JP6525064B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置に関する。
近年の無線通信量の急激な増加に対応するため、複数のアンテナを同時に用いるMIMO通信方式(multipe−input and multiple−output通信方式)や、間隔を空けて配列された複数のアンテナ素子を有するアレイアンテナによるビームフォーミングの利用が進められている。さらに、モバイル基地局をはじめとする無線通信装置に搭載されるアンテナと、アンテナに接続される通信用回路、ベースバンド回路の数も増加する傾向にある。これら回路数の増加に伴って無線通信装置の発熱量は増加しており、冷却のための放熱器や熱交換器の大型化を招いている。
上記のような無線通信装置の放熱を促すための技術として、下記特許文献1に記載された装置が知られている。特許文献1には、放熱器とアンテナの反射板とを一体化して、体積あたりの放熱性能を向上させることで小型化された無線通信装置が記載されている。この無線通信装置は、比較的に大きな面積を占める金属製の反射板を放熱経路として活用するとともに、反射板の裏面側に放熱フィンを設けることで熱抵抗を低減している。これにより、装置の体積を増加させることなく放熱性能の向上が可能であるとされている。
米国特許出願公開第2013/0222201号
しかしながら、上記特許文献1に記載された無線通信装置は、反射板の裏面側に設けられた放熱フィンを主として放熱を行う。このため、壁面や柱などに設置した場合には、放熱フィンの大部分がこれら壁面や柱などによって覆われてしまい、放熱フィンに触れる空気の量が確保できず、放熱性能が限定的となる可能性がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、装置の大型化を抑制することが可能でありながら、放熱性能を向上させることが可能な無線通信装置を提供するものである。
本発明の一態様に係る無線通信装置は、電磁波を反射する反射面を有する反射板と、前記反射面上に間隔を空けて配列された複数のアンテナ素子を有するアレイアンテナと、前記反射面から起立する放熱フィンと、前記アレイアンテナを励振するとともに、前記アレイアンテナを介して無線信号を送受する通信用回路と、を備える。
本発明によれば、装置の大型化を抑制することが可能でありながら、放熱性能を向上させることが可能な無線通信装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る無線通信装置を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る無線通信装置における放熱の流れを図示した模式図である。 周波数選択表面の形状を模式的に示した平面図である。 同様に、周波数選択表面の一例の形状を模式的に示した平面図である。 同様に、周波数選択表面の一例の形状を模式的に示した平面図である。 同様に、周波数選択表面の一例の形状を模式的に示した平面図である。 同様に、周波数選択表面の一例の形状を模式的に示した平面図である。 本発明の第1実施形態に係る無線通信装置におけるアンテナ素子から電磁波が放射される様子を示した断面模式図である。 本発明の第1実施形態に係る無線通信装置の装置構成の一例を模式的に示した図である。 同様に、同第1実施形態に係る無線通信装置の装置構成の一例を模式的に示した図である。 同様に、同第1実施形態に係る無線通信装置の装置構成の一例を模式的に示した図である。 本発明の第2実施形態にかかる無線通信装置の斜視模式図である。 本発明の第2実施形態にかかる無線通信装置の変形例の斜視模式図である。 本発明の第2実施形態にかかる無線通信装置の変形例の斜視模式図である。 本発明の第2実施形態にかかる無線通信装置の変形例の斜視模式図である。 本発明の第2実施形態にかかる無線通信装置の変形例の斜視模式図である。 本発明の第3実施形態にかかる無線通信装置の斜視模式図である。 本発明の第3実施形態にかかるアンテナ素子の斜視模式図である。 本発明の第3実施形態にかかる無線通信装置の変形例の斜視模式図である。 本発明の第3実施形態に係るアンテナ素子の他の変形例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るアンテナ素子の他の変形例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るアンテナ素子の他の変形例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るアンテナ素子の他の変形例を示す図である。 本発明の第4実施形態にかかる無線通信装置の斜視模式図である。 本発明の第4実施形態にかかる無線通信装置の平面模式図である。 本発明の第5実施形態にかかる無線通信装置の平面模式図である。 本発明の第5実施形態に係る無線通信装置の他の変形例を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る無線通信装置の他の変形例を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る無線通信装置の他の変形例を示す図である。 本発明の第6実施形態にかかる無線通信装置の斜視模式図である。 本発明の第6実施形態にかかる無線通信装置の変形例の断面模式図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る無線通信装置100について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る無線通信装置100は、箱状の筐体部106と、筐体部106に一体に取り付けられた反射板101と、反射板101上に設けられた複数のアンテナ素子102を有するアレイアンテナ102Rと、反射板101上に起立する(すなわち反射板101に対して略垂直に接続される)1または複数の放熱フィン108と、筺体部106に内蔵された通信用回路107とを備えている。
通信用回路107はアレイアンテナ102Rに電気的に接続されている。これにより、通信用回路107で生成された無線信号はアレイアンテナ102Rを介して電磁波として大気中に放射され、他の装置(例えば無線端末等)との間で送受信される。
