgは、好ましくは12℃以上である。これにより黒色印刷層3の硬化初期の段階でもタックが低くなり、積層基材のブロッキングやシワが発生し難くなる。
黒色印刷層3に用いる硬化剤の具体例としては、芳香族イソシアネート系硬化剤、脂肪族イソシアネート系硬化剤、脂環族イソシアネート系硬化剤が挙げられる。ただし第1の本発明では、黒色印刷層3に用いる硬化剤として芳香族イソシアネート系硬化剤を使用する。これにより黒色印刷層3の硬化速度が速くなり、積層基材のブロッキングやシワが発生し難くなる。
芳香族イソシアネート系硬化剤とは、少なくとも芳香族イソシアネートを含む硬化剤である。芳香族イソシアネートとは、ベンゼン環等の芳香族基とイソシアネート基を有する化合物であり、通常は2つ以上のイソシアネート基を有する。芳香族イソシアネートとしては、例えば、ベンゼン環と2つのイソシアネート基を有する化合物が好ましく、キシリレンジイソシアネートが特に好ましい。芳香族イソシアネート系硬化剤は、一般的には、芳香族イソシアネートのアダクト体(ジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの付加体)やイソシアヌレート体(ジイソシアネートの三量体)を含む。
硬化剤の配合量は、印刷インキ100質量部に対して、好ましくは4〜16質量部、より好ましくは6〜12質量部である。
黒色印刷層3に用いるインキ組成物は、例えば、着色成分(インキ成分)及びバインダー樹脂を含む市販の印刷インキに硬化剤を配合することにより得られる。
黒色印刷層3からなる遮光層の厚さは、要求される両面粘着テープの厚さや遮光性に応じて適宜決定される。遮光層の厚さは好ましくは1〜8μm、より好ましくは3〜6μm、特に好ましくは4〜6μmである。黒色印刷層3は単層で遮光層を構成しても良いし、複数の黒色印刷層3を積層形成して光反射層を構成しても良い。ただし、本発明における黒色印刷層3は硬化速度が比較的早いので、1層の黒色印刷層3で遮光層を良好に構成でき、その製造工程を簡略化することができる。
[粘着剤層4]
本発明における粘着剤層4は特に限定されず、この種の粘着テープに使用可能なことが知られている様々な粘着剤層を用いることができる。粘着剤層4に使用する粘着剤としては、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、シリコーン系粘着剤等の透明な接着剤が挙げられる。中でも、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤が好ましい。
粘着剤層4には、必要に応じて粘着付与樹脂や架橋剤を添加しても良い。粘着付与樹脂としては、例えば、ロジン系、ポリテルペン系、石油系、テルペン−フェノール系、ポリスチレン系の樹脂が挙げられる。架橋剤としては、例えば、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、アジリジン系架橋剤、金属キレート系架橋剤が挙げられる。
粘着剤層4の厚さは、要求される両面粘着テープの厚さに応じて適宜決定される。通常、その厚さは好ましくは2〜50μm、より好ましくは5〜30μmである。
[積層基材]
本発明における積層基材は、以上説明した樹脂フィルム1、明色印刷層2及び黒色印刷層3を少なくも有する基材である。積層基材の厚さは、要求される両面粘着テープの厚さに応じて適宜決定される。通常、その厚さは好ましくは10μm〜50μm、より好ましくは12〜50μmである。
第2の本発明においては、積層基材の樹脂フィルムに対する黒色印刷層のJIS K 7125に準じた静摩擦力が2.0N以下であり、好ましくは1.4〜1.8Nである。積層基材がこのような低い静摩擦力を有することにより、積層基材を製造直後にロール状に巻き取った際のブロッキングが発生し難くなり、且つ巻き取り時の摩擦力によるシワも発生し難くなる。
静摩擦力の測定方法はJIS K 7125に準じ、積層基材の樹脂フィルム1の上に重さ200gの滑り片に固定したもう一つの積層基材を黒色印刷層3が接するように置き、速度300mm/分で滑り片を平行に動かし、最初に得られる最大応力(静摩擦力)を測定する。その詳細は、後述する実施例の欄に記載する。
