JP6522111B2 - 鉄道車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両に関し、特に断熱性を向上させた床構造を備えた鉄道車両に関する。
鉄道車両構体は、台枠と、台枠の車幅方向両側に設けられた一対の側構体と、各側構体の上にわたって設けられた屋根構体とを備える。台枠は、車両長手方向に延びる一対の側梁と、車幅方向に延びて一対の側梁に接続される複数の横梁とを有する。台枠の上方には床板が配置され、床板の上方には腰掛が配置される。
腰掛の支持構造として、例えば特許文献1に示すように、複数の横梁の上方に車両長手方向に連続して延びる腰掛受を配置し、この腰掛受を横梁で支持された床板の間隙を通して車内に露出させ、その腰掛受の露出部分で腰掛を支持する構造がある。
特開平5−664号公報
特許文献1の腰掛の支持構造では、いずれも熱伝導率の高い腰掛受と台枠とが直接結合されており、さらに腰掛受が車内に露出する。特に、鉄道車両構体は、熱伝導率の高い金属製の複数の部材から構成され、これらは溶接やボルト、リベット等により結合される。そのため、腰掛受及び台枠により車内外で熱伝達経路が形成されるため、十分な断熱性能を確保することができないという問題がある。また、腰掛を支持するために腰掛受を車内に露出させており、大きなサイズの床板が適用できないため、断熱性が低下するとともに、床板の枚数が増加してしまう。
そこで本発明は、簡易な構造で、車体の断熱性を向上させた鉄道車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る鉄道車両は、一対の側梁と、前記一対の側梁間に配置された複数の横梁とを有する台枠と、前記横梁の上方で、互いに車幅方向に間隙をおいて、前記横梁に沿って延び、かつ前記横梁に固定された複数の床板受と、前記間隙を通って車両長手方向に延び、かつ前記複数の横梁に固定された1以上の腰掛受と、前記床板受の上部及び前記腰掛受の上部を略全面に亘って上方から覆い、前記床板受及び前記腰掛受を介して前記横梁により支持される床板と、を有する床構造を備える。
上記構成によれば、腰掛受を車内に露出させずに、熱伝導率の高い腰掛受の上部を断熱性の良い床板で上方から覆いながら、床板受及び腰掛受を介して床板を横梁により支持しているので、台枠と床板との間に形成されるヒートブリッジによる熱伝達を抑制することができる。すなわち、車体下方の熱が横梁から床板に伝達されるのを抑制でき、また床下からの冷気が車内に入ることを抑制できる。さらに、腰掛受の上部を床板で上方から覆うので、腰掛受を車内に露出させるために床板を分割する必要がなく、床板の枚数が増加するのを抑制できる。
上記した本発明の一態様によれば、簡易な構造で、車体の断熱性を向上させた鉄道車両を提供することができる。
実施形態に係る鉄道車両の概略側面図である。 台枠、床板支持構造及び床板の部分斜視図である。 台枠、床板支持構造及び床板の車両長手方向から見た部分断面図である。 図3のIV−IV線矢視断面図である。 図3のV−V線矢視断面図である。 図3のVI−VI線矢視断面図である。 床板受の上方から見た平面図である。 実施形態の変形例に係る台枠、床板支持構造及び床板の車両長手方向から見た部分断面図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態について、各図を参照しながら説明する。
[鉄道車両]
図1に示すように、鉄道車両1は、一対の台車2と、台車2に支持される車体(鉄道車両構体)7とを備える。車体7は、台枠(床構体)3、側構体4、屋根構体5及び妻構体6を備える。側構体4は、台枠3の車幅方向両側に配置され、ドア開口4a及び窓開口4bが形成される。屋根構体5は、各側構体4の上方に配置され、各側構体4と連結される。妻構体6は、台枠3の車両長手方向両側に配置される。
台枠3は、側梁10、端梁11、中梁12、枕梁13及び横梁14を有する。側梁10は、台枠3の車幅方向両側で車両長手方向に延びる梁である。端梁11は、車幅方向に延びる梁であって、側梁10の両端を接続する。枕梁13は、車幅方向に延びる梁であって、各端梁11よりも鉄道車両1の車両長手方向の内側に配置されて、一対の側梁10を接続する。それぞれの枕梁13の下部には、台車2が連結される。中梁12は、車両長手方向に延びる梁であって、端梁11と枕梁13との間に配置されて、端梁11と枕梁13とを接続する。横梁14は、車幅方向に延びる梁であって、一対の枕梁13の間に複数配置されて、一対の側梁10を接続する。
