JP6523878B2 - ガスセンサ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、導電性酸化物で形成された電極部を用いたガスセンサ素子を備えるガスセンサ制御装置に関する。
従来、ガスセンサとして、被測定ガス中の特定ガス成分の濃度に応じて電気的特性が変化するガスセンサ素子を備えるセンサが知られている。例えば、特許文献1には、先端が閉じた有底筒状の固体電解質体と、この固体電解質体の内表面に形成された内側電極(基準電極)と、固体電解質体の外表面の先端部に形成された外側電極(検出電極)と、を備えるガスセンサ素子が開示されている。このようなガスセンサは、例えば、燃焼器や内燃機関から排出される排気ガス中に含まれる特定ガスのガス濃度を検出するために好適に用いられる。
ところで、ガスセンサの出力は、ガスセンサ素子の温度(「素子温度」と呼ぶ)に大きく依存するため、ガスセンサ素子が活性化状態となる一定の温度範囲(許容範囲)内に素子温度を保つ技術が利用されている(特許文献2)。例えば、ガスセンサ素子の素子インピーダンス(内部抵抗)が素子温度に応じて変化することを利用して、ガスセンサ素子を加熱するヒータを設けると共に、素子インピーダンス(内部抵抗)が目標インピーダンス(目標抵抗値)になるようにヒータへの通電をフィードバック制御する技術(以下、内部抵抗制御とも言う)が利用されている。なお、従来のガスセンサ素子では、耐久性や触媒性能などの観点から、電極材料として白金(Pt)等の貴金属が用いられていることが多い。
特開2009−63330号公報 特開2013−231659号公報
しかしながら、電極材料として白金等の貴金属を用いたガスセンサ素子を用いて内部抵抗制御を行った際に、温度変化によるリード抵抗の変化が素子温度の安定性に悪影響を与える場合があることが知られている。一般に、ガスセンサ素子の内部抵抗は、リード抵抗と、検知部抵抗(粒内抵抗+粒界抵抗+電極界面抵抗)との和で表される。例えば、白金の抵抗は温度に対して正の相関を示し、検知部抵抗は温度に対して負の相関を示す。内部抵抗全体が温度に対して負の相関を示す場合には、内部抵抗を一定に制御することによって素子温度を一定範囲内に維持することが可能である。しかし、白金の抵抗は温度に対して正の相関を示すので、温度変化に対するリード抵抗の変化量が多い場合には、内部抵抗制御を行っても、素子温度の制御性が十分でなく、素子温度を一定範囲内に制御できないという問題がある。特に、コスト低減のために白金等の貴金属の使用量を削減してリード抵抗を大きくした場合には、この問題が顕著である。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、固体電解質体と、前記固体電解質体の一方の表面に設けられて被測定ガスと接する外側電極と前記固体電解質体の他方の表面に設けられて基準ガスと接する内側電極とを含む電極部と、を有するガスセンサ素子と、前記ガスセンサ素子を加熱するヒータと、前記ガスセンサ素子の内部抵抗が目標抵抗値になるように前記ヒータへの通電をフィードバック制御するヒータ通電制御手段と、を備えるガスセンサ制御装置が提供される。前記電極部の少なくとも一部は、
組成式:LaFe1-yNiy3±d(0.450≦y≦0.700、0≦d≦0.4)で表され、ペロブスカイト型結晶構造を有するペロブスカイト相、
を主成分とする導電性酸化物で形成されている。
組成式:LaFe1-yNiy3±d(0.450≦y≦0.700、0≦d≦0.4)で表され、ペロブスカイト型結晶構造を有するペロブスカイト相(以下、LFNと言う)は室温導電率が200S/cm以上であり、かつ、B定数(25℃−570℃)の絶対値が白金のB定数の絶対値よりも小さい。上記ガスセンサ素子では、電極部の少なくとも一部がLFNを主成分とする導電性酸化物で形成されているので、電極部として十分に高い導電性を確保できるとともに、内部抵抗制御を行う際に、素子温度の制御性が向上する。
(2)上記ガスセンサ素子において、前記外側電極は、外側リード部と、前記被測定ガスと接する外側検知電極部とを含み、前記内側電極は、内側リード部と、前記基準ガスと接する内側検知電極部とを含み、前記外側リード部と前記内側リード部の少なくとも一方が、前記導電性酸化物で形成されているものとしても良い。
