JP2752004B2 - 乗物用胴体 - Google Patents

乗物用胴体

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JP2752004B2
JP2752004B2 JP3014587A JP1458791A JP2752004B2 JP 2752004 B2 JP2752004 B2 JP 2752004B2 JP 3014587 A JP3014587 A JP 3014587A JP 1458791 A JP1458791 A JP 1458791A JP 2752004 B2 JP2752004 B2 JP 2752004B2
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vehicle
mounting portion
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flange
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博幸 大西
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Kawasaki Motors Ltd
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KAWAJU TETSUDO SHARYO ENJINIARINGU KK
Kawasaki Jukogyo KK
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    • B61RAILWAYS
    • B61DBODY DETAILS OR KINDS OF RAILWAY VEHICLES
    • B61D17/00Construction details of vehicle bodies
    • B61D17/04Construction details of vehicle bodies with bodies of metal; with composite, e.g. metal and wood body structures
    • B61D17/10Floors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61DBODY DETAILS OR KINDS OF RAILWAY VEHICLES
    • B61D17/00Construction details of vehicle bodies
    • B61D17/04Construction details of vehicle bodies with bodies of metal; with composite, e.g. metal and wood body structures
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T30/00Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば鉄道車両など
に代表される乗物の胴体に関し、もっと詳しくは、その
胴体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は、特開昭62−18
9251のようなものであって、それは図7に示されて
いる。胴体1の下部に設けられる床1は、たとえばアル
ミニウムなどの材料から成り、長手方向すなわち図7の
紙面に垂直方向に押出し成型された形材2,3を有し、
形材2,3は相互に溶接されて、幅方向に広がる。形材
2,3の溝4には、ボルトなどを用いて、床下機器が固
定される。参照符5は、断熱材である。
【0003】その他の先行技術として、実開昭61−5
9477や実公昭59−21104、特開昭64−78
970があり、2種類の梁が直交して構造体の一部をな
す構成や、各梁の断面端部の上側または下側に他の部品
を固定するための係止溝を設けた構成が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、床1が押出し形材2,3から成るため、形材各部の
厚さを製造上の限度以下には薄肉とすることができず、
さらに結合手段である溶接に必要な肉厚を確保する必要
性から、より一層の軽量化が難しい。
【0005】一方、その他の先行技術群では、部品固定
用の係止溝が梁の強度をもっとも必要とするフランジ部
を左右に2分する形で設けられているため、梁として最
適な形状の実現と強度の確保が難しいという問題もあ
る。
【0006】本発明の目的は、先行技術に比べてより一
