JP2012003483A - データ生成装置、データ生成システム - Google Patents

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JP2012003483A JP2010137423A JP2010137423A JP2012003483A JP 2012003483 A JP2012003483 A JP 2012003483A JP 2010137423 A JP2010137423 A JP 2010137423A JP 2010137423 A JP2010137423 A JP 2010137423A JP 2012003483 A JP2012003483 A JP 2012003483A
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Takeshi Okuyama
豪志 奥山
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Abstract

【課題】状況変化に応じて正確な道路規制情報を生成することができるデータ生成装置等を提供する。
【解決手段】情報提供センタ(2)と車載システム(1)とが通信をするデータ提供システムにおいて、情報提供センタ(2)は、車載システム(1)から、車両の位置情報及び速度情報を含む走行軌跡データを取得し、当該走行軌跡データから、交差点に進入する手前位置の走行速度を収集するプローブサーバ(21)と、収集された交差点に進入する手前位置の走行速度に基づいて、道路規制を判定する判定サーバ(22)とを備え、判定サーバ(22)は、収集された交差点に進入する手前位置における走行速度のうち、渋滞している交差点に時に進入する手前位置における走行速度を除いて、道路規制を判定するものであり、車載システム(1)は、情報提供センタ(2)の判定サーバ(22)により判定された道路規制を当該情報提供センタ(2)から受信し、当該道路規制を提示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、道路規制に関するデータを生成するデータ生成装置、データ生成システムに関する。
従来より、多数の車両から取得したプローブ情報(車両位置、走行速度等)に基づいて、交差点手前における車両走行件数と、走行速度が10km/h以下で車両が走行した走行件数の比率によって、交差点における信号機の有無及び交差点における一時停止線の有無を判定する技術が知られている(下記の特許文献1を参照)。
特開2005−174282号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、時間帯や、渋滞等の交通状況の変化が考慮されておらず、誤って交差点における信号機の有無や一時停止線の有無を判定してしまう場合がある。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、状況変化に応じて正確な道路規制情報を生成することができるデータ生成装置、データ生成システムを提供することを目的とする。
本発明は、交差点に進入する手前位置の走行速度を収集し、当該収集された交差点に進入する手前位置の走行速度に基づいて道路規制を判定するとき、渋滞している交差点に時に進入する手前位置における走行速度を除いて、道路規制を判定する。
本発明は、道路規制を判定するときに、渋滞している交差点に時に進入する手前位置における走行速度を除くので、渋滞といった状況変化が生じても、当該状況変化に応じて正確な道路規制情報を生成することができる。