この構成によれば、外側リード部と内側リード部の少なくとも一方が導電性酸化物で形成されているので、内部抵抗制御を行う際に、素子温度の制御性が向上する。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、ガスセンサ素子、及び、ガスセンサ素子を備えたガスセンサ、並びに、それらの製造方法等の形態で実現することができる。
ガスセンサの構造を示す断面図。 一実施形態におけるガスセンサ素子の構成を示す説明図。 ガスセンサ制御装置の概略構成を示す図。 ガスセンサ素子の内部抵抗の詳細を示す等価回路。 ガスセンサ素子の製造方法を示すフローチャート。 ペロブスカイト相の組成と電気的特性を示す説明図。 ペロブスカイト相の係数x,yと電気的特性との関係を示すグラフ。 3種類の電極材料を用いた場合の素子温度と内部抵抗の関係を示すグラフ。
A.ガスセンサの構成
図1は、本発明の一実施形態としてのガスセンサの構成を示す断面図である。ガスセンサ10は、内燃機関の排気ガス中の酸素を検出する酸素センサである。ガスセンサ10は、ガスセンサ素子20と、主体金具11と、内側端子部材30と、外側端子部材40と、セラミックヒータ100と、を主に備える。
図1には、ガスセンサ10の軸線AXが示されている。以下、軸線AXに沿って延びる部材の両端のうちの、固体電解質体21が配置された端部(図1の下側)を先端と呼び、グロメット17が配置された端部(図1の上側)を後端と呼ぶ。また、図中の長手方向FDは、軸線AXと平行な方向を示している(図1中の上下方向)。
ガスセンサ素子20の形状は、軸線AX方向(図1中の上下方向)に延びる有底筒状である。ガスセンサ素子20の断面形状は略U字状であり、有底部20sの先端(図1下側)は閉じ、後端20k(図1上側)は開口を形成している。ガスセンサ素子20は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体21と、固体電解質体21の外周面の一部に形成された外側電極200と、固体電解質体21の内周面の一部に形成された内側電極300とを備える。また、ガスセンサ素子20の外周面において、軸線AX方向の中間部には、外側に突出する鍔部20fが設けられている。鍔部20fは、後述する主体金具11と係合する。
主体金具11は、ガスセンサ素子20の外周の一部を包囲する筒状に形成されている。主体金具11の内側には、金属製パッキン(図示せず)を介してインシュレータ13が配置されている。このインシュレータ13には、金属製パッキン(図示せず)を介して鍔部20fが係合している。さらに、インシュレータ13の後端側にはタルク14、インシュレータ13bおよび金属製パッキン83が配置され、主体金具11の後端側にて加締められることで、ガスセンサ素子20を主体金具11の内側において、気密状態で保持している。
主体金具11の先端側(図1の下側)には、プロテクタ15が取り付けられている。プロテクタ15は、主体金具11の先端側開口部から突出するガスセンサ素子20の先端部を覆っている。プロテクタ15は、外側プロテクタ15aと内側プロテクタ15bの二重構造を備える。外側プロテクタ15aおよび内側プロテクタ15bには、排気ガスを透過させる複数のガス透過口が形成されている(図示省略)。ガスセンサ素子20の外側電極には、プロテクタ15のガス透過口を通して、排気ガスが供給される。
主体金具11は、外周面に形成された六角部11cの後端側(図1の上側)に、接続部11dを備える。接続部11dには、筒状の金属外筒16の先端が、外側から全周レーザ溶接により、固定されている。金属外筒16の後端側の開口には、フッ素ゴムで構成されたグロメット17が、挿入されている。このグロメット17は、金属外筒16の後端側の加締によって、固定されている。グロメット17は、金属外筒16のこの開口を、封止する。グロメット17よりも先端側には、絶縁性のアルミナセラミックで形成されたセパレータ18が配置されている。そして、グロメット17およびセパレータ18を貫通してセンサ出力リード線19、19bおよびヒータリード線12b、12cが配置されている。なお、グロメット17の中央には、軸線AXに沿って貫通口が形成されており、この貫通口に金属パイプ86が嵌め込まれている。金属パイプ86には、撥水性および通気性を兼ね備えるシート状のフィルタ85が被せられている。これにより、ガスセンサ10の外部の大気は、フィルタ85を介して金属外筒16内に導入され、ひいてはガスセンサ素子20の内部空間G内に導入される。
