JP6520161B2 - 車両の側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、
ダッシュパネルと、
前記ダッシュパネルよりも車両後方側に配置されたストラットタワーと、
車幅方向に沿うダッシュクロスメンバーとを備えた車両の側部の構造に関する。
商用車系の自動車で運転席がエンジンの上方に位置するキャブオーバー型の自動車では、荷室長を確保するために運転席の位置をできる限り車両前方側にレイアウトしている。そのために、冒頭に記載したように、ダッシュパネルよりも車両後方側にストラットタワーが配置されている。
従来、上記の車両の側部の構造においては、ストラットタワーとダッシュクロスメンバーとはそれぞれ独立して設けられ、左右一対のストラットタワー同士もそれぞれ独立して設けられていた(ストラットタワーを備えた車両としては特許文献1の技術があり、ダッシュクロスメンバーを備えた車両としては特許文献2の技術がある)。
特開2013−47061号公報 特開2014−201112号公報
上記従来の技術によれば、ストラットタワーとダッシュクロスメンバーとはそれぞれ独立して設けられ、左右一対のストラットタワー同士もそれぞれ独立して設けられていたために、ストラットサスペンションの横剛性があまり高くはなかった。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、ストラットサスペンションの横剛性の性能向上を図ることができる車両の側部構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
ダッシュパネルと、
前記ダッシュパネルよりも車両後方側に配置されたストラットタワーと、
車幅方向に沿うダッシュクロスメンバーとを備えた車両の側部の構造であって、
前記ダッシュクロスメンバーは、前記ストラットタワーの車幅方向外側の一側部の上端部と略同じ高さに配置され、
前記ダッシュクロスメンバーの車幅方向外側の一端部と、前記ストラットタワーの車幅方向外側の一側部の上端部とが、ダッシュサイドメンバーを介して連結されている点にある。(請求項1)
この構成によれば、ダッシュクロスメンバーの車幅方向外側の一端部と、前記ストラットタワーの車幅方向外側の一側部の上端部とが、ダッシュサイドメンバーを介して連結されている。すなわち、左右のストラットタワーを剛性部材であるダッシュクロスメンバーを介して接合することで、コーナリング時等の横力に対するストラットタワーの剛性を高めることができ、ストラットサスペンションの性能低下を低減することができる。また、ダッシュパネルの周囲の剛性を高めることができるため、ダッシュパネルの変形を低減することができ、運転席周辺での振動・異音の発生を低減することができる。
また、ストラットタワーの上端部は、サスペンションのストラットを固定するため、ストラットタワーのほかの部分よりも十分な剛性と強度が求められる構造になっている。さらに、ストラットタワーの上端部は、サスペンションからの入力を受ける個所であり、ストラットタワーの左右の上端部同士を連結することで、最も効率よく左右のストラットタワーを連成でき、入力に対するストラットサスペンションの横剛性を向上させることができる。(請求項1)
本発明において、
前記ダッシュサイドメンバーは、車両後方側の端部が前記ストラットタワーの一側部の上端部に接合されて、前記ストラットタワーの一側部の上端部から車両前方側に延び、
前記ダッシュクロスメンバーの一端部は、前記ダッシュサイドメンバーの車両前後方向中央部に接合されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前突時に、ダッシュサイドメンバーの車両前方側の前半部を効果的に変形させて衝撃を吸収することができる。(請求項2)
本発明において、
前記ダッシュサイドメンバーと前記ストラットタワーの一側部の上端部とにダッシュサイドパネルが挟持されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