層の軽量化が可能である乗物用胴体を提供するととも
に、部材の合理的な配置とその形状の実現ならびに強度
の確保によって、構造に要求されるバランスのよい機能
と性能を効率よく付与することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の梁と第
2の梁が直交して構造体の一部をなし、第1の梁の断面
端部に乗物の内部または外部に設ける部品を固定する係
止溝を設けた乗物用胴体において、第1の梁は、第1の
部材と第2の部材がウエブを介して結合し、前記係止溝
を該第1の部材と第2の部材の各フランジ部で第1の梁
の外側面端に設け、第2の梁が挿通する第1の梁の部分
では、第1の梁のフランジ部よりも内側を切欠き、第2
の梁は第1の梁の長手方向に間隔をあけて複数設けて、
第1の梁と第2の梁とを結合して構成したことを特徴と
する乗物用胴体である。また本発明は、第1の梁が乗物
の長手方向に、第2の梁が乗物の幅方向に延びることを
特徴とする。また本発明は、第2の梁が乗物の長手方向
に、第1の梁が乗物の幅方向に延びることを特徴とす
る。また本発明は、第1の部材のフランジ部に内皮を結
合したことを特徴とする。また本発明は、第2の部材の
フランジ部に外皮を結合したことを特徴とする。また本
発明は、第1の部材の係止溝を用いて乗物内部に設ける
部品を固定したことを特徴とする。また本発明は、第2
の部材の係止溝を用いて乗物外部に設ける部品を固定し
たことを特徴とする。また本発明は、第1の部材22
は、ウエブ24にある第1の梁10の長手方向に垂直な
方向の一端部に固定される第1取付け部30と、第1取
付け部30の両側方に突出する一対の第1フランジ部2
8,29と、断面が大略L字状に形成され、第1取付け
部30の両側方であってかつ第1取付け部30寄りで、
各第1フランジ部28,29上に立設され、遊端部で相
互に近接して対向し、第1フランジ部28,29に関し
て第1取付け部30とは反対側に開放した第1係止溝2
5を形成する一対の第1係止片26,27とを有する押
出し部材であり、第2の部材23は、ウエブ24にある
第1の梁10の長手方向に垂直な方向の他端部に固定さ
れる第2取付け部30aと、第2取付け部30aの両側
方に突出する一対の第2フランジ部28a,29aと、
断面が大略L字状に形成され、第2取付け部30aの両
側方であってかつ第2取付け部30a寄りで、各第2フ
ランジ部28a,29a上に立設され、遊端部で相互に
近接して対向し、第2フランジ部28a,29aに関し
て第2取付け部30aとは反対側に開放した第2係止溝
25aを形成する一対の第2係止片26a,27aとを
有する押出し形材であることを特徴とする。また本発明
は、ウエブ24は、第1の梁10の長手方向に間隔をあ
けて開口32を有し、この開口32に臨んで、第1およ
び第2取付け部30,30aは、切欠かれており、この
開口32に第2の梁11が挿通し、第2の梁11は、第
2の梁用ウエブ35と、第2の梁用ウエブ35にある第
2の梁11の長手方向に垂直な方向の一端部に固定され
る第3取付け部38と、第3取付け部38の両側方に突
出し、第1フランジ部28,29に固定される第3フラ
ンジ部36,37とを有する断面が大略T字状の第3の
部材33と、第2の梁用ウエブ35にある第2の梁11
の長手方向に垂直な方向の他端部に固定される第4取付
け部38aと、第4取付け部38aの両側方に突出し、
第2フランジ部28a,29aに固定される第4フラン
ジ部36a,37aとを有する断面が大略T字状の第4
の部材34とを含むことを特徴とする。
【0008】
【作用】以上のように本発明に従えば、第1の梁と第2
の梁が直交して構造体の一部をなし、第1の梁の断面端
部に乗物の内部または外部に設ける部品を固定する係止
溝を設けた乗物用胴体において、第1の梁は第1の部材
と第2の部材がウエブを介して結合し、係止溝を該第1
の部材と第2の部材の各フランジ部で梁の外側両端に設
け、第2の梁が挿通する第1の梁の部分では、第1の梁
のフランジ部から内側を切欠き、第2の梁は第1の梁の
長手方向に間隔をあけて複数設けて、第1の梁と第2の
梁を結合して構成したので、このような構造をたとえば
鉄道車両の下部構造とし、この上側に薄い内皮としての
床板、下側に外皮としての底板などを設けることによっ
て、床構造を構成することができる。このような床構造
の構成は、前述の図7に関連して述べた押出し形材から
成る床の構造に比べて、より一層の軽量化が可能で、し
かもその材料が少なくてすむ。
【0009】また、このような構造をたとえば懸垂型モ
ノレール車両の上部構造とし、この上側に外皮としての
屋根板、下側に内皮としての天井板などを設けることに
よって、屋根構造を構成することができる。
【0010】第1の部材と第2の部材には、係止溝がそ