本発明の実施形態として示すデータ提供システムの機能的な構成を示すブロック図である。 交差点を示す上面図である。 本発明の実施形態として示すデータ提供システムにより収集した交差点手前区間における走行速度の傾向を示す図であり、(a)は交差点を直進したときの交差点手前区間における走行速度の傾向、(b)は交差点を左折したときの交差点手前区間における走行速度の傾向、(c)は交差点を右折したときの交差点手前区間における走行速度の傾向である。 進入リンクに一時停止線が存在する交差点を示す上面図である。 信号機、一時停止線がどの進入方向にもない交差点において、進入リンクに対して交わる交差路の交通量が多く一時停止をせざるを得ない場面を示す上面図である。 本発明の実施形態として示すデータ提供システムにより「一時停止線:有、信号機:無」と判定するときの交差点手前区間における走行速度の傾向を示す図であり、(a)は時間帯が7:00〜8:00のときの交差点手前区間における走行速度の傾向、(b)は時間帯が12:00〜13:00のときの交差点手前区間における走行速度の傾向、(c)は時間帯が20:00〜21:00のときの交差点手前区間における走行速度の傾向である。 本発明の実施形態として示すデータ提供システムにより「一時停止線:無、信号機:無」と判定するときの交差点手前区間における走行速度の傾向を示す図であり、(a)は時間帯が7:00〜8:00のときの交差点手前区間における走行速度の傾向、(b)は時間帯が12:00〜13:00のときの交差点手前区間における走行速度の傾向、(c)は時間帯が20:00〜21:00のときの交差点手前区間における走行速度の傾向である。 進入リンクの交差点手前区間に一時停止線がない交差点を示す上面図である。 本発明の実施形態として示すデータ提供システムにより「一時停止線:無、信号機:無」と判定するときの交差点手前区間における走行速度の傾向を示す図であり、(a)は交差点を直進したときの交差点手前区間における走行速度の傾向、(b)は交差点を左折したときの交差点手前区間における走行速度の傾向、(c)は交差点を右折したときの交差点手前区間における走行速度の傾向である。 信号機が設置された交差点を示す上面図である。 本発明の実施形態として示すデータ提供システムにより「信号機:有」と判定するときの交差点手前区間における走行速度の傾向を示す図であり、(a)は交差点を直進したときの交差点手前区間における走行速度の傾向、(b)は交差点を左折したときの交差点手前区間における走行速度の傾向、(c)は交差点を右折したときの交差点手前区間における走行速度の傾向である。 渋滞が発生している交差点を示す上面図である。 (a)は進入リンクから直進した退出リンクにおける走行速度の傾向、(b)は進入リンクから右折又は左折した退出リンクにおける走行速度の傾向を示す図である。 (A)の(a)は信号機が設けられていない交差点の上面図であり、(B)の(a)は信号機が設けられた交差点の上面図であり、(A)の(b)は信号機が設けられていない交差点における交差点手前区間の走行速度の傾向であり、(B)の(b)は信号機が設けられた後の交差点手前区間における走行速度の傾向である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[データ提供システムの構成]
本発明の実施形態として示すデータ提供システムは、例えば図1に示すように構成される。データ提供システムは、車両に搭載された車載システム1と、当該車載システム1にデータを提供するデータ生成装置としての情報提供センタ2とを含む。車載システム1と情報提供センタ2とは、所定の通信プロトコルに従って通信を行うことによって、相互にデータを授受可能としている。なお、図1には、一つの車載システム1のみを示しているが、情報提供センタ2は、電気通信回線を介して多数の車載システム1と通信を行うことが可能となっている。
車載システム1は、車載機制御回路11、GPS(Global Positioning System)受信機12、GPSアンテナ13、無線送受信機14、無線アンテナ15、車速センサ16、地図データベース17、ディスプレイ18を含む。
GPS受信機12は、GPSアンテナ13を介してGPS衛星からGPS信号を受信し、現在位置情報を生成する。この現在位置情報は、所定の期間ごとに車載機制御回路11に供給される。
無線送受信機14及び無線アンテナ15は、情報提供センタ2との間で無線通信を行う。無線送受信機14及び無線アンテナ15は、例えば携帯電話機等の、汎用の電気通信回線を介して通信を行うものである。無線送受信機14は、無線アンテナ15を介して受信した受信信号を取得し、所定の受信処理を行って受信データとして車載機制御回路11に供給する。無線送受信機14は、送信データが車載機制御回路11から供給されたときには、当該送信データに対して処理の送信処理を行って送信信号として無線アンテナ15から無線送信させる。
