JP2017037364A - 車両管理システムおよび車両管理方法 - Google Patents

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裕司 吉光
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正宏 谷口
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Hiroteru Ueno
浩輝 上野
光司 滝沢
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光司 滝沢
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Abstract

【課題】トンネルなどの所定領域に進入する特定車両の数を正確に計測できること。【解決手段】車両管理システム100は、第1通信機11および第2通信機12と、走行状況判定部22とを備える。第1通信機11および第2通信機12は、車載器31を搭載した特定車両30に対して特定車両30に関する情報を要求する要求信号A1を送信し、車載器31から送信された特定車両30に関する情報を含む返信信号A2を受信する。走行状況判定部22は、トンネル40の少なくとも入口側に配置された第1通信機11および第2通信機12が受信した返信信号A2に基づいてトンネル40に進入する特定車両30の数を数える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両管理システムおよび車両管理方法に関する。
従来、カメラ等を用いてトンネル内を監視するシステムが提案されている。このようなシステムは、交通状況、交通事故の監視などに用いられる。
例えば、特許文献1には、トンネル内を撮影するカメラが撮影した画像を表示して、交通量が計測されている。そして、この交通量に基づいて換気用のファンの駆動の制御が行われている。
しかしながら、従来の技術では、例えば、危険物を移送・運搬しているような特定の車両がトンネル内に進入する台数を正確に計数することが困難であった。
すなわち、上記特許文献1に開示されたシステムを用いてトンネル内における特定車両の台数を計測する場合には、走行車両を撮像した画像を解析して特定車両を認定する必要がある。しかし、画像解析では大きさ・形状によって車両の種類を特定するため、移送・運搬されている物の種類(例えば、土砂、危険物)、実際に運搬しているかまでは正確に特定できなかった。
特開2009―138466号公報 特開2009−245042号公報 特開2014−191763号公報 特開2002−216288号公報
本発明の課題は、トンネルなどの所定領域に進入する特定車両の数を正確に数えることが可能な車両管理システムおよび車両管理方法を提供することにある。
第1の発明に係る車両管理システムは、通信機と、計数部とを備える。通信機は、車載器を搭載した特定車両に対して返信を要求する要求信号を送信し、車載器から送信された特定車両に関する情報を含む返信信号を受信する。計数部は、所定領域の少なくとも入口側に配置された通信機が受信した返信信号に基づいて所定領域に進入する特定車両の数を数える。
このように車載器からの返信信号に基づいて、所定領域に進入する特定車両の数を数えることができるため、画像のみから判断するよりも正確に特定車両の数を把握できる。
すなわち、返信信号には車両に関する情報も含まれているため、従来のように画像のみからでは判別し難いような危険物積載車両、特定車両、大型車両などの車両の区別を容易に行える。
また、車両に関する情報に、危険物積載車両が実際に危険物を搬送中であるか否かの情報も含めることにより、危険物を実際に積載した車両が所定領域に進入する数を正確に把握できる。
例えば所定領域内において災害が発生した際に、どのような車両が何台進入しているかを把握できるため所定領域に進入するレスキュー等に、積載されている危険物の種類等の事前情報を与えることができる。
また、車載器は要求信号を受信することによって起動し返信信号を返信するため、常時起動させている、または常時信号を発信しておく必要がなく車両内における電力消費を低減できる。
第2の発明に係る車両管理システムは、第1の発明に係る車両管理システムであって、通信機は、車線ごとに設けられている。通信機は、対応する車線の内側に要求信号を送信する。
このように車線ごとに通信機を配置することによって、車線ごとに所定領域に進入する特定車両の数を正確に把握できる。
第3の発明に係る車両管理システムは、第1の発明に係る車両管理システムであって、記憶部と、表示部とを備える。記憶部は、所定領域に進入する特定車両に関する情報を記憶する。表示部は、計数した特定車両の数を表示する。
このように表示部に表示させることによって、所定領域の交通状態を監視する監視センター等において所定領域に進入する特定車両の数を把握できる。
また、所定領域に進入する特定車両の情報を記憶しているため、進入車両の情報を確認できる。
また、表示部としては、単体の液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、PC(Personal Computer)の表示画面等が考えられる。
第4の発明に係る車両管理システムは、第1の発明に係る車両管理システムであって、通信機は、所定領域の出口側にも配置されている。計数部は、所定領域の出口側の通信機が受信した返信信号に基づいて所定領域から退出した特定車両の数を数え、退出した特定車両の数と進入する特定車両の数に基づいて、所定領域内における特定車両の数を求める。
これにより、所定領域内を通行中の特定車両の数を正確に把握できる。このため、所定領域内における災害発生時などに正確な情報を消防隊等に連絡できる。
第5の発明に係る車両管理システムは、第1の発明に係る車両管理システムは、撮像部と、車種判別部とを更に備えている。撮像部は、要求信号を送信する領域を通行する車両を撮像する。車種判別部は、撮像された画像に基づいて、通行する車両が特定車両の車種であるか否かを判定する。通信機は、通行する車両が特定車両の車種であると判定されたときに、要求信号を送信する。
これにより、撮像部によって特定車両の車種として認識した車両に対してのみ要求信号を発信すればよいため、通信機が常に要求信号を発信する必要がなくなる。
第6の発明に係る車両管理システムは、第5の発明に係る車両管理システムであって、記憶部を更に備えている。記憶部は、所定領域に進入する特定車両の画像と、特定車両に関する情報を関連付けて記憶する。
これにより、所定領域に進入する特定車両の画像も確認できる。
第7の発明に係る車両管理システムは、違反検出部を更に備えている。違反検出部は、撮像された画像に基づいて、通行する車両の車線変更禁止違反を検出する。違反検出部によって車線変更禁止違反が行われたことが検出された場合、通信機は、車線変更禁止違反に関する情報を違反信号として車載器に送信する。車線変更禁止違反に関する情報は車載器に記憶される。
これにより、所定領域の入口において車線変更が禁止されている場合に車線変更禁止違反を検出できる。また、車両の運転者または所有者に対しても交通違反を認識させることができる。更に、車載器に記憶されるため、違反金(反則金)を請求しやすい。
第8の発明に係る車両管理システムは、第2の発明に係る車両管理システムであって、通信機は、所定領域の出口側にも車線ごとに配置されている。車両管理システムは、違反検出部を更に備えている。違反検出部は、入口側と出口側の通信機において同一の車両の返信信号を異なった車線で受信した場合に、車両が車線変更禁止違反を検出する。違反検出部によって車線変更禁止違反が検出された場合、通信機は、車線変更禁止違反に関する情報を違反信号として車載器に送信する。車線変更禁止違反に関する情報は車載器に記憶される。