通信用回路107は熱伝導性の高い部材で反射板101と接続されており、発生する熱の一部が反射板101に伝導する。熱伝導性が高い部材としては、ボールグリッドアレイ(BGA)、半田ボール、半田ボールの周囲に熱伝導性アンダーフィルが充填されたもの等を用いることができる。
反射板101は、導電性を有する材料で形成された板状の部材である。反射板101の一方側の面は、電磁波を反射する反射面101aとされている。反射板101は、反射面101aが筺体部106との接触面と反対側の面となるように取り付けられる。以下の説明では、反射面101aの延びる平面内で互いに直交する方向をそれぞれx軸方向、y軸方向と定義し、これらx軸、y軸によって形成されるxy平面の法線方向をz軸方向と定義する。また以下、y軸正方向側を鉛直上方とし、y軸負方向を鉛直下方とする。
反射面101a上には、複数のアンテナ素子102が互いに間隔を空けて配列され、アンテナアレイ102Rを形成している。本実施形態では、これら複数のアンテナ素子102は、反射面101aの法線方向(z軸方向)から見て格子状に配列されている。アンテナアレイ102Rを構成するアンテナ素子102毎に信号の位相や電力を変化させることで、特定の方向に集中的に電波を発射できるビームフォーミングが可能となる。
本実施形態において、個々のアンテナ素子102は、反射面101aと平行な面に延伸する平面形状のパッチアンテナである。パッチアンテナは公知のものを用いることができ、例えば反射板101を貫通する給電点を設けることにより、当該給電点を介してパッチアンテナと通信用回路107を接続できる。
複数のアンテナ素子102の間には、放熱フィン108が形成されている。図1において放熱フィン108は、反射面101aから起立し、反射面101aに沿う方向に延在している。
放熱フィン108が延在する方向は、図1に示すようにy軸方向と一致することが好ましい。放熱フィン108の放熱によって昇温された空気には、密度の減少に伴って鉛直上方に向かう力が付加される。そのため、放熱フィン108がy軸方向に配列していることで、鉛直下方から鉛直上方に向かう空気の自然対流を阻害することなく、効率的に放熱できる。
図2は、第1実施形態に係る無線通信装置100における放熱の流れを図示した模式図である。図2に示す無線通信装置100は、x軸負方向から見た断面である。
図2に示すように、通信用回路107で発生した熱は、反射板101を介して放熱フィン108に伝わり、放熱される。無線通信装置100が放熱フィン108を有することによって、無線通信装置100内で発生した熱が空気に触れる面積が増加する。したがって、無線通信装置100の放熱性能は向上する。
また第1実施形態に係る無線通信装置100において放熱フィン108は、x軸方向から見た表面の一部に周波数選択表面(Frequency Selective Surface:FSS)108Aを有する。周波数選択表面とは、導電部が規則的に配列された表面である。放熱フィン108が周波数選択表面108Aを有することで、特定帯域の電磁波を透過又は反射することができる。
放熱フィン108が有する周波数選択表面108Aの一部が、反射板101に接触している場合、無線通信装置100の放熱効率はさらに向上する。その理由は、周波数選択表面108Aを構成する導電部が反射板101から伝熱されるため、無線通信装置100がより放熱されるからである。
放熱フィン108に周波数選択表面108Aを設ける方法としては、種々の方法を用いることができる。例えば、周波数選択表面108Aは、板状の導体に開口部を形成して設けられても良いし、板状の誘電体に導体部が形成されて設けられても良い。板状の誘電体に導体部を形成する方法としては、銅箔等の金属箔をパターニングにより形成する方法がある。パターニングプロセスはプリント基板等の製造プロセスにおいて一般的であり、微細なパターンが形成される。
周波数選択表面108Aの形状は、導体部が規則的に配列されていれば特に問わず、公知の構成を用いることができる。
例えば、図3Aに示すように、周波数選択表面108Aは、直交する2つの直線により形成された格子状の導電部108aからなり、導電部108aの内側に開口部108bが設けられていても良い。
また例えば、図3Bに示すように、周波数選択表面108Aは、格子状の導電部108aと、導電部108aの内側に設けられた開口部108bのさらに内側に設けられた第2導電部108cとからなっても良い。
また例えば、図3Cに示すように、周波数選択表面108Aは、長径と短径を有する矩形の開口部108eが設けられた導電部108dからなっても良い。
また例えば、図3Dに示すように、周波数選択表面108Aは、直交する2方向に延在する格子状の開口部108fによって区切られた導電部108gからなっても良い。
また例えば、図3Eに示すように、周波数選択表面108Aは、スリット状の開口部108hによって区切られた導電部108iからなっていても良い。
図3A〜3Cに示す周波数選択表面108Aが形成された放熱フィン108は、特定帯域の電磁波を透過できる帯域通過型の周波数選択部材として機能する。一方で、図3D、3Eに示す周波数選択表面108Aが形成された放熱フィン108は、特定帯域の電磁波を阻止できる帯域阻止型の周波数選択部材として機能する。
放熱フィン108が開口部を有する板状の導体からなる場合、板状の導体に上述の周波数選択表面108Aを構成する開口部が形成される。なお、図3B及び図3Dに示すように、開口部内に導体部が配設される場合は、導体部は任意の支持部により支持する。一方、放熱フィン108が導電部を有する板状の誘電体からなる場合は、板状の誘電体の一面又は両面に上述の周波数選択表面108Aがパターニングされる。
上述のように、放熱フィン108が周波数選択表面108Aを有すると、放熱フィン108は特定帯域の電磁波を透過できる。すなわち、アンテナ素子102から放射される電磁波が放熱フィン108によって阻害されることを避けることができる。すなわち、従来のように放熱フィンを反射板の裏側に設けなくても、放熱フィンが無線通信を阻害することを抑制することができ、無線通信装置100の小型化が可能となる。
図4は、第1実施形態に係る無線通信装置100におけるアンテナ素子102から電磁波Eが放射される様子を示した断面模式図である。アンテナ素子102から放射される電磁波Eは、ビームフォーミングするため種々の方向に配向性をもって放射される。そのため、z軸方向から所定の角度を有して放射された電磁波Eは、放熱フィン108に入射する。放熱フィン108が周波数選択表面108Aを有することで、アンテナ素子102から放射される電磁波Eは、放熱フィン108を透過できる。
