JP6524423B2 - フィルムコンデンサ - Google Patents

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Description

本発明はコンデンサ素子にバスバーを接続したフィルムコンデンサに関する。
近年、電気機器、電子機器、産業機器や自動車などに搭載されるフィルムコンデンサは、充放電の際に生じる熱を放出することにより、フィルムコンデンサの信頼性を高めることが求められている。
図7は従来のフィルムコンデンサの斜視図である。図7に示すように、従来のフィルムコンデンサは、複数のコンデンサ素子91と、コンデンサ素子91を収容するケース93と、コンデンサ素子91に電気的に接続された外部引出端子部96とを備えている。そして、ケース93の対向する壁面のいずれか一方の壁面に開口し、各々のコンデンサ素子91を分離するようにスリット部93Aがケース93に設けられている。また、ケース93内には絶縁樹脂層94が形成され、コンデンサ素子91が封止されている。スリット部93Aを設けることにより複数個のコンデンサ素子91の間に空気層を設けることが可能となり、コンデンサ素子91に発生した熱を直接スリット部93Aを通して外部に放熱することが可能となる。
このようなスリット部を有するフィルムコンデンサは、例えば特許文献1に開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば確かにコンデンサ素子91に生じた熱を外部に放熱することは可能であるが、フィルムコンデンサのさらなる放熱性能の向上が求められている。
特開2001−326131号公報
本発明は、誘電体フィルムと金属層とが交互に配置され、2つの端面にそれぞれ端面電極と、側面に絶縁フィルムとを有する2つの隣り合うコンデンサ素子と、隣り合うコンデンサ素子の一方の端面電極を互いに接続するためのバスバーと、を備えたフィルムコンデンサである。隣り合うコンデンサ素子の側面は互いに対向するよう配置され、バスバーは、舌片を有し、舌片は、隣り合うコンデンサ素子の側面の間に配置されている。この構成によって放熱性能を向上させることにより信頼性を高めたフィルムコンデンサを提供できる。
本発明の実施形態のフィルムコンデンサにおける要部の斜視図である。 本発明の実施形態のフィルムコンデンサにおける要部の断面図である。 本発明の実施形態のフィルムコンデンサにおける要部の他の断面図である。 本発明の実施形態のフィルムコンデンサにおけるバスバーの斜視図である。 本発明の実施形態のフィルムコンデンサにおけるコンデンサ素子の斜視図及び断面図である。 本発明の実施形態のフィルムコンデンサにおけるバスバーの第2部分の形成を説明する部分斜視図である。 従来のフィルムコンデンサの斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態におけるフィルムコンデンサの構成及びその製造方法について説明する。
図1は、本実施形態によるフィルムコンデンサを構成する、バスバー2が接続されたコンデンサ素子1の斜視図である。図2は図1に示す切断線I−Iにおける断面図であり、図3は図1に示す切断線II−IIにおける断面図である。図4はバスバー2の斜視図である。図5(a)はコンデンサ素子1の斜視図、同図(b)は同図(a)に示す切断線III−IIIにおける断面図、同図(c)は同図(a)に示す切断線IV−IVにおける断面図である。
本実施形態のフィルムコンデンサは、2つの隣り合うコンデンサ素子1と、コンデンサ素子1に接続されたバスバー2とを備えている。各コンデンサ素子1は、誘電体フィルムと金属層とが交互に配置され、2つの端面14にそれぞれメタリコン電極(端面電極)11を有し、側面12に絶縁フィルムを有している。そして、隣り合うコンデンサ素子1の側面12が互いに対向するように各コンデンサ素子1は配置されている。バスバー2は、隣り合うコンデンサ素子1の一方のメタリコン電極(端面電極)11を互いに接続している。また、バスバー2は、第2部分(舌片)2Bを有し、第2部分(舌片)2Bは、隣り合うコンデンサ素子1の側面12の間に配置されている。