これにより、所定領域内において車線変更が禁止されている場合に車線変更禁止違反を検出できる。また、車両の運転者または所有者に対しても交通違反を認識させることができる。更に、車載器に記憶されるため、反則金を請求しやすい。
第9の発明に係る車両管理システムは、第1〜8のいずれかの発明の車両管理システムであって、特定車両は、危険物積載車両、特殊車両、および大型車両のうち少なくとも1種類を含む。
これによって、所定領域内に進入する危険物積載車両、特殊車両、および大型車両の台数を計測できる。
第10の発明に係る車両管理システムは、第1〜9のいずれかの発明の車両管理システムであって、所定領域は、トンネルである。
これによって、トンネルに進入する特定車両の台数を正確に数えることができる。
第11の発明に係る車両管理方法は、送信ステップと、受信ステップと、計数ステップとを備える。送信ステップは、所定領域の入口側において車載器を搭載した特定車両に対して特定車両に関する情報を要求する要求信号を送信する。受信ステップは、車載器から送信された特定車両に関する情報を含む返信信号を受信する。計数ステップは、返信信号に基づいて所定領域に進入する特定車両の数を数える。
このように車載器からの信号に返信信号に基づいて、所定領域に進入する特定車両の数を数えることができるため、画像のみから判断するよりも正確に特定車両の数を把握できる。
本発明に係る車両管理システムおよび車両管理方法によれば、正確に特定車両の数を数えることができる。
本発明にかかる実施の形態1における車両管理システムの構成を示すブロック図。 (a)、(b)図1の車両の例を示す図。 図1の送受信部の第1通信機と第2通信機の設置例を示す図。 図3の第1通信機と第2通信機の通信エリアを示す上面図。 図1の車両管理システムの動作を示すフロー図。 本発明にかかる実施の形態2における車両管理システムの構成を示すブロック図。 図6の第1カメラおよび第2カメラの設置例を示す図。 図6の撮像部によって撮影された画像の一例を示す図。 図6の車両管理システムの動作を示すフロー図。 図6の車両管理システムによって管理されたトンネル内に車両が進入する動作を説明するための図。 図6の車両管理システムの第1通信機、第2通信機、第1カメラおよび第2カメラの設置の変形例を示す図。 図6の車両管理システムの第1通信機、第2通信機、第1カメラおよび第2カメラの設置の変形例を示す図。 図6の車両管理システムの第1通信機、第2通信機、第1カメラおよび第2カメラの設置の変形例を示す図。 本発明にかかる実施の形態3における車両管理システムの構成を示すブロック図。 図14の第1通信機および第2通信機の設置例を示す図。 図14の車両管理システムの動作を示すフロー図。 本発明にかかる実施の形態4における車両管理システムの構成を示すブロック図。 図17の車両管理システムによる車線変更禁止違反の検出を説明するための図。 図17の車両管理システムの動作を示すフロー図。 本発明にかかる実施の形態5における車両管理システムの構成を示すブロック図。 図20の車両管理システムの動作を示すフロー図。 本発明にかかる実施の形態の変形例の構成を示すブロック図。 本発明にかかる実施の形態のハードウェア構成を説明するための図。
本発明の実施の形態における車両管理システムについて図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明にかかる実施の形態1の車両管理システム100は、例えばトンネル内に進入する特定車両の数を数える。
<構成>
図1は、本実施の形態の車両管理システム100の構成を示すブロック図である。
車両管理システム100は、図1に示すように、送受信部10と、車両の走行状況を監視する走行状況監視装置20とを備えている。
送受信部10は、特定車両30に搭載されている車載器31との間で信号の送受信を行う。走行状況監視装置20は、送受信部10からの情報に基づいて特定車両30の走行状況の監視を行う。
ここで、特定車両30とは車載器31が搭載されている車両のことである。例えば、特定車両30は特殊車両、危険物積載車両、および大型自動車などを含む。このような車両は交通事故を起こした場合の社会的影響が大きいため、車載器31の搭載を義務付けることも考えられる。
特殊車両とは、車両の構造が特殊である車両、あるいは輸送する貨物が特殊な車両で、幅、長さ、高さおよび総重量のいずれかの一般的制限値を越えたり、橋、高架の道路、トンネル等で総重量、高さのいずれかの制限値を越える車両である。特殊車両の具体例としては、例えばトラッククレーン等自走式建設機械、トレーラー連結車などが挙げられる。
危険物積載車両とは、例えば日本国における危険物船舶運送もしくは貯蔵規則、および国連危険物輸送勧告書等で定められている危険物を積載した車両である。危険物の代表例としては、灯油、経由などが挙げられる。なお、特殊車両、危険物搭載車両、大型等は国ごとによって取り決められている場合には、その取り決めにしたがって定められてもよい。
大型自動車とは、例えば日本では、車両総重量11000kg以上、最大積載量6500kg以上、または乗車定員30人以上の四輪車を指す。
また、車載器31の搭載は、特定車両30に対して国などによって義務付けられている場合も考えられる。車載器31には、車両に関する情報が記憶されているとともに、通信機能を有している。車両に関する情報は、車両のID情報、運搬・移送しているものに関する情報、車両情報(種類、大きさ、形状等)等を含む。車両に関する情報には、更に、通行申請の有無、申請番号、申請した運搬・移送ルート等の情報などが含まれていても良い。ここで、車両のID情報とは、車両を特定できる情報であれば良く、車両番号等の当該車両に割り振られた固有の番号であっても良いし、車載器に割り振られた固有の番号であっても良い。
図2(a)および図2(b)は、特定車両30の例を示す図である。図2(a)は、特定車両30の一例としてトラックを示す。特定車両30には、様々な位置P1〜P4に取り付けられた車載器31が示されている。車載器31は、車外から視認可能な位置(運転席の天井位置P1、後部位置P2)に取り付けられていてもよい。また、車外からだけでなく、運転者も視認できるように、運転席内の側方位置P4に取り付けられていてもよい。更に、車内外から視認できない車体内の位置P3に取り付けられていてもよい。
図2(b)は、特定車両30の一例としてタンクローリーを示す。図2(b)においても特定車両30であるタンクローリーの様々な位置P5〜P8に車載器31が取り付けられた状態が示されている。図2(b)においても図2(a)と同様に、車載器31は、車外から視認可能な位置(運転席の天井位置P5、後部位置P6)に取り付けられていてもよい。また、車外からだけでなく、運転者も視認できるように、運転席内の側方位置P8に取り付けられていてもよい。更に、車内外から視認できない車体内の位置P7に取り付けられていてもよい。
なお、図2(a)および図2(b)では、車載器31の取り付け位置を示すため車載器31を複数示しているが、1つ設けられていればよい。また、信号を送受信するためのアンテナは、車載器31の内部に一体的に設けられていてもよいし、外部の離れた位置に設けられていてもよい。
詳しくは後述するが、送受信部10は、車載器31を搭載した特定車両30と通信を行うためにトンネルの入口に設けられている、また、走行状況監視装置20のうち走行状況判定部22、記憶部23および表示部24等は、トンネルを監視する監視センターなどに設置されている。
(送受信部10)
