JP2016161235A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷凍サイクル内を循環する冷媒量を適正にコントロールして冷凍サイクルの運転効率を向上させとともに、コストを削減した冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】圧縮機23と第1熱交換器22と、第2熱交換器32とが冷媒管10を介して接続された冷凍サイクル装置1において、第1熱交換器を凝縮器として機能させる際に、第1熱交換器から流出する冷媒の出口温度を検知する第1温度センサ41と、第1熱交換器に供給される気流の温度を検知する第2温度センサ42による温度差に基づいて第1膨張弁25の開度を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明はレシーバタンクを備える冷凍サイクル装置に関する。
従来の冷凍サイクル装置が特許文献1に開示されている。この冷凍サイクル装置は空気調和機から成り、室内機及び室外機を備えている。室内機には室内熱交換器が配され、室外機には圧縮機及び室外熱交換器が配される。圧縮機、室外熱交換器、後述する膨張装置、室内熱交換器が冷媒管を介して順次接続されている。また、冷媒の流通方向を切り替える四方弁が設けられている。
膨張装置は第1膨張弁及び第2膨張弁を直列に接続して形成される。第1膨張弁と第2膨張弁との間には冷媒を貯溜するレシーバタンクが設けられる。レシーバタンクと室外熱交換器との間に第1膨張弁が配され、レシーバタンクと室内熱交換器との間に第2膨張弁が配される。
室外機には外気温を検知する外気温センサが設けられ、室内機には室内温度を検知する室温センサが設けられる。また、室外熱交換器の略中央部には内部を流通する冷媒の温度を検知する凝縮器中央温度検知手段が設けられる。室外熱交換器の冷媒の出口部には室外熱交換器から流出する冷媒の温度を検知する凝縮器出口温度検知手段が設けられる。
冷凍サイクル装置は四方弁の切り替えにより所定方向に冷媒が流通して冷房運転及び除霜運転が行われる。また、四方弁の切り替えにより冷房運転と逆方向に冷媒が流通して暖房運転が行われる。室外熱交換器は冷房運転時及び除霜運転時に凝縮器として機能し、暖房運転時に蒸発器として機能する。また、室内熱交換器は冷房運転時及び除霜運転時に蒸発器として機能し、暖房運転時に凝縮器として機能する。
冷凍サイクル装置は室内温度の設定温度、室温センサの検知温度及び外気温センサの検知温度に基づいて圧縮機の回転数及び膨張装置の絞り量が制御される。このとき、冷房運転時に凝縮器中央温度検知手段及び凝縮器出口温度検知手段の検知温度に基づいて第1膨張弁の開度が調整される。これにより、冷凍サイクル内を循環する冷媒量を適正にコントロールされる。
特開平10−89780号公報
上記従来の冷凍サイクル装置によると、冷凍サイクル内を循環する冷媒量を適正にコントロールするために凝縮器中央温度検知手段及び凝縮器出口温度検知手段を必要とする。このため、センサが多くなるため冷凍サイクル装置のコストが大きくなる問題があった。
また、暖房運転から除霜運転に移行する際に、暖房運転時に室内熱交換器で凝縮した液冷媒が逆方向に循環して圧縮機に流入する問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み、冷凍サイクル内を循環する冷媒量を適正にコントロールして冷凍サイクルの運転効率を向上させとともに、コストを削減した冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
また、本発明は上記問題点に鑑み、暖房運転から除霜運転への移行時に凝縮した液冷媒が圧縮機へ流入するのを低減することができる冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、圧縮機と、第1熱交換器と、第2熱交換器とが冷媒管を介して接続された冷凍サイクル装置において、第1熱交換器と第2熱交換器との間に配されて冷媒を貯溜するレシーバタンクと、第1熱交換器と前記レシーバタンクとの間に配される第1膨張弁と、第2熱交換器と前記レシーバタンクとの間に配される第2膨張弁と、第1熱交換器に熱交換を行う気流を供給する第1送風機と、凝縮器として機能する第1熱交換器から流出する冷媒の出口温度を検知する第1温度センサと、第1熱交換器に供給される気流の温度を検知する第2温度センサとを有し、第1熱交換器を凝縮器として機能させる際に、第1、2温度センサにより検知した温度差に基づいて第1膨張弁の開度を調整することを特徴としている。