図2に示すように、側梁10は、車両長手方向から見て、略L字状の断面を有する第1板材15と、第1板材15と組み合わされ、車両長手方向から見て、略W字状の断面を有する第2板材16と、上面が台枠3の車幅方向内側に向けて水平方向に突出し、第2板材16に接続される第3板材17とを有する。第1板材15、第2板材16及び第3板材17のそれぞれは、車両長手方向に延びる。第2板材16が、第1板材15との間で内部空間を形成するように第1板材15に組み合わされることで、側梁10に中空構造が形成される。
横梁14は、車幅方向に延び、その両端部が、一対の側梁10に対して溶接によりそれぞれ固定される。図4に示すように、横梁14は、一例として、車幅方向から見てC字状の断面を有する。横梁14は、水平方向に延びる上板部14aと、上板部14aから下方に離隔して水平方向に延びる下板部14cと、上板部14aの車両長手方向の一端と下板部14cの車両長手方向の一端とに接続された側板部14bとを有する。
図2及び3に示すように、一対の側梁10と各横梁14で隣接する一対の横梁14とで囲まれた各領域には、バスタブ形状を有するフロアパン18が配置されて、一対の側梁10と一対の横梁14とに固定される。フロアパン18は、一対の側梁10または各横梁14から受ける圧縮荷重及びせん断荷重を負担することにより、台枠3を補強する補強部材として機能する。このため、一例としてフロアパン18の底壁部18aには、車両長手方向に延び、かつ車幅方向に互いに間隔をあけて配置された複数の山部18a1と、複数の山部18a1をそれぞれ囲むように連続した平坦部18a2とが形成されている。山部18a1は、鉛直方向上側に向かって膨出している。フロアパン18の下方には、車体7に固定された不図示の複数の床下機器(例えば、主変圧器や主変換装置等)が配置される。台枠3の上方には、床板支持構造19が配置され、床板支持構造19の上方には、床板20が配置されている。
[床板支持構造]
図2及び3に示すように、床板支持構造19は、車体7の内部で床板20を下方から支持する。床板支持構造19は、床板受21、22、腰掛受23及び側梁部床板受24を有し、台枠3に固定されている。換言すれば、床板20は、床板受21、22、腰掛受23及び側梁部床板受24の上部を略全面に亘って上方から覆うことで、車体7の下方からの熱伝達を最小限に抑えている。
床板受21、22は、横梁14に対応した位置に配置される車幅方向に延びる支持部材であって、横梁14に固定される。ここで、図7に示すように、床板受21、22は、車幅方向に間隙Gを置いて一列に配置される。すなわち、床板受21は台枠3の車幅方向の一端側及び他端側、床板受22は台枠3の車幅方向の中央に、車幅方向に間隙Gをおいて一列に配置される(図7参照)。床板受21、22は、フロアパン18を介して横梁14の上板部14aに固定される。1の横梁14の上の間隙Gの車幅方向位置は、車両長手方向に隣接する別の横梁14の上の間隙Gの車幅方向位置と一致している。床板受21、22は、横梁14から上方に離隔して、横梁14に沿って延びる本体部21a、22a(図7参照)と、本体部21a、21aから下方に突出して、横梁14に固定される1以上の固定部(フランジ部21b、22b及び脚部25)とを有する。
床板受21、22の構成について、主に床板受21を例示しながら具体的に説明する。図4及び6に示すように、床板受21のその長手方向と直交する断面形状は、基本的にはチャンネル形状(コ字状)であるが、横梁14に固定するための脚部25が部分的に設けられている。このように、床板受21は、従来の構造と比較して、横梁14との接触面積が小さい。
床板受21の本体部21aは、車幅方向から見て、上方に向けて窪んだ溝形状の断面を有する。具体的に本体部21aは、上面が水平方向に延びる上板部(本体部21aの上部)21a1と、上板部21a1の車両長手方向両端部から下方に延びる一対の側板部21a2とを有し、内部に第1空間S1が形成されている。上板部21a1の上面は、平坦に形成されている。上板部21a1には、ボルトB3を挿通するための複数の挿通孔P1が形成されている。ここで一例として、一対の床板受21の本体部21aの車幅方向の長さは互いに等しく、床板受22の本体部22aの車幅方向の長さは、床板受21の本体部21aの車幅方向の長さよりも長い(図2及び7参照)。床板受21の上板部21a1の車両長手方向の長さは、横梁14の上板部14aの車両長手方向の長さの1/3よりも長い。一例として、上板部21a1の車両長手方向の長さは、上板部14aの車両長手方向の長さの70%以上100%以下の範囲の値に設定される。なお、上板部21a1の車両長手方向の長さは、上板部14aの車両長手方向の長さより長く設定してもよい。