送受信部10は、第1通信機11と、第2通信機12とを有している。図3は、第1通信機11と第2通信機12の設置の一例を示す図である。図3では、同一方向に進む2車線が示されている。トンネル40の入口に、門形状の支持部材41が設けられている。第1通信機11と第2通信機12は、支持部材41の上辺部41aに配置され、車線の上方に支持されている。第1通信機11は、2車線のうち一方の第1車線R1の上方に配置されている。第2通信機12は、2車線のうち他方の第2車線R2の上方に配置されている。すなわち、車線ごとに通信機が設けられている。
図4は、第1通信機11と第2通信機12の通信エリアを説明するための上面図である。図4に示すように、第1通信機11は、車線R1の内側の通信エリア11aと通信可能であり、通信エリア11aに向かって常時要求信号A1を発信している。第2通信機12は、車線R2の内側の通信エリア12aと通信可能であり、通信エリア12aに向かって常時要求信号A1を発信している。ここで、要求信号A1は、車載器31を搭載している特定車両30に対して、特定車両30に関する情報を送信するように要求する信号である。また、車線の内側とは、道路上に描かれた線と線の間であって、車両一台が通行する領域である。線には、白色の実線、白色の破線、黄色の実線などがあり、国や地域によって異なる場合がある。
このように、第1車線R1および第2車線R2に対応して、第1通信機11と第2通信機12が配置されている。これにより、第1車線R1および第2車線R2のそれぞれを走行してトンネル40に進入する特定車両30に対して要求信号を送信できる。
また、第1通信機11は、通信エリア11aを通過する特定車両30の車載器31から送信された返信信号A2(図1参照)を受信する。第2通信機12は、通信エリア12aを通過する特定車両30の車載器31から送信された返信信号A2(図1参照)を受信する。ここで、返信信号A2には、車載器31を搭載している特定車両30に関する情報が含まれている。
すなわち、送受信部10が常時発信している要求信号A1に対する車載器31からの返信信号A2によって、特定車両30が積載している危険物の種類等の情報を得ることができる。
送受信部10は、受信した返信信号A2と、返信信号A2を受信した時刻情報を送受信制御部21へと送信する。
なお、車載器31を搭載した特定車両30(対象車両ともいえる)からのみ返信信号A2が発信されるため、図3に示すような車載器31を搭載していない車両50(対象外の車両ともいえる)が第1通信機11の下方を通過しても第1通信機11は返信信号A2を受信しない。
(走行状況監視装置20)
走行状況監視装置20は、送受信制御部21と、走行状況判定部22と、記憶部23と、表示部24とを有する。走行状況監視装置20は、トンネル40を監視する道路公団の監視センターに設置されている。
送受信制御部21は、送受信部10に対して要求信号A1の送信制御を行う。詳細には、送受信制御部21は、要求信号A1を常時発信するように第1通信機11および第2通信機12を制御する。また、送受信制御部21は、第1通信機11および第2通信機12が受信した返信信号A2および時刻情報を受信し、返信信号A2に含まれている車両に関する情報および時刻情報を走行状況判定部22に送信する。
走行状況判定部22は、送受信制御部21から受信した車両に関する情報および時刻情報に基づいてトンネル40内に進入する特定車両30の数を数える。集計の仕方としては限定されないが、例えば、車載器31を搭載している特定車両30が危険物積載車両の場合には、種類を問わず単に危険物を搭載している車両の数を集計してもよい。また、危険物の種類(火薬類、ガス、引火性液体、可燃性物質類、酸化性物質類、毒物類、放射性物質、腐食性物質、および有害性物質など)ごとに集計を行っても良い。特定車両30が特殊車両や大型自動車の場合は、トラッククレーン、セミトレーラ、フルトレーラ等の車両の種類ごとに集計が行われても良い。
また、走行状況判定部22は、日ごと、または所定時間ごとにトンネル40に進入する特定車両30の数を数える。
記憶部23は、トンネル40に進入する特定車両30について、その車両に関する情報と時刻情報を記憶すると共に、走行状況判定部22によって集計された結果を記憶する。
表示部24は、走行状況判定部22によって集計された結果を表示する。なお、表示部24は、集計結果だけでなく、特定車両30ごとに何時にトンネル40内に進入したのかという時刻情報を表示してもよい。
<動作>
本実施の形態の車両管理システム100の動作について説明する。図5は、車両管理システム100の動作を示すフロー図である。
図5に示すように、本実施の形態の車両管理システム100では、送受信部10の第1通信機11と第2通信機12から常に第1車線R1および第2車線R2に向かって要求信号A1が送信されている(ステップS100)。
車載器31を搭載した特定車両30がトンネル40の入口へ差し掛かると、要求信号A1によって車載器31は起動され、返信信号A2を送受信部10へと送信する(ステップS200)。
車載器31からの返信信号A2を送受信部10が受信すると、返信信号A2および時刻情報が送受信制御部21を介して走行状況判定部22へと送信され、トンネル40に進入する特定車両30の数が計数される(ステップS300)。
なお、ステップS300では、走行状況判定部22に送られてくる返信信号A2を順次追加していくように集計してもよい。例えば、1時間ごとに特定車両30が何台トンネル40内に進入しているかと集計することができる。また、第1車線R1、第2車線R2ごとに集計が行われてもよい。
また、車両の平均速度とトンネル40の長さから求めたトンネル40を抜けるまでの時間を使い、リアルタイムでトンネル40内にいる特定車両30の数を推定してもよい。
そして、走行状況判定部22で計数された結果が、表示部24に表示される(ステップS400)。表示部24は、走行状況判定部22の計数方法に基づいた計数結果を表示する。例えば、走行状況判定部22が、トンネル40内に進入する特定車両30の所定時間ごとの数を数える場合には、表示部24には、所定時間ごとにトンネル40に進入する特定車両の数が表示される。また、例えば、リアルタイムにトンネル40内に存在する特定車両30の数を数える場合には、表示部24は、時刻ごとにトンネル40内に存在する特定車両30の数を表示する。
一方、表示部24に表示すると共に、返信信号A2を返信して計数された特定車両30に関する情報が記憶部23に記憶される(ステップS500)。この記憶の際には、トンネル40内に進入する時刻を車両に関する情報と関連付けて記憶される。なお、ステップS400とステップS500は同時に行われてもよいし、ステップS500がステップS400よりも先に行われても良い。また、ステップS500のみが常に行われ、ステップS400の表示は走行状況監視装置20を扱うユーザーの操作に伴い、その時点での台数を表示するようにしてもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明にかかる実施の形態2の車両管理システム200について図面を参照しながら説明する。
本実施の形態2の車両管理システム200は、実施の形態1の車両管理システム100と異なり、常に要求信号A1を発信しておらず、カメラによって特定車両の車種を認識したときにのみ要求信号A1を送信する。本実施の形態2では、実施の形態1と異なる構成を中心に説明し、実施の形態1と同様の構成については同一番号を付して説明を省略する。
<構成>
図6は、本実施の形態2の車両管理システム200の構成を示すブロック図である。図6に示すように、本実施の形態2の車両管理システム200は、撮像部210と、車種判別部250とを備えている。撮像部210は、要求信号A1を送信するエリアを通行するように移動する車両を撮影する。車種判別部250は、走行状況監視装置220に設けられており、撮像された画像に基づいて、移動する車両が車載器31を搭載している特定車両の車種であるか否かを判別する。車種判別部250によって特定車両30の車種であると判別された場合に、送受信制御部21は、要求信号A1を発信するように送受信部10を制御する。