例えば周波数選択表面108Aが特定帯域の電磁波を透過する場合、周波数選択表面108Aが透過可能な周波数帯域は、アンテナ素子102が放射する電磁波Eの周波数帯域を内包するように設定される。周波数選択表面108Aが透過可能な周波数帯域がこのように設定されることで、周波数選択表面108Aは、アンテナ素子102が放射する電磁波Eを阻害することなく透過することができる。また例えば、周波数選択表面108Aが特定帯域の電磁波を反射する場合、周波数選択表面108Aが反射可能な周波数帯域は、アンテナ素子102が放射する電磁波Eの周波数帯域と異なるように設定される。周波数選択表面108Aが反射可能な周波数帯域がこのように設定されることで、周波数選択表面108Aは、アンテナ素子102が放射する電磁波Eを阻害することなく透過することができる。
このように、放熱フィン108が電磁波Eを透過できることによって、無線通信装置100は、電磁波Eの放射角度を制限することなく、他の装置と無線通信できる。
また上述のように放熱フィン108の周波数選択表面108Aは導体部を有する。導体部は伝熱性がよいため、無線通信装置100は、放熱フィン108が誘電体のみからなる場合と比較して高い放熱特性を得ることができる。
次に、上記の無線通信装置100の動作について説明する。
図5Aは、無線通信装置100の装置構成の一例を模式的に示した図である。図5Aの無線通信装置100は、1つの通信用回路107が移相器と、無線回路(RF)と、ベースバンド回路(BB)とを含んで構成される。ただし、移相器は、各アンテナ素子102に1つずつ備えられる。このような構成によってアンテナ素子102ごとに位相を変化させることができるため、ビーム方向を制御することが可能となる。
また無線通信装置100の装置構成の別の一例を図5Bに示す。図5Bの無線通信装置100は、1つの通信用回路107が無線回路(RF)とベースバンド回路(BB)とを含んで構成される。ただし、無線回路は、各アンテナ素子102に1つずつ備えられる。このような構成によって、無線通信装置100は、アンテナ素子102ごとに異なる無線信号を送受信する、空間多重通信にも対応することが可能となる。
また無線通信装置100の装置構成のさらに別の一例を図5Cに示す。図5Cの無線通信装置100は、複数の通信用回路107の各々が1つの無線回路(RF)を含んで構成される。すなわち、通信用回路107は、各アンテナ素子102に1つずつ備えられる。このような構成によって、無線通信装置100は、アンテナ素子102ごとに異なる無線信号を送受信する、空間多重通信にも対応することが可能となる。
ただし、無線通信装置100の装置構成は必ずしも図5A、図5B、図5Cに限られない。例えば図5A、図5Bにおいて通信用回路107がベースバンド回路(BB)を含まない構成であっても良い。またベースバンド回路(BB)が無線通信装置100の外部に配置されるような構成であっても良いし、その他の構成であっても良い。
上述のように、本発明の第1実施形態に係る無線通信装置100は、放熱フィン108により通信用回路107で発生した熱の放熱性能を向上させることができる。無線信号の送受信に伴って通信用回路107が発熱すると、通信用回路107やその他の図示せぬ回路の動作に影響を及ぼす可能性がある。すなわち、放熱フィン108により放熱性能を向上させることで、無線通信装置100の安定的な動作を可能とする。
また本発明の第1実施形態に係る無線通信装置100は、放熱フィン108に周波数選択表面108Aを有する。この周波数選択表面108Aは特定帯域の電磁波を透過することができる。そのため、無線通信装置100は、アンテナ素子102が放射する電磁波の周波数帯域を、放熱フィン108が透過可能な電磁波の周波数帯域内とすることで、アンテナ素子102による無線通信を放熱フィン108が阻害することを避けることができる。
以上、本発明の第1実施形態に係る無線通信装置について図面を参照して説明したが、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更を加えることができる。
例えば、本実施形態において、通信用回路107は筺体部106に内蔵されるため、反射板101の反射面101aと反対側の面に配置される。しかし、通信用回路107が反射板101に熱を伝えることができれば、通信用回路107はどのように配置されても良い。また熱伝導性の高い材料で通信用回路107と反射板101とが接続されていれば、通信用回路107は、必ずしも反射板101に直接接続されていなくても良い。また通信用回路107は、反射板101の反射面101a側に配置されていても良いし、他の位置に配置されても良い。
また例えば、本発明の第1の実施の形態の無線通信装置100は、放熱フィン108に周波数選択表面108Aを持たない構成でもよい。
まず、放熱フィン108が導体からなる場合、アンテナ素子102が放射する電磁波を妨げないように、放熱フィン108の高さは、アンテナ素子102の高さ以下に設定される。このように放熱フィン108の高さが低く設定されることで、無線通信装置100は、放熱フィン108が電磁波を阻害することを抑制しつつ、良好な放熱特性を得ることができる。
この場合の放熱フィン108は、例えば板金で形成されても良いし、反射板101と一体で金属削り出しなどによって形成されても良い。また他の導体であっても当然よい。
また放熱フィン108の少なくとも一部が熱伝導性の高い誘電体で形成されている場合、この放熱フィン108は、導体で形成された周波数選択表面より熱伝導性が低くなる。
しかしながら、この放熱フィン108は電磁波を透過する。したがって、本発明の第1の実施の形態の無線通信装置100は、放熱フィン108が電磁波を阻害することを抑制しつつ、一定の放熱特性を得ることができる。この場合の放熱フィン108は、例えばセラミックなどで形成されても良い。また他の高熱伝導性誘電体であっても当然よい。