第1空間S1は、床板受21の上板部21a1と横梁14の上板部(横梁14の上部)14aとの間に形成されている。床板受21は、本体部21aの平坦な上面において、スペーサ32を介して床板20を下方から支持する。本体部21aの車幅方向両端よりも内側の領域において、各側板部21a2の下端は、横梁14とそれぞれ離隔している。具体的には、各側板部21a2の下端は、横梁14の上板部14aの上面よりも上方に間隙Dをおいて位置している。このように、床板受21は、横梁14の上方で床板20を支持する一方で、内部に第1空間S1が形成され、かつ横梁14と間隙Dをおいて離隔されることで、横梁14との接触面積が低減されている。これにより、横梁14と床板受21との間の熱伝達が抑制されている。なお、第1空間S1にグラスファイバやセラミックファイバ等の断熱材を充填すれば、さらに断熱性能を向上させることができる。
図2、5及び7に示すように、床板受21、22には、腰掛受23と平面視で重なる部分にフランジ部21b、22bが設けられている。車幅方向両側に配置された床板受21では、一対のフランジ部21bが、台枠3の車幅方向内側の本体部21aの車幅方向の一端部に設けられ、他端部には設けられていない。車幅方向中央に配置された床板受22では、一対のフランジ部22bは、本体部22aの車幅方向の両端部にそれぞれ設けられる。即ち、床板受21、22のいずれにおいても、一対のフランジ部21b、22bは、本体部21a、22aの車幅方向全体には延びておらず、本体部21a、22aに部分的に設けられている。フランジ部21b、22bは、床板受21、22の下端から車両長手方向に互いに反対方向に突出し、床板受21、22を横梁14に固定する。本体部21a、22aのフランジ部21b、22bが設けられた部分は、長手方向と直交する断面形状がハット状である。具体的には、各フランジ部21b、22bは、腰掛受23に連結されることにより、腰掛受23を介して床板受21、22を横梁14に固定する。フランジ部21b、22bは、腰掛受23に連結する以外に、例えば横梁14の上板部14aに連結してもよい。
なお、床板受22の本体部22aは、床板受21の本体部21aとは車幅方向長さが異なっているが、上板部22a1と側板部22b2とを有し、車幅方向から見た断面形状及びサイズは、床板受21の本体部21aと同様である。また、床板受22のフランジ部22bの形状及びサイズは、床板受21のフランジ部21bと同様である。
図6に示すように、床板受21、22には、腰掛受23と平面視で重ならない領域において部分的に脚部25が設けられている。脚部25は、本体部21aから下方に突出し、横梁14に直接連結されて床板受21を横梁14に固定する。具体的に、脚部25は、一対の側板部21a2に溶接により接続され、かつ下方に延びる一対の側板部25aと、各側板部25aの下部同士を水平方向に接続する接続板部25bとを有する。脚部25は、車幅方向から見て、下方に向けて窪んだ溝形状の断面を有する。接続板部25bは、上方から見て、本体部21aの上板部21a1で覆われている。接続板部25bの下面は、平坦に形成されている。接続板部25bの下面は、フロアパン18を介して横梁14の上板部14aの上面と対向する。脚部25は、接続板部25bの下面が上板部14aの上面とフロアパン18を介して重ね合わされた状態で、ボルトB1を締結することにより上板部14aに固定される。これにより、床板受21が横梁14に固定される。上板部14aの下面から露出するボルトB1の部分は、防水用のシール35で覆われる。
床板受21、22の各々では、固定部の車幅方向長さ(フランジ部21b、22bと脚部25との車幅方向の合計長さ)は、本体部21a、22aの車幅方向長さよりも短く設定されている。床板受21では、本体部21aのフランジ部21bが設けられた車幅方向の端部とは反対側の端部に、挿通孔P1とは車幅方向位置が異なるようにして脚部25が接続される(図2参照)。床板受22では、本体部21aの車幅方向中央に脚部25が接続される(図7参照)。このように床板受21、22では、本体部21a、22aの車幅方向長さに対して固定部(フランジ部21b、22b及び脚部25)の車幅方向長さを短くすることで、固定部を介した横梁14から床板受21、22への熱伝達が抑制されている。
脚部25の接続板部25bの車両長手方向の長さは、横梁14の上板部14aの車両長手方向の長さの1/3よりも長い。一例として、接続板部25bの車両長手方向の長さは、上板部14aの車両長手方向の長さの70%以上100%以下の範囲の値に設定される。なお、接続板部25bの車両長手方向の長さは、一対の側板部25aが本体部21aの一対の側板部21a2と接続可能な範囲で、上板部14aの車両長手方向の長さより長く設定してもよい。脚部25の材質は、本体部21aと同様であるが、本体部21aと異なる材質(例えば、本体部21aよりも熱伝導性の低い材料)でもよい。
