JP6525242B2 - エンジンフード - Google Patents

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本発明は、車両のエンジンルームを開閉するエンジンフードに関する。
車両のエンジンルームを開閉するエンジンフードは、車両が歩行者と接触した際に頭部が衝突することを想定し、フードパネルアウタの内側に対向配置されたフードパネルインナに、車両前後方向に延びるようにフードパネルアウタ側に突出する複数の突出部が形成されている。このようなエンジンフードによれば、頭部が衝突した場合であっても、突出部が変形することで衝撃を吸収することができる。
特許文献1のエンジンフードは、歩行者の背の高さや頭部重量の違いを考慮して、子供の頭部が衝突することを想定した前側領域と、大人の頭部が衝突することを想定した後側領域とに分けて設計されている。大人の頭部が衝突する場合、子供の頭部が衝突する場合と比べ、頭部重量が大きく衝撃が大きいことから、後側領域の突出部の高さを前側領域の突出部の高さよりも高くすることで、後側領域の張り剛性を前側領域の張り剛性よりも高くして、後側領域の衝撃吸収能力を高めている。
特開2006−044542号公報
上記のエンジンフードでは、後側領域の突出部の高さを前側領域の突出部の高さよりも高くしているので、フードパネルアウタとフードパネルインナの突出部との高さ方向の隙間が、後側領域の方が前側領域よりも狭くなっている。このため、歩行者の頭部が衝突した場合に、後側領域において、フードパネルアウタとエンジンルーム内に設けられたエンジン等の車載部品との間にフードパネルインナが挟まれる底付きが生じ、突出部の変形による所望の衝撃吸収が行われない可能性がある。
そこで、本発明は、歩行者の頭部が衝突した場合に、所望の衝撃吸収を行わせるエンジンフードを提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明のエンジンフードは、フードパネルアウタとフードパネルインナとから構成される。
フードパネルアウタは、表面が外面を形成する。フードパネルインナは、フードパネルアウタの裏面に対向配置される。
フードパネルインナには、車幅方向に略均等に離間して並び、各々がフードパネルアウタ側に突出して前後方向に延びる複数の突出部と、複数の突出部以外の領域とが一体的に設けられるように、複数の突出部が折曲形成される。
複数の突出部の突出高さは、フードパネルインナの前側領域と後側領域とで略等しい。
複数の突出部は、前側領域から後側領域へ連続して延びる複数の第1突出部と、前側領域ではなく後側領域において、第1突出部同士の間に配置される複数の第2突出部とを含む。
フードパネルインナの車幅方向の全長に対する複数の突出部の専有率は、前側領域及び後側領域の双方で50%以下であり、且つ前側領域よりも後側領域の方が50%に近い。
上記構成では、フードパネルインナの車幅方向の全長に対する複数の突出部の有率が、前側領域よりも後側領域の方が50%に近いので、フードパネルインナの車幅方向軸回りの断面二次モーメントは、前側領域よりも後側領域の方が大きくなる。これにより、歩行者の頭部が衝突した場合に、子供の頭部の衝突が想定される前側領域と、大人の頭部の衝突が想定される後側領域とで、それぞれ好適に衝撃を吸収することができる。
また、複数の突出部の突出高さが、前側領域と後側領域とで略等しいので、歩行者の頭部が衝突した場合に、双方の領域で底付きが生じ難く、双方の領域において突出部の変形による所望の衝撃吸収を行わせることができる。
複数の突出部の車幅方向の長さは、前側領域よりも後側領域の方が長い。
本発明のエンジンフードによれば、歩行者の頭部が衝突した場合に、所望の衝撃吸収を行わせることができる。
本発明の第1実施形態に係るエンジンフードの上面図である。 (a)は図1のII(a)−II(a)矢視断面の模式図であり、(b)は図1のII(b)−II(b)矢視断面の模式図である。 フードパネルインナの車幅方向の断面模式図である。 フードパネルインナの車幅方向軸回りの断面二次モーメントを示すグラフであり、横軸に車幅方向の全長に対する複数の突出部の有率を、縦軸に断面二次モーメントをそれぞれ示す。 本発明の第2実施形態に係るエンジンフードの上面図である。 (a)は図5のVI(a)−VI(a)矢視断面の模式図であり、(b)は図5のVI(b)−VI(b)矢視断面の模式図である。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図3に示すエンジンフード1は、車両のエンジンルームを開閉するものであり、表面が外面を形成するフードパネルアウタ2と、フードパネルアウタ2の裏面に対向配置されるフードパネルインナ3とから構成される。フードパネルアウタ2及びフードパネルインナ3は、互いの周縁同士が溶接等により接続されることで、互いの間には空間が形成されている。
フードパネルインナ3は、車両が歩行者と接触した際に歩行者の頭部が衝突することを想定して設計され、さらに、子供の頭部が衝突することを想定した前側領域3aと、大人の頭部が衝突することを想定した後側領域3bとに分けて設計されている。フードパネルインナ3には、車幅方向に略均等に離間して並び、各々がフードパネルアウタ2側に突出して前後方向(矢印Frの方向)に延びる複数の突出部4,5が折曲形成されている。なお、本実施形態においては、突出部4が5本で、突出部5が4本の場合を例に説明する。
突出部4,5は、それぞれハット状断面を有し、複数の突出部4は、前側領域3aから後側領域3bへ連続して延びるように折曲形成されている。複数の突出部5は、前側領域3aではなく後側領域3bにおいて、第1突出部4同士の間に配置されるように折曲形成されている。
複数の突出部4,5の突出高さH,Hは、互いに略等しく、また、複数の突出部4の突出高さHは、前側領域3aと後側領域3bとで略等しい。すなわち、H=Hの関係が成立する。
