JP6520537B2 - 車載器、通信装置およびこれらを備えた車両管理システム - Google Patents

車載器、通信装置およびこれらを備えた車両管理システム Download PDF

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Description

本発明は、通行時に許可証を必要とする車両に搭載される車載器、通信装置およびこれらを備えた車両管理システムに関する。
ダンプトラックやタンクローリー等の特殊車両が道路を通行する際には、事前に、道路管理者に特殊車両通行許可の申請を行い、許可証を得る必要がある。このような、通行許可の申請は、出発地の警察署やオンライン等でも可能である。
例えば、特許文献1には、特定の車両を運転する資格を持たないドライバがその車両を運転することを防止し、車両および積載物の状態を監視した結果をドライバへ表示し、関係機関に通報することができる車両管理装置について開示されている。
しかしながら、上記従来の車両管理装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された車両管理装置では、ドライバの資格の有無によって車両の監視を行っているが、特殊車両の通行に関する許可証の情報と実際の通行時の状況とが合致しているか否かまで考慮されていない。このため、ダンプトラック等の特殊車両の通行時における違反の有無までは判定できないため、車両の監視が十分でないおそれがある。
特開2001−331887号公報
本発明の課題は、許可証情報を用いて違反の有無を検出することが可能な車載器、通信装置およびこれらを備えた車両管理システムを提供することにある。
第1の発明に係る車載器は、通行時に許可証を必要とする車両に搭載される車載器であって、第1通信部と、許可証情報取得部と、記憶部と、を備えている。第1通信部は、外部との通信を行う。許可証情報取得部は、第1通信部を介して自車両の走行の許可証情報を取得する。記憶部は、許可証情報取得部において取得された自車両の許可証情報を記憶する。
ここでは、例えば、通行時に予め許可証の申請が必要なダンプトラックやタンクローリー等の特殊車両の監視を行うために、特殊車両等に搭載される車載器において、外部から通信部を介して許可証情報を取得し、記憶させる。
ここで、許可証情報とは、例えば、大型トラックやタンクローリー等の特殊車両が道路を通行する際に事前に道路管理者に車両通行許可を申請した情報である。具体的には、例えば、車両の車種、車番、全長、全幅、高さ、通行ルート、通行日時、積載物の内容、重量、幅、高さに関する情報が含まれる。
これにより、車両に搭載された車載器に、常時、許可証情報を持たせた状態で、通行に許可を必要とする特殊車両を通行させることができる。
よって、例えば、高速道路のETC(Electronic Toll Collection System :エレクトロニック・トール・コレクション・システム)や、特定の交差点等を通過した際に、外部インフラとの通信によって、車載器側あるいは外部装置側において、許可証情報と実際の特殊車両等の状況とが合致しているか否かを判定して違反の有無を検出することができる。
この結果、車載器に保存された許可証情報を用いて、容易に特殊車両の違反の有無を検出することができるため、特殊車両の通行時における監視を強化することができる。
第2の発明に係る車載器は、第1の発明に係る車載器であって、第1通信部は、記憶部に記憶された許可証情報を外部に連絡する。
ここでは、記憶部に記憶された許可証情報が、第1通信部を介して外部の装置等へ送信される。
これにより、例えば、外部のインフラ装置等に対して許可証情報を提供して、外部の装置側においても許可証情報に関する違反の有無を検出することができる。
第3の発明に係る車載器は、第1または第2の発明に係る車載器であって、記憶部に記憶された許可証情報に基づいて、許可証情報の内容と車両の状況とを参照して、車両の違反の有無を検出する違反検出部を、さらに備えている。
ここでは、車載器に設けられた違反検出部において、許可証情報と車両の状況とを比較して、許可証情報とは異なる状態である場合には違反として検出する。
ここで、違反検出部によって検出される違反としては、例えば、許可証情報に含まれる車両の大きさ(全長、幅、高さ等)や積載物の大きさや重量、通行ルート、通行日時等に関する違反が含まれる。
そして、許可証情報と比較される車両の現状を示す情報は、例えば、高速道路のETCや特定の交差点の通過時に外部インフラ等から取得される情報(位置情報や画像情報等)が含まれる。
これにより、車載器側において、許可証情報と実際の車両の状況が合致しているか否かを判定し、違反の有無を検出することができる。
第4の発明に係る車載器は、第3の発明に係る車載器であって、違反検出部は、許可証情報に含まれる車両の通行経路に関する情報と、車両の位置情報とを参照して、違反の有無を検出する。
ここでは、実際の車両の位置情報と、許可証情報に含まれる車両の通行経路に関する情報とを比較して、通行経路に関する違反の有無を検出する。
ここで、実際の車両の位置情報には、例えば、GPS(Global Positioning System)等によって検出される車両の位置情報等が含まれる。
これにより、例えば、許可証情報に含まれる車両の通行経路に関する情報と、実際の車両の位置情報とを比較して、許可証の内容に対して違反があるか否か(申請された通行経路外を通行等)を容易に判断することができる。
第5の発明に係る車載器は、第3または第4の発明に係る車載器であって、違反検出部は、許可証情報に含まれる車両の外観に関する情報と、第1通信部を介して取得した車両の画像情報とを参照して、違反の有無を検出する。
ここでは、第1通信部を介して外部から受信した車両の画像情報と、許可証情報に含まれる車両の外観に関する情報とを比較して、違反の有無を検出する。
ここで、車両の外観に関する情報には、車両の大きさ(全長、幅、高さ等)や積載物の大きさ等に関する情報が含まれる。
これにより、例えば、許可証情報に含まれる車両の大きさや積載物の大きさと、実際の車両の画像から認識できる外観情報とを比較して、許可証の内容に対して違反があるか否かを容易に判断することができる。
第6の発明に係る車載器は、第3または第4の発明に係る車載器であって、違反検出部は、許可証情報に含まれる積荷の重量に関する情報と、車両において検出された積荷の重量に関する情報とを参照して、違反の有無を検出する。
ここでは、車両において検出された積荷の重に関する情報と、許可証情報に含まれる積荷の重量に関する情報とを比較して、違反の有無を検出する。
ここで、車両において検出される積荷の重量に関する情報は、例えば、車両に搭載されたロードセル等の重量センサによる積荷の測定結果等の情報が含まれる。
これにより、例えば、許可証情報に含まれる積荷の重量と、実際の車両において検出された積荷の重量とを比較して、許可証の内容に対して違反があるか否かを容易に判断することができる。
第7の発明に係る車載器は、第3から第6の発明のいずれか1つに係る車載器であって、違反検出部は、許可証情報に含まれる運転者に関する情報と、第1通信部を介して取得した車両の運転者の画像情報とを参照して、違反の有無を検出する。
ここでは、第1通信部を介して外部から受信した車両の運転者の画像情報と、許可証情報に含まれる車両の運転者に関する情報とを比較して、違反の有無を検出する。
ここで、車両の運転者の画像情報には、例えば、高速道路のETCや交差点等を通過した際に取得された車両の運転者を含む画像情報が含まれる。
これにより、例えば、許可証情報に含まれる車両の運転者と、実際の車両の運転者とが異なる場合には、許可証の内容に対する違反を検出することができる。
第8の発明に係る車載器は、第3から第7の発明のいずれか1つに係る車載器であって、違反検出部は、第1通信部を介して取得した車両の画像情報に基づいて、許可証の申請が必要な車両であるか否かを判定し、許可証の申請が必要な車両である場合には、許可証の申請が無い違反の有無を検出する。
ここでは、第1通信部を介して外部から受信した車両の画像情報に基づいて、許可証の申請が必要な車両であるか否かを判定し、許可証の申請がされているか否かの違反の有無を検出する。
ここで、車両の画像情報には、例えば、高速道路のETCや交差点等を通過した際に取得された車両の車番等を含む画像情報が含まれる。
これにより、例えば、取得された画像情報から認識できる車両の全長、幅、高さ、積載物の種類等から許可証の申請が必要と判定された場合には、その車両の車番等から許可証の申請の有無を確認し、未申請の違反の有無を検出することができる。
第9の発明に係る車載器は、第3の発明に係る車載器であって、違反検出部は、交通ルールに関する違反の有無を検出する。
ここでは、許可証に関する違反に加えて、通常の交通に関する法律等(交通ルール)に関する違反の検出も行う。