外側端子部材40は、ステンレス鋼板からなる外嵌部41とセパレータ挿入部42とコネクタ部43とを備える。セパレータ挿入部42は、セパレータ18内に挿入されている。このセパレータ挿入部42からは、セパレータ当接部42dが、分岐して突出する。セパレータ当接部42dがセパレータ18の内壁に弾性的に接触することによって、外側端子部材40は、セパレータ18内に保持される。
セパレータ挿入部42の後端には、コネクタ部43が設けられている。コネクタ部43は、センサ出力リード線19bの芯線を加締により把持し、外側端子部材40とセンサ出力リード線19bとを電気的に接続する。
セパレータ挿入部42の先端には、外嵌部41が設けられている。外嵌部41は、ガスセンサ素子20の後端付近の外周を把持して、外側端子部材40とガスセンサ素子20の外側電極200とを電気的に接続する。外側電極200に発生した起電力は、外側端子部材40およびセンサ出力リード線19bを介して、ガスセンサ10の外部に出力される。
内側端子部材30は、ステンレス鋼板からなる挿入部33とセパレータ挿入部32とコネクタ部31とを備える。セパレータ挿入部32は、セパレータ18内に挿入されている。このセパレータ挿入部32からは、セパレータ当接部32dが、分岐して突出する。セパレータ当接部32dがセパレータ18の内壁に弾性的に接触することによって、内側端子部材30は、セパレータ18内に保持される。
セパレータ挿入部32の後端には、コネクタ部31が設けられている。コネクタ部31は、センサ出力リード線19の芯線を加締により把持し、内側端子部材30とセンサ出力リード線19とを電気的に接続する。
セパレータ挿入部32の先端には、挿入部33が設けられている。挿入部33は、ガスセンサ素子20の内部に挿入される。挿入部33は、自身の弾性力により、ガスセンサ素子20の内周面に形成された内側電極300に押圧力を伴って接触する。これにより、挿入部33は、ガスセンサ素子20の内側電極300との電気的導通を保持している。内側電極に発生した起電力は、内側端子部材30およびセンサ出力リード線19を介して、ガスセンサ10の外部に出力される。
挿入部33の先端には、ヒータ押圧部36が設けられている。ヒータ押圧部36は、セラミックヒータ100の側面を、ガスセンサ素子20の内周面に押しつける。
セラミックヒータ100は、内部空間G内に配置され、内側端子部材30によって保持されることにより姿勢を維持している。セラミックヒータ100は、接続端子130がヒータリード線12b、12cと接続され、ヒータリード線12b、12cからの電力の供給により、固体電解質体21の内周面を加熱する。
図2(A)は、一実施形態におけるガスセンサ素子20の外見を示している。ガスセンサ素子20の固体電解質体21は、鍔部20fと、鍔部20fの先端側(図2の左側)に設けられた有底部20sと、鍔部20fの後端側に設けられた基体部20tと、を有している。有底部20sは、先端側に向かって次第に縮径されており、その先端部が閉塞されている。基体部20tは、後端に開口を有する略中空円筒状の部分である。固体電解質体21の外表面には、外側電極200が形成されている。
外側電極200は、外側リード部210と外側検知電極部220とを有している。外側検知電極部220は、固体電解質体21の有底部20sの先端側の一部の外表面を覆うように形成されている。外側検知電極部220は、被測定ガスと接する位置に設けられており、内側電極300の内側電極検知部(後述)及び固体電解質体21と共に酸素濃淡電池を構成して、被測定ガスのガス濃度に応じた電圧を発生する。
