JP5702974B2 - 環境情報処理システム、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、環境プライシング情報を処理する環境情報処理技術に関する。
近年、環境負荷の低減化を図るための環境プライシング(pricing)、特に道路に関する環境ロードプライシングが注目されている。環境プライシング(以下、単にプライシングと表記する場合がある)は、環境負荷に応じた課金、道路に関しては車両の通行料金を徴収するための方法である。
具体的には、例えば都市高速道路の一部区間で実現されている環境ロードプライシングでは、高速料金の料金割引を適用することで、特に大型車を臨海部の道路に迂回させる方法である。これにより、都市部の環境負荷を低減させて、特に住宅地域の沿道環境を改善することが可能になる。
特表2001−501268号公報 特開2000−172892号公報
現行の環境ロードプライシング方式では、例えば臨海部に接していない路線では大型車の迂回ルートを一意に決めることができないなど、道路状況に応じた有効なプライシングが実現できない。従って、車両の通行による環境負荷の低減化を図るためには、道路状況などに応じた多様かつ有効なプライシングを実現することが求められる。
本実施形態によれば、環境情報処理システムは、情報収集手段と、環境負荷予測手段と、情報作成手段と、情報提供処理手段とを備えた構成である。情報収集手段は、道路を走行中の車両の車載器から送信される当該車両の経路情報、及び道路上の走行車両数、走行平均速度、車種を含む交通情報を収集する。環境負荷予測手段は、前記車両の経路情報及び前記交通情報に基づいて、指定の道路に対する環境負荷予測情報を算出する。情報作成手段は、前記環境負荷予測情報に基づいて、指定の道路に対する環境プライシング情報を作成する。情報提供処理手段は、前記情報作成手段により作成された前記環境プライシング情報に基づいて、前記指定の道路に対する通行料金情報を含む環境負荷に応じた提供情報を作成する。さらに、前記情報作成手段は、前記指定の道路として、空気中の二酸化炭素を抑制する処理設備を備えたトンネルを通過する道路に対して、当該トンネルを通過しない相対的に環境負荷の高い道路に設定する通行料金より相対的に低料金を設定した通行料金情報を含む前記環境プライシング情報を作成する。
実施形態に関するシステムの構成を説明するためのブロック図。 実施形態に関する提供情報の一例を説明するための図。 実施形態に関する路側情報板の表示例を説明するための図。 実施形態に関する車載器のディスプレイの表示例を説明するための図。 実施形態に関する情報収集処理を説明するための図。 実施形態に関するプライシング情報処理の手順を説明するためのフローチャート。 実施形態に関するプライシング情報の一例を示す図。 実施形態に関するプライシング情報の一例を示す図。
以下図面を参照して、実施形態を説明する。
[システムの構成]
図1は、環境プライシングシステムの構成を説明するためのブロック図である。図1に示すように、システムは大別して、有料道路などの道路交通情報を管理する中央情報処理システム10と、通信ネットワーク20と、道路に設置される各種装置とから構成される。
中央情報処理システム10は、道路の交通状況を監視する中央監視室または道路管制室などに相当する施設に設けられるシステムである。中央情報処理システム10は、コンピュータ11と、管制装置12と、データベース13と、情報通信用インターフェース(I/F)14とを有する。
コンピュータ11はハードウェア及びソフトウェアからなり、本実施形態の環境プライシングまたは環境ロードプライシングに関する環境プライシング情報を処理する。管制装置12は、中央監視室または道路管制室の管制員などが操作する端末装置である。管制装置12は、コンピュータ11に対して各種のコマンドを入力する入力装置及びコンピュータ11から出力される環境プライシング情報(以下、単にプライシング情報と表記する)または提供情報などをディスプレイに表示する出力装置を含む。
データベース13は、コンピュータ11により処理された各種情報や、過去の道路交通情報などの履歴情報を蓄積する。情報通信用インターフェース14は、通信ネットワーク20に接続し、後述する各種装置との間で情報通信を行なうインターフェースである。
通信ネットワーク20は、例えば有線または無線の専用通信ネットワーク(インターネットを介してもよい)であり、中央情報処理システム10と道路に設置される各種装置との間で情報通信を中継する。道路に設置される各種装置とは、路側カメラ21、トラフィックカウンタ22、路側装置23、及び路側装置23と接続しているアンテナ24などである。
路側カメラ21は、道路上を走行する車両を撮影した映像を、通信ネットワーク20を介して中央情報処理システム10に伝送する。トラフィックカウンタ22は、例えば超音波式車両センサからなり、道路上を走行する車両数、走行速度、車種(大型、普通車)を検知する。中央情報処理システム10のコンピュータ11は、路側カメラ21からの映像及びトラフィックカウンタ22からの検知情報を使用して、道路の交通量(車両数)、平均走行速度、交通渋滞状況などを解析し、道路交通情報を作成する。
路側装置23は、アンテナ24を介して、走行中の車両30に搭載されている車載器31と中央情報処理システム10との間で情報通信を中継する中継装置である。アンテナ24は、例えば道路に沿って設置される道路灯などに設けられている。また、路側装置23は、中継装置以外に、中央情報処理システム10から提供される提供情報をディスプレイに表示する路側情報板の機能を有する装置もある(図3を参照)。
[プライシング情報処理]
以下、図2から図8を参照して、本実施形態のプライシング情報処理を説明する。
本実施形態は、図2に示すように、車両30が走行する有料道路200において、A通り(第1の分岐道路)210とB通り(第2の分岐道路)220の分岐を有する場合の道路状況を想定する。中央情報処理システム10のコンピュータ11は、分岐道路の環境負荷に応じた料金設定(プライシング)を計画するためのプライシング情報を作成する。以下、具体的に説明する。
中央情報処理システム10は、プライシング計画の対象となる道路200〜220に関する情報を収集する(ステップS1)。具体的には、中央情報処理システム10は、通信ネットワーク20を介して、路側カメラ21から伝送される映像、トラフィックカウンタ22から伝送される検知情報、及び路側装置23から伝送されるプローグ情報を収集する。コンピュータ11は、路側カメラ21からの映像及びトラフィックカウンタ22からの検知情報を使用して、道路の交通量(車両数)、平均走行速度、交通渋滞状況などを示す道路交通情報を作成する。
また、コンピュータ11は、収集した情報から路側装置23から伝送されるプローグ情報を抽出する(ステップS2)。具体的には、図5に示すように、道路を走行中の車両30に搭載された車載器31は、道路灯に設置されたアンテナ24Dを介する無線通信により、路側装置23に対してプローグ情報100を送信する。ここで、路側装置23は、例えばDSRC(Dedicated Short Range Communication)と呼ばれる狭域無線通信方式により、限定されたエリア(エリアD)内で、走行中の車両30の車載器31と情報通信を行なう。
車載器31は、通常のカーナビゲーション装置と一体化されたものでもよい。プローグ情報100とは、車載器31を識別するID情報、ブレーキ操作やワイパー操作などの運転操作情報、車種情報、及び走行の目的地を示す目的情報などを含む車両情報である。さらに、車載器31は、カーナビゲーション装置のディスプレイに情報を表示する機能を有する。
本実施形態では、コンピュータ11は、分岐道路の環境負荷に応じたプライシング計画を立案するためのプライシング情報を作成する(ステップS3のYES,S4)。この場合、コンピュータ11は、例えば道路交通情報に含まれる道路の交通量(車両数)などに基づいてプライシング情報を作成する。なお、後述するように、分岐道路の環境負荷に応じたプライシング計画ではなく、別の条件の環境負荷に応じたプライシング計画を立案するためのプライシング情報を作成する場合もある(ステップS3のNO,S5)。
コンピュータ11は、作成したプライシング情報から、図2に示すような提供情報を作成する(ステップS6)。ここでは、提供情報は、分岐道路の環境負荷に応じたプライシング、即ち有料道路の通行料金を設定した情報である。具体的には、図2に示すように、相対的に環境負荷が高いA通り(第1の分岐道路)210に対して、例えば200円の通行料金が設定される。一方、相対的に環境負荷が低いB通り(第2の分岐道路)220に対して、例えば150円の通行料金が設定される。
コンピュータ11は、作成したプライシング情報及び提供情報を管制装置12に出力する。管制装置12は、ディスプレイにプライシング情報及び提供情報を表示する。これにより、管制装置12を操作する管制員は、分岐道路の環境負荷に応じたプライシング計画を確認することができる。管制装置12は、管制員からの操作に応じて、図3に示すように、路側装置23に含まれる路側情報板230に表示するように制御する。この路側情報板230の表示により、車両30が道路200を走行しているときに、車両30の運転者は、分岐道路でのA通り(第1の分岐道路)210またはB通り(第2の分岐道路)220の各通行料金を確認できる。
