JP6516769B2 - 光学活性ピルリンドールエナンチオマーおよびその塩を得るための方法 - Google Patents

光学活性ピルリンドールエナンチオマーおよびその塩を得るための方法 Download PDF

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Description

本発明は、遊離塩基の形態のまたは薬学的に許容可能な塩の形態の光学活性ピルリンドールエナンチオマーを得るための方法に関する。
本発明に係る光学活性ピルリンドールエナンチオマーは、(R)−ピルリンドールおよび(S)−ピルリンドールである。
本発明に従って得られる生成物は、エナンチオマー的に純粋でありかつ医療に有用である。
背景
ピルリンドールすなわち2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−8−メチル−ピラジン[3,2,1−j,k]カルバゾールは、式I

で示される四環式化合物である。
ピルリンドールは、鬱病の治療で医薬としてこれまで役立ってきた可逆的モノアミンオキシダーゼA阻害剤である。
ピルリンドールは、不斉炭素原子を有することから(S)−ピルリンドールおよび(R)−ピルリンドールの2つのエナンチオマーが存在することが示唆される。
当該技術の現状ではピルリンドールのエナンチオマー分離のためのいくつかの方法が教示されている。たとえば、The Journal of Pharmaceutical and Biomedical Analysis, 18(1998) 605- 614, “Enantiomeric separation of pirlindole by liquid chromatography using different types of chiral stationary phases”, Ceccato et alには、3つの異なるキラル固定相を用いた液体クロマトグラフィー(LC)によるピルリンドールのエナンチオマー分離が開示されている。
さらに、The Journal of Pharmaceutical and Biomedical Analysis 27(2002) 447-455, “Automated determination of pirlindole enantiomers in plasma by on-line coupling of a pre-column packed with restricted access material to a chiral liquid chromatographic column”, Chiap et al.には、エナンチオマーの分離・定量分析用のセルロース系キラル固定相を含有するカラムに結合されたサンプル精製用の浸透制限材料が充填されたプレカラムの使用が開示されている。
先行技術のChirality 11:261-266 (1999)によれば、光学活性酸を用いた選択的結晶化によりピルリンドールのエナンチオマーを得る試みはすべて失敗し、分取クロマトグラフィーを併用した誘導体化技術を用いて塩酸塩として実験室スケール(数グラム)で得ることが可能であったにすぎない。
当該技術の現状で開示される方法の特徴は、工業規模または準工業規模でのその実現を決定的に制限するものである。なぜなら、大規模なクロマトグラフィーによる分離を必要するとため、方法のコストが非常に大きくなり、実現が困難になり、しかも再現性が悪くなるからである。
したがって、ピルリンドールのエナンチオマーをその遊離塩基形態でまたは薬学的に許容可能な塩として得るための実現可能なかつ工業への応用が容易な新しい方法を見いだす必要性が当技術分野に存在する。
発明の簡単な説明
本発明によれば、光学活性酸を用いて(rac)−ピルリンドールを遊離塩基形態で結晶化させてからそれを遊離塩基としてまたは薬学的に許容可能な塩として生成することにより、当該技術の現状の教示とは対照的に、遊離塩基の形態のまたは薬学的に許容可能な塩の形態の(R)−ピルリンドールおよび(S)−ピルリンドールを得ることが可能である。
したがって、本発明の対象は、光学活性酸を用いた遊離塩基形態の(rac)−ピルリンドールの結晶化による分割を行うことにより特徴付けられる、遊離塩基の形態のまたは薬学的に許容可能な塩の形態の光学活性(R)−および(S)−ピルリンドールエナンチオマーを得るための方法である。
光学活性ピルリンドールエナンチオマーはエナンチオマー的に純粋な(S)−ピルリンドールまたは(R)−ピルリンドールである。
したがって、本発明のさらなる対象は、以下の工程、すなわち、
i)(rac)−ピルリンドール塩酸塩を水性溶媒に溶解させてから塩素化溶媒による後続抽出および溶媒の完全除去を行って遊離塩基形態の(rac)−ピルリンドールを得る工程と、
ii)工程i)で得られた(rac)−ピルリンドールを有機溶媒に溶解させてから分割のために光学活性酸を添加する工程と、
iii)ジアステレオマー塩の沈殿が生じている間にi)で形成されたサスペンジョンを15分間〜2時間撹拌する工程と、
iv)得られたジアステレオマー塩を濾過してから有機溶媒中に懸濁させて精製することにより、光学活性酸を用いて形成された薬学的に許容可能な塩の形態の(S)−ピルリンドールエナンチオマーまたは(R)−ピルリンドールエナンチオマーを得る工程と、任意選択で、
v)工程iv)で得られた生成物を水性溶媒に溶解させて塩素化溶媒による後続抽出および溶媒の完全除去を行うことにより、エナンチオマー的に純粋な(S)−ピルリンドールおよび/または(R)−ピルリンドールを遊離塩基として得る工程と、さらに任意選択で、
vi)S)−ピルリンドールエナンチオマーまたは(R)−ピルリンドールエナンチオマーの薬学的に許容可能な酸付加塩を形成するように薬学的に許容可能な酸を用いて工程v)で得られた遊離塩基形態のエナンチオマー的に純粋な(S)−ピルリンドールおよび/または(R)−ピルリンドールを塩に変換することにより、薬学的に許容可能な酸付加塩の形態のS)−ピルリンドールまたは(R)−ピルリンドールを得る工程と、
を含むことにより特徴付けられる方法である。
また、本発明のそのほかの対象は、工程ii)で使用される光学活性酸が、(R)−マンデル酸、(R)−(+)−α−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸、(1R,3S)−(+)−カンファー酸、D(+)−リンゴ酸、(S)−マンデル酸、(S)−(−)−α−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸、(1S,3R)−(+)−カンファー酸、またはL(−)−リンゴ酸からなる群から選択される、以上で定義した方法である。
また、本発明のさらなる対象は、工程ii)およびiv)で使用される有機溶媒が、メタノール、エタノール、プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、tert−ブチルアルコール、2−ブタノン、アセトン、エチルメチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジメチルスルホキシド、1,2−ジクロロエタン、ジエチルエーテル、ジメチルエーテル、ジメチルホルムアミド、メチルtert−ブチルエーテル、2−プロパノール、ピリジン、トルエン、キシレン、または任意の割合のそれらの混合物からなる群から選択される、以上で定義した方法である。
そのほかに、本発明のさらなる対象は、得られる化合物が、エナンチオマー的に純粋な、(R)−マンデル酸塩としての(S)−ピルリンドール、(S)−マンデル酸塩としての(R)−ピルリンドール、(S)−ピルリンドール臭化水素酸塩、(R)−ピルリンドール臭化水素酸塩、(S)−ピルリンドールクエン酸塩、(R)−ピルリンドールクエン酸塩、(S)−ピルリンドールメシル酸塩、(R)−ピルリンドールメシル酸塩、(R)−ピルリンドール(R)−(+)−α−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸塩、および(S)−ピルリンドールR)−(+)−α−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸塩であることを特徴とする、以上に定義された方法である。
発明の説明
本発明によれば、光学活性酸を用いて(rac)−ピルリンドールを遊離塩基形態で結晶化させてからそれを遊離塩基としてまたは薬学的に許容可能な塩として生成することにより、当該技術の現状の教示とは対照的に、遊離塩基の形態のまたは薬学的に許容可能な塩の形態の(R)−ピルリンドールおよび(S)−ピルリンドールを得ることが可能である。
より具体的には、本発明によれば、有機溶媒中で光学活性酸を用いて遊離塩基形態の(rac)−ピルリンドールを結晶化させることにより、および任意選択でそれ続いて薬学的に許容可能な酸を用いて薬学的に許容可能な塩を形成するように塩への変換を行うことにより、遊離塩基の形態のまたは薬学的に許容可能な塩の形態の(R)−ピルリンドールおよび(S)−ピルリンドールを得ることが可能である。
出願人は、ある特定の方法条件下でラセミジアステレオマーピルリンドールの分割を実際に行えることを見いだした。
以上の本質的な方法条件は、ラセミピルリンドールの事前単離(驚くべきことに、これをしないと分割を効率的に行うことができない)、ラセミ化を回避するためにとくに制御しなければならない光学活性酸添加後のアジテーション(撹拌)時間、および光学活性酸添加段階および精製で使用される特定のタイプの有機溶媒を含む。
出願人は、遊離塩基形態の(rac)−ピルリンドールに光学活性酸を添加した後、短い撹拌時間では分割が効果的でなく、より長い撹拌時間ではラセミ化が起こることを見いだした。
一般的には、15分間〜2時間の範囲内で撹拌を行う。好ましくは、30分間〜1時間で撹拌を行う。
出願人はまた、分割方法の効率および収率に著しく影響を及ぼすことから光学活性酸添加段階(分割)および精製では特定の有機溶媒を選択することがきわめて重要であることを見いだした。
本発明に係る方法は、当技術分野で公知の方法とは異なり、工業規模で容易に使用される方法であることに加えて、前臨床試験および臨床試験を行える量で遊離塩基または薬学的に許容可能な塩の形態の(R)−ピルリンドールおよび(S)−ピルリンドールを初めて得ることを可能にする。
ピルリンドール分子は、塩基特性を有する第2級アミン基を有するので酸付加塩を形成可能であり、これは薬学的に許容可能な塩でありうる。
本発明に記載の方法は、(R)−ピルリンドールおよび(S)−ピルリンドールをその遊離塩基形態および薬学的に許容可能な塩の形態の両方で得ることを可能にする。
本発明の目的では、キラルクロマトグラフィーにより計算されるエナンチオマー純度が97%以上である場合にエナンチオマー的に純粋であるとみなされる。
本発明に係る方法は、(rac)−ピルリンドール塩酸塩から出発する場合、以下の工程、すなわち、
i)(rac)−ピルリンドール塩酸塩を水性溶媒に溶解させてから塩素化溶媒による後続抽出および溶媒の完全除去を行って遊離塩基形態の(rac)−ピルリンドールを得る工程と、
ii)工程i)で得られた(rac)−ピルリンドールを有機溶媒に溶解させてから分割のために光学活性酸を添加する工程と、
iii)ジアステレオマー塩の沈殿が生じている間にii)で形成されたサスペンジョンを15分間〜2時間撹拌する工程と、
iv)得られたジアステレオマー塩を濾過してから有機溶媒中に懸濁させて精製することにより、光学活性酸を用いて形成された薬学的に許容可能な塩の形態の(S)−ピルリンドールエナンチオマーまたは(R)−ピルリンドールエナンチオマーを得る工程と、
を含む。
得られる生成物が遊離塩基としてのまたは好適な有機酸および無機酸との薬学的に許容可能な酸付加塩としての(S)−ピルリンドールエナンチオマーまたは(R)−ピルリンドールエナンチオマーである場合、詳述した方法の工程のほかに、前記方法は、任意選択で、以下の工程、すなわち、
v)工程iv)で得られた生成物を水性溶媒に溶解させて塩素化溶媒による後続抽出および溶媒の完全除去を行うことにより、エナンチオマー的に純粋な(S)−ピルリンドールおよび/または(R)−ピルリンドールを遊離塩基として得る工程と、
vi)薬学的に許容可能な酸を用いて工程v)で得られた遊離塩基の形態のエナンチオマー的に純粋な(S)−ピルリンドールおよび/または(R)−ピルリンドールを塩に変換することにより、薬学的に許容可能な酸付加塩の形態のS)−ピルリンドールまたは(R)−ピルリンドールを得る工程と、
のうち少なくとも1つを企図する。
行われる単位操作、得られる収率、困難な条件(たとえば高温)の工程の不在、およびとくにクロマトグラフィーによる分離の使用の不必要性から、この方法は工業用途にとくに好適であり、したがって先行技術とは異なる特異なものである。
本発明の目的では、「薬学的に許容可能な塩」という用語は、健全な医学的評価の範囲内で毒性、刺激、アレルギー応答などを呈することなくヒトおよび下等動物の組織および器官に接触させて使用するのに好適でありかつ妥当な便益/リスク比に見合う塩を意味する。薬学的に許容可能な塩は、有機酸および無機酸を用いて形成される薬学的に許容可能な酸付加塩ならびに本発明に係る光学活性酸を用いて形成される薬学的に許容可能な塩を含む。
