JP3246344B2 - 航空機用冷却装置 - Google Patents
航空機用冷却装置Info
- Publication number
- JP3246344B2 JP3246344B2 JP21548696A JP21548696A JP3246344B2 JP 3246344 B2 JP3246344 B2 JP 3246344B2 JP 21548696 A JP21548696 A JP 21548696A JP 21548696 A JP21548696 A JP 21548696A JP 3246344 B2 JP3246344 B2 JP 3246344B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- pressure
- pressure side
- flow rate
- refrigeration cycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
る航空機用冷却装置に関し、例えば航空機における制御
機器を冷却するのに利用できる。
高々度等において運転する場合、その冷凍サイクルを構
成する高圧側熱交換器における冷媒を冷却する空気温度
が低くなる。そのため、その高圧熱交換器における冷媒
の温度と圧力が過度に低下し、その冷凍サイクルにおけ
る高圧側冷媒と低圧側冷媒との圧力差が小さくなり、そ
の冷凍サイクルを構成する膨張弁を通過する冷媒流量が
減少し、冷却能力が低下するという問題が生じる。
動アクチュエータにより駆動される開閉切り換え弁を設
け、その弁により通路を全開または全閉とすることで、
その冷却空気流量を制御していた。
の開閉切り換え弁を電動アクチュエータのみで駆動する
ため、その流量制御のために大きな電力エネルギーが必
要になり、効率が低下するという問題がある。
開または全閉の何れかにしか切り換えることができない
ため、切り換え時における冷媒温度の変化が大きくな
り、その冷凍サイクルを構成するコンプレッサーの負荷
変動が大きくなって装置に衝撃を与え、安定した運転が
できないという問題がある。
る冷却装置を提供することを目的とする。
置は、冷凍サイクルを構成する高圧側熱交換手段と低圧
側熱交換手段の少なくとも一方において、冷媒と熱交換
される空気の流量を制御する手段と、その冷凍サイクル
における高圧側冷媒圧力の検知用センサと、その流量制
御手段により制御される空気流量を、その高圧側冷媒圧
力に対応するセンサからの信号に応じて、その冷凍サイ
クルにおける高圧側冷媒と低圧側冷媒との圧力差により
変化させる手段とを備えることを特徴とする。その流量
制御手段により制御される空気流量を、高圧側冷媒圧力
に応じて、冷凍サイクルにおける高圧側冷媒と低圧側冷
媒との圧力差を利用して変化させることができるので、
その流量制御のためのエネルギーを低減して効率を向上
することができる。
制御手段により制御される空気流量を無段階に変化させ
ることができるのが好ましい。その高圧側熱交換手段に
おける冷媒と熱交換される空気流量を無段階に変化させ
ることで、その冷媒圧力を適切に制御して冷却能力の低
下を防止でき、しかも、その冷凍サイクルを構成するコ
ンプレッサーの負荷変動を小さくして安定した運転がで
きる。
施形態を説明する。
として用いられるものであって、冷凍サイクルを構成す
るため、高圧側熱交換手段であるコンデンサ2と、膨張
弁4と、低圧側熱交換手段であるエバポレータ5と、コ
ンプレッサー6とを備える。そのコンデンサ2に、冷媒
冷却用の空気を送るファン9と、そのエバポレータ7に
おいて冷媒により冷却される空調空気を送るファン10
とが設けられている。図中矢印は空気の流れ方向を示
す。
れる冷媒冷却用空気は、流量制御装置20により流量が
制御される。その流量制御装置20は、その冷媒冷却用
空気の通路21に配置される弁部材22と、この弁部材
22のアクチュエータ23とを有する。
3は、シリンダ31と、このシリンダ31内を第1冷媒
導入室31aと第2冷媒導入室31bとに区画するピス
トン32と、このピストン32に取り付けられるピスト
ンロッド33と、その第2冷媒導入室31bに内蔵され
るリターンスプリング34と、その第1冷媒導入室31
aを上記冷凍サイクルの高圧側冷媒流路に接続する高圧
側配管35と、その第1冷媒導入室31aと第2冷媒導
入室31bとを上記冷凍サイクルの低圧側冷媒流路に接
続する低圧側配管36と、その高圧側配管35を開閉す
る第1電磁バルブ37と、その低圧側配管36を開閉す
る第2電磁バルブ38とを有する。
38は、コンピュータにより構成される制御装置40に
接続される。その制御装置40に、そのコンデンサ2と
膨張弁4との間における高圧側冷媒圧力の検知用センサ
11が接続されている。