一方、コンピュータ11は、路側装置23を介して、走行中の車両30に搭載されている車載器31に提供情報を配信する(ステップS7)。即ち、図5に示すように、路側装置23は、分岐点手前の無線通信エリアCに設置されたアンテナ24Cを介して、提供情報110を無線通信で配信する。道路を走行中の車両30が無線通信エリアC内に入ると、その車載器31は提供情報110を受信する。これにより、分岐点手前において、車両30に搭載された車載器31は、図4に示すように、ディスプレイ310に受信した提供情報110を表示できる。従って、車両30の運転者は、分岐道路でのA通り(第1の分岐道路)210またはB通り(第2の分岐道路)220の各通行料金を、車載器31のディスプレイ310で確認できる。
以上のように本実施形態のシステムであれば、図5に示すように、走行中の車両30の運転者は、分岐道路の手前で、路側情報板230または車載器31のディスプレイ310で、分岐道路でのA通り(第1の分岐道路)210またはB通り(第2の分岐道路)220の各通行料金を確認できる。従って、車両30は、運転者の判断に応じて、例えば通行料金が相対的に低価格のB通り(第2の分岐道路)220を選択して通行する。
次に、図5、図7及び図8を参照して、コンピュータ11によるプライシング情報の作成処理について具体的に説明する。
本実施形態は、図5に示すように、高速道路等の有料道路において、その経路に分岐のある路線で、便宜的にA,Bの2つの分岐道路に対して環境負荷に応じたプライシング計画を立案する場合である。ここでは、分岐道路Aは、無線通信エリアAが設定されている道路とする。また、分岐道路Bは、無線通信エリアBが設定されている道路とする。
コンピュータ11は、対象となる分岐道路A,Bに対して、路側カメラ21やトラフィックカウンタ22により、道路上での単位時間(1時間)の走行車両数、走行平均速度、車種(大型、普通車)などの情報を収集し、データベース13に蓄積する。さらに、コンピュータ11は、路側装置23により、無線通信エリアA,Bに設置されたアンテナ24A,24Bを介して、走行中の車両の車載器(カーナビゲーション装置)から経路情報などを収集してデータベース13に蓄積する。
次に、コンピュータ11は、データベース13に蓄積した収集情報を使用して、対象となる分岐道路A,Bの環境負荷予測を行なうためのシミュレーションを実行する。コンピュータ11は、シミュレーションの実行により、環境負荷予測値を算出する。環境負荷予測値とは、例えば図7に示すように、道路負荷値、事故危険度、渋滞起因度、及び環境負荷率である。道路負荷値は、車両通行により発生する道路への負荷(具体的には路面損傷度など)を示す値である。事故危険度は、交通集中に伴う事故発生の危険度である。渋滞起因度は、車両が分岐点から先に流入することによる渋滞発生の起因度である。環境負荷率は、これらの道路負荷値、事故危険度、渋滞起因度の合計値である。
さらに、コンピュータ11は、分岐道路A,Bのそれぞれに対して、算出した環境負荷率に基づいて、具体的なプライシング(料金設定)を決定する。プライシングのプラン(料金プラン)としては、図7に示すように、大別して課税型と割引型に分けられる。即ち、課税型プライシングは、環境負荷率に応じた課金を行なうための料金プランである。また、割引型プライシングは、環境負荷率に応じた通行料金の割引を行なうための料金プランである。
以下、図7及び図8を参照して、プライシング(料金設定)の具体例を説明する。
本実施形態では、図7に示すようなプライシング情報に基づいて、分岐道路A,Bに対しては環境負荷率を25%、70%と予測する。即ち、図5に示すように、分岐道路Bは相対的に大型車両の通行台数が多く、結果として分岐道路Aより環境負荷率が高いと判定されている。従って、分岐道路Bに対しては、相対的に高い料金プランとなり、課税型プライシングでは通行料金として200円の課金を行なう。また、割引型プライシングでは、基準の通行料金500円から50円を割引いて、分岐道路Bの通行料金を450円とする。一方、分岐道路Aに対しては、相対的に低い料金プランとなり、課税型プライシングでは通行料金として50円の課金を行なう。また、割引型プライシングでは、基準の通行料金500円から200円を割引いて、分岐道路Aの通行料金を300円とする。なお、図8は、環境負荷率の変化に応じて、課税型プライシングと割引型プライシングの具体例を示す図である。
以上のように本実施形態のシステム10であれば、道路に対する環境負荷に関するプライシング情報を作成し、この環境負荷に応じたプライシング計画(料金プラン)を立案することができる。従って、立案したプライシング計画に基づいて、具体的に走行する車両の運転者に対して、道路の通行料金を提供情報として通知することにより、環境負荷の高い道路の通行を抑制し、相対的に低い道路(例えば分岐道路の一方や迂回ルート)の通行を推奨または誘導することが可能となる。換言すれば、本実施形態のシステムは、車両の通行に応じた環境負荷を動的に予測し、環境負荷に応じたプライシング計画を立案することで、道路管制の支援を行なうことができる。