(撮像部210)
撮像部210は、図6に示すように第1カメラ211と第2カメラ212とを有している。図7は、第1カメラ211と第2カメラ212の設置場所の例を示す図である。図に示すように、第1カメラ211は、支持部材41の第1通信機11の隣に配置されている。また、第2カメラ212は、支持部材41の第2通信機12の隣に配置されている。
第1カメラ211の撮像エリア211aは、第1車線R1を覆っており、通信エリア11aよりも前方に形成されている。第2カメラ212の撮像エリア212aは、第2車線R2を覆っており、通信エリア12aよりも前方に形成されている。
第1カメラ211および第2カメラ212は、連続して撮像を行っており、撮像した画像データを順次、車種判別部250へと送信する。連続撮影の間隔としては、少なくとも、第1カメラ211および第2カメラ212によって撮像されずにトンネル40内に進入するような車両が生じない間隔に設定されている。この間隔は、撮像可能な距離(撮像エリア211a、212aの進行方向に沿った長さ)と車両の速度(運転者が出す可能性のある速度)から求められる。
なお、第1カメラ211および第2カメラ212で連続撮影を行う場合、車種判別部250に対して大量の画像が送信されるため、車種判別部250における処理負担が大きくなることが予想される。このため、第1カメラ211および第2カメラ212と車種判別部250の間に、例えば、車両が含まれる画像だけを抽出して、車種判別部250へ送信する手段を設けてもよい。
これにより、第1カメラ211および第2カメラ212で連続撮影を行った場合であっても違反を検出する際に、車種判別部250において予め取捨選択された画像だけを対象に処理を行うことができるため、処理負担を軽減することができる。
(車種判別部250)
車種判別部250は、撮像部210から送信されてくる画像データに、車載器31を搭載した特定車両30の車種が撮像されているか否かを判定する。
判定方法としては、特許文献2〜4に示したような種々の公知の技術を適用することができる。例えば、画像データを解析し、車両に記載されている文字(危、毒、劇)の認識結果から特定車両30の車種であると判定する。また例えば、車両の車高、車幅または車長などの大きさやそれらの比率などから特定車両30の車種であると判定する(特許文献2、4参照)。また例えば、車両の外観の形状等から特定車両30の車種であると判定する。また例えば、画像データからナンバープレートの認識を行い、特定の文字を認識した場合やナンバープレートの色や大きさなどから特定車両30の車種であると判定する(特許文献3参照)。
図8は、撮像部210から送信された画像の一例を示す図である。図9に示す画像P1には、特定車両30の一例としてダンプトラックが写っており、前面下方にナンバープレート301が配置されている。また、ナンバープレート301の隣には、危険物を運搬していることを示す「危」の文字を示す表示302が設けられている。
走行してくる車両が特定車両30の車種であると検出すると、車種判別部250は、その旨を送受信制御部21へと送信する。すると、送受信制御部21は、要求信号A1を発信するように送受信部10を制御する。ここで、第1カメラ211および第2カメラ212のどちらで撮影した画像であるかという情報(車線情報)も車種判別部250に送信されているため、特定車両30を検出した車線側の通信機から要求信号A1を発信するように制御が行われる。特定車両30には、車載器31が搭載されているため要求信号A1に対して車載器31から返信信号A2が返信される。
なお、車種判別部250では、例えば、文字認識により危険物搭載車両であるという車種は判別できるが、更に詳しい危険物の種類、現在の危険物の搭載有無の状況等までは判別できない。これに対して返信信号A2には車両に関する情報として危険物の種類等の詳しい情報が含まれているため、走行状況監視装置20はより詳しい情報を入手できる。
また、例えば、図2(a)に示すようなトラックが撮影された場合、走行状況監視装置20は、車種判別部250においてトラックであるという車種を判別し、返信信号A2から詳しい移送・運搬物の種類の情報を入手する。
<動作>
次に、本実施の形態の車両管理システム200の動作について説明する。図9は、本実施の形態の車両管理システム200の動作を示すフロー図である。また、図10(a)、(b)は、特定車両30がトンネル40に進入する動作を示す図である。図10(a)、(b)では第2車線R2のみ示している。
はじめに、ステップS10において、図10(a)に示すように第1カメラ211および第2カメラ212によって連続して道路の撮影が行われる。撮影された画像データは、車種判別部250へと順次送信される。
次に、ステップS20において、車種判別部250は、撮影した画像を順次解析し、車両が写っている場合には、その車両が特定車両30であるか否かを検出する。特定車両30を検出した場合には、車種判別部250は、撮影した車線の情報とともに特定車両30を検出した旨の情報を送受信制御部21へと送信する。
次にステップS30において、図10(b)に示すように送受信部10から要求信号A1が送信される。そして、特定車両30が搭載する車載器31から返信信号A2が返信され、送受信部10が返信信号A2を受信する(ステップS200)。
以降の動作は実施の形態1と同様であるが、本実施の形態2では、特定車両30の画像も取得しているため、ステップS400において、特定車両30の画像も表示しても良い。また、ステップS500において、車両に関する情報と関連付けて車両の画像情報も記憶されても良い。また、図10(b)では支持部材41を通過後に要求信号A1と返信信号A2が送受信されるように図示されているが、当然、支持部材41の通過前に通信が完了しても良い。
(カメラの設置例)
上記実施の形態では、図6および図7に示すように、第1カメラ211と第2カメラ212は、トンネル40の入口の上部に配置されていたが、これに限られなくても良い。例えば、図11に示すように、トンネル40の入口よりも進行方向手前側に支持部材41が設けられ、その支持部材41に第1通信機11、第2通信機12、第1カメラ211および第2カメラ212が取り付けられていてもよい。
また、図12に示すように、第1カメラ211および第2カメラ212のみをトンネル40の入口よりも進行方向手前側に配置してもよい。なお、第1カメラ211および第2カメラ212は、第1車線R1および第2車線R2の外側に配置されている。
また、上記実施の形態では、図6および図7に示すように、第1カメラ211と第2カメラ212の2つのカメラが設置されているが、この構成に限られなくてもよい。
例えば、図13に示すように、車線ごとにカメラが設けられておらず、一台のカメラ213によって第1車線R1および第2車線R2が撮像されていてもよい。カメラ213は、第1車線R1と第2車線R2の中央上方に配置されており、カメラ213による撮影エリア213aは、第1車線R1および第2車線R2にわたって設けられている。
この場合、車種判別部250は、カメラ213によって撮像された画像データから第1車線R1と第2車線R2のどちらの車線で特定車両30を判別したのかという車線情報も送受信制御部21へと送信する。送受信制御部21は、送信された車線情報に基づいて、第1通信機11または第2通信機12のいずれかを制御し要求信号A1を発信させる。尚、図13の例では、第2車線R2を特定車両30が走行し、第1車線R1には対象外の車両50が走行しているため、第2通信機12から要求信号A1が発信される。
(実施の形態3)