外側リード部210は、外側検知電極部220の後端側に接続されている。外側リード部210は、縦リード部214と、リングリード部217と、を備えている。リングリード部217は、基体部20tの中ほどにおいて、ガスセンサ素子20の全周に亘って環状に形成されている。縦リード部214は、外側検知電極部220の後端とリングリード部217とを接続するように、軸線O方向に沿って線状に形成されている。なお、外側検知電極部220の表面上に、外側検知電極部220を保護するための電極保護層(図示省略)を形成してもよい。また、外側検知電極部220と外側リード部210を同じ導電性材料(例えば後述する導電性酸化物)で形成してもよい。なお、外側電極200の形状や配置は単なる一例であり、これ以外の種々の形状や配置を採用可能である。
固体電解質体21は、酸素イオン伝導性を有するZrO2を含む固体電解質で形成されている。この固体電解質としては、通常は安定化剤を添加した安定化ジルコニアが使用される。安定化剤としては、酸化イットリウム(Y23)や、酸化カルシウム(CaO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化セリウム(CeO2)、酸化イッテルビウム(Yb23)、酸化スカンジウム(Sc23)等から選択される酸化物を利用可能である。
図2(B)は、ガスセンサ素子20の縦断面図である。前述したように、固体電解質体21の内表面には、内側電極300(空気参照電極)が設けられている。この内側電極300は、内側リード部310と内側検知電極部320とを有している。
内側検知電極部320は、固体電解質体21の先端側の一部の内表面を覆うように形成されている。内側リード部310は、内側検知電極部320の後端側に接続されており、内側端子部材30(図1)と接触して電気的に接続される。内側検知電極部320と内側リード部310は、全体として固体電解質体21の内面のほぼ全面を覆うように形成されている。図2(B)の例では、内側検知電極部320と内側リード部310の境界は、固体電解質体21の鍔部20fよりも先端側の位置にあるが、両者の境界を他の位置としても良い。また、内側検知電極部320と内側リード部310を同じ導電性材料(例えば後述する導電性酸化物)で形成してもよい。この場合には、内側検知電極部320と内側リード部310の境界は存在しない。
外側電極200と内側電極300は、ガスセンサ素子20の電極部を構成している。外側電極200と内側電極300は、導電性酸化物や、白金(Pt)や金(Au)等の貴金属を用いて形成することが可能である。外側電極200と内側電極300の全体を導電性酸化物で形成しても良い。或いは、外側電極200と内側電極300の一部を導電性酸化物で形成し、他の部分を貴金属で形成してもよい。但し、内部抵抗制御を精度良く行うためには、外側電極200と内側電極300を含む電極部の一部を導電性酸化物で形成することが好ましい。また、検知性能を考慮すると、外側電極200のうち、外側検知電極部220は、貴金属を用いることが好ましい。また、特に、外側リード部210と内側リード部310の少なくとも一方を、導電性酸化物で形成することが好ましい。この理由については後に詳述する。
ガスセンサ素子20の電極部を形成するための導電性酸化物は、以下のペロブスカイト相のいずれかを主成分として含むことが好ましい。
(i)組成式:LaCo1-xNix3±d(0.300≦x≦0.600、0≦d≦0.4)で表され、ペロブスカイト型結晶構造を有するペロブスカイト相
(ii)組成式:LaFe1-yNiy3±d(0.450≦y≦0.700、0≦d≦0.4)で表され、ペロブスカイト型結晶構造を有するペロブスカイト相
これらのLCN及びLFNは、室温(25℃)での導電率が200S/cm以上で、かつB定数(25℃−570℃)の絶対値が、白金のB定数(25℃−570℃)の絶対値よりも小さいという良好な特性を有する。室温(25℃)での導電率が200S/cm以上であれば、電極部材として十分な導電性を確保することができる。また、B定数(25℃−570℃)の絶対値が白金よりも小さければ、内部抵抗制御を白金に比べて精度良く行うことが可能である。
なお、内部抵抗制御をより精度良く行うという観点からは、LCNの係数xが0.550≦x≦0.600を満たすか、又は、LFNの係数yが、0.500≦y≦0.550若しくは0.650≦y≦0.700を満たすことが更に好ましい。