の信号に応じて第1電磁バルブ37と第2電磁バルブ3
8とを開閉制御することで、流量制御装置20により制
御される流体流量を、その冷凍サイクルにおける高圧側
冷媒と低圧側冷媒との圧力差により無段階に変化させる
ことができる。
サ2に送られる冷媒冷却用空気の温度が低くなり、高圧
側冷媒圧力が予め設定した第1設定値未満に低下する
と、その圧力に対応するセンサ11からの信号により制
御装置40は、第1電磁バルブ37により高圧側配管3
5を閉鎖し、第2電磁バルブ38により低圧側配管36
を開く。すると、アクチュエータ23の第1冷媒導入室
31aと第2冷媒導入室31bとは低圧側冷媒の流路に
接続されるので、ピストン32はリターンスプリング3
4の弾力により第1冷媒導入室31aの容積を小さくす
るように移動する。このピストン32と同行移動するピ
ストンロッド33により、弁部材22は冷媒冷却用空気
の通路21の開度を小さくするように変位する。これに
より、コンデンサ2に至る冷媒冷却用空気の流量が減少
するので、高圧側冷媒圧力が上昇する。その高圧側冷媒
圧力が第1設定値に達すると、その圧力に対応するセン
サ11からの信号により制御装置40は、第2電磁バル
ブ38により低圧側配管36を閉鎖する。すると、第1
冷媒導入室31aの内圧とリターンスプリング34の弾
力とが釣り合うことで、ピストン32が停止する。これ
により弁部材22も停止するので、冷媒冷却用空気の通
路21は、その高圧側冷媒圧力が第1設定値未満になる
のを防止できる開度に保持される。
高圧側冷媒圧力が予め設定した第2設定値を超えると、
その圧力に対応するセンサ11からの信号により制御装
置40は、第1電磁バルブ37により高圧側配管35を
開き、第2電磁バルブ38により低圧側配管36を閉鎖
する。すると、第1冷媒導入室31aは高圧側冷媒の流
路に接続され、第2冷媒導入室31bは低圧側冷媒の流
路に接続されるので、その高圧側冷媒圧力によりピスト
ン32は第2冷媒導入室31bの容積を小さくするよう
に移動する。このピストン32と同行移動するピストン
ロッド33により、弁部材22は冷媒冷却用空気の通路
21の開度を大きくするように変位する。これにより、
コンデンサ2に至る冷媒冷却用空気の流量が増加するの
で、高圧側冷媒圧力が低下する。その高圧側冷媒圧力が
第2設定値に達すると、その圧力に対応するセンサ11
からの信号により制御装置40は、第1電磁バルブ37
により高圧側配管35を閉鎖する。すると、第1冷媒導
入室31aの内圧とリターンスプリング34の弾力とが
釣り合うので、ピストン32が停止する。これにより弁
部材22も停止するので、冷媒冷却用空気の通路21
は、その高圧側冷媒圧力が第2設定値を超える値になる
のを防止できる開度に保持される。
り制御される空気流量を、高圧側冷媒圧力に応じて、冷
凍サイクルにおける高圧側冷媒と低圧側冷媒との圧力差
を利用して変化させることができるので、その流量制御
のためのエネルギーを低減して効率を向上することがで
きる。さらに、コンデンサ2における冷媒の冷却空気流
量を無段階に変化させることで、その冷媒圧力を適切に
制御して冷却能力の低下を防止でき、しかも、その冷凍
サイクルを構成するコンプレッサー6の負荷変動を小さ
くして装置1に衝撃が作用するのを防止できるので安定
した運転ができる。
い。例えば、第1、第2電磁バルブ37、38に代え
て、空気圧で配管35、36の開閉を行うバルブを用い
てもよい。また、エバポレータ5等の低圧側熱交換器に
おける冷媒と熱交換される空調空気流量を、上記実施形
態と同様に冷凍サイクルにおける高圧側冷媒と低圧側冷
媒との圧力差により無段階に変化させてもよく、例え
ば、その空調空気流量を外気温度が高い場合は多くな
り、低い場合は少なくなるように変化させる。
凍サイクルを構成する熱交換手段における冷媒と熱交換
される空気の流量を、余分なエネルギーを費やすことな
く変化させることで、効率を向上することができる。さ
らに、冬期や高々度等において冷却能力の低下を防止し
て安定した運転を行える。
図
Claims (1)
- 【請求項1】 冷凍サイクルを構成する高圧側熱交換手
段と低圧側熱交換手段の少なくとも一方において、冷媒
と熱交換される空気の流量を制御する手段と、 その冷凍サイクルにおける高圧側冷媒圧力の検知用セン
サと、 その流量制御手段により制御される空気流量を、その高
圧側冷媒圧力に対応するセンサからの信号に応じて、そ
の冷凍サイクルにおける高圧側冷媒と低圧側冷媒との圧