なお、コンピュータ11により算出される環境負荷予測値において、前述したような項目以外に、交通量に応じた二酸化炭素(CO2)の排出量(または温室効果ガス量)や騒音の項目を入れてもよい。騒音は、交通渋滞度に関係しており、交通渋滞が少ない方が大きくなり、逆に交通渋滞が大きくなると小さくなることが予想される。特に、道路周辺の環境において騒音問題がある場合には、環境負荷予測の演算時に騒音項目の比重を高くしても良い。
さらに、道路負荷値は路面損傷度に対応するが、道路交通量に応じて発生する轍の発生度や道路上に引かれた白線の消失度を含めても良い。また、環境負荷の項目に含まれる事故危険度は、特に通学路や商店街に面している道路など、構造的に事故が発生し易い道路に対して重要な項目となる。渋滞起因度については、車両が温室効果ガスを排出しない電気自動車の場合でも、ガソリン車の渋滞を引き起こす可能性があるため、環境負荷の項目としては必要となる。
本実施形態では、環境負荷予測の対象として分岐道路A,Bの場合について説明したが、
コンピュータ11は、分岐道路A,Bの分岐率を算出し、当該分岐率に基づいて環境負荷予測を行なう方法でもよい。分岐率とは、分岐道路A,Bのいずれかを選択する車両の台数の割合である。コンピュータ11は、図5に示すように、路側装置23により無線通信エリアA,Bに設置されたアンテナ24A,24Bを介して、走行中の車両の車載器から経路情報(目的地データ)を収集して分岐率の演算を行なうことができる。この場合、走行中の車両には、車載器を搭載していない車両も混在するため、路側カメラ21やトラフィックカウンタ22から収集される走行車両数の情報が使用される。
本実施形態では、プライシング計画に基づいて提供情報(料金設定)の配信により、プライシングが実行される。この場合、走行中の各車両は、通常では最も通行料金が安くなる経路を探索することになる。これにより交通量の変動(分岐では分岐率の変動)が発生するため、システム10は、プライシングを所定の間隔で更新する。但し、走行中に大きく通行料金が変動しないことも考慮して、各車両はエリア通過の所要時間と料金変動を考慮して経路探索を行うことが予測される。
なお、本実施形態では分岐先として2つの分岐道路を想定したが、当然ながら、本システム10は、3つ以上の分岐道路を想定し、各分岐道路毎にプライシングを設定する場合にも適用できる。この場合、各分岐道路毎に異なる料金設定、最も環境負荷率が高い分岐道路に対してのみ特別の料金設定を行なうなど、各種のプライシング計画を立案することが可能である。
(変形例)
本実施形態は、分岐を有する道路の環境負荷に応じたプライシング計画の立案方法について説明した。以下の本実施形態の各変形例は、図6のステップS5に示すように、分岐道路の環境負荷とは別の条件の環境負荷に応じたプライシング計画の立案方法である。
まず、第1の変形例としては、コンピュータ11は、例えば経路の中に換気設備や集塵設備が設けられたトンネルがある場合には、そのトンネルを通過する路線を選択する車両台数が多くなるようにプライシング計画を立案する。
このようなプライシング計画であれば、トンネルを通過する車両台数を増大させることにより、当該設備により温室効果ガスなどの環境負荷を効果的に低減することができるため、有効なプライシングを実現できる。なお、当然ながら、本実施形態での分岐先の道路に当該トンネルが設けられている場合にも、本変形例の方法は適用できる。
また、第2の変形例としては、コンピュータ11は、通行する車両30の車種が電気自動車の場合には、分岐の有無、トンネル、期間、交通量とは無関係に、通行料金を減額するようなプライシング計画を立案する。
このようなプライシング計画であれば、例えばETCシステムと連携することにより、有料道路の入口ゲートにおいて路側装置23と車載器31とのDSRC通信により、車載器31から電気自動車を示す車種情報を取得すれば、通行する車両30に対して自動料金処理によるプライシングを実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…中央情報処理システム、11…コンピュータ、12…管制装置、
13…データベース、14…情報通信用インターフェース(I/F)、
20…通信ネットワーク、21…路側カメラ、22…トラフィックカウンタ
23…路側装置、24、24A〜24D…アンテナ、
30…車両、31…車載器、230…路側情報板、310…車載器のディスプレイ。

Claims (8)

  1. 道路を走行中の車両の車載器から送信される当該車両の経路情報、及び道路上の走行車両数、走行平均速度、車種を含む交通情報を収集する情報収集手段と、
    前記車両の経路情報及び前記交通情報に基づいて、指定の道路に対する環境負荷予測情報を算出する環境負荷予測手段と、