以上のように、床板受21、22は、車幅方向から見た断面が異なる少なくとも3つのセクションを有する。即ち、床板受21、22は、横梁14と離隔している第1のセクション(図4参照)と、本体部21a、22aに一対のフランジ部21b、22bが設けられている第2のセクション(図5参照)と、本体部21a、22aに脚部25が接続されている第3のセクション(図6参照)とを有する。
横梁14から固定部(フランジ部21b、22b及び脚部25)を介して床板受21、22に熱伝達するのを適切に抑制するため、床板受21、22は、例えば以下のように構成される。すなわち、床板受21、22のそれぞれにおいて、本体部21a、22aに設けられた各フランジ部21b、22bと各腰掛受23との固定部分の車幅方向の合計長さと、脚部25の車幅方向の合計長さとの和をLAとし、当該床板受21、22が横梁14と離隔する部分の車幅方向の長さをLBとするとき、LAは、LBよりも短く設定される。
図7に示すように、例えば床板受22では、LAは、本体部22aの車両長手方向両側に配置された各フランジ部22bと各腰掛受23との固定部分の車幅方向の合計長さ(L2+L3)と、脚部25の車幅方向の長さL1との和(L1+L2+L3)に相当する。また、LBは、本体部22aの車両長手方向一方側に配置されたフランジ部22bと脚部25との間の床板受22の車幅方向の長さL4と、本体部22aの車両長手方向他方側に配置されたフランジ部22bと脚部25との間の床板受22の車幅方向の長さL5との和(L4+L5)に相当する。床板受22では、LA(=L1+L2+L3)は、LB(=L4+L5)よりも短く設定される。一例として、床板受21、22では、LAは、LBの5%以上20%以下の範囲の値にそれぞれ設定される。また、一例として、床板受21、22では、脚部25の車幅方向の長さL1は、床板受21、22の車幅方向の全長L6の1%以上5%以下の範囲の値にそれぞれ設定される。
図2に示すように、腰掛受23は、床板受21、22とともに各横梁14の上方で床板20を支持し、かつ車内に配置される腰掛(不図示)を支持する。腰掛受23は、複数の横梁14の上方で、車幅方向に並ぶ床板受21、22の間の間隙Gを通って車両長手方向に延び、複数の横梁14に固定される。具体的には、1以上の腰掛受23が、車両長手方向に直線状に延び、隣接する2以上の横梁14の各上板部14aに固定される。鉄道車両1では、一対の腰掛受23が、各々の横梁14の上方で、車幅方向に並ぶ2カ所の間隙Gの各々を通って車両長手方向に延びている。即ち、腰掛受23は、床板受21、22によって分断されていない。
腰掛受23は、ベース部23aと一対のフランジ部23bとから構成され、その長手方向と直交する断面形状がハット形状である。腰掛受23は、横梁14に対して直交する車両長手方向に延びている。したがって、腰掛受23は、横梁14と交差するフランジ部23bにおいて接触するだけなので、熱伝達経路を最小限に抑えることができる。腰掛受23は、ベース部23aと、ベース部23aの下部から互いに反対方向に突出する一対のフランジ部23bとを有し、内部に第2空間S2が形成されている。ベース部23aは、水平方向に延びる上板部(ベース部23aの上部)23a1と、上板部23a1の車幅方向両端部から下方に延びる一対の側板部23a2とを有する。ベース部23aは、車両長手方向から見て、上方に向けて窪んだ溝形状の断面を有する。上板部23a1の上面は平坦であり、上板部23a1の上面には、車両長手方向にボルト(不図示)を挿通するための複数の挿通孔P2が形成されている。第2空間S2は、ベース部23aの上板部23a1と横梁14の上板部14aとの間に形成されている。ベース部23aの上面の高さは、床板受21、22の本体部21a、22aの各上面の高さと略一致している。
図5に示すように、腰掛受23は、ベース部23aの平坦な上面において、スペーサ33を介して床板20を下方から支持する。一対のフランジ部23bは、床板受21のフランジ部21bと重ね合わされた状態で、ボルトB2とナットN2とを締結することによりフランジ部21bと連結される。また、図示しないが、一対のフランジ部23bは、床板受22のフランジ部22bと重ね合わされた状態で、ボルトB2とナットN2とを締結することによりフランジ部22bと連結される。一対のフランジ部23bは、フロアパン18を介して横梁14の上板部14aと重ね合わされた状態で、ブラインドリベットBRにより横梁14に固定される。これにより、腰掛受23が横梁14に固定され、かつ床板受21、22の一端部が腰掛受23を介して横梁14に固定される。このように、腰掛受23は、横梁14の上方で床板20を支持する一方で、内部に第2空間S2が形成され、かつ横梁14に対して長手方向が交差するように固定されることで、横梁14との接触面積が低減されている。これにより、横梁14と腰掛受23との間の熱伝達が抑制されている。上板部14aの下面から露出するブラインドリベットBRの部分は、防水用のシール36で覆われる。なお、腰掛受23の長手方向と直交する断面形状は、チャンネル形状としてもよい。