具体的な構成について以下に説明する。図1に示すように本実施形態のフィルムコンデンサは16個のコンデンサ素子1を備えている。各コンデンサ素子1の両端部にはメタリコン電極11が形成されている。尚、同図において、正極及び負極については区別せず同じ符号を付して説明している。ここで、コンデンサ素子1の構成について、その形成方法を基に詳述する。まず、ポリプロピレン(以下、「PP」という)などからなる誘電体フィルムの少なくとも片面にアルミニウムを蒸着して金属層(蒸着電極)を形成した金属化フィルムを一対とし、これら一対の金属化フィルムが重ね合せられ、巻回される。さらに、保護用の絶縁フィルム(PPフィルム)13を約10周分巻き付けることで巻回体が形成される。次いで、この巻回体が押圧され扁平形(2つの平面と2つの曲面とを有する形状)に加工がされ成形体1Aが形成される。そして、成形体1Aの互いに対向する2つの端面に亜鉛が溶射され、メタリコン電極11が形成されることで、コンデンサ素子1が完成する。このように、コンデンサ素子1は、誘電体フィルムを介して対向した蒸着金属層をメタリコン電極11を介して外部に取り出した構成となっている。
上記のように形成されたコンデンサ素子1は、図5(a)に示すように、互いに対向する2つの端面14と側面12とを有し、側面12は互いに対向する2つの平面12Aと互いに対向する2つの曲面12Bとを有している。図5(b)に示すように、コンデンサ素子1の2つの端面14にメタリコン電極11が形成され、コンデンサ素子1の側面12、すなわち平面12A及び曲面12Bに絶縁フィルムを有している。本実施形態において、メタリコン電極11が形成された2つの端面は、側面、すなわち平面及び曲面によりつながっている。尚、本実施形態において、第2部分2Bは隣り合うコンデンサ素子1の平面12Aの間に配置されている。
バスバー2は、例えば銅などの金属材からなり、正極バスバーと負極バスバーの2つから構成されている。本実施形態において正極バスバーと負極バスバーは同形状を有しており、一方の極性のバスバーを他方の極性のバスバーとして兼用することができる。
図4に示すように、バスバー2は第1部分2A、舌片状の第2部分2B、第3部分2Cが連結して構成されている。第1部分2Aは、メタリコン電極11が形成された端面14と対向して配置され、メタリコン電極11が接続される部分を含む。第2部分2Bは、隣り合うコンデンサ素子1の各側面12に対向して配置され、第1部分2Aに対して90度折り曲げられた部分である。同様に、第3部分2Cは第1部分2Aに対して90度折り曲げられた部分である。
第1部分2Aには、メタリコン電極11と対応する箇所にメタリコン電極接続部2A1が2つずつ設けられている。また、第1部分2Aは、6つの孔部2A2と6つの切欠部2A3を有している。孔部2A2と切欠部2A3は、後述するバスバー形成工程において第2部分2Bを形成するためのプレス加工により形成されたものである。
各第2部分2Bは、角部に面取り部2B1を有すると共に、第1部分2Aのメタリコン電極接続部2A1を形成した結果設けられた孔部2B2を2つ具備している。本実施形態のように面取り部2B1を設けることにより、角部からの保護用PPフィルムや誘電体フィルムに加わる応力を緩和できるので、リーク電流を抑制することができる。
第3部分2Cは、外部端子部2C1を2つ具備し、また、後述する封止工程において絶縁樹脂液を効率良く充填するための孔部2C2を3つ具備している。
図2及び図3を用いてコンデンサ素子1に対する正極バスバー2AP及び負極バスバー2ANの配置をさらに詳しく説明する。尚、同図においては、正極及び負極について区別した符号を付して説明している。図2に示すように、正極メタリコン電極側のコンデンサ素子1の端面14Pには正極メタリコン電極接続部2A1Pが半田付け又は抵抗溶接などにより接続されている。同様に、負極メタリコン電極側のコンデンサ素子の端面14Nには負極メタリコン電極接続部2A1Nが半田付け又は抵抗溶接により接続されている。
本実施形態において、バスバー2は第2部分2Bを有し、第2部分2Bは隣り合うコンデンサ素子1の側面12の間に配置されている。コンデンサ素子に高周波電流あるいは大電流による充放電を繰り返した場合にはコンデンサ素子が発熱するため、隣接するコンデンサ素子の間には特に熱がこもる。しかしながら、本実施形態の構成により、コンデンサ素子1に生じた熱は舌片2Bから第1部分2A及び第3部分3Cへと伝わり、フィルムコンデンサの外部へ熱を放出でき、放熱性能が向上し、フィルムコンデンサの信頼性を高めることができる。
さらに、本実施形態は、図2及び図3に示すように、隣接する2つのコンデンサ素子1の側面12の間には正極バスバーの正極第2部分2BPと負極バスバーの負極第2部分2BNが配置されて、コンデンサ素子1の側面12と当接している。したがって、本実施形態は、コンデンサ素子に生じた熱を外部へさらに効率よく放熱でき、フィルムコンデンサの信頼性をより高めることができる。