車速センサ16は、自車両の走行速度を検出し、走行速度信号を車載機制御回路11に供給する。
地図データベース17は、地図データを記憶している。この地図データは、交差点やその他道路網表現上の結節点などを表すノード情報、ノードとノードの間の道路区間を表すリンク情報、交通規制情報を含む。この交通規制情報は、例えば、交差点における一時停止線の有無、信号機の有無を含む。なお、この交通規制情報としては、通行止め、片側通行、制限速度、異常気象のための交通規制を含む。
ディスプレイ18は、ドライバに視認可能な位置に設けられている。ディスプレイ18は、車載機制御回路11の制御に従って、地図、推奨経路などを表示させる。
車載機制御回路11は、車載システム1を統括的に制御する。車載機制御回路11は、予め記憶されたプログラムに従って処理を行うことにより、ドライバに地図や道路規制情報を提示する情報提示機能、現在地から目的地に到達する推奨経路を演算して提示するナビゲーション機能、車両が走行しているときに一時停止や信号機等の道路規制情報を提示する等を有する。
また、車載機制御回路11は、車両によって取得したプローブ情報を情報提供センタ2に提供する処理を制御する。プローブ情報は、車両の現在の状況を表すリアルタイム情報である。プローブ情報としては、例えば走行速度、位置等が挙げられる。車載機制御回路11は、プローブ情報としての車速センサ16により検出した走行速度及びGPS受信機12により検出した位置情報を、情報提供センタ2に提供する。このとき、車載機制御回路11は、無線送受信機14及び無線アンテナ15を制御して、車両IDを付加して走行速度及び位置情報を、無線信号として送信させる。
更に、車載機制御回路11は、無線送受信機14及び無線アンテナ15を介して、情報提供センタ2から最新の道路規制情報を受信する。車載機制御回路11は、新たな道路規制情報を受信した場合には、地図データベース17に記憶した古い道路規制情報を新たな道路規制情報に書き換える。これにより、車載機制御回路11は、一時停止線、信号機の見落としに対して注意喚起を行わせることができる。
情報提供センタ2は、プローブサーバ21、判定サーバ22、プローブデータベース23、地図データベース24を含む。
プローブサーバ21は、電気通信回線を介して車載システム1と通信可能である。プローブサーバ21は、多数の車載システム1から送信されたプローブ情報を取得する。プローブサーバ21は、プローブ情報として、各車両の走行速度及び位置情報を含む走行軌跡データを収集する。特に、プローブサーバ21は、走行軌跡データから、交差点に進入する手前位置の走行速度を収集する。
プローブサーバ21は、収集した走行速度及び位置情報に対して時刻情報を付加して、プローブデータベース23に格納する。また、プローブサーバ21は、渋滞が発生している道路区間、交差点を示す渋滞情報を取得して、走行速度及び位置情報に対応付けて記憶する。プローブサーバ21は、VICS(Vehicle Information and Communication System)等の交通情報システムから渋滞情報を取得しても良く、車載システム1から送信された走行速度に基づいて渋滞が発生している道路区間、交差点を判断して、渋滞情報を取得しても良い。
プローブデータベース23は、プローブサーバ21により収集されたプローブ情報として、少なくとも走行速度及び位置情報、当該走行速度及び位置情報を取得した時刻情報を記憶している。プローブデータベース23は、プローブサーバ21から、交差点に進入する手前位置ごとの走行速度が供給され、交差点に進入する手前位置ごとの走行速度を多数蓄積したデータベースとなる。
地図データベース24は、地図データを記憶している。この地図データは、交差点やその他道路網表現上の結節点などを表すノード情報、ノードとノードの間の道路区間を表すリンク情報、交通規制情報を含む。この交通規制情報は、例えば、交差点における一時停止線の有無、信号機の有無を含む。なお、この交通規制情報としては、通行止め、片側通行、制限速度、異常気象のための交通規制を含む。
判定サーバ22は、プローブサーバ21により収集されてプローブデータベース23に蓄積された交差点に進入する複数の手前位置の走行速度に基づいて、道路規制を判定する(道路規制判定手段)。このとき、判定サーバ22は、プローブサーバ21により収集された交差点に進入する手前位置における走行速度のうち、渋滞している交差点に時に進入する手前位置における走行速度を除いて、道路規制を判定する。すなわち、判定サーバ22は、渋滞情報が付加されている交差点に進入する手前位置ごとの走行速度を除いて、道路規制を判定する。
この地図データベース24に記憶される交通規制情報は、判定サーバ22によって更新される。例えば、道路に一時停止線が新たに引かれた場合には、判定サーバ22によって、新たに引かれた一時停止線の情報が追加される。同様に、交差点に信号機が設置された時には、判定サーバ22によって当該交差点を示すノード情報に関連して、信号機が有ることの情報が追加される。
具体的には、情報提供センタ2は、図2に示すように、交差点100に進入する手前位置(交差点手前区間D)ごとに、車両ID、位置(座標)情報、時刻情報、走行速度情報(交差点への進入速度及び退出速度)を収集する。ここで、交差点手前区間Dは、例えば数メートルとしても良い。
図2に示す交差点100の場合、情報提供センタ2は、4つの交差点100に進入する手前位置ごとに、車両ID、位置(座標)情報、時刻情報、走行速度情報(交差点への進入速度及び退出速度)を収集する。
情報提供センタ2は、当該収集した交差点手前区間Dの走行速度に対して統計処理することにより、交差点手前区間Dの走行速度の傾向を判断して、一時停止の有無、信号機の有無等の道路規制を判定する。ここで交差点手前区間Dの走行速度は、上述した交差点100に時に進入する手前位置における走行速度である。
交差点手前区間Dの走行速度は、図2に示す例において、自車両が進入リンク101から交差点100に向かう進入方向Aで走行したとき、当該進入リンク101の終端に存在する一時停止線103aから手前側の所定区間である交差点手前区間Dの走行速度となる。また、情報提供センタ2は、交差点手前区間Dの走行速度のみならず、自車両が進入リンク101から交差点100を通過して退出方向B1、B2、B3に向かう退出リンク102a、102b、102cにおける交差点通過後の走行速度を収集しても良い。このとき、情報提供センタ2は、交差点100から所定の距離における退出リンク102a、102b、102cでの走行速度を取得する。
[道路規制の判定処理]
つぎに、上述したデータ提供システムによって、交差点100における進行方向ごとの交差点手前区間Dの走行速度に基づいて道路規制を判定する処理について説明する。
先ず、判定サーバ22によって交差点100に一時停止線があると判定する処理について説明する。
図2に示したように、進入方向Aにおける交差点100の手前に一時停止線103aがある交差点100において、交差点100から退出リンク102a、102b、102cに走行した場合において、進入リンク101における交差点手前区間Dの走行速度の比率[%]を図3(a)、(b)、(c)に示す。このような交差点手前区間Dの走行速度の比率は、判定サーバ22が、プローブデータベース23を参照して、ある交差点100についての交差点手前区間Dの走行速度を、退出方向B1,B2,B3に分類し、且つ当該退出方向B1,B2,B3ごとの交差点手前区間Dの走行速度を、速度別に分類することによって求められる。
図3(a)、(b)、(c)によれば、“全ての退出方向B1,B2,B3に走行した場合であっても交差点手前区間Dの走行速度が0km/hの比率が他の速度に比べて非常に高い、且つ、交差点手前区間Dを高い走行速度で通過する車両の比率が非常に低い”という走行速度の傾向がある。このような交差点手前区間Dにおける走行速度の傾向がある場合、判定サーバ22は、当該交差点100における交差点手前区間Dの道路規制を、「一時停止線:有、信号機:無」と仮判定する。
「一時停止線:有、信号機:無」と仮判定される場面は、下記の2つの場面が存在する。第1に、図4に示すように、進入リンク101に現実に一時停止線103aが存在する場合が挙げられる。第2に、図5に示すように、信号機、一時停止線がどの進入方向にもない交差点100において、進入リンク101に対して交わる交差路の交通量が多く、一時停止をせざるを得ない場合が挙げられる。この第2の場合は、例えば、朝の7:00〜8:00といった通勤時間帯等、交通量が局所的に高くなる特定の時間帯に発生することがあるが、稀なケースである。