図2に示すように、側梁部床板受24は、側梁10の上方で床板20の車幅方向両端を支持する。側梁部床板受24は、車両長手方向に延び、第3板材17の上方に配置されて、第3板材17の上面に固定される。側梁部床板受24は、その長手方向と直交する断面形状がハット形状である。側梁部床板受24は、車両長手方向から見て、上方に向けて窪んだ溝形状の断面を有する本体部24aと、本体部24aの下部から互いに反対方向に突出する一対のフランジ部24bとを有する。本体部24aの上面は平坦であり、上面には、車両長手方向にボルトB4(図3参照)を挿通するための複数の挿通孔P3が形成されている。本体部24aの上面の高さは、腰掛受23のベース部23aと床板受21、22の本体部21a、22aとの各上部の高さと略一致している。一対のフランジ部24bは、第3板材17の上面と重ね合わされた状態で、溶接により第3板材17に固定される。これにより側梁部床板受24は、第3板材17を補強して座屈を防止する。また、側梁部床板受24は、本体部24aの平坦な上面において、スペーサ31(図3参照)を介して床板20を下方から支持する。なお、側梁部床板受24は、腰掛受23と同様に、その長手方向と直交する断面形状をチャンネル形状としてもよい。
床板20は、例えば、合板やバルサ材、あるいは発泡樹脂材等の全面を、SUS等の薄い金属製の板や繊維強化樹脂材により覆ったもの、又は、ハニカムパネル等により構成される。そのため、床板20は、十分な剛性及び不燃性を有しており、断熱性も高い。このような床板20は、平面視で車幅方向に延びる矩形の輪郭形状を有し、床板支持構造19の上方で車両長手方向に複数配置されて、床板受21、22及び側梁部床板受24に固定される。床板20は、鉛直方向から見て、複数の横梁14と重なり、かつ一対の側梁10と重なる位置に配置される。床板20には、床板受21、22の挿通孔P1と対応する位置に挿通孔H1、腰掛受23の挿通孔P2と対応する位置に挿通孔H2、及び、側梁部床板受24の挿通孔P3と対応する位置に挿通孔H3が、それぞれ形成される。
図4に示すように、床板20の車両長手方向の一端に位置する第1端部30a1と、床板20の車両長手方向の他端に位置する第2端部30a2とは、各々の厚みが、床板20の第1端部30a1と第2端部30a2とを除いた部分の厚みの1/2に形成されている。第1端部30a1の上面の高さは、床板20の第2端部30a2を除いた部分の上面の高さと一致し、第2端部30a2の下面の高さは、床板20の第1端部30a1を除いた部分の下面の高さと一致する。車両長手方向で隣接する一対の床板20において、一方の床板20の第1端部30a1は、他方の床板20の第2端部30a2と重ね合わせられる。これにより、隣接する一対の床板20の上面の高さが揃えられる。そして、第1端部30a1及び第2端部30a2が重ね合わされ、かつ第2端部30a2が床板受21の本体部21aの各上面にスペーサ32を介して重ね合わされた状態で、床板20及び床板受21の挿通孔H1、P1を介してボルトB3とネジ座N3とを締結することにより、一対の床板20が床板受21にそれぞれ固定される。また図示しないが、これと同様にして、一対の床板20が床板受22にそれぞれ固定される。
図3に示すように、床板20が、側梁部床板受24の本体部24aとスペーサ31とを介して重ね合わされた状態で、床板20及び側梁部床板受24の挿通孔H3、P3(図2参照)を介してボルトB4とネジ座N4とを締結することにより、床板20が側梁部床板受24に固定される。このようにして、床板20は、床板受21、22の上板部21a1、22a2及び腰掛受23のベース部23aの上板部23a1を上方から覆った状態で、床板受21、22を介して横梁14に固定され、かつ側梁部床板受24を介して側梁10に固定される。また、前記腰掛が、床板20及びスペーサ33を介して腰掛受23に重ね合わされた状態で、床板20及び腰掛受23の挿通孔H2、P2(図2参照)を介してボルトとネジ座と(ともに不図示)を締結することにより、前記腰掛が腰掛受23に固定される。