また、本発明は上記構成の冷凍サイクル装置において、第2熱交換器に熱交換を行う気流を供給する第2送風機と、凝縮器として機能する第2熱交換器から流出する冷媒の出口温度を検知する第3温度センサと、第2熱交換器に供給される気流の温度を検知する第4温度センサとを有し、第2熱交換器を凝縮器として機能させる際に、第3、第4温度センサにより検知した温度差に基づいて第2膨張弁の開度を調整することを特徴としている。
また、上記目的を達成するために本発明は、圧縮機と、第1熱交換器と、第2熱交換器とが冷媒管を介して接続された冷凍サイクル装置において、第1熱交換器と第2熱交換器との間に配されて冷媒を貯溜するレシーバタンクと、第1熱交換器と前記レシーバタンクとの間に配される第1膨張弁と、第2熱交換器と前記レシーバタンクとの間に配される第2膨張弁とを備え、第2熱交換器を凝縮器として機能させる暖房運転と、前記暖房運転とは逆方向に冷媒を循環させて行う除霜運転とを有し、前記暖房運転から前記除霜運転への移行時に前記圧縮機を駆動して第2膨張弁を全開にする第1停止準備期間と、第1停止準備期間の後に前記圧縮機の駆動を停止した第1停止期間とを設け、第1停止期間で第1膨張弁を開弁した状態で第2膨張弁を全閉することを特徴としている。
また、本発明は上記構成の冷凍サイクル装置において、前記除霜運転から前記暖房運転への移行時に前記圧縮機を駆動して第1膨張弁を全開にする第2停止準備期間と、第2停止準備期間の後に前記圧縮機の駆動を停止した第2停止期間とを設け、第2停止期間で第2膨張弁を開弁した状態で第1膨張弁を全閉することを特徴としている。
本発明の冷凍サイクル装置によると、第1熱交換器を凝縮器として機能させる際に、第1熱交換器から流出する冷媒の出口温度を検知する第1温度センサと、第1熱交換器に供給される気流の温度を検知する第2温度センサにより検知した温度差に基づいて第1膨張弁の開度を調整する。これにより、冷凍サイクル内を循環する冷媒量を適正にコントロールして冷凍サイクルの運転効率を向上することができる。また、第1熱交換器を循環する冷媒の温度を検知するセンサを省略して冷凍サイクル装置のコストを削減することができる。
また、本発明の冷凍サイクル装置によると、第2熱交換器を凝縮器として機能させる暖房運転から除霜運転への移行時に第1停止準備期間と第1停止期間とを設けた。第1停止準備期間では圧縮機を駆動して第2膨張弁を全開にすることにより、第2熱交換器で凝縮した冷媒がレシーバタンクに貯溜される。また、第1停止期間では圧縮機の駆動を停止して第1膨張弁を開弁した状態で第2膨張弁を全閉することにより、レシーバタンクに貯溜された冷媒が第1熱交換器に放出される。このため、暖房運転から除霜運転に切り替えた際に第2熱交換器から液冷媒が圧縮機へ流入するのを低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る冷凍サイクル装置を示す図。 本発明の第1実施形態に係る冷凍サイクル装置のブロック図。 本発明の第1実施形態に係る圧縮機、第1膨張弁、第2膨張弁の動作を説明するタイムチャート。 本発明の第3実施形態に係る冷凍サイクル装置のブロック図。
<第1実施形態>
以下に本発明の実施形態を図面の参照にて説明する。図1は第1実施形態の冷凍サイクル装置1を示す図である。冷凍サイクル装置1は空気調和機から成り、室外機2と室内機3とを備えている。室外機2は第1送風機21、第1熱交換器22、圧縮機23、レシーバタンク24を備える。室内機3は第2送風機31、第2熱交換器32を備える。
また、圧縮機23、四方弁27、第1熱交換器22、レシーバタンク24、第2熱交換器32は順次、冷媒管10を介して接続されており、第1熱交換器22とレシーバタンク24との間には冷媒の流量を調整する第1膨張弁25が設けられている。また、第2熱交換器32とレシーバタンク24との間には冷媒の流量を調整する第2膨張弁26が設けられている。また、圧縮機23の吸込口側に気液分離器23aが設けられている。