第2の本発明における低い静摩擦力を有する積層基材は、例えば、黒色印刷層の硬化剤の種類やバインダー樹脂の種類などの条件を適宜選定することにより得られる。硬化剤としては、先に説明した芳香族イソシアネート系硬化剤(第1の本発明)が特に好ましい。ただし、第2の本発明はこれに限定されない。芳香族イソシアネート系硬化剤を用いない場合であっても、例えばTgが比較的高いバインダー樹脂を用いることによって、低い静摩擦力を有する積層基材を得ることも可能である。
[両面粘着テープ]
本発明の両面粘着テープは、以上説明した積層基材と、この積層基材の両面に設けられた粘着剤層4とを有する粘着テープである。本発明の両面粘着テープは、印刷層のブロッキングや粘着剤層の黄変を回避することができるため、携帯電話、タッチパネル等に用いられる液晶表示装置の液晶表示パネルとバックライトユニットとの固定に好適に用いることができる。
[両面粘着テープの製造方法]
本発明における積層基材は、例えば、樹脂フィルム1の上に明色印刷層2を形成し、その上に黒色印刷層3を形成することにより製造できる。
第1の発明の両面粘着テープを製造する為の方法は、例えば、着色成分(インキ成分)、バインダー樹脂及び芳香族イソシアネート系硬化剤を含むインキ組成物を用いて黒色印刷層3を形成する工程を有する。好ましくは、樹脂フィルム1上に明色印刷層2を形成する工程、この明色印刷層2上に前記インキ組成物を用いて黒色印刷層3を形成して積層基材を得る工程、及びこの積層基材の両面に粘着剤層4を形成する工程を有する。
第2の発明の両面粘着テープを製造する為の方法は、例えば、樹脂フィルム1に対する黒色印刷層3のJIS K 7125に準じた静摩擦力が2.0N以下である積層基材を作製する工程を有する。好ましくは、樹脂フィルム1上に明色印刷層2を形成する工程、この明色印刷層2上に黒色印刷層3を形成して樹脂フィルム1に対する黒色印刷層3のJIS K 7125に準じた静摩擦力が2.0N以下である積層基材を得る工程、及びこの積層基材の両面に粘着剤層4を形成する工程を有する。
以上の各製造方法によれば、積層基材を製造直後にロール状に巻き取った際のブロッキングが発生し難くなり、且つ巻き取り時の摩擦力によるシワも発生し難くなる。
さらなる本発明の方法は、黒色印刷層3を1工程で形成することを特徴とする。好ましくは、樹脂フィルム上に明色印刷層を形成する工程、この明色印刷層上に黒色印刷層を1工程で形成して積層基材を得る工程、及びこの積層基材の両面に粘着剤層を形成する工程を有する。
遮光用途の従来の黒色印刷層は、十分な遮光性を得るために2〜3層積層して形成されるのが一般的である。しかし、本発明の黒色印刷層3は、1工程で十分な遮光層を形成できる。これにより、塗装表面の凹凸の高低差が大きくなってブロッキングが発生し易くなるという問題を回避でき、しかも積層基材の製造工程を大幅に軽減できる。
明色印刷層2と黒色印刷層3を印刷する方法としては、公知の印刷法を用いることができる。印刷法の具体例としては、グラビア印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷法、凸版印刷法、スクリーン印刷法が挙げられる。中でも、グラビア印刷法が好ましい。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。以下の記載において「部」は「質量部」を意味する。
<バインダー樹脂組成物1〜3及び比較バインダー樹脂組成物C1〜C7>
表1及び2に示すバインダー樹脂100部に対し硬化剤13.0部を配合し、バインダー樹脂組成物1〜3及び比較バインダー樹脂組成物C1〜C7を得た。表中に記載のガラス転移温度(Tg)のうち、バインダー樹脂b1のTgはDSC測定値であり、バインダー樹脂b2〜b5のガラス転移温度(Tg)はメーカー情報による値である。
(ブロッキング試験)
厚さ12μmの透明PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムの片方の面に、バインダー樹脂組成物を厚さ5μmになるように積層し、総厚さ17μmのバインダーコートフィルムを得た。このバインダーコートフィルムを30mm×40mmのサイズに切り取り、試験片を得た。試験片を5枚重ね合わせ、厚さ1.5mmのガラス板で挟み、2kgの重りを載せ、40℃で2日間静置した。その後、各試験片を剥がし、目視にて以下の基準で評価した。結果を表1及び2に示す