上記組成式のO(酸素)の係数dに関しては、上記組成を有する導電性酸化物がすべてペロブスカイト相からなる場合には、理論上はd=0となる。但し、酸素が量論組成からずれることがあるので、典型的な例として、dの範囲を0≦d≦0.4と規定している。
なお、電極部を形成する導電性酸化物は、上述したLCN又はLFNを主成分として含んでいれば良く、他の酸化物を含んでいても良い。例えば、導電性酸化物が、LCN又はLFNを主成分とし、セリア以外の希土類酸化物が添加されたセリア(「希土類添加セリア」と呼ぶ)を副成分として含むものとしてもよい。なお、この希土類添加セリアを「共素地」とも呼ぶ。セリア以外の希土類酸化物としては、La23や、Gd23、Sm23、Y23等を利用することができる。このような希土類添加セリアにおける希土類元素REの含有割合は、セリウムと希土類元素REのモル分率{RE/(Ce+RE)}に換算して、例えば、10mol%以上50mol%以下の範囲とすることができる。また、導電性酸化物における希土類添加セリアの体積割合は、例えば、10vol%以上40vol%以下の範囲とすることができる。このような希土類添加セリアは、低温(室温)では絶縁体であるが、高温(ガスセンサ10の使用温度)では酸素イオン伝導性を有する固体電解質として機能する。従って、希土類添加セリアを含むようにすれば、ガスセンサ10の使用時において導電性酸化物の抵抗値を低下させることが可能である。但し、室温における抵抗値を低下させるためには、希土類添加セリアを含まない方が好ましい。
導電性酸化物は、導電性に影響を与えない範囲で極微量のアルカリ土類金属元素を含有することが許容されるが、アルカリ土類金属元素を実質的に無含有とすることが好ましい。こうすれば、ガスセンサ10の使用時に、室温から900℃近傍までの広い範囲の温度に導電性酸化物を含む電極部が晒された場合にも、導電性酸化物の重量変化、すなわち酸素の吸収や放出が生じ難くなる。これにより、高温環境下での使用に適した電極構造が得られる。なお、本明細書において、「アルカリ土類金属元素を実質的に無含有」とは、蛍光X線分析(XRF)によってもアルカリ土類金属元素が検出又は同定できないことを意味する。
B.ガスセンサ制御装置の回路構成
図3は、ガスセンサ10と、このガスセンサ10に接続されたセンサ出力処理装置であるヒータ通電制御部400とを備えるガスセンサ制御装置の概略構成を示す図である。このガスセンサ制御装置は、例えば、内燃機関を備える車両(図示しない)に搭載される。ヒータ通電制御部400は、ガスセンサ10を制御すると共に、内燃機関の排気ガス中の酸素濃度に感応するガスセンサ10の出力を処理することにより、内燃機関における燃焼が、理論空燃比よりもリッチ側であったかリーン側であったかを検出する。ヒータ通電制御部400は、検出したガスセンサ10の出力を外部接続バス401を介して、外部装置(例えば、ECU)に向けて送出する。
ガスセンサ10は、前述したように、外側電極200及び内側電極300を有するガスセンサ素子20と、セラミックヒータ100とを有している。ガスセンサ素子20は、適切な活性化温度(約500℃〜600℃)に維持された状態で良好な酸素イオン伝導性を示し、電極200,300間に酸素濃度に応じた起電力EVを発生して、センサ出力Voutを出力する。加えて、このガスセンサ10では、ヒータ通電制御部400により、ガスセンサ素子20の温度が活性化状態である一定範囲内に維持されるように、セラミックヒータ100への通電が制御される。セラミックヒータ100は、ヒータ通電制御部400のヒータ制御回路414に接続されている。
ガスセンサ素子20は、内部抵抗Riを有しており、その抵抗値は、ガスセンサ素子20の温度が上昇すると低下する特性を有する。即ち、この内部抵抗Riとガスセンサ素子20の素子温度との間には、負の相関関係があるので、内部抵抗Riが目標抵抗値±許容誤差の範囲内となるように内部抵抗制御を行うことにより、素子温度を一定範囲内に維持することができる。