いずれも剛性部材であるダッシュサイドメンバーとストラットタワーの一側部の上端部とでダッシュサイドパネルを挟み込むことで、横方向のダッシュサイドパネルの剛性を高めることができて、車両剛性を向上させることができる。さらに、ダッシュパネルの横方向へのゆがみを低減することができるため、ダッシュパネルの周辺の振動を効果的に低減することができる。(請求項3)
本発明において、
前記ストラットタワーの一側部の上端部に形成された上面視台形状の嵌合凸部と、前記ダッシュサイドパネルに形成された上面視台形状の嵌合凹部とが嵌合し、
前記嵌合凸部の車両前方側の傾斜部に、前記ダッシュサイドメンバーに形成された傾斜部が重ね合わされて接合されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前突時の入力を、ダッシュパネルの周りに溜めずに車体に効率的に分散させ、前突時の前方からの入力を確実に車体構造に伝達することができる。
また、ダッシュサイドメンバーとストラットタワーの接合部を斜めにすることで、車両前方側からの入力をストラットタワーで受けやすくしつつ、前記接合部の接合面積を増やして、接合強度を高めることができる。
さらに、ストラットタワーとダッシュサイドパネルとダッシュサイドメンバーの接合強度を高くすることができる。
そして、ストラットタワーとダッシュサイドパネルとダッシュサイドメンバーを斜めに接合することで、これらの接合部への応力集中を分散させ (接合面を広くとる。急激な変化点を作らないようにする。) 、接合部付近に変形が起こらないようにすることで、ダッシュサイドメンバーの車両前方側の前半部を効果的に変形させることができる。
これにより、衝突時の衝撃吸収と車体骨格への衝撃力の分散を効果的に行うことができて、車室の変形を的確に防止する構造とすることができる。(請求項4)
本発明において、
前記ストラットタワーの一側部の上側前端部に、車両前方側に延びる取り付けフランジが設けられ、
前記ダッシュパネルの車幅方向外側の側部に、車両後方側に延びる取り付けフランジが設けられ、
前記ストラットタワーの取り付けフランジの基端部と前記ダッシュサイドパネルとダッシュサイドメンバーとが重ね合わされて接合され、
前記ダッシュパネルの取り付けフランジと前記ストラットタワーの取り付けフランジの車両前方側の端部と前記ダッシュサイドパネルとダッシュサイドメンバーとが重ね合わされて接合されていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
構造上、ダッシュパネルとストラットタワーとは車両前後方向で離れており、ダッシュクロスメンバーとストラットタワーの間には空間が形成されている。そのために、一般的には、ダッシュクロスメンバーとストラットタワーの間に、ダッシュサイドメンバーとダッシュサイドパネルのみで構成される箇所が生じてしまう。このような箇所は、剛性のあるもの(ダッシュクロスメンバーとストラットタワー)同士の間であり、前記箇所に応力が集中しやすくなる恐れがある。
そこで、ストラットタワーから車両前方側に取り付けフランジを延出するとともに、ダッシュパネルから車両後方側に取り付けフランジを延出し、上記のような接合構造に構成することで、上記の個所に十分な強度・剛性を確保することができる。
その結果、上記の個所に応力が集中することを防止することができ、ダッシュクロスメンバーより車両後方側でのダッシュサイドメンバーの変形を確実に防止することができる。(請求項5)
本発明によれば、
ストラットサスペンションの横剛性の性能向上を図ることができる車両の側部構造を提供することができた。
商用車系の自動車の全体斜視図 車両の側部構造を前外側から見た斜視図 車両の側部構造を車室内側の斜め後方から見た斜視図 車両の側部構造の右側面図 (a)は、図2のA−A断面図、(b)は、図5(a)のY部の拡大図 フルラップ前突を示す図 オフセット前突を示す図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
本発明において、「前側」は車両前方側、「後側」は車両後方側、「前端部」は車両前方側の端部、「後端部」は車両後方側の端部、「前壁」は車両前方側の壁、「後壁」は車両後方側の壁、「前面」は車両前方側の面である。