台枠3と床板20との間には、台枠3と床板20との間を断熱するための断熱材が所定の場所に設けられる。第1空間S1と第2空間S2とには、断熱材50がそれぞれ配置されている。また、台枠3と床板20との間において、床板受21、22、腰掛受23及び側梁部床板受24の各周囲と、間隙Gと、側梁部床板受24の本体部24aと第3板材17との間と、フロアパン18と床板20との間とにも、不図示の断熱材がそれぞれ配置されている。側梁10及び横梁14の各内部には、断熱材は配置されていない。
以上に説明したように、鉄道車両1では、腰掛受23を車内に露出させずに、熱伝導率の高い腰掛受23のベース部23aを断熱性の良い床板20で上方から覆い、床板受21、22及び腰掛受23を介して床板20を横梁14により支持するので、台枠3と床板20との間に形成されるヒートブリッジによる熱伝達を抑制できる。すなわち、車体下方の熱が、横梁14から床板20に伝達されるのを抑制でき、また、車体下方の冷気が車内に入るのを抑制できる。また、側梁10及び横梁14の各々が床板20と離隔しているので、側梁10及び横梁14の各内部に断熱材を挿入する必要がない。さらに、腰掛受23の上板部23a1を上方から床板20で覆うので、腰掛受23を車内に露出させるために床板20を分割する必要がない。従って、床板20の枚数が増加するのを抑制できる。よって、簡易な構造で、鉄道車両1の車体の断熱性を向上させることができる。
また、床板受21、22の上板部21a1、22a1及び横梁14の上板部14aの間に第1空間S1を形成し、かつ腰掛受23の上板部23a1及び横梁14の上板部14aの間に第2空間S2を形成したことにより、車体下方の熱が、横梁14から床板受21、22及び腰掛受23にそれぞれ伝達されるのを一層抑制できる。このように、床板受21、22及び腰掛受23は、床板20を支持するために横梁14に固定される固定部分を最小限にして横梁14との接触面積を大幅に小さくされることにより、車体下方と車内との間の熱伝達を大幅に抑制することができる。
また、床板受21、22では、本体部21a、22aが、横梁14から上方に離隔して、横梁14に沿って延びるとともに、床板受21、22の横梁14と固定される固定部の車幅方向長さ(フランジ部21b、22bと脚部25との車幅方向の合計長さ)が、本体部21a、22aの長さよりも短く設定されているので、車体下方の熱が、横梁14から床板受21、22に伝わりにくい。また、床板受21、22の本体部21a、22aは、間隙Dをおいて横梁14と離隔しているので、車体下方の熱が、横梁14から床板受21、22を介して床板20へ伝わるのをさらに適切に抑制できる。また、本体部21a、22aが、車幅方向から見て、上方に向けて窪んだ溝形状の断面を有しているので、床板受21、22は、高い構造的強度を有する。このため床板受21、22は、例えば上方から圧縮力が及んでも変形しにくく、床板受21、22の上板部21a1、22a1の平坦な上面で、床板20を下方から安定して支持できる。
また、床板受21、22のフランジ部21b、22bを腰掛受23のフランジ部23bに連結することにより、複数の床板受21、22と1以上の腰掛受23とを強固に連結できる。このため、高い構造的強度を有する床板支持構造19を構成できる。
また、腰掛受23では、ベース部23aが、車両長手方向から見て、上方に向けて窪んだ溝形状の断面を有しているので、腰掛受23は、床板受21、22の本体部21a、22aと同様に、高い構造的強度を有する。このため、腰掛受23は、例えば上方から圧縮力が及んでも変形しにくく、ベース部23aの上板部23a1の平坦な上面で床板20を下方から安定して支持できる。また、ベース部23aの内部に第2空間S2が形成されているので、車体下方の熱が、横梁14から腰掛受23を介して床板20へ伝わるのを抑制できる。また、ベース部23aの下部から互いに反対方向に突出する一対のフランジ部23bを横梁14に固定することにより、腰掛受23を横梁14に強固に固定できる。
また、台枠3と床板20との間において、間隙G、第1空間S1及び第2空間S2の各々に断熱材を配置することができるので、側梁10及び横梁14の各内部に断熱材を配置しなくても、車体下方の熱が、横梁14から床板20に伝わるのを適切に抑制できる。
また、床板20が側梁部床板受24を介して一対の側梁10に支持されているので、床板受21、22、腰掛受23及び側梁部床板受24によって、床板20を下方から安定して支持できる。また、側梁部床板受24で床板20を支持することにより、床板20が一対の側梁10に接触するのが回避されるので、車体下方の熱が、一対の側梁10を介して床板20に伝達されるのを抑制できる。よって、車体の断熱性が低下するのを適切に防止できる。