ヒータ通電制御部400は、マイクロプロセッサ410と、パルス信号出力回路411と、電圧シフト回路412と、出力検出回路413と、ヒータ制御回路414とを有する。ヒータ制御回路414は、マイクロプロセッサ410のPWM出力ポート417に接続されており、ガスセンサ10のセラミックヒータ100は、このヒータ制御回路414によって、PWM制御による通電が行われ、ガスセンサ素子20が加熱される。例えば、ガスセンサ素子20の温度を一定範囲内に維持するために、マイクロプロセッサ420によるPID制御またはPI制御によって、PWM制御に用いるパルスのデューティ比が決定される。
ガスセンサ素子20の外側電極200と内側電極300は、出力検出回路413に接続されており、出力検出回路413は、ガスセンサ素子20の起電力EVをセンサ出力Voutとしてマイクロプロセッサ410のA/D入力ポート416に入力する。なお、ガスセンサ素子20の外側電極200は、出力検出回路413の基準電位(GND)に接続されており、内側電極300は、外側電極200よりも正の高電位となる。
ガスセンサ素子20の内側電極300には、出力検出回路413の他に、内側電極300を基準抵抗器R1及びスイッチング素子Trを介して電源電圧Vccに接続する電圧シフト回路412が接続している。この電圧シフト回路412のスイッチング素子Trには、パルス信号出力回路411が接続している。このパルス信号出力回路411は、マイクロプロセッサ410のI/Oポート415に接続されており、マイクロプロセッサ410からの指令により、電圧シフト回路412を駆動して、ガスセンサ素子20の電極間を流れる電流に一時的な変化を生じさせる。具体的には、電圧シフト回路412のスイッチング素子Trをオンすることにより、電源電圧Vccから、基準抵抗器R1及びガスセンサ素子20に電流を流し、ガスセンサ素子20の電極間のセンサ出力Voutを、ガスセンサ素子20の内部抵抗Riに生じる電圧降下に応じて変化させる。これにより、電圧シフト回路412のスイッチング素子Trをオンする前のセンサ出力Voutと、電圧シフト回路412のスイッチング素子Trをオンした後のセンサ出力Voutとの差分、即ち、電圧の応答変化量から、内部抵抗Riによる電圧降下を算出して、ガスセンサ素子20の内部抵抗Riを検知することができる。そして、内部抵抗Riが目標抵抗値となるようにセラミックヒータ100を制御することにより、素子温度を活性温度範囲内に維持することができる。なお、図3に示したヒータ通電制御部400の構成は一例であり、これ以外の種々の構成を採用可能である。
ガスセンサ素子20は、活性化温度において酸素イオン伝導性を示して酸素濃淡電池となり、外側電極200と内側電極300との間の酸素濃度差に応じた起電力EVを発生する。このため、ガスセンサ素子20の等価回路は、電極200,300間に、起電力EVの電池(酸素濃淡電池)と内部抵抗Riとが直列接続された回路となる。
図4は、ガスセンサ素子20の内部抵抗Riの詳細を示す等価回路である。内部抵抗Riは、リード抵抗R10と、検知部抵抗R20とで構成される。リード抵抗R10は、外側電極200(図2)の電気抵抗と内側電極300の電気抵抗との和である。検知部抵抗R20は、外側検知電極部220及び内側検知電極部320とこれらの間に挟まれた固体電解質体21とで構成される検知部の電気抵抗である。検知部抵抗R20は、更に、粒内抵抗R21と、粒界抵抗R22と、電極界面抵抗R23とに分解することができる。粒内抵抗R21と粒界抵抗R22は、固体電解質体21内部の抵抗である。なお、より正確には、図4に示すように、3つの抵抗R21,R22,R23にそれぞれキャパシタが並列に接続されたものが等価回路となる。
この等価回路において、検知部抵抗R20は温度に対して負の相関を示す。一方、外側電極200と内側電極300をすべて白金で形成した場合には、リード抵抗R10は温度に対して正の相関を示す。内部抵抗Ri全体が温度に対して負の相関を示す場合には、内部抵抗Riを一定に制御することによって素子温度を一定範囲内に維持することが可能である。しかし、白金の抵抗は温度に対して正の相関を示すので、温度変化に対するリード抵抗R10の変化量が多い場合には、内部抵抗制御を行っても、素子温度の制御性が十分でなく、素子温度を一定範囲内に制御できない可能性がある。この問題は、特に、コスト低減のために白金使用量を削減してリード抵抗を大きくした場合に、より顕著になる。
