JP6514964B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Description
以下、第1実施形態として、空気調和機や熱源機に搭載される冷凍サイクル装置を例に説明する。
図1に示すように、圧縮機1の吐出口に四方弁2を介して利用側熱交換器3が配管接続され、その利用側熱交換器3に電動膨張弁(流量調整弁ともいう)4を介して熱源側熱交換器5が配管接続される。そして、熱源側熱交換器5が上記四方弁2およびアキュームレータ6を介して圧縮機1の吸込口に配管接続される。これら配管接続により、ヒートポンプ式の冷凍サイクルが構成される。
(1)熱源側熱交換器(蒸発器)5における冷媒の過熱度SH(=Ts−Te)に応じて電動膨張弁4の開度を制御する第1制御手段。
操作部51で運転開始操作があった場合(ステップS1のYES)、コントローラ50は、電動膨張弁4および流量調整弁11を所定の初期開度に設定し(ステップS2)、この状態で圧縮機1の運転を開始する(ステップS3)。そして、コントローラ50は、タイムカウントtを開始し(ステップS4)、そのタイムカウントtに一定時間t1とを比較する(ステップS5)。
圧縮機1の吐出冷媒温度Tdが設定値Td2以上に上昇した場合(ステップS9a)、コントローラ50は、二方弁12を開くとともに(ステップS9b)、流量調整弁11の開度をその吐出冷媒温度Tdに応じた開度に制御する(ステップS9c)。そして、コントローラ50は、液冷媒注入であることを表わす指標となるフラグf1を“1”セットし(ステップS9d)、ステップS9aの判定に戻る。
周囲温度Toが設定値To2以上に上昇した場合(ステップS11a)、コントローラ50は、二方弁21を開く(ステップS11b)。そして、コントローラ50は、ホットガスバイパス中であることの指標となるフラグf2を“1”セットし(ステップS11c)、ステップS11aの判定に戻る。
第2実施形態では、コントローラ50は、液インジェクション制御による液冷媒の注入に際し、圧縮機1の吐出冷媒温度Tdが設定値Td1未満に低下しないまま流量調整弁の開度が所定開度以上となった場合、吐出冷媒温度Tdが設定値Td1未満に低下するまで圧縮機1の能力(運転周波数F)を低減する。
他の構成および制御については第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
第3実施形態は、コントローラ50の液インジェクション制御が第1実施形態の場合と少し異なる。
コントローラ50は、圧縮機1の吐出冷媒温度Tdが設定値Td2以上に上昇した場合、二方弁12を開くとともに、吐出冷媒温度Tdの単位時間当たりの相対的な温度変化量ΔTdを求め、かつ基準設定値Tdxと吐出冷媒温度Tdとの絶対的な温度変化量TDを求め、これら温度変化量ΔTdおよび温度変化量TDとに基づいて流量調整弁11の開度を増減する。そして、コントローラ50は、吐出冷媒温度Tdが設定値Td1(<Td2)未満に低下した場合、二方弁12を閉じて流量調整弁11の開度を停止開度に設定する。
他の構成および制御については第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
第4実施形態では、図6に示すように、バイパス10において、流量調整弁11および二方弁12の位置と、逆止弁13の位置との間に、流通抵抗手段としてキャピラリチューブ14が配置される。
他の構成および制御については第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
第5実施形態では、図7に示すように、利用側熱交換器3と電動膨張弁4との間の配管に冷媒タンク60が配置され、この冷媒タンク60にバイパス10の一端が接続される。冷媒タンク60は、暖房運転時や加熱運転時、利用側熱交換器3から電動膨張弁4に流れる液冷媒(冷凍機油を含む)を貯え、貯えた液冷媒の一部または貯えた液冷媒に含まれる潤滑油をバイパス10に導く。
利用側熱交換器3とつながる配管61は、冷媒タンク60の上部を貫通して冷媒タンク60内の上下方向における略中間位置まで入り込んで開口する。電動膨張弁4とつながる配管62は、冷媒タンク60の上部を貫通して冷媒タンク60内の上下方向における略1/4ぐらいの位置まで入り込んで開口する。配管62の開口位置が配管61の開口位置よりも高いところに設定することにより、配管61から冷媒タンク60内に流入した液冷媒が配管62に容易に入り込まないようにしている。バイパス10の一端は、冷媒タンク60の底部を貫通して冷媒タンク60内に臨む。
