JP5275412B2 - 電子部品 - Google Patents

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本発明は、効果的に放熱可能な電子回路モジュール及び電子部品に関する。
近年、テレビジョン受像器などの電子機器に搭載される放送波チューナや無線通信回路等の電子回路モジュールは、多様化する多数の放送方式や通信方式に対応するために、高速処理化や高機能化,小型化の傾向での技術開発がなされている。
しかし、扱われるデータの転送レートの向上などによる高速処理化や高機能化に伴って内部の発熱量がますます増加し、また、電子回路モジュール自身または電子機器の小型化に伴ってますます放熱効率が悪くなる。このため、電子回路モジュールを効率よく放熱する手法に対しての期待はますます高まっている。
例えば、特許文献1には、基板上の発熱体の周辺に設けた通気孔を利用して発熱体を放熱する手法が開示されている。
また、特許文献2には、パワー回路部と制御回路部とを有する回路基板が組み込まれた電気接続箱において、これらの回路の間に、貫通穴と、この貫通穴の周囲の隔壁とからなる通気路としての空間を設け、パワー回路部と制御回路部との遮熱効果を高める手法が公開されている。
特許第2961858号公報 (第1図 3頁右段落) 特開2001−095131号公報 (図1 段落0009)
しかし、特許文献1による手法は、通気孔を発熱体の周囲の基板上に無作為に設けていたために、複数の課題を残していた。例えば、発熱体と通気孔の距離が近い場合、基板の配線等を利用した発熱体の放熱効果が通気孔によって阻害される可能性や、発熱体が複数の端子を有する半導体であったときに、この複数の端子からの基板上の配線レイアウトが通気孔によって困難になる可能性があった。また逆に、発熱体と通気孔の距離が離れている場合、通気孔による放熱の効果があまり得られない可能性があった。
さらに、この手法では、発熱体の形状に応じた、発熱体の中央部付近の熱の放熱特性の変化はあまり考慮されていない。
例えば、発熱体が、近年、広く普及している、複数の放送波チューナを搭載した放送波受信機器の、アンテナによって受信された放送波信号を入力する信号入力部における、複数のチューナに対する複数の出力端子を備えた分配器といった電子回路モジュールである例を考える。放送波信号の分配器は、RF信号などの高周波信号の端子出力を複数に分配する増幅回路部などの発熱部を有する電子回路モジュールである。しかし、放送波信号の分配器は、複数の出力端子を備えるために自身の外形形状が大きくなり、前述の手法では中央部付近の内部の熱が放熱されづらかった。
また、特許文献2による手法は、パワー回路部と制御回路部とが明確に領域が区分けされた回路レイアウトでの適用を前提とした手法であった。すなわち、パワー回路部が制御回路部内に混在して配置されて、それぞれの回路部が明確に区分けされていない回路レイアウトでの適用は考慮されていなかった。
また、パワー回路部と制御回路部との遮熱効果を高めるために、これらの回路部の間に通気路を設ける構成であったので、例えば、パワー回路部の回路面積が広い場合には、特許文献1と同様に、パワー回路部の中央部付近の内部の熱が放熱されづらかった。
すなわち、従来から開示されていた発熱体の放熱の手法では、容易な構成で、発熱体の形状に応じて、当該発熱体、特に当該発熱体の略中央部、を効果的に放熱することは困難であった。
そこで、本発明は上述した課題を解決するために、容易な構成で、発熱体の形状に応じて、当該発熱体、特に当該発熱体の略中央部、を効果的に放熱することができる電子回路モジュール及び電子部品を提供することを目的とする。
本発明は上述した課題を解決するため、第1の面と前記第1の面と対向する第2の面とを有する筐体と、前記第1の面に配置された複数の端子と、前記第2の面の、前記複数の端子のうち最も離れた二つの端子の中心と対向する位置とは異なる位置に配置された第1の端子と、を具備するものである。
本発明によれば、容易な構成で、当該発熱体を効果的に放熱することができる。