れぞれ形成されているので、乗物内部では、第1部材の
係止溝を用いて、また乗物外部では第2の部材の係止溝
を用いてそれぞれ必要な部品を固定することができ、ま
た取外しも容易に可能となる。乗物内部に設けられる部
材としては、たとえば座席、荷棚、吊り手、照明器具、
ダクト、部屋の仕切り壁、配電盤、便所等の設備、電話
設備、車掌室、および供食用設備などがあり、また乗物
外部に設けられる部品としては、機器、配管、電線およ
びこれらを含むダクトなどがある。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例として鉄道車両の下
部構造6の斜視図であり、図2はその下部構造6を有す
る外皮7の図示を省略した胴体8の一部の斜視図であ
る。下部構造6において、第1の梁10は1〜数組が車
体の長手方向に延び、この第1の梁10とこれと直交
し、第1の梁10の長手方向に所定の間隔で設けた第2
の梁11とを結合して、下部構造6が構成される。この
ような下部構造6では、上側に内皮である床板12を結
合し、また下側には外皮である薄い底板13を結合す
る。図2ではこの床板12と底板13の図示が省略され
ている。
【0012】円框または骨であるフレーム14が逆U字
状に胴体形状を形造って、長手方向に間隔をあけて配置
されており、これらのフレーム14に沿って、胴体の長
手方向に延びる縦通材15が配置される。フレーム14
の端部と第2の梁11の端部とは結合部材18によって
結合される。結合部材18付近で、フレーム14にはそ
の端部に、強力縦通材19が取付けられる。第2の梁1
1の下側に位置する底板13の外皮には、第2の部材2
3の間で幅方向に間隔をあけて、乗物の長手方向に延び
る補強用縦通材20が結合される。フレーム14、縦通
材15および強力縦通材19にはその外側に外皮7が結
合される。
【0013】第1の梁10は、第1の部材22と第2の
部材23とがウエブ24で結合して構成される。第1の
部材22は、係止溝25を形成する一対の対向する係止
片26,27と、これらの係止片26,27の基部から
外側方に突出する取付け部であるフランジ部28,29
と、係止片26,27間でフランジ部から係止溝25と
は反対側(図1の下方)に延びるもう1つの取付け部3
0とを有し、その断面形状は左右線対称または対称に近
い形状で構成される。
【0014】第2の部材23は、第1の部材22と同一
または類似の形状を有し、対応する部分には同一の数字
に添え字aを付して示す。これらの係止溝25,25a
は、胴体の長手方向に延びる。第1の部材22および第
2の部材23は、たとえばアルミニウムなどの材料から
成り、押出し成型によって製造される形材が望ましい。
ウエブ24は、これら第1および第2の部材22,23
の取付け部30,30a間にわたって設けられ、リベッ
トなどによって結合される。第1の部材22のフランジ
部28,29には床板12が同じくリベットなどによっ
て結合される。また第2の部材23のフランジ部28
a,29aには、薄い底板13がリベットなどによって
結合される。リベットに代えて、ボルトとナットの組合
せを用いていもよく、あるいはまた溶接であってもよ
い。
【0015】このような第1の梁10の軸直角断面の形
状はほぼI形であり、フランジ部が係止溝によって左右
に2分されてはいない。したがって断面係数が大きく、
強度的に効率のよい形状を実現できる。しかも係止溝を
構成する係止片26,27はこのフランジ部よりもさら
に外端部に形成されているので、より一層強度の増大に
寄与する。
【0016】ここで、第1の部材22と第2の部材23
を全く同じ、あるいはほぼ同じ大きさと形状にすれば、
I形である第1の梁の断面性能はバランスのよいものと
なる。また設計上の必要に応じて第1および第2の部材
22,23の寸法、形状を変えれば、設計上の適正値を
実現することができる。
【0017】さらにまたこのような構成によれば、従来
鉄道車両などの車体に用いられている側梁を無くすこと
ができ、連結器に作用するカを、第1の梁10の長手方
向軸力として伝達することができるという、優れた効果
を達成される。
【0018】図3は第1および第2の梁10,11とそ
の付近を示す断面図である。第1の梁10において、胴
体の長手方向に間隔をあけて、第1、第2の各部材2
2,23の取付け部30,30aは、図1のように、部
分的に切欠かれており、開口32が形成される。開口3
2には、第2の梁11が挿通される。この第2の梁11
は、第3の部材33と、第4の部材34と、それらを結
合するウエブ35とを有する。第3の部材33は、図1
にも示されるように、取付け部であるフランジ部36,
37と、それらに垂直に延びるもう1つの取付け部38
とを有し、その軸直角断面の形状は、大略T字状で左右