また、隣接する2つのコンデンサ素子1の側面12の間に配置される正極バスバーの正極第2部分2BPの端部及び負極バスバーの負極第2部分2BNの端部は、側面12においてメタリコン電極配列方向における中央部近傍まで配置されていることが好ましい。これにより、フィルムコンデンサの放熱性能をさらに向上できる。
図1及び図5に示すように、コンデンサ素子1は端面視で扁平形を有しており、コンデンサ素子1の側面は互いに対向する2つの曲面12Bと、2つの曲面12Bの間に位置して互いに対向する2つの平面12Aとを有している。尚、曲面12Bは、一部に平坦な面を含んでもよい。そして、隣り合うコンデンサ素子1の平面12Aの間に第2部分2Bが配置されている。この構成により、第2部分2Bが平面12Aに接触または近接して配置されるので、コンデンサ素子1に生じた熱をより効率的に舌片に伝導することができる。さらに、曲面12Bにより、隣り合うコンデンサ素子間に隙間が生じるため、隣り合うコンデンサ素子1への熱の拡散を抑制できる。
また、第2部分は厚さが0.5〜2mm程度の薄板であるので、従来技術のスリット部93Aに比べて体積は小さく、フィルムコンデンサの小型化を阻害することがない。
モータ駆動用のインバーター回路(特に電車、車載用途)にフィルムコンデンサが組み込まれる場合、フィルムコンデンサには大電流により充放電が行われるため、より熱が発生し易くなる。したがって、このような用途に本発明を用いることで、信頼性の高いフィルムコンデンサを提供できる。
(製造方法)
以下に、本実施形態のフィルムコンデンサの製造方法を説明する。
(コンデンサ素子形成工程)
コンデンサ素子形成工程にて図5に示すようなコンデンサ素子1を作製する。まず、PPからなる誘電体フィルムの片面にアルミニウムを蒸着させて、金属層(蒸着電極)が形成された金属化フィルムを形成する。なお、本実施の形態ではこのように蒸着金属としてアルミニウムを用いたが、これ以外にも亜鉛やマグネシウム、あるいはこれらの金属を混合させたものを用いてもよい。
次に、正極用の金属化フィルムと負極用の金属化フィルムとを幅方向の端部を僅かにずらした状態で重ねて巻回する。さらに、保護用のPPフィルムを約10周巻き付けることで円柱状の巻回体を作製する。そして、この巻回体の曲面状の外周面を巻回体の径方向の両側から押圧して扁平形状(陸上競技のトラック形状)に加工し、形成体1Aを作製する。さらに、扁平形状に加工された形成体1Aの互いに対向する2つの端面に亜鉛を溶射することによりメタリコン電極11を形成する。これにより、誘電体フィルムを介して対向する金属層をそれぞれメタリコン電極に接続したフィルムコンデンサ素子1が完成する。
(バスバー形成工程)
次に、バスバー形成工程にて図4に示すようなバスバー2を形成する。まず、厚さが1mmの例えば銅製の薄板状母材を用意する。この母材にプレス加工を施し、第1部分2A、第2部分2B、及び第3部分2Cの形成を行ってバスバー2を形成する。以下に、図6を参照して第1部分2A及び第2部分2Bの形成について主に説明する。同図(a)は第2部分2Bの形成途中の状態を示し、同図(b)は第2部分2Bの形成後の状態を示しており、説明の簡略化のためバスバー2の一部のみを描いている。
まず、図6(a)に示すように、母材にプレス加工を施して分断溝2CLを形成し、第1部分2Aとなる第1部分領域2AMと、第2部分2Bとなる第2部分領域2BMとを形成する。第1部分領域2AMと第2部分領域2BMとは連結した状態で加工されており、第2部分領域2BMには、第2部分2Bの角部となる部分に面取り部2B1が形成されている。また、同時に第2部分領域2BMに孔部2B2Mを形成することにより、第1部分領域2AMの一部であるメタリコン電極接続部2A1が形成される。
次に、折り曲げ部2ABに相当する位置に沿って第1部分領域2AMに対して略垂直に第2部分領域2BMを折り曲げる(曲げ加工)ことにより、第1部分2A及び第2部分2Bが形成される。また、この曲げ加工により生じた孔及び切り欠きが、第1部分2Aの孔部2A2及び切欠部2A3となる。尚、図6においては、孔部2A2のみを記載している。
これまでは第2部分2Bに相当する部分(くり抜き部)はプレス加工によりくり抜いて完全にバスバーから切り離していた。そして、くり抜き部は用途がないとして廃棄されていた。本実施形態は、本来的には不要として廃棄されていたくり抜き部を放熱用の部材として有効活用するものであり、低コストで放熱性能の向上を達成することができる。
また、本実施形態においては、第1部分2Aと第2部分2Bが別個の部材ではなく一体物であり、第2部分2Bを第1部分2Aに取り付けるための取付機構が不要である。よって、低コスト化及び小型化を促進できるという効果もある。
(接続工程)