(変形例)
以下、実施形態の変形例について、実施形態との差異を中心に説明する。図8は、実施形態の変形例に係る台枠103、床板支持構造119及び床板20の車両長手方向から見た部分断面図である。
図8に示すように、台枠103の側梁110は、上板部110a、側板部110b、下板部110c及び接続板部110dを有する。上板部110aは、横梁14の車幅方向一端部の上板部14aよりも上方で、水平方向に延びる。下板部110cは、横梁14の車幅方向一端部の下部(下板部14c)よりも下方で、水平方向に延び、かつ下板部14cに固定されている。下板部14cの下面は、下板部110cの上面と重ねられている。側板部110bは、横梁14の車幅方向一端部よりも車幅方向外側で、上下方向に延びて側構体4と接続され、かつ上板部110aと下板部110cとを接続する。側板部110bは、具体的には、車幅方向外側にそれぞれ位置する上板部110aの端部110eと下板部110cの端部110fとを接続する。接続板部110dは、第1板部110gと第2板部110hとを含み、上板部110aと横梁14の車幅方向一端部の上板部14aとを接続する。第1板部110gは、上板部110aの車幅方向内側の端部から横梁14の上板部14aに向けて下方に延びる。第2板部110hは、第1板部110gの下端部から横梁14に沿って車幅方向内側に向けて延び、かつ横梁14の上板部14aに接続される。第2板部110hの下面は、上板部14aの上面と重ねられている。側梁110は、上板部110aにおいて、スペーサ31を介して床板20を下方から支持する。
台枠103の車幅方向一端側に配置された床板受121において、車幅方向外側の本体部121aの車幅方向の端部には、一対のフランジ部121cが設けられている。一対のフランジ部121cは、フロアパン18を介して第2板部110hの上面と重ね合わされた状態で、ボルトとナットあるいはネジ座と(ともに不図示)を締結することにより、第2板部110hに連結される。これにより、車幅方向外側の床板受121の車幅方向の端部が、第2板部110hの上面に固定される。第2板部110hの上方に位置する本体部121aの下部は、本体部121aと第2板部110hとの干渉を避けるために、部分的に上方に切り欠かれている。
このようにして、横梁14と側梁110とに床板受121をそれぞれ固定することにより、台枠103と床板支持構造119との固定強度を高めることができる。また、接続板部110dの第1板部110gの高さ寸法を横梁14の上板部14aの上面の高さに合わせて調節することで、例えば、上板部110aの上面の高さを維持したまま横梁14の高さ寸法を低減し、かつ上板部14aと下板部14cとを側梁110にそれぞれ固定できる。これにより、床板20の上面の高さを維持し、かつ車体下方の熱に対して車体の断熱性が低下するのを床板支持構造119で適切に防止しながら、横梁14の重量軽減を図ることができる。また、例えば、側板部110b及び横梁14の各高さ寸法を低減することで、床板20の上面の高さを低くして、車内空間を広く確保することもできる。
(その他)
なお、本発明は、上記実施形態及び上記変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、その構成を変更、追加、又は削除することができる。上記実施形態及び上記変形例は、互いに任意に組み合わせてもよく、例えば上記実施形態中の一部の構成または方法を上記変形例に適用してもよい。
上記実施形態では、床板受21、22、腰掛受23及び側梁部床板受24は、スペーサ31〜33を介さずに床板20を下方から直接支持してもよい。また、上記実施形態では、台枠3と床板20との間において、床板受21、22、腰掛受23及び側梁部床板受24の各周囲と、間隙G、第1空間S1及び第2空間S2と、側梁部床板受24の本体部24aと第3板材17との間と、フロアパン18と床板20との間とには、断熱材を必ずしも設けなくてもよく、空気層を設けてもよい。また、側梁10及び横梁14の各内部には、断熱材を配置してもよい。
なお、上記実施形態において、床板20は、床板受21、22、腰掛受23及び側梁部床板受24を全面に亘って上方から覆う構成としたが、必ずしもこれら全てを完全に覆うことは必要とせず、ほぼ同等の性能が得られる程度、あるいは所望の断熱性能が得られる程度に床板受21、22、腰掛受23、側梁部床板受24を覆う構成としてもよい。
G 間隙
S1 第1空間
S2 第2空間
1 鉄道車両
3、103 台枠
10、110 側梁
14 横梁
20 床板
21、22、121 床板受
21a、22a 本体部
21b、22b フランジ部(固定部)