さらに、放熱フィン108の表面には非導電性の防護膜が備えられていても良い。このような構成によれば、屋外の雨や雪、ほこりから放熱フィン108を保護することが可能となり、無線通信装置100の耐候性を向上させることができる。防護膜は、例えば撥水性や耐水性を備えることが好ましいが、当然他の性質のものであっても良い。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態にかかる無線通信装置200の斜視模式図である。第2実施形態にかかる無線通信装置200は、レドーム205が設けられている点が、第1実施形態に係る無線通信装置100と異なる。第1実施形態にかかる無線通信装置100と同一の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明を省く。図6では、理解を容易にするために、反射板101とレドーム205とを離して図示している。
レドーム205は、反射板101における反射面101aを覆う部材である。レドーム205は、鉛直上方及び鉛直下方に開口を有する。すなわち、レドーム205と反射板101とによって囲まれる、通気流路Kが形成される。通気流路K内には、反射面101a上に設けられた複数のアンテナ素子102が収容される。レドーム205によりアンテナ素子102等が覆われるため、無線通信装置200は、アンテナ素子102を物理的な衝撃から守ることができる。
なお、図示したレドーム205は、角部を有する形状であるが、レドーム205の形状は、反射面101aを覆うことができれば、特に限定されない。例えばレドームは、反射面101aを覆う曲面を有する形状でもよい。
レドーム205は、誘電体材料からなる、又は、導電部が規則的に配列した周波数選択表面を有することが好ましい。
レドーム205が誘電体材料からなる場合、レドーム205は、通気流路K内に収容されたアンテナ素子102が放射する電磁波を透過することができる。またレドーム205が、導電部が規則的に配列された周波数選択表面を有する場合、レドーム205は、特定帯域の電磁波を透過することができる。レドーム205に形成される周波数選択表面は、第1実施形態における放熱フィン108が有する周波数選択表面108Aと同一のものを用いることができる(図3A〜3E参照)。
レドーム205が有する周波数選択表面の一部が、反射板101に接触している場合、無線通信装置200の放熱効率はさらに向上する。その理由は、周波数選択表面を構成する導電部が反射板101から伝熱されるため、無線通信装置200がより放熱されるからである。
図6においてレドーム205は、鉛直上方及び鉛直下方に開口を有する。放熱によって昇温された空気は、密度の減少に伴って鉛直上方に向かう。そのため、レドーム205の鉛直下方の開口は吸気口203であり、鉛直上方の開口は排気口204である。
レドーム205によって形成される通気流路K内では、自然対流によって空気が流動する。昇温された空気は自然対流により吸気口203側から排気口204側に流れる。通気流路K内の空気が吸気口203側から排気口204側に流れると、吸気口203側の空気密度が低くなり、外部から空気が供給される。すなわち、レドーム205を設けることで、吸気口203から排気口204に向けた連続的な自然対流(いわゆる、煙突効果)が形成される。この結果、通信用回路107で発生した熱が伝わった反射板101の反射面101a及び放熱フィン108の表面に、新鮮な外気が常に供給されるため、無線通信装置200の放熱効率は、より向上する。
図6では、吸気口203および排気口204の例として、レドーム205の鉛直下方および鉛直上方の面全体が取り除かれた開口が示された。しかし、吸気口203および排気口204の開口は、必ずしも面全体が取り除かれて構成される必要はない。例えば図7に示すように、吸気口203および排気口204は、レドーム205の鉛直下方および鉛直上方それぞれの面の一部が有する開口であっても良い。
本実施の形態において、レドーム205は、鉛直上方および鉛直下方の各々に開口(排気口204および吸気口203)を有するものとした。しかし、無線通信装置200がレドーム205の内部に風を取り込むことができれば、開口の位置および数はこれに限定されない。例えば、レドーム205は、鉛直上方および鉛直下方以外の他の面(すなわち、レドーム205の側面)に吸気口203および排気口204を有しても良いし、鉛直上方または鉛直下方または側面のいずれかに吸気口203および排気口204を有しても良い。また、レドーム205は、吸気口203と排気口204とが一体となった1つの開口を有しても良いし、1または複数の吸気口203と1または複数の排気口204とを有しても良い。
レドーム205が複数の吸気口203および複数の排気口204を備える例として、レドーム205が鉛直上方および鉛直下方と側面とに開口を有する構成が挙げられる。この構成を有する無線通信装置200が屋外に配置された場合、屋外における自然の風がレドーム205の内部に取り込まれるため、無線通信装置200の放熱効率は、より向上する。
また通気流路内の空気の流れは、自然対流に限られない。例えば、図8に示すように、無線通信装置210は、吸気口203側にファン211を設けても良い。ファン211が外部から供給される電力によって回転駆動することで、ファン211は、外部から通気流路内に向けて空気を導入する。これにより、通気流路内に強制的な空気の対流が形成される。
このような構成によれば、無線通信装置210は、空気の自然対流のみによる放熱に比べて、さらに効率的かつ良好な放熱効果を得ることができる。なお、ファン211は、通気流路内に強制的な空気の対流を形成することができれば他の場所に設けられても良い。
たとえば排気口204にファン211が設けられる構成であっても、無線通信装置210は同様の効果を得ることができる。また吸気口203及び排気口204の両方に、ファン211が設けられても良い。
また無線通信装置が配置される環境に応じて、図9に示されるように、無線通信装置220は、排気口204の鉛直上方にひさし221を備えても良い。このような構成によれば、ひさし221がレドーム205の内部に雨や雪が入ることを防ぐため、無線通信装置220の耐候性が向上する。
また、無線通信装置220は、吸気口203、排気口204をふさぐ通気性の部材を備えていても良い。通気性の部材は例えば金網のようなメッシュ状の部材や、布であっても良いし、他の部材であっても良い。このような構成によれば、レドーム205の内部に異物や雨、雪などが入ることを防ぎ、無線通信装置220の耐久性や耐候性を向上させることができる。
さらに、図10に示すように、無線通信装置の配置される環境が許容する限りにおいて、無線通信装置230は、筐体部106の裏側(反射面101aとは反対側の面)に、放熱器231(ヒートシンク)を備えても良い。このような構成によれば、無線通信装置230の放熱性能はさらに向上する。