軸対称またはほぼ対称に構成される。第4の部材34
は、第3の部材33と同一または類似の形状を有し、対
応する部分には同一の数字に添え字aを付して示す。こ
の第2の梁11は、胴体の長手方向に間隔をあけて複
数、設けられる。
【0019】設計上の必要に応じて第1の梁10と第2
の梁11を入替え、第2の梁を胴体の長手方向に延びる
よう設け、第1の梁をこれと直交して胴体の横断方向に
延びるよう設ける構成もある。このとき外皮である底板
13に設ける補強用縦通材20は、第1の梁10と平行
に設けられる。
【0020】第1の梁10はそのフランジ部28,2
9;28a,29aが、第2の梁11のフランジ部3
6,37;36a,37aと、リベット、ボルトとナッ
トあるいは溶接などによって結合される。またウエブ2
4と35も、結合部材を介して同様に結合される。
【0021】第1の梁10において、第1の部材22の
係止溝25には、図4に示されるボルト46の細長い頭
部が嵌まり込んで係止し、このボルト46の軸部には、
乗物内部に設けられる部品が、ナット47によって締付
けられて固定される。この乗物内部に設けられる部品と
いうのは、前記したたとえば図4に示される座席48で
あり、また図5に示される車室を仕切る仕切板49、配
電盤、便所等の設備、電話設備、車掌室および供食用設
備などである。
【0022】第2の部材23の係止溝25aには、図6
のようにボルト50の細長い頭部が嵌まり込んで係止
し、その軸部には、ナット51によって、乗物外部に設
けられる部品が固定される。この乗物外部に設けられる
部材というのは、前記した図6に示される機器52、配
管、電線ならびにこれらを含むダクトなどである。この
ようなボルト46,50を用いれば、必要な部材を胴体
の構造の必要な希望する場所に固定することができる。
その取付け作業は容易であり、乗物等で各種態様の用途
が可能となる。
【0023】構成をさらに述べると、第1の梁10を構
成する第1の部材22の取付け部30は、ウエブ24に
おいて第1の梁10の長手方向に垂直な方向の一端部、
すなわち後述の実施例の上端部に固定される。一対の取
付け部28,29は、取付け部30の両側方に突出す
る。一対の係止片26,27は、取付け部30の両側方
であってかつ取付け部30寄りで、各フランジ部28,
29上に立設され、遊端部で相互に近接して対向して、
フランジ部28,29に関して取付け部30とは反対
側、すなわち後述の実施例における上方に開放した係止
溝25を形成する。この係止片26,27は、断面が大
略L字状に形成されている。
【0024】第2の部材23の取付け部30aは、ウエ
ブ24における第2の梁11の長手方向に垂直な方向の
他端部、すなわち上述の実施例における下端部に固定さ
れる。一対のフランジ部28a,29aは、取付け部3
0aの両側方に突出する。一対の係止片26a,27a
は、取付け部30aの両側方であってかつ取付け部30
a寄りで、各フランジ部28a,29a上に立設され、
遊端部で相互に近接して対向して、フランジ部28a,
29aに関して取付け部30aとは反対側に開放した係
止溝25を形成する。この係止片26,27は、断面が
大略L字状に形成される。
【0025】ウエブ24は、第1の梁10の長手方向に
間隔をあけて開口32を有し、この開口32に臨んで取
付け部30,30aは上述のように切欠かれている。開
口32には、第2の梁11が挿通する。
【0026】第2の梁11は、第2梁用ウエブ35と、
第3の部材33と、第4の部材34とを含む。第3およ
び第4の部材33,34は、断面が大略T字状に形成さ
れている。第3の部材33の取付け部38は、第2の梁
用ウエブ35における第2の梁11の長手方向に垂直な
方向の一端部、すなわちこの実施例の上端部に固定され
る。フランジ部36,37は、取付け部38の両側方に
突出し、フランジ部28,29に固定される。
【0027】第4の部材34の取付け部38aは、第2
の梁用ウエブ35における第2の梁11の長手方向に垂
直な方向の他端部、すなわちこの実施例の下端部に固定
される。フランジ部36a,37aは、取付け部38a
の両側方に突出し、フランジ部28a,29aに固定さ
れる。
【0028】このような第1の梁10の軸直角断面はほ
ぼI形であり、したがって断面係数が大きく、強度が増
大される。
【0029】以上は、本発明の構造を乗物の下部構造と
して適用した場合を説明したが、次にこれを上部構造と
した場合を説明する。この場合、第1の部材22の下側
に内皮である天井板を取付けて、その係止溝に仕切板、
荷棚、照明器具、ダクトなどを固定する。また第2の部
材23の上側に外皮である屋根板を結合して、その係止
溝25aに屋上機器を固定する。このようにして屋根構