ここで、交通ルールに関する違反には、例えば、速度超過違反、信号無視、駐車違反等の違反が含まれる。
これにより、その車両に対する各種違反のほとんどを検出することができる。
第10の発明に係る車載器は、第9の発明に係る車載器であって、違反検出部は、第1通信部を介して、あるいは車両に搭載された速度計の検出結果として取得した車両の走行速度に関する情報に基づいて、速度超過に関する交通違反の有無を検出する。
ここでは、第1通信部を介して外部から受信した車両の走行速度に関する情報、あるいは車両の速度計の検出結果に基づいて、その道路に設定された制限速度を超過した違反の有無を検出する。
ここで、車両の走行速度に関する情報には、例えば、特定の道路に設置された速度計や、車両の速度計から得られる速度情報が含まれる。
これにより、許可証の申請が必要な車両について、速度超過の違反の有無も検出することができる。
第11の発明に係る車載器は、第9または第10の発明に係る車載器であって、違反検出部は、車両の駐停車位置に関する情報、および第1通信部を介して取得した地図情報に基づいて、駐停車違反に関する交通違反の有無を検出する。
ここでは、実際の車両が駐停車している位置の検出結果と、第1通信部を介して外部から受信した地図情報とを比較して、その道路が駐停車禁止場所であるか否かによって、その車両の駐停車違反の有無を検出する。
ここで、外部から取得される地図情報には、例えば、駐車違反や制限速度等に関する交通に関する法律の内容と地図の情報とが関連付けされた情報が含まれる。
これにより、許可証の申請が必要な車両について、駐車禁止違反の有無も検出することができる。
第12の発明に係る車載器は、第9から第11の発明のいずれか1つに係る車載器であって、違反検出部は、第1通信部を介して取得した車両の走行中の画像情報に基づいて、信号無視に関する交通違反の有無を検出する。
ここでは、第1通信部を介して外部から受信した車両の走行中の画像に基づいて、その車両が信号無視の違反の有無を検出する。
ここで、外部から取得される車両の画像情報には、例えば、交差点等を走行する車両と、当該車両の走行方向に設置された信号を含む画像情報が含まれる。
これにより、許可証の申請が必要な車両について、信号無視の違反の有無も検出することができる。
第13の発明に係る車載器は、第1から第12の発明のいずれか1つに係る車載器であって、許可証情報には、車両の車種、車番、全長、全幅、高さ、通行経路、通行日時、積載物の内容、重量、幅、高さに関する情報が含まれる。
ここでは、許可証の申請時に必要な情報として、許可証の申請が必要な車両の車種、車番、全長、全幅、高さ、通行経路、通行日時、積載物に関する情報等が含まれる。
これにより、申請が必要な特殊車両等の申請内容に対する違反の有無を容易に検出することができる。
第14の発明に係る車載器は、第3の発明に係る車載器であって、記憶部は、違反検出部における検出結果を記憶する。
ここでは、違反検出部において検出された各種違反の検出結果について、許可証情報とともに記憶部に記憶させる。
これにより、記憶部に記憶させた違反の検出結果に基づいて、許可証の申請が必要な車両について、事後的に違反の有無を確認することができる。
第15の発明に係る通信装置は、第1から第14発明のいずれか1つに係る車載器と通信を行う第2通信部を備えている。第2通信部は、車載器に対して許可証情報を送信する。
ここでは、上述した車載器側の第1通信部に対して、外部の通信装置側の第2通信部から許可証情報を送信する。
これにより、上述した通り、車載器側において許可証情報を記憶させた状態で、許可証の申請が必要な特殊車両等の車両を走行させることができる。
よって、車載器側あるいは外部装置側において、許可証情報と実際の特殊車両等の状況とが合致しているか否かを判定して違反の有無を検出することができる。
この結果、車載器に保存された許可証情報を用いて、容易に特殊車両の違反の有無を検出することができるため、特殊車両の通行時における監視を強化することができる。
第16の発明に係る通信装置は、第15の発明に係る通信装置であって、第2通信部は、車載器に対して車両の交通違反の確定情報を送信する。
ここでは、例えば、外部に設置されたインフラ等において検出された車両の交通違反の確定情報が、第2通信部を介して上述した車載器に送信される。
これにより、車載器側および外部のインフラ側等の少なくとも一方において、各種違反の有無を判定して、車載器にその情報を持たせることができる。
第17の発明に係る通信装置は、第15または第16の発明に係る通信装置であって、第2通信部を介して車載器から受信した車両の許可証情報に基づいて、車両の違反の有無を判定する判定部を、さらに備えている。
ここでは、車載器から受信した許可証情報に基づいて、例えば、インフラ側の通信装置において違反の有無を判定する。
これにより、インフラ側の通信装置において違反の有無を判定して、車載器に送信することで、車載器に保存された許可証情報を用いて、容易に特殊車両の違反の有無を検出して、特殊車両の通行時における監視を強化することができる。
第18の発明に係る車両管理システムは、車載器と、通信装置と、を備えている。車載器は、通行時に許可証を必要とする車両に搭載されており、第1通信部と、許可証情報取得部と、記憶部と、を有している。第1通信部は、外部との通信を行う。許可証情報取得部は、第1通信部を介して自車両の走行の許可証情報を取得する。記憶部は、許可証情報取得部において取得された自車両の許可証情報を記憶する。通信装置は、車載器と通信を行うとともに、車載器に対して許可証情報を送信する第2通信部を有する。
ここでは、例えば、通行時に予め許可証の申請が必要なダンプトラックやタンクローリー等の特殊車両の監視を行うために、特殊車両等に搭載される車載器と、当該車載器と通信を行う通信装置とを含む車両管理システムにおいて、第1・2通信部を介して許可証情報を取得し、車載器側に記憶させる。
ここで、許可証情報とは、特殊車両が道路を通行する際に事前に道路管理者に車両通行許可を申請した情報であって、例えば、車両の車種、車番、全長、全幅、高さ、通行経路、通行日時、積載物の内容、重量、幅、高さに関する情報が含まれる。
これにより、搭載された車載器に常時、許可証情報を持たせた状態で特殊車両等を通行させることができる。
よって、例えば、高速道路のETC(Electronic Toll Collection System :エレクトロニック・トール・コレクション・システム)や、特定の交差点等を通過した際に、外部インフラ等の通信装置と車載器との間の通信によって、車載器側あるいは外部装置側において、許可証情報と実際の特殊車両等の状況とが合致しているか否かを判定して違反の有無を検出することができる。
この結果、車載器に保存された許可証情報を用いて、容易に特殊車両の違反の有無を検出することができるため、特殊車両の通行時における監視を強化することができる。
第19の発明に係る車両管理システムは、第18の発明に係る車両管理システムであって、車両の違反の検出結果を車両の外部において表示する外部表示部を、さらに備えている。
ここでは、車載器側、通信装置側あるいは他の外部装置において検出された車両の違反の有無の検出結果を示す外部表示部を、車両の外部に設けている。
ここで、車両の外部に設けられる外部表示部としては、例えば、車両の上面や背面に設置された3色灯(赤、青、橙等)等が含まれる。
これにより、許可証情報に対する違反や交通違反を犯した車両を外部から容易に認識することができる。
第20の発明に係る車両管理システムは、第18または第19の発明に係る車両管理システムであって、車両の違反の検出結果を車両の内部において表示する内部表示部を、さらに備えている。
ここでは、車載器側、通信装置側あるいは他の外部装置において検出された車両の違反の有無の検出結果を表示する内部表示部を、例えば、運転席の周辺等、車両の内部に設けている。
ここで、車両の内部に設置される内部表示部としては、例えば、車両の運転席の周辺等に設けられるカーナビゲーションのモニタ画面等が含まれる。
これにより、許可証情報に対する違反や交通違反を犯したことを、車両の運転者に認識させることができる。
第21の発明に係る車両管理システムは、第18から第20の発明のいずれか1つに係る車両管理システムであって、車両の走行速度を検出する速度計を、さらに備えている。
ここでは、車両管理システム内に、車両の走行速度を検出する速度計を設けている。
これにより、速度計において検出された車両の走行速度が制限速度を超過しているか否かに応じて、違反の有無を検出することができる。
第22の発明に係る車両管理システムは、第18から第21の発明のいずれか1つに係る車両管理システムであって、車両に取り付けられており、車両の積荷の重量を計測する重量センサを、さらに備えている。
ここでは、車両管理システム内に、車両の積荷の重量を測定するロードセル等の重量センサを設けている。
これにより、許可証情報に含まれる積載物の重量と実際の車両の積載物の重量とが所定の閾値以上の差異があるか否かに応じて、違反の有無を検出することができる。
第23の発明に係る車両管理システムは、第18から第22の発明のいずれか1つに係る車両管理システムであって、車両を撮影する撮像部を、さらに備えている。
ここでは、車両管理システム内に、違反車両を撮影する撮像部を設けている。
これにより、カメラ等の撮像部において取得された画像情報に基づいて、画像に含まれる車両の違反の有無を検出することができる。
本発明に係る車載器によれば、許可証情報を用いて違反の有無を検出することができる。
本発明の一実施形態に係る車載器を含む車両管理システムの構成を示すブロック図。 図1の車載器に含まれる記憶部の構成を示すブロック図。 図1の車載器に含まれる違反検出部の構成を示すブロック図。 (a),(b)は、図1の車載器が搭載されたトラック、タンクローリー等の特殊車両を示す側面図。 図1の車両管理システムに含まれるインフラ装置側の構成が特定の交差点を含む道路に設置された状態を示す図。 (a),(b)は、図1の車載器が搭載されたトラックがインフラ装置側と通信して、許可証情報の有無を確認する状態を示す図。 図1の車載器が搭載されたトラックが各車線の所定の通信領域においてインフラ装置側と通信する状態を示す平面図。 図1の車載器が搭載されたトラックが各車線に設置されたカメラによって撮影される状態を示す平面図。 カメラによって撮影されたトラックの画像を示す図。 (a)および(b)は、図1の車両管理システムに含まれるカメラによって撮影された画像を含む交通違反(速度超過)の表示態様を示す図。 図1の車両管理システムに含まれるカメラによって撮影された画像を含む交通違反(信号無視)の表示態様を示す図。 本発明の他の実施形態に係る車両管理システムの構成例を示す図。 本発明のさらに他の実施形態に係る車両管理システムに含まれるカメラの他の設置例を示す平面図。
本発明の一実施形態に係る車載器、通信装置およびこれらを備えた車両管理システムについて、図1〜図11を用いて説明すれば以下の通りである。
(車両管理システム1の構成)
本実施形態に係る車両管理システム1は、特殊車両41,42(図4参照)に搭載された車載器10において、管理対象となるこれらの特殊車両の違反の有無を検出する。ここで、特殊車両とは、道路を通行する際に予め道路管理者等に「特殊車両通行許可」の申請が必要な、例えば、トラックやタンクローリー等である。
ここで、本車両管理システム1によって検出される違反とは、予め申請された「特殊車両通行許可」の許可証に示された許可証情報に反する特殊車両41,42の状態、通行経路等に関する違反だけでなく、交通ルール(通常の交通に関する法律等)に反した特殊車両41,42の交通違反も含まれる。
許可証情報には、通行許可を申請した通行日時、通行経路、特殊車両41,42の車種、車番(ナンバープレート等)、全長、全幅、高さ、積載物の種類、重量、長さ、幅等に関する情報が含まれる。
また、「特殊車両通行許可」の申請は、通行する予定の道路管理者や警察署等に対して行われ、所定の窓口への申請、インターネットを介したオンライン申請も可能である。
そして、本実施形態の車載器10には、これらの情報を含む許可証情報が保存されている。つまり、特殊車両41,42は、許可証情報を保存した車載器10を搭載した状態で走行し、所定の地点において、予め申請された許可証情報に違反した状態で走行していないか判定される。
許可証情報に違反した状態とは、例えば、以下のような違反が考えられる。
・申請された車種とは異なる車両で通行している、
・申請された通行経路外を通行している、
・申請された運転者ではない者が特殊車両を運転している、
・申請された積載物とは異なるものを積載している、
・積載物の大きさ(長さ、幅、高さ等)、重量等が申請内容を超えている
なお、許可証情報に違反した状態で走行しているか否かの検出が行われる所定の地点としては、例えば、インフラ装置51〜54(図1参照)が設置された交差点や特定の道路上の地点、あるいは高速道路の入り口に設置されたETC(Electronic Toll Collection System)等を通過する地点等が考えられる。
そして、本実施形態の車両管理システム1は、図1に示すように、特殊車両41,42に搭載された車載器10、GPS21、速度計22、ロードセル23、車内表示部31、車外表示部32と、車載器10と通信する管理センタ50、インフラ装置51〜54とを含むように構成されている。
(車載器10)
車載器10は、上述した許可証情報を保存可能な状態で、トラックやタンクローリー等の特殊車両41,42に搭載されており(図4(a)および図4(b)参照)、車両外部のインフラ装置51〜54と無線通信しながら違反の有無を検出する。
そして、車載器10は、図1に示すように、通信部(第1通信部)11と、許可証情報取得部12と、違反情報取得部13と、記憶部14と、違反検出部15と、走行情報取得部16と、積載情報取得部17と、表示制御部18と、を備えている。
通信部11は、特殊車両41,42の外部(管理センタ50、インフラ装置51〜54等)との間で無線通信を行うために、車載器10に設けられている。通信部11は、管理センタ50の通信部50aから、特殊車両41,42の許可証情報を受信する。さらに、通信部11は、各インフラ装置51〜54の通信部51a〜54aとの間において、許可証情報、違反確定信号、違反情報、カメラ54bによる撮影画像等を送受信する。
許可証情報取得部12は、通信部11において受信した各種情報の中から、許可証情報を抽出して取得するとともに、記憶部14へ送信する。
違反情報取得部13は、通信部11において受信した各種情報の中から、違反情報を抽出して取得するとともに、記憶部14へ送信する。
記憶部14は、データの書き込み、消去が可能なフラッシュメモリ等の記憶手段であって、許可証情報取得部12および違反情報取得部13において取得された許可証情報、違反情報を受信して、所定の領域へ保存する。また、記憶部14は、後述する違反検出部15において検出された違反の有無の判定結果も保存する。
より具体的には、記憶部14は、図2に示すように、許可証情報記憶領域14a、違反検出結果記憶領域14bを有している。
許可証情報記憶領域14aは、上述した通行許可を申請した通行日時、通行経路、特殊車両41,42の外観(車種、車番(ナンバープレート等)、全長、全幅、高さ)、積載物の種類、重量、長さ、幅等、運転者(顔写真、免許証番号等)に関する各種情報を記憶する。
違反検出結果記憶領域14bは、違反検出部15において許可証情報に関する違反および法律等によって規定された交通ルールに対する違反について検出された結果(違反の有無、違反の種類等)に関する情報を記憶する。
違反検出部15は、記憶部14の違反検出結果記憶領域14bに記憶されるべき情報(許可証情報に関する違反、法律等によって規定された交通ルールに対する違反に関する情報)の検出を行う。
具体的には、違反検出部15は、図3に示すように、記憶部14に保存された許可証情報を取り出して、実際の特殊車両41,42の走行情報、積載情報と比較する。そして、許可証情報の内容と合致しない点が検出された場合には、違反有りとして判定する。さらに、違反検出部15は、記憶部14に保存された外部のインフラ装置51〜54から受信した交通違反に関する違反情報を取り出して、所定の立証条件を満たすと判断された場合には、交通違反有りと判定する。つまり、違反検出部15では、許可証情報に関する違反と、一般的な交通違反との双方の有無を判定する。
違反検出部15は、図3に示すように、DB(データベース)15a、判定手段15bを有している。
DB15aは、各種違反を立証するために必要な立証条件を保存している。
ここで、各種違反を立証するための立証条件としては、例えば、許可証情報に関する違反の場合には、許可証に記載された特殊車両41,42の車番(ナンバープレート)と同じ番号であるか否かを判定可能な撮影画像の鮮明さ等が含まれる。また、許可証に記載された通行経路に関する違反の場合には、許可証の通行経路と現在の特殊車両41,42の位置情報との距離等が含まれる。さらに、許可証に記載の運転者に関する違反の場合には、運転席の運転者の顔を含む撮影画像の鮮明さ等が含まれる。
また、信号無視の場合には、インフラ装置54のカメラ54bが設置された交差点等における信号機の切り替わりに関する情報等が含まれる。さらに、速度超過違反の場合には、カメラ54bが設置された道路における制限速度に関する情報や、カメラ54bの撮像速度、速度取締りレーダ等による特殊車両41,42の走行速度検出用の設定等の情報が含まれる。