上述のように、本発明の第2実施形態に係る無線通信装置は、レドームを有することによって空気が対流するための流路を形成する。そのため、外気が効率的に無線通信装置の内部に供給され、無線通信装置の放熱性能が向上する。
またレドームが、所定の材質で形成される、又は、所定の周波数選択表面を有することにより、無線通信装置は、レドームが無線通信を阻害することを抑制できる。
[第3実施形態]
図11は、本発明の第3実施形態にかかる無線通信装置300の斜視模式図である。第3実施形態にかかる無線通信装置300は、アンテナ素子302が反射面101aに対して起立している点が、第1実施形態に係る無線通信装置100と異なる。第1実施形態にかかる無線通信装置100と同一の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明を省く。
アンテナ素子302が反射面101aに対して起立していると、アンテナ素子302の表面及び裏面の両方が空気に触れる。そのため、無線通信装置300の放熱性能が向上する。
図11に示すように、アンテナ素子302の厚さ方向はx軸方向を向いている。そのためアンテナ素子302から放射される電磁波は、同一方向に延在して存在する放熱フィン108に入射する。放熱フィン108は、第1実施形態の無線通信装置100と同様に周波数選択表面108Aを有しており、特定帯域の電磁波を透過することができる。すなわち、第3実施形態における無線通信装置300は、放熱フィン108が無線通信を阻害することなく、放熱できる。
また放熱によって昇温された空気は、密度の減少に伴って鉛直上方に向かう。アンテナ素子302が放熱フィン108と同様にy軸方向に延在している場合、無線通信装置300は、アンテナ素子302が自然対流を妨げることを防ぐことができる。
個々のアンテナ素子302は、図12に示すように、板状の誘電体基板303と、この誘電体基板303の表面に形成された導体パターンであるアンテナパターン304a及びアンテナパターン304bと、を有している。誘電体基板303は、上記のようにその厚さ方向をx軸方向に向けて配置される。誘電体基板303は、例えばガラスエポキシ樹脂を用いたプリント基板や、LTCCのようなセラミック基板によって形成される。
本実施形態では、上記の誘電体基板303の一方の面に、略L字型のプリント配線が一対設けられている。プリント配線は、例えば銅箔のように良好な電気伝導性と熱伝導性とを備える材料で形成されることが望ましい。これらプリント配線がそれぞれ上記のアンテナパターン304a及びアンテナパターン304bである。
さらに、アンテナパターン304a及びアンテナパターン304bは、給電点305を介して、筐体部106に内蔵された通信用回路107に接続される。通信用回路107は、給電点305を介して電力をアンテナパターン304a及びアンテナパターン304bに供給する。これによって、通信用回路107は、アンテナ素子302を励振する。
以上のように、アンテナ素子302は、アンテナパターン304a及びアンテナパターン304bによってダイポールアンテナを形成する。
以上、本発明の第3実施形態について図面を参照して説明したが、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更を加えることが可能である。
例えば図13に示すように、反射板101の反射面101aはレドーム205を有していることが好ましい。無線通信装置300がレドーム205を有することで、無線通信装置300は、アンテナ素子302を物理的な衝撃から防ぐことができる。また無線通信装置300がレドーム205を有することで、無線通信装置300は、レドーム205と反射板101とで囲まれる通気流路内の自然対流を促進することができる。なお、アンテナ素子302は、放熱板108と同一方向に延在しているため、自然対流を阻害することはない。
さらに、無線通信装置の配置される環境が許容する限りにおいて、筐体部106の裏側(反射面101aとは反対側の面)に、図10に示すものと同様の放熱器(ヒートシンク)が備えられても良い。このような構成によれば、無線通信装置の放熱性能は、さらに向上する。
さらに、無線通信装置の配置される環境に応じて、排気孔の上部に、図9と同様にひさしが備えられても良い。このような構成によれば、無線通信装置はレドームの内部に雨や雪が入ることを防ぎ、無線通信装置の耐候性は向上する。
さらに、上記実施形態では、誘電体基板303の一方側の面のみにアンテナパターン304a、及びアンテナパターン304bが設けられた例について説明した。しかしながら、アンテナパターンの態様はこれに限定されず、例えば図14に示すように、誘電体基板303の一方側の面にアンテナパターン304aが設けられ、他方側の面にアンテナパターン304bが設けられても良い。
またアンテナ素子302に用いられるアンテナは、図12及び図14に図示されたダイポールアンテナに限られず、スプリットリング共振器を用いたアンテナでもよい。
具体的には、図15及び図16に示すように、アンテナ素子302は、誘電体基板303の表面に略T字状のプリント配線が形成されて構成される。このプリント配線のうち、反射板101(反射面101a)に近接する側の領域はおおむね矩形状をなすことで矩形導体部307を構成する。一方で、反射面101aから離間する側の領域は略C字状をなすことで環状導体部306を構成する。
環状導体部306には、その周方向の一部が切り欠かれたスプリット部308が形成されている。これにより、環状導体部306はコイル(インダクタ)として内側の矩形領域309で磁界を形成し、スプリット部308はキャパシタとして一定の静電容量を確保する。この構成によりインダクタとキャパシタとが直列に接続されたスプリットリング共振器が形成される。
環状導体部306の周方向の他の一部には、給電ビア310を介して給電線311が接続されている。これにより、給電点305から伝送される無線信号が、スプリット共振器に入力される構成となっている。
このようなスプリットリング共振器としてのアンテナ素子302は、同じ動作周波数のダイポールアンテナに比べて寸法を小さくすることができる。これにより、ダイポールアンテナとしてのアンテナ素子302を用いた場合に比べて、アンテナ素子302間の間隙をより広くとることができる。このような構成によって、通信用回路107をより効率的に冷却することができる。