「〇」:ブロッキングが発生した。
「×」:ブロッキングが発生しなかった。
(プローブタック)
JIS Z 0237に準じた試験法によりプローブタックを測定した。具体的には、ブロッキング試験と同じバインダーコートフィルムのバインダー樹脂組成物層側を、直径3mmのSUS製円柱に荷重20gで1.0秒押圧し、次いで速度1.0cm/秒で剥がした際の接着力を測定し、5回の試験の測定値の平均値をプローブタック(N)とした。結果を表1及び2に示す。
(静摩擦力)
JIS K 7125に準じた試験法により静摩擦力(ブロッキング試験と同じバインダーコートフィルムの透明PETフィルム 対 バインダーコートフィルムのバインダー樹脂組成物層)を測定した。具体的には、透明PETフィルム側が上になるようにしてバインダーコートフィルムを試験テーブルに固定した。一方、もう一つのバインダーコートフィルム(サイズ:25mm×25mm)を重さ200gの滑り片に固定した。そして、試験テーブルに固定したバインダーコートフィルムの透明PETフィルム面と滑り片に固定したバインダーコートフィルムのバインダー樹脂組成物層面とが接するように、試験テーブル上に滑り片を静かに置いた。速度300mm/分で滑り片を平行に動かし、最初に得られる最大応力(静摩擦力)を測定した。結果を表1及び2に示す。
Figure 0006526240
Figure 0006526240
表1及び2において、各略号は以下の製品を示す。
「b1」:ポリエステルポリウレタン樹脂(東洋インキ株式会社製、商品名E039メジウムZ)
「b2」:ポリエステルポリウレタン樹脂(東洋紡株式会社製、商品名UR1400)
「b3」:ポリエステルポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン工業株式会社製、商品名ニッポラン2304)
「b4」:ポリエステルポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン工業株式会社製、商品名ニッポラン3124)
「b5」:ポリエステルポリウレタン樹脂(三洋化成工業株式会社製、商品名サンプレンIB−129)
「ar−i」:キシリレンジイソシアネート(芳香族イソシアネート系硬化剤)(東洋インキ株式会社製、商品名TKハードナー)
「al−i」:ヘキサメチレンジイソシアネート(脂肪族イソシアネート系硬化剤)(東洋インキ株式会社製、商品名LPハードナー)
<評価>
表1に示す結果から明らかなように、芳香族イソシアネート系硬化剤(ar−i)を使用したバインダー樹脂組成物1及び2は、全ての特性が優れていた。一方、脂肪族イソシアネート系硬化剤(al−i)を使用したバインダー樹脂組成物C1〜C4は、ブロッキング試験ではブロッキングが発生し、プローブタックも高かった。
さらに表2に示す結果から明らかなように、芳香族イソシアネート系硬化剤(ar−i)は使用しないがその代わりに静摩擦力がいバインダー樹脂組成物3は、全ての特性が優れていた。一方、静摩擦力がいバインダー樹脂組成物C5〜C7は、ブロッキング試験ではブロッキングが発生し、プローブタックも高かった。
<実施例1>
(黒インキ組成物1の調製)
黒色インキ(東洋インキ株式会社製、商品名E039PETAK墨)を用意した。この黒色インキは、先に説明したバインダー樹脂組成物1におけるバインダー樹脂b1と同じ樹脂が黒色に着色された製品である。この黒色インキ100部に対し、バインダー樹脂組成物1における硬化剤(ar−i)と同じ芳香族イソシアネート系硬化剤(商品名TKハードナー、東洋インキ株式会社製)8.0質量部を配合し、黒インキ組成物1を得た。
(白インキ組成物の調製)
白色インキ(東洋インキ株式会社製、商品名E039PET63白)を用意した。この白色インキは、先に説明したバインダー樹脂組成物1におけるバインダー樹脂b1と同じ樹脂が白色に着色された製品である。この白色インキ100部に対し、バインダー樹脂組成物1における硬化剤(ar−i)と同じ芳香族イソシアネート系硬化剤(東洋インキ株式会社製、商品名TKハードナー)6.0質量部を配合し、白インキ組成物を得た。
(積層基材Aの作製)
厚さ12μmの透明PETフィルムの片方の面に、白インキ組成物を用いてグラビア印刷を2回行い、厚さ6μmの白色印刷層(L*(明度)=83.47、波長550nmに対する反射率74.4%、波長380〜780nmに対する平均反射率=69.5%)を形成した。さらにこの白色印刷層の面に、黒インキ組成物1を用いてグラビア印刷を1回行い、厚さ5μmの黒色印刷層を形成し、総厚さ23μmの積層基材Aを得た。
(アクリル粘着剤組成物の調製)
攪拌機、温度計、還流冷却器及び窒素ガス導入管を備えた反応装置に、2−エチルヘキシルアクリレート70.0部、n−ブチルアクリレート29.9部、4−ヒドロキシブチルアクリレート0.1部、連鎖移動剤0.1部及び過酸化物系ラジカル重合開始剤0.1部を仕込んだ。反応装置内に窒素ガスを封入し、攪拌しながら窒素ガス気流下で68℃、3時間、その後78℃、3時間で重合反応させた。次いで室温まで冷却し、酢酸エチルを追加した。これにより、固形分濃度30%のアクリル系共重合体を得た。このアクリル系共重合体に硬化剤(日本ポリウレタン工業社製、商品名コロネートL−45E)0.3部を配合し、透明なアクリル系粘着剤組成物を得た。
(両面粘着テープの作製)
積層基材Aの両面に、透明なアクリル系粘着剤組成物を塗布して厚さ18μmの粘着剤層を形成し、図1記載の粘着剤層4/黒色印刷層3/白色印刷層(2回の印刷により形成した明色印刷層2)/樹脂フィルム1/粘着剤層4の積層構造からなる総厚さ約60μmの両面粘着テープを得た。
<実施例2>
(積層基材Bの作製)
厚さ6μmの透明PETフィルムを用いたこと以外は、実施例1の積層基材Aと同様にして総厚さ17μmの積層基材Bを作製した。
(両面粘着テープの作製)
積層基材Bを用い、粘着剤層の厚さを21μmに変更したこと以外は、実施例1と同様にして総厚さ約60μmの両面粘着テープを作製した。
<比較例1>
(黒インキ組成物2の調製)
比較バインダー樹脂組成物C1における硬化剤(al−i)と同じ脂肪族イソシアネート系硬化剤(東洋インキ株式会社製、商品名LPハードナー)を用いたこと以外は、実施例1の黒インキ組成物1と同様にして黒インキ組成物2を調製した。
(積層基材Cの作製)
黒インキ組成物2を用いたこと以外は、実施例1の積層基材Aと同様にして総厚さ23μmの積層基材Cを得た。
(両面粘着テープの作製)
積層基材Cを用いたこと以外は、実施例1と同様にして厚さ約60μmの両面粘着テープを作製した。
<比較例2>
(積層基材Dの作製)
厚さ12μmの透明PETフィルムの片方の面に、白インキ組成物を用いてグラビア印刷を2回行い、厚さ6μmの白色印刷層を形成した。そして、透明PETフィルムの他の片方の面に、黒インキ組成物1を用いてグラビア印刷を1回行い、厚さ5μmの黒色印刷層を形成し、総厚さ23μmの積層基材Dを得た。
(両面粘着テープの作製)
積層基材Dの両面に、実施例1と同じ厚さ18μmの粘着剤層を形成し、粘着剤層4/黒色印刷層3/樹脂フィルム1/白色印刷層(2回の印刷により形成した明色印刷層2)/粘着剤層4の積層構造からなる総厚さ約60μmの両面粘着テープを得た。
以上の実施例及び比較例の両面粘着テープ及び積層基材A〜Dを、以下の方法に従い評価した。その結果を表3に示す。
(ブロッキング試験)
積層基材A〜Dを30mm×40mmのサイズに切り取り、試験片を得た。この各試験片に対して、バインダー樹脂組成物のブロッキング試験と同じ試験を行い評価した。
(静摩擦力)
実施例1及び2、比較例1に関しては、JIS K 7125に準じた試験法により静摩擦力(積層基材の透明PETフィルム 対 積層基材の黒色印刷層)を測定した。具体的には、透明PETフィルム側が上になるようにして積層基材を試験テーブルに固定した。一方、もう一つの積層基材(サイズ:25mm×25mm)を重さ200gの滑り片に固定した。そして、試験テーブルに固定した積層基材の透明PETフィルム面と滑り片に固定した積層基材の黒色印刷層面とが接するように、試験テーブル上に滑り片を静かに置き、速度300mm/分で滑り片を平行に動かし、最初に得られる最大応力(静摩擦力)を測定した。また比較例2に関しては、積層基材の白色印刷層 対 積層基材の黒色印刷層の静摩擦力を同様の方法で測定した。
(透過率)
紫外可視赤外分光光度計(日本分光株式会社製、商品名V−670)を用いて、両面粘着テープの波長380〜780nmの平均の透過率を測定した。