電子回路モジュールである分配器の外形を5つの面方向から視た5面視図。 従来構造の分配器の形状を説明するための、上面から視た平面図。 図1で説明した分配器をベース基板の所定の位置に固定したときの放熱構造を説明するための、この固定の状態を3つの面方向から視た3面視図。 図1で説明した分配器をベース基板の所定の位置に固定したときの放熱構造の変形例を説明するために、この固定の状態を上面から視た平面図。 図4に示した放熱構造の変形例による分配器周辺での空気の流れを概念的に示す概念図。 分配器の一部に形成する切り欠き部の形状の変形例、および、この変形例による放熱構造を示す平面図。 分配器の一部に形成する切り欠き部の形状の他の変形例、および、この変形例による放熱構造を示す平面図。
以下、本発明における実施形態について複数の図面を用いて説明する。
まずは、本発明における実施形態に係る電子回路モジュールである分配器の構造について、図1を用いて説明する。
図1は、電子回路モジュールである分配器の外形を5つの面方向から視た5面視図である。
なお、本実施形態は、本発明に係る構成を適用した電子回路モジュールを、放送波に係る入力信号を分配して複数の出力端子に出力する分配器とした形態であるが、本実施形態と同様の構造の、放送波に係る信号や無線通信に係る信号などの高周波信号に係る分波器や分岐器、混合器などとした形態であっても構わない。
なお、本実施形態では、図1(a)上面視図に係る面を上面、入力ジャックJ1が設けられている面を前面、前面から向かって右側の面を右側面、左側の面を左側面、前面と対向する面を背面、また上面と対向する面を底面として定義する。
図1(a)上面視図に示すように、分配器10には、第1の端子部である入力ジャックJ1、第2の端子部である出力ジャックJ11〜J16、スタンドST1〜ST4それぞれが、特定の面に設けられている。また分配器10は、ケースCSにより外郭が形成されている。さらに、分配器10と隣接して、前面の左側面寄りの一部および左側面の前面寄りの一部の2辺と、これらの2辺を分配器10自身の中央部寄りに平行的に変形させた位置の2辺とを輪郭とする略方形の切り欠き部NTがある。
すなわち、切り欠き部NTは、分配器10の前面、背面、左側面、右側面、上面、底面の6つの面からなる架空の略直方体の外形が、分配器10の実際の外形となるように切り欠く空間であって、前面、左側面、上面、底面それぞれの一部を含む略直方体の空間である。そして、この切り欠き部NTにより、分配器10は8つの面を備える略逆L字型の立体形状となっている。なお、図示しないが、入力ジャックJ1が右側面側でなく左側面側に設けられる実施形態であってもよく、この場合、切り欠き部NTは前面および右側面寄りに形成され、分配器10は略L字型の立体形状となる。
入力ジャックJ1は、アンテナにより受信された放送波信号が入力される入力端子である。
出力ジャックJ11〜J16は、入力ジャックJ1から入力された放送波に係る信号を、分配回路に係る配線(不図示)により、6つに分配して出力するための出力端子である。
スタンドST1〜ST4は、分配器10を所定の位置に固定するためのスタンドである。
ケースCSは、分配器10の外郭を形成するための筐体であり、通熱性や通電性を有する材料の物質で組成されている。
すなわち、入力ジャックJ1と複数の出力ジャックJ11〜J16とは、ケースCSによる外郭の内部に配置される回路基板(不図示)上に設けられ、信号の分配回路に係る配線(不図示)で接続されているが、この回路基板(不図示)の形態は、本発明の特徴的な構成ではないので詳細な説明は省略する。
つまり、図1(b)前面視図では、分配器10の前面には入力ジャックJ1が右側面寄りに設けられている状態が示されている。また、前面の右側面寄りの一部、および、切り欠き部NTによる前面に対して中央部寄りに位置する面の2つの面による外郭が、ケースCSで形成されている状態が示されている。さらに、スタンドST1,ST2,ST4が底面に設けられていることが視認される。
また図1(c)右側面視図では、入力ジャックJ1、出力ジャックJ16、ケースCSによる外郭、スタンドST1,ST3が視認される。