さらに、図17に示すように、上記のスプリットリング共振器としてのアンテナ素子302を複数積層して、これらアンテナ素子302同士を導電性ビア315によって互いに接続するとともに、アンテナ素子302同士の間に導体給電線311を設けても良い。
このような構成によれば、互いに対向するアンテナ素子302によって、導体給電線311に対するシールド性能を向上させることができる。すなわち、導体給電線311に対する外部からのノイズを遮蔽することができる。
上述のように、本発明の第3実施形態に係る無線装置を用いれば、起立したアンテナ素子と空気が触れる面積が大きくなるため、より効率的な放熱を行うことができる。また放熱フィンが所定の周波数選択表面を有するため、アンテナ素子から放射された電磁波を阻害することなく、効率的な放熱を行うことができる。
[第4実施形態]
図18は、本発明の第4実施形態にかかる無線通信装置400の斜視模式図である。また図19は、本発明の第4実施形態に係る無線通信装置400の平面模式図である。第4実施形態にかかる無線通信装置400は、アンテナ素子402がy軸方向に対して傾いている点が、第3実施形態に係る無線通信装置300と異なる。第1実施形態にかかる無線通信装置100と同一の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明を省く。
無線通信装置400におけるアンテナ素子402は、複数の第1アンテナ素子402aを有する第1素子群L1と、複数の第2アンテナ素子402bを有する第2素子群L2と、を備えている。
第1素子群L1における第1アンテナ素子402aは、反射面101a上におけるyz平面内で、y軸方向に対して、おおむね45°だけ傾斜した第1の方向に延在している。
一方で、第2素子群L2における第2アンテナ素子402bは、上記の第1の方向に対してyz平面内でおおむね直交する方向(第2の方向)に傾斜している。
そして、第1素子群L1は、反射面101a上で第2の方向に間隔を空けて複数配列され、第2素子群L2が第1の方向に間隔を空けて複数配列されている。
複数の第1アンテナ素子402a、及び複数の第2アンテナ素子402bは、互いに同一の格子定数を有する正方格子状に配列されている。すなわち、反射面101aの法線方向(z方向)から見て、互いに隣接する第1アンテナ素子402a同士の間の寸法はいずれもおおむね等しい。同様にして、互いに隣接する第2アンテナ素子402b同士の間の寸法もいずれもおおむね等しい。
それぞれの第1アンテナ素子402aは、第2の方向で互いに隣り合う一対の第2アンテナ素子402b同士の間に配置されている。さらに、反射板101(反射面101a)の法線方向から見て、隣接する一対の第2アンテナ素子402b同士を結ぶ線は、第1アンテナ素子402aの第1の方向における中央を通るように構成されている。ここで、上記のように第2アンテナ素子402bも正方格子状に配列されることから、隣接する一対の第1アンテナ素子402a同士を結ぶ線も、第2アンテナ素子402bの第1の方向における中央を通る。なお、上記の「中央」は、必ずしも厳密である必要はなく、実質的に第1アンテナ素子402a、又は第2アンテナ素子402bを等分する領域を通ればよい。
上記のように第1素子群L1と第2素子群L2とは、互いに直交する方向に配列されることから、それぞれの偏波も互いに直交した状態となる。さらに、複数の第1素子群L1、及び第2素子群L2は、通信用回路107(不図示)によってそれぞれ別個に制御される。すなわち、第1素子群L1、及び第2素子群L2は、異なる位相、電力の無線信号がそれぞれ給電される。これにより、上記第1素子群L1、及び第2素子群L2は、互いに独立したアレイアンテナを形成する。すなわち、これらアレイアンテナは、偏波ごとに異なるビームを形成することが可能な偏波共用アレイアンテナとして動作する。
さらに、第1素子群L1、及び第2素子群L2が上記のように配列されることで、第1アンテナ素子402a、及び第2アンテナ素子402bからの信号放射によって形成される電場、磁場のうち、強度が高い領域同士が重なり合う可能性を低減することができる。
これにより、第1アンテナ素子402aと第2アンテナ素子402bとの電磁的な結合を抑制しつつ、互いを近接させて配置することができる。
加えて、上記のような構成によれば、第1アンテナ素子402a、及び第2アンテナ素子402bによって形成される間隙が、y軸に沿ってジグザグ状に蛇行した状態となる。
これにより、通気流路中を自然対流によって流れる空気が、第1アンテナ素子402a、及び第2アンテナ素子402bに対して十分に接触するため、無線通信装置400の放熱性能がさらに向上する。
[第5実施形態]
図20〜図23は、本発明の第5実施形態にかかる無線通信装置400´の斜視模式図である。
第5実施形態にかかる無線通信装置400´が、第4実施形態に示される無線通信装置400と構成を異にするのは、y軸方向に沿うように配置された放熱フィン108に開口部403を形成した点にある。
図20に示される放熱フィン108の開口部403は、第1アンテナ素子402a、第2アンテナ素子402bの端部と、放熱フィン108とが近接する部分に形成されている。開口部403は、放熱フィン108を分断する切欠きとしても良いし、放熱フィン108の一部のみに穴をあけて開口部としても良い。放熱フィン108が開口部403を有することによって、放熱フィン108と第1アンテナ素子402aまたは第2アンテナ素子402bとによる空気の流路Aが確保される。その結果、開口部403は空気の滞留を防ぎ、無線通信装置の放熱性能は向上する。
さらに、図20に限定されず、例えば図21に示すように、y軸方向に平行な放熱フィン108に関し、x軸方向に平行な案内片109を有する構成を追加しても良い。
具体的には、図20の放熱フィン108はy軸方向に沿う直線状としているが、これに限定されず、図21のように、放熱フィン108を複数の案内片109を有する構成とし、かつ各案内片109をx軸方向に沿いかつ全体がy軸方向に沿う配列となるように構成しても良い。
このとき、図21の放熱フィン108では、全ての案内片109をx軸方向に沿うように配置することに限定されず、一部の案内片109をy軸方向に配置した第1フィン列110とし、残りの案内片109をy軸方向に沿うように配置した第2フィン列111としても良い。さらに、これら第1フィン列110と第2フィン列111とを、水平方向となるx軸方向に交互に配列しても良いし、交互とならないように不規則に配列しても良い。
