JPH07151395A - 冷凍サイクルにおけるインジェクション回路 - Google Patents

冷凍サイクルにおけるインジェクション回路

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Publication number
JPH07151395A
JPH07151395A JP29988893A JP29988893A JPH07151395A JP H07151395 A JPH07151395 A JP H07151395A JP 29988893 A JP29988893 A JP 29988893A JP 29988893 A JP29988893 A JP 29988893A JP H07151395 A JPH07151395 A JP H07151395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
injection
pressure
injection circuit
refrigerant
Prior art date
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Pending
Application number
JP29988893A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Kumagai
潔 熊谷
Tomoo Okada
伴雄 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
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Application filed by Saginomiya Seisakusho Inc filed Critical Saginomiya Seisakusho Inc
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は冷凍サイクルのインジェクション回
路において、インジェクションバルブを保護してその耐
久性を向上させるようにしたものである。 【構成】 冷凍サイクルにおける室外熱交換器Bの出口
側から圧縮機Aにかけてバイパス管Qによりインジェク
ション回路を設け、インジェクション回路において順次
にダイヤフラムを介してスーパヒート圧力と冷媒圧力を
対抗させたインジェクションバルブVと電磁開閉弁V3
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍サイクルにおいて圧
縮機の過熱を防止するためのインジェクション回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2において、圧縮機Aからの高圧冷媒
は室外熱交換器Bで液化し、電磁弁V 1 から温度式膨張
弁V2 を通過して室内熱交換器Dに流入し、ここで冷媒
はガス化して圧縮機Aに戻る。この際に室温が高くて室
内熱交換器Dの温度負荷が大きいと冷媒が過熱状態で圧
縮機Aに戻り、圧縮機Aの温度が高くなって冷凍機油の
酸化、モータの捲線の絶縁劣化、冷媒の熱分解等が発生
する。この対策として、室外熱交換器Bの出口より圧縮
機Aにバイパス管Qによるインジェクション回路を設
け、このバイパス管Qの中間部に電磁開閉弁V3 と高圧
のスーパヒートで制御する温度式制御弁としてのインジ
ェクションバルブVを設けて冷媒の流れを制御するもの
であり、インジェクションバルブVの感温筒Eを圧縮機
Aの吐出側配管に取り付けて圧縮機Aの吐出冷媒温度を
検出している。
【0003】図3はインジェクションバルブVの断面図
であり、弁本体aの一次口a1 と二次口a2 間の隔壁a
3 に弁口a4 が形成され、弁口a4 の二次口a2 側に形
成された弁座bにバネ受けc上のボール弁体dが接離し
て弁口a4 を開閉する。eは圧力設定スプリング、fは
調整バネ受けである。
【0004】弁本体aの上部には、下蓋gと上蓋h間に
周縁部を挟持してダイヤフラムiが設けられ、ダイヤフ
ラムiにより内側圧力室けj1 と外側圧力室j2 が区画
されている。ボール弁体dとダイヤフラムiの当金k間
には作動杆lが弁本体aの摺動孔a5 において移動自在
に設けられ、内側圧力室j1 には一次口a1 に連通する
均圧孔mが形成され、外側圧力室j2 には前記感温筒E
と接続されるキャピラリチューブnが接続される。
【0005】上記構成において、ダイヤフラムiの内側
においては一次口a1 側の冷媒圧力とスプリングeの設
定圧力が加わると共に、ダイヤフラムiの外側には圧縮
機Aの吐出側温度に応じた圧力が加わり、この内外圧力
差に基づいて弁体dが開閉動作する。インジェクション
回路を使用しない場合には電磁開閉弁V3 は閉じられて
おり、使用時において電磁開閉弁V3 を開く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記において、停止時
には電磁開閉弁V3 とインジェクションバルブV間が低
圧となっているため、インジェクション回路の使用時に
電磁開閉弁V3 を開いた瞬間に高圧の冷媒液がインジェ
クションバルブVの入口側に水撃として加わるので、ダ
イヤフラム部分に大きな負荷が急激に加わり、ダイヤフ
ラムの耐久性に影響を及ぼしている。
【0007】本発明は上記した点に着目し、インジェク
ション回路における電磁開閉弁の開閉動作がインジェク
ションバルブの寿命に影響しないように改良したもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、冷凍サイクルにおける室外熱交
換器の出口側から圧縮機にかけてバイパス管によりイン
ジェクション回路を設け、該インジェクション回路にお
いて順次にダイヤフラムを介してスーパヒート圧力と冷
媒圧力を対抗させたインジェクションバルブと電磁開閉
弁を設ける構成を採用した。
【0009】
【作用】インジェクション回路の電磁開閉弁は、上流の
インジェクションバルブで絞られた冷媒流を開閉する。
インジェクションバルブのダイヤフラムには常に高圧側
の静圧が加わり、水撃による衝撃波が加わることがな
い。
【0010】
【実施例】図1において、圧縮機Aからの高圧冷媒は室
外熱交換器Bで液化し、電磁弁V 1 から温度式膨張弁V
2 を通過して室内熱交換器Dに流入し、ここで冷媒はガ
ス化して圧縮機Aに戻る。
【0011】室外熱交換器Bの出口より圧縮機Aにバイ
パス管Qによるインジェクション回路が設けられ、バイ
パス管Qの中間部において、先ず、高圧のスーパヒート
で制御する温度式制御弁Vとしてのインジェクションバ
ルブV、次いで、電磁開閉弁V3 を設ける。
【0012】インジェクションバルブVは前記従来例で
述べた如くに、ダイヤフラムiを介してスーパヒート圧
力と冷媒圧力を対抗させる構造である。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記した如くに、冷凍サイクル
における室外熱交換器の出口側から圧縮機にかけてバイ
パス管によりインジェクション回路を設け、該インジェ
クション回路において順次にダイヤフラムを介してスー
パヒート圧力と冷媒圧力を対抗させたインジェクション
バルブと電磁開閉弁を設けるものであるから、電磁開閉
弁の開弁時に水撃が加わらず、又インジェクションバル
ブで予め絞られた冷媒流を電磁開閉弁で開閉するので、
急激な圧力変動がなくなり、インジェクションバルブに
加わる負荷も少なくなって、その耐久性を向上させるこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍サイクル図である。
【図2】従来の冷凍サイクル図である。
【図3】インジェクションバルブの断面図である。
【符号の説明】
Q バイパス管 V インジェクションバルブ V3 電磁開閉弁 i ダイヤフラム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルにおける室外熱交換器の出
    口側から圧縮機にかけてバイパス管によりインジェクシ
    ョン回路を設け、該インジェクション回路において順次
    にダイヤフラムを介してスーパヒート圧力と冷媒圧力を
    対抗させたインジェクションバルブと電磁開閉弁を設け
    て成ることを特徴とする冷凍サイクルにおけるインジェ
    クション回路。
JP29988893A 1993-11-30 1993-11-30 冷凍サイクルにおけるインジェクション回路 Pending JPH07151395A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016223741A (ja) * 2015-06-03 2016-12-28 東芝キヤリア株式会社 冷凍サイクル装置
CN112393469A (zh) * 2019-08-02 2021-02-23 青岛海尔空调电子有限公司 空调机组及其水锤消除控制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016223741A (ja) * 2015-06-03 2016-12-28 東芝キヤリア株式会社 冷凍サイクル装置
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Effective date: 20030318