そこで、本実施形態では、ガスセンサ素子20の電極部(外側電極200及び内側電極300)の少なくとも一部を、上述したLCN又はLFNを主成分とする導電性酸化物で形成する。これらのLCN,LFNは、B定数(25℃−570℃)の絶対値が、白金のB定数(25℃−570℃)の絶対値よりも小さいので、後述するように、電極部を白金のみで形成した場合に比べて、温度変化に対するリード抵抗R10の変化量を低減することができる。従って、内部抵抗制御を行う際に、素子温度の制御性が向上する。
C.ガスセンサ素子の製造方法
図5は、図2に示したガスセンサ素子20の製造方法を示すフローチャートである。工程T210では、固体電解質体21の材料(例えばイットリア安定化ジルコニア粉末)をプレスし、図2に示す形状(筒状)となるように切削し、生加工体(未焼結成形体)を得る。
工程T220では、電極を形成するための電極材料のペースト(又はスラリー)を作製して、固体電解質体21に塗布する。電極材料としては、上述したLCN,LFNを主成分とする導電性酸化物のペースト(又はスラリー)や、白金のペーストを利用できる。以下では、主として内側電極300に導電性酸化物のペーストを利用する場合を説明する。導電性酸化物のペーストの作製時には、例えば、導電性酸化物の原料粉末を秤量した後、湿式混合して乾燥することにより、原料粉末混合物を調整する。LCN,LFNの原料粉末としては、例えば、LaOH又はLa、並びに、Co、Fe23、及びNiOを用いることができる。また、希土類添加セリアの原料粉末としては、CeO2の他に、La23、Gd23、Sm23、Y23等を利用することができる。これらの原料粉末混合物を大気雰囲気下、700〜1200℃で1〜5時間仮焼して仮焼粉末を作成する。そして、この仮焼粉末を、ターピネオールやブチルカルビトール等の溶媒に、エチルセルロース等のバインダとともに溶解してペーストを作製する。工程T220では、更に、内側電極300(図2)に相当する部分の全体に、導電性酸化物のペーストを塗布する。なお、外側電極200については、貴金属(例えばPtやAu)ペーストを塗布する。
工程T230では、乾燥を行った後、例えば1250℃以上1450℃以下(好ましくは1350±50℃)の焼成温度で焼成することにより、図2に示した構造が得られる。なお、上述した各種の製造条件は一例であり、製品の用途等に応じて適宜変更可能である。
D.導電性酸化物の特性
図6は、電極材料の組成と電気的特性(導電率及びB定数)の実験結果を示す説明図である。サンプルS11〜S18はLCN(LaCo1-xNix3±d)である。但し、係数xは、0.0〜0.700の範囲について示している。サンプルS21〜S28はLFN(LaFe1-yNiy3±d)である。但し、係数yは、0.0〜0.800の範囲について示している。サンプルS31は、白金(Pt)である。図6の右側の欄には、各サンプルの室温導電率と、B定数B25−570を示している。
B定数B25−570は、25℃と570℃の導電率から下記に従って算出した。
B=ln(ρ1/ρ2)/(1/T1−1/T2)
ρ1=1/σ1
ρ2=1/σ2
ρ1:絶対温度T1(K)における抵抗率(Ωcm)
ρ2:絶対温度T2(K)における抵抗率(Ωcm)
σ1:絶対温度T1(K)における導電率(S/cm)
σ2:絶対温度T2(K)における導電率(S/cm)
T1=298.15(K)
T2=843.15(K)
図7は、図6に示したLCN,LFNについて、係数x,yと電気的特性(導電率及びB定数)との関係を示している。図6及び図7の結果から以下の内容が理解できる。
(1)LCNでは、係数xが0.300≦x≦0.600の範囲にあれば、室温導電率が200S/cm以上であり、かつ、B定数B25−570の絶対値が白金よりも小さい点で好ましい。
(2)LFNでは、係数yが0.450≦y≦0.700の範囲にあれば、室温導電率が200S/cm以上であり、かつ、B定数B25−570の絶対値が白金よりも小さい点で好ましい。
なお、一般に、B定数が正であれば抵抗温度係数は負であり、B定数が負であれば抵抗温度係数は正である。従って、リード抵抗R10(図4)の抵抗温度係数を負にするために、LCN又はLFNのうち、B定数が正であるものを利用することが特に好ましい。具体的には、以下の通りである。
(3)LCNでは、係数xが、0.550≦x≦0.600を満たすことが特に好ましい。
(4)LFNでは、係数yが、0.500≦y≦0.550若しくは0.650≦y≦0.700を満たすことが特に好ましい。
これらの範囲にあれば、室温導電率が十分に高く、かつ、B定数B25−570が正の値であって抵抗温度係数が負の値となるので、内部抵抗制御による素子温度制御の精度をさらに向上させることができる。
図8は、図6のサンプルS16(LaCo0.5Ni0.53),S25(LaFe0.5Ni0.53),S31(Pt)を用いた場合の素子温度と内部抵抗Riの関係を示すグラフである。横軸は素子温度の逆数を示し、縦軸は内部抵抗Riの自然対数を示している。このグラフでは、傾きが大きいほど、内部抵抗Riのバラツキに対応する温度範囲が狭いことを意味する。従って、内部抵抗Riの制御可能な範囲(=Riの目標値±許容誤差)が一定と仮定すると、図8のグラフの傾きが大きいほど温度をより一定に制御し易い。換言すれば、グラフの傾きが大きいほど、内部抵抗制御によって素子温度をより一定に近い温度に制御することが可能である。図8の例では、白金に比べてLCNやLFNの方がグラフの傾きが大きいので、内部抵抗制御によって素子温度をより一定に近い温度に制御できることが理解できる。
・変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
・変形例1:
上記実施形態では、酸素濃度センサの例を説明したが、異なる構成の酸素センサや、酸素以外のガスを被測定ガスとするガスセンサにも本発明を適用可能である。
10…ガスセンサ
11…主体金具
11c…六角部
11d…接続部
12b,12c…ヒータリード線
13,13b…インシュレータ
14…タルク
15…プロテクタ
15a…外側プロテクタ
15b…内側プロテクタ
16…金属外筒
17…グロメット
18…セパレータ
19,19b…センサ出力リード線
20…ガスセンサ素子
20f…鍔部
20s…有底部
20t…基体部
21…固体電解質体
30…内側端子部材
31…コネクタ部
32…セパレータ挿入部
33…挿入部
36…ヒータ押圧部
40…外側端子部材
41…外嵌部
42…セパレータ挿入部
42d…セパレータ当接部
43…コネクタ部
83…金属製パッキン
85…フィルタ
86…金属パイプ
100…セラミックヒータ
130…接続端子
200…外側電極
210…外側リード部
214…縦リード部
217…リングリード部
220…外側検知電極部
300…内側電極
310…内側リード部
320…内側検知電極部
400…ヒータ通電制御部
401…外部接続バス
410…マイクロプロセッサ
411…パルス信号出力回路
412…電圧シフト回路
413…出力検出回路
414…ヒータ制御回路
415…I/Oポート
416…A/D入力ポート
417…PWM出力ポート
420…マイクロプロセッサ

Claims (2)

  1. 固体電解質体と、前記固体電解質体の一方の表面に設けられて被測定ガスと接する外側電極と前記固体電解質体の他方の表面に設けられて基準ガスと接する内側電極とを含む電極部と、を有するガスセンサ素子と、
    前記ガスセンサ素子を加熱するヒータと、
    前記ガスセンサ素子の内部抵抗が目標抵抗値になるように前記ヒータへの通電をフィードバック制御するヒータ通電制御手段と、を備えるガスセンサ制御装置において、
    前記電極部の少なくとも一部は、
    組成式:LaFe1-yNiy3±d(0.450≦y≦0.700、0≦d≦0.4)で表され、ペロブスカイト型結晶構造を有するペロブスカイト相、
    を主成分とする導電性酸化物で形成されている、ことを特徴とするガスセンサ制御装置。
  2. 請求項1に記載のガスセンサ制御装置であって、
    前記外側電極は、外側リード部と、前記被測定ガスと接する外側検知電極部とを含み、
    前記内側電極は、内側リード部と、前記基準ガスと接する内側検知電極部とを含み、
    前記外側リード部と前記内側リード部の少なくとも一方が、前記導電性酸化物で形成されている、ことを特徴とするガスセンサ制御装置。
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