造を構成することができる。
【0030】本発明は、実施例で示した鉄道車両に対し
てのみ実施できるだけでなく、船、航空機およびその他
の乗物全般に対しても広範囲に実施することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1の梁
と第2の梁が直交して構造体の一部をなし、各梁の断面
端部に乗物の内部または外部に設ける部品を固定する係
止溝を設けた乗物用胴体において、第1の梁は第1の部
材と第2の部材がウエブを介して結合し、係止溝を該第
1の部材と第2の部材の各フランジ部で梁の外側両端に
設け、第2の梁が挿通する部分ではフランジ部から内側
を切欠き、第2の梁は間隔をあけて複数設けて、第1の
梁と第2の梁を結合して構成したので、前述した典型的
な先行技術に比べて、押出し形材製造上の厚さ限度の制
約や、溶接結合上の部材厚さの制約が少なく、より一層
薄肉軽量化が可能で、しかもその材料が少なくてすむ。
【0032】さらに本発明によれば、第1の梁10の軸
直角断面の形状がほぼI形であり、フランジ部が係止溝
になって左右に2分されてはいない構成としたので、そ
の他の先行技術群に比べて、梁の断面係数が大きく、強
度的に効率のよい形状を実現できる。しかも係止溝を構
成する係止片26,27はこのフランジ部よりもさらに
外側端部に形成されているので、より一層強度が増大さ
れる。
【0033】この結果、本発明の目的である、より一層
の軽量化が可能である乗物用胴体を提供するとともに、
部材の合理的な配置とその形状ならびに強度の確保によ
って、構造に要求されるバランスのよい機能と性能を効
率よく付与することができる。
【0034】さらにまたこのような構成によって、従来
鉄道車両などの車体に用いられている側梁を無くすこと
ができ、たとえば第1の梁を乗物の長手方向に延びるよ
うに配置した場合、連結器に作用する力を、第1の梁1
0の長手方向軸力として伝達することができるという、
優れた効果を生み出せる。このことは、第2の梁を乗物
の長手方向に延びるように配置した場合も同様である。
【0035】本発明によれば、第1の梁10を構成する
第1の部材22の一対の第1係止片26,27は、第1
取付け部30の両側方であってかつ第1取付け部30寄
りで立設されて形成されており、換言すると、一対の第
1フランジ部28,29は、単一枚の板状であり、した
がってその第1フランジ部28,29が第1係止溝25
によって両側方に分割された構造とはなっておらず、こ
れによって本発明は耐強度性の点で優れている。このこ
とは第2の部材23の第3取付け部30aの両側方であ
ってかつ第3取付け部30a寄りで立設して形成される
一対の第2係止片26a,27aに関しても同様であ
る。
【0036】さらに本発明によれば、上述のように第1
および第2係止片26,27;26a,27aは、第1
および第2取付け部30,30aの両側方であってかつ
第1および第2取付け部30,30a寄りで配置されて
おり、その第1および第2フランジ部28,29;28
a,29aのたとえば実施例における前記一対の第1お
よび第2係止片26,27よりも両外側部に第3および
第4の部材33,34が固定され、大きな強度で全体の
形状がI形断面を有する乗物用胴体を構成することがで
きるようになる。
【0037】さらに本発明によれば、第1および第2の
梁22,23における第1および第2フランジ部28,
29;28a,29aの第1および第2係止片26,2
7;26a,27aよりも両外側部に床板12と底板1
3とを固定することができ、大きな強度で乗物用胴体を
構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の下部構造6の分解斜視図で
ある。
【図2】外皮である7,13を省略した胴体8の一部の
斜視図である。
【図3】第1および第2の梁10,11の交差部付近を
示す断面図である。
【図4】乗物内に座席48を取付けた状態を示す斜視図
である。
【図5】乗物内に仕切り壁49を取付けた状態を示す斜
視図である。
【図6】乗物外に機器52を取付けた状態を示す斜視図
である。
【図7】先行技術の胴体の下部構造を簡略化した断面図
である。
【符号の説明】 6 下部構造 8 胴体 10 第1の梁 11 第2の梁 12 内皮である床板 13 外皮である底板 22 第1の部材 23 第2の部材 24,35 ウエブ 25,25a 係止溝 28,29,28a,29a フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 博幸 神戸市兵庫区和田山通2丁目1番18号 川重鉄道車両エンジニアリング株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭64−78970(JP,A) 実開 昭61−59477(JP,U) 実公 昭59−21104(JP,Y2)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の梁と第2の梁が直交して構造体の