さらに図1(d)左側面視図では、入力ジャックJ1、出力ジャックJ11、左側面の背面寄りの一部、および、切り欠き部NTによる左側面に対して中央部寄りに位置する面の2つの面による、ケースCSで形成された外郭、スタンドST2,ST4が視認される。
同様に図1(e)背面視図では、出力ジャックJ11〜J16、ケースCSによる外郭、スタンドST2,ST3,ST4が視認される。
すなわち、分配器10は、図1(a)上面視図および底面視図(不図示)において、凸部を有する形状である。さらに具体的には、分配器10は、出力ジャックJ11〜J16が備えられた背面側の略6面体(ベース直方体部)と、この背面側の略6面体と連続して形成されて凸部となり、入力ジャックJ1が備えられた前面側の略6面体(凸直方体部)と、で構成されている。
なお、切り欠き部NTによる、前面に対して中央部寄りに位置する面、および、左側面に対して中央部寄りに位置する面には、放熱フィンやスリットなどの放熱構造が形成される形態であってもよい。
すなわち、分配器10は、本来は略直方体である6面からなる外郭に対して、切り欠き部NTにより、側面として中央部寄りに新たな2面を形成した、略L字型の立法体形状の筐体による構造である。
次に、従来構造の分配器の形状について、図2を用いて説明する。図2は、従来構造の分配器の形状を説明するための、上面から視た平面図である。
図2(a)は、入力された信号を分配して2つの出力端子から出力する分配器20の上面視図であって、図1で示した分配器10と同様に、入力ジャックJ2、出力ジャックJ21,J22、スタンドST21〜ST24それぞれが、特定の面に設けられ、ケースCSにより6面からなる略直方体の外郭が形成されている。
図2(b)は、入力された信号を分配して6つの出力端子から出力する分配器200の上面視図であって、図1で示した分配器10や図2(a)に示した分配器20と同様に、入力ジャックJ3、出力ジャックJ221〜J226、スタンドST221〜ST224それぞれが、特定の面に設けられ、ケースCSにより略6面からなる直方体の外郭が分配器20と同様に形成されている。
なお、図2(a)に示した分配器20は1入力に対して2出力の構成であるため、分配器20自身の外郭の面から中央部までの距離が近く、分配器20自身の内部の回路基板から発せされた熱が外郭の面から充分に放熱され易い形状であるといえる。一方、図2(b)に示した分配器200は1入力に対して6出力の構成であるので、分配器200自身の外郭の面から中央部までの距離が遠くなり、分配器200自身の内部の回路基板から発せされた熱が外郭の面から充分に放熱されずに、中央部に篭りやすい形状である。
また、同一数の出力端子を備えた、図2(b)に示した分配器200の形状と図1に示した本実施形態に係る分配器10の形状とを比較すると、(分配器の側面表面積/分配器内部の回路基板(上面視の)面積)によって算出される、回路面積あたりの筐体側面表面積の比率が、従来構造の分配器200よりも、本発明に係る分配器10のほうが高くなる。
すなわち、図1に示した本発明に係る実施形態における電子回路モジュールは、当該電子回路モジュール内部の回路基板(不図示)の面積を小さくし、さらに当該電子回路モジュール自身の中央部付近に新たな外殻の面を形成しているので、図2(b)に示した分配器200と比較して、発熱体の形状に応じて、特に中央部付近の内部の熱の放熱性に優れていることが明らかである。
次に、図3を用いて、図1で説明した分配器10をベース基板BBの所定の位置に固定したときの放熱構造を説明する。
図3は、図1で説明した分配器10をベース基板BBの所定の位置に固定したときの放熱構造を説明するための、この固定の状態を3つの面方向から視た3面視図である。
図3(a)上面視図に示すように、分配器10は、外形線OLの輪郭を有するベース基板BBと所定の位置関係で取り付けられる。さらに、ベース基板BBの外形の端部近傍には、分配器10の凸直方体部やベース直方体部の近傍の位置に対応するように、切り欠き部NTに対応する投影領域に、通風孔である複数の穴HL1〜HL5が設けられる。なお、分配器10の前面とベース基板BBの外形線OLとは平行の関係にあり、且つ略同一面上の関係にあるが、この形状に限定されるものではない。