フードパネルインナ3の車幅方向(矢印Wdの方向)の全長Wに対する複数の突出部4,5の専有率R,Rは、複数の突出部4の車幅方向の長さ(幅)をWとし、複数の突出部5の車幅方向の長さをWとした場合、次の関係が成立する。前側領域3aにおける専有率Rは、R=W×5/W×100[%]≦50[%]であり、後側領域3bにおける専有率Rは、R=(W×5+W×4)/W×100[%]≦50[%]である。このように、R[%]<R[%]≦50[%]の関係が成立する。すなわち、前側領域3aの専有率Rよりも後側領域3bの専有率Rの方が50%に近く、前側領域3a及び後側領域3bの双方で専有率R,Rは50%以下である。
次に、フードパネルインナ3の車幅方向軸回りの断面二次モーメントS(2)の計算方法について説明する。
ここでは、フードパネルインナ3が図3に示す断面形状を有するものとする。また、フードパネルインナ3の板厚をtとし、突出量(突出部4,5の突出高さ)をd(=H=H)とし、突出部4,5の占める割合(有率)をa(=R,R)とし、全長をl(=W)とする。
この場合、車幅方向軸回りの断面二次モーメントS(2)は、以下の式(1)によって表される。
Figure 0006525242
なお、上下方向の図心位置xは、以下の式(2)及び式(3)によって表される。
Figure 0006525242
Figure 0006525242
突出部4,5の占める割合aと上式(1)によって規定される断面二次モーメントS(2)との関係は、図4に示すように、上に凸であって、突出部4,5の占める割合(有率)aが0.5(=50%)で変曲点となる曲線で表される。すなわち、有率が50%に近いほど、断面二次モーメントS(2)は大きく、フードパネルインナ3の張り剛性も大きい。
本実施形態によれば、フードパネルインナ3の車幅方向の全長Wに対する複数の突出部4,5の有率R,Rが、前側領域3aよりも後側領域3bの方が50%に近い(R[%]<R[%]≦50[%])ので、フードパネルインナ3の車幅方向軸回りの断面二次モーメントS(2)は、前側領域3aよりも後側領域3bの方が大きくなる。これにより、歩行者の頭部が衝突した場合に、子供の頭部の衝突が想定される前側領域3aと、大人の頭部の衝突が想定される後側領域3bとで、それぞれ好適に衝撃を吸収することができる。
また、複数の突出部4,5の突出高さH,Hが、前側領域3aと後側領域3bとで略等しいので、歩行者の頭部が衝突した場合に、双方の領域3a,3bで底付きが生じ難く、双方の領域3a,3bにおいて突出部4,5の変形による所望の衝撃吸収を行わせることができる。
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、第2実施形態に係るエンジンフード11は、第1実施形態に係るフードパネルインナ3に代えてフードパネルインナ13を備えたものであり、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5及び図6に示すフードパネルインナ13は、前側領域13aと後側領域13bとに分けて設計されている。フードパネルインナ13には、前側領域13aから後側領域13bへ連続して延びるように複数の突出部14が折曲形成されている。なお、本実施形態においては、突出部14が5本の場合を例に説明する。
複数の突出部14について、前側領域13aにおける車幅方向の長さをW11とし、後側領域13bにおける車幅方向の長さをW12とした場合、W11<W12の関係が成立する。すなわち、複数の突出部14は、前側領域13aにおける車幅方向の長さW11よりも、後側領域13bにおける車幅方向の長さW12の方が長い。
前側領域13aにおける専有率R11は、R11=W11×5/W×100[%]≦50[%]であり、後側領域13bにおける専有率R12は、R12=W12×5/W×100[%]≦50[%]である。このように、R11[%]<R12[%]≦50[%]の関係が成立する。すなわち、前側領域13aの専有率R11よりも後側領域13bの占有率R12の方が50%に近く、前側領域13a及び後側領域13bの双方で専有率R11,R12は50%以下である。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明のエンジンフードは、様々な車両に用いることができる。
1,11 エンジンフード
2 フードパネルアウタ
3,13 フードパネルインナ
3a,13a 前側領域
3b,13b 後側領域
4,5,14 突出部
,H 突出高さ
W 車幅方向の全長
,R,R11,R12 専有率
11,W12 車幅方向の長さ

Claims (1)

  1. 表面が外面を形成するフードパネルアウタと、前記フードパネルアウタの裏面に対向配置されるフードパネルインナとから構成されるエンジンフードであって、
    前記フードパネルインナには、車幅方向に略均等に離間して並び、各々が前記フードパネルアウタ側に突出して前後方向に延びる複数の突出部と、前記複数の突出部以外の領域とが一体的に設けられるように、前記複数の突出部が折曲形成され、
    前記複数の突出部の突出高さは、前記フードパネルインナの前側領域と後側領域とで略等しく、
    前記複数の突出部は、前記前側領域から前記後側領域へ連続して延びる複数の第1突出部と、前記前側領域ではなく前記後側領域において、前記第1突出部同士の間に配置される複数の第2突出部とを含み、
    前記フードパネルインナの車幅方向の全長に対する前記複数の突出部の専有率は、前記前側領域及び前記後側領域の双方で50%以下であり、且つ前記前側領域よりも前記後側領域の方が50%に近い
    ことを特徴とするエンジンフード。
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