また、図21の放熱フィン108では、第1フィン列110の案内片109をy軸方向に直交するx軸方向に沿うように配置したが、これに限定されず、該案内片109をy軸方向に交差するように斜めに配置しても良い。
そして、このように第1フィン列110及び第2フィン列111からなる放熱フィン108を構成することで、鉛直方向(y軸方向)に流れる上昇気流Aと、水平方向(x軸方向)に吹く屋外の風Bの両方を、妨げることなくアンテナ領域に取り込みかつ該アンテナ領域から排出することが可能となり、放熱性能を向上させることが可能となる。
特に、図21のように、アンテナ領域に導入された気流が最初に衝突する第1アンテナ素子402a、第2アンテナ素子402b及び放熱フィン108が、気流に対して直交しないように斜めに配置することによって、気流の速度低下を避けることができるため、放熱性能向上の観点から好ましい。
また、図21の構成に限定されず、図22に示すように、第1素子群L1と第2素子群L2が配置されたアンテナ領域を取り囲むように、反射板101の周縁部にて放熱フィン108を放射状に配置する構成としても良い。
すなわち、図22に示すように、反射板101の側部に位置する放熱フィン108の案内片109は、正方向及び負方向側共にx軸方向に平行になり、かつ全体がy軸方向に沿う第1フィン列110となる配列に設けられている。また、反射板101の上部及び下部に位置する放熱フィン108の案内片109は、正方向及び負方向側共にy軸方向に平行になるように設けられ、かつ全体がx軸方向に沿う第2フィン列111となる配列に設けられている。
そして、このように第1フィン列110及び第2フィン列111からなる放熱フィン108を構成することで、上昇気流Aと、屋外の風Bの両方を、妨げることなくアンテナ領域に取り込にかつ該アンテナ領域から排出することが可能となり、放熱性能を向上させることが可能となる。
また図21及び図22の構成に限定されず、これら図21、図22に示した放熱フィン108の配置を組合せて用いる構成としても良い。例えば、アンテナ領域の周囲又は内部において、放熱効率を確認しながら、放熱フィン108の案内片109を部分的に省略する構成としても良い。
さらに図23に示すように、図21、図22の構成にレドーム205を追加しても良い。この場合には、図23に示すようにレドーム205の上下方向の吸気口203及び排気口204に加えて側部に開口410を設けることが好ましい。これによってレドーム205を備えながら、水平方向となるx軸方向に吹く風を取り込むことが可能となる。
なお、図23ではレドーム205の側部の一部に複数の開口410を設けた場合を例に示したが、開口410は側部の大部分が取り除かれて形成されていても良いし、その他の構成であっても良い。
また上記の図18〜図23のいずれの構成においても、アンテナ素子402が放射する電磁波は、放熱フィン108に入射する。しかしながら、放熱フィン108は、第1実施形態の無線通信装置100と同様に周波数選択表面108Aを有しており、特定帯域の電磁波を透過することができる。すなわち、第4及び第5実施形態における無線通信装置400,400´は、放熱フィン108に無線通信を阻害されることなく、放熱できる。
本実施形態においても、無線通信装置400は、上述と同様に、レドーム205、ファン211、ひさし221、放熱器231(ヒートシンク)をそれぞれ用いることができる。また個々のアンテナ素子402は、第3実施形態におけるアンテナ素子302と同様の物を用いることができる。第3実施形態において説明したアンテナ素子302の中でも、図15〜図17に示すスプリットリング共振器を用いた小型のアンテナを用いると、通気流路の空気の流れを妨げない構成が可能となる。
上述のように、第4及び第5実施形態に係る無線通信装置によれば、アンテナ素子から放射される電磁波を阻害することなく、放熱を行うことができる。また2つの方向に傾斜して延在するアンテナを有するため、偏波ごとに異なるビームを形成することができる。
[第6実施形態]
図24は、本発明の第6実施形態にかかる無線通信装置500の斜視模式図である。第6実施形態にかかる無線通信装置500は、放熱フィン108を持たず、所定のレドーム505を設ける点が、第1実施形態に係る無線通信装置100と異なる。すなわち、電磁波を反射する反射面101aを有する反射板101と、反射面101a上に間隔を空けて配列された複数のアンテナ素子102を有するアレイアンテナ102Rと、反射面101aとの間に通気流路を形成するレドーム505と、アレイアンテナ102Rを励振するとともに、アレイアンテナ102Rを介して無線信号を送受信する通信用回路107と、を備える。第1実施形態にかかる無線通信装置100と同一の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明を省く。
図24に示す無線通信装置500において、レドーム505は第2実施形態におけるレドーム205と同様の構成であるため、詳細な説明は省略される。レドーム505は、導電部が規則的に配列された周波数選択表面を有する。周波数選択表面の形状は、第1実施形態における放熱フィン108に設けられた周波数選択表面(図3A〜3E参照)と同一の形状とすることができる。
無線通信装置500がレドーム505を有することで、鉛直下方から鉛直上方へ向けた空気の自然対流が促進され、無線通信装置500は、効率的に放熱できる。またレドーム505が周波数選択表面を有することで、無線通信装置500は、アンテナアレイ102Rの無線通信を阻害されることなく、放熱できる。
レドーム505が有する周波数選択表面の一部が、反射板101に接触している場合、無線通信装置500の放熱効率はさらに向上する。その理由は、周波数選択表面を構成する導電部が反射板101から伝熱されるため、無線通信装置500がより放熱されるからである。レドーム505において周波数選択表面が占める面積が大きいほど、無線通信装置500の放熱効果は向上する。
また本実施形態において、図25に示すように、無線通信装置500は、反射板101の反射面101aおよびレドーム505に接続される放熱フィン108を設けても良い。