また、図3(b)前面視図および図3(c)右側面視図に示すように、分配器10は、ベース基板BBに対してスタンドST1〜ST4により、底面から所定の距離Hを隔てて固定される。
なお、ベース基板BBは、所定の回路配線を形成したプリント配線基板や、金属や樹脂などで成形された固定ボードなどを適用することが可能であり、特定の形態に限定されるものではない。
また、分配器10の底面とベース基板BBとの所定の距離Hは、スタンドST1〜ST4の構造や固定方法により決定され、特定の範囲に限定されるものではない。
すなわち、図3に示した3面視図では、分配器10が、凸直方体部やベース直方体部の近傍の位置に対応するように穴HL1〜HL5が設けられたベース基板BBの、当該穴HL1〜HL5と切り欠き部NTによる投影領域とが重畳する位置に固定された、穴HL1〜HL5への空気の流れによる、分配器10の特に中央部付近の内部の熱に対する放熱構造が形成されていることが明示されている。
次に図4により、図1で説明した分配器10をベース基板BBの所定の位置に固定したときの放熱構造の変形例を説明する。
図4は、図1で説明した分配器10をベース基板BBの所定の位置に固定したときの放熱構造の変形例を説明するために、この固定の状態を上面から視た平面図である。
分配器10は、外形線OLの輪郭を有するベース基板BBと所定の位置関係で固定される。なお、図4に示した平面図においては、ベース基板BBの外形線OLは、分配器10の前面および切り欠き部NTに対応する筐体外郭の投影領域の外枠に沿った輪郭となっている。換言すると、ベース基板BBの外形線OLを輪郭とし、凸直方体部やベース直方体部の形状に沿った輪郭を有する通風孔が形成されている。
また、本変形例において形成される、ベース基板BBの外形線OLを輪郭とする通風孔による空間を利用した、入力ジャックJ1と同じ方向に配置されるように複数の接続ジャックが実装された配線基板などをレイアウトする形態が実施可能となる。なお、この複数の接続ジャックが実装された配線基板は、ベース基板BBの外形線OLを輪郭とする通風孔を完全に塞がないようにレイアウトされる必要があることは言うまでもない。
すなわち、図4に示した放熱構造の変形例では、分配器10が、分配器10自身の筐体外郭の形状に沿うような外形形状を有するベース基板BBの、当該外形形状と切り欠き部NTによる投影領域の外枠とが略一致する位置に固定された、切り欠き部NT付近での空気の流れによる、分配器10の特に中央部付近の内部の熱に対する放熱構造部が形成されていることが明示されている。
次に、図5を用いて、図4に示した放熱構造の変形例による分配器10周辺での空気の流れを説明する。
図5は、図4に示した放熱構造の変形例による分配器10周辺での空気の流れを概念的に示す概念図である。
具体的には、図5(a)では、図4に示した放熱構造の変形例が適用され、この放熱構造に対して、分配器10の上面方向に上方板UBがレイアウトされ、分配器10の底面方向に下方板LBがレイアウトされた構造となっていて、さらにこの構造に対して、太点線で示した分配器10の上部の空気の流れと、太実線で示したベース基板BBの下部の空気の流れとが、分配器10の右側面から左側面の方向にある概念図を示している。
図5(a)に示すように、分配器10の切り欠き部NTと、この切り欠き部NTに対応して形成されたベース基板BBの輪郭とに係る空間では、太実線および太点線で示した分配器10の上下の空気の流れが入り混じる。すなわち、この空間によって、分配器10の内部の熱を、分配器10自身の側面から効率よく放熱する放熱構造が形成される。
一方、図5(b)では、分配器10の切り欠き部NTに対応する部分を残した輪郭のベース基板BBに分配器10が固定され、分配器10の上面方向に上方板UBがレイアウトされ、分配器10の底面方向に下方板LBがレイアウトされた構造の概念図を示している。