代表的な酸付加塩は、限定されるものではないが、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、酪酸塩、カンファー酸塩、カンファースルホン酸塩、ジグルコン酸塩、フマル酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩(イセチオン酸塩)、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、リン酸塩、グルタミン酸塩、重炭酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、およびウンデカン酸塩を含む。
本発明に係る化合物との薬学的に許容可能な酸付加塩を形成するために使用可能な酸の例は、限定されるものではないが、塩酸、臭化水素酸(HBR)、硫酸、リン酸などの無機酸、およびクエン酸、無水クエン酸、マンデル酸、コハク酸、メタンスルホン酸などの有機酸を含む。
本発明の目的では、「光学活性酸」は、(S)−マンデル酸、(R)−マンデル酸、(R)−(+)−α−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸、(S)−(−)−α−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸、(1S,3R)−(−)−カンファー酸、(1R,3S)−(+)−カンファー酸、L−(−)−リンゴ酸、D−(+)−リンゴ酸、または同様に当技術分野で周知の光学活性酸を含む。
本発明の目的では、「水性溶媒」という用語は、水または水と他の有機溶媒との混合物(ただし、水が主成分であるもの、すなわち、95%(v/v)以上の量で存在するもの)を意味する。
本発明の目的では、「有機溶媒」という用語は、有機化学で一般に使用される溶媒または任意の割合のそれらの混合物を意味する。
本発明に係る方法の工程ii)およびiv)で使用される有機溶媒の例は、限定されるものではないが、メタノール、エタノール、プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、tert−ブチルアルコール、2−ブタノン、アセトン、エチルメチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジメチルスルホキシド、1,2−ジクロロエタン、ジエチルエーテル、ジメチルエーテル、ジメチルホルムアミド、メチルtert−ブチルエーテル、2−プロパノール、ピリジン、トルエン、キシレンなど、および任意の割合のそれらの混合物からなる群から選択される。
好ましいのは、次の溶媒、すなわち、エタノール、メタノール、1−ブタノール、2−ブタノール、tert−ブチルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、およびイソプロパノール、さらには任意の割合のそれらの混合物、たとえば、イソプロパノール/アセトン(1:1)、エタノール/アセトン(1:1)、エタノール/メチルイソブチルケトン(1:1)、およびエタノール/1−ブタノール(1:4)である。
本発明の目的では、「塩素化溶媒」という用語は、クロロホルム、ジクロロメタン、メチレンクロリド、トリクロロメタン、もしくは四塩化炭素、または任意の割合のそれらの混合物を意味する。
本発明に従って得られる化合物は以下の通りである。
(S)−ピルリンドール(S)−マンデル酸塩、
(S)−ピルリンドール(R)−マンデル酸塩、
(S)−ピルリンドール(R)−(+)−α−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸塩、
(R)−ピルリンドール臭化水素酸塩、
(R)−ピルリンドールメシル酸塩、
(S)−ピルリンドールクエン酸塩、
(R)−ピルリンドールクエン酸塩、
(R)−ピルリンドール(遊離塩基)、
(S)−ピルリンドール(遊離塩基)。
本発明に係る方法により取得可能な他の化合物の例は以下の通りである。
(S)−ピルリンドール臭化水素酸塩
(S)−ピルリンドールメシル酸塩
(S)−ピルリンドールベンゼンスルホン酸塩
(R)−ピルリンドールp−トルエンスルホン酸塩
(S)−ピルリンドール重硫酸塩
(R)−ピルリンドールシュウ酸塩
(R)−ピルリンドールマレイン酸塩
(S)−ピルリンドール酢酸塩
(S)−ピルリンドールグルタミン酸塩
(S)−ピルリンドール乳酸塩
(R)−ピルリンドールアジピン酸塩
(R)−ピルリンドール安息香酸塩
(S)−ピルリンドールリンゴ酸塩
以下の実施例は、本発明を例示することを意図したものであり、それを限定するものと解釈すべきではない。
実施例1
(R)−ピルリンドール(S)−マンデル酸塩
100g(0.38モル)の(R,S)−ピルリンドール塩酸塩を室温で16Lの脱イオン水に溶解させた。この溶液に42.4g(0.4モル)の無水炭酸ナトリウムを添加して内容物を1時間撹拌した。