(透過濃度)
ポータブル白黒透過濃度計(伊原電子工業株式会社製、商品名TM−5)を用いて、両面粘着テープの透過濃度を測定した。装置の測定範囲が0.0〜6.0なので、その範囲を超える透過濃度は「6.0以上」と表記する。
(黄変試験)
両面粘着テープを85℃で240時間加熱し、加熱後の黄色度を分光色差計(日本電色工業株式会社製、商品名SE6000)で測定した。色相の評価にはJIS Z 8729に規定されるL*a*b*表色系のb*(黄方向)を選定した。この加熱前後のb*の差Δb*=(85℃の値)−(初期の値)が大きいほど、黄変の程度が大きいことを意味する。
Figure 0006526240
Figure 0006526240
表3及び4において、各略号は以下の製品を示す。
「b1」:ポリエステルポリウレタン樹脂(東洋インキ株式会社製、商品名E039メジウムZ)
「ar−i」:キシリレンジイソシアネート(芳香族イソシアネート系硬化剤)(東洋インキ株式会社製、商品名TKハードナー)
「al−i」:ヘキサメチレンジイソシアネート(脂肪族イソシアネート系硬化剤)(東洋インキ株式会社製、商品名LPハードナー)
<評価>
表3に示す結果から明らかなように、実施例1及び2の両面粘着テープは、全ての特性が優れていた。一方、脂肪族イソシアネート系硬化剤(al−i)を使用し且つ静摩擦力が比較的高い比較例1の両面粘着テープは、ブロッキング試験ではブロッキングが発生した。
さらに表4に示す結果から明らかなように、粘着剤層4/黒色印刷層3/樹脂フィルム1/白色印刷層(2回の印刷により形成した明色印刷層2)/粘着剤層4の積層構造からなる比較例2の両面粘着テープは、黄変の程度(Δb*)が大きかった。これは白色印刷層と粘着剤層が直接接触しているので粘着剤層に白色印刷層中のインキ成分が移行し粘着剤層が変色することに因るものと考えられる。また、比較例2では、積層基材のブロッキング試験でブロッキングが発生した。これは直接接触する白色印刷層と黒色印刷層の親和性が高いことに因る。
本発明の両面粘着テープは、粘着剤層の黄変が少ないことから、長期間安定して遮光性と光反射性を確保することができる。また、印刷層のインキが速やかに硬化するため、ロール状に巻き取る時にブロッキング防止膜を設ける必要がなく、また、少ない工程で印刷層を形成でき、基材の製造工程を大幅に軽減できる。したがって、本発明の両面粘着テープは、携帯電話、タッチパネル等に用いられる液晶表示装置の液晶表示パネルとバックライトユニットとの固定に用いる両面粘着テープとして非常に有用である。
1 樹脂フィルム
2 明色印刷層
3 黒色印刷層
4 粘着剤層

Claims (8)

  1. 樹脂フィルムと黒色印刷層の間に少なくとも一層の色印刷層を有する積層基材と、該積層基材の両面に設けられた粘着剤層とを有する両面粘着テープであって、前記黒色印刷層が芳香族イソシアネート系硬化剤に起因する構造を含むことを特徴とする両面粘着テープ。
  2. 積層基材の厚さが12μm〜50μmである請求項1記載の両面粘着テープ。
  3. 液晶表示パネルとバックライトユニットとの固定に用いられる請求項1記載の両面粘着テープ。
  4. 樹脂フィルムと黒色印刷層の間に少なくとも一層の色印刷層を有する積層基材と、該積層基材の両面に設けられた粘着剤層とを有する両面粘着テープであって、前記積層基材の樹脂フィルムに対する黒色印刷層のJIS K 7125に準じた静摩擦力が2.0N以下であることを特徴とする両面粘着テープ。
  5. 積層基材の厚さが12μm〜50μmである請求項4記載の両面粘着テープ。
  6. 液晶表示パネルとバックライトユニットとの固定に用いられる請求項4記載の両面粘着テープ。
  7. 請求項1〜6の何れか一項記載の両面粘着テープを製造するための方法であって、黒色印刷層を1工程で形成することを特徴とする両面粘着テープの製造方法。
  8. 樹脂フィルム上に色印刷層を形成する工程、
    色印刷層上に黒色印刷層を1工程で形成して積層基材を得る工程、及び
    該積層基材の両面に粘着剤層を形成する工程
    を有する請求項7記載の両面粘着テープの製造方法。
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