この例では、太実線で示したベース基板BBの下部の空気の流れは、ベース基板BBの上部に固定されている分配器10の側面ではなくベース基板BBの下側を通過するので、分配器10の切り欠き部NT近傍には、太点線で示した分配器10の上部の空気の流れのみとなる。
したがって、切り欠き部NTを設けた分配器10と、この切り欠き部NTに対応して形成された輪郭のベース基板BBとを組み合わせた放熱構造のほうが、分配器10の側面の空気の流れが増すので、分配器10の内部の熱を、分配器10自身の側面から効率よく放熱することができる。
(変形例1)
次に、図6を用いて、分配器の一部に形成する切り欠き部の形状の変形例の一例と、この変形例による放熱構造を説明する。
図6は、分配器の一部に形成する切り欠き部の形状の変形例、および、この変形例による放熱構造を示す平面図である。
図6(a)は、分配器60の上面視図であって、第1の端子部である入力ジャックJ6、第2の端子部である出力ジャックJ61〜J66、スタンドST61〜ST64それぞれが、特定の面に設けられ、ケースCSにより外郭が形成されている。
さらに、分配器60と隣接して、前面の左側面寄りの一部および左側面の前面寄りの一部の2辺と、これらの2辺を分配器60自身の中央部寄りに平行的に変形させた位置の2辺とを輪郭とする略方形の切り欠き部NT61、および、前面の左側面寄りの一部および右側面の前面寄りの一部の2辺と、これらの2辺を分配器60自身の中央部寄りに平行的に変形させた位置の2辺とを輪郭とする略方形の切り欠き部NT62がある。
すなわち、切り欠き部NT61は、前面、背面、左側面、右側面、上面、底面の6つの面からなる架空の略直方体の外形が、分配器60の実際の外形となるように切り欠く空間であって、前面、左側面、上面、底面それぞれの一部を含む略直方体の空間である。また、切り欠き部NT62は、前面、背面、左側面、右側面、上面、底面の6つの面からなる架空の略直方体の外形が、分配器60の実際の外形となるように切り欠く空間であって、前面、右側面、上面、底面それぞれの一部を含む略直方体の空間である。
また、分配器60は、図6(a)上面視図および底面視図(不図示)において、凸部を有する形状である。さらに具体的には、分配器60は、出力ジャックJ61〜J66が備えられた背面側の略6面体(ベース直方体部)と、この背面側の略6面体と連続して形成されて凸部となり、入力ジャックJ6が備えられた前面側の略6面体(凸直方体部)と、で構成されている。
なお、分配器60は、2つの略直方体の切り欠き部NT61,62により10の面を備える略凸型の立体形状となっていて、この構造により分配器60自身の内部の熱を効果的に放熱する。また、分配器60は、ベース基板BBの所定の位置に固定されることで、さらに効果的な放熱構造を形成する。
例えば、図6(b)の上面視図に示すように、分配器60が、外形線OLの輪郭を有するベース基板BBと所定の位置関係で固定された具体例を説明する。この具体例では、ベース基板BBの外形の端部近傍には、分配器60の凸直方体部やベース直方体部の近傍の位置に対応するように、切り欠き部NT61の領域に対応する投影領域に、通風孔である複数の穴HL61〜HL63が設けられる。また、切り欠き部NT62の領域に対応する投影領域には、分配器60の凸直方体部やベース直方体部の近傍の位置に対応するように、通風孔である複数の穴HL64〜HL66が設けられる。なお、分配器60の前面とベース基板BBの外形線OLは、平行の関係にあり且つ略同一面上の関係にある。そして、穴HL61〜HL66での空気の流れによる、分配器60の特に中央部付近の内部の熱に対する効果的な放熱構造が形成される。
さらに、図6(c)の上面視図に示すように、分配器60が、図6(b)とは異なる外形線OLの輪郭を有するベース基板BBと所定の位置関係で固定された具体例を説明する。この具体例では、ベース基板BBの外形線OLは、分配器60の前面および切り欠き部NT61,62に対応する筐体外郭の投影領域の外枠に沿った輪郭となっている。換言すると、ベース基板BBの外形線OLを輪郭とし、凸直方体部やベース直方体部の形状に沿った輪郭を有する通風孔が形成されている。そして、切り欠き部NT61,62付近での空気の流れによる、分配器60の特に中央部付近の内部の熱に対する効果的な放熱構造が形成される。