力差により変化させる手段とを備える航空機用冷却装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21548696A JP3246344B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 航空機用冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21548696A JP3246344B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 航空機用冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1047796A JPH1047796A (ja) | 1998-02-20 |
JP3246344B2 true JP3246344B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=16673189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21548696A Expired - Fee Related JP3246344B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 航空機用冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3246344B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE602005004310T2 (de) * | 2004-11-05 | 2009-01-02 | Arcelik Anonim Sirketi, Tuzla | Kühlvorrichtung und steuerverfahren |
JP5524571B2 (ja) * | 2009-10-28 | 2014-06-18 | 株式会社コロナ | ヒートポンプ装置 |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP21548696A patent/JP3246344B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1047796A (ja) | 1998-02-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5070707A (en) | Shockless system and hot gas valve for refrigeration and air conditioning | |
EP1571405B1 (en) | Control method for heat pumps | |
KR940020058A (ko) | 축열식 공기조화장치 및 제상방법 | |
US20060150667A1 (en) | Heat exchanger and air conditioner using the same | |
RU2347985C2 (ru) | Охлаждающее устройство | |
US4932221A (en) | Air-cooled cooling apparatus | |
CN107490090B (zh) | 空调器 | |
JPS6015215A (ja) | 車輌用空気調和装置 | |
JPH04295566A (ja) | エンジン駆動式空気調和機 | |
JP3246344B2 (ja) | 航空機用冷却装置 | |
JPH07120085A (ja) | 空気調和機 | |
US4538421A (en) | Refrigerating system | |
KR100423362B1 (ko) | 공기조화기 | |
JPH0534578B2 (ja) | ||
KR100219028B1 (ko) | 에어컨 | |
JP2003042585A (ja) | 空気調和機 | |
JPH085172A (ja) | 冷凍冷蔵庫の冷却装置 | |
JP2909934B2 (ja) | パルス管冷凍機 | |
KR100310361B1 (ko) | 냉난방겸용공조기기와그제어방법 | |
KR830002826B1 (ko) | 냉각 압축기의 용량 제어장치 | |
JPS63275865A (ja) | 二段式減圧弁 | |
JPH0268459A (ja) | 2段圧縮冷凍機 | |
JP2936881B2 (ja) | 冷蔵装置 | |
JPH05231736A (ja) | 冷凍サイクル | |
JPH05248722A (ja) | 多室形空気調和機の冷媒制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071102 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |