JP6488464B2 - フィルムコンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、ケース内にコンデンサ素子を収容したフィルムコンデンサに関する。
近年、電気機器、電子機器、産業機器や自動車などに搭載されるフィルムコンデンサは、充放電の際に生じる熱を放出することにより、フィルムコンデンサの信頼性を高めることが要求されている。
例えば、特許文献1には、複数のコンデンサ素子と、コンデンサ素子に接続されたバスバーとを備え、バスバーに設けた外部接続用の端子部に最も近い部分に他の部分と比べて放熱性能が優れる放熱手段を設けたフィルムコンデンサが開示されている。以下に具体的に説明する。
図6は従来のフィルムコンデンサの構成を示した斜視図であり、図7は上面側の正極バスバー92Aを除いた状態の平面図である。フィルムコンデンサは複数のコンデンサ素子91、正極バスバー92A、及び負極バスバー92Bをケース93に収容している。各コンデンサ素子91の両端面に形成されたメタリコン電極はそれぞれ正極バスバー92Aと負極バスバー92Bとに接続されている。そして、従来のフィルムコンデンサは、正極バスバー92Aに設けた外部接続用の正極外部端子部92A2、及び負極バスバー92Bに設けた外部接続用の負極外部端子部92B2に最も近い部分にコンデンサ素子91を配置せず、モールド樹脂96のみが配設されるように構成されている。正極外部端子部92A2と負極外部端子部92B2に入力側から印加される電流と共に熱も一緒に伝導された場合でも、この熱は正極外部端子部92A2と負極外部端子部92B2からそれぞれ正極バスバー92Aと負極バスバー92Bを介してコンデンサ素子91に伝導される前に、まずモールド樹脂96に伝導されるようになるため、このモールド樹脂96から熱を外部へ放熱することができる。よって、従来のフィルムコンデンサでは、コンデンサ素子91にダメージを与えるような大きな熱が伝導するのを抑制することができる。
このように、特許文献1で開示された従来技術ではある程度の発熱を抑制することは可能であるが、近年、フィルムコンデンサの放熱性能をより向上させることが求められている。
特開2013−26586号公報
フィルムコンデンサは、端部にメタリコン電極が形成されたコンデンサ素子と、メタリコン電極と接続しているバスバーと、コンデンサ素子とバスバーを収容するための収容部を有するケースと、収容部の開口を覆う蓋部材と、バスバーと蓋部材との間に配設される熱伝導部材と、を備え、蓋部材は熱伝導部材と対向する側に凸部を有し、凸部は熱伝導部材と接すると共に、熱伝導部材はバスバーと接した構成となっている。
放熱性能を向上させることにより信頼性を高めたフィルムコンデンサを提供できる。
図1は第1実施形態のフィルムコンデンサの斜視図である。 図2は第1実施形態のフィルムコンデンサの分解斜視図である。 図3は第1実施形態のフィルムコンデンサの断面図である。 図4は第1実施形態の第1蓋部材と第2蓋部材が分離した状態の斜視図である。 図5は第1実施形態の樹脂液注入を説明する概略斜視図である。 従来のフィルムコンデンサの斜視図である。 従来のフィルムコンデンサの上面側の正極バスバーを除いた状態の平面図である。
以下、図面を参照して第1実施形態におけるフィルムコンデンサの構成及びその製造方法について説明する。
図1は、第1実施形態によるフィルムコンデンサの斜視図であり、図2はフィルムコンデンサの要部の分解斜視図である。また、図3は図1の切断線I−Iにおける断面図である。