以下に、本発明にかかる実施の形態3における車両管理システム300について説明する。
本実施の形態3の車両管理システム300は、実施の形態1の車両管理システム100と異なり、トンネル40の出口側にも送受信部が設けられている。本実施の形態3では、実施の形態1と異なる構成を中心に説明し、実施の形態1と同様の構成について同一番号を付して説明を省略する。
<構成>
図14は、本実施の形態3の車両管理システム300の構成を示すブロック図である。図14に示すように、本実施の形態3の車両管理システム300は、実施の形態1の構成に加えて、トンネル40の出口側に配置された送受信部310と、走行状況監視装置320に設けられ送受信部310を制御する送受信制御部321とを備える。
(送受信部310)
車両管理システム300の送受信部310は、第1通信機311および第2通信機312を有している。図15は、第1通信機311および第2通信機312の設置例を示す上面図である。図15ではトンネル40が点線で示されている。トンネル40の出口側にも入口側の支持部材41と同様の支持部材341が配置されており、第1通信機311および第2通信機312は、支持部材341によって道路の上方に支持されている。
第1通信機311は、支持部材341によって第1車線R1の上方に配置されており、トンネル40の出口近傍の第1車線R1上に通信エリア311aを有する。第2通信機312は、支持部材341によって第2車線R2の上方に配置されており、トンネル40の出口近傍の第2車線R2上に通信エリア312aを有する。
第1通信機311および第2通信機312は、要求信号A1をそれぞれの通信エリア311a、312aに常時発信するように送受信制御部321によって制御されている。
第1通信機311および第2通信機312は、要求信号A1に応じて車載器31から返信される返信信号A2を受信し、返信信号A2と返信信号A2を受信した時刻情報とを送受信制御部321へ送信する。なお、返信信号A2には特定車両30に関する情報が含まれている。
(走行状況判定部22)
走行状況判定部22は、入口側の送受信部10を制御する送受信制御部21から受信する車両に関する情報と、出口側の送受信部310を制御する送受信制御部321から受信する車両に関する情報に基づいてトンネル40内の特定車両30の数を数える。
すなわち、走行状況判定部22は、トンネル40内に進入する時刻情報と特定車両30に関する情報と、トンネル40から退出した時刻情報と特定車両30に関する情報からトンネル40内に存在する特定車両30の数を求める。
<動作>
次に、本実施の形態3の車両管理システム300の動作について説明する。図16は、本実施の形態3の車両管理システム300の動作を示すフロー図である。
トンネル40の入口側の送受信部10において、第1通信機11および第2通信機12から常に要求信号A1が発信されている。また、トンネル40の出口側の送受信部310において、第1通信機311および第2通信機312から常に要求信号A1が発信されている(ステップS100)。
特定車両30がトンネル40に進入すると、入口側での要求信号A1に対して車載器31から返信信号A2が返信され、送受信部10(第1通信機11および第2通信機12のいずれか)が返信信号A2を受信する。
一方、特定車両30がトンネル40から退出すると、出口側での要求信号A1に対して車載器31から返信信号A2が返信され、送受信部310(第1通信機311および第2通信機312のいずれか)が返信信号A2を受信する。
走行状況監視装置320は、入口側または出口側で返信信号A2を受信することにより、特定車両30のトンネル40への進入または退出を判定する(ステップS200、S210)。
続いて、特定車両の数が算出される(ステップS310)。
すなわち、入口側の送受信部10において返信信号A2が受信されると、受信時刻情報と車両に関する情報が送受信制御部21を介して走行状況判定部22に送信される。走行状況判定部22は、返信信号A2を受信するまでのトンネル40内における特定車両30の台数に一台を加算し、トンネル40内における特定車両30の台数を更新する。例えば、トンネル40内に特定車両30が2台存在する場合は、走行状況判定部22は、一台加算し、トンネル40内の特定車両30の台数を3台と計数する。また、トンネル40の出口側において返信信号A2が受信されると、受信時刻情報と車両に関する情報が送受信制御部321を介して走行状況判定部22に送信される。走行状況判定部22は、返信信号A2を受け取るまでの間にトンネル40内に存在した特定車両30のうち例えばID番号を一致するものを検出し、検出した一台を減算してトンネル40内における特定車両30の台数を求める。この特定車両30の算出は、移送・運搬する危険物の種類ごとに分類してリアルタイムに各分類の台数を求めてもよいし、単に特定車両30の数をリアルタイムに求めるだけであってもよい。
次に、ステップS400において、表示部24に、走行状況判定部22で計数した結果が表示される。表示部24は、現在時刻におけるトンネル40内の特定車両30の数を表示し、時々刻々と変化させてもよい。また、表示部24は、危険物の分類ごとにトンネル40内における特定車両30の数を表示してもよい。
次に、ステップS500において、記憶部23に車両に関する情報、進入時刻(入口側の受信時刻)、および退出時刻(出口側の受信時刻)が表示される。
(実施の形態4)
次に、本発明にかかる実施の形態4の車両管理システム400について説明する。本実施の形態の車両管理システム400は、実施の形態2で説明したカメラを用いて車線変更禁止違反を検出して、その情報を車載器31に記憶させる。なお、本実施の形態4では、実施の形態2と異なる構成を中心に説明し、実施の形態2と同様の構成について同一番号を付して説明を省略する。
<構成>
図17は、本実施の形態の車両管理システム400の構成を示すブロック図である。図17に示す車両管理システム400では、実施の形態2の車両管理システム200と比較して、撮像部210の代わりに、1つのカメラ213(図13参照)を有している撮像部410を備えている。また、車両管理システム400の走行状況監視装置420は、違反検出部450を更に備えている。違反検出部450は、カメラ213によって撮像された画像データを用いて車線変更違反を検出する。
図18は、トンネル40の入口近傍を示す上面図である。図18に示すカメラ213、第1通信機11および第2通信機12の配置は、図13に示す構成と同様である。図18に示すように、トンネル40の入口近傍は、車線変更禁止区間である場合が多い。車両管理システム400は、例えば図18の矢印Bに示すように第1車線R1と第2車線R2の間を移動する車線変更を検出する。
カメラ213による画像データから違反検出部450によって、車線変更違反が検出されると、送受信制御部21は車線変更違反を行ったとの情報を含む違反信号A3を送受信部10から送信する。例えば、図18に示すように、第2車線R2から第1車線R1へと車線変更が行われた場合には、第1車線R1上の第1通信機11から特定車両30に対して違反信号A3が送信される。
<動作>
次に、本実施の形態の車両管理システム400の動作について説明する。図19は、本実施の形態の車両管理システム400の動作を示すフロー図である。
ステップS10において、カメラ213によって連続で撮影が行われる。撮影された画像データは、車種判別部250および違反検出部450へと順次送信される。
ステップS20において、車種判別部250は、撮影した画像を順次解析し、車両が写っている場合には、その車両が車載器31を搭載した特定車両30の車種であるか否かを検出する。