また、本変形例において形成される、ベース基板BBの外形線OLを輪郭とする通風孔による空間を利用し、入力ジャックJ1と同じ方向に配置されるように複数の接続ジャックが実装された配線基板などを、当該通風孔を完全に塞がないようにレイアウトする形態も実施可能である。
すなわち、切り欠き部NTによる切り欠き形状の分配器60が、切り欠き部NTによる投影領域内に複数の穴HL61〜HL66が設けられたベース基板BB、または、切り欠き部NTによる投影領域の外枠と略一致する外形形状を有するベース基板BBに固定されることで、切り欠き部NT付近での空気の流れによる、分配器60の特に中央部付近の内部の熱に対する効果的な放熱構造部が形成される。
(変形例2)
さらに、図7を用いて、分配器の一部に形成する切り欠き部の形状の他の変形例と、この変形例による放熱構造を説明する。
図7は、分配器の一部に形成する切り欠き部の形状の変形例、および、この変形例による放熱構造を示す平面図である。
図7(a)は、分配器70の上面視図であって、第1の端子部である入力ジャックJ7、第2の端子部である出力ジャックJ71〜J76、スタンドST71〜ST74それぞれが、特定の面に設けられ、ケースCSにより外郭が形成されている。
さらに、分配器70と隣接して、前面の左側面寄りの一部および左側面の前面寄りの一部の2辺と、これらの2辺が交わらない他方の点同士を略直線で結んだ辺とを輪郭とする略三角形の切り欠き部NT71、および、前面の左側面寄りの一部および右側面の前面寄りの一部の2辺と、これらの2辺が交わらない他方の点同士を略直線で結んだ辺とを輪郭とする略三角形の切り欠き部NT72がある。
すなわち、切り欠き部NT71は、前面、背面、左側面、右側面、上面、底面の6つの面からなる架空の略直方体の外形が、分配器70の実際の外形となるように切り欠く空間であって、前面、左側面、上面、底面それぞれの一部を含む三角形の略5面体の空間である。また、切り欠き部NT72は、前面、背面、左側面、右側面、上面、底面の6つの面からなる架空の6面体の外形が、分配器70の実際の外形となるように切り欠く空間であって、前面、右側面、上面、底面それぞれの一部を含む三角形の略5面体の空間である。
また、分配器70は、図7(a)上面視図および底面視図(不図示)において、凸部を有する形状である。さらに具体的には、分配器70は、出力ジャックJ71〜J76が備えられた背面側の略6面体(ベース直方体部)と、この背面側の略6面体と連続して形成されて凸部となり、入力ジャックJ7が備えられた前面側の台形の略6面体(凸直方体部)と、で構成されている。
また、分配器70は、2つの三角形の略5面体の切り欠き部NT71,72により、8つの面を備える立体形状となっていて、この構造により分配器70自身の内部の熱を効果的に放熱する。また、分配器70は、ベース基板BBの所定の位置に固定されてさらに効果的な放熱構造を形成する。
例えば、図7(b)の上面視図に示すように、分配器70が、外形線OLの輪郭を有するベース基板BBと所定の位置関係で固定された具体例を説明する。この具体例では、ベース基板BBの外形の端部近傍には、分配器70の凸直方体部やベース直方体部の近傍の位置に対応するように、切り欠き部NT71の領域に対応する投影領域に、通風孔である複数の穴HL71〜HL72が設けられる。また、切り欠き部NT72の領域に対応する投影領域には、分配器70の凸直方体部やベース直方体部の近傍の位置に対応するように、通風孔である複数の穴HL73〜HL74が設けられる。なお、分配器70の前面とベース基板BBの外形線OLは、平行の関係にあり且つ略同一面上の関係にある。そして、穴HL71〜HL74での空気の流れによる、分配器70の特に中央部付近の内部の熱に対する効果的な放熱構造が形成される。