圧縮機23は吸込んだ冷媒を圧縮し、高温・高圧の冷媒を吐出する。冷房運転時及び除湿運転時、第1熱交換器22は凝縮器として機能し、第2熱交換器32は蒸発器として機能する。このとき、第2熱交換器32の内部を流れる冷媒が室内空気と熱交換され、室内空気の熱が吸熱される。また、第1熱交換器22の内部を流れる冷媒が外気と熱交換され、冷媒の熱が放熱される。
一方、暖房運転時に、第1熱交換器22は蒸発器として機能し、第2熱交換器32は凝縮器として機能する。このとき、第2熱交換器32の内部を流れる冷媒が室内空気と熱交換され、冷媒の熱が放熱される。また、第1熱交換器22の内部を流れる冷媒が外気と熱交換され、外気の熱が吸熱される。
四方弁27は冷房運転と除霜運転と暖房運転とを切換える。暖房運転時の冷媒は冷房運転時及び除湿運転時とは逆方向に循環する。
レシーバタンク24は運転負荷が軽い場合等に余剰となる冷媒を貯溜する。気液分離器23aは液冷媒とガス冷媒とを分離し、ガス冷媒が圧縮機23に吸入される。第1送風機21は第1熱交換器22に気流を供給する。第2送風機31は第2熱交換器32に気流を供給する。
図2は冷凍サイクル装置1の構成を示すブロック図である。冷凍サイクル装置1は各部を制御する制御部40を備えている。制御部40には圧縮機23、第1送風機21、第2送風機31、第1膨張弁25、第2膨張弁26、四方弁27、第1温度センサ41、第2温度センサ42、第3温度センサ43、第4温度センサ44、第5温度センサ45、第6温度センサ46及び記憶部47が接続される。
第1温度センサ41は冷房運転時に第1熱交換器22から流出する冷媒の出口温度を検知する。第2温度センサ42は第1送風機21によって第1熱交換器22に供給される気流の温度(外気温)を検知する。第3温度センサ43は暖房運転時に第2熱交換器32から流出する冷媒の出口温度を検知する。第4温度センサ44は第2送風機31によって第2熱交換器32に供給される気流の温度(室内温度)を検知する。
第5温度センサ45は圧縮機23に流入する冷媒の温度を検知する。第6温度センサ46は圧縮機23から流出する冷媒の温度を検知する。
記憶部47はROM及びRAMから成り、冷凍サイクル装置1の複数の運転モードの制御プログラムを格納するとともに制御部40の演算結果を一時記憶する。また、記憶部47には後述する基準データのデータベースが記憶されている。
制御部40は圧縮機23、第1、2膨張弁25、26、第1、2送風ファン21、31、四方弁27を制御して冷凍サイクル装置1の冷房運転及び暖房運転を行う。
次に冷凍サイクル装置1の動作について具体的に説明する。冷房運転時及び除湿運転時に、圧縮機23で圧縮された高温・高圧の冷媒は第1熱交換器22に流入する。第1熱交換器22に流入した冷媒は第1送風機21によって第1熱交換器22に供給される気流との熱交換により凝縮する。
第1熱交換器22で凝縮された冷媒は第1膨張弁25及び第2膨張弁26から成る膨張装置で減圧される。この時、第1膨張弁25の開度に応じてレシーバタンク24に冷媒が貯溜される。
第2熱交換器32へ送出された冷媒は第2送風機31によって第2熱交換器32に供給される気流との熱交換により蒸発する。
第2熱交換器32から流出した冷媒は気液分離機23aで液冷媒が除去され、ガス冷媒が圧縮機23に吸入される。圧縮機23では冷媒を圧縮し、高温・高圧の冷媒が再び第1熱交換器22に吐出される。
この冷凍サイクルにおいて、冷房運転時の制御は使用者が設定した室内温度の設定温度と第2、4温度センサ42、44で検知される外気温と室温とに基づいて、圧縮機23の回転数と、第1膨張弁25及び第2膨張弁26から成る絞り量とを調整して行う。
このとき、第2膨張弁26は例えば全開され、第1温度センサ41で検知される温度Taと第2温度センサ42で検知される温度Tbとの温度差ΔT(=Ta−Tb)に基づいて第1膨張弁25の開度を調整する。
具体的には、第1熱交換器22の運転効率が最も良くなるように予め試験して求められた基準データを記憶部47から呼び出し、式(1)を満たす温度差ΔTとなるように第1膨張弁25の開度を調整する。
ΔT=R1・Q12+R2・Q1+R3+K1・・・(1)
なお、Q1は第1送風機21によって第1熱交換器22に供給される風量、K1は第1熱交換器22に供給される気流温度に基づく補正値、R1〜R3は圧縮機23の回転数による係数を示し、これらは実験により導き出されている。
なお、第1膨張弁25の開度を大きくするとレシーバタンク24に回収される冷媒量が増加して第1熱交換器22を通る冷媒が減少する。このため、第1温度センサ41の検知する温度Taが上昇し、温度差ΔTが大きくなる。また、第1膨張弁25の開度を小さくするとレシーバタンク24に回収される冷媒量が減少して第1熱交換器22を通る冷媒が増加する。このため、第1温度センサ41の検知する温度Taが低下し、温度差ΔTが小さくなる。
これにより、温度差ΔTが式(1)より高い場合、第1膨張弁25の開度を小さくし、低い場合、第1膨張弁25の開度を大きくする。したがって、第1膨張弁25の開度を調整することにより、冷凍サイクル内を循環する冷媒量を適正にコントロールして冷凍サイクルの運転効率を向上することができる。この運転制御において、第1熱交換器22を循環する冷媒の温度を検知するセンサを省略することができるため、冷凍サイクル装置1のコストを削減することができる。
一方、暖房運転時は、圧縮機23で圧縮されて高温・高圧の冷媒は第2熱交換器32に流入し、第2熱交換器32が凝縮器として機能する。このとき、冷房運転時とは逆方向に冷媒が循環している。
このため、暖房運転時に、第3温度センサ43と第4温度センサで検知される温度Tc、Tdの温度差ΔT(=Tc−Td)が式(1)を満たすように第2膨張弁26の開度を調整する。これにより、レシーバタンク24に貯溜される冷媒量を可変し、冷凍サイクル内を循環する冷媒量を適正にコントロールすることができる。
この運転制御において、第2熱交換器32を循環する冷媒の温度を検知するセンサを省略することができるため、冷凍サイクル装置1のコストを削減することができる。
次に、図3は暖房運転及び除霜運転の圧縮機23、第1膨張弁25、第2膨張弁26の動作を説明するタイムチャートである。同図において、(a)は圧縮機23の動作を示し、縦軸は回転数(単位:rpm)、横軸は時間である。(b)は第2膨張弁26の動作を示し、縦軸は開度(単位:step)、横軸は時間である。(c)は第1膨張弁25の動作を示し、縦軸は開度(単位:step)、横軸は時間である。尚、第1膨張弁25及び第2膨張弁26の開度は500stepの時に全開である。
冷媒サイクル装置1は暖房運転時に室外機2の第1熱交換器22が熱交換により冷却されて霜が付き、運転効率が低下する。このため、暖房運転を停止して除霜運転を行い第1熱交換器22の除霜を行う。
除湿運転は暖房運転時とは逆方向に冷媒を循環させ、第1熱交換器22に圧縮機23から圧縮した高温・高圧の冷媒を送出する。これにより、第1熱交換器が加熱されて除霜が行われる。
また、暖房運転期間S0から除霜運転期間S3へ移行する際に第1停止準備期間S1と第1停止期間S2が設けられている。また、除霜運転期間S3から暖房運転期間S0に移行する際に第2停止準備期間S4と第2停止期間S5が設けられている。
暖房運転期間S0では時間t1において第1停止準備期間S1を開始する。第1停止準備期間S1では圧縮機23を駆動して第2膨張弁26を全開にする(例えば、第1停止準備期間S1を1分20秒設ける)。これにより、第2熱交換器32で凝縮した冷媒がレシーバタンク24に貯溜される。
暖房運転期間S0及び第1停止準備期間S1は時間t2において圧縮機23の駆動を停止して暖房運転が終了し、第1停止期間S2が開始される。第1停止期間S2では圧縮機23の駆動を停止したまま第1膨張弁25を開弁した状態で第2膨張弁26を全閉する(例えば、時間t1から30秒間、第2膨張弁26を全閉する)。これにより、第1停止準備期間S1においてレシーバタンク24に貯溜された冷媒が第1熱交換器22に放出される。
第1停止期間S2は時間t3において終了し、除霜運転期間S3を開始する。なお、除霜運転期間S3を開始する前に第2膨張弁26を段階的に開いて冷凍サイクルの圧力バランスを整える(例えば、時間t3以前に30秒間、第2膨張弁26を開く)。
除霜運転期間S3では四方弁27を切り替えて圧縮機23が駆動され、冷媒が暖房運転期間S0とは逆方向に循環する。これにより、第1熱交換器22に高温・高圧の冷媒が圧縮機23から吐出され、第1熱交換器22が加熱されて除霜が行われる。
このとき、第1停止準備期間S1及び第1停止期間S2において第2熱交換器32内の液冷媒が減少しており、除霜運転期間S3の開始時に第2熱交換器32から圧縮機23への液冷媒の流入(液バック)を低減することができる。