以上の溶液を3×4Lのジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、そして真空下で蒸発乾固させた。
この濃縮物に2Lのアセトンを添加した。
以上の溶液に150mlのアセトン中の27.6g(0.18モル)の(S)−マンデル酸の溶液を撹拌下で添加した。
撹拌を45分間継続した。
沈殿生成物を濾過し、2×100mLのアセトンで洗浄し、そして真空下、35℃〜45℃で乾燥させた。
以上の生成物をエタノール(250mL)中に懸濁させてから濾過し、そして真空下、35℃〜45℃で乾燥させて48.5g(0.13モル)の(R)−ピルリンドール(S)−マンデル酸塩を得た(収率=68%)。キラルHPLC(エナンチオマー純度=98.2%)。
実施例1と同一の手順を用いて(ただし、キラル酸の添加後の撹拌時間は60分間であった)、100g(0.38モル)の(R,S)−ピルリンドール塩酸塩から出発して、かつ27.6g(0.18モル)の(R)−マンデル酸を用いて、45.6g(0.12モル)の(S)−ピルリンドール(R)−マンデル酸塩を得た(収率=63%)。キラルHPLC(エナンチオマー純度=98.7%)。
実施例3
(S)−ピルリンドール(R)−マンデル酸塩
有機溶媒としてイソプロパノール/アセトン(1:1)の混合物を使用しかつキラル酸の添加後の撹拌時間が35分間であったこと以外は実施例1と同一の手順を用いて、10g(0.038モル)の(R,S)−ピルリンドール塩酸塩から出発してかつ2.8g(0.018モル)の(R)−マンデル酸を用いて、4,1g(0.011モル)の(S)−ピルリンドール(R)−マンデル酸塩を得た(収率=57.9%)。キラルHPLC(エナンチオマー純度=98.1%)。
実施例4
(S)−ピルリンドール(R)−(+)−α−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸塩
有機溶媒としてエタノール/アセトン(1:1)の混合物を使用し、キラル酸の添加後の撹拌時間が55分間であり、かつ光学活性酸として(R)−(+)−α−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸(8.3g)(0.018モル)を使用した以外は実施例1と同一の手順を用いて、10g(0.038モル)の(R,S)−ピルリンドール塩酸塩から出発して4.8g(0.010モル)の(S)−ピルリンドール(R)−(+)−α−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸塩を得た(収率=52.6%)。キラルHPLC(エナンチオマー純度=97.7%)。
実施例5
(R)−ピルリンドール臭化水素酸塩
実施例1で得られた生成物(10g、0.027モル)を550mlの脱イオン水に溶解させた。水性相を3×300mlのクロロホルムで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、真空下で蒸発乾固させ、そして200mlのアセトンを添加した。
以上の溶液に6mlのHBrの溶液(48%水性溶液)(0.04モル)を撹拌下で添加した。
脱水沈殿生成物を濾過し、2×10mlのアセトンで洗浄し、そして真空下、35℃〜45℃で乾燥させる。
以上の生成物をエタノール/メチルイソブチルケトン(1:1)(250mL)中に懸濁させてから濾過し、そして真空下、35℃〜45℃で乾燥させて6.5g(0.021モル)の(R)−ピルリンドール臭化水素酸塩を得た(収率=77.8%)。キラルHPLC(エナンチオマー純度=97.9%)。
実施例6
(R)−ピルリンドールクエン酸塩
実施例1で得られた生成物(10g、0.027モル)を550mlの脱イオン水に溶解させた。水性相を3×300mlのトリクロロエタンで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、真空下で蒸発乾固させ、そして200mlのアセトンを添加した。
以上の溶液に7.7gの無水クエン酸(0.04モル)を撹拌下で添加した。
脱水沈殿生成物を濾過し、2×10mlのアセトンで洗浄し、そして真空下、35℃〜45℃で乾燥させた。
以上の生成物をエタノール/1−ブタノール(1:4)(250mL)中に懸濁させてから濾過し、そして真空下、35℃〜45℃で乾燥させて9.2g(0.020モル)の(R)−ピルリンドールクエン酸塩を得た(収率=74.1%)。キラルHPLC(エナンチオマー純度=97.6%)。