また、違反の立証に使える画像の条件とは、証拠となる画像内容が、各交通違反に対して満たさなければならない条件を意味している。例えば、1枚の画像中に、特定可能な違反車両と運転者とが含まれていなければならないといった条件、あるいは複数の画像を組み合わせた場合に、各画像に特定可能な違反車両と人物とが立証可能な状態で含まれていなければならないといった条件等である。
なお、この画像に関する条件は、各国において規定された法律等に基づいて設定されていればよく、国ごと、自治体ごとに異なっていてもよい。
判定手段15bは、DB15aに保存された立証条件と、インフラ装置51〜54、GPS21、速度計22、ロードセル23等から取得した情報とを比較して、違反があったか否かを判定する。そして、違反有りと判定した場合には、その違反内容(違反の名称等)を特定する。
なお、画像を用いた交通違反の検出としては、例えば、500万画素の画像中に、機能ごとに処理領域を設定してもよい。例えば、信号機を含む領域を赤信号検知処理領域として設定し、交差点の停止線付近から信号機の下までの領域を車両検知・追跡処理領域として設定し、停止線付近の領域を車両番号検出処理領域として設定する。
赤信号検知処理領域では、画像処理によって赤信号に変わったタイミングを検出することで、赤信号無視の違反車両を検出する際のトリガとなる。
車両検知・追跡処理領域では、対象車両の車線変更・車線またぎ、赤信号無視、違法右左折・Uターン、逆走、違法駐車等を検出する。さらに、この領域では、各種交通情報(例えば、交通量、占有率、車間距離等)を収集することも可能である。
車両番号検出処理領域では、画像中の近い位置であることから、画像処理によって、対象車両の後面から車両番号を検出する。
走行情報取得部16は、特殊車両41,42に搭載されたGPS21、速度計22の検出結果を取得する。具体的には、走行情報取得部16は、GPS21から、特殊車両41,42の現在位置情報を取得する。そして、走行情報取得部16は、速度計22から、特殊車両41,42の現在の走行速度情報を取得する。
積載情報取得部17は、特殊車両41,42に搭載されたロードセル23から、現在の特殊車両41,42の積載物の重量データを取得する。
表示制御部18は、特殊車両41,42に搭載された車内表示部31、車外表示部32を制御する。具体的には、表示制御部18は、許可証の内容に関する情報や、違反検出部15において検出された各種違反の内容を、車内表示部31および車外表示部32に表示させるように制御する。
(GPS21、速度計22、ロードセル23)
GPS(Global Positioning System)21は、図4(a)および図4(b)に示すように、トラックやタンクローリー等の特殊車両41,42の運転席周りに搭載されている。そして、GPS21は、GPS衛星からの信号を受信して、特殊車両41,42の現在位置情報を取得する。
速度計22は、特殊車両41,42に搭載されており、走行輪の回転速度等から車両の走行速度を検出する。
ロードセル23は、図4(a)および図4(b)に示すように、トラックやタンクローリー等の特殊車両41,42の荷台部分の下に設けられており、特殊車両41,42の積荷の重量を測定する。
(車内・車外表示部31,32)
車内表示部31は、例えば、カーナビのモニタ画面等であって、図4(a)および図4(b)に示すように、特殊車両41,42の運転席に設けられている。そして、車内表示部31は、上述したように、車載器10の表示制御部18によって制御され、予め申請された許可証情報や、違反検出結果に関する情報を表示する。
これにより、許可証情報の内容や、現在運転中の特殊車両41,42の違反の有無を、運転者へ報知することができる。
車外表示部32は、例えば、図4(a)および図4(b)に示すように、特殊車両41,42の運転席の天井部分や車両後部に設けられた3色灯等であって、違反の検出結果に応じた色の灯を点すように、車載器10の表示制御部18によって制御される。これにより、例えば、車外の警察官等が違反車両を容易に発見し易くすることができる。
(管理センタ50およびインフラ装置51〜54)
本実施形態では、上述した車載器10を搭載した特殊車両41,42が道路を走行する際に、車載器10と管理センタ50および各インフラ装置51〜54との間で通信することで、各種違反の有無が検出される。
管理センタ50は、例えば、特殊車両41,42の許可証情報を管理する交通制御管理室等である。そして、管理センタ50は、図1に示すように、無線通信を行う通信部50aを介して、インターネット経由でオンライン申請された許可証を、電子許可証情報として車載器10の通信部11へ送信する。
これにより、車載器10は、管理センタ50から受信した電子許可証情報を、記憶部14へ保存することができる。
インフラ装置51〜54は、例えば、特定の交差点に設置された支柱111(図5、図6等参照)や、高速道路のインターチェンジ(IC)の出入り口に設置されたETC等とともに固定配置されている。そして、その下の道路を通行する特殊車両41,42に搭載された車載器10との間において、各種情報の通信を行う。
インフラ装置51は、図1に示すように、通信部51aとカメラ(撮像部)51bとを有しており、通信部51aを介して、車載器10との間で各種情報を通信する。
具体的には、インフラ装置51は、車載器10に対して、許可証情報を要求する信号を送信する。これに対して、車載器10は、インフラ装置51から要求信号を受信すると、通信部11を介して、記憶部14に保存されていれば許可証情報を取り出して、インフラ装置51へ送信する。
これにより、許可証情報を受け取るか否かによって、インフラ装置51では、走行中の特殊車両41,42が許可証情報を持っているか否かを判定することができる。つまり、インフラ装置51側において、カメラ51bによって撮影された画像から判断して、車載器10が本来、許可証情報を持つ必要がある特殊車両41,42であるにも関わらず、未申請の状態で走行している違反の検出を行うことができる。
なお、インフラ装置51による許可証情報の有無を確認する工程については、後段にて詳述する。
インフラ装置52は、図1に示すように、通信部52aと判定部52bとを有しており、通信部52aを介して、車載器10に対して違反確定信号を送信する。つまり、インフラ装置52は、例えば、高速道路等に設置されたオービス(自動速度違反取締装置)であって、速度超過違反の特殊車両41,42を検知した際に、判定部52bにおいて交通違反の有無を判定する。そして、インフラ装置52は、その特殊車両41,42が搭載している車載器10に対して違反確定情報を送信する。
インフラ装置52から送信された違反確定情報は、車載器10の通信部11を介して受信され、違反情報取得部13を介して記憶部14へ保存される。
これにより、インフラ装置52側においても、交通違反の有無を判定し、その判定結果に関する情報を車載器10の記憶部14に記憶させることができる。
インフラ装置53は、図1に示すように、通信部53aを有しており、通信部53aを介して、車載器10との間で各種情報を通信する。具体的には、インフラ装置53は、車載器10に対して、違反情報を要求する信号を送信する。これに対して、車載器10は、インフラ装置53から違反要求信号を受信すると、通信部11を介して、記憶部14に保存された違反情報を取り出して、インフラ装置53へ送信する。
これにより、違反情報を受け取ったインフラ装置53では、走行中の特殊車両41,42が違反車両であるか否かを確認することができる。つまり、この場合には、車載器10側でなく、インフラ装置53側において、対象車両の違反の有無を確認する。
インフラ装置54は、図1に示すように、通信部54aとカメラ(撮像部)54bとを有している。そして、インフラ装置54は、通信部54aを介して、車載器10に対してカメラ54bによって撮影された画像情報を送信する。
インフラ装置54から送信された画像情報は、特殊車両41,42の車体や車番、運転者、積載物の種類、大きさ、あるいは交差点の通過時における信号機の色等の情報を含んでおり、違反情報取得部13を介して記憶部14に保存される。
これにより、違反検出部15は、インフラ装置54から受信した画像情報を用いて、許可証情報に対する違反の有無、あるいは交通違反の有無を検出することができる。
ここで、インフラ装置51,52,54は、図5に示すように、例えば、信号機110が設置された交差点の支柱111に固定配置されている。
これにより、インフラ装置51,52,54は、交差点を通過する特殊車両41,42に搭載された車載器10と通信しながら、各種情報を送受信したり、カメラ54bによって交差点を通過する特殊車両41,42の画像を撮影したりすることができる。
<許可証情報の有無の確認>
本実施形態の車両管理システム1では、図6(a)および図6(b)に示すように、所定の道路の支柱111に設置されたインフラ装置51によって、インフラ装置51の下を通過した特殊車両41の車載器10が許可証情報を保持しているか否かを確認する。