本実施形態において、フィルムコンデンサは電流平滑用のコンデンサ素子1を6つ備えている。各コンデンサ素子1の両端部にはメタリコン電極11が形成されている。ここで、コンデンサ素子1の構成について詳述する。コンデンサ素子1は、互いに対向する2つの端面と、この2つの端面をつなぐ側面とを有し、端面視で扁平形状(2つの平面と2つの曲面を有する形状)をなしている。また、コンデンサ素子1は、一対の金属化フィルムを備えている。金属化フィルムは、ポリプロピレン(以下、「PP」という)などからなる誘電体フィルムの表面のうちの少なくとも片面にアルミニウムを蒸着して蒸着金属層(蒸着電極)を形成したものである。そして、この一対の金属化フィルムは重ね合わせられて巻回(巻回体)されている。また、巻回体の両方の端面には亜鉛からなるメタリコン電極11が形成されている。
例えば銅などの金属製のバスバー2は、正極バスバー2Aと負極バスバー2Bとで構成されている。負極バスバー2Bの正極バスバー2Aとの対向面には、正極バスバー2Aとの絶縁を図るために絶縁紙33が貼り付けられている。各コンデンサ素子1の一方のメタリコン電極11には正極バスバー2Aが、他方のメタリコン電極11には負極バスバー2Bが、半田付けや抵抗溶接により接続されている。
正極バスバー2Aと負極バスバー2Bが接続された複数のコンデンサ素子1は、ポリフェニレンサルファイド(以下、「PPS」という)などの絶縁樹脂からなるケース3に設けられた収容部3Aに収容されている。ケース3は上方開口型で、略矩形状をした開口を有しており、収容部3Aの開口を取り巻くように略矩形状をした矩形環状端面3Bが形成されている。
また、コンデンサ素子1の配列方向(X方向)における正極バスバー2Aの端部及び負極バスバー2Bの両端部には、それぞれ保持部2A1、保持部2B1が設けられ、保持部2A1及び保持部2B1がケース3の矩形環状端面3Bの所定の位置に引っ掛けられている。そして、負極バスバー2Bのメタリコン電極11との接続面(メタリコン電極接続面)と反対側の表面(熱伝導部材配置面)には絶縁紙やアクリル系樹脂からなる熱伝導シート4が配置され、熱伝導シート4は負極バスバー2Bと接している。熱伝導シート4は、絶縁性に支障がない限り厚さの小さいものが好ましく、例えば厚さが0.5〜1.0mmのものを用いることができる。本実施形態においては、熱伝導シート4としてポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムにポリアミド紙を貼り付けた絶縁紙を用いている。該絶縁紙はハンドリング性がよく、また厚みが薄い。熱伝導シート4は熱伝導部材の一例である。
例えばアルミニウム等の金属製の蓋部材5が、ケース3の収容部3Aの開口を覆うようにケース3の矩形環状端面3Bの上に配置されており、ネジ8によりケース3の矩形環状端面3Bにネジ止めされている。また、正極バスバー2Aの正極外部端子部2A2は、正極バスバー2Aの保持部2A1よりもケース3から離れた位置に設けられている。同様に、負極バスバー2Bの負極外部端子部2B2は、負極バスバー2Bの保持部2B1よりもケース3から離れた位置に設けられている。
蓋部材5は第1蓋部材5Aと第2蓋部材5Bとから構成されている。図2に示すように、第1蓋部材5Aは第2蓋部材5Bよりも大きい。図4は第1蓋部材5Aと第2蓋部材5Bが分離した状態の蓋部材5を熱伝導シート4側からみた斜視図である。第1蓋部材5Aは切欠部5A2を有している。第1蓋部材5Aの切欠部5A2を構成する3つの外縁の近傍には段差部5A5が設けられている。また、上面視で矩形状をした第2蓋部材5Bの4辺のうち3辺の近傍にも段差部5B1が設けられている。第1蓋部材5Aの段差部5A5に第2蓋部材5Bの段差部5B1をはめ込むことにより第2蓋部材5Bは固定され、第1蓋部材5Aと第2蓋部材5Bは組み合わされて蓋部材5を構成している。
図3に示すように、第1蓋部材5Aは、フィルムコンデンサの表面を構成する外側面5A3と、外側面5A3の反対側にあってケース3の収容部3Aに面している内側面5A4を有している。内側面5A4は凸部5A1を有し、凸部5A1の端部は熱伝導シート4と接している。すなわち、熱伝導シート4は負極バスバー2Bと蓋部材5(第1蓋部材5Aの凸部5A1)に挟まれている。この構造により、コンデンサ素子1から発生した熱がメタリコン電極11、バスバー2、熱伝導シート4、凸部5A1を介して蓋部材5全体に伝導されるので、フィルムコンデンサから外部へ効率よく熱を放出することができる。また、熱伝導シート4は絶縁性を有しているので、フィルムコンデンサの電気特性に影響を及ぼすことはない。なお、本実施形態以外の構成として負極バスバー2Bと蓋部材5との間に絶縁性の樹脂を流し込む構成も考えられるが、この場合は該樹脂を流し込むために負極バスバー2Bと蓋部材5との間に十分な隙間を設けなくてはならない。このように十分な隙間を空けた場合は当然放熱性が低下してしまい、本実施形態のような優れた放熱性は実現できない。一方、本実施形態のように厚みが薄いPETフィルムにポリアミド紙を貼り付けた絶縁紙を用いると、負極バスバー2Bと蓋部材5との距離を十分に近づけることができるため、優れた放熱性を実現することができる。
また、図2において紙面左側のコンデンサ素子1に隣接して、並列接続された2つのYコンデンサ7がコンデンサ素子1に直列に接続されている。この2つのYコンデンサ7はノイズ除去用に配設されている。
そして、図3に示すように、ケース3の収容部3Aに対向している蓋部材5の内側面とケース3の収容部3Aの表面3A1で画定された空間には、その上部を除いてコンデンサ素子1封止用の樹脂層6が形成されている。樹脂層6は熱伝導シート4をすべて被覆しており、さらに凸部5A1の熱伝導シート4側の端部は樹脂層6に埋設している。
しかし、本実施形態によれば、第1蓋部材5Aの凸部5A1の側面のうち熱伝導シート4側の端部(下端部)が樹脂層6により被覆(埋設)されており、凸部5A1と樹脂層6のアンカー効果により第1蓋部材5Aが熱伝導シート4に接した状態で確実かつ強固に第1蓋部材5Aを固定することができる。また、本実施形態において図1及び図2に示すように、第1蓋部材5Aはケース3の矩形環状端面3Bに2つのネジ8でネジ止めされているが、そのネジ8は矩形環状端面3Bの1つの辺のみに、しかも近接して締結されている。これはフィルムコンデンサの小型化の要請によるものである。そのため、第1蓋部材5Aは矩形環状端面3Bにおいて互いに対向する辺を固定した両側固定ではなく片側固定であり、X方向と垂直なY方向に関しては実質的には2点固定ではなく1点固定に近い状態となる。しかしながら、第1蓋部材5Aとケース3とが上記のように固定された場合であっても、凸部5A1の熱伝導シート4側の端部が熱伝導シート4と接触した状態で樹脂層6により埋設されているので、凸部5A1と熱伝導シート4との接触の安定性を高めることができる。さらに、本実施形態において、第1蓋部材5AのY方向の紙面奧側の内側面5A4にZ方向上側に向かう力が加わった場合においても、凸部5A1の熱伝導シート4側の端部が熱伝導シート4と接触した状態で樹脂層6により埋設されているので、凸部5A1と熱伝導シート4との接触の安定性を高めることができる。
モータ駆動用のインバーター回路(特に電車、車載用途)にフィルムコンデンサが組み込まれる場合、フィルムコンデンサには大電流により充放電が行われるため、より熱が発生し易くなる。したがって、このような用途に本実施形態のフィルムコンデンサを用いることで、信頼性の高いフィルムコンデンサを提供できる。
(製造方法)
以下に、本実施形態のフィルムコンデンサの製造方法を説明する。
(コンデンサ素子形成工程)
コンデンサ素子形成工程を説明する。まず、PPからなる誘電体フィルムの片面にアルミニウムを蒸着させて、蒸着金属層(蒸着電極)が形成された金属化フィルムを形成する。なお、本実施形態ではこのように蒸着金属としてアルミニウムを用いたが、これ以外にも亜鉛やマグネシウムなどの金属、あるいはこれらの金属を混合させたものを用いてもよい。
次に、一方の極性用の金属化フィルムと他方の極性用の金属化フィルムとを幅方向の端部を僅かにずらした状態で重ねて巻回し、円柱状の巻回体を作製する。そして、この巻回体の曲面状の外周面を巻回体の径方向の両側から押圧して扁平形状(2つの平面と2つの曲面を有する形状)に加工する。さらに、扁平形状に加工された巻回体の互いに対向する2つの端面に亜鉛を溶射することによりメタリコン電極11を形成する。これにより、誘電体フィルムを介して対向する蒸着金属層がメタリコン電極11に接続されたコンデンサ素子1が完成する。
(バスバー接続工程)
まず、正極バスバー2Aとの対向面に正極バスバー2Aとの絶縁を図るために絶縁紙33が貼り付けられた負極バスバー2Bと、正極バスバー2Aと、Yコンデンサ7と、GND端子7Aを用意する。次に、6つのコンデンサ素子1の一方のメタリコン電極11に正極バスバー2Aを、他方のメタリコン電極11に負極バスバー2Bを半田付けや抵抗接合により接続する。また、Yコンデンサ7の一方のメタリコン電極11とGND端子7Aの一端を半田付けや抵抗接合により接続し、Yコンデンサ7の他方のメタリコン電極と正極バスバー2Aを半田付けや抵抗接合により接続する。
(封止工程)
まず、収容部3Aを備えた上方開口型のPPS製のケース3を用意する。ケース3は収容部3Aの開口を取り囲むように略矩形状をした矩形環状端面3Bを有している。
コンデンサ素子配列方向(X方向)における正極バスバー2Aの端部及び負極バスバー2Bの端部にそれぞれ設けられた保持部2A1、保持部2B1を、ケース3の矩形環状端面3Bの所定の位置に引っ掛けるように載置して、正極バスバー2Aと負極バスバー2Bが接続された6つのコンデンサ素子1及び2つのYコンデンサ7をケース3の収容部3Aに収容する。このときYコンデンサ7の一方のメタリコン電極に接続されたGND端子7Aの他端部も、その貫通孔が矩形環状端面3Bに設けられたネジ穴に重なるように、矩形環状端面3Bと接している。
次いで、負極バスバー2Bのメタリコン電極接続面と反対側の熱伝導部材配置面に絶縁紙やアクリル系樹脂からなる熱伝導シート4を配置する。次に、ケース3の収容部3Aの開口を覆うように例えばアルミニウム等の金属からなる第1蓋部材5Aをケース3の矩形環状端面3Bの上に配置すると共に、第1蓋部材5Aの熱伝導シート4と対向する側に設けられた凸部5A1を熱伝導シート4と接触させる。そして、ケース3に埋め込まれているナットとネジ8を用いて第1蓋部材5AとGND端子7Aをケース3にネジ止めする。なお、正極バスバー2Aの正極外部端子部2A2及び負極バスバー2Bの負極外部端子部2B2は、ケース3及び第1蓋部材2Aの外部に露出している。
図5は、コンデンサ素子封止用の樹脂層6を形成するための樹脂液注入を説明する模式斜視図である。理解を容易にするため、ケース3の収容部3Aに収容されたコンデンサ素子1などの部材は省略している。図5に示すように、ケース3の矩形環状端面3Bの一部と第1蓋部材5Aの切欠部5A2で形成される開口(樹脂液注入口)6Aから収容部3Aへ高温の樹脂液を注入し、図3に示すようにケース3の収容部3Aの表面3A1とコンデンサ素子1やバスバー2などとの隙間に樹脂液を充填し、冷却して樹脂層6を形成する。樹脂層6は熱伝導シート4をすべて被覆すると共に、少なくとも凸部5A1の熱伝送シート4側の端部を被覆している。すなわち、第1蓋部材5Aの凸部5A1は樹脂層6に埋設された部分を有している。
次に、図5の矢印Eのように、第2蓋部材5Bで樹脂液注入口6Aを塞ぐように、第1蓋部材5Aの切欠部5A2に設けられた段差部5A5に、第2蓋部材5Bの段差部5B1をはめ込んで第2蓋部材5Bを固定することにより本実施形態のフィルムコンデンサが完成する。
本実施形態によれば、蓋部材5は第1蓋部材5Aと第2蓋部材5Bとに分割して構成されているので、樹脂層6を形成するに際して、ケース3の矩形環状端面3Bの一部と第1蓋部材5Aの切欠部5A2で形成される開口により樹脂液注入口6Aを設けることが可能となり、樹脂液を効率良く注入できるという効果を有する。また、第2蓋部材5Bをケース3に固定することにより樹脂液注入口6Aを閉じることができるので耐湿性能の向上を図ることができ、また、第2蓋部材5Bは放熱部材としても機能するのでコンデンサ素子1から伝導された熱を第2蓋部材5Bにより効率的に放出することができる。
また、本実施形態においては、第2蓋部材5Bは、コンデンサ素子1側に突出する凸部5B2を有し、第2蓋部材5Bの凸部5B2は第2蓋部材5Bの段差部5B1よりも樹脂層6の近傍まで配置されている。これにより、本実施形態においては、コンデンサ素子1から伝導された熱を第2蓋部材5Bの凸部5B2によりさらに効率的に放出することができる。
なお、第2蓋部材5Bを収容部3Aの開口の長手方向の中央部に配設することにより、注入された樹脂液をケース3の収容部3Aの表面3A1とコンデンサ素子1やバスバー2との間に形成された隙間に効率的かつ確実に充填することができる。
本実施形態においては、熱伝導部材は1つの熱伝導シートにより構成されていたがこれに限定されない。例えば、同材料の熱伝導シートを2つ積み重ねたものを用いても良い。また、材料・形状の異なる部材、例えば1つの絶縁紙と1つの金属板を重ねたものや、1つの絶縁紙と1つのアクリル樹脂板を重ねたものも本発明の熱伝導部材の技術的範囲に属する。
放熱性能がより向上したフィルムコンデンサを提供することができる。
本発明によるフィルムコンデンサは、放熱性能を向上させることができる。したがって、過酷な外部環境下で用いられるハイブリッド車用のフィルムコンデンサとして好適に採用し得る。
1 コンデンサ素子
11 メタリコン電極
2 バスバー
2A 正極バスバー
2B 負極バスバー
3 ケース
3A 収容部
3A1 収容部の表面
3B 矩形環状端面
4 熱伝導シート(熱伝導部材)
5 蓋部材
5A 第1蓋部材
5A1 凸部
5A2 切欠部
5A3 外側面
5A4 内側面
5A5 段差部
5B 第2蓋部材
5B1 段差部
6 モールド樹脂層
6A メールド樹脂注入口
7 Yコンデンサ
7A GND端子
8 ネジ

Claims (3)

  1. 端部にメタリコン電極が形成されたコンデンサ素子と、
    前記メタリコン電極と接続しているバスバーと、
    前記コンデンサ素子と前記バスバーを収容するための収容部を有するケースと、
    前記収容部内に形成され、前記バスバーが接続された前記コンデンサ素子を封止する樹脂層と、
    前記収容部の開口を覆う蓋部材と、
    前記バスバーと前記蓋部材との間に配設される熱伝導部材と、
    を備え、
    前記蓋部材は前記熱伝導部材と対向する側に凸部を有し、前記凸部は前記熱伝導部材と接すると共に、前記熱伝導部材は前記バスバーと接しており、
    前記凸部は少なくとも一部が前記樹脂層に埋設されているフィルムコンデンサ。
  2. 記蓋部材は、前記凸部を備える第1蓋部材と、第2蓋部材とから構成され、前記第1蓋部材及び前記第2蓋部材はそれぞれ前記収容部の開口を覆っている請求項1に記載のフィルムコンデンサ。
  3. 前記第2蓋部材は前記開口の長手方向の中央部に設けられている請求項2記載のフィルムコンデンサ。
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