実施例7
(R)−ピルリンドールメシル酸塩
実施例1で得られた10gの(R)−ピルリンドール(S)−マンデル酸塩から出発して、かつ薬学的な許容可能な酸としてメタンスルホン酸を用いて実施例5に記載の手順に従って、7.4g(0.023モル)の(R)−ピルリンドールメシル酸塩を得た(収率=85.2%)。キラルHPLC(エナンチオマー純度=98.0%)。
実施例8
(S)−ピルリンドール臭化水素酸塩
実施例2で得られた10gの(S)−ピルリンドール(R)−マンデル酸塩から出発して、薬学的な許容可能な酸として臭化水素酸を用いて、かつ実施例6に記載の手順に従って、7.4g(0.024モル)の(S)−ピルリンドール臭化水素酸塩を得た(収率=88.9%)。キラルHPLC(エナンチオマー純度=98.2%)。
実施例9
(S)−ピルリンドールメシル酸塩
実施例2で得られた10gの(S)−ピルリンドール(R)−マンデル酸塩から出発して、かつ薬学的な許容可能な酸としてメタンスルホン酸を用いて実施例6に記載の手順に従って、6.8g(0.021モル)の(S)−ピルリンドールメシル酸塩を得た(収率=77.8%)。キラルHPLC(エナンチオマー純度=98.0%)。
実施例10
(S)−ピルリンドールクエン酸塩
実施例2で得られた(S)−ピルリンドールの10gの(R)−マンデル酸塩から出発して、かつ薬学的な許容可能な酸としてクエン酸を用いて実施例6に記載の手順に従って、9.5g(0.021モル)の(R)−ピルリンドールクエン酸塩を得た(収率=77.8%)。キラルHPLC(エナンチオマー純度=98.5%)。
実施例11
医薬組成物
(R)−ピルリンドール(遊離塩基)
実施例1で得られた生成物(2g、0.005モル)を110mlの脱イオン水に溶解させた。水性相を3×75mlのジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒が完全に除去されるまで真空下で蒸発させ、そして0℃/5℃で一晩放置した。結晶化が起こった。1.1g(0.0049モル)の((R)−ピルリンドール(遊離塩基)を得た(収率=98%)。キラルHPLC(エナンチオマー純度=98.3%)。
実施例12
(S)−ピルリンドール(遊離塩基)
実施例2で得られた生成物(2g、0.005モル)を110mlの脱イオン水に溶解させた。水性相を3×75mlのトリクロロエタンで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒が完全に除去されるまで真空下で蒸発させ、そして0℃/5℃で一晩放置した。結晶化が起こった。1.1g(0.0049モル)の(S)−ピルリンドール(遊離塩基)を得た(収率=98%)。キラルHPLC(エナンチオマー純度=97.8%)。

Claims (17)

  1. 光学活性酸を用いた遊離塩基形態の(rac)−ピルリンドールの結晶化により分割を行うことを特徴とする、遊離塩基の形態のまたは薬学的に許容可能な塩の形態の光学活性ピルリンドールエナンチオマーを得るための方法であって、
    光学活性酸を遊離塩基形態の(rac)−ピルリンドールに添加した後15分間〜2時間撹拌する工程と、
    光学活性酸添加段階および精製のための有機溶媒を、アセトンイソプロパノール/アセトン(1:1)の混合物及びエタノール/アセトン(1:1)の混合物からなる群から選択する工程と、
    を含
    光学活性酸がマンデル酸又はα−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸である、
    方法。
  2. 前記光学活性ピルリンドールエナンチオマーがエナンチオマー的に純粋な(S)−ピルリンドールまたは(R)−ピルリンドールであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 以下の工程:
    i)(rac)−ピルリンドール塩酸塩を水性溶媒に溶解させてから塩素化溶媒による後続抽出および溶媒の完全除去を行って遊離塩基形態の(rac)−ピルリンドールを得る工程と、
    ii)工程i)で得られた(rac)−ピルリンドールを有機溶媒に溶解させてから分割のために光学活性酸を添加する工程と、
    iii)ジアステレオマー塩の沈殿が生じている間にii)で形成されたサスペンジョンを15分間〜2時間撹拌する工程と、
    iv)得られたジアステレオマー塩を濾過してから有機溶媒中に懸濁させて精製することにより、光学活性酸を用いて形成された薬学的に許容可能な塩の形態の(S)−ピルリンドールエナンチオマーまたは(R)−ピルリンドールエナンチオマーを得る工程と、任意選択で、