除霜運転期間S3では時間t4において第2停止準備期間S4を開始する。第2停止準備期間S4では圧縮機23を駆動して第1膨張弁25を全開にする(例えば、第2停止準備期間S4を1分20秒設ける)。これにより、第1熱交換器22で凝縮した冷媒がレシーバタンク24に貯溜される。
除霜運転期間S3及び第2停止準備期間S4は時間t5において圧縮機23の駆動を停止して除霜運転が終了し、第2停止期間S5が開始される。第2停止期間S5では圧縮機23の駆動を停止したまま第2膨張弁26を開弁した状態で第1膨張弁25を全閉する(例えば、時間t5から30秒間、第1膨張弁25を全閉する)。これにより、第2停止準備期間S4においてレシーバタンク24に貯溜された冷媒が第2熱交換器32に放出される。
第2停止期間S5は時間t6において終了し、暖房運転期間S0が再開する。なお、暖房運転期間S0を開始する前に第1膨張弁25を段階的に開いて冷凍サイクルの圧力バランスを整える(例えば、時間t6以前に30秒間、第1膨張弁25を開く)。
暖房運転期間S0では四方弁27を切り替えて圧縮機23を駆動する。これにより、第2熱交換器32に高温・高圧の冷媒が圧縮機23から吐出される。このとき、第2停止準備期間S4及び第2停止期間S5において第1熱交換器22内の液冷媒が減少しており、暖房運転期間S0の開始時に第1熱交換器22から圧縮機23への液冷媒の流入(液バック)を低減することができる。
本実施形態によると、第1膨張弁25と第2膨張弁26との間にレシーバタンク24が配される。また、冷房運転時に第1熱交換器22から流出する冷媒の温度を検知する第1温度センサ41及び第1熱交換器22に供給される気流の温度を検知する第2温度センサ42が設けられる。そして、冷房運転時に第1温度センサ41で検知した温度Ta及び第2温度センサ42で検知した温度Tbに基づいて第1膨張弁25の開度が調整される。これにより、レシーバタンク24に貯溜される冷媒量が可変され、冷凍サイクル内を循環する冷媒量を適正にコントロールすることができる。
この時、第1温度センサ41の検知温度Taと、圧縮機23の制御等に用いられる第2温度センサ42の検知温度Tbとに基づいて第1膨張弁25の開度を調整するので、従来例のような第1熱交換器22の中間温度を検知するセンサを省くことができる。従って、冷凍サイクル装置1のコストを削減することができる。
また、暖房運転時に第2熱交換器32から流出する冷媒の出口温度を検知する第3温度センサ43と、第2熱交換器32に供給される気流の温度を検知する第4温度センサ44が設けられる。そして、暖房運転時に第3温度センサ43で検知した温度Tc及び第4温度センサ44で検知した温度Tdに基づいて第2膨張弁26の開度が調整される。これにより、レシーバタンク24に貯溜される冷媒量が可変され、冷凍サイクル内を循環する冷媒量を適正にコントロールすることができる。
この時、第3温度センサ43の検知温度Tcと、圧縮機23の制御等に用いられる第4温度センサ44の検知温度Tdとに基づいて第2膨張弁26の開度を調整するので、従来例のような第2熱交換器32の中間温度を検知するセンサを省くことができる。従って、冷凍サイクル装置1のコストを削減することができる。
また、第2熱交換器32を凝縮器として機能させる暖房運転から除霜運転への移行時に第1停止準備期間S1と第1停止期間S2とを設けた。第1停止準備期間S1では圧縮機23を駆動して第2膨張弁26を全開にすることにより、第2熱交換器32で凝縮した冷媒がレシーバタンク24に貯溜される。また、第1停止期間S2では圧縮機23の駆動を停止して第1膨張弁25を開弁した状態で第2膨張弁26を全閉することにより、レシーバタンク24に貯溜された冷媒が第1熱交換器22に放出される。このため、暖房運転から除霜運転に切り替えた際に第2熱交換器32から液冷媒が圧縮機23へ流入するのを低減することができる。
また、除霜運転から暖房運転への移行時に圧縮機23を駆動して第1膨張弁25を全開にする第2停止準備期間S4において第1熱交換器22で凝縮した冷媒がレシーバタンク24に貯溜される。また、第2停止準備期間S4の後に設けた第2停止期間S5において、圧縮機23の駆動を停止して第2膨張弁26を開弁した状態で第1膨張弁25を全閉する。これにより、レシーバタンク24に貯溜された冷媒が第2熱交換器32に放出される。このため、除霜運転から暖房運転に切り替えた際に第1熱交換器22から液冷媒が圧縮機23へ流入するのを低減することができる。