特定車両30が検出された場合には、ステップS25において、違反検出部450は撮像した画像に基づいて特定車両30が車線変更違反を行っているか否かを検出する。ステップS25において、車線変更違反が検出されない場合には、ステップS30において、送受信制御部21が要求信号A1を送信するように送受信部10を制御する。ここで、送受信制御部21は、画像データの解析によって特定車両30が走行している車線に対応する通信機(第1通信機11または第2通信機12)から要求信号A1を送信させる。
車載器31は、要求信号A1を受信すると返信信号A2を送信する。
送受信部10が返信信号A2を受信すると、実施の形態1,2と同様に、ステップS300、S400、S500が実行される。
一方、ステップS25において、特定車両30の車線変更禁止違反が検出された場合、ステップS35において、送受信制御部21が送受信部10を制御して要求信号A1と違反信号A3を送信する。ここで、送受信制御部21は、画像データの解析によって特定車両30が変更した車線に対応する通信機(第1通信機11または第2通信機12)から要求信号A1および違反信号A3を送信させる。
車載器31は、要求信号A1および違反信号A3を受信すると返信信号A2を送信するとともに、違反信号A3に含まれている車線変更違反に関する情報を記憶する。
なお、ステップS400における表示の際に、車線変更禁止違反についても同時に表示してもよい。また、ステップS500において、車両に関する情報と関連付けて車線変更禁止違反についても記憶部23に記憶される。
なお、上記説明では要求信号A1と違反信号A3を同時に送信しているが、要求信号A1を送信して返信信号A2を受信した後に、違反信号A3を車載器31に送信してもよい。
(実施の形態5)
次に、本発明にかかる実施の形態5の車両管理システム500について説明する。本実施の形態の車両管理システム500は、実施の形態3の車両管理システム300に対して車線変更違反を検出する構成を更に備えている。
トンネル内は車線変更が禁止されている場合が多く、本実施の形態の車両管理システム500は、特定車両のトンネル内における車線変更禁止違反を検出する。なお、本実施の形態5では、実施の形態3と異なる構成を中心に説明し、実施の形態2と同様の構成について同一番号を付して説明を省略する。
<構成>
図20は、本実施の形態5の車両管理システム500の構成を示すブロック図である。本実施の形態5の車両管理システム500は、実施の形態3と異なり、走行状況監視装置520に違反検出部525が設けられている。
本実施の形態5では、送受信部10は、特定車両30からの返信信号を受け取った際に、返信信号A2の情報とともに、第1通信機11と第2通信機12のいずれの通信機で返信信号A2を受信したかという車線情報も送受信制御部21へと送信する。送受信制御部21は、返信信号A2の情報と車線情報を走行状況判定部22へと送信する。
また、送受信部310は、特定車両30からの返信信号A2を受け取った際に、返信信号A2の情報とともに、第1通信機311と第2通信機312のいずれの通信機で返信信号A2を受信したかという車線情報も送受信制御部321へと送信する。送受信制御部321は、返信信号A2の情報と車線情報を走行状況判定部22へと送信する。
違反検出部525は、同一IDの特定車両30に対して、送受信制御部321から送られてきた車線情報と、送受信制御部321から送られてきた車線情報を照らし合わせ、入口と出口での車線が異なっている場合に車線変更禁止を検出する。
また、出口側の送受信部310は、車線変更禁止違反を行った旨の情報を違反信号A3として特定車両30に送信する。
<動作>
次に、本実施の形態5の車両管理システム500の動作について説明する。図21は、本実施の形態の車両管理システム500の動作を示すフロー図である。
ステップS310までは、実施の形態3と同様である。すなわち、送受信部10から要求信号A1が常に発信されており、送受信部310から要求信号A1が常に発信されている(ステップS100)。
送受信部10または送受信部310のいずれかが、返信信号A2を受信する(ステップS200、S210)と、実施の形態3と同様にトンネル40内における特定車両30の数が計数される(ステップS310)。
入口側の送受信部10により返信信号A2を受信した場合、制御がステップS400へと進む。
一方、出口側の送受信部310により返信信号A2を受信した場合、ステップS310の計数後、ステップS330において、車線変更禁止違反が行われたか否かが判定される。ここで、違反検出部525は、送受信部310からの車両に関する情報から、トンネル40内に進入している特定車両30のうち同一IDを有する特定車両30を同定する。同一IDを有する特定車両30のトンネル40に進入するときの車線情報と、トンネル40から退出するときの車線情報を照らし合わせ入口と出口における車線が一致する場合には、車線変更を行っていないとする、一方、入口と出口における車線が一致しない場合には、違反検出部525は、車線変更禁止違反を行ったとして、違反信号A3を送信する指示を送受信制御部321に送信する。これにより、送受信制御部321は、違反信号A3を送受信部310から送信させる。ここで、送受信制御部321は、返信信号A2を受信した通信機(第1通信機311または第2通信機312)から違反信号A3を送信させる。車載器31は、違反信号A3を受信すると、違反信号A3に含まれている車線変更違反に関する情報を記憶する。
次に、実施の形態3と同様に、ステップS400およびステップS500が実行される。
なお、ステップS400における表示の際に、車線変更禁止違反についても同時に表示してもよい。また、ステップS500において、車両に関する情報と関連付けて車線変更禁止違反についても記憶部23に記憶される。
<特徴等>
(1)
上記実施の形態の車両管理システム100、200、300、400、500は、第1通信機11および第2通信機12(通信機の一例)と、走行状況判定部22(計数部の一例)とを備える。第1通信機11および第2通信機12は、車載器31を搭載した特定車両30に対して返信を要求する要求信号A1を送信し、車載器31から送信された特定車両30に関する情報を含む返信信号A2を受信する。走行状況判定部22は、トンネル40(所定領域の一例)の少なくとも入口側に配置された第1通信機11および第2通信機12が受信した返信信号A2に基づいてトンネル40に進入する特定車両30の数を数える。
このように車載器31からの返信信号A2に基づいて、トンネル40に進入した特定車両30の数を数えることができるため、従来のように画像のみから判断するよりも正確に特定車両30の数を数えることが出来る。
すなわち、返信信号A2には車両に関する情報も含まれているため、画像のみからでは判別し難いような危険物積載車両、特定車両、大型車両などの車両の区別を容易に行える。
また、車両に関する情報に、危険物積載車両が実際に危険物を搬送中であるか否かの情報も含めることにより、危険物を実際に積載した車両がトンネル40に進入する数を正確に把握できる。
例えばトンネル40内において災害が発生した際に、どのような車両が何台進入しているかを把握できるためトンネル40に進入するレスキュー等に、積載されている危険物の種類等の事前情報を与えることができる。
また、車載器31は要求信号A1を受信することによって起動し返信信号A2を返信するため、常時起動させている、または常時信号を発信しておく必要がなく特定車両30内における電力消費を低減できる。
(2)
本実施の形態の車両管理システム100、200、300、400、500では、第1通信機11および第2通信機12は、車線ごとに設けられている。通信機は、対応する車線の内側に要求信号を送信する。
本実施の形態では、図3などに示すように、第1車線R1に第1通信機が配置され、第2車線R2に第2通信機が配置されている。このように車線ごとに通信機を配置することによって、車線ごとにトンネル40(所定領域の一例)に進入する特定車両の数を正確に把握できる。