図1に、商用車系の自動車100を示し、図2,図3に、自動車100の側部構造(図1のX部の構造)を示してある。この自動車100は、ダッシュパネル1と、ダッシュパネル1よりも車両後方側Rrに配置された左右一対のストラットタワー2と、車幅方向に沿うダッシュクロスメンバー3と、ダッシュパネル1の左右両側に各別に配置された左右一対のダッシュサイドパネル4と、ダッシュサイドパネル4の車幅方向外側W2に配置された左右一対の円弧状のホイールハウスパネル5とを備えている。
[ダッシュパネル1の構造]
図5(a),図5(b)に示すように、このダッシュパネル1の車幅方向外側W2の側部に、車両後方側Rrに延びる第1取り付けフランジ1F(請求項5の取り付けフランジに相当)が設けられている。
[ダッシュサイドパネル4の構造]
左右一対のダッシュサイドパネル4は、自動車の車幅方向の中心に対して対称(以下、「左右対称」と称する)である。図5(a),図5(b)に示すように、ダッシュサイドパネル4には、ストラットタワー2の後述の嵌合凸部30が嵌合する上面視台形状の嵌合凹部31が形成されている。
[ストラットタワー2の構造]
左右一対のストラットタワー2は左右対称である。図3,図5(a),図5(b)に示すように、このストラットタワー2は、前壁11と、後壁12と、上壁13と、車幅方向内側W1の側壁14とを備えている。前記側壁14は台形状に形成され、前壁11は下側ほど車両前方側Frに位置するように傾斜し、後壁12は下側ほど車両後方側Rrに位置するように傾斜している。
前記前壁11の車幅方向外側W2の一側部の上端部(ストラットタワー2の一側部の上側前端部)には、車両前方側Frに延びる前側第2取り付けフランジ11F(請求項5の取り付けフランジに相当)が設けられている。また、後壁12の車幅方向外側W2の一側部に、車両後方側Rrに延びる後側第2取り付けフランジ12Fが設けられ、上壁13の車幅方向外側W2の一側部に、上方に延びる上側第2取り付けフランジ13Fが設けられている。前側第2取り付けフランジ11Fと上側第2取り付けフランジ13Fと後側第2取り付けフランジ12Fとは互いに連なっている。
図5(a),図5(b)に示すように、ストラットタワー2の車幅方向外側W2の一側部の上端部、すなわち、前記上壁13の車幅方向外側W2の側部、及び、上側第2取り付けフランジ13Fに、上面視台形状の嵌合凸部30が形成されている。
[ダッシュクロスメンバー3の構造]
ダッシュクロスメンバー3は、車両後方側Rrが開放した断面ハット形状に形成され、前記ハットの鍔に該当する上下一対の第3取り付けフランジ3F1(図2,図5(a)参照)が、ダッシュパネル1の下部の前面に溶接接合されている。これにより、ダッシュクロスメンバー3がダッシュパネル1を補強している。このダッシュクロスメンバー3は、ストラットタワー2の車幅方向外側W2の一側部の上端部と略同じ高さに配置され、車幅方向においてダッシュパネル1の長さと略同一長さに設定されている。
[ダッシュサイドメンバー6の構造]
図2,図4,図5(a),図5(b)に示すように、ダッシュクロスメンバー3の車幅方向外側W2の一端部に設けられた第4取り付けフランジ3F2(図5(b)参照)と、ストラットタワー2の上側第2取り付けフランジ13F、及び、前側第2取り付けフランジ11Fとが、車両前後方向に沿うダッシュサイドメンバー6を介して連結されている。
このダッシュサイドメンバー6は、車幅方向内側W1が開放した断面ハット形状に形成され、前記ハットの鍔に該当する上下一対の第5取り付けフランジ6Fを備えている。ダッシュサイドメンバー6の後端部には、車両後方側Rrほど車幅方向外側W2に位置するように傾斜した傾斜部6F1(図5(b)参照)が設けられている。ダッシュサイドメンバー6の車両前方側Frの前半部は、車両前方側Frほど下方に位置するように傾斜するとともに、車両前方側下方に窄んでいる(図4参照)。
[ストラットタワー2等の連結構造]
図5(a),図5(b)に示すように、ストラットタワー2の嵌合凸部30を構成する上側第2取り付けフランジ13Fと、ダッシュサイドパネル4の嵌合凹部31とが嵌合している。そして、ダッシュサイドメンバー6の上下一対の第5取り付けフランジ6Fの後端部の傾斜部6F1が、ダッシュサイドパネル4の嵌合凹部31の車両前方側Frの傾斜部31Aと、ストラットタワー2の嵌合凸部30の車両前方側Frの傾斜部30Aとに車幅方向外側W2から重ね合わされている。このようにして、ダッシュサイドメンバー6の第5取り付けフランジ6Fと、ストラットタワー2の上側第2取り付けフランジ13F、及び、前側第2取り付けフランジ11Fとにダッシュサイドパネル4が挟持されている。
そして、ストラットタワー2の前側第2取り付けフランジ11Fの基端部11F1と、上側第2取り付けフランジ13Fと、後側第2取り付けフランジ12Fとが、ダッシュサイドパネル4に溶接接合されている。さらに、ダッシュサイドメンバー6の上下一対の第5取り付けフランジ6Fと、ダッシュサイドパネル4と、ストラットタワー2の上側第2取り付けフランジ13F、及び、前側第2取り付けフランジ11Fの基端部11F1とが溶接接合されている。
また、ダッシュクロスメンバー3の車両後方側Rrにおいて、ダッシュパネル1の第1取り付けフランジ1Fと、ストラットタワー2の前側第2取り付けフランジ11Fの前端部11F2と、ダッシュサイドパネル4と、ダッシュサイドメンバー6の上下一対の第5取り付けフランジ6Fとが重ね合わされて溶接接合されている(図5(b)参照)。
上記の連結構造は、自動車の右側の側部の連結構造であるが、車両の左側の側部の連結構造も、前記右側の側部の連結構造と同一構造である。
上記の連結状態で、前記ダッシュサイドメンバー6は、ストラットタワー2の上側第2取り付けフランジ13F、及び、前側第2取り付けフランジ11Fから車両前方側Frに延びている。また、ダッシュクロスメンバー3の第4取り付けフランジ3F2は、ダッシュサイドメンバー6の車両前後方向中央部の第5取り付けフランジ6Fに溶接接合されている。
本発明によれば、
(1) 左右のストラットタワー2を剛性部材であるダッシュクロスメンバー3を介して接合することで、コーナリング時等の横力に対するストラットタワー2の剛性を高めることができ、ストラットサスペンションの性能低下を低減することができる。また、ダッシュパネル1の周囲の剛性を高めることができるため、ダッシュパネル1の変形を低減することができ、運転席周辺での振動・異音の発生を低減することができる。
(2) 前突時に、ダッシュサイドメンバー6の車両前方側Frの前半部を効果的に変形させて衝撃を吸収することができる。(図6参照)
(3) いずれも剛性部材であるダッシュサイドメンバー6とストラットタワー2の一側部の上端部とでダッシュサイドパネル4を挟み込むことで、横方向のダッシュパネル1の剛性を高めることができて、車両剛性を向上させることができる。さらに、ダッシュパネル1の横方向へのゆがみを低減することができるため、ダッシュパネル1の周辺の振動を効果的に低減することができる。
(4) 前記ストラットタワー2の一側部の上端部に形成された上面視台形状の嵌合凸部30と、ダッシュサイドパネル4に形成された上面視台形状の嵌合凹部31とが嵌合し、嵌合凸部30の車両前方側Frの傾斜部30Aに、ダッシュサイドメンバー6に形成された傾斜部6F1が重ね合わされて溶接接合されていることで、次の作用を奏することができる。
つまり、前突時の入力を、ダッシュパネル1の周りに溜めずに車体に効率的に分散させ、前突時の前方からの入力を確実に車体構造に伝達することができる。
また、ダッシュサイドメンバー6とストラットタワー2の接合部を斜めにすることで、車両前方側Frからの入力をストラットタワー2で受けやすくしつつ、前記接合部の接合面積を増やして、接合強度を高めることができる。
さらに、ストラットタワー2とダッシュサイドパネル4とダッシュサイドメンバー6の接合強度を高くすることができる。
そして、ストラットタワー2とダッシュサイドパネル4とダッシュサイドメンバー6を斜めに接合することで、これらの接合部への応力集中を分散させ (接合面を広くとる。急激な変化点を作らないようにする。) 、接合部付近に変形が起こらないようにすることで、ダッシュサイドメンバー6の車両前方側Frの前半部を効果的に変形させることができる。図6にフルラップ前突時のダッシュサイドメンバーの変形状態を示し、図7にオフセット前突時のダッシュサイドメンバーを示してある。