他の構成および制御については第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
上記各実施形態では、温度センサ34の検知温度Tsと温度センサ32の検知温度Teとの差を熱源側熱交換器(蒸発器)5における冷媒の過熱度SH(=Ts−Te)として検出する構成としたが、圧力センサ35の検知圧力Psから飽和冷媒温度を算出し、算出した飽和冷媒温度と温度センサ32の検知温度Teとの差を過熱度SHとして検出してもよい。
圧力センサ35の配置位置はホットガスバイパス用のバイパス20の接続部より冷媒の流れ方向において上流側にあるので、圧力センサ35の検知圧力がバイパス20から流入するガス冷媒の温度や圧力の影響を受けることもない。
Claims (5)
- 圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を含む冷凍サイクルと、
前記凝縮器から流出する液冷媒の一部を前記圧縮機内に注入する第1バイパスと、
前記圧縮機から吐出される冷媒の一部を減圧して前記圧縮機の吸込側に戻す第2バイパスと、
前記第1バイパスに配置された流量調整弁および第1開閉弁と、
前記第1バイパスにおける前記流量調整弁および前記第1開閉弁の位置よりも冷媒の流れ方向において下流側の位置に配置された逆止弁と、
前記第2バイパスに配置された第2開閉弁および減圧手段と、
前記蒸発器における冷媒の過熱度が目標値となるように前記膨張弁の開度を制御し、前記圧縮機から吐出される冷媒の温度Tdが設定値Td2以上に上昇した場合に前記第1開閉弁を開くとともに前記流量調整弁の開度をその吐出冷媒温度Tdに応じた開度に制御し、その吐出冷媒温度Tdが設定値Td1(<Td2)未満に低下した場合に前記第1開閉弁を閉じて前記流量調整弁の開度を停止開度に設定し、前記蒸発器の周囲温度Toが設定値To1(<To2)未満に低下した場合に前記第2開閉弁を閉じる制御手段と、
を備えることを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 前記第1バイパスにおける前記流量調整弁および前記第1開閉弁の位置と前記逆止弁の位置との間に配置された流通抵抗手段、
をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。 - 前記制御手段は、
前記吐出冷媒温度Tdが前記設定値Td1未満に低下しないまま前記流量調整弁の開度が所定開度以上となった場合、前記吐出冷媒温度Tdが前記設定値Td1未満に低下するまで前記圧縮機の能力を低減する、
ことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。 - 前記制御手段は、
前記圧縮機から吐出される冷媒の温度Tdが前記設定値Td2以上に上昇した場合、前記第1開閉弁を開くとともに、吐出冷媒温度Tdの単位時間当たりの相対的な温度変化量ΔTdを求め、かつ基準設定値Tdxと吐出冷媒温度Tdとの絶対的な温度変化量TDを求め、これら温度変化量ΔTdおよび温度変化量TDとに基づいて前記流量調整弁の開度を増減する、
ことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。 - 前記凝縮器から前記膨張弁に流れる液冷媒を貯え、貯えた液冷媒の一部または貯えた液冷媒に含まれる潤滑油を前記第1バイパスに導く冷媒タンクと、
をさらに備え、
前記制御手段は、前記凝縮器から流出する冷媒の凝縮温度Tcが設定値Tc2以上に上昇した場合に前記圧縮機から吐出される冷媒の温度Tdにかかわらず前記第1開閉弁を開いて前記流量調整弁を所定開度に設定し、その凝縮温度Tcが設定値Tc1未満に低下した場合に前記第1開閉弁を閉じて前記流量調整弁を停止開度に設定する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
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