23 腰掛受
23a ベース部
23b フランジ部
24 側梁部床板受
25 脚部(固定部)
110a 上板部
110b 側板部
110c 下板部
110d 接続板部
110g 第1板部
110h 第2板部

Claims (9)

  1. 一対の側梁と、前記一対の側梁間に配置された複数の横梁とを有する台枠と、
    前記横梁の上方で、互いに車幅方向に間隙をおいて、前記横梁に沿って延び、かつ前記横梁に固定された複数の床板受と、
    ベース部と一対のフランジ部とを有し、前記間隙を通って車両長手方向に延び、かつ前記横梁に交差する箇所において前記横梁と前記フランジ部とが固定された1以上の腰掛受と、
    前記床板受の上部及び前記腰掛受の上部を略全面に亘って上方から覆い、前記床板受及び前記腰掛受を介して前記横梁により支持される床板と、を有する床構造を備えた鉄道車両。
  2. 前記床板受の上部と前記横梁の上部との間に第1空間が形成され、かつ前記腰掛受の上部と前記横梁の上部との間に第2空間が形成されている、請求項1に記載の床構造を備えた鉄道車両。
  3. 前記側梁の上方で、車両長手方向に延びる側梁床板受部をさらに有し、
    前記側梁床板受部、前記床板受及び前記腰掛受の上部の高さが略一致し、
    前記床板は、前記側梁床板受部、前記床板受及び前記腰掛受の上部を略全面に亘って上方から覆う、請求項1または2に記載の床構造を備えた鉄道車両。
  4. 前記一対の側梁と前記複数の横梁のうちで隣接する一対の横梁とで囲まれた領域に配置され、前記台枠に固定されたフロアパンをさらに有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の床構造を備えた鉄道車両。
  5. 前記床板受は、前記横梁から上方に離隔して前記横梁に沿って延びる本体部と、前記本体部から下方に突出して前記横梁に固定される1以上の固定部とを有し、車幅方向において、前記固定部の長さが前記本体部の長さよりも短い、請求項1〜4のいずれか1項に記載の床構造を備えた鉄道車両。
  6. 前記床板受は、前記横梁から上方に離隔して前記横梁に沿って延びる本体部を有し、
    前記本体部は、車幅方向から見て、上方に向けて窪んだ溝形状の断面を有し、前記本体部の内部に前記第1空間が形成され、
    前記床板受は、前記本体部の上部において前記床板を下方から支持する、請求項に記載の床構造を備えた鉄道車両。
  7. 前記ベース部は、車両長手方向から見て、上方に向けて窪んだ溝形状の断面を有し、前記ベース部の内部に前記第2空間が形成され、
    前記腰掛受は、前記ベース部の上部において前記床板を下方から支持する、請求項2に記載の床構造を備えた鉄道車両。
  8. 前記腰掛受、前記床板受及び前記側梁床板受部は、各々の長手方向と直交する断面形状がチャンネル形状またはハット形状である、請求項3に記載の床構造を備えた鉄道車両。
  9. 一対の側梁と、前記一対の側梁間に配置された複数の横梁とを有する台枠と、
    前記横梁の上方で、互いに車幅方向に間隙をおいて、前記横梁に沿って延び、かつ前記横梁に固定された複数の床板受と、
    前記間隙を通って車両長手方向に延び、かつ前記複数の横梁に固定された1以上の腰掛受と、
    前記床板受の上部及び前記腰掛受の上部を略全面に亘って上方から覆い、前記床板受及び前記腰掛受を介して前記横梁により支持される床板と、
    前記側梁の上方で、車両長手方向に延びる側梁床板受部と、を有する床構造を備え、
    前記側梁床板受部、前記床板受及び前記腰掛受の上部の高さが略一致し、
    前記床板は、前記側梁床板受部、前記床板受及び前記腰掛受の上部を略全面に亘って上方から覆い、
    前記側梁床板受部は、
    前記横梁の車幅方向の一端部の上部よりも上方で水平方向に延びる上板部と、前記横梁の車幅方向の一端部の下部よりも下方で水平方向に延び、かつ前記横梁の車幅方向の一端部の下部に固定された下板部と、前記横梁の車幅方向の一端部よりも車幅方向外側で上下方向に延び、かつ前記上板部と前記下板部とを接続する側板部と、前記上板部と前記横梁の車幅方向一端部の上部とを接続する接続板部とを有し、
    前記接続板部は、前記上板部の車幅方向内側の端部から前記横梁の上部に向けて下方に延びる第1板部と、前記第1板部の下端部から前記横梁に沿って車幅方向内側に向けて延び、かつ前記横梁の上部に接続される第2板部とを含み、
    前記床板受の車幅方向外側の端部が、前記第2板部の上面に固定される、鉄道車両。
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