放熱フィン108を設けることで、無線通信装置500内で発生した熱と空気とが触れる面積が増加し、無線通信装置500の放熱効率が向上する。また放熱フィン108を介してレドーム505に伝熱する経路が形成されるため、無線通信装置500の放熱効率がより向上する。放熱フィン108は第1実施形態と同様の物を用いることができる。
本実施形態において、放熱フィン108は、反射面101aとレドーム505とを接続するものとしたが、放熱フィン108は、レドーム505のみに接続される構成であっても良い。
また無線通信装置の配置される環境に応じて、排気口504の上部に、ひさし221が備えられても良い。また吸気口503及び/又は排気口504にファン211が設けられても良い。さらに、無線通信装置の配置される環境に応じて、筺体部106の反射板101と反対側の面に放熱器231が設けられても良い。
上述のように、第6実施形態に係る無線通信装置によれば、レドームが周波数選択表面を有するため、無線通信装置は、アンテナ素子が放射する電磁波がレドームに阻害されることを抑制できる。またレドームにより自然対流が発生するため、無線通信装置は、効率的に放熱できる。
以上、各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しえる様々な省略、置き換え、変更をすることができる。
なお、上述した実施形態には以下の付記に示す発明が含有されている。
(付記1)
前記フィンは、
第1の方向に平行な複数の第1案内片からなる第1フィン列と、
前記第1の方向に対して直交する第2の方向に平行な、複数の第2案内片からなる第2フィン列と、を有することを特徴とする無線通信装置。
(付記2)
前記第1フィン列と前記第2フィン列とは、前記反射面上に交互に配列されることを特徴とする無線通信装置。
(付記3)
前記第1フィン列と前記第2フィン列とは、前記反射面上に垂直方向に沿うように設けられ、かつ水平方向に沿って交互に配列されることを特徴とする無線通信装置。
(付記4)
前記第1フィン列と前記第2フィン列とは、前記反射面上の周縁部に沿いかつアンテナ領域を取り囲むように配置されることを特徴とする無線通信装置。
(付記5)
前記フィンは、導体であることを特徴とする無線通信装置。
(付記6)
前記フィンは、熱伝導性の高い誘電体であるであることを特徴とする無線通信装置。
(付記7)
前記送受信回路は、前記反射板の前記反射面と反対側の面に配置されるであることを特徴とする無線通信装置。
(付記8)
前記レドームが有する周波数選択表面の一部は、前記反射板に接触していることを特徴とする無線通信装置。
この出願は、2015年11月19日に出願された日本出願特願2015−226746号および2016年8月24日に出願された日本出願特願2016−163270号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明によれば、装置の大型化を抑制することが可能でありながら、放熱性能を向上させることが可能な無線通信装置を提供することができる。
100,200,210,220,230,300,400…無線通信装置
101…反射板
101a…反射面
102,302,402…アンテナ素子
102R,302R,402R…アレイアンテナ、106…筐体部、107…通信用回路
108…放熱フィン
108A…周波数選択表面
108a,108c,108d,108f…導体部
108b,108e,108f…開口部
109…案内片
110…第1フィン列
111…第2フィン列
201…天板
202…支持部
203,503…吸気口
204,504…排気口
205,505…レドーム
211…ファン
221…ひさし
231…放熱器
303…誘電体基板
304a,304b…アンテナパターン
305…給電点
306…環状導体部
307…矩形導体部
308…スプリット
309…矩形領域
310…導電性ビア
311…導体給電線
315…導電性ビア
402a…第1アンテナ素子
402b…第2アンテナ素子
403…開口部
L1…第1素子群
L2…第2素子群

Claims (7)

  1. 反射板と、
    アレイアンテナと、
    フィンと、
    通信回路とを備え、
    前記反射板は、
    電磁波を反射する反射面を備え、
    前記アレイアンテナにおける複数のアンテナ素子は、
    前記反射面上に配置され、
    前記フィンは、
    前記反射面上に起立し、かつ、
    前記複数のアンテナ素子における任意のアンテナ素子同士の間に設けられ、
    前記通信回路は、
    前記アレイアンテナに電気的に接続され、かつ、
    前記反射板に熱的に接続される、
    無線通信装置。
  2. 前記アレイアンテナにおける複数のアンテナ素子は、
    前記フィンよりも、前記反射面から見た法線方向の高さが、低い、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記フィンは、
    周波数選択表面を備える、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記フィンは、
    同一の方向に延在している、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  5. 前記複数のアンテナ素子は、
    第1の方向に延在する第1素子群と、
    第2の方向に延在する第2素子群と、
    からなり、
    前記第1の方向と第2の方向とは、
    互いに直交しており、
    前記第1素子群は、前記第2の方向に間隔を空けて複数設けられ、
    前記第2素子群は、前記第1の方向に間隔を空けて複数設けられている
    請求項1から4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. 前記フィンは、
    前記第1素子群におけるアンテナ素子と、前記第2素子群におけるアンテナ素子と、の少なくともいずれかと近接する部分に開口部を備える、
    請求項5に記載の無線通信装置。
  7. レドーム
    を備え、
    前記フィンは、
    前記レドームと熱的に接続されている、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の無線通信装置。
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