(3)
本実施の形態の車両管理システム100、200、300、400、500は、記憶部23と、表示部24と、を備える。記憶部23は、トンネル40(所定領域の一例)に進入する特定車両に関する情報を記憶する。表示部24は、計数した特定車両30の数を表示する。
このように表示部24に表示させることによって、トンネル40の交通状態を監視する監視センター等においてトンネル40に進入する特定車両30の数を把握できる。
また、トンネル40に進入する特定車両30の情報を記憶しているため、進入する車両の情報を確認できる。
また、表示部24としては、単体の液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、PC(Personal Computer)の表示画面等が考えられる。
(4)
本実施の形態の車両管理システム300、500では、第1通信機311および第2通信機312(通信機の一例)は、トンネル40(所定領域の一例)の出口側に配置されている。走行状況判定部22(計数部の一例)は、トンネル40の出口側の第1通信機311および第2通信機312が受信した返信信号A2に基づいてトンネル40から退出した特定車両30の数を数え、退出した特定車両30の数と進入する特定車両30の数に基づいて、トンネル40内における特定車両30の数を求める。
これにより、トンネル40内を通行中の特定車両30の数を正確に把握できる。このため、トンネル40内における災害発生時などに正確な情報を消防隊等に連絡できる。
(5)
本実施の形態の車両管理システム200、400は、撮像部210、410と、車種判別部250とを更に備えている。撮像部210、410は、要求信号A1を送信する通信エリア11a、12a(所定領域の一例)を通行する車両を撮像する。車種判別部250は、撮像された画像に基づいて、通行する車両が特定車両30の車種であるか否かを判定する。第1通信機311および第2通信機312は、通行する車両が特定車両30の車種であると判定されたときに、要求信号A1を送信する。
これにより、撮像部210、410によって特定車両30の車種として認識した車両に対してのみ要求信号A1を発信すればよいため、第1通信機11および第2通信機12が常に要求信号A1を発信する必要がなくなり、省エネルギー化を図れる。
(6)
本実施の形態の車両管理システム200、400は、記憶部23を更に備えている。記憶部23は、トンネル40(所定領域の一例)に進入する特定車両30の画像と、特定車両30に関する情報を関連付けて記憶する。
これにより、トンネル40に進入する特定車両30の画像も確認できる。
(7)
本実施の形態の車両管理システム400は、違反検出部450を更に備えている。違反検出部450は、撮像された画像に基づいて、通行する車両の車線変更禁止違反を判定する。違反検出部450によって車線変更禁止違反が行われたことが判定された場合、第1通信機11および第2通信機12(通信機の一例)は、車線変更禁止違反に関する情報を違反信号A3として車載器31に送信する。車線変更禁止違反に関する情報は車載器31に記憶される。
これにより、トンネル40の入口において車線変更が禁止されている場合に車線変更禁止違反を検出できる。また、車両の運転者または所有者に対しても交通違反を認識させることができる。更に、車載器31に記憶されるため、違反金(反則金)を請求しやすい。
(8)
本実施の形態の車両管理システム500では、第1通信機311および第2通信機312が、トンネル40の出口側にも車線ごとに配置されている。車両管理システム500は、違反検出部525を更に備えている。違反検出部525は、入口側と出口側の第1通信機11、311及び第2通信機12、312において同一の特定車両30の返信信号A2を異なった車線で受信した場合に、車両が車線変更禁止違反を行ったことを検出する。違反検出部525によって車線変更禁止違反が検出された場合、第1通信機311または第2通信機312は、車線変更禁止違反に関する情報を違反信号A3として車載器31に送信する。車線変更禁止違反に関する情報は車載器31に記憶される。
これにより、トンネル40において車線変更が禁止されている場合に車線変更禁止違反を検出できる。また、車両の運転者または所有者に対しても交通違反を認識させることができる。更に、車載器31に記憶されるため、反則金を請求しやすい。
(9)
本実施の形態の車両管理方法は、ステップS100、S30、S110(送信ステップの一例)と、ステップS200、S210(受信ステップの一例)と、ステップS400(計数ステップの一例)とを備える。ステップS100、S30、S110(送信ステップの一例)は、トンネル40(所定領域の一例)の入口側において車載器31を搭載した特定車両30に対して特定車両30に関する情報を要求する要求信号A1を送信する。ステップS200、S210(受信ステップの一例)は、車載器31から送信された特定車両30に関する情報を含む返信信号A2を受信する。ステップS400(計数ステップの一例)は、配置された第1通信機11および第2通信機12(通信機の一例)が受信した返信信号に基づいてトンネル40に進入する特定車両30の数を数える。
このように車載器31からの信号に返信信号A2に基づいて、トンネル40に進入する特定車両30の数を数えることができるため、画像のみから判断するよりも正確に特定車両30の数を把握できる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施の形態では、信号を送受信する送受信部10、310、撮像部210、410が道路に設置されているが、送受信制御部21、321、車種判別部250、違反検出部450等も道路に設置してもよい。
例えば、実施の形態2の車両管理システム200を例に挙げて説明すると、図22に示すように車両と通信を行う送受信部10とともに車種判別部250と送受信制御部21が通信設備230として道路側に設けられていてもよい。なお、通信機が一台の場合には、通信機に車種判別部250と送受信制御部21が組み込まれていてもよい。
(B)
なお、上記実施形態の車両管理システム100、200、300、400、500は、例えば、図23に示すようなハードウェア構成により実施されてもよい。実施の形態1の車両管理システム100を例に挙げて説明すると、車両管理システム100は、インターネットやLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等のネットワークNにより外部の送受信部10に接続される。
上述した記憶部23を構成する記憶装置623は、車両管理システム100に含まれていても良いが、図に示すように外部から無線又は有線によって接続されていてもよい。また、上述した表示部24を構成する表示装置624は、車両管理システム100に含まれていても良いが、図に示すように、車両管理システム100に接続されていてもよく、他のシステムの表示部などを流用してもよい。
車両管理システム100の走行状況監視装置20は、コンピュータ端末により構成され、CPU(Central Processing Unit)610、RAM(Random Access Memory)620、出力部630、通信機640、入力部650等を備えている。
CPU610は、各種の演算処理等を実行するとともに、RAM620に読み込まれて展開される所定の制御プログラムを実行する。この制御プログラムにより、走行状況判定部22の機能が実行される。尚、他の実施の形態の場合、CPU610によって、車種判別部250、および違反検出部450、525等の機能も実行される。
RAM620は、SRAM(Static RAM)又はDRAM(Dynamic RAM)等のメモリ素子で構成され、CPU610の処理過程で発生したデータなどの記憶を行う。