つまり、車両管理システム1では、本来、通行には許可証が必要となる特殊車両41であるか否かを判定するとともに、許可証が必要な特殊車両41の場合には、車載器10に許可証情報が保存されているか否かを確認する。
具体的には、インフラ装置51は、まず、図6(a)に示すように、カメラ51bによって特殊車両41全体を含む画像を撮影する。
ここで、インフラ装置51は、カメラ51bによって得られた画像情報から、通行に許可証が必要な特殊車両であるか否かを判定すると同時に、図6(b)に示すように、特殊車両41に搭載された車載器10に対して、許可証情報要求信号を送信する。
これに対して、車載器10は、記憶部14に許可証情報が保存されている場合には、許可証情報を取り出し、通信部11を介して、許可証情報をインフラ装置51へ送信する。
一方、記憶部14に許可証情報が保存されていない場合には、許可証情報を持っていないため、許可証情報をインフラ装置51へ送信できない。もしくは、許可証情報を記憶していない旨を連絡する。また、外観上は通行に許可証が必要な特殊車両であったとしても、荷物を積まない状態で走行する際等、許可証が不要な場合には、その旨を連絡する。
このため、インフラ装置51では、特殊車両41の画像に基づいて許可証が必要な車両(車種)であると判定した場合には、許可証情報要求信号に対して、車載器10から許可証情報の送信があるか否か、または許可証情報の有無の内容に応じて、違反の有無を検出することができる。
つまり、許可証が必要な特殊車両41であるにもかかわらず、車載器10における許可証情報の保有を確認できなかった場合には、その特殊車両41は未申請で通行した違反車両であると判定する。
<許可証情報に関する違反の検出>
本実施形態の車載器10では、違反検出部15において、記憶部14に保存された許可証情報を参照して、以下のような手順で違反の有無を検出する。
(車両の外観から検出される違反)
違反検出部15は、インフラ装置51,54に含まれるカメラ51b,54bによって撮影された画像を用いて、特殊車両41,42の外観から判定可能な違反を検出する。
具体的には、画像によって判定可能な違反としては、以下のような違反が考えられる。
・許可証情報の車種と実際に通行している車種とが異なる、
・許可証情報の車両の大きさ(全長、全幅、高さ)と実際に通行している車両の大きさとが異なる、
・許可証情報の積載物の種類、大きさと実際に通行している車両の積載物の種類、大きさとが異なる
違反検出部15は、インフラ装置51,54に含まれるカメラ51b,54bによって撮影され、記憶部14に保存された画像情報から、画像P1中の特殊車両41(図9参照)の車種、大きさ(全長、全幅、高さ等)、積載物の種類、大きさ等を推定する。
そして、違反検出部15は、推定結果と許可証情報に含まれる情報とを比較して、許可証情報と実際に通行している車両、積載物とが一致しているか否かを判定する。
ここで、許可証情報と差異が無いと判定した場合には、違反なしと決定する。
一方、許可証情報と異なる情報が含まれると判定した場合には、許可証情報に関する違反有りとして決定する。
そして、違反検出部15は、これらの違反検出結果を記憶部14に送信し、違反検出結果は記憶部14に記憶される。
記憶部14に保存された違反検出結果の情報は、表示制御部18によって取り出されて、車内表示部31および車外表示部32の少なくとも一方に表示される。
これにより、画像情報に基づいて検出可能な許可証情報に関する違反の有無を、運転者に対して、あるいは外部に対して報知させることができる。よって、許可証情報に合致した状態で通行するように促すとともに、違反状態で通行する特殊車両41,42の取締りを効果的に実施することができる。
(積載物の重量に関する違反)
違反検出部15は、特殊車両41,42に搭載されたロードセル23における測定結果を用いて、特殊車両41,42の積載重量に関する過積載違反を検出する。
具体的には、違反検出部15は、特殊車両41,42に搭載されたロードセル23における測定結果を積載情報取得部17から受信して、特殊車両41,42の積載重量に関する情報を取得する。
そして、違反検出部15は、実際の積載重量と許可証情報に含まれる積載重量とを比較して、許可証情報と実際に通行している車両の積載重量との間に、所定値以上の差がないかを判定する。
ここで、許可証情報と所定値以上の差が無い場合には、積載重量に関する違反なしと判定する。
一方、許可証情報と所定値以上の差がある場合には、許可証情報の積載重量に関する違反有りとして判定する。
そして、違反検出部15は、これらの違反検出結果を記憶部14に送信し、違反検出結果は記憶部14に記憶される。
記憶部14に保存された違反検出結果の情報は、表示制御部18によって取り出されて、車内表示部31および車外表示部32の少なくとも一方に表示される。
これにより、許可証情報の積載重量に関する違反の有無を、運転者に対して、あるいは外部に対して報知させることができる。よって、許可証情報に合致した状態で通行するように促すとともに、違反状態で通行する特殊車両41,42の取締りを効果的に実施することができる。
(通行経路に関する違反)
違反検出部15は、特殊車両41,42に搭載されたGPS21における現在位置の測定結果を用いて、特殊車両41,42の通行経路に関する違反を検出する。
具体的には、違反検出部15は、特殊車両41,42に搭載されたGPS21における現在位置の測定結果を走行情報取得部16から受信して、特殊車両41,42の通行経路に関する情報を取得する。
そして、違反検出部15は、実際に特殊車両41,42が通行している経路と許可証情報に含まれる通行経路とを比較して、許可証情報と実際に通行している経路とが異なっていないかを判定する。
ここで、現在の特殊車両41.42の現在位置が、許可証情報の通行経路内にある場合には、許可証情報の通行経路に関する違反なしと判定する。
一方、現在の特殊車両41.42の現在位置が、許可証情報の通行経路から外れている場合には、許可証情報の通行経路に関する違反有りとして判定する。
そして、違反検出部15は、これらの違反検出結果を記憶部14に送信し、違反検出結果は記憶部14に記憶される。
記憶部14に保存された違反検出結果の情報は、表示制御部18によって取り出されて、車内表示部31および車外表示部32の少なくとも一方に表示される。
これにより、許可証情報の通行経路に関する違反の有無を、運転者に対して、あるいは外部に対して報知させることができる。よって、許可証情報に合致した状態で通行するように促すとともに、違反状態で通行する特殊車両41,42の取締りを効果的に実施することができる。
ここで、特殊車両41,42の現在位置については、車載器10は、インフラ装置51〜54との通信時にインフラ装置51〜54から取得してもよい。そして、車載器10は、インフラ装置51〜54との通信ごとに、現在位置が許可証情報の通行経路内にあるか否かを判断し、記憶部14に記憶させてもよい。
(運転者に関する違反)
違反検出部15は、インフラ装置51,54に含まれるカメラ51b,54bによって撮影された画像を用いて、特殊車両41,42の運転者に関する違反を検出する。
具体的には、違反検出部15は、インフラ装置51,54に含まれるカメラ51b,54bによって撮影され、記憶部14に保存された画像情報から、運転者を特定可能な人物特定用の画像P2,P3(図11等参照)を抽出し、特殊車両41,42の運転者を推定する。
そして、違反検出部15は、推定結果と許可証情報に含まれる運転者情報とを比較して、許可証情報と実際に通行している車両の運転者とが一致しているか否かを判定する。
ここで、許可証情報と一致していると判定した場合には、違反なしと決定する。
一方、許可証情報と異なる運転者が運転している判定した場合には、許可証情報に関する違反有りとして決定する。
そして、違反検出部15は、これらの違反検出結果を記憶部14に送信し、違反検出結果は記憶部14に記憶される。
記憶部14に保存された違反検出結果の情報は、表示制御部18によって取り出されて、車内表示部31および車外表示部32の少なくとも一方に表示される。
これにより、運転者に関する違反の有無を、運転者に対して、あるいは外部に対して報知させることができる。よって、許可証情報に合致した状態で通行するように促すとともに、違反状態で通行する特殊車両41,42の取締りを効果的に実施することができる。
また、例えば、特殊車両41,42内に設置された車内カメラを用いて、運転者の顔画像を取得してもよい。この場合、運転者に関する違反の検出は、例えば、車両の出発時(エンジン始動時)などに実施すればよい。
<交通ルールに関する違反の検出>
本実施形態の車載器10では、違反検出部15において、DB15aに保存された交通ルールに関する情報を参照して、以下のような手順で違反の有無を検出する。