    前記環境負荷予測情報に基づいて、指定の道路に対する環境プライシング情報を作成する情報作成手段と、
    前記情報作成手段により作成された前記環境プライシング情報に基づいて、前記指定の道路に対する通行料金情報を含む環境負荷に応じた提供情報を作成する情報提供処理手段とを具備し、
    前記情報作成手段は、
    前記指定の道路として、空気中の二酸化炭素を抑制する処理設備を備えたトンネルを通過する道路に対して、当該トンネルを通過しない相対的に環境負荷の高い道路に設定する通行料金より相対的に低料金を設定した通行料金情報を含む前記環境プライシング情報を作成する環境情報処理システム。
  2. 前記指定の道路として分岐する第1の道路と第2の道路を設定し、
    前記情報作成手段は、
    前記トンネルを通過する前記第1の道路または第2の道路の一方に対して前記相対的に低料金を設定した通行料金情報を含む前記環境プライシング情報を作成する請求項1に記載の環境情報処理システム。
  3. 前記指定の道路として分岐する第1の道路と第2の道路を設定し、
    前記環境負荷予測手段は、
    前記車両の経路情報または前記走行車両数を示す前記交通情報に基づいて、所定の道路から前記第1の道路または第2の道路のいずれかを選択して走行する車両数の割合を示す分岐率を含む前記環境負荷予測情報として算出し、
    前記情報作成手段は、
    前記トンネルの通過の有無と共に前記分岐率に基づいた前記環境プライシング情報を作成する請求項1に記載の環境情報処理システム。
  4. 前記環境負荷予測情報は、
    前記指定の道路に対して、走行車両数、平均走行速度、大型車両又は普通車の車種に基づく道路負荷値、事故危険度、渋滞起因度及びこれらの合計値である環境負荷率を含む請求項1または請求項3のいずれか1項に記載の環境情報処理システム。
  5. 前記情報提供処理手段は、
    前記提供情報を前記車載器または道路の路側装置に配信する情報配信手段を有する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の環境情報処理システム。
  6. 前記情報収集手段は、
    前記車載器から無線通信を介して前記車両の経路情報を収集する手段と、
    道路の路側に設置されたカメラまたはセンサから通信手段を介して前記交通情報を収集する手段と
    を含む請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の環境情報処理システム。
  7. 環境負荷に応じた環境プライシング計画を策定する環境情報処理システムに適用する環境情報処理方法であって、
    道路を走行中の車両の車載器から送信される当該車両の経路情報、及び道路上の走行車両数、走行平均速度、車種を含む交通情報を収集する処理と、
    前記車両の経路情報及び前記交通情報に基づいて、指定の道路に対する環境負荷予測情報を算出する処理と、
    前記環境負荷予測情報に基づいて、指定の道路に対する環境プライシング情報を作成する処理と、
    前記情報作成手段により作成された前記環境プライシング情報に基づいて、前記指定の道路に対する通行料金情報を含む環境負荷に応じた提供情報を作成する処理と
    を実行し、
    前記環境プライシング情報を作成する処理は、
    前記指定の道路として、空気中の二酸化炭素を抑制する処理設備を備えたトンネルを通過する道路に対して、当該トンネルを通過しない相対的に環境負荷の高い道路に設定する通行料金より相対的に低料金を設定した通行料金情報を含む前記環境プライシング情報を作成する環境情報処理方法
  8. コンピュータにより実行されるプログラムであって、
    道路を走行中の車両の車載器から送信される当該車両の経路情報、及び道路上の走行車両数、走行平均速度、車種を含む交通情報を収集する情報収集手段と、
    前記車両の経路情報及び前記交通情報に基づいて、指定の道路に対する環境負荷予測情報を算出する環境負荷予測手段と、
    前記環境負荷予測情報に基づいて、指定の道路に対する環境プライシング情報を作成する情報作成手段と、
    前記情報作成手段により作成された前記環境プライシング情報に基づいて、前記指定の道路に対する通行料金情報を含む環境負荷に応じた提供情報を作成する情報提供処理手段として前記コンピュータを動作させ、
    前記情報作成手段は、
    前記指定の道路として、空気中の二酸化炭素を抑制する処理設備を備えたトンネルを通過する道路に対して、当該トンネルを通過しない相対的に環境負荷の高い道路に設定する通行料金より相対的に低料金を設定した通行料金情報を含む前記環境プライシング情報を作成するプログラム
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