    一部をなし、第1の梁の断面端部に乗物の内部または外
    部に設ける部品を固定する係止溝を設けた乗物用胴体に
    おいて、 第1の梁は、第1の部材と第2の部材がウエブを介して
    結合し、 前記係止溝を該第1の部材と第2の部材の各フランジ部
    で第1の梁の外側面端に設け、 第2の梁が挿通する第1の梁の部分では、第1の梁のフ
    ランジ部よりも内側を切欠き、第2の梁は第1の梁の長
    手方向に間隔をあけて複数設けて、第1の梁と第2の梁
    とを結合して構成したことを特徴とする乗物用胴体。
  2. 【請求項2】 第1の梁が乗物の長手方向に、第2の梁
    が乗物の幅方向に延びることを特徴とする請求項1記載
    の乗物用胴体。
  3. 【請求項3】 第2の梁が乗物の長手方向に、第1の梁
    が乗物の幅方向に延びることを特徴とする請求項1記載
    の乗物用胴体。
  4. 【請求項4】 第1の部材のフランジ部に内皮を結合し
    たことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乗
    物用胴体。
  5. 【請求項5】 第2の部材のフランジ部に外皮を結合し
    たことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乗
    物用胴体。
  6. 【請求項6】 第1の部材の係止溝を用いて乗物内部に
    設ける部品を固定したことを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載の乗物用胴体。
  7. 【請求項7】 第2の部材の係止溝を用いて乗物外部に
    設ける部品を固定したことを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載の乗物用胴体。
  8. 【請求項8】 第1の部材22は、 ウエブ24にある第1の梁10の長手方向に垂直な方向
    の一端部に固定される第1取付け部30と、 第1取付け部30の両側方に突出する一対の第1フラン
    ジ部28,29と、 断面が大略L字状に形成され、第1取付け部30の両側
    方であってかつ第1取付け部30寄りで、各第1フラン
    ジ部28,29上に立設され、遊端部で相互に近接して
    対向し、第1フランジ部28,29に関して第1取付け
    部30とは反対側に開放した第1係止溝25を形成する
    一対の第1係止片26,27とを有する押出し部材であ
    り、 第2の部材23は、 ウエブ24にある第1の梁10の長手方向に垂直な方向
    の他端部に固定される第2取付け部30aと、 第2取付け部30aの両側方に突出する一対の第2フラ
    ンジ部28a,29aと、 断面が大略L字状に形成され、第2取付け部30aの両
    側方であってかつ第2取付け部30a寄りで、各第2フ
    ランジ部28a,29a上に立設され、遊端部で相互に
    近接して対向し、第2フランジ部28a,29aに関し
    て第2取付け部30aとは反対側に開放した第2係止溝
    25aを形成する一対の第2係止片26a,27aとを
    有する押出し形材であることを特徴とする請求項1記載
    の乗物用胴体。
  9. 【請求項9】 ウエブ24は、第1の梁10の長手方向
    に間隔をあけて開口32を有し、 この開口32に臨んで、第1および第2取付け部30,
    30aは、切欠かれており、 この開口32に第2の梁11が挿通し、 第2の梁11は、 第2の梁用ウエブ35と、 第2の梁用ウエブ35にある第2の梁11の長手方向に
    垂直な方向の一端部に固定される第3取付け部38と、
    第3取付け部38の両側方に突出し、第1フランジ部2
    8,29に固定される第3フランジ部36,37とを有
    する断面が大略T字状の第3の部材33と、 第2の梁用ウエブ35にある第2の梁11の長手方向に
    垂直な方向の他端部に固定される第4取付け部38a
    と、第4取付け部38aの両側方に突出し、第2フラン
    ジ部28a,29aに固定される第4フランジ部36
    a,37aとを有する断面が大略T字状の第4の部材3
    4とを含むことを特徴とする請求項1または8記載の乗
    物用胴体。
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