(速度超過違反)
違反検出部15は、特殊車両41,42に搭載された速度計22における測定結果を用いて、特殊車両41,42の速度超過に関する違反を検出する。
具体的には、違反検出部15は、特殊車両41,42に搭載された速度計22における測定結果を走行情報取得部16から受信して、特殊車両41,42の走行速度に関する情報を取得する。
そして、違反検出部15は、実際に特殊車両41,42が通行している走行速度と、DB15aに保存された通行中の道路の制限速度情報とを比較して、速度超過違反がないかを判定する。
ここで、現在の特殊車両41.42の走行速度が、通行中の道路の制限速度以内である場合には、速度超過違反なしと判定する。
一方、現在の特殊車両41.42の走行速度が、制限速度を超えている場合には、速度超過違反有りとして判定する。
そして、違反検出部15は、これらの違反検出結果を記憶部14に送信し、違反検出結果は、記憶部14に記憶される。
記憶部14に保存された違反検出結果の情報は、表示制御部18によって取り出されて、車内表示部31および車外表示部32の少なくとも一方に表示される。
これにより、特殊車両41,42の速度超過違反の有無を、運転者に対して、あるいは外部に対して報知させることができる。よって、交通ルールを守って通行するように促すとともに、違反状態で通行する特殊車両41,42の取締りを効果的に実施することができる。
(信号無視違反)
違反検出部15は、例えば、インフラ装置51,54に含まれるカメラ51b,54bによって撮影された画像を用いて、特殊車両41,42の信号無視違反を検出する。
具体的には、違反検出部15は、インフラ装置51,54に含まれるカメラ51b,54bによって撮影され、記憶部14に保存された画像情報から、信号機の色と特殊車両41,42とが含まれる違反特定用の画像P1(図9等参照)を抽出する。
そして、違反検出部15は、DB15aに保存された立証条件を参照して、抽出された画像情報が信号無視違反の立証に適しているか否かを判定する。
ここで、画像情報に基づいて、信号機の色から信号無視違反はない、あるいは立証に適していないと判定した場合には、違反検出なしと決定する。
一方、画像情報に基づいて立証条件を満たす場合には、信号無視に関する違反有りとして決定する。
そして、違反検出部15は、これらの違反検出結果を記憶部14に送信し、違反検出結果は、記憶部14に記憶される。
記憶部14に保存された違反検出結果の情報は、表示制御部18によって取り出されて、車内表示部31および車外表示部32の少なくとも一方に表示される。
これにより、特殊車両41,42の信号無視違反の有無を、運転者に対して、あるいは外部に対して報知させることができる。よって、交通ルールを守って通行するように運転者に促すとともに、違反状態で通行する特殊車両41,42の取締りを効果的に実施することができる。
(駐車違反)
違反検出部15は、特殊車両41,42に搭載されたGPS21における現在位置の測定結果を用いて、特殊車両41,42の駐停車違反を検出する。
具体的には、違反検出部15は、特殊車両41,42に搭載されたGPS21における測定結果を走行情報取得部16から受信して、特殊車両41,42の現在位置情報を取得する。
そして、違反検出部15は、実際に特殊車両41,42が駐停車している道路と、予め記憶部14等に保存された駐停車違反情報を含む地図情報とを比較して、特殊車両41,42が駐停車している道路に駐車違反等の設定がされているか否かを判定する。
なお、この判定は、特殊車両41,42が駐停車してから所定時間が経過してから実施してもよい。あるいは、特殊車両41,42が駐停車してからエンジンが切られたのを確認してから、判定を実施してもよい。これにより、単に、信号待ちで停車した場合等に、誤って違反検出されてしまうことを回避することができる。
ここで、現在の特殊車両41,42の駐停車位置が、地図情報に基づいて駐停車違反の対象ではない場合には、駐停車に関する違反なしと判定する。
一方、現在の特殊車両41.42の駐停車位置が、地図情報に基づいて駐停車違反の対象である場合には、駐停車に関する違反有りと判定する。
そして、違反検出部15は、これらの違反検出結果を記憶部14に送信し、違反検出結果は、記憶部14に記憶される。
記憶部14に保存された違反検出結果の情報は、表示制御部18によって取り出されて、車内表示部31および車外表示部32の少なくとも一方に表示される。
これにより、駐停車違反の有無を、運転者に対して、あるいは外部に対して報知させることができる。よって、交通ルールを守るように運転者に促すとともに、違反状態で駐停車している特殊車両41,42の取締りを効果的に実施することができる。
<走行時における車載器10とインフラ装置51〜54との通信>
本実施形態の車両管理システム1では、特殊車両41,42に搭載された車載器10と、例えば、特定の交差点や高速道路のICの出入り口等に設置されたインフラ装置51〜54とが、以下のようにして各種情報を通信する。
具体的には、図7に示すように、支柱111における各車線A,Bに対応する位置に固定されたインフラ装置51〜54の下方に通信領域Z1,Z2が形成される。そして、この通信領域Z1,Z2を通過する特殊車両41,42に搭載された車載器10は、通信領域Z1,Z2内にある状態では、各インフラ装置51〜54の通信部51a〜54との間において通信が可能となる。
また、インフラ装置51,54に含まれるカメラ51b,54bは、図8に示すように、特殊車両41,42の進行方向において通信領域Z1,Z2よりも後ろ側に撮影範囲が設定される。
そして、図8に示すように、車線Bのカメラ51b,54bの撮影範囲に特殊車両41,42が進入してくると、車線B側を撮影するカメラ51b,54bによって特殊車両41,42の撮影を行うとともに、通信領域Z2において車載器10とインフラ装置51〜54との間で通信を行う。
これにより、走行中の特殊車両41,42に搭載された車載器10との間において、各インフラ装置51〜54がそれぞれ各種情報の通信を行うことができる。
この結果、上述したように、車載器10側、あるいはインフラ装置51〜54側において、許可証情報に関する違反や交通ルールに関する違反を検出することができる。
なお、カメラによって撮影された画像を用いた車種判別は行わず、インフラ装置51〜54から通信領域Z1,Z2に対して常に信号を送信するような構成であってもよい。
<記憶部14に保存される態様>
本実施形態の車両管理システム1では、以下のように、各種違反を立証するためにカメラ51b,54bによって撮影された特殊車両41を含む画像P1(図9参照)と、違反に関する各種情報とが互いに関連付けされた状態で記憶部14に保存してもよい。
(速度超過の場合)
例えば、違反検出部15において検出された違反が速度超過の場合には、図10(a)および図10(b)に示すように、複数の表示画面にわたって、1つの交通違反に関する情報を表示する際の表示画面S1,S2の表示情報として保存される。
表示画面S1は、図10(a)に示すように、違反内容表示領域61、特定用画像表示領域62、および画像情報表示領域63という3つの表示領域を有している。
違反内容表示領域61には、違反内容、違反場所が表示される。
特定用画像表示領域62には、違反内容表示領域61に表示された違反内容を立証するための画像が表示される。本実施形態では、図10(a)に示すように、違反特定用の画像P1および人物特定用の画像P2を用いて速度超過の違反を立証しており、そのうちの違反特定用画像が表示画面S1内に表示される。そして、図10(a)に示す三角形の切替ボタン64をクリックすることで、図10(b)に示す人物特定用の画像P2等が表示される。
画像情報表示領域63には、表示画面S1に表示された画像の撮像日時として、年月日秒が記載されている。そして、速度超過の違反の場合、測定された車速および制限速度からの超過速度が記載されている。
表示画面S2は、図10(a)に示す違反特定用の画像P1の表示状態から、「次へ」の切替ボタン64をクリックすると表示される。表示画面S2は、図10(b)に示すように、違反内容表示領域61、特定用画像表示領域62、および画像情報表示領域63という3つの表示領域を有している。
違反内容表示領域61には、表示画面S1と同様に、違反内容(例えば、速度超過)、違反場所が表示されている。
特定用画像表示領域62には、違反内容表示領域61に表示された違反に関連する人物を立証するための人物特定用の画像P2が表示される。本実施形態では、図10(b)に示すように、1枚の人物特定用の画像P2を用いて速度超過の違反を犯した運転者等が立証されている。そして、図10(b)に示す三角形の切替ボタン64(前へ、次へ)をクリックすることで、前画面(表示画面S1)か、次画面かが表示される。