これにより、衝突時の衝撃吸収と車体骨格への衝撃力の分散を効果的に行うことができて、車室の変形を的確に防止する構造とすることができる。
(5) 構造上、ダッシュパネル1とストラットタワー2とは車両前後方向で離れており、ダッシュクロスメンバー3とストラットタワー2の間には空間が形成されている。そのために、一般的には、ダッシュクロスメンバー3とストラットタワー2の間に、ダッシュサイドメンバー6とダッシュサイドパネル4のみで構成される箇所が生じてしまう。このような箇所は、剛性のあるもの(ダッシュクロスメンバー3とストラットタワー2)同士の間であり、前記箇所に応力が集中しやすくなる恐れがある。
そこで、ストラットタワー2から車両前方側Frに前側第2取り付けフランジ11Fを延出するとともに、ダッシュパネル1から車両後方側Rrに第1取り付けフランジ1Fを延出し、上記のような接合構造に構成することで、上記の個所に十分な強度・剛性を確保することができる。
その結果、上記の個所に応力が集中することを防止することができ、ダッシュクロスメンバー3より車両後方側Rrでのダッシュサイドメンバー6の変形を確実に防止することができる。
1 ダッシュパネル
1F 取り付けフランジ(ダッシュパネルの車幅方向外側の側部に設けられた取り付けフランジ、第1取り付けフランジ)
2 ストラットタワー
3 ダッシュクロスメンバー
4 ダッシュサイドパネル
6 ダッシュサイドメンバー
6F1 ダッシュサイドメンバーに形成された傾斜部
11F 取り付けフランジ(ストラットタワーの一側部の上側前端部に設けられた取り付けフランジ、前側第2取り付けフランジ)
11F1 ストラットタワーの取り付けフランジの基端部
11F2 ストラットタワーの取り付けフランジの車両前方側の端部
30 嵌合凸部
30A 嵌合凸部の車両前方側の傾斜部
31 嵌合凹部
Fr 車両前方側
Rr 車両後方側
W2 車幅方向外側

Claims (5)

  1. ダッシュパネルと、
    前記ダッシュパネルよりも車両後方側に配置されたストラットタワーと、
    車幅方向に沿うダッシュクロスメンバーとを備えた車両の側部の構造であって、
    前記ダッシュクロスメンバーは、前記ストラットタワーの車幅方向外側の一側部の上端部と略同じ高さに配置され、
    前記ダッシュクロスメンバーの車幅方向外側の一端部と、前記ストラットタワーの車幅方向外側の一側部の上端部とが、ダッシュサイドメンバーを介して連結されている車両の側部構造。
  2. 前記ダッシュサイドメンバーは、車両後方側の端部が前記ストラットタワーの一側部の上端部に接合されて、前記ストラットタワーの一側部の上端部から車両前方側に延び、
    前記ダッシュクロスメンバーの一端部は、前記ダッシュサイドメンバーの車両前後方向中央部に接合されている請求項1記載の車両の側部構造。
  3. 前記ダッシュサイドメンバーと前記ストラットタワーの一側部の上端部とにダッシュサイドパネルが挟持されている請求項1又は2記載の車両の側部構造。
  4. 前記ストラットタワーの一側部の上端部に形成された上面視台形状の嵌合凸部と、前記ダッシュサイドパネルに形成された上面視台形状の嵌合凹部とが嵌合し、
    前記嵌合凸部の車両前方側の傾斜部に、前記ダッシュサイドメンバーに形成された傾斜部が重ね合わされて接合されている請求項3に記載の車両の側部構造。
  5. 前記ストラットタワーの一側部の上側前端部に、車両前方側に延びる取り付けフランジが設けられ、
    前記ダッシュパネルの車幅方向外側の側部に、車両後方側に延びる取り付けフランジが設けられ、
    前記ストラットタワーの取り付けフランジの基端部と前記ダッシュサイドパネルとダッシュサイドメンバーとが重ね合わされて接合され、
    前記ダッシュパネルの取り付けフランジと前記ストラットタワーの取り付けフランジの車両前方側の端部と前記ダッシュサイドパネルとダッシュサイドメンバーとが重ね合わされて接合されている請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両の側部構造。
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