さらに、図7(c)の上面視図に示すように、分配器70が、図7(b)とは異なる外形線OLの輪郭を有するベース基板BBと所定の位置関係で固定された具体例を説明する。この具体例では、ベース基板BBの外形線OLは、分配器70の前面および切り欠き部NT71,72に対応する筐体外郭の投影領域の外枠に沿った輪郭となっている。換言すると、ベース基板BBの外形線OLを輪郭とし、凸直方体部やベース直方体部の形状に沿った輪郭を有する通風孔が形成されている。そして、切り欠き部NT71,72付近での空気の流れによる、分配器70の特に中央部付近の内部の熱に対する効果的な放熱構造が形成される。
また、本変形例において形成される、ベース基板BBの外形線OLを輪郭とする通風孔による空間を利用し、入力ジャックJ1と同じ方向に配置されるように複数の接続ジャックが実装された配線基板などを、当該通風孔を完全に塞がないようにレイアウトする形態も実施可能である。
すなわち、切り欠き部NTによる切り欠き形状の分配器70が、切り欠き部NTによる投影領域内に複数の穴HL71〜HL74が設けられたベース基板BB、または、切り欠き部NTによる投影領域の外枠と略一致する外形形状を有するベース基板BBに固定されることで、切り欠き部NT付近での空気の流れによる、分配器70の特に中央部付近の内部の熱に対する効果的な放熱構造部が形成される。
以上説明したように本実施形態によれば、分配器自身の中央部付近への切り欠き部を形成された分配器を、当該切り欠き部による投影領域内に複数の穴が設けられたベース基板、または、切り欠き部による投影領域の外枠と略一致する外形形状を有するベース基板に固定することで、切り欠き部付近での空気の流れによる、分配器の特に中央部付近の内部の熱に対する効果的な放熱構造部が形成される。
また本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
10,60,70…分配器、J1,J6,J7…入力ジャック、J11〜J16,J61〜J66,J71〜J76…出力ジャック、ST1〜ST4,ST61〜S64,ST71〜ST74…スタンド、NT,NT61,NT62,NT71,NT72…切り欠き部、BB…ベース基板、OL…外形線、CS…ケース。

Claims (6)

  1. 通風孔を有する基板と
    第1の側面と、この第1の側面に対向し前記第1の側面よりも長手方向の長さが短い第2の側面と、前記通風孔を避けた形状に形成され前記第1の側面と第2の側面と間に設けられた前記第1および第2の側面以外の側面とを備えた前記通風口の近傍に配置された部品本体と、
    前記第1の側面に配列された複数の第1の端子と、
    前記第2の側面において、前記複数の第1の端子のうち両端の端子の中心と対向する位置とは異なる位置に配置された第2の端子と、
    前記部品本体の前記基板と対向する面における前記第1の側面よりも第2の側面に近い位置に前記第2の端子を挟むように配設され前記部品本体を前記基板に固定する一対の脚部と
    具備する電子部品
  2. 一端が前記第1の側面の一端と接続され、前記第2の側面に向かって配置される第3の側面と、一端が前記第3の側面の他端と接続され、前記第2の側面に並列な第4の側面と、一端が前記第4の側面の他端と接続され、他端が前記第2の側面の一端と接続される第5の側面とを有する請求項1に記載の電子部品
  3. 放送波の信号または無線通信の信号に係る、分配器、分波器または混合器である請求項1または2に記載の電子部品
  4. 前記部品本体の上方に配置される上方基板と、
    前記基板の下方に配置される下方基板と、
    をさらに具備する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電子部品。
  5. 記通風孔は、前記基板に複数設けられたこと、または、前記部品本体の形状に沿った輪郭を有する請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電子部品。
  6. 前記部品本体は、前記通風孔に対応する面に放熱フィンまたはスリットが設けられる請求項1ないし5のいずれか一項に記載の電子部品。
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