次画面に表示される表示内容としては、この違反に関連する情報として、残りの違反特定用画像や、違反車両の運転者、あるいは所有者に対する違反金の請求書類のデータ等が考えられる。なお、画像を表示する順番は、適宜変更することが可能である。
(信号無視の場合)
また、交通違反が信号無視の場合には、図11に示すように、1つの交通違反に関する情報を1つの画面内に全て表示する際の表示画面S3を示している。
表示画面S3は、図11に示すように、違反内容表示領域61、特定用画像表示領域62、および人物情報表示領域65という3つの表示領域を有している。
違反内容表示領域61には、違反内容(例えば、赤信号無視)、違反場所、画像の元になる赤外線画像の撮像日時が表示されている。本実施形態では、図11に示すように、3枚の画像を用いて違反を立証しているため、それぞれの画像が撮像された年月日秒まで記載される。
特定用画像表示領域62には、違反内容表示領域61に表示された違反内容および人物を立証するために配色処理が施された画像が表示される。本実施形態では、図11に示すように、1枚の違反特定用の画像P1、2枚の人物特定用の画像P2,P3が表示されている。
違反特定用の画像P1は、対向車線の信号が赤信号である状態で、交差点内を対象車両が走行している状態を示している。通常、対向車線の信号と対象車両の走行している車線の信号とは、同期して同じ表示になっている。このため、この画像は違反特定用の画像P1として、違反の立証が可能と判定され抽出される。
人物特定用の画像P2は、違反特定用の画像P1において信号無視と判定された違反車両の前面の画像のうち、画像処理によって車両番号(ナンバープレート)の部分を拡大して表示している。この画像によって、違反車両の車両番号を特定することで、予め登録されている車検情報等を参照し、違反車両の所有者の氏名、あるいは使用者(企業)の名称等を特定することができる。
人物特定用の画像P3は、違反特定用の画像P1において信号無視と判定された違反車両の前面の画像のうち、画像処理によって運転席付近を拡大して表示している。この画像によって、違反車両の運転者、同乗者の顔を特定することで、予め登録されている免許証の顔写真情報等を参照し、違反車両の運転者、同乗者の氏名を特定することができる。
人物情報表示領域65には、特定用画像表示領域62に表示された人物特定用の画像P2,P3を用いて特定された人物(運転者、所有者、使用者等)に関する情報を表示する。例えば、表示される運転者情報としては、運転者の氏名、住所、免許証番号、違反の履歴、減点数等のデータが含まれる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
本発明の他の実施形態に係る車両管理システム500は、例えば、図12に示すような構成であってもよい。
具体的には、車両管理システム500は、図12に示すように、インターネットやLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等のネットワークNによって外部の交通違反取締装置に接続される。また、車両管理システム500は、記憶装置160に接続される。
車両管理システム500は、コンピュータ端末によって構成され、CPU(Central Processing Unit)150、RAM(Random Access Memory)151、出力部152、通信部153、入力部154、および画像処理装置510等を備えている。
CPU150は、各種の演算処理等を実行するとともに、RAM151に読み込まれて展開される所定の制御プログラムを実行する。この制御プログラムにより、車両管理システム500に含まれる各構成の機能が実行される。
RAM151は、SRAM(Static RAM)またはDRAM(Dynamic RAM)等のメモリ素子によって構成され、CPU150の処理過程で発生したデータ等の記憶を行う。
出力部152は、画像および音声等のアナログ信号またはデジタル信号を伝送するケーブルなどを接続する接続端子を有している。出力部152は、表示制御手段(図示せず)の指令に応じて記憶装置160から読み出された各種の情報を画像信号に変換し、ケーブルを介して表示部等へ出力する。
通信部153は、通信ケーブルを接続するための接続端子あるいは無線通信インターフェースを有し、ネットワークNに接続される。通信部153は、ネットワークNに接続された装置との間でデータの送受信を行う。
入力部154は、マウス、キーボード、画面上で操作するタッチパネル等により構成される。入力部154は、ユーザの操作による情報の入力およびメニューの選択等を受け付けて、受け付けた操作内容をCPU150へ通知する。
記憶装置160は、半導体メモリ、磁気記録媒体、光記録媒体等によって構成される。また、記憶装置160はネットワークを介して車両管理システム500に接続されていてもよい。
(B)
上記実施形態では、図8に示すように、トラック等の特殊車両41,42の車両が走行する車線ごとに設置された複数のカメラ54bを用いて、車両の撮影を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図13に示すように、支柱111における2車線の真ん中付近に設けられた単一のカメラ54bを用いて、複数の車線を走行する車両を撮影するような構成であってもよい。
(C)
上記実施形態では、図1に示すように、車載器10の違反検出部15において、車両の違反の有無を判定するとともに、インフラ装置52側の判定部52bにおいて違反の有無の判定を行い、その結果を車載器に違反確定信号として送信する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、車載器側のみで違反検出を行うような構成であってもよい。
この場合でも、外部のインフラ装置から判定を行うために必要な情報を取得することで、車載側において、許可証情報に対する違反の有無、交通違反の有無について検出することができる。
(D)
上記実施形態では、トラックやタンクローリー等の特殊車両41,42の運転席の周囲等に設けられた車内表示部31、車両外部に取り付けられた車外表示部32の双方を含む車両管理システム1を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、車両に対して車内表示部、車外表示部のいずれか一方のみを設けた車両管理システムであってもよい。
例えば、車内表示部だけを搭載した車両の場合には、許可証情報を運転室内のモニタ画面等に表示させることで、運転者に許可証の内容に反する違反が無いか、報知することができる。また、運転者に対して、自身が交通違反を犯し、その情報が記録されたことを自覚させることができる。
一方、車外表示部だけを搭載した車両の場合には、違反情報に基づく表示を車外においてすることで、違反車両であるか否かを容易に判別することができる。よって、警察による取締り等を、効果的に実施することができる。
(E)
上記実施形態では、通信部11を介して許可証情報取得部12において取得した許可証情報を、一旦、記憶部14に記憶させ、違反検出部15が記憶部14に記憶された許可証情報を取り出して違反の有無を検出する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、許可証情報取得部12から直接、違反検出部15に許可証情報を送信して、違反の有無を検出し、違反の検出結果を記憶部14に記憶させるような構成であってもよい。
(F)
上記実施形態では、通信部11を介して違反情報取得部13において取得した違反情報を、一旦、記憶部14に記憶させ、違反検出部15が記憶部14に記憶された違反情報を取り出して交通違反の有無を検出する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、違反情報取得部13から直接、違反検出部15に違反情報を送信して、交通違反の有無を検出し、違反の検出結果を記憶部14に記憶させるような構成であってもよい。
(G)
上記実施形態では、外部の管理センタ50の通信部50aを介して取得した許可証情報を、車載器10の記憶部14へ保存する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、外部からの通信によって許可証情報を取得するのではなく、トラック等の特殊車両41,42を所有する運送会社等において、予め通行前に許可証情報が保存されたUSBメモリ等を用いて、車載器に対して直接、許可証情報を記憶させてもよい。
あるいは、例えば、トラック等の特殊車両41,42を所有する運送会社等のコンピュータで受信した許可証情報を、運送会社等のコンピュータから車載器10に対して通信(Bluetooth(登録商標)による送信)してもよい。
(H)
