JP6516626B2 - マイクロホン装置 - Google Patents
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Description
そのためには、サスペンションとして機能するショックマウント部材の材質として、より柔らかいものを選定する必要があり、これによりマイクロホンユニットはマイクロホンケース内において大きな可動範囲をもって動くことになる。
なお、図7〜図10に示される従来のマイクロホン装置においては、後で説明する図1〜図6に示したこの発明に係る実施の形態と同一の機能を果たす部材が備えられており、それぞれ同一符号で示している。したがって各部の詳細な構成は、図1〜図6に基づいて後で説明する。
この図7に示された構成によると、マイクケーブル45は、マイクロホンユニット10側とコネクタ47との間の空間部に、宙に浮いた状態で配置されるために、マイクロホンケース30側に受ける振動は、破線で模式的に示したように、コネクタ47からマイクケーブル45を介してマイクロホンユニット10側に伝達される。これにより、振動雑音が発生する。
しかしながら、マイクロホン装置を落下させる等して、大きな衝撃が加わった場合には、マイクロホンユニット10側がショックマウント部材41,42を介して瞬時に大きく揺動する。これによって、マイクケーブル45に無理な張力が加わり、図8に示したようにマイクケーブル45が断線するという問題が発生する。
すなわち、図9に示した両方向の矢印は、マイクケーブル45が自由に振動する様子を示しており、マイクケーブル45の振動がマイクロホンユニット10側に伝わる状況を破線で模式的に示している。
したがって、マイクケーブルの一部は例えばゴム素材により構成されたショックマウント部材に常に接しているので、マイクロホンケース側において受ける振動が、マイクケーブルを介してマイクロホンユニット側に直接伝達されるのを阻止することができる。これにより振動雑音の発生を効果的に抑制させることができる。
そして、ショックマウント部材に沿ったマイクケーブルは、多少の緩みをもった状態で配置することができるので、マイクロホンケースに衝撃が加えられた場合に、ショックマウント部材の変形に追従してマイクケーブルも同様に変形する。これにより、マイクケーブルに過剰な張力を与える等のストレスが加わるのを効果的に防止できる。
そして、マイクロホンユニット10は、金属性のユニットケース13によって、シリンダ状に形成されたユニット支持部20の前端部に取り付けられている。
一方、第2エレメント12は、固定極と振動板を備えているもののコンデンサマイクロホンは構成せずに、後部音響端子から入る音波に対して低音域をカットして、高音域のみを第1エレメント11の背面に伝えることで、実質的にハイパスフィルター(HPF)として機能させている。前記HPFの作用によりコンデンサマイクロホンの周波数特性において、特に低域の周波数特性を向上させている。
そして、前記マイクロホンユニット10からの信号は、ドーム状カバー21の中央部に取り付けられた中継ロッド23を介して前記回路基板22に供給されるように構成されている。
二つの支持部材11c、12cは導電性を有する締結部材112により締結されて固定される。
また、振動板フレーム12dには導電性のねじ113が取り付けられ、ねじ113に中継ロッド23が電気的に接続される。
前記フロントショックマウント部材41およびリアショックマウント部材42は、それぞれゴム素材により構成されており、これにより前記マイクロホンユニット10はユニット支持部20と共に、前記マイクロホンケース30内で、軸方向に揺動可能に支持されている。
そして、フロントショックマウント部材41の外側の円筒部41bが、マイクロホンケース30内に同軸状に配置された円筒体43の外周面と、マイクロホンケース30の内壁面との間で挟持されることで、マイクロホンケース30内に取り付けられている。
なお、リアショックマウント部材42の円環状に形成された薄肉部42aの面には、図5に示すように6つの貫通孔42dが周方向に等間隔に形成されている。貫通孔42dは、マイクロホンケース30の内側と対向する一方の面(表面)とこれと反対側の他方の面(裏面)とを貫通するように形成されている。これらの貫通孔42dは、リアショックマウント部材42の円環状の薄肉部42aを、より柔らかく構成させると共に、後述するとおりマイクケーブル45の一部を、上下に蛇行させて(貫通孔42dの表面と裏面とを縫うようにして)係止させるためにも利用される。
そして、接着剤20b,30dにより固定された前記マイクケーブル45は、リアショックマウント部材42の上下に沿って蛇行して、多少の緩みをもった状態でリアショックマウント部材42に取り付けられている。
したがって、マイクロホンケース30にたとえ衝撃が加わっても、図3および図6に示すように、マイクロホンユニット10への衝撃の伝達が効果的に緩和され、振動雑音の発生を抑制することができる。
この発明によると、ショックマウント部材の比較的大きな変形動作に追従して、マイクケーブル45も同様に変形できるので、マイクケーブルにストレスが加わるのを避けることができるなど、前記した発明の効果の欄に記載した作用効果を得ることができる。
11 第1エレメント
12 第2エレメント
13 ユニットケース
20 ユニット支持部
21 ドーム状カバー
22 回路基板
23 中継ロッド
30 マイクロホンケース
41 フロントショックマウント部材
41a 薄肉部
41b 円筒部
41c 円筒部
42 リアショックマウント部材
42a 薄肉部
42b 取り付け部
42c 円筒部
42d 貫通孔
43 円筒体
45 マイクケーブル
47 出力コネクタ
47a 端子ピン
50 フロントメッシュ
Claims (6)
- 音波を受けて電気信号を出力するマイクロホンユニットと、弾性素材により形成したショックマウント部材を介して前記マイクロホンユニットを内部に支持したマイクロホンケースと、前記マイクロホンユニット側からの電気信号を、前記マイクロホンケースに取り付けた出力コネクタに供給するマイクケーブルとを備えたマイクロホン装置であって、
前記マイクケーブルの一部が、前記ショックマウント部材に沿って、取り付けられていることを特徴とするマイクロホン装置。 - 前記マイクケーブルの一部が、偏平状に形成された前記ショックマウント部材の一方の面と他方の面との間を、一往復以上蛇行した状態で取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロホン装置。
- 前記マイクロホンユニットが、ユニット支持部の前端部に取り付けられ、前記ユニット支持部の軸方向の少なくとも前後二か所において、フロントショックマウント部材とリアショックマウント部材によって、前記マイクロホンユニットがユニット支持部と共に軸方向に揺動可能に前記マイクロホンケース内で支持され、前記出力コネクタに近いリアショックマウント部材に、前記マイクケーブルの一部が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロホン装置。
- 前記リアショックマウント部材は円環状に形成されて、周縁部が前記マイクロホンケースに取り付けられると共に、中央部において前記ユニット支持部を軸方向に揺動可能に支持し、かつリアショックマウント部材の前記円環状の面に沿って形成された複数個の貫通孔を利用して、前記マイクケーブルの一部が、偏平状に形成された前記ショックマウント部材の一方の面と他方の面との間を、一往復以上蛇行した状態で取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載のマイクロホン装置。
- 前記マイクロホンユニットとして、コンデンサマイクロホンユニットが用いられ、前記ユニット支持部におけるコンデンサマイクロホンユニットの直後に、当該コンデンサマイクロホンユニットの音声出力回路を含む回路基板が搭載され、前記マイクケーブルが前記回路基板と前記出力コネクタとの間に接続されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のマイクロホン装置。
- 前記マイクケーブルは、複数本の各信号線が束ねられた状態で、前記ショックマウント部材の一方の面と他方の面との間を、一往復以上蛇行した状態で取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロホン装置。
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