上記のように「一時停止線:有、信号機:無(仮判定)」と判定される交差点100において、時間帯別に全ての退出方向B1,B2,B3ごとに交差点手前区間Dの走行速度を収集する。その結果、図6に示すように、(a)7:00〜8:00、(b)12:00〜13:00、(c)20:00〜21:00のように、交差点手前区間Dの走行速度に対する比率が取得できる。なお、この交差点手前区間Dの走行速度は、一例として自車両が進入リンク101から退出リンク102aに直進するときの結果である。
図6(a)、(b)、(c)によれば、“どの時間帯においても、全ての退出方向に対しても、交差点手前区間Dの走行速度が0km/hの比率が他の走行速度より非常に高い、且つ、交差点手前区間Dを高い走行速度で通過する車両の比率が非常に低い”という走行速度の傾向がある。
このような交差点手前区間Dにおける走行速度の傾向がある場合、判定サーバ22は、当該交差点100の道路規制を、「一時停止線:有、信号機:無」と判定する。
判定サーバ22は、図3に示したような走行速度の傾向に基づいて「一時停止線:有、信号機:無」と仮判定した交差点100において、図7に示すような走行速度の傾向を取得した場合には、仮判定を変更して、「一時停止線:無、信号機:無」である道路規制と判定する。
図7に示すように、(a)7:00〜8:00、(b)12:00〜13:00、(c)20:00〜21:00の交差点手前区間Dの走行速度のように、(a)は交差点手前区間Dの走行速度のように一時停止する走行速度の傾向があるが、(b)、(c)の交差点手前区間Dの走行速度のように一時停止する走行速度の傾向がない場合がある。すなわち、時間帯により一時停止の傾向が見られない場合がある。この場合、判定サーバ22は、仮判定を変更して、当該交差点100の道路規制を、「一時停止線:無、信号機:無」と判定する。
つぎに、図8に示すように、進入リンク101の交差点手前区間Dに一時停止線がない交差点100において、判定サーバ22によって、交差点100に一時停止線が無いと判定する処理について説明する。
このように一時停止線がない交差点100において、交差点100から退出リンク102a、102b、102cに走行した場合には、進入リンク101における交差点手前区間Dの走行速度の比率[%]は、図9(a)、(b)、(c)のようになる。図9に示すように、一時停止線が無い交差点100における交差点手前区間Dの走行速度の傾向は、“複数の退出方向のうち交差点手前区間Dの走行速度が0km/hである比率が非常に低い退出方向が存在する”となる。このような走行速度の傾向がある場合、判定サーバ22は、当該交差点100の道路規制を、「一時停止線:無、信号機:無」と判定する。
つぎに、判定サーバ22によって、信号機の有無及び及び当該信号機の時間帯による規制変更(点滅信号)を判定する処理について説明する。
図10に示すように進入リンク101の交差点100に信号機104がある場合、図11に進行方向毎の交差点手前区間Dの走行速度を示すように、“交差点手前区間Dの走行速度が0km/hの比率が非常に高く、且つ、交差点手前区間D走行速度が高い比率が非常に低い”という「一時停止線:有、信号機:無」、“複数の退出方向のうち交差点手前区間Dの走行速度が0km/hとなる退出方向が存在する”という「一時停止線:無、信号機:無」となる走行速度の傾向が現れない。
このような走行速度の傾向である場合、判定サーバ22は、当該交差点100の道路規制を、「信号機:有」と仮判定する。
交差点100の道路規制が「信号機:有」と判定された場合、判定サーバ22は、異なる時間帯ごと、及び、複数の退出方向ごとに、交差点手前区間Dの走行速度を収集し、走行速度の傾向を取得する。判定サーバ22は、下記の第1〜第3の何れかの走行速度の傾向があった場合に、信号機の種類を特定する。
第1に、判定サーバ22は、時間帯によって「一時停止線:有」の走行速度の傾向があると判定した場合には、「信号機:有(赤色点滅)」と判定する。すなわち、図6に示したように“時間帯によらず交差点手前区間Dの走行速度が0km/hの比率が非常に高く、且つ、交差点手前区間D走行速度が高い比率が非常に低い”という「一時停止線:有」の走行速度の傾向がある場合には、時間帯によって赤色点滅する信号機があると判定する。