    v)工程iv)で得られた生成物を水性溶媒に溶解させて塩素化溶媒による後続抽出および溶媒の完全除去を行うことにより、エナンチオマー的に純粋な(S)−ピルリンドールおよび/または(R)−ピルリンドールを遊離塩基として得る工程と、任意選択で、
    vi)S)−ピルリンドールエナンチオマーまたは(R)−ピルリンドールエナンチオマーの薬学的に許容可能な酸付加塩を形成するように、薬学的に許容可能な酸を用いて工程v)で得られた遊離塩基形態のエナンチオマー的に純粋な(S)−ピルリンドールおよび/または(R)−ピルリンドールを塩に変換することにより、薬学的に許容可能な酸付加塩の形態のS)−ピルリンドールまたは(R)−ピルリンドールを得る工程と、
    を含むことにより特徴付けられる、請求項1および2のいずれか一項に記載の方法。
  4. 工程ii)で使用される光学活性酸が、(R)−マンデル酸、(R)−(+)−α−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸又は(S)−(−)−α−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸である、請求項3に記載の方法。
  5. 工程ii)およびiv)で使用される有機溶媒が、アセトンイソプロパノール/アセトン(1:1)の混合物及びエタノール/アセトン(1:1)の混合物からなる群から選択される、請求項3又は4に記載の方法。
  6. 得られる化合物がエナンチオマー的に純粋な(R)−マンデル酸塩としての(S)−ピルリンドールであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 得られる化合物がエナンチオマー的に純粋な(S)−マンデル酸塩としての(R)−ピルリンドールであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 得られる化合物がエナンチオマー的に純粋な(S)−ピルリンドール臭化水素酸塩であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  9. 得られる化合物がエナンチオマー的に純粋な(R)−ピルリンドール臭化水素酸塩であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  10. 得られる化合物がエナンチオマー的に純粋な(S)−ピルリンドールクエン酸塩であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  11. 得られる化合物がエナンチオマー的に純粋な(R)−ピルリンドールクエン酸塩であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  12. 得られる化合物がエナンチオマー的に純粋な(S)−ピルリンドールメシル酸塩であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  13. 得られる化合物がエナンチオマー的に純粋な(R)−ピルリンドールメシル酸塩であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  14. 得られる化合物がエナンチオマー的に純粋な(R)−ピルリンドール(S)−(−)−α−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸塩であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  15. 得られる化合物がエナンチオマー的に純粋な(S)−ピルリンドール(R)−(+)−α−メトキシ−α−トリフルオロフェニル酢酸塩であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  16. 得られる化合物がエナンチオマー的に純粋な遊離塩基形態の(R)−ピルリンドールであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  17. 得られる化合物がエナンチオマー的に純粋な遊離塩基形態の(S)−ピルリンドールであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
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