<第2実施形態>
第1実施形態と同様に冷房運転時に第1温度センサ41及び第2温度センサ42の検知温度の温度差ΔTに加え、第3温度センサ43及び第5温度センサ45の検知温度の温度差に基づいて第2膨張弁26の開度を調整してもよい。
これにより、冷房運転時に冷凍サイクル内を循環する冷媒量をより適正にコントロールすることができる。
また、暖房運転時に第3温度センサ43及び第4温度センサ44の検知温度の温度差ΔTに加え、第1温度センサ41及び第5温度センサ45の検知温度の温度差に基づいて第1膨張弁25の開度を調整してもよい。これにより、暖房運転時に冷凍サイクル内を循環する冷媒量をより適正にコントロールすることができる。従って、冷凍サイクル装置1の運転効率をより向上する。
<第3実施形態>
図4は第3実施形態に係る冷凍サイクル装置1のブロック図である。本実施形態は第1実施形態に対して第3温度センサ43(図2参照)が省かれている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
1 冷凍サイクル装置
2 室外機
3 室内機
10 冷媒管
21、31 第1、2送風機
22、32 第1、2熱交換器
23 圧縮機
23a 気液分離機
24 レシーバタンク
25、26 第1、2膨張弁
27 四方弁
40 制御部
41〜46 第1〜6温度センサ
47 記憶部

Claims (4)

  1. 圧縮機と、第1熱交換器と、第2熱交換器とが冷媒管を介して接続された冷凍サイクル装置において、
    第1熱交換器と第2熱交換器との間に配されて冷媒を貯溜するレシーバタンクと、第1熱交換器と前記レシーバタンクとの間に配される第1膨張弁と、第2熱交換器と前記レシーバタンクとの間に配される第2膨張弁と、第1熱交換器に熱交換を行う気流を供給する第1送風機と、凝縮器として機能する第1熱交換器から流出する冷媒の出口温度を検知する第1温度センサと、第1熱交換器に供給される気流の温度を検知する第2温度センサとを有し、
    第1熱交換器を凝縮器として機能させる際に、第1、2温度センサにより検知した温度差に基づいて第1膨張弁の開度を調整することを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 第2熱交換器に熱交換を行う気流を供給する第2送風機と、凝縮器として機能する第2熱交換器から流出する冷媒の出口温度を検知する第3温度センサと、第2熱交換器に供給される気流の温度を検知する第4温度センサとを有し、
    第2熱交換器を凝縮器として機能させる際に、第3、第4温度センサにより検知した温度差に基づいて第2膨張弁の開度を調整することを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 圧縮機と、第1熱交換器と、第2熱交換器とが冷媒管を介して接続された冷凍サイクル装置において、
    第1熱交換器と第2熱交換器との間に配されて冷媒を貯溜するレシーバタンクと、第1熱交換器と前記レシーバタンクとの間に配される第1膨張弁と、第2熱交換器と前記レシーバタンクとの間に配される第2膨張弁とを備え、
    第2熱交換器を凝縮器として機能させる暖房運転と、前記暖房運転とは逆方向に冷媒を循環させて行う除霜運転とを有し、
    前記暖房運転から前記除霜運転への移行時に前記圧縮機を駆動して第2膨張弁を全開にする第1停止準備期間と、第1停止準備期間の後に前記圧縮機の駆動を停止した第1停止期間とを設け、第1停止期間で第1膨張弁を開弁した状態で第2膨張弁を全閉することを特徴とする冷凍サイクル装置。
  4. 前記除霜運転から前記暖房運転への移行時に前記圧縮機を駆動して第1膨張弁を全開にする第2停止準備期間と、第2停止準備期間の後に前記圧縮機の駆動を停止した第2停止期間とを設け、第2停止期間で第2膨張弁を開弁した状態で第1膨張弁を全閉することを特徴とする請求項3に記載の冷凍サイクル装置。
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CN106440273A (zh) * 2016-09-29 2017-02-22 广东美的制冷设备有限公司 空调系统及其控制方法

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