第2に、判定サーバ22は、時間帯によって「一時停止線:無」の走行速度の傾向があると判定した場合には、「信号機:有(黄色点滅)」と判定する。すなわち、図7に示したように、“時間帯によって交差点手前区間Dの走行速度が0km/hの比率が非常に高くなるときがある”という「一時停止線:無」の走行速度の傾向がある場合には、時間帯によって黄色点滅する信号機があると判定する。
第3に、判定サーバ22は、第1,第2の場合のように、「一時停止線:有」、「一時停止線:無」の走行速度の傾向がない場合、「信号機:有(点滅とならない信号)」と判定する。
つぎに、判定サーバ22によって、交差点手前区間Dの走行速度のうち、渋滞している交差点を通過したときの走行速度を除いて、道路規制を判定することについて説明する。
交差点100の道路規制を正確に判定するために、判定サーバ22は、渋滞となっていない道路を走行している車両によって取得されたプローブ情報(交差点手前区間Dの走行速度等)を使用する必要がある。このため、判定サーバ22は、渋滞時に取得したプローブ情報を、プローブデータベース23から取り除く必要がある。
図12に示すように、進入リンク101及び交差点100を直進した退出リンク102aに複数の車両vが低速度で走行している渋滞時には、図13に示すような退出リンク102a、102b、102cにおける走行速度の傾向となる。図13(a)に示すように、退出リンク102aに直進したときの走行速度は、0km/hとなる比率が非常に高い。また、図13(b)に示すように、退出リンク102b、102cに右左折したときの走行速度は、走行速度が0km/hとなる比率が低くない。このように、交差点100からの全ての退出方向のうち、交差点100を通過した後の走行速度が0km/hとなる比率が非常に高い退出方向が含まれている場合には、当該退出方向は渋滞となっている可能性が高い。
したがって、判定サーバ22は、交差点100からの全ての退出方向のうち、交差点100を通過した後の走行速度が0km/hとなる比率が非常に高い退出方向が含まれていると判定した場合には、当該交差点100における交差点手前区間Dの走行速度を除いて、交差点手前区間Dの走行速度に基づく道路規制の判定を行う。
また、判定サーバ22は、実際の退出リンク102a、102b、102cの走行速度に基づいて交差点100の渋滞を判断することに代えて、VICSにより提供されている渋滞情報を用いても良い。判定サーバ22は、ある交差点100の道路規制を判定するときに、当該交差点100について一般的に提供されているVICSによる渋滞情報を参照して、進入リンク101が渋滞又は混雑している時間帯の交差点手前区間Dの走行速度を使用しない。
(1,3) これにより、このデータ提供システムによれば、道路規制を判定するときに、渋滞している交差点に時に進入する手前位置における走行速度を除くので、渋滞といった状況変化が生じても、当該状況変化に応じて正確な道路規制情報を生成することができる。
つぎに、判定サーバ22によって交差点100における道路規制を変更する処理について説明する。
判定サーバ22は、ある第1期間において収集された交差点100に進入する交差点手前区間Dの走行速度と、当該第1期間の後の第2期間において収集された交差点100に進入する交差点手前区間Dの走行速度とを比較して、道路規制が変更したことを判定する。第1期間、第2期間は、例えば1ヶ月など、交差点100において取得されるプローブ情報数に応じて適切な期間が設定可能である。
例えば、図14(A)の(a)に示すように、信号機が設けられていない交差点100に、図14(B)の(a)に示すように、2010年1月31日に信号機104が設けられた場面を考える。
2010年1月までにプローブデータベース23に蓄積される退出リンク102aに直進するときの進入リンク101における交差点手前区間Dの走行速度の傾向は、図14(A)の(b)に示すようになる。図14(A)の(b)によれば、交差点手前区間Dの走行速度は、0km/hとなる比率が非常に高くなる。この走行速度の傾向は、一時停止線103にて停止するために、交差点手前区間Dの走行速度が0km/hとなる比率が非常に高くなることを示している。