接続工程にて、コンデンサ素子1とバスバー2を接続する。上述したようにバスバー2は正極用と負極用の両方に使用することができる。コンデンサ素子1のメタリコン電極11の所定の位置にバスバー2のメタリコン電極接続部2A1が配置されるようにコンデンサ素子1とバスバー2を配置し、抵抗溶接又は半田付けすることによりメタリコン電極11とメタリコン電極接続部2A1とを接続する。
図2及び図3に示すように、隣り合うコンデンサ素子1の側面12の間の隙間には正極第2部分2BPと負極第2部分2BNが所定の距離を隔てて配置されてコンデンサ素子1の側面12と当接している。一方の極性の第2部分(舌片)2Bが、隣り合うコンデンサ素子1の側面12の間を折り曲げ部2ABから他方のメタリコン電極に向けて延びているので、コンデンサ素子1の側面の間の隙間にこもる熱を効率良くフィルムコンデンサの外部へ放熱でき、フィルムコンデンサの信頼性を高めることができる。
(封止工程)
封止工程にてコンデンサ素子1を封止し、フィルムコンデンサを完成させる。まず、凹部を有する上方開口型の樹脂製ケース(図示せず)を準備する。次にバスバー2を接続したコンデンサ素子1をケースの凹部に収容する。なお、バスバー2の外部端子部2C1はケースの凹部から外部へ突き出ている。次に、ケースの凹部の開口部から高温の絶縁樹脂液を注入する。第3部分2Cには孔部2C2が3つ形成されているので、コンデンサ素子1の側面12とバスバー2の表面とで形成される空間に絶縁樹脂液を効率よく充填できる。その後、絶縁樹脂液を冷却して絶縁樹脂層を形成することにより本実施形態のフィルムコンデンサが完成する。
実施形態では、隣り合うコンデンサ素子1の側面12の間に折り曲げ部2ABにて連結した第2部分(舌片)2Bを有するバスバーを用いたがこれに限定されない。例えば、第2部分に相当する形状をした別個の部材を用意し、その部材をバスバーの折り曲げ部に相当する部分に溶接により接合することにより、バスバーが舌片を有する構成としても良い。ただし、前述したように、別個の部材を用意する必要があること、溶接工程が必要であること、等の理由により、第2部分(舌片)と第1部分を折り曲げ部2ABにて連結した構成、すなわち、舌片がバスバーの一部を折り曲げた部分である構成にすることにより、低コスト化、工程の簡素化を可能とすることができるので好ましい。
放熱性能向上を達成したフィルムコンデンサを提供することができる。
1 コンデンサ素子
11 メタリコン電極
12 側面
12A 平面
12B 曲面
13 絶縁フィルム
14 端面
1A 成形体
2 バスバー
2A 第1部分
2A1 メタリコン電極接続部
2A2 孔部
2A3 切欠部
2AB 折り曲げ部
2B 第2部分
2B1 面取り部
2B2 孔部
2BN 負極第2部分
2BP 正極第2部分
2C 第3部分
2C1 外部端子部
2C2 孔部

Claims (4)

  1. 誘電体フィルムと金属層とが交互に配置され、2つの端面にそれぞれ端面電極と、側面に絶縁フィルムとを有する2つの隣り合うコンデンサ素子と、
    前記隣り合うコンデンサ素子の一方の端面電極を互いに接続するためのバスバーと、を備え、
    前記隣り合うコンデンサ素子の側面は互いに対向するよう配置され、
    前記バスバーは、前記バスバーの一部をくり抜いて折り曲げられた舌片と、前記舌片の一部を更にくり抜いて形成された端面電極接続部を有し、
    前記端面電極接続部は、前記舌片を形成するために前記バスバーの一部をくり抜いてできた孔部の内側に形成されており、
    前記舌片は、前記隣り合うコンデンサ素子の側面の間に配置されているフィルムコンデンサ。
  2. 前記2つの端面のうち一方の端面には正極メタリコン電極が形成されると共に、他方の端面には負極メタリコン電極が形成され、
    前記正極メタリコン電極には正極バスバーが接続されると共に、前記負極メタリコン電極には負極バスバーが接続されており、
    前記隣り合う前記コンデンサ素子の前記側面の間には、前記正極バスバーの舌片と前記負極バスバーの舌片とが配置されている請求項1に記載のフィルムコンデンサ。
  3. 前記コンデンサ素子の側面は、互いに対向する2つの曲面と、前記2つの曲面の間に位置して互いに対向する2つの平面とを有し、隣り合う前記コンデンサ素子の前記平面の間に前記舌片が配置されている請求項1又は請求項2に記載のフィルムコンデンサ。
  4. 前記舌片の角部には面取りが施されている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のフィルムコンデンサ。
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