出力部630は、画像及び音声等のアナログ信号又はデジタル信号を伝送するケーブルなどを接続する接続端子を有しており、これらのケーブルを介して上述した表示装置624に接続されている。出力部630は、記憶装置623から読み出された各種の情報を画像信号に変換し、ケーブルを介して表示装置624へ出力する。また、ケーブルによる有線接続に限らず無線接続であってもよい。
通信機640は、送受信制御部21を構成し、通信ケーブルを接続するための接続端子を有し、通信ケーブルを介してネットワークNに接続されている。通信機640は、ネットワークNに接続された第1通信機11および第2通信機12との間でデータの送受信を行う。なお、第1通信機11および第2通信機12と走行状況監視装置20との間のデータ通信は有線にかぎらず無線であってもよい。
入力部650は、(マウス、キーボード、画面上で操作するタッチパネル等)により構成される。入力部650は、ユーザーの操作による情報の入力及びメニューの選択等を受け付けて、受け付けた操作内容をCPU610へ通知する。
記憶装置623は、半導体メモリ、磁気記録媒体、光記録媒体等により構成される。なお、記憶装置623は、記憶部23の機能を実現しても良い。
(C)
上記実施の形態では特定車両として、危険物積載車両、特殊車両および大型自動車を例に挙げたが、これらに限られなくても良く、車載器31を搭載した車両について計数を行うことができる。
(D)
上記実施の形態では、所定領域の一例としてトンネルを挙げて説明したが、トンネルに限らなくても良い、例えば、橋、駐車場、国境、工事現場などであってもよい。
(E)
上記実施の形態2、4では、カメラで連続撮影を行っているが、車両を検知するセンサを設け、センサと連動して車両を検出した際にカメラによる撮影を行うようにしてもよい。これにより、車種判別部250の解析処理の負担を減らすことが出来る。
また、カメラから車両までの距離が一定になりやすいため、車両の大きさ・形状を判別しやすい。
更に、上記実施の形態2、4では、カメラを用いて車線変更禁止違反を検出しているが、スピード違反を検出してもよい。
(F)
上記実施の形態では、車線が2本であるため、2つの通信機(第1通信機11および第2通信機12)が設けられていたが、通信機の数は2つに限られず、車線の本数に合わせればよい。
(G)
なお、実施の形態5では、入口側の送受信部10と出口側の送受信部310を利用して、車線変更禁止違反を検出しているが、出口側の支持部材341にトンネル40内を撮影するカメラを設けてカメラによって車線変更禁止違反を検出してもよい。
本発明の車両管理システムおよび車両管理方法は、トンネルなどの所定領域に進入する特定車両の数を正確に計測できるため、各国の車両管理システムとして広く活用が期待される。
10 送受信部
11 第1通信機
11a 通信エリア
12 第2通信機
12a 通信エリア
20 走行状況監視装置
21 送受信制御部
22 走行状況判定部
23 記憶部
24 表示部
30 特定車両
31 車載器
40 トンネル
41 支持部材
41a 上辺部
50 車両
100 車両管理システム
200 車両管理システム
210 撮像部
211 第1カメラ
211a 撮像エリア
212 第2カメラ
212a 撮像エリア
213 カメラ
213a 撮影エリア
220 走行状況監視装置
230 通信設備
250 車種判別部
300 車両管理システム
310 送受信部
311 第1通信機
311a 通信エリア
312 第2通信機
312a 通信エリア
320 走行状況監視装置
321 送受信制御部
341 支持部材
400 車両管理システム
410 撮像部
420 走行状況監視装置
450 違反検出部
500 車両管理システム
520 走行状況監視装置
525 違反検出部
610 CPU
620 RAM
623 記憶装置
624 表示装置
630 出力部
640 通信機
650 入力部
A1 要求信号
A2 返信信号
A3 違反信号

Claims (11)

  1. 車載器を搭載した特定車両に対して返信を要求する要求信号を送信し、前記車載器から送信された前記特定車両に関する情報を含む返信信号を受信する通信機と、
    所定領域の少なくとも入口側に配置された前記通信機が受信した前記返信信号に基づいて前記所定領域に進入する前記特定車両の数を数える計数部と、を備える、
    車両管理システム。
  2. 前記通信機は、車線ごとに設けられ、
    対応する前記車線の内側に前記要求信号を送信する、
    請求項1に記載の車両管理システム。
  3. 前記所定領域に進入する前記特定車両に関する情報を記憶する記憶部と、
    計数した前記特定車両の数を表示する表示部と、
    を備えた、請求項1に記載の車両管理システム。
  4. 前記通信機は、前記所定領域の出口側にも配置されており、
    前記計数部は、前記所定領域の出口側の前記通信機が受信した前記返信信号に基づいて前記所定領域から退出した前記特定車両の数を数え、前記退出した前記特定車両の数と前記進入する前記特定車両の数に基づいて、前記所定領域内における前記特定車両の数を求める、
    請求項1に記載の車両管理システム。
  5. 前記要求信号を送信する領域を通行するように移動する車両を撮像する撮像部と、
    撮像された画像に基づいて、通行する前記車両が前記特定車両の車種であるか否かを判定する車種判別部と、を更に備え、
    前記通信機は、通行する前記車両が前記特定車両の車種であると判定されたときに、前記要求信号を送信する、
    請求項1に記載の車両管理システム。
  6. 前記所定領域に進入する前記特定車両の画像と、前記特定車両に関する情報を関連付けて記憶する記憶部を、更に備えた、
    請求項5に記載の車両管理システム。
  7. 前記撮像された画像に基づいて、通行する前記車両の車線変更禁止違反を検出する違反検出部を更に備え、
    前記通信機は、前記違反検出部によって前記車線変更禁止違反が行われたことが検出された場合、前記車線変更禁止違反に関する情報を違反信号として前記車載器に送信し、
    前記車線変更禁止違反に関する情報は、前記車載器に記憶される、
    請求項5に記載の車両管理システム。
  8. 前記通信機は、前記所定領域の出口側にも車線ごとに配置され、
    前記入口側と前記出口側の前記通信機において同一の前記特定車両の前記返信信号を異なった車線で受信した場合に、前記特定車両の車線変更禁止違反を検出する違反検出部を更に備え、
    前記通信機は、前記違反検出部によって車線変更禁止違反が検出された場合、前記車線変更禁止違反に関する情報を違反信号として前記車載器に送信し、
    前記車線変更禁止違反に関する情報は、前記車載器に記憶される、
    請求項2に記載の車両管理システム。
  9. 前記特定車両は、危険物積載車両、大型車両および特殊車両のうち少なくともいずれかを含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両管理システム。
  10. 前記所定領域は、トンネルである、請求項1〜9のいずれかに記載の車両管理システム。
  11. 所定領域の入口側において車載器を搭載した特定車両に対して前記特定車両に関する情報を要求する要求信号を送信する送信ステップと、
    前記車載器から送信された前記特定車両に関する情報を含む返信信号を受信する受信ステップと、
    前記返信信号に基づいて前記所定領域に進入する前記特定車両の数を数える計数ステップと、を備える、
    車両管理方法。
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