上記実施形態では、本車両管理システム1の管理対象となる車両として、図4(a)および図4(b)に示すトラックやタンクローリー等の特殊車両41,42等を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、トラックやタンクローリー以外にも、自走式の建設機械(ホイールローダや大型クレーン車等)、トレーラー等の連結車両、その他、車両の長さ、幅、高さ等が所定の制限値を越える大型車両等の車両等についても、本車両管理システムの管理対象に含まれる。
(I)
上記実施形態では、本車両管理システム1において検出される車両の違反として、許可証情報に反する違反に加えて、一般的な交通ルールに反する速度超過等の交通違反も検出する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本車両管理システム1において検出される車両の違反を、許可証情報に反する違反だけに絞った構成であってもよい。
この場合でも、予め申請された内容に反する状態で走行する特殊車両等の違反を検出して取締りの対象とすることができる。
(J)
上記実施形態では、本車両管理システム1において検出される管理対象となる車両の交通違反として、速度超過違反と信号無視を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本車両管理システムにおいて検出・管理可能な交通違反としては、通行禁止・Uターン禁止違反、通行区分違反、逆走、追い越し禁止違反、指定横断等禁止違反、指定場所一時不停止、放置駐車違反、通行帯違反、路線バス等優先通行帯違反、車間距離不保持、無灯火、携帯電話使用等も含まれる。
つまり、本システムにおいては、上記例示した交通違反以外にも、センサやカメラ等で検出可能な交通違反であって、各国で定められた法律等で規定された各種交通違反の検出・管理が可能である。
本発明の車載器は、許可証情報を用いて違反の有無を検出することができるという効果を奏することから、各種車両に搭載される車載器に対して広く適用可能である。
1 車両管理システム
10 車載器
11 通信部(第1通信部)
12 許可証情報取得部
13 違反情報取得部
14 記憶部
14a 許可証情報記憶領域
14b 違反検出結果記憶領域
15 違反検出部
15a DB
15b 判定手段
16 走行情報取得部
17 積載情報取得部
18 表示制御部
21 GPS
22 速度計
23 ロードセル(重量センサ)
31 車内表示部
32 車外表示部
41,42 特殊車両
50 管理センタ(通信装置)
50a 通信部(第2通信部)
51 インフラ装置(通信装置)
51a 通信部(第2通信部)
51b カメラ(撮像部)
52 インフラ装置(通信装置)
52a 通信部(第2通信部)
52b 判定部
53 インフラ装置(通信装置)
53a 通信部(第2通信部)
54 インフラ装置(通信装置)
54a 通信部(第2通信部)
54b カメラ(撮像部)
61 違反内容表示領域
62 特定用画像表示領域
63 画像情報表示領域
64 切替ボタン
65 人物情報表示領域
110 信号機
111 支柱
150 CPU
151 RAM
152 出力部
153 通信部
154 入力部
160 記憶装置
510 画像処理装置
N ネットワーク
P1,P2,P3 画像
S1,S2,S3 表示画面
Z1,Z2 通信領域

Claims (22)

  1. 通行時に許可証を必要とする車両に搭載される車載器であって、
    外部との通信を行う第1通信部と、
    前記第1通信部を介して自車両の走行の許可証情報を取得する許可証情報取得部と、
    前記許可証情報取得部において取得された自車両の許可証情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された許可証情報に基づいて、前記許可証情報の内容と前記車両の状況とを参照して、前記車両の違反の有無を検出する違反検出部と、
    を備えている車載器。
  2. 前記第1通信部は、前記記憶部に記憶された前記許可証情報を外部に連絡する、
    請求項1に記載の車載器。
  3. 前記違反検出部は、前記許可証情報に含まれる前記車両の通行経路に関する情報と、前記車両の位置情報とを参照して、違反の有無を検出する、
    請求項に記載の車載器。
  4. 前記違反検出部は、前記許可証情報に含まれる前記車両の外観に関する情報と、前記第1通信部を介して取得した前記車両の画像情報とを参照して、違反の有無を検出する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の車載器。
  5. 前記違反検出部は、前記許可証情報に含まれる積荷の重量に関する情報と、前記車両において検出された積荷の重量に関する情報とを参照して、違反の有無を検出する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の車載器。
  6. 前記違反検出部は、前記許可証情報に含まれる運転者に関する情報と、前記第1通信部を介して取得した前記車両の運転者の画像情報とを参照して、違反の有無を検出する、
    請求項からのいずれか1項に記載の車載器。
  7. 前記違反検出部は、前記第1通信部を介して取得した前記車両の画像情報に基づいて、前記許可証の申請が必要な車両であるか否かを判定し、前記許可証の申請が必要な車両である場合には、前記許可証の申請が無い違反の有無を検出する、
    請求項からのいずれか1項に記載の車載器。
  8. 前記違反検出部は、交通ルールに関する違反の有無を検出する、
    請求項に記載の車載器。
  9. 前記違反検出部は、前記第1通信部を介して、あるいは前記車両に搭載された速度計の検出結果として取得した前記車両の走行速度に関する情報に基づいて、速度超過に関する交通違反の有無を検出する、
    請求項に記載の車載器。
  10. 前記違反検出部は、前記車両の駐停車位置に関する情報、および前記第1通信部を介して取得した地図情報に基づいて、駐停車違反に関する交通違反の有無を検出する、
    請求項またはに記載の車載器。
  11. 前記違反検出部は、前記第1通信部を介して取得した前記車両の走行中の画像情報に基づいて、信号無視に関する交通違反の有無を検出する、
    請求項から1のいずれか1項に記載の車載器。
  12. 前記許可証情報には、前記車両の車種、車番、全長、全幅、高さ、通行経路、通行日時、積載物の内容、重量、幅、高さに関する情報が含まれる、
    請求項1から1のいずれか1項に記載の車載器。
  13. 前記記憶部は、前記違反検出部における検出結果を記憶する、
    請求項に記載の車載器。
  14. 請求項1から1のいずれか1項に記載の車載器と通信を行う第2通信部を備えており、
    前記第2通信部は、前記車載器に対して許可証情報を送信する、
    通信装置。
  15. 前記第2通信部は、前記車載器に対して前記車両の交通違反の確定情報を送信する、
    請求項1に記載の通信装置。
  16. 前記第2通信部を介して前記車載器から受信した前記車両の許可証情報に基づいて、前記車両の違反の有無を判定する判定部を、さらに備えている、
    請求項1または1に記載の通信装置。
  17. 通行時に許可証を必要とする車両に搭載されており、外部との通信を行う第1通信部と、前記第1通信部を介して自車両の走行の許可証情報を取得する許可証情報取得部と、前記許可証情報取得部において取得された自車両の許可証情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された許可証情報に基づいて、前記許可証情報の内容と前記車両の状況とを参照して、前記車両の違反の有無を検出する違反検出部と、を有する車載器と、
    前記車載器と通信を行うとともに、前記車載器に対して許可証情報を送信する第2通信部を有する通信装置と、
    を備えている車両管理システム。
  18. 前記車両の違反の検出結果を前記車両の外部において表示する外部表示部を、さらに備えている、
    請求項1に記載の車両管理システム。
  19. 前記車両の違反の検出結果を前記車両の内部において表示する内部表示部を、さらに備えている、
    請求項1または1に記載の車両管理システム。
  20. 前記車両の走行速度を検出する速度計を、さらに備えている、
    請求項1から19のいずれか1項に記載の車両管理システム。
  21. 前記車両に取り付けられており、前記車両の積荷の重量を計測する重量センサを、さらに備えている、
    請求項1から2のいずれか1項に記載の車両管理システム。
  22. 前記車両を撮影する撮像部を、さらに備えている、
    請求項1から2のいずれか1項に記載の車両管理システム。
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