一方、信号機104が設けられた後の2010年2月の交差点手前区間Dにおける走行速度の傾向は、図14(B)の(b)のようになる。図14(B)の(b)によれば、交差点手前区間Dにおける走行速度が0km/hとなる比率、20km/h〜50kmhとなる比率が略一様となっている。すなわち、この走行速度の傾向は、信号機104が赤の時には交差点手前区間Dにおいて停止し、信号機104が青又は黄色の場合には交差点手前区間Dには停止せずに走行することを表している。
(2,4) 判定サーバ22は、このように走行速度の傾向を検出した場合、当該交差点100の道路規制を変更する。これによって、データ提供システムは、最新の道路規制情報をリアルタイムに更新し、交差点100における正確な情報を提供できる。これにより、データ提供システムは、情報提供センタ2から車載システム1に対して最新の道路規制情報を提供して、一時停止線103、信号機104の見落としに対して注意喚起を行わせることができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 車載システム
2 情報提供センタ
11 車載機制御回路
12 GPS受信機
13 GPSアンテナ
14 無線送受信機
15 無線アンテナ
16 車速センサ
17 地図データベース
18 ディスプレイ
21 プローブサーバ
22 判定サーバ
23 プローブデータベース
24 地図データベース
100 交差点
101 進入リンク
102 退出リンク
103 一時停止線
104 信号機

Claims (4)

  1. 車両の位置情報及び速度情報を含む走行軌跡データを取得し、当該走行軌跡データから、交差点に進入する手前位置の走行速度を収集するデータ収集手段と、
    前記データ収集手段により収集された交差点に進入する手前位置の走行速度に基づいて、道路規制を判定する道路規制判定手段とを備え、
    前記道路規制判定手段は、前記データ収集手段により収集された交差点に進入する手前位置における走行速度のうち、渋滞している交差点に時に進入する手前位置における走行速度を除いて、道路規制を判定することを特徴とするデータ生成装置。
  2. 前記道路規制判定手段は、第1期間において収集された交差点に進入する手前位置の走行速度と、当該第1期間の後の第2期間において収集された交差点に進入する手前位置の走行速度とを比較して、当該交差点の道路規制が変更したことを判定することを特徴とする請求項1に記載のデータ生成装置。
  3. 情報提供センタと車載システムとが通信をするデータ生成システムにおいて、
    前記情報提供センタは、
    前記車載システムから、車両の位置情報及び速度情報を含む走行軌跡データを取得し、当該走行軌跡データから、交差点に進入する手前位置の走行速度を収集するデータ収集手段と、
    前記データ収集手段により収集された交差点に進入する手前位置の走行速度に基づいて、道路規制を判定する道路規制判定手段とを備え、
    前記道路規制判定手段は、前記データ収集手段により収集された交差点に進入する手前位置における走行速度のうち、渋滞している交差点に時に進入する手前位置における走行速度を除いて、道路規制を判定するものであり、
    前記車載システムは、前記情報提供センタの道路規制判定手段により判定された道路規制を当該情報提供センタから受信し、当該道路規制を提示すること
    を特徴とするデータ生成システム。
  4. 前記情報提供センタの道路規制判定手段は、第1期間において収集された交差点に進入する手前位置の走行速度と、当該第1期間の後の第2期間において収集された交差点に進入する手前位置の走行速度とを比較して、当該交差点の道路規制が変更したことを判定し、
    前記車載システムは、前記変更された交差点の道路規制を前記情報提供センタから受信し、記憶している道路規制を更新すること
    を特徴とするデータ生成システム。
JP2010137423A 2010-06-16 2010-06-16 データ生成装置、データ生成